JP2001243377A - コンピュータ化された商業取引を遂行する方法及びシステム - Google Patents

コンピュータ化された商業取引を遂行する方法及びシステム

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JP2001243377A
JP2001243377A JP2000056378A JP2000056378A JP2001243377A JP 2001243377 A JP2001243377 A JP 2001243377A JP 2000056378 A JP2000056378 A JP 2000056378A JP 2000056378 A JP2000056378 A JP 2000056378A JP 2001243377 A JP2001243377 A JP 2001243377A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売の促進と販売数の予測を同時に行うこと
が可能なクーポン情報管理システムを提供する。 【解決手段】 売主側システムに商品のデータベースを
記憶し、買い手側端末から購入希望要求が前記売主側シ
ステムへ送信され、売主側システムがこれに応答して買
い手側端末からの購入要求が受諾されることによって、
コンピュータ化された商業取引を遂行する方法が示され
ている。ここでは、買い手側端末は、購入要求の他に、
購入予定の表明を行うことができ、売主側システムで
は、購入予定表明に対応し、その購入予定に基づいて行
われる購入要求に対する販売価格を、対応する購入予定
表明が行われない購入要求に対する販売価格よりも低く
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、ネットワ
ーク化されたコンピュータシステムを用いて商業取引を
電子的に遂行する方法及びシステムに係る。特に、本発
明は、通信ネットワーク上の広告を利用したクーポン情
報管理方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子形態の通信、電信、電話、無線、テ
レビ及び最近のデジタルネットワークの出現に伴い、デ
ジタルコンピュータシステムを用いて商業取引を電子的
に遂行することが可能になった。
【0003】例えば、インターネットのようなネットワ
ーク上で仮想的な商店街を形成し、この仮想的な商店街
に設けられた店舗においてオンラインでショッピングを
行えるようにした電子ショッピングシステムが実用化さ
れている。このような電子ショッピングシステムにおい
て、ネットワークを介して電子的に商品に関する情報を
消費者ユーザに提供するための各商品にユニークな商品
番号を付与することにより、商品を一意に定めることを
実現している。そして、どの商品を消費者ユーザが注文
したかは、商品に付けられたこの商品番号をもとに管理
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、各商品の販売予測を過去の販売情報からのみ
行っていたため、在庫調整という点からすれば、売り手
と買い手の双方向の通信の利点が生かされていなかっ
た。
【0005】従って、本発明の目的は、販売の促進と販
売数の予測を同時に行うことが可能なコンピュータ化さ
れた商業取引を遂行する方法及びシステムを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
売主側システムに商品のデータベースを記憶し、買い手
側端末から購入希望要求が前記売主側システムへ送信さ
れ、前記売主側システムがこれに応答して前記買い手側
端末からの前記購入要求が受諾されることによって、コ
ンピュータ化された商業取引を遂行する方法であって、
前記買い手側端末は、前記購入要求の他に、購入予定の
表明を行うことができ、前記売主側システムでは、前記
購入予定表明に対応し、その購入予定に基づいて行われ
る購入要求に対する販売価格を、対応する購入予定表明
が行われない購入要求に対する販売価格よりも低く設定
することを特徴とするコンピュータ化された商業取引を
遂行する方法を提供する。
【0007】本発明(請求項2)は、上記請求項1にお
いて、前記購入予定表明は、購入予定日を指定して行わ
れることを特徴とするコンピュータ化された商業取引を
遂行する方法を提供する。
【0008】本発明(請求項3)は、上記請求項1にお
いて、前記売主側システムでは、前記購入予定表明に対
応し、その購入予定日に行われる購入要求に対する販売
価格を、その購入予定日に行われない購入要求に対する
販売価格よりも低く設定することを特徴とするコンピュ
ータ化された商業取引を遂行する方法を提供する。
【0009】本発明(請求項4)は、売主側システムに
商品のデータベースを記憶し、買い手側端末から購入希
望要求が前記売主側システムへ送信され、前記売主側シ
ステムがこれに応答して前記買い手側端末からの前記購
入要求が受諾されることによって、コンピュータ化され
た商業取引を遂行するシステムであって、前記買い手側
端末は、前記購入要求の他に、購入予定の表明を行うこ
とができ、前記売主側システムでは、前記購入予定表明
に対応し、その購入予定に基づいて行われる購入要求に
対する販売価格を、対応する購入予定表明が行われない
購入要求に対する販売価格よりも低く設定することを特
徴とするコンピュータ化された商業取引を遂行するシス
テムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施形態の説明を
する前に、以下の説明で使用する字句等の意味を説明す
る。
【0011】本願の中での「小売店」とは、「通信ネッ
トワーク上の広告を利用したクーポン情報管理システ
ム」(以下、クーポン情報管理システムと省略する)に
クーポン付き広告を記載する小売業者のことをいう。こ
こで、小売業の業種は全般をあらわし、特定の業種をさ
すものではない。「小売店」の例として、スーパーマー
ケット等が該当する。
【0012】次に、「会員」とは、「小売店」が発行す
る会員IDを所有する消費者のことをいう。ここで、会員
IDとは、会員を識別する為の、一意の番号のことであ
る。「会員」の例として、スーパーマーケットが発行し
た会員ID付きのカードを所持し、スーパーマーケットに
買い物に来る主婦等が該当する。
【0013】最後に、「クーポン」とは、「会員」が
「小売店」で商品を購入した場合に、商品の販売価格か
ら一定金額を割り引いた価格で商品を購入することがで
きる権利のことをいう。また、商品購入時に販売価格か
ら割り引かれる金額を、「クーポン金額」という。
【0014】本発明のクーポン情報管理システムとは、
「小売店」が「会員」にクーポンを付与する、或いは、
「会員」が「クーポン」を使用し割り引き価格で商品を
購入する等の行為に使用するシステムである。
【0015】以下、本発明における一実施形態について
図面を参照して説明をする。
【0016】図1は、本実施形態の構成を示すブロック
図である。この図において、符号NETはインターネッ
ト回線網である。また、符号71は小売店サーバーで
あり、小売店が使用するサーバーのことである。小売店
サーバー71は、符号74 のLAN(local
area network)、経路制御装置、公衆回線
を経由してインターネットNETに接続されている。
【0017】符号72、72、…、は、小売店端末
であり、小売店が使用する端末のことである。また、符
号73、73、…、は、レジスターであり、商品の
決済を行う機器のことである。小売店サーバー71
及び、小売店端末72、72、…、及び、レジスタ
ー73、73、…、は、LAN74を介し相互に
接続されている。
【0018】符号70、70、70、…、は会員
端末であり、会員が使用する端末のことである。会員端
末70、70、70、…、は公衆回線を経由して
インターネットNETに接続される。
【0019】ここで、会員端末70、70、7
、…、及び、小売店端末72、72、…、は、
それぞれCRT等の表示部と共に、キーボード、マウス
等の入力部を有する。また、インターネットを閲覧する
為のWWW(World Wide Web)ブラウザ
を有する。
【0020】次に、小売店サーバー71の詳細構成に
ついて説明する。図2は、小売店サーバー71の構成
を示すブロック図である。この図において、符号80
は、WWWサーバーであり、インターネットNETを介
して会員端末70、70、70、…、からHTT
P(HyperText Transfer Prot
ocol)により、処理の要求を受付け、対応する処理
を行い、インターネットNETを介して、処理の結果を
端末に返信する。また、WWWサーバー80は、LA
N74を介して小売店端末72、72、…、及
び、レジスター73、73、…、からHTTPによ
り、処理の要求を受付け、対応する処理を行い、LAN
74を介して、処理の結果を端末に返信する。
【0021】符号81は、データベースサーバーであ
り、WWWサーバー80からSQL(Structu
red Query Langage)により、処理の
要求を受付け、対応する記憶手段への読み書きを行い、
処理の結果をWWWサーバー80に返信する。
【0022】符号82〜88はいずれも記憶手段で
あり、それぞれ以下のファイルが格納、記憶されてい
る。
【0023】まず、記憶手段82には、メインプログ
ラムが記憶されている。かかるメインプログラムは、W
WWサーバー80において用いられるものであり、例
えば、会員端末70、70、70、…、のWWWブ
ラウザにクーポン付き広告画面を表示させるプログラ
ム、小売店端末72、72、…、のWWWブラウザに
会員ID登録画面、商品登録画面、広告登録画面、販売予
測情報画面を表示させるプログラム等から構成される。
なお、これらの動作については、いずれも後述する。
【0024】次に、記憶手段83には、画像ファイル
が記憶されている。かかる画像ファイルは、WWWサー
バー80において用いられるものであり、例えば、会
員カードに印刷する小売店のロゴマークの画像、クーポ
ン付き広告画面等に表示する商品の画像、同じくクーポ
ン付き広告画面等に表示するアイコンの画像等から構成
される。なお、これらの画像は、いずれもビットマップ
形式である。
【0025】次に、記憶手段84〜88であるが、
これらの記憶手段は、データベースサーバー81によ
り、レコード単位に、読み込み、又は、書き込みが行わ
れるものである。
【0026】まず、記憶手段84には、管理マスター
が記憶されている。かかる管理マスターは、小売店の担
当者の情報を管理する為のものである。この管理マスタ
ー84には、管理ID、パスワード等が格納されてい
る。小売店の担当者が小売店端末72、72、…、
を使用し、クーポン情報管理システムのクーポン情報管
理ページを閲覧する時に、管理マスター84の情報が
使用され認証のチェックが行われる。管理マスター84
のレコードは、管理ID毎に作成されるものである。
【0027】次に、記憶手段85には、会員マスター
が記憶されている。かかる会員マスターは、会員の情報
を管理する為のものである。この会員マスター85
は、会員ID、パスワード等が格納されている。会員が会
員端末70、70、70 、…、を使用し、クーポ
ン情報管理システムのクーポン付き広告ページを閲覧す
る時に、会員マスター85の情報が使用され認証のチ
ェックが行われる。会員マスター85のレコードは、
会員ID毎に作成されるものである。
【0028】次に、記憶手段86には、商品マスター
が記憶されている。かかる商品マスターは、クーポン付
き広告に記載する商品の情報を管理する為のものであ
る。この商品マスター86には、JANコード、商品
名、販売価格、商品画像ファイル名、コメント、外税内
税区分等が格納されている。この内、商品画像ファイル
名とは、クーポン付き広告に記載する商品の写真のこと
で、画像ファイル83に格納されたビットマップファ
イルのファイル名のことである。商品マスター86
レコードは、JANコード毎に作成されるものである。
このJANコードとは、商品についているJAN商品メ
ーカーコードのことである。
【0029】次に、記憶手段87には、広告テーブル
が記憶されている。かかる広告テーブルは、クーポン付
き広告を構成する為の情報を管理する為のものである。
この広告テーブル87には、クーポンID、掲載日、
特売日、JANコード、クーポン金額等が格納されてい
る。この内、掲載日とは、インターネットNET上にク
ーポン付き広告が掲載される日付のことであり、特売日
とは、クーポン付き広告に記載された金額で商品が販売
される日付のことである。また、JANコードとは、ク
ーポン付き広告に記載される商品のJAN商品メーカー
コードのことである。クーポン情報管理システムでは、
この広告テーブル87を使用して、どのクーポン付き
広告をインターネットNETに掲載するべきか、掲載さ
れたクーポン付き広告の特売日はいつか、クーポン付き
広告に記載する商品は何か、その商品の割り引き金額は
幾らか、等を判断する。なお、広告テーブル87のク
ーポンIDとは、クーポンを識別する為の、一意の番号
のことである。これは、広告テーブル87へレコード
を格納する時に、WWWサーバー80によって自動で
付加される。
【0030】広告テーブル87のレコードは、クーポ
ンID毎に作成されるものである。このことは、クーポ
ン付き広告に記載される全ての商品に、クーポンIDが
割り振られることを意味する。
【0031】次に、記憶手段88には、クーポンテー
ブルが記憶されている。かかるクーポンテーブルは、会
員が取得、或いは、使用したクーポンの枚数を管理する
為のものである。このクーポンテーブル88には、会
員ID、クーポンID、クーポン枚数、クーポン使用済
み枚数が格納されている。この内、クーポン枚数とは、
会員が取得したクーポンの枚数のことであり、クーポン
使用済み枚数とは、会員が使用したクーポンの枚数のこ
とである。
【0032】クーポンテーブル88のレコードは、会
員IDとクーポンID毎に作成されるものである。
【0033】次に、本実施形態の動作について説明す
る。ここで、会員がクーポン情報管理システムを利用す
る為の端末として、会員端末70、70、70
…、があるが、説明便宜上、小売店サーバー71に会
員端末70が接続されたとして、以下の説明を行う。
また、小売店の担当者がクーポン情報管理システムを利
用する為の端末として、小売店端末72、72
…、があるが、これも、説明便宜上、小売店サーバー7
に小売店端末72が接続されたとして、以下の説
明を行う。同じ理由により、小売店サーバー71にレ
ジスター73が接続されたとして、以下の説明を行
う。
【0034】また、クーポン情報管理システムを利用す
るに辺り、管理マスター84への管理IDとパスワー
ドの登録は、クーポン情報管理システムの導入時に、S
QL等を使用し登録されていることとする。
【0035】また、クーポン付き広告に記載する商品の
写真である商品画像ファイルは、クーポン付き広告を作
成する前に、画像ファイル83に格納されていること
とする。
【0036】また、本実施形態では説明を容易にする為
に、小売業の業種としてスーパーマーケットを仮定して
説明をする。
【0037】さて、WWWサーバー80に会員端末7
が接続されると、WWWサーバー80はメインプ
ログラム82から、対応するプログラムを起動し、会
員端末70のWWWブラウザにクーポン情報管理シス
テムの画面を表示する。図3は、会員端末70がクー
ポン情報管理システムを利用する場合の動作を示すフロ
チャートである。
【0038】また、WWWサーバー80に小売店端末
72が接続されると、WWWサーバー80はメイン
プログラム82から、対応するプログラムを起動し、
小売店端末72のWWWブラウザにクーポン情報管理
システムの画面を表示する。図4〜図6は、小売店端末
72がクーポン情報管理システムを利用する場合の動
作を示すフロチャートである。
【0039】更に、WWWサーバー80にレジスター
73が接続されると、WWWサーバー80はメイン
プログラム82から、対応するプログラムを起動し、
レジスター73にクーポン金額を送信する。図7は、
レジスター73がクーポン情報管理システムを利用す
る場合の動作を示すフロチャートである。
【0040】クーポン情報管理システムは、クーポン付
き広告を作成する小売店と、クーポン付き広告を閲覧す
る会員の、両者がいて成り立つシステムである。その
為、小売店はクーポン情報管理システムを利用するに辺
り、会員IDを発行し、会員を募集しなければならな
い。
【0041】そこで、まず最初に、小売店が会員IDを
新規に登録する、「会員ID登録」の過程を説明する。
小売店端末72の操作者が小売店担当者であることと
する。
【0042】まず、小売店端末72の操作者は小売店
端末72のWWWブラウザに、小売店サーバー71
のクーポン情報管理ページのURL(Uniform
Resource Locator)を入力する。
【0043】それにより、WWWサーバー80は、図
8に示すような、パスワード入力画面を小売店端末72
に送信し、小売店端末72に図8の画面が表示され
る。これが、図4のステップSa1にあたる。
【0044】このパスワード入力画面において、符号M
Cはマウスカーソルを表す。なお、マウスカーソルMC
はパスワード入力画面だけに表示されるものではなく、
小売店端末72、及び、会員端末70の全ての画面
において表示され、所定の場所をクリックすることによ
り、種々の操作を行えるようになっている。
【0045】また、符号10Aは、WWWブラウザのU
RLを入力する入力ボックスである。先程の操作では、
この入力ボックス10Aにクーポン情報管理ページのU
RLを入力することで、図8のパスワード入力画面が小
売店端末72に表示されたことになる。
【0046】また、WWWブラウザの画面内に、クーポ
ン情報管理システムの画面が収まらない場合は、符号1
1U、及び、符号12DをマウスカーソルMCでクリッ
クすることにより、WWWブラウザに表示されているク
ーポン情報管理システムの画面が上下にスクロールす
る。
【0047】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを入力ボックス13の表示領域に
位置させてクリックした後、入力部に管理用のIDを入
力する。この後、同様に小売店端末72の操作者は、
マウスカーソルMCを入力ボックス14の表示領域に
位置させてクリックした後、入力部に管理用のパスワー
ドを入力する。
【0048】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン15
表示領域に位置させてクリックする。
【0049】この操作により、ステップSa1で入力し
た管理IDとパスワードが、WWWサーバー80に送
信され、次のステップSa2へ処理は進む。
【0050】ステップSa2において、WWWサーバー
80は、管理IDとパスワードを受信すると、管理者
認証を行うべく、データベースサーバー81にSQL
を発行し、管理マスター84に、同一の管理IDとパ
スワードのレコードが存在するかチェックを行う。
【0051】管理マスター84に同一のレコードが存
在しない場合、手順はステップSa3に進み、WWWサ
ーバー80は図8に示すような、パスワード入力画面
に「管理IDかパスワードが不正です」のメッセージを
付加した画面を小売店端末72に送信する。
【0052】それにより、小売店端末72に「管理I
Dかパスワードが不正です」のメッセージの画面が表示
され、手順はステップSa1に戻る。
【0053】一方、管理マスター84に同一のレコー
ドが存在した場合、次のステップSa4へ処理は進む。
【0054】ステップSa4において、WWWサーバー
80は、図9に示すような、管理メニュー画面を小売
店端末72に送信し、小売店端末72に図9の画面
が表示される。
【0055】この管理メニュー画面は、「会員ID登
録」、「商品登録・変更・削除」、「広告登録・変更・
削除」、「販売予測情報」のいずれの処理を行うか選択
を行う画面である。
【0056】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCをボタン16の表示領域に位置さ
せてクリックする。
【0057】この操作により、「会員ID登録」処理を
行うべく、次のステップSa5へ処理は進む。
【0058】ステップSa5において、WWWサーバー
80は、図10に示すような、会員ID登録画面を小
売店端末72に送信し、小売店端末72に図10の
画面が表示される。
【0059】この会員ID登録画面は、会員IDの登録
を行う画面である。
【0060】この画面において、入力ボックス17
新規登録会員数は、新たに会員登録を行う人数を表す。
【0061】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを入力ボックス17の表示領域に
位置させてクリックした後、入力部に会員登録を行う人
数を入力する。
【0062】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン18
表示領域に位置させてクリックする。
【0063】この操作により、ステップSa5で入力し
た新規登録会員数が、WWWサーバー80に送信さ
れ、次のステップSa6へ処理は進む。
【0064】ステップSa6において、WWWサーバー
80は、新規登録会員数を受信すると、データベース
サーバー81にSQLを発行し、会員IDとパスワー
ドを1レコードとして、ステップSa5で入力した新規
登録会員数分のレコードを会員マスター85に格納す
る。
【0065】この会員IDの値は、会員マスター85
の会員IDの内、最大値を持つ会員IDの次の番号を、
WWWサーバー80がレコードの格納時に指定する。
但し、会員マスター85にレコードが存在しない場合
は、会員IDとして1を指定する。例えば、会員マスタ
ー85に格納された会員IDの最大値が100で、新
規登録会員数が3の場合、新たに、101、102、1
03の3つの会員IDが登録される。
【0066】また、会員マスター85に格納するパス
ワードは、WWWサーバー80が乱数を使用して会員
ID毎に適当な値を作成し、レコードの格納時に指定す
る。
【0067】その後、WWWサーバー80は、図11
に示すような、会員カード画面を小売店端末72に送
信し、小売店端末72に図11の画面が表示される。
この会員カード画面は、会員カードの作成を行う画面で
ある。
【0068】この画面において、ビットマップ19
19は小売店名、小売店の電話番号等、小売店の情報
を表す。なお、ビットマップ19〜19のビットマ
ップファイルは画像ファイル83に記憶されている。
【0069】ラベル20〜20の会員IDは、新規
登録が行われた会員IDを表す。
【0070】ラベル21〜21のパスワードは、対
応する会員IDのパスワードを表す。また、ビットマッ
プ22〜22のバーコードは、対応するパスワード
をバーコードで表したものである。
【0071】この処理が終了次第、次のステップSa7
へ処理は進む。
【0072】ステップSa7において、小売店端末72
の操作者は、WWWブラウザの印刷機能を使用し、会
員カード画面を印刷し、会員ID毎に印刷結果を切り離
すことで、図12のような会員カードを作成する。
【0073】会員カードは、小売店の消費者に対して店
頭等で配布され、消費者がクーポン情報管理システムを
利用する為に用いられる。以上で会員IDの登録から会
員カードの配布までについて説明を行った。
【0074】次に、会員が閲覧するクーポン付き広告
を、いかにして作成するかについて説明をする。
【0075】本実施形態における広告の作成は、「商品
登録」、「商品変更」、「商品削除」、「広告登録」、
「広告変更」、「広告削除」の6機能からなる。
【0076】この内、「商品登録」、「商品変更」、
「商品削除」は、クーポン付き広告に記載する商品の情
報を登録、変更、削除する為に使用する。
【0077】また、「広告登録」、「広告変更」、「広
告削除」はクーポン付き広告を登録、変更、削除する為
に使用する。
【0078】まず、商品の情報を新規に登録する「商品
登録」の過程を説明する。小売店端末72の操作者が
小売店担当者であることとする。
【0079】なお、図4のステップSa4の処理(管理
メニュー画面)までの過程は、会員ID登録時と同様で
あるので、かかる過程の説明については省略する。
【0080】この場合、小売店端末72の操作者は、
図4に示したステップSa4の管理メニュー画面(図9
参照)において、「商品登録・変更・削除」の処理を選
択すべく、マウスカーソルMCをボタン16の表示領
域に位置させてクリックする。
【0081】この操作により、次のステップSa9へ処
理は進む。
【0082】ステップSa9において、WWWサーバー
80は、図13に示すような、商品管理メニュー画面
を小売店端末72に送信し、小売店端末72に図1
3の画面が表示される。
【0083】この商品管理メニュー画面は、クーポン付
き広告に記載する商品の「登録・変更」、「削除」のい
ずれの処理を行うか選択を行う画面である。
【0084】この画面において、チェックボックス23
〜23は、商品の「登録・変更」、「削除」の中の
いずれの操作を行うかを表す。
【0085】また、入力ボックス24のJANコード
は、「登録・変更」、「削除」の処理を行う商品のJA
N商品メーカーコードを表す。
【0086】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを入力ボックス24の表示領域に
位置させてクリックした後、入力部に新規登録を行う商
品のJAN商品メーカーコードを入力する。
【0087】その後、小売店端末72の操作者は、マ
ウスカーソルMCでチェックボックス23をクリック
する。
【0088】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン25
表示領域に位置させてクリックする。
【0089】この操作により、「登録・変更」処理を行
うべく、ステップSa9で入力したJANコードが、W
WWサーバー80に送信され、次のステップSa10
へ処理は進む。
【0090】ステップSa10において、WWWサーバ
ー80は、JANコードを受信すると、データベース
サーバー81にSQLを発行し、商品マスター86
に、同一のJANコードのレコードが存在するかチェッ
クを行う。既に商品マスター86に、同一のJANコ
ードのレコードが存在した場合、WWWサーバー80
は、変更処理として処理を継続し、ステップSa13へ
処理は進む。ステップSa13以降の変更処理について
は後述を参照のこと。
【0091】一方、商品マスター86に、同一のJA
Nコードのレコードが存在しない場合は、新規登録の処
理としてステップSa11へ処理は進む。
【0092】ステップSa11において、WWWサーバ
ー80は、図14に示すような、商品登録画面を小売
店端末72に送信し、小売店端末72に図14の画
面が表示される。
【0093】この商品登録画面は、クーポン付き広告に
記載する商品の登録を行う画面である。
【0094】この画面において、ラベル26のJAN
コードは、ステップSa9で入力したJAN商品メーカ
ーコードであり、新規に登録する商品のJAN商品メー
カーコードを表す。
【0095】入力ボックス27の商品名は、クーポン
付き広告に記載する商品名を表す。
【0096】入力ボックス28の販売価格は、クーポ
ン付き広告に記載する商品の販売価格を表す。ここでい
う販売価格とは、商品の定価のことではなく消費者に販
売する時の商品の価格である。例えば、スーパーマーケ
ット等の小売店の場合、特売日等に関わらず定価より値
引きをして販売することは良くあることであるが、定価
が100円の商品を通常98円で販売していた場合は、
98円を販売価格として入力ボックス28に入力する
ことになる。
【0097】入力ボックス29の商品画像ファイル名
は、広告に記載する商品のビットマップファイル名を表
す。このビットマップファイルは画像ファイル83
記憶されている。
【0098】入力ボックス30のコメントは、広告に
記載する商品の特徴を表す。例えば、「牛肉100%使
用」、とか、「ウール10%、綿90%」等である。
【0099】チェックボックス31〜31の外税内
税区分は、入力ボックス28の販売価格に消費税が含
まれているか否かを表す。
【0100】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを入力ボックス27の表示領域に
位置させてクリックした後、入力部に商品名を入力す
る。
【0101】同様に、マウスカーソルMCを入力ボック
ス28〜30の表示領域に位置させてクリックし、
入力ボックス28〜30の入力部に販売価格、商品
画像ファイル名、コメント等を入力する。また、マウス
カーソルMCでチェックボックス31〜31のどち
らかをクリックし、商品の販売価格が外税であるか内税
であるかを入力する。
【0102】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン33
表示領域に位置させてクリックする。
【0103】この操作により、ステップSa9で入力し
たJANコード、及び、ステップSa11で入力した商
品名、販売価格、商品画像ファイル名、コメント、外税
内税区分等が、WWWサーバー80に送信され、次の
ステップSa12へ処理は進む。
【0104】ステップSa12において、WWWサーバ
ー80は、商品の情報を受信すると、データベースサ
ーバー81にSQLを発行し、JANコード、商品
名、販売価格、商品画像ファイル名、コメント、外税内
税区分等を1レコードとして商品マスター86に格納
する。この処理により1つの商品の情報が商品マスター
86に格納される。
【0105】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、商品が正しく登録されたことを表わすメッセージ
を小売店端末72に送信し、小売店端末72の操作
者に告知する。
【0106】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示
に戻す。
【0107】このようにして、クーポン付き広告に記載
する商品の登録が、商品マスター86に行われる。
【0108】何らかの理由で1度登録した商品の情報を
変更する場合、小売店端末72の操作者は、「商品変
更」を行うことで、商品名、販売価格、商品画像ファイ
ル名、コメント、外税内税区分等の商品の情報を変更す
ることができる。
【0109】次に、商品の情報を変更する「商品変更」
の過程を説明する。小売店端末72 の操作者が小売店
担当者であることとする。
【0110】なお、図5のステップSa10の処理まで
の過程は、商品登録時と同様であるので、かかる過程の
説明については省略する。
【0111】ステップSa13において、WWWサーバ
ー80は、掲載日が当日のクーポン付き広告にステッ
プSa9で入力したJANコードの商品が記載されてい
るかチェックを行う。
【0112】WWWサーバー80は、データベースサ
ーバー81にSQLを発行し、広告テーブル87
特売日の値が当日の日付と一致し、且つ、広告テーブル
87 のJANコードの値がステップSa9で入力した
JANコードと一致するレコードを、広告テーブル87
から抽出する。広告テーブル87に上記のレコード
が存在した場合は、クーポン付き広告に記載されている
商品であると判断し、商品の情報を変更することは、掲
載が行われているクーポン付き広告に影響を及ぼし、会
員に対し混乱を招くことになると考えられることから、
手順はステップSa21に進み、WWWサーバー80
は図13に示すような、商品管理メニュー画面に「商品
は広告に記載されています」のメッセージを付加した画
面を小売店端末72に送信する。
【0113】それにより、小売店端末72の画面に
「商品は広告に記載されています」のメッセージが表示
され、手順はステップSa4に戻る。
【0114】一方、広告テーブル87に、上記の条件
に一致するレコードが存在しない場合は、ステップSa
14へ処理は進む。
【0115】ステップSa14において、WWWサーバ
ー80は、商品名等の商品の情報を得る為に、データ
ベースサーバー81にSQLを発行し、商品マスター
86 のJANコードの値がステップSa9で入力した
JANコードと一致するレコードを、商品マスター86
から抽出する。
【0116】それらの情報を元に、図14に示すような
商品変更画面に、JANコード、商品名、販売価格、商
品画像ファイル名、コメント、外税内税区分等を設定
し、小売店端末72に送信する。それにより、小売店
端末72に図14の画面が表示される。
【0117】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを変更したい項目に位置させてクリ
ックした後、入力部に任意の値を入力する。
【0118】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン33
表示領域に位置させてクリックする。
【0119】この操作により、ステップSa9で入力し
たJANコード、及び、ステップSa14で入力した商
品名、販売価格、商品画像ファイル名、コメント、外税
内税区分等が、WWWサーバー80に送信され、次の
ステップSa15へ処理は進む。
【0120】ステップSa15において、WWWサーバ
ー80は、商品の情報を受信すると、データベースサ
ーバー81にSQLを発行し、商品マスター86
JANコードの値がステップSa9で入力したJANコ
ードと一致する商品マスター86のレコードに対し
て、商品名、販売価格、商品画像ファイル名、コメン
ト、外税内税区分等を、ステップSa14で入力した内
容に変更する。
【0121】この処理により、商品マスター86
ら、ステップSa9で入力したJANコードの商品の情
報が変更されたことになる。
【0122】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、商品が正しく変更されたことを表わすメッセージ
を小売店端末72に送信し、小売店端末72の操作
者に告知する。
【0123】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示
に戻す。
【0124】このようにして、クーポン付き広告に記載
する商品の変更が、商品マスター86に行われる。
【0125】登録した商品が販売されなくなった等の理
由により商品の情報を削除する場合、小売店端末72
の操作者は、「商品削除」を行うことで、商品の情報を
削除することができる。
【0126】次に、商品の情報を削除する「商品削除」
の過程を説明する。小売店端末72 の操作者が小売店
担当者であることとする。
【0127】なお、図5のステップSa9の処理(商品
管理メニュー画面)までの過程は、商品登録時と同様で
あるので、かかる過程の説明については省略する。
【0128】小売店端末72の操作者は、図5に示し
たステップSa9の商品管理メニュー画面(図13参
照)において、マウスカーソルMCを入力ボックス24
の表示領域に位置させてクリックした後、入力部に削
除を行う商品のJAN商品メーカーコードを入力する。
【0129】その後、小売店端末72の操作者は、マ
ウスカーソルMCでチェックボックス23をクリック
する。
【0130】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン25
表示領域に位置させてクリックする。
【0131】この操作により、「削除」処理を行うべ
く、ステップSa9で入力したJANコードが、WWW
サーバー80に送信され、次のステップSa16へ処
理は進む。
【0132】ステップSa16において、WWWサーバ
ー80は、JANコードを受信すると、データベース
サーバー81にSQLを発行し、商品マスター86
に、同一のJANコードのレコードが存在するかチェッ
クを行う。商品マスター86 に、同一のJANコード
のレコードが存在しない場合、手順はステップSa17
に進み、WWWサーバー80は図13に示すような、
商品管理メニュー画面に「JANコードが未登録です」
のメッセージを付加した画面を小売店端末72 に送信
する。
【0133】それにより、小売店端末72の画面に
「JANコードが未登録です」のメッセージが表示さ
れ、手順はステップSa4に戻る。
【0134】一方、商品マスター86に、同一のJA
Nコードのレコードが存在する場合は、ステップSa1
8へ処理は進む。
【0135】ステップSa18において、WWWサーバ
ー80は、掲載日が当日以降のクーポン付き広告にス
テップSa9で入力したJANコードの商品が記載され
ているかチェックを行う。
【0136】WWWサーバー80は、データベースサ
ーバー81にSQLを発行し、広告テーブル87
特売日の値が当日以降の日付と一致し、且つ、広告テー
ブル87のJANコードの値がステップSa9で入力
したJANコードと一致するレコードを、広告テーブル
87から抽出する。広告テーブル87に上記のレコ
ードが存在した場合は、未来においてクーポン付き広告
に記載される商品であると判断し、商品の情報を削除す
ることは、未来において掲載が行われるクーポン付き広
告に不整合を及ぼすことから、手順はステップSa21
に進み、WWWサーバー80は図13に示すような、
商品管理メニュー画面に「商品は広告に記載されていま
す」のメッセージを付加した画面を小売店端末72
送信する。
【0137】それにより、小売店端末72の画面に
「商品は広告に記載されています」のメッセージが表示
され、手順はステップSa4に戻る。
【0138】一方、広告テーブル87に、上記の条件
に一致するレコードが存在しない場合は、ステップSa
19へ処理は進む。
【0139】ステップSa19において、WWWサーバ
ー80は、ステップSa14と同様の方法で、商品マ
スター86からレコードを抽出し、小売店端末72
の画面に図14の商品削除画面を表示する。
【0140】ここでは、小売店端末72の操作者が、
商品削除画面に表示された内容を確認し、削除を行う場
合は、その旨をWWWサーバー80に伝えるべく、マ
ウスカーソルMCをボタン33の表示領域に位置させ
てクリックする。
【0141】この操作により、ステップSa9で入力し
たJANコードが、WWWサーバー80に送信され、
次のステップSa20へ処理は進む。
【0142】一方、削除を行わない場合、小売店端末7
の操作者はマウスカーソルMCをボタン34の表
示領域に位置させてクリックすることで、処理をステッ
プSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示に戻す
ことができる。
【0143】ステップSa20において、WWWサーバ
ー80は、JANコードを受信すると、データベース
サーバー81にSQLを発行し、商品マスター86
のJANコードの値がステップSa9で入力したJAN
コードと一致するレコードを、商品マスター86から
削除する。
【0144】この処理により、商品マスター86
ら、ステップSa9で入力したJANコードの商品の情
報が削除されたことになる。
【0145】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、商品が正しく削除されたことを表わすメッセージ
を小売店端末72に送信し、小売店端末72の操作
者に告知する。
【0146】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示
に戻す。このようにして、小売店が販売する商品の削除
が、商品マスター86に行われる。以上で広告に記載
する商品の登録、変更、削除について説明を行った。
【0147】次に、クーポン付き広告の登録、変更、削
除について説明をする。クーポン付き広告は上記で説明
した商品の情報を元に作成される。クーポン付き広告の
登録、変更、削除を行うことで、通信ネットワーク上に
クーポン付き広告が表示され、会員が広告を閲覧、及
び、クーポンを取得することができるようになる。
【0148】まず、クーポン付き広告を新規に登録する
「広告登録」の過程を説明する。小売店端末72の操
作者が小売店担当者であることとする。
【0149】なお、図4のステップSa4の処理(管理
メニュー画面)までの過程は、会員ID登録時と同様で
あるので、かかる過程の説明については省略する。
【0150】この場合、小売店端末72の操作者は、
図4に示したステップSa4の管理メニュー画面(図9
参照)において、「広告登録・変更・削除」の処理を選
択すべく、マウスカーソルMCをボタン16の表示領
域に位置させてクリックする。この操作により、次のス
テップSa22へ処理は進む。
【0151】ステップSa22において、WWWサーバ
ー80は、図15に示すような、広告管理メニュー画
面を小売店端末72に送信し、小売店端末72に図
15の画面が表示される。
【0152】この広告管理メニュー画面は、クーポン付
き広告の「登録・変更」、「削除」のいずれの処理を行
うか選択を行う画面である。
【0153】この画面において、チェックボックス35
〜35は、広告の「登録・変更」、「削除」の中の
いずれの操作を行うかを表す。
【0154】また、入力ボックス36の掲載日は、
「登録・変更」、「削除」の処理を行うクーポン付き広
告の掲載日を表す。この掲載日とは、クーポン付き広告
がインターネットNET上に掲載される日付のことであ
る。
【0155】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを入力ボックス36の表示領域に
位置させてクリックした後、入力部にクーポン付き広告
の掲載日を入力する。
【0156】その後、小売店端末72の操作者は、マ
ウスカーソルMCでチェックボックス35をクリック
する。
【0157】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン37
表示領域に位置させてクリックする。
【0158】この操作により、「登録・変更」処理を行
うべく、ステップSa22で入力した掲載日が、WWW
サーバー80に送信され、次のステップSa23へ処
理は進む。
【0159】ステップSa23において、WWWサーバ
ー80は、掲載日を受信すると、データベースサーバ
ー81にSQLを発行し、広告テーブル87に、同
一の掲載日のレコードが存在するかチェックを行う。既
に広告テーブル87に、同一の掲載日のレコードが存
在した場合、WWWサーバー80は、変更処理として
処理を継続し、ステップSa26へ処理は進む。ステッ
プSa26以降の変更処理については後述を参照のこ
と。
【0160】一方、広告テーブル87に、同一の掲載
日のレコードが存在しない場合は、新規登録の処理とし
てステップSa24へ処理は進む。
【0161】ステップSa24において、WWWサーバ
ー80は、図16〜図17に示すような、広告登録画
面を小売店端末72に送信し、小売店端末72に図
16〜図17の画面が表示される。なお、図16〜図1
7に示した広告登録画面は個別の画面ではなく、ボタン
11U、又は、ボタン12Dにより上下にスクロールす
る連続画面である。
【0162】また、図16〜図17の広告登録画面は既
にいくつかの項目が、小売店端末72の操作者によっ
て入力が行われたものである。クーポン付き広告が新規
登録の場合、図16〜図17の広告登録画面は選択ボッ
クス41〜41のJANコード、ラベル42〜4
の商品名、ラベル43〜43の販売価格、ラベ
ル44〜44のコメント、ラベル45〜45
外税内税区分、ビットマップ46〜46の商品画像
ファイル、入力ボックス47〜47のクーポン金額
は空欄となり、チェックボックス40〜40も未チ
ェックの状態で、小売店端末72に表示される。
【0163】この広告登録画面は、インターネットNE
T上に掲載されるクーポン付き広告の登録を行う画面で
ある。
【0164】この画面において、ラベル38の掲載日
は、ステップSa22で入力した掲載日であり、クーポ
ン付き広告をインターネットNET上に掲載する日付を
表す。
【0165】ラベル39〜39の特売日は、クーポ
ン付き広告に記載されたクーポンを使用することができ
る日付を表す。このラベル39〜39は、ステップ
Sa22で入力した掲載日から、WWWサーバー80
が適当な日数分を自動的に作成した日付である。
【0166】なお、図16〜図17の広告登録画面で
は、掲載日の翌日から3日間の特売日が表示されている
が、この翌日から3日間という期間はあくまでも本実施
形態での例であり、本願の制約をするものではない。
【0167】チェックボックス40〜40は、商
品、及び、クーポン金額を広告に記載するか否かを表
す。チェックボックスがチェックの状態の場合は、チェ
ックボックスに対応する商品がクーポン付き広告に記載
されることを表し、未チェックの状態の場合は、チェッ
クボックスに対応する商品がクーポン付き広告に記載さ
れないことを表す。
【0168】選択ボックス41〜41のJANコー
ドは、クーポン付き広告に記載する商品のJAN商品メ
ーカーコードを表す。この選択ボックスは、選択ボック
ス右側の三角印をマウスカーソルMCでクリックするこ
とにより、商品マスター86 に登録したJANコード
が一覧で表示される。小売店端末72の操作者は、選
択ボックス41〜41に表示されたJANコード
を、マウスカーソルMCでクリックすることによりJA
Nコードを入力することができる。
【0169】ラベル42〜42の商品名、ラベル4
〜43の販売価格、ラベル44〜44のコメ
ント、ラベル45〜45の外税内税区分、ビットマ
ップ46〜46の商品画像ファイルは、選択ボック
ス41〜41でJANコードを選択することによ
り、JANコードに対応した内容が商品マスター86
から抽出され表示される。
【0170】入力ボックス47〜47のクーポン金
額は、クーポン付き広告に記載するクーポン金額を表
す。このクーポン金額とは、クーポン付き広告に記載さ
れた商品に対する割り引き額のことである。具体的に
は、デフォルト値として販売価格の一律5%とし、商品
に応じて適宜増減を行うといった方法で決定することが
出来る。
【0171】例えば、クーポン付き広告に、販売価格4
98円のいちごが記載され、そのいちごのクーポン金額
が10円の場合、会員がクーポンを取得していたとする
と、小売店はいちごの販売価格からクーポン金額を差し
引いた488円で会員に販売することになる。会員がク
ーポンを取得する方法、及び、クーポンを使用する方法
については、後述を参照のこと。
【0172】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCをチェックボックス40の表示領
域に位置させてクリックし、チェックボックス40
チェックされた状態にする。
【0173】その後、マウスカーソルMCを選択ボック
ス41の表示領域に位置させてクリックした後、JA
Nコードを選択する。それにより、選択されたJANコ
ードに対応した、商品名がラベル42、販売価格がラ
ベル43、コメントがラベル44、外税内税区分が
ラベル45、商品画像ファイルがビットマップ46
に、それぞれ表示される。
【0174】小売店端末72の操作者は商品の情報を
確認後、マウスカーソルMCを入力ボックス47の表
示領域に位置させてクリックした後、入力部にラベル4
の販売価格から割り引くクーポン金額を入力する。
【0175】このようにして、ラベル39の特売日の
商品として、1つの商品がクーポン付き広告に記載され
ることになる。
【0176】同様に、ラベル39の特売日の商品を登
録する場合は、マウスカーソルMCでチェックボックス
40をクリックし、選択ボックス41でJANコー
ドを選択し…、というように行う。
【0177】そして、広告に記載する全ての商品の登録
が完了すると、小売店端末72の操作者は、その旨を
WWWサーバー80に伝えるべく、マウスカーソルM
Cをボタン48の表示領域に位置させてクリックす
る。
【0178】この操作により、ステップSa22で入力
した掲載日、及び、ステップSa24で表示した特売
日、及び、ステップSa24で入力したJANコード、
クーポン金額等が、WWWサーバー80に送信され、
次のステップSa25へ処理は進む。
【0179】なお、図16〜図17の広告登録画面で
は、1つの特売日に記載することができる商品が3個と
なっているが、この3個という個数はあくまでも本実施
形態での例であり、本願の制約をするものではない。
【0180】ステップSa25において、WWWサーバ
ー80は、広告の情報を受信すると、以下の方法で、
広告情報の登録を行う。なお、ステップSa24で入力
した項目の内、広告情報として登録される商品は、図1
6〜図17の広告登録画面のチェックボックス40
40で、チェックが行われているチェックボックスに
対応した商品についてである。
【0181】WWWサーバー80は、データベースサ
ーバー81にSQLを発行し、広告テーブル87
掲載日の値がステップSa22で入力した掲載日と一致
するレコードを、広告テーブル87から削除する。
【0182】この処理により、広告テーブル87
ら、ステップSa22で入力した掲載日の広告の過去の
情報が削除されたことになる。
【0183】その後、WWWサーバー80は、クーポ
ン付き広告に記載する商品毎に、データベースサーバー
81にSQLを発行し、掲載日、特売日、JANコー
ド、クーポン金額、クーポンID等を1レコードとし
て、広告テーブル87に格納する。
【0184】この処理によりSa24で入力した項目の
内、図16〜図17の広告登録画面のチェックボックス
40〜40で、チェックが行われた商品数分のレコ
ードが広告テーブル87に格納される。
【0185】なお、広告テーブル87に格納するクー
ポンIDとは、広告に記載されたクーポンを識別する為
の一意な値である。この値は、広告テーブル87のク
ーポンIDの内、最大値を持つクーポンIDの次の番号
を、WWWサーバー80がレコードの格納時に指定す
る。但し、広告テーブル87にレコードが存在しない
場合は、クーポンIDとして1を指定する。
【0186】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、広告が正しく登録されたことを表わすメッセージ
を小売店端末72に送信し、小売店端末72の操作
者に告知する。
【0187】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示
に戻す。このようにして、クーポン付き広告の登録が、
広告テーブル87に行われる。
【0188】何らかの理由で1度登録した広告の内容を
変更する場合、小売店端末72の操作者は、「広告変
更」を行うことで、クーポン付き広告に記載する商品の
追加、及び、削除、或いは、クーポン金額の変更をする
ことができる。
【0189】次に、クーポン付き広告を変更する「広告
変更」の過程を説明する。小売店端末72の操作者が
小売店担当者であることとする。
【0190】なお、図6のステップSa23の処理まで
の過程は、広告登録時と同様であるので、かかる過程の
説明については省略する。
【0191】ステップSa26において、WWWサーバ
ー80は、クーポン付き広告がインターネットNET
上に既に掲載済みかチェックを行う。
【0192】ステップSa22で入力した掲載日が当日
以前の場合、既にインターネットNET上にクーポン付
き広告が掲載されていることになり、クーポン金額等の
変更を行うことは、会員に対し混乱を招くことになると
考えられることから、手順はステップSa34に進み、
WWWサーバー80は図15に示すような、広告管理
メニュー画面に「既に広告は掲載済みです」のメッセー
ジを付加した画面を小売店端末72に送信する。
【0193】それにより、小売店端末72の画面に
「既に広告は掲載済みです」のメッセージが表示され、
手順はステップSa4に戻る。
【0194】一方、ステップSa22で入力した掲載日
が当日より未来の場合、次のステップSa27に処理は
進む。
【0195】ステップSa27において、WWWサーバ
ー80は、クーポン付き広告に記載した商品の特定、
及び、クーポン金額を得る為に、データベースサーバー
81 にSQLを発行し、広告テーブル87の掲載日
の値がステップSa22で入力した掲載日と一致するレ
コードを、広告テーブル87から抽出する。
【0196】また、商品名等の商品の情報を得る為に、
商品マスター86のJANコードの値が上記広告テー
ブル87より抽出したJANコードと一致するレコー
ドを、商品マスター86から抽出する。
【0197】それらの情報を元に、図16〜図17に示
すような広告変更画面に、掲載日、特売日、JANコー
ド、商品名、販売価格、商品画像ファイル名、コメン
ト、外税内税区分、クーポン金額等を設定し、小売店端
末72に送信する。
【0198】それにより、小売店端末72に図16〜
図17の画面が表示される。
【0199】なお、図16〜図17の広告変更画面のチ
ェックボックス40〜40は、商品が設定されてい
る箇所はチェックがされており、商品が設定されていな
い箇所は未チェックとなる。
【0200】ここでは、小売店端末72の操作者が、
マウスカーソルMCを変更したい項目に位置させてクリ
ックした後、入力部に任意の値を入力する。
【0201】また、クーポン付き広告に記載した商品の
記載を中止する場合は、チェックボックス40〜40
の内、記載を中止する商品に対応するチェックボック
スをマウスカーソルMCでクリックし、未チェックの状
態にすることで行うことができる。
【0202】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン48
表示領域に位置させてクリックする。
【0203】この操作により、ステップSa22で入力
した掲載日、及び、ステップSa27で表示した特売
日、及び、ステップSa27で入力したJANコード、
クーポン金額等が、WWWサーバー80に送信され、
次のステップSa28へ処理は進む。
【0204】ステップSa28において、WWWサーバ
ー80は、広告の情報を受信すると、広告情報の変更
を行う。変更の方法は、ステップSa25と同じ為、こ
こでは省略する。
【0205】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、広告が正しく変更されたことを表わすメッセージ
を小売店端末72に送信し、小売店端末72の操作
者に告知する。
【0206】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示
に戻す。このようにして、クーポン付き広告の変更が、
広告テーブル87に行われる。
【0207】何らかの理由で通信ネットワーク上にクー
ポン付き広告の掲載を中止する場合、小売店端末72
の操作者は、「広告削除」を行うことで、クーポン付き
広告を掲載しないようにすることができる。
【0208】次に、クーポン付き広告を削除する「広告
削除」の過程を説明する。小売店端末72の操作者が
小売店担当者であることとする。
【0209】なお、図6のステップSa22の処理(広
告管理メニュー画面)までの過程は、広告登録時と同様
であるので、かかる過程の説明については省略する。
【0210】小売店端末72の操作者は、図6に示し
たステップSa22の広告管理メニュー画面(図15参
照)において、マウスカーソルMCを入力ボックス36
の表示領域に位置させてクリックした後、入力部に削
除を行う広告の掲載日を入力する。
【0211】その後、小売店端末72の操作者は、マ
ウスカーソルMCでチェックボックス35をクリック
する。
【0212】そして、これらの操作が完了すると、小売
店端末72の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン37
表示領域に位置させてクリックする。
【0213】この操作により、「削除」処理を行うべ
く、ステップSa22で入力した掲載日が、WWWサー
バー80に送信され、次のステップSa29へ処理は
進む。
【0214】ステップSa29において、WWWサーバ
ー80は、ステップSa26と同様の方法で、クーポ
ン付き広告が既にインターネットNET上に掲載済みか
チェックを行う。
【0215】既にインターネットNET上にクーポン付
き広告が掲載済みの場合、WWWサーバー80は、ス
テップSa26と同様の方法で小売店端末72の画面
にメッセージを表示し、手順をステップSa4に戻す。
一方、インターネットNET上にクーポン付き広告が未
掲載の場合、次のステップSa30に処理は進む。
【0216】ステップSa30において、WWWサーバ
ー80は、データベースサーバー81にSQLを発
行し、広告テーブル87に、同一の掲載日のレコード
が存在するかチェックを行う。広告テーブル87に、
同一の掲載日のレコードが存在しない場合、手順はステ
ップSa31に進み、WWWサーバー80は図15に
示すような、広告管理メニュー画面に「掲載日の広告は
ありません」のメッセージを付加した画面を小売店端末
72に送信する。
【0217】それにより、小売店端末72の画面に
「掲載日の広告はありません」のメッセージが表示さ
れ、手順はステップSa4に戻る。
【0218】一方、広告テーブル87に、同一の掲載
日のレコードが存在する場合は、ステップSa32へ処
理は進む。
【0219】ステップSa32において、WWWサーバ
ー80は、ステップSa27と同様の方法で、広告テ
ーブル87、及び、商品マスター86からレコード
を抽出し、小売店端末72の画面に図16〜図17の
広告削除画面を表示する。
【0220】ここでは、小売店端末72の操作者が、
広告削除画面に表示された内容を確認し、削除を行う場
合は、その旨をWWWサーバー80に伝えるべく、マ
ウスカーソルMCをボタン48の表示領域に位置させ
てクリックする。
【0221】この操作により、ステップSa22で入力
した掲載日が、WWWサーバー80 に送信され、次の
ステップSa33へ処理は進む。
【0222】一方、削除を行わない場合、小売店端末7
の操作者はマウスカーソルMCをボタン49の表
示領域に位置させてクリックすることで、処理をステッ
プSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示に戻す
ことができる。
【0223】ステップSa33において、WWWサーバ
ー80は、掲載日を受信すると、データベースサーバ
ー81にSQLを発行し、広告テーブル87の掲載
日の値がステップSa22で入力した掲載日と一致する
レコードを、広告テーブル87から削除する。
【0224】この処理により、広告テーブル87
ら、ステップSa22で入力した掲載日の広告の情報が
削除されたことになる。
【0225】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、広告が正しく削除されたことを表わすメッセージ
を小売店端末72に送信し、小売店端末72の操作
者に告知する。
【0226】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSa4の管理メニュー画面(図9参照)の表示
に戻す。このようにして、クーポン付き広告の削除が、
広告テーブル87に行われる。以上でクーポン付き広
告の登録、変更、削除について説明を行った。
【0227】次に、上記で述べた通信ネットワーク上の
クーポン付き広告を会員が、いかにして閲覧し、また、
いかにしてクーポンを取得するのか、について説明をす
る。クーポン付き広告の閲覧については、会員IDとパ
スワードが必要な為、会員は小売店が発行する会員カー
ドを取得していることが前提となる。
【0228】以上の前提をもって、クーポンの取得の過
程を説明する。会員端末70の操作者が会員であるこ
ととする。
【0229】まず、会員端末70の操作者は会員端末
70のWWWブラウザに、小売店サーバー71のク
ーポン付き広告ページのURLを入力する。
【0230】それにより、WWWサーバー80は、図
18に示すような、パスワード入力画面を会員端末70
に送信し、会員端末70に図18の画面が表示され
る。
【0231】これが、図3のステップSu1にあたる。
【0232】ここでは、会員端末70の操作者が、マ
ウスカーソルMCを入力ボックス50の表示領域に位
置させてクリックした後、入力部に会員カードに記載さ
れた会員IDを入力する。この後、同様に会員端末70
の操作者は、マウスカーソルMCを入力ボックス51
の表示領域に位置させてクリックした後、入力部に会
員カードに記載されたパスワードを入力する。
【0233】そして、これらの操作が完了すると、会員
端末70の操作者は、その旨をWWWサーバー80
に伝えるべく、マウスカーソルMCをボタン52の表
示領域に位置させてクリックする。
【0234】この操作により、ステップSu1で入力し
た会員IDとパスワードが、WWWサーバー80に送
信され、次のステップSu2へ処理は進む。
【0235】ステップSu2において、WWWサーバー
80は、会員IDとパスワードを受信すると、会員認
証を行うべく、データベースサーバー81にSQLを
発行し、会員マスター85に、同一の会員IDとパス
ワードのレコードが存在するかチェックを行う。
【0236】会員マスター85に同一のレコードが存
在しない場合、手順はステップSu3に進み、WWWサ
ーバー80は図18に示すような、パスワード入力画
面に「会員IDかパスワードが不正です」のメッセージ
を付加した画面を会員端末70に送信する。
【0237】それにより、会員端末70に「会員ID
かパスワードが不正です」のメッセージの画面が表示さ
れ、手順はステップSu1に戻る。
【0238】一方、会員マスター85に同一のレコー
ドが存在した場合、次のステップSu4へ処理は進む。
【0239】ステップSu4において、WWWサーバー
80は、クーポン付き広告に記載した商品の特定、及
び、クーポン金額を得る為に、データベースサーバー8
にSQLを発行し、広告テーブル87の掲載日の
値が当日の日付と一致するレコードを、広告テーブル8
から抽出する。
【0240】また、商品名等の商品の情報を得る為に、
商品マスター86のJANコードの値が上記広告テー
ブル87より抽出したJANコードと一致するレコー
ドを、商品マスター86から抽出する。
【0241】また、会員が取得したクーポン枚数を得る
為に、クーポンテーブル88の会員IDの値がステッ
プSu1で入力した会員IDと一致し、且つ、クーポン
テーブル88のクーポンIDの値が上記広告テーブル
87より抽出したクーポンIDと一致するレコード
を、クーポンテーブル88から抽出する。
【0242】クーポンテーブル88に対象となるレコ
ードが存在しない場合、会員はクーポンを取得していな
いことになる。
【0243】それらの情報を元に、図19〜図20に示
すようなクーポン付き広告画面に、掲載日、特売日、商
品名、販売価格、商品画像ファイル名、コメント、外税
内税区分、クーポン金額、クーポンID、クーポン枚数
等を設定し、会員端末70に送信する。
【0244】その後、会員端末70に図19〜図20
の画面が表示される。なお、図19〜図20に示したク
ーポン付き広告画面は個別の画面ではなく、ボタン11
U、又は、ボタン12Dにより上下にスクロールする連
続画面である。
【0245】このクーポン付き広告画面は、インターネ
ットNET上に掲載された広告であり、会員がクーポン
の取得を行う画面である。この画面において、ラベル5
の掲載日は当日の日付を表す。
【0246】ラベル54〜54の特売日はクーポン
付き広告に記載されたクーポンを使用することができる
日付を表す。つまり、図19〜図20のクーポン付き広
告画面の例では、ラベル60〜60のクーポンはラ
ベル54の特売日でしか使用できず、ラベル60
クーポンはラベル54の特売日でしか使用できない。
【0247】ラベル55〜55の商品名、ラベル5
〜56の販売価格、ラベル57〜57のコメ
ント、ラベル58〜58の外税内税区分、ビットマ
ップ59〜59の商品画像ファイルは、販売される
商品の特徴を表す。
【0248】ラベル60〜60のクーポン金額は、
商品の販売価格から割り引かれる金額を表す。
【0249】入力ボックス61〜61のクーポン枚
数は、会員が取得しているクーポンの枚数を表す。
【0250】なお、クーポン付き広告画面において、ク
ーポンIDはどこにも表示がされていないが、ボタン6
のクリック時に、クーポン枚数と対の情報としてW
WWサーバー80に送信されるようにクーポン付き広
告画面に埋め込まれている。
【0251】ここでは、会員端末70の操作者が、マ
ウスカーソルMCを入力ボックス61〜61の内、
いずれかの表示領域に位置させてクリックした後、入力
部に取得したいクーポンの枚数を入力する。
【0252】そして、取得したいクーポンについてクー
ポン枚数の入力が完了すると、会員端末70の操作者
は、その旨をWWWサーバー80に伝えるべく、マウ
スカーソルMCをボタン62の表示領域に位置させて
クリックする。
【0253】この操作により、ステップSu1で入力し
た会員ID、及び、ステップSu4のクーポン付き広告
画面に保持されたクーポンID、及び、ステップSu4
で入力したクーポン枚数等が、WWWサーバー80
送信され、次のステップSu5へ処理は進む。ここで、
クーポン付き広告画面の操作方法を以下に補足する。
【0254】例えば、図19〜図20のクーポン付き広
告画面では、会員は、特売日が2000年1月21日に
「XX産いちご」のクーポンを2枚取得することにな
る。これにより、会員は、2000年1月21日に、
「XX産いちご」を購入した場合は、最大でクーポン2
枚分の割り引きを受けることが出来る。また、この「X
X産いちご」のクーポンを3枚にしたい場合は、入力ボ
ックス61のクーポン枚数を3に変更しマウスカーソ
ルMCをボタン62の表示領域に位置させてクリック
することで、3枚のクーポンを取得したことになる。
又、会員端末701の画面には、この操作で取得したク
ーポンに関する情報が表示される。
【0255】更に、クーポンが不必要になった場合は、
クーポン枚数を0に変更しマウスカーソルMCをボタン
62の表示領域に位置させてクリックすることで、ク
ーポンを破棄したことになる。上記のクーポン枚数変更
の操作は、同じクーポン付き広告ならば、何度でも行う
ことができる。以上で、クーポン付き広告画面の補足説
明を終わる。
【0256】ステップSu5において、WWWサーバー
80は、クーポンの情報を受信すると、クーポン付き
広告に記載された商品毎に、データベースサーバー81
にSQLを発行し、会員ID、クーポンID、クーポ
ン枚数、クーポン使用済み枚数等を1レコードとして、
クーポンテーブル88に格納する。
【0257】この処理により、ステップSu4のクーポ
ン付き広告に記載された商品数分のレコードがクーポン
テーブル88に格納される。
【0258】但し、既にクーポンテーブル88に会員
IDとクーポンIDが一致するレコードが存在した場合
は、クーポンテーブル88にレコードを格納する処理
は行わず、会員IDとクーポンIDに一致した既存のレ
コードのクーポン枚数を変更する処理を行う。
【0259】なお、クーポンテーブル88に格納する
クーポン使用済み枚数とは、会員が使用したクーポンの
枚数を表す値であり、会員がクーポンを使用する毎に値
が増える。既存のレコードがクーポンテーブル88
存在しない場合は、WWWサーバー80がレコードの
格納時にクーポン使用済み枚数として0を指定する。
【0260】この処理が終了次第、WWWサーバー80
は、クーポンを取得したことを表わすメッセージを会
員端末70に送信し、会員端末70の操作者に告知
する。
【0261】その後、WWWサーバー80は、手順を
ステップSu4のクーポン付き広告画面(図19〜図2
0参照)の表示に戻す。このようにして、会員はクーポ
ン付き広告を閲覧し、クーポンの取得を行う。
【0262】この会員によるクーポンの取得という行為
は、一見すると会員にだけメリットがあるように感じら
れるが、実際は、会員がクーポン付き広告を利用して、
未来において購入を希望する商品を小売店に連絡する行
為である。
【0263】つまり、会員は未来において購入を希望す
る商品を小売店に連絡する代わりに、小売店の商品を割
り引き価格で買うことができる権利を得る。
【0264】また、小売店は会員から購入を希望する商
品の連絡を受けることにより、商品の販売予測を行い的
確な在庫調整を行える、という利点がある。
【0265】では、会員の取得したクーポン枚数を利用
した「販売予測情報」の過程を説明する。小売店端末7
の操作者が小売店担当者であることとする。
【0266】なお、図4のステップSa4の処理(管理
メニュー画面)までの過程は、会員ID登録時と同様で
あるので、かかる過程の説明については省略する。
【0267】この場合、小売店端末72の操作者は、
図4に示したステップSa4の管理メニュー画面(図9
参照)において、「販売予測情報」の処理を選択すべ
く、マウスカーソルMCをボタン16の表示領域に位
置させてクリックする。
【0268】この操作により、次のステップSa8へ処
理は進む。
【0269】ステップSa8において、WWWサーバー
80は、当日以降の特売日に割り引き販売される商品
とクーポンを特定する為に、データベースサーバー81
にSQLを発行し、広告テーブル87の特売日の値
が当日以降の日付のレコードを、広告テーブル87
ら抽出する。
【0270】また、商品の情報を得る為に、商品マスタ
ー86のJANコードの値が上記広告テーブル87
より抽出したJANコードと一致するレコードを、商品
マスター86から抽出する。
【0271】また、会員が取得したクーポン枚数を得る
為に、クーポンテーブル88のクーポンIDの値が上
記広告テーブル87より抽出したクーポンIDと一致
するレコードを、クーポンテーブル88から抽出す
る。ここで、クーポンテーブル88から抽出したレコ
ードを、後続の処理の為に、「会員取得クーポンレコー
ド」と定義する。
【0272】更に、販売予測情報画面では、販売予測の
精度を上げる為に、過去に会員が取得したクーポンの枚
数と使用したクーポンの枚数の割合、つまり、クーポン
の使用率を会員ID毎に算出する。その為に、WWWサ
ーバー80は、データベースサーバー81にSQL
を発行し、広告テーブル87の特売日の値が当日より
過去の日付のレコードを、広告テーブル87から抽出
する。
【0273】また、会員のクーポンの使用率を得る為
に、クーポンテーブル88のクーポンIDの値が上記
広告テーブル87より抽出したクーポンIDと一致す
るレコードを、クーポンテーブル88から抽出する。
ここで取得したクーポン枚数、及び、クーポン使用済み
枚数を会員ID毎に集計し、集計後のクーポン枚数を集
計後のクーポン使用済み枚数で割ることにより、会員I
D毎のクーポン使用率を算出する。
【0274】その後、クーポンID毎に「会員取得クー
ポンレコード」のクーポン枚数を集計することにより、
当日以降の特売日に会員が取得したクーポン枚数の合計
を求める。これが、後述する図21のラベル67〜6
のクーポン枚数合計にあたる。
【0275】また、会員ID毎に「会員取得クーポンレ
コード」のクーポン枚数に上記で算出したクーポン使用
率を掛けた後、その算出した値をクーポンID毎に集計
することにより、過去のクーポンの使用率が加味された
販売予測数を求める。これが、後述する図21のラベル
68〜68の販売予測数にあたる。
【0276】それらの情報を元に、図21に示すような
販売予測情報画面に、特売日、JANコード、商品名、
クーポン金額、クーポン枚数合計、販売予測数等を設定
し、小売店端末72に送信する。それにより、小売店
端末72に図21の画面が表示される。
【0277】この販売予測情報画面は、会員が取得した
クーポンの枚数をクーポンID毎に集計し、特売日、及
び、JANコードで昇順に並べた画面である。
【0278】この画面において、ラベル63〜63
の特売日は、クーポン付き広告に記載された特売日であ
り、クーポンが使用される日付を表す。
【0279】ラベル64〜64のJANコード、ラ
ベル65〜65の商品名、ラベル66〜66
クーポン金額は、対応する特売日において、クーポンを
使用することができる商品の情報を表す。
【0280】ラベル67〜67のクーポン枚数合計
は、対応する商品において、会員が取得したクーポン枚
数の合計を表す。
【0281】ラベル68〜68の販売予測数は、対
応する商品において、会員が取得したクーポン枚数に過
去のクーポン使用率を加味した予測値を表す。
【0282】ここで、上記のクーポン枚数合計と販売予
測数の算出方法を以下に補足する。
【0283】例えば、会員IDが1の会員と、会員ID
が2の会員の2人が、クーポンIDが1のクーポンをそ
れぞれ持っており、その他の会員は、クーポンIDが1
のクーポンを取得していないとする。更に、クーポンI
Dが1のクーポンを、それぞれが取得している枚数は、
会員IDが1の会員が6枚、会員IDが2の会員が5枚
とする。
【0284】この場合、クーポン枚数合計は、クーポン
ID毎に集計される為、クーポンIDが1のクーポン枚
数合計は11枚となる。
【0285】また、会員IDが1の会員のクーポン使用
率が50%、会員IDが2の会員のクーポン使用率が8
0%の場合、販売予測数は、会員ID毎にクーポン枚数
とクーポン使用率が掛けられて、クーポンID毎に集計
される為、6枚×50%+5枚×80%となり、7枚と
なる。
【0286】この場合、図21のラベル67、ラベル
68の行のように、販売予測情報画面に表示される。
以上で、クーポン枚数合計と販売予測数の算出方法の補
足説明を終わる。
【0287】小売店端末72の操作者は、販売予測情
報画面に表示された情報を参照することにより、ラベル
63〜63の特売日には、どの商品で何枚のクーポ
ンが会員により取得されているのかを判断することがで
き、それにより特売日毎に必要な在庫数を予想すること
ができる。
【0288】その後、小売店端末72の操作者はマウ
スカーソルMCをボタン69の表示領域に位置させて
クリックすることで、処理をステップSa4の管理メニ
ュー画面(図9参照)の表示に戻すことができる。
【0289】最後に、クーポンを取得した会員が、いか
にしてクーポンを使用するのか、について説明をする。
クーポンは会員が商品を購入し決済が行われた時に使用
され、それにより商品の購入金額からクーポン金額が割
り引かれる。
【0290】本実施形態では、小売店としてスーパーマ
ーケットを仮定し説明を行っている為、商品の決済が行
われる場所として、スーパーマーケットのレジスターが
該当する。
【0291】その為、クーポンの使用の過程として、会
員の購入する商品がレジスターで決済が行われる所か
ら、説明を行う。
【0292】小売店担当者は、商品の金額をレジスター
73に入力する前に、会員に対して会員カードの提出
を促す。それにより会員は会員カードを提出する。
【0293】小売店担当者は、会員カードに記載された
会員IDをPOS(point of sales s
ystem)端末等を使用し読み込み、レジスター73
に入力する。これが、図7のステップSr1にあた
る。
【0294】会員IDをレジスター73に入力した
後、次のステップSr2へ処理は進む。ステップSr2
において、小売店担当者は、会員が購入した商品のJA
N商品メーカーコードをPOS端末等を使用し読み込
み、商品の販売価格をレジスター73に入力する。そ
れにより、商品の合計金額に商品の販売価格が加算され
る。なお、商品の金額をPOS端末等を使用してレジス
ター73に入力する部分は、既に行われている部分で
あり、クーポン情報管理システムにあたる部分ではない
為、JAN商品メーカーコードがどのようにして商品の
販売価格に変換されるのか、というような部分の説明は
省略する。この操作により、次のステップSr3へ処理
は進む。
【0295】ステップSr3において、レジスター73
は、入力された商品のクーポン金額を取得する為に、
ステップSr1で入力した会員IDとステップSr2で
入力したJAN商品メーカーコードをWWWサーバー8
に送信する。
【0296】WWWサーバー80は、会員IDとJA
N商品メーカーコードを受信すると、会員が購入した商
品がクーポン付き広告に記載された商品であるか判断を
する為に、データベースサーバー81にSQLを発行
し、広告テーブル87の特売日の値が当日の日付と一
致し、且つ、広告テーブル87のJANコードの値が
ステップSr2で入力したJAN商品メーカーコードと
一致するレコードを、広告テーブル87から抽出す
る。広告テーブル87に上記のレコードが存在した場
合は、クーポン付き広告に記載された商品であると判断
する。
【0297】会員の購入した商品がクーポン付き広告に
記載された商品の場合、上記で抽出したレコードからク
ーポン金額とクーポンIDを取得し、次のステップSr
4へ処理は進む。
【0298】一方、会員の購入した商品がクーポン付き
広告に記載された商品でない場合、WWWサーバー80
は、クーポン金額が0円であることをレジスター73
に送信する。それにより、レジスター73は、販売
価格から割り引きを行わず、手順はステップSr2へ戻
り、次の商品がレジスター73に入力される。
【0299】ステップSr4において、WWWサーバー
80は、購入した商品のクーポンを会員が取得してい
るか判断をする為に、データベースサーバー81にS
QLを発行し、クーポンテーブル88の会員IDの値
がステップSr1で入力した会員IDと一致し、且つ、
クーポンテーブル88のクーポンIDの値がステップ
Sr3で取得したクーポンIDと一致するレコードを、
クーポンテーブル88 から抽出する。
【0300】クーポンテーブル88に上記のレコード
が存在し、且つ、抽出したレコードのクーポン枚数が1
以上の場合は、会員は購入した商品のクーポンを取得し
ていると判断する。
【0301】購入した商品のクーポンを会員が取得して
いる場合、上記で抽出したレコードからクーポン枚数と
クーポン使用済み枚数を取得し、次のステップSr5へ
処理は進む。
【0302】一方、購入した商品のクーポンを会員が取
得していない場合、ステップSr3と同様の方法で、ク
ーポン金額0円がレジスター73に渡り、販売価格の
割り引きは行われずに、手順はステップSr2へ戻り、
次の商品がレジスター73に入力される。
【0303】ステップSr5において、WWWサーバー
80は、ステップSr4で取得したクーポン枚数とク
ーポン使用済み枚数を比較し、会員が取得したクーポン
が残っているか判断をする。
【0304】クーポン使用済み枚数がクーポン枚数に満
たなければ、会員が取得したクーポンは残っていると判
断する。クーポンが残っている場合、次のステップSr
6へ処理は進む。
【0305】一方、会員が取得したクーポンが残ってい
ない場合、ステップSr3と同様の方法で、クーポン金
額0円がレジスター73に渡り、販売価格の割り引き
は行われずに、手順はステップSr2へ戻り、次の商品
がレジスター73に入力される。
【0306】ステップSr6において、WWWサーバー
80は、データベースサーバー81にSQLを発行
し、ステップSr4で抽出したクーポンテーブル88
のレコードに対しクーポン使用済み枚数に1を加算す
る。これにより、会員は、1枚のクーポンを消費したこ
とになる。
【0307】その後、WWWサーバー80は、ステッ
プSr3で取得したクーポン金額をレジスター73
送信する。レジスター73は、クーポン金額を受信す
ると、そのクーポン金額をレジスター73の合計金額
から差し引く。これにより、会員が購入した商品に割り
引きが発生する。
【0308】その後、手順はステップSr2へ戻り、次
の商品がレジスター73に入力される。
【0309】このようにして、会員が購入した全ての商
品がレジスター73に入力されると、手順はステップ
Sr7に進み、会員は商品の購入代金を小売店に対して
支払う。ここで支払う購入代金とは、上記で説明した通
り、クーポンを取得していた商品については、クーポン
金額が割り引かれた金額になる。
【0310】なお、クーポンの使用については上記の説
明の通りであるが、クーポンの取得と使用の関係につい
て、幾つか例を挙げて説明を行うことにする。
【0311】まず、会員の取得したクーポンが使用され
ないまま特売日が過ぎた場合について説明をする。この
場合、クーポンテーブル88に使用されないレコード
が残るだけである。
【0312】クーポン情報管理システムではクーポン
を、「商品の販売価格から一定金額を割り引いた価格で
商品を購入することができる権利」、と定義している
為、権利の行使に関しては会員の自由であり、また、権
利を行使しない場合に、会員が小売店に連絡をする等の
義務は発生しない。その為、未使用のクーポンが残った
場合でも、特別な処理は行われない。
【0313】次に、会員の取得したクーポンの枚数より
も多くの商品を、会員が購入した場合について説明をす
る。この場合、会員の取得したクーポンの枚数までは割
り引きが発生するが、取得したクーポンの枚数を超えた
分については割り引きは発生しない。
【0314】例えば、販売価格が498円のいちごがあ
り、そのいちごのクーポン金額が10円の場合で、会員
が5枚のクーポンを取得し、6パックのいちごを購入す
ると、5パックのいちごについては488円で購入する
ことができるが、1パックのいちごは販売価格の498
円で購入することになる。この時、クーポンテーブル8
のクーポン枚数とクーポン使用済み枚数は共に5枚
となっており、クーポンが全て使用された状態になって
いる。
【0315】次に、小売店の商品の在庫が会員の取得し
たクーポンの枚数よりも少ない場合について説明をす
る。この場合、商品の在庫が無くなるまでは割り引きが
発生するが、商品の在庫が無くなると、会員は商品を購
入できない為、クーポンを使用することができない。そ
の為、何枚かのクーポンは未使用のまま残ることにな
る。
【0316】なお、上述した実施形態にあたっては、小
売店サーバー71と会員端末70 、70、7
、…、とがインターネットNETを介して接続され
た構成としたが、本願においては、両者の接続形態につ
いては問われない。
【0317】また、上述した実施形態にあたっては、商
品の決済が行われる場所として、レジスター73を仮
定して説明を行ったが、本願においては、決済が行われ
る機器については問われない。
【0318】また、上述した実施形態にあたっては、会
員カードの形態について、紙のカードを想定して説明を
行ったが、クーポン情報管理システムとして必要な情報
は、会員IDとパスワードの為、会員カードの媒体は、
本願の制約をするものではない。
【0319】次に、本発明の1つの変形例を説明する。
上述した実施形態の場合では、会員の各々が、すべての
商品に対して割引価格で購入するために、常時すべての
クーポンを最大枚数取得する様にすることも、少なくと
も理論的にはあり得る。これは極端な場合であろうが、
そうでなくとも、クーポンの取得と破棄が全く自由であ
る以上、人情として多くの不必要なクーポンの取得が行
われるであろうことは当然のことと考えられる。これ
は、販売数の予測精度、従ってクーポンの導入による効
果を下げることとなる。
【0320】従って、クーポンの使用を奨励するような
メカニズムを導入するのが望ましい。例えば、会員毎に
クーポン金額の割増率を設定する方法がある。この場
合、割増率αは、一例として以下の式で算出し、クーポ
ン金額と共に、会員端末の画面に表示する。
【0321】α=1+(M/N) ここで、Nはその会員が過去に取得したクーポンの枚
数、Mはその会員が過去に使用したクーポンの枚数であ
る。ただし、N=0ならα=1とする。例えば、クーポ
ン金額が10円の場合で、2枚に1枚の割合でクーポン
を使用する会員は、クーポン金額が15円に割増され
る。
【0322】又、実際の購入時から、より離れた時点で
クーポンを取得する程、クーポン金額が割増されるとい
う方法を併用しても良い。これにより不必要なクーポン
の取得を抑える動機を与えることが出来、販売数の予測
精度を向上させることが可能となる。
【0323】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
会員はクーポンを使用し商品を安く買うことができ、小
売店はクーポンを会員が取得することで、事前に商品の
販売数を予測し在庫調整等を行うことができる。
【0324】このように、小売店はクーポン情報管理シ
ステムを利用することにより、販売の促進と販売数の予
測を同時に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】同実施形態におけるサーバーの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同実施形態における会員端末の動作を示すフロ
チャートである。
【図4】同実施形態における小売店端末の動作を示すフ
ロチャートである。
【図5】同実施形態における小売店端末の動作を示すフ
ロチャートである。
【図6】同実施形態における小売店端末の動作を示すフ
ロチャートである。
【図7】同実施形態におけるレジスターの動作を示すフ
ロチャートである。
【図8】同実施形態における管理ページのパスワード入
力画面の構成を説明する為の図である。
【図9】同実施形態における管理メニュー画面の構成を
説明する為の図である。
【図10】同実施形態における会員ID登録画面の構成
を説明する為の図である。
【図11】同実施形態における会員カード画面の構成を
説明する為の図である。
【図12】同実施形態における会員カードを説明する為
の図である。
【図13】同実施形態における商品管理メニュー画面の
構成を説明する為の図である。
【図14】同実施形態における商品登録画面の構成を説
明する為の図である。
【図15】同実施形態における広告管理メニュー画面の
構成を説明する為の図である。
【図16】同実施形態における広告登録画面の構成を説
明する為の図である。
【図17】同実施形態における広告登録画面の構成を説
明する為の図である。
【図18】同実施形態における会員ページのパスワード
入力画面の構成を説明する為の図である。
【図19】同実施形態におけるクーポン付き広告画面の
構成を説明する為の図である。
【図20】同実施形態におけるクーポン付き広告画面の
構成を説明する為の図である。
【図21】同実施形態における販売予測情報画面の構成
を説明する為の図である。
【符号の説明】
70、70、70、……会員端末 71……小売店サーバー 72、72、……小売店端末 73、73、……レジスター 80……WWWサーバー 81……データベースサーバー 82〜88……記憶手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 売主側システムに商品のデータベースを
    記憶し、買い手側端末から購入希望要求が前記売主側シ
    ステムへ送信され、前記売主側システムがこれに応答し
    て前記買い手側端末からの前記購入要求が受諾されるこ
    とによって、コンピュータ化された商業取引を遂行する
    方法であって、前記買い手側端末は、前記購入要求の他
    に、購入予定の表明を行うことができ、前記売主側シス
    テムでは、前記購入予定表明に対応し、その購入予定に
    基づいて行われる購入要求に対する販売価格を、対応す
    る購入予定表明が行われない購入要求に対する販売価格
    よりも低く設定することを特徴とするコンピュータ化さ
    れた商業取引を遂行する方法。
  2. 【請求項2】 前記購入予定表明は、購入予定日を指定
    して行われることを特徴とする請求項1に記載のコンピ
    ュータ化された商業取引を遂行する方法。
  3. 【請求項3】 前記売主側システムでは、前記購入予定
    表明に対応し、その購入予定日に行われる購入要求に対
    する販売価格を、その購入予定日に行われない購入要求
    に対する販売価格よりも低く設定することを特徴とする
    請求項1に記載のコンピュータ化された商業取引を遂行
    する方法。
  4. 【請求項4】 売主側システムに商品のデータベースを
    記憶し、買い手側端末から購入希望要求が前記売主側シ
    ステムへ送信され、前記売主側システムがこれに応答し
    て前記買い手側端末からの前記購入要求が受諾されるこ
    とによって、コンピュータ化された商業取引を遂行する
    システムであって、前記買い手側端末は、前記購入要求
    の他に、購入予定の表明を行うことができ、前記売主側
    システムでは、前記購入予定表明に対応し、その購入予
    定に基づいて行われる購入要求に対する販売価格を、対
    応する購入予定表明が行われない購入要求に対する販売
    価格よりも低く設定することを特徴とするコンピュータ
    化された商業取引を遂行するシステム。
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