JP2002245315A - 予約システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より簡単にかつ確実に商品の購入予約あるい
は面接予約を行う。 【解決手段】 情報表示処理部７は、特売品情報及び求
人情報を表示する。特売品の購入申込みをインターネッ
ト２を介して受け付けると、予約券発行処理部８は、選
択された特売品の在庫数量と購入希望数量とを比較し、
購入可能な数量であれば当該特売品の割引券兼予約券を
発行する。特売品情報管理部５は、特売品の在庫数量を
更新する。また、選択された求人情報に対して面接予約
をインターネット２を介して受け付けると、予約券発行
処理部８は面接予約券を発行し、求人情報管理部６は面
接予約状況を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、予約システム、特
に確実に商品が購入でき、また、面接できる予約システ
ムの提供、更には地域に根ざした予約システムの提供に
関する。

【０００２】

【従来の技術】ある居住地域におけるスーパーマーケッ
トの安売り情報セールや企業の求人情報を、その居住地
域に頒布される新聞の折込広告やタウン誌等で知らせる
ことは、一般的な手法である。住民は、折込広告に開示
された情報をみて、該当する店舗へ買い物に行ったり、
求職者であれば職を探したりする。

【０００３】折込広告が安売り情報の場合、折込広告を
安売り情報の伝達手段としてだけでなく割引券の頒布と
しても利用している。消費者は、折込広告に付けられた
割引券を該当する店舗へ持参することで割引対象商品を
割引価格で購入することができる。また、折込広告が求
人情報の場合、折込広告に記載された企業に対して電話
等で事前に連絡をして面接の予約を取り、指定日時に面
接を受けに行くことになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、折込広
告等に付けられる割引券は、不特定多数の住民に頒布さ
れるので住民が割引券を持参して店舗まで行ったとして
も売り切れなどにより目的とする商品が必ず購入できる
という保証はない。一方、商品販売業者側からしてみれ
ば、商品を購入できた住民には喜ばれる一方、店舗まで
足を運んだにもかかわらず品切れにより購入できなかっ
た者には、悪い印象を与えかねない。また、折込広告等
不特定の住民に割引券を発行するような方法では、割引
券を利用して商品を購入しようとする住民の数を把握す
ることは困難である。

【０００５】また、従来の求人方法では、企業に対して
電話等で事前に連絡をして面接の予約を取ることになる
が、求職者は希望する日時に面接の予約が取れるとは限
らない。つまり、人員を募集している企業は、面接が実
施可能な時間帯に求職者の面接時間を順番に当てはめて
いくが、その予約日時が求職者にとって都合の良くない
場合がある。このような場合、都合の良い面接日時を予
約するための電話による応答が相互に面倒である。

【０００６】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、より簡単にかつ確
実に商品の購入予約あるいは面接予約を行うことのでき
る予約システムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る予約システムは、販売個数が
限られている商品の在庫数を管理する在庫管理手段と、
前記在庫管理手段が管理する商品の在庫状況を、インタ
ーネットを介して接続されたユーザ端末に表示させる商
品情報表示処理手段と、ユーザからの購入申込みに応じ
て商品の販売予定数内で商品購入予約券を発行する予約
券発行手段とを有するものである。

【０００８】また、前記商品購入予約券を割引券と兼用
するものとする。

【０００９】また、商品販売業者と同じ地域に居住する
住民のみを会員として登録する会員登録処理手段を有
し、前記予約券発行手段は、会員からの購入申込みのみ
を受け付けることで予約受付を地域限定としたものであ
る。

【００１０】また、本発明に係る予約システムは、企業
からの求人情報を管理する求人情報管理手段と、前記求
人情報管理手段が管理する求人状況を、インターネット
を介して接続されたユーザ端末に表示させる求人情報表
示処理手段と、ユーザからの面接申込みに応じて該当す
る企業の面接予約券を発行する予約券発行手段とを有す
るものである。

【００１１】また、求人情報を出した企業と同じ地域に
居住する住民のみを会員として登録する会員登録処理手
段を有し、前記予約券発行手段は、会員からの面接申込
みのみを受け付けることで予約受付を地域限定としたも
のである。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。

【００１３】図１は、本発明に係る予約システムの一実
施の形態である地域内予約システムを示したブロック構
成図である。地域内予約システム１は、当該地域に居住
する住民に対して当該地域内の商店が販売する商品の安
売り情報及び当該地域内の企業の求人情報を提供し、ま
た、商品及び企業面接の予約券を発行する。地域内予約
システム１には、インターネット２を介してユーザが使
用する情報端末装置あるいはインターネット機能付き携
帯電話機（以下、「インターネット端末」と総称）３か
らアクセスすることができる。

【００１４】地域内予約システム１は、会員登録処理部
４、特売品情報管理部５、求人情報管理部６、情報表示
処理部７及び予約券発行処理部８を有している。地域内
予約システム１は、ウェブサーバにより実現可能であ
り、各構成要素４〜８は、ウェブサーバ上で動作するア
プリケーションにより各処理機能を発揮する。また、ウ
ェブサーバに接続された１又は複数台のディスク装置に
は、会員データベース（ＤＢ）９、特売品情報データベ
ース（ＤＢ）１０及び求人情報データベース（ＤＢ）１
１が格納されている。

【００１５】本実施の形態における地域内予約システム
１は、当該地域内に居住する住民に対してのみ予約券を
発行する。会員登録処理部４は、そのための会員登録を
行う。特売品情報管理部５は、当該地域内にある店舗か
ら割引価格での販売対象とする商品（以下、「特売
品」）に関する品名、割引後価格、販売予定数等の特売
品情報を受け付けて特売品情報データベース１０に登録
する。また、販売個数が限られている特売品の在庫数を
管理する。求人情報管理部６は、当該地域内にある企業
からの求人情報を受け付けて求人情報データベース１１
に登録する。また、各企業の面接予約管理を行う。情報
表示処理部７は、特売品情報データベース１０及び求人
情報データベース１１に登録された各情報をインターネ
ット端末３に表示させる。この表示するための処理機能
は、ウェブサーバが持つウェブ機能、インターネット端
末３が持つブラウザ機能により実現され、表示処理自体
は特徴でない。予約券発行処理部８は、住民からの要求
に応じて特売品購入申込みであれば予約券兼割引券を発
行し、面接申込みであれば面接予約券を発行する。より
厳密にいうと、ユーザ側に設置されたプリンタから予約
券を印字出力させるための予約情報（ＨＴＭＬ文書等）
をインターネット端末３へ送信し、ブラウザ機能により
その予約情報を印刷させることで予約券を発行させる。

【００１６】本システムが予約券を発行するためには、
対象とする特売品情報又は求人情報が該当するデータベ
ース１０，１１へ事前に登録されていなければならな
い。特売品情報には、特売品を提供する店舗名、特売品
の品名、価格、販売予定数、特売品として販売する期限
情報、情報提供日時などが含まれている。また、求人情
報には、企業の名称、住所、電話番号、外観（写真）等
企業に関する情報と、採用担当者、面接場所（地図）、
募集要項等の求人に関する情報が含まれている。

【００１７】本実施の形態において特徴的なことは、特
売品を購入するための割引券をインターネット２を介し
て発行するようにし、かつこの割引券を予約券と兼用す
るようにしたことである。これにより、割引券を入手で
きた消費者は、店舗に行けば特売品を確実に購入するこ
とができる。また、店舗側からしてみれば、特売品数量
分の割引券を発行することができる。また、企業面接を
インターネット２を介して予約できるようにしたことで
ある。これにより、求職者は、企業側と電話で話さなく
ても希望する時間帯で面接予約を取り付けることができ
る。

【００１８】次に、本実施の形態における予約券発行処
理を図２に示したフローチャートを用いて説明する。

【００１９】ユーザがインターネット端末３を使用して
地域内予約システム１へアクセスすると、情報表示処理
部７は、図３に示した本システムのメイン画面を表示す
る（ステップ１０１）。このメイン画面では、現在有効
な特売品情報及び求人情報が表示される。この画面を見
て割引券の発行又は面接の予約を希望する情報があれ
ば、対応する予約チェックボックス２１をチェックす
る。特売品の予約であれば、更に購入数量を該当する特
売品対応の購入数量入力フィールド２２から入力して該
当する割引券発行ボタン２３あるいは求人詳細ボタン２
４を選択すると、会員番号入力画面を表示し、ユーザに
会員番号を入力させて本システムの会員か否かのユーザ
認証を行う（ステップ１０３）。ステップ１０４におい
て、登録済のユーザであれば、後述するステップ１０７
以降の処理にすすむ。未登録のユーザの場合、あるいは
メイン画面のユーザ登録ボタン２５が選択されたとき、
会員登録処理部４は、図示しない会員登録画面をインタ
ーネット端末３に表示させる。この会員登録画面には、
登録を希望する者の住所、氏名、電話番号等を入力させ
るフィールドが設けられている。ここで、ユーザにより
入力された住所が地域内予約システム１の利用が認めら
れた地域に含まれない場合には、当該ユーザの登録を許
可しない（ステップ１０５）。一方、入力された住所が
地域内予約システム１の利用が認められた地域内であれ
ば、会員登録処理部４は、入力された情報を会員データ
ベース９に登録する（ステップ１０６）。

【００２０】ステップ１０７において、会員によりメイ
ン画面から割引券発行ボタン２３が選択された場合、情
報表示処理部７は、ユーザ認証後にメイン画面で選択さ
れた特売品に関する情報を特売品情報管理部５を介して
取得した購入券発行画面を表示させる（ステップ１０
８）。図４にこの購入券発行画面の例を示しているが、
この画面には、選択された特売品の品名、価格、購入数
量に加えて当該特売品の在庫数、すなわち当該特売品の
販売予定数のうち割引券未発行数分の数量と割引券が有
効な販売期限が表示される。ここで、会員が割引券発行
ボタン２６を選択することで特売品の購入を申し込むと
（ステップ１０９）、予約券発行処理部８は、選択され
た特売品の在庫数と希望する購入数量とにより購入可能
か否かの判断をして、購入可能な数量であれば当該特売
品の割引券兼予約券を発行する（ステップ１１０）。す
なわち、前述したように、予約券発行処理部８は、当該
特売品の予約情報を該当するインターネット端末３へ送
信する。インターネット端末３では、送られてきた予約
情報を接続したプリンタ（図示せず）から印刷すること
になる。その後、特売品情報管理部５は、予約券発行確
認後に特売品情報データベース１０にて管理している当
該特売品の在庫数量を更新する（ステップ１１１）。

【００２１】発行された割引券には、購入対象とする特
売品、特売品を販売する店舗、会員であることを示す会
員番号やバーコードが印字されており、これを店舗に持
参することで当該特売品を購入することができる。この
ように、本実施の形態によれば、販売予定数分の割引券
しか発行しないようにしたので、会員は、割引券を入手
すれば所望の特売品を確実に購入することができる。

【００２２】一方、ステップ１０７において、会員によ
りメイン画面から求人詳細ボタン２４が選択された場
合、情報表示処理部７は、ユーザ認証後にメイン画面で
選択された求人情報を求人情報管理部６を介して取得し
た求人詳細情報表示画面を表示させる（ステップ１１
２）。図５にこの求人詳細情報表示画面の例を示してい
るが、この画面には、求人情報を提供した記号に関する
情報、求人に関する情報が表示される。ここで、会員が
面接予約ボタン２７を選択することで（ステップ１１
３）、面接予約受付画面を表示させる。図６にこの面接
予約受付画面の例を示しているが、この画面には、面接
可能な時間帯が表示され、会員はその時間帯から所望す
る日時を指定することができる。そして、会員が予約券
発行ボタン２８を選択することで面接を申し込むと（ス
テップ１１４）、予約券発行処理部８は、該当する求人
情報に対する予約券を発行する（ステップ１１５）。す
なわち、前述したように、予約券発行処理部８は、当該
求人情報の予約情報を該当するインターネット端末３へ
送信する。インターネット端末３では、送られてきた予
約情報を接続したプリンタ（図示せず）から印刷するこ
とになる。その後、求人情報管理部６は、予約券発行確
認後に求人情報データベース１１にて管理している当該
面接予約状況を更新する（ステップ１１６）。なお、求
人情報データベース１１の面接予約状況は、該当する企
業からアクセス可能とするか、あるいは地域内予約シス
テム１から該当する企業へ通知することで、当該企業
は、面接が予約されたことを知ることができる。

【００２３】発行された予約券には、面接受付番号、面
接企業、面接日時、会員であることを示す会員番号やバ
ーコードが印字されており、これを企業に持参すること
で求職者であることを確認できる。このように、本実施
の形態によれば、インターネット２を介して面接予約を
可能としたことで、煩わしい電話での応対をせずに予約
を取ることができる。企業側からしてみれば、求職者が
地域内に居住する住民であることを事前に把握すること
ができる。

【００２４】本実施の形態によれば、以上のようにユー
ザフレンドリな予約システムを提供することができる。
また、インターネットを介して情報を提供するので紙資
源の節約にもつながる。

【００２５】なお、本実施の形態が提供する情報は、地
域に限定せずに誰でも参照できるようにしたが、予約券
の発行先は、店舗と同じ地域に居住する住民に限定し
た。発行した割引券兼予約券は、店舗まで持参してはじ
めて利用できるからである。この点で一般的なオンライ
ンショッピングやクーポン券発行システムとは異なる。
しかしながら、このような地域制限を外すことは可能で
ある。面接予約に関しても同様である。

【００２６】

【発明の効果】本発明によれば、販売予定数分の予約券
しか発行しないようにしたので、ユーザは、予約券を入
手できれば所望の商品を確実に購入することができる。

【００２７】また、予約券が割引券と兼用されていれ
ば、ユーザは、割引価格で所望の商品を確実に購入する
ことができる。一方、商品を提供する店舗側からしてみ
れば、販売数量が限られている商品の在庫管理をするこ
とができるため、割引券を持参したのにもかかわらず商
品が提供できないという事態を招くおそれがない。

【００２８】また、インターネットを介して面接予約を
行うことができるので、煩わしい電話での応対などをせ
ずに面接の予約をすることができる。

【００２９】また、予約券の発行先を地域限定とするこ
とができるので、地域に根ざしたシステムを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係る予約システムの一実施の形態で
ある地域内予約システムを示したブロック構成図であ
る。

【図２】 本実施の形態における予約券発行処理を示し
たフローチャートである。

【図３】 本実施の形態におけるメイン画面の表示例を
示した図である。

【図４】 本実施の形態における特売品の購入券発行画
面の表示例を示した図である。

【図５】 本実施の形態における求人詳細情報表示画面
の例を示した図である。

【図６】 本実施の形態における面接予約受付画面の表
示例を示した図である。

【符号の説明】

１ 地域内予約システム、２ インターネット、３ イ
ンターネット端末、４会員登録処理部、５ 特売品情報
管理部、６ 求人情報管理部、７ 情報表示処理部、８
予約券発行処理部、９ 会員データベース（ＤＢ）、
１０ 特売品情報データベース（ＤＢ）、１１ 求人情
報データベース（ＤＢ）、２１ 予約チェックボック
ス、２２ 購入数量入力フィールド、２３，２６ 割引
券発行ボタン、２４ 求人詳細ボタン、２５ ユーザ登
録ボタン、２７ 面接予約ボタン、２８ 予約券発行ボ
タン。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 販売個数が限られている商品の在庫数を
   管理する在庫管理手段と、 前記在庫管理手段が管理する商品の在庫状況を、インタ
   ーネットを介して接続されたユーザ端末に表示させる商
   品情報表示処理手段と、 ユーザからの購入申込みに応じて商品の販売予定数内で
   商品購入予約券を発行する予約券発行手段と、 を有することを特徴とする予約システム。
2. 【請求項２】 前記商品購入予約券を割引券と兼用する
   ことを特徴とする請求項１記載の予約システム。
3. 【請求項３】 商品販売業者と同じ地域に居住する住民
   のみを会員として登録する会員登録処理手段を有し、 前記予約券発行手段は、会員からの購入申込みのみを受
   け付けることで予約受付を地域限定としたことを特徴と
   する請求項１記載の予約システム。
4. 【請求項４】 企業からの求人情報を管理する求人情報
   管理手段と、 前記求人情報管理手段が管理する求人状況を、インター
   ネットを介して接続されたユーザ端末に表示させる求人
   情報表示処理手段と、 ユーザからの面接申込みに応じて該当する企業の面接予
   約券を発行する予約券発行手段と、 を有することを特徴とする予約システム。
5. 【請求項５】 求人情報を出した企業と同じ地域に居住
   する住民のみを会員として登録する会員登録処理手段を
   有し、 前記予約券発行手段は、会員からの面接申込みのみを受
   け付けることで予約受付を地域限定としたことを特徴と
   する請求項４記載の予約システム。