JP2004151793A - 施設利用料金自動課金決済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場に円滑に入退場し、かつ課金先口座が利用に際して任意に設定できる自動課金を可能にする。
【解決手段】車両識別情報または利用者識別情報を無線通信により車外に通知する車載システム2、施設の駐車場入口に設置されて入場する車両に搭載された車載システム2と通信する入口装置8、駐車場内を含めて施設敷地内に設置されて車両識別情報または利用者識別情報と関連付けて処理を行う場内装置10a,10b,10c、施設の駐車場出口に設置されて出場する車両に搭載された車載システム2と通信する出口装置9、施設内の入口装置8,場内装置10a,10b,10c,出口装置9それぞれと接続する施設内統括装置、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、施設内自動料金課金決済システム、特に、駐車場入場時に自動的に車両から利用者を識別する情報を取り出し、この情報に基いて利用者が駐車場から退場するまでの施設内での有料サービスの課金を管理する施設内自動料金課金決済システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の駐車料金自動課金収受システムでは、駐車場の利用者が駐車場を私用で利用する場合と法人の業務で利用する場合を区別して料金決済のための口座を使い分けるための実現手段が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
利用者はこのために、個人用IDカードと法人用IDカードを持っていることとする。
【0003】
駐車場側では、利用者変換テーブルを保持している。このテーブルは、個々の利用者識別情報と、その利用者が駐車料金の支払い決済のために予め指定した金融機関のコードデータおよび口座番号データを1対1に対応させている。したがって、同じ利用者であっても個人カードと法人カードを使い分けることにより、識別情報により決済の口座を区別することができる。
【0004】
【特許文献1】
特許第3219373号明細書(第5頁、図4,6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の駐車料金自動課金収受システムは、課金先を個人と法人で使い分けるためには、カードを2枚用意して車載システムで差し替えなければならないという煩わしさがあった。駐車場入口で課金先を判断してカードを差し替えるような状況では、カードを探したりして入場に手間取ることもあり、駐車場入場待ちの車が渋滞を起す原因にもなる。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、駐車場に円滑に入退場し、かつ課金先口座が利用に際して任意に設定できる自動課金を可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る施設利用料金自動課金決済システムは、
利用主体識別情報を無線通信により車外に通知する車載システム。
施設の駐車場入口に設置されて入場する車両に搭載された前記車載システムと通信する入口装置、
駐車場内を含めて施設敷地内に設置されて利用主体識別情報と関連付けて処理を行う場内装置、
施設の駐車場出口に設置されて出場する車両に搭載された前記車載システムと通信する出口装置、
施設内の前記入口装置,前記場内装置,前記出口装置それぞれと接続する施設内統括装置、
を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1ないし図5について説明する。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1による施設利用料金自動課金決済システムを説明するための図であり、敷地内に駐車場を持つショッピングセンターの例である。図2は車両と施設に設置された路側機との間での通信を説明する図である。図3は利用者識別情報を法人用から個人用に変更するための手順を示すフローチャートである。図4は駐車場出口での処理手順を示すフローチャートである。図5は車両の退場に際して施設内統括装置が出口装置から車両からの識別情報通知を受けた時の処理手順を示すフローチャートである。
【0009】
図1および図2において、車両1には無線通信機能を持つ車載システム2が搭載されている。
路側機3および路車間通信が可能な覆域5を持つアンテナ4がショッピングセンター内部7の駐車場6に設けられている。また、駐車場6には入口装置8,出口装置9,車両用の場内装置10aが設けられている。
そして、場内装置としてのPOS端末10b,利用者用の場内装置10cおよび施設内統括装置11が設けられている。
【0010】
利用者が車両1を運転してショッピングセンター7で買い物をするために、敷地内にある駐車場6に車両1を駐車する場合を想定する。駐車場6は、駐車時間により駐車料金が利用者に課せられ、ショッピングセンター7で買い物をした場合には、金額に応じて利用者に駐車料金無料時間が付与されるものとする。
【0011】
車両1の入退場は、車載システム2と路側機3の間で無線通信により管理される。すなわち、車両1が路側機3に繋がるアンテナ4の覆域5に入ると、路側機3は無線により車載システム2に対して識別情報の通知要求を出す。これに応じて車載システム2は、利用主体識別情報としての車両識別情報または利用者識別情報を路側機3に通知する。
【0012】
車両識別情報は車両1あるいは車載システム2に固有の識別情報であり、車載システム2内部に保持される。利用者識別情報は利用者を特定するための識別情報であり、同じ車両1を利用しても利用者毎に識別することができる。利用者識別情報は、例えばICカードに書込まれている固有情報である。ICカードから利用者識別情報を読出して路側機3に通知するためには、車載システム2がICカードリーダを備えていて、挿入されたICカードから利用者識別情報を車載システム2が読み出す方式となる。
【0013】
施設利用料金自動課金決済システムを運営する側は、予め利用者と契約しておき、識別情報として車両識別情報または利用者識別情報の何れを利用するかを決めておくものとする。利用者契約時には、識別情報と同時に必要な契約者情報を記して申し込む。契約者情報には、決済用の金融機関口座情報が含まれる。申し込み情報は、施設内統括装置11のデータベースに保持しておき、車両識別情報または利用者識別情報から参照できるように管理する。
【0014】
車両1が駐車場6に入場する時、車載システム2は入口装置8からの要求に従い、識別情報Aを通知する。これにより、施設内統括装置11は、識別情報Aと入場時刻を記録する。
【0015】
入場時、利用者は車載システム2に法人用のICカードを挿入していたが、私用のために料金は個人への課金に変更したいとする。この場合、利用者は車両1を移動させて駐車場6内部に設置された路側機(車両用場内装置10a)と通信ができる場所で、利用者識別情報を法人用から個人用に変更する。このための手順例を図3に示す。
【0016】
まず、車載システム2は車両用場内装置10aからのID通知要求(S10)に応じ、入場時に通知した法人用識別情報のAを通知する(S11)。
次に、メニュー選択要求に応じ(S12)、利用者はICカードを法人用から個人用に差し換えてからID変更通知を選択すると、車載システム2は個人用ICカードから利用者識別情報Bを読取ってからこの情報を車両用場内装置10aに通知する(S13)。
車両用場内装置10aはID変更通知を受取ると、施設内統括装置11に情報を転送する。
施設内統括装置11は、車両1が入場時に記録した法人用の利用者識別情報Aを個人用の利用者識別情報Bに対応付けることができれば記録情報を置き換え、車両用場内装置10aから利用者に対して承認(S14)する。
【0017】
利用者は、駐車場6内に車両1を置いた後、ショッピングセンター7内で買い物を始める。
売り場で商品を購入すると、店員はPOS端末10bで売上処理をする。利用者の支払いは、現金やクレジットカード(ICカード)などの方法が考えられる。ICカードによる支払いの場合では、利用者の口座からの代金引落しの情報は、施設内統括装置11に記憶される。
ここで、駐車場6入場時あるいはその後変更した利用者識別情報が商品購入で利用したものと同じICカードから読み出されたものであれば、施設内統括装置11は駐車料金と商品購入代金を関連付けて記録する。
これにより、購入金額に応じて、駐車料金の無料時間を設定することなどの応用が可能である。
また、現金による購入であっても、利用者識別情報が書込まれているICカード、あるいは駐車券が発行される場合には駐車券を店員に提示することで、店員がPOS端末10bを操作することで駐車料金の割引を受けることができる。
【0018】
利用者は、自ら利用者用の場内装置10cを利用することでもサービスを受けることができる。例えば、利用者識別情報が書込まれているICカードを場内装置10cに読取らせることにより、施設内統括装置11にアクセスして現在の駐車料金を確認することができる。
入場時に駐車券が発行されていた場合には、駐車券を利用者用の場内装置10cに読取らせて施設内統括装置11にアクセスし、駐車券に記載されている識別情報を利用者識別情報と関連付けることができ、ICカードと同様に駐車料金が確認できる。
【0019】
なお、車両用場内装置10aの代わりに利用者用の場内装置10cを操作することにより、利用者識別情報を変更することもできる。手順は図3のフローチャートと同様である。
車両用場内装置10aでの動作は、利用者が車載システム2でメニュー操作して入力した情報が無線通信により車両用場内装置10aに伝えられていたが、利用者用の場内装置10cでは、利用者が直接場内装置10cでメニュー操作する。
【0020】
利用者は、ショッピングセンター7内での用事を済ませて駐車場6の車両1に戻り、駐車場6から退場する。駐車場6出口には出口装置9が設置されており、車載システム2との間で退場処理を行う。
【0021】
駐車場6出口での処理を図4のフローチャートで説明する。車載システム2は、出口装置9からID通知要求を受信すると(S20)、識別情報を通知する(S21)。この識別情報は、入場時に通知した識別情報(車両識別情報または利用者識別情報)または、場内装置10a,10cで変更した識別情報で、施設内統括装置11が承認済みのものでなければならない。
出口装置9は車載システム2から識別情報を受信すると、施設内統括装置11に通知し、有効か無効か判定する。有効であれば、出口装置9経由で車載システム2に対して駐車料金を通知するとともに出場を承認する(S22)。駐車料金は、出口装置9に表示するか、車載システム2に送信して車載システムが表示または音声出力するなどの方法で通知することが考えられる。
【0022】
車両1の退場に際して、施設内統括装置11が出口装置9から車両1からの識別情報通知を受けた時の処理を図5で説明する。
出口装置9から車両1から受信した識別情報が転送されてくると(S30)、施設内統括装置11はこの識別情報が現在施設内で利用中のものとして登録されているかどうかを確認する(S31)。識別情報が無効の場合は出口装置9に受信した識別情報が無効であることを通知する。識別情報が有効であると判断した場合は、施設内統括装置11は自ら管理する記憶領域からこの識別情報に対する入場時刻を読み出し(S33)、現時刻との比較で駐車時間を計算する(S34)。
次に、同じ識別情報に対する無料駐車時間を読出し(S35)、駐車時間と比較する(S36)。駐車時間>無料駐車時間の場合は、課金時間は駐車時間−無料駐車時間となる(S37)。それ以外の場合は、課金時間は0となる(S38)。駐車時間は課金時間に単位時間当りの料金を掛けることで算出する(S39)。算出した駐車料金は、出口装置9に通知する(S40)。
施設内統括装置11はさらに識別情報履歴のうち最終的なものを課金用として確定し、この識別情報に対してデータベースに登録されている金融機関の口座情報を読出し(S41)、駐車料金を課金する(S42)。金融機関に対する処理は、所定の日時に一括して行われる。
【0023】
以上のように、施設内統括装置11が施設内に設置された入口装置8,場内装置10,出口装置9を統一的に管理することにより、駐車のように車両1に対する課金と、車両外で受けたサービスに対する課金を一括して自動決済に持ち込むことができる。
また、駐車場6入場時に通知した車両情報または利用者識別情報は、入場後でも場内装置10から変更することができるので、利用者は駐車場6に躊躇なく入場することができ、入口付近での渋滞を防ぐことができる。また、車両外サービスでの課金に伴う駐車料金割引を、自動的に反映させることができる。
さらに、場内装置10から施設内統括装置11にアクセスすることで駐車料金を確認することもできる。
【0024】
また、入口装置8は、駐車券を発行するように構成され、かつ場内装置10a,10b,10cが、駐車券を読取る機能を有するように構成されている。
【0025】
そして、車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報に対応するサービス課金額,利用額に応じて付与されるポイントは、前記場内装置10a,10b,10cに表示される。
【0026】
この発明による実施の形態1によれば、
車両1内に設置され、車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報を無線通信により車外に通知する車載システム2、
施設の駐車場入口に設置されて入場する車両に搭載された前記車載システム2と通信し、車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報を受信する1箇所以上の入口装置8、
駐車場内を含めて施設敷地内に設置されて車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報と関連付けて処理を行う1箇所以上の場内装置10a,10b,10c、
施設の駐車場出口に設置されて出場する車両1に搭載された前記車載システム2と通信し、車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報を受信する1箇所以上の出口装置9、
施設内の前記入口装置8、前記場内装置10a,10b,10c、前記出口装置9それぞれと接続し、各装置8,9,10a,10b,10cで受信する車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報を互いに関連付けて記録することにより、利用者が施設内で受けたサービスの課金額を管理し、前記出口装置9が車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報を受信する段階でサービスの対価を精算して課金額を確定し、同一利用者による前記場内装置10a,10b,10cの操作履歴に応じて、車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報と関連付けられて予め登録されている課金先口座を確定し、決済に持ち込む施設内統括装置11、
を備えたので、
駐車場に円滑に入退場し、かつ課金先口座を利用に際して任意に設定できる自動課金が可能となる。
【0027】
また、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成において、前記場内装置10aは駐車場内に設置され、前記車載システム2との間で無線通信するようにしたので、駐車場に円滑に入退場し、かつ課金先口座を利用に際して任意に設定できる自動課金が可能となるとともに、駐車場内に設置された無線通信機能を持つ場内装置10aを利用することにより、車載システム2との間で無線通信し、入場時の車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報を別の利用主体識別情報に変更して課金する口座を切り替えることができる。
【0028】
また、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成において、前記場内装置10cは駐車場の外に設置されて、利用者が直接操作するようにしたので、駐車場外に設置された利用者用の場内装置10bを利用することにより、車両外でも駐車場入場時に通知した識別情報と対応付けてサービスの授受ができる。
【0029】
また、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成において、入口装置8は、駐車券を発行するように構成され、かつ場内装置10a,10b,10cが、駐車券を読取る機能を有するように構成されていて、施設内統括装置11は駐車券の発行時点で車載システム2から送信した車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報と駐車券情報とを対応付けるので、識別情報が書込まれたICカードなどの代わりに、駐車券を利用して場内装置10a,10b,10cを操作することができる。
【0030】
また、発明による実施の形態1によれば、入口装置8が受信した車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報は、利用者が場内装置10cを操作することにより別の利用主体識別情報に変更することができるので、利用者は駐車場へ躊躇無く入場でき、駐車場入口付近での渋滞を防ぐことができる。
【0031】
また、この発明による実施の形態1によれば、前項における構成において、車両識別情報または利用者識別情報に対応するサービス課金額,利用額に応じて付与されるポイントは、場内装置10a,10cに表示させるようにしたので、利用者はポイントに応じて割引額が計上される駐車料金などを確認することができる。
【0032】
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図6について説明する。
図6は、この発明を実施するための実施の形態2による施設利用料金自動課金決済システムを説明するための構成図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成および処理手順以外の内容については、先に説明した実施の形態1における構成および処理手順と同一の内容を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0033】
図6において、施設内統括装置11に接続された利用者用の場内装置10cには、ICカードリーダとPINパッドが一体化された端末装置12が設けられ、この端末装置12にICカード13が挿入される。
【0034】
この例は、利用者用の場内装置10cにおいてICカード13の読取りと利用者の本人認証のためにPIN(Personal_Identification_Number;暗証番号)を利用するものである。ICカード13の申込み段階で利用者がPINを申請することで、PINはICカード13に発行時から書込まれている。
【0035】
利用者がICカード13をICカードリーダ12に挿入し、PINを入力すると、PINは暗号化されて場内装置10cを経由して施設内統括装置11に送られる。施設内統括装置11は受取ったPINを組込んでPIN照合コマンドを発行し、ICカード13に対して送信する。PIN照合コマンドは、場内装置10cからICカードリーダ12を経由してICカード13に送られる。ICカード13は、このコマンドに対してPIN照合を実行する。PIN照合コマンドに組込まれているPINと、ICカード13発行時からICカード内に記憶してあるPINとを照合し、結果をICカードリーダ12から場内装置10cを経由して施設内統括装置11に送信する。PIN照合が成功であれば、施設内統括装置11はICカードリーダ12に挿入されたICカード13が正当な利用者のものであると判断する。
【0036】
次に、施設内統括装置11は、ICカードリーダ12がICカード13から読込んだ利用者識別情報を受信し、この利用者識別情報が当該施設の契約者であるか否かを登録情報と照合する。契約者であれば、データベース中に利用者識別情報が書込まれており、決済用の口座情報と対応付けられている。
【0037】
以上のように、場内装置10にICカードリーダとPINパッドが接続されているので、クレジット決済で必要となる本人認証のための手段を車両1で持たなくともよい。本人認証なしでのクレジット決済の場合は代金回収のリスクが大きくなるため、一般には施設側がクレジットカード会社に支払う手数料率が高くなる。したがって、本人認証があるほうが施設側にとっても負担を少なくすることができる。利用者に本人認証させるための運用方法は、駐車料金、施設内での有料サービスに対する課金などに対してクレジットの不正使用を防ぐために、退場までに場内装置10にて本人認証を義務付けることが考えられる。また、入場時に車載システム2から入口装置8に通知した車両識別情報または利用者識別情報を場内装置10で変更する場合は決済用口座の変更を伴うので、ICカード13を変更する段階で場内装置10に接続されるPINパッドからPIN入力することで、本人認証することができる。
【0038】
この発明による実施の形態2によれば、前記場内装置10a,10cはICカードリーダを含むようにしたので、車載システム2に利用したICカードを車外でも利用することができる。
【0039】
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図7について説明する。
図7は、この発明を実施するための実施の形態3による施設利用料金自動課金決済システムを説明するための構成図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成および処理手順以外の内容については、先に説明した実施の形態1における構成および処理手順と同一の内容を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0040】
図7において、施設内統括装置11に接続された利用者用の場内装置10cには、ICカードリーダとPINパッドが一体化された端末装置12が設けられ、この端末装置12にICカード13が挿入される。指紋読取り装置14が利用者用の場内装置10cと接続されている。
【0041】
この例は、利用者用の場内装置10cにおいてICカード13の読取りと利用者の本人認証のために指紋を利用するものである。
システム利用者の申込み段階で利用者が指紋情報を登録することで、指紋情報は利用者識別情報と関連付けて施設内統括装置11のデータベースに書込まれている。
【0042】
利用者がICカード13をICカードリーダ12に挿入し、指紋読取り装置14から指紋を入力すると、指紋情報はICカード13から読み出された利用者識別情報と共に場内装置10cを経由して施設内統括装置11に送られる。施設内統括装置11は、データベースに利用者識別情報が登録されているかを確認し、登録されているものであれば対応する指紋情報をデータベースから読出し、入力された指紋情報と照合する。照合に成功すれば、施設内統括装置11はICカードリーダ12に挿入されたICカード13が正当な利用者のものであると判断する。
【0043】
以上のように、場内装置10にICカードリーダ12と指紋読取り装置14が接続され、施設内統括装置11がデータベースに保持している登録情報と照合して本人認証するので、クレジット決済で必要となる本人認証のための手段を車両1で持たなくともよい。
【0044】
なお、上記実施の形態3では、指紋による本人認証について説明したが、その他の認証方法であってもよく、上記実施の形態3と同様の効果がある。
【0045】
この発明による実施の形態3によれば、前項の構成において、前記場内装置10a,10cには車両識別情報または利用者識別情報等の利用主体識別情報に対する本人認証入力手段を備えることにより、車両側に本人認証手段を組込むことなく、駐車料金、施設内での有料サービスに対する課金などに対してクレジットの不正使用を防ぐことができる。なお、本人認証なしでのクレジット決済では代金回収のリスクが大きくなるため、施設側がクレジットカード会社に支払う手数料率が高くなる。したがって、本人認証があるほうが施設側にとっても負担を少なくすることができる。
【0046】
以上のように、この発明による実施の形態によれば、施設内統括装置が施設内に設置された入口装置、場内装置、出口装置を統一的に管理することにより、駐車のように車両に対する課金と、車両外で受けたサービスに対する課金を一括して自動決済に持ち込むことができる。
【0047】
【発明の効果】
この発明によれば、駐車場に円滑に入退場し、かつ課金先口座を任意に設定できる自動課金が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施の形態1における施設利用料金自動課金決済システムを説明するための構成図である。
【図2】この発明による実施の形態1における車両と施設に設置された路側機との間での通信を説明する構成図である。
【図3】この発明による実施の形態1で利用者識別情報を変更する処理手順を示すフローチャートである。
【図4】この発明による実施の形態1で出口装置での車載システム側動作手順を示すフローチャートである。
【図5】この発明による実施の形態1で出口装置からの通信に応じた施設内統括装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】この発明による実施の形態2で利用者用場内装置にICカードリーダとPINパッドが接続されている構成図である。
【図7】この発明による実施の形態3で利用者用場内装置にICカードリーダと指紋読取り装置が接続されている構成図である。
【符号の説明】
1 車両、 2 車載システム、 6 駐車場、 8 入口装置、 9 出口装置、 10 場内装置、 11 施設内統括装置、 12 ICカードリーダ、13 ICカード。

Claims (8)

  1. 車両内に設置され、利用主体識別情報を無線通信により車外に通知する車載システム、
    施設の駐車場入口に設置されて入場する車両に搭載された前記車載システムと通信し、利用主体識別情報を受信する1箇所以上の入口装置、
    駐車場内を含めて施設敷地内に設置されて利用主体識別情報と関連付けて処理を行う1箇所以上の場内装置、
    施設の駐車場出口に設置されて出場する車両に搭載された前記車載システムと通信し、利用主体識別情報を受信する1箇所以上の出口装置、
    施設内の前記入口装置,前記場内装置,前記出口装置それぞれと接続し、各装置で受信する利用主体識別情報を互いに関連付けて記録することにより、利用者が施設内で受けたサービスの課金額を管理し、前記出口装置が利用主体識別情報を受信する段階でサービスの対価を精算して課金額を確定し、同一利用者による前記場内装置の操作履歴に応じて、利用主体識別情報と関連付けられて予め登録されている課金先口座を確定し、決済に持ち込む施設内統括装置、
    を備えた施設利用料金自動課金決済システム。
  2. 前記場内装置は駐車場内に設置され、前記車載システムとの間で無線通信することを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
  3. 前記場内装置は駐車場の外に設置されて、利用者が直接操作するものであることを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
  4. 前記場内装置はICカードリーダを含むことを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
  5. 前記入口装置が駐車券を発行し、かつ前記場内装置が駐車券を読取る機能を有することを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
  6. 前記入口装置が受信した利用主体識別情報は、利用者が場内装置を操作することにより別の利用主体識別情報に変更することができることを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
  7. 前記場内装置には利用主体識別情報に対する本人認証入力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
  8. 利用主体識別情報に対応するサービス課金額,利用額に応じて付与されるポイントは、前記場内装置に表示させることができることを特徴とする請求項1に記載の施設内自動料金課金決済システム。
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