JP2002056211A - 販売管理システム、販売管理サーバ、販売サーバ、予約管理サーバ、商品購買用端末、商品販売方法及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上で商品の販売を行う商品の販
売者において、販売した商品を所定の条件で購買者から
買い戻すシステムを提供する。 【解決手段】 通信ネットワークを介して商品の購買要
求を受け付けるチケット販売システム１０と、商品の販
売管理を行うチケット管理システム３０とを備えた販売
管理サーバにおいて、チケット販売システム１０は、購
買要求を受け付けると共に、この購買要求を発行した購
買希望者に対して、この購買要求の対象である商品に対
する買い戻し要求があった場合に応じるかどうかを問い
合わせ、チケット管理システム３０は、チケット販売シ
ステム１０にて受け付けた所定の購買要求の対象である
商品が、この買い戻し要求に応じる旨の回答を行った購
買希望者によって既に購買されている場合に、この購買
希望者から当該商品を買い戻し、この所定の購買要求を
行った他の購買希望者に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を利用してチケットの販売や予約の受け付けなどの取引
を行うシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】今日、インターネット等の通信ネットワ
ークを利用した電子的な商取引が広く普及してきてい
る。航空機などの乗り物や映画、演劇、スポーツ観戦な
どのチケット販売、ホテルの予約受け付けといった、一
定の権利を譲渡する取引は、通信ネットワークによる取
引が特に増えている。これは、これらの取引が、取引さ
れた内容（どのような権利か、誰に販売したかなど）を
適切に管理できれば取引の目的を達成することから、電
子情報のみで取引を行うことができるためである。

【０００３】ところで、この種の取引は、その取引に要
求される条件の厳しさが購買者によって異なる場合があ
る。例えば、航空券の売買の場合、日程、時間、航空会
社、座席の種類などを全て特定する必要のある購買者も
いれば、大まかな日程だけを特定できればよい購買者も
いる。そこで、特定の条件の航空券を欲する購買者Ａ
と、その条件に合致する航空券を購入しておりかつ要求
する条件の緩い購買者Ｂとがいる場合、購買者Ｂの持つ
航空券を購買者Ａに譲渡し、購買者Ｂには代替の航空券
を提供することができれば、購買者Ｂにとって大きな不
利益をもたらすことはなく、購買者Ａにとっては他の方
法では入手できないかもしれない航空券を入手できる利
点が生じる。

【０００４】従来、上記の例で購買者Ｂの持つ航空券を
購買者Ａに譲渡するためには、当事者どうしが直接取引
したり、仲介業者が仲介、斡旋したりすることが行われ
ていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、当事者どうし
で商品の売買を行う場合であっても、仲介業者が仲介す
る場合であっても、購買者Ｂに代替商品を提供できると
は限らないため、必ずしも円滑に取引が行われない。ま
た、購買者Ａが自分の必要とする商品を持っている購買
者Ｂを見つけることも必ずしも容易ではない。

【０００６】そこで、本発明は、販売者において、販売
した商品を所定の条件で購買者から買い戻すシステムを
提供することを目的とする。これにより、商品を効率よ
く販売することが実現できる。また、本発明は、購入商
品に対して要求する条件の緩い購買者に対して、代替商
品への交換を条件に所定の特典を得る手段を提供するこ
とを他の目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明は、次のように構成されたことを特徴とする販売管理
システムを提供する。すなわち、通信ネットワークを介
して商品の販売を行う販売サーバと、通信ネットワーク
にてこの販売サーバにアクセスし商品の購買要求を送信
する購買用端末とを備え、この購買用端末は、商品の購
買要求と共に、この商品に対する買い戻し要求があった
場合に応じるかどうかについての回答を販売サーバに送
信し、この販売サーバは、商品の販売に関する情報とこ
の商品の買い戻しに関する回答とを管理し、購買用端末
から受信した所定の購買要求の対象である商品が、買い
戻し要求に応じる旨の回答を行った購買者によって既に
購買されている場合に、この購買者から当該商品を買い
戻し、この所定の購買要求を行った購買希望者に提供す
る。

【０００８】ここで、この購買用端末は、買い戻し要求
に応じる旨の回答と共に、この買い戻しを行うための条
件を販売サーバに送信し、販売サーバは、この買い戻し
を行うための条件を満足することができる場合に、当該
商品の買い戻しを行うことを特徴とする。この買い戻し
を行うための条件は、商品の種類や購買者が商品に対し
て要求する条件などに応じて任意に設定することができ
る。

【０００９】また本発明の販売管理システムは、次のよ
うに構成することもできる。すなわち、商品の販売に関
する情報を管理する管理サーバと、通信ネットワークを
介して商品の購買要求を前記管理サーバに送信して販売
状況を問い合わせると共に、この商品が販売可能である
場合にこの商品を販売する商品販売端末とを備え、この
商品販売端末は、商品の購買要求と共に、この商品に対
する買い戻し要求があった場合に応じるかどうかについ
ての回答を管理サーバに送信し、管理サーバは、商品販
売端末から受信した商品の買い戻しに関する回答を管理
し、商品販売端末から受信した所定の購買要求の対象で
ある商品が、買い戻し要求に応じる旨の回答を行った購
買者によって既に購買されている場合に、この購買者か
ら当該商品を買い戻し、この所定の購買要求を行った購
買希望者に販売可能とする。

【００１０】ここで、この商品販売端末は、買い戻し要
求に応じる旨の回答と共に、この買い戻しを行うための
条件を管理サーバに送信し、管理サーバは、この買い戻
しを行うための条件を満足することができる場合に、当
該商品の買い戻しを行うことを特徴とする。

【００１１】また本発明は、通信ネットワークを介して
商品の購買要求を受け付ける購買要求受け付け手段と、
商品の販売管理を行う管理手段とを備えた販売管理サー
バを提供することができる。この販売管理サーバにおい
て、購買要求受け付け手段は、購買要求を受け付けると
共に、この購買要求を発行した購買希望者に対して、こ
の購買要求の対象である商品に対する買い戻し要求があ
った場合に応じるかどうかを問い合わせ、管理手段は、
購買要求受け付け手段にて受け付けた所定の購買要求の
対象である商品が、この買い戻し要求に応じる旨の回答
を行った購買希望者によって既に購買されている場合
に、この購買希望者から当該商品を買い戻し、この所定
の購買要求を行った他の購買希望者に提供することを特
徴とする。

【００１２】ここで、この購買要求受け付け手段は、こ
の買い戻し要求に応じるかどうかの問い合わせに対する
回答と共に、この買い戻しを行うための条件を受け付
け、管理手段は、この買い戻しを行うための条件を満足
することができる場合に、当該商品の買い戻しを行うこ
とを特徴とする。

【００１３】さらに、買い戻し要求に応じる旨の回答を
行った購買希望者に対し、この買い戻しが行われた場合
に所定の特典を付与することとし、管理手段は、この特
典に関する情報を管理する構成とすることができる。そ
して、管理手段は、この特典に関する情報を所定の条件
にしたがって動的に変化させることができる。例えば、
販売される商品が航空券やスポーツ観戦などのチケット
である場合、搭乗日や試合の開催日など当該チケットが
使用される日に近づくほど、買い戻しに応じる購買者の
負担を考慮して大きな特典を付与することができる。ま
た、買い戻し要求に応じる旨の回答を行った購買希望者
に対し、その買い戻し条件に応じて、買い戻しが実際に
発生しなかった場合にも所定の特典を付与するようにす
ることもできる。

【００１４】また、本発明は、商品の販売管理を行う販
売管理サーバにおいて、販売された商品に関して、この
商品の購買者が当該商品に対する買い戻し要求に応じる
ことを示す情報を格納する格納手段と、通信ネットワー
クを介して商品の購買要求に関する情報を入力すると共
に、所定の購買要求の対象である商品が、格納手段に格
納された情報に基づいて、購買者が買い戻し要求に応じ
る商品であると判断される場合に、この購買者から当該
商品を買い戻す管理手段とを備えることを特徴とする。

【００１５】ここで、この格納手段は、商品の買い戻し
に応じることを示す情報と共に、この商品の買い戻しを
行うための条件を格納し、管理手段は、この買い戻しを
行うための条件を満足することができる場合に、当該商
品の買い戻しを行うことを特徴とする。

【００１６】また、本発明は、通信ネットワークを介し
て商品の購買要求を受け付ける購買要求受け付け手段
と、商品の販売管理を行う管理手段とを備えた、次のよ
うな販売管理サーバを提供することができる。すなわ
ち、購買要求受け付け手段は、購買要求を受け付けると
共に、この購買要求を発行した購買希望者に対して、こ
の購買要求の対象である商品の交換要求があった場合に
応じるかどうかを問い合わせ、かつ交換する代替商品の
条件を受け付け、管理手段は、購買要求受け付け手段に
て受け付けた所定の購買要求の対象である商品が、交換
要求に応じる旨の回答を行った購買希望者によって既に
購買されている場合であって、この条件を満足する代替
商品を当該購買希望者に提供できる場合に、この購買希
望者に販売した商品をこの代替商品に交換することを特
徴とする。

【００１７】さらに本発明は、通信ネットワークを介し
て予約の申し込みを受け付ける予約受け付け手段と、予
約状況の管理を行う管理手段とを備えた予約管理サーバ
を提供することができる。この予約管理サーバにおい
て、予約受け付け手段は、予約の申し込みを受け付ける
と共に、この予約の申し込みを行った予約希望者に対し
て、予約の対象に対する変更要求があった場合に応じる
かどうかを問い合わせ、かつ予約変更の条件を受け付
け、管理手段は、予約受け付け手段にて受け付けた所定
の予約の申し込みと同一内容の予約が、この変更要求に
応じる旨の回答を行った予約希望者によって既に行われ
ている場合であって、この予約変更の条件を満足するこ
とができる場合に、この予約希望者における予約内容を
変更することを特徴とする。

【００１８】また、本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とする商品購買用端末を提供することができ
る。すなわち、通信ネットワークを介して商品の購買要
求を受け付ける販売管理システムに対して購買要求を送
信する購買要求送信手段と、この購買要求を行うために
必要な入力を行うための入力手段と、この購買要求を行
うために必要な情報を提示する出力手段とを備え、この
入力手段は、この購買要求の対象である商品の買い戻し
要求に応じることを示す識別情報の入力を受け付け、こ
の購買要求送信手段は、入力手段にて受け付けたこの識
別情報を販売管理システムに送信する。

【００１９】ここで、この入力手段は、商品の買い戻し
を行うための条件の入力を受け付け、購買要求送信手段
は、入力手段にて受け付けた商品の買い戻しを行うため
の条件を販売管理システムに送信することを特徴とす
る。

【００２０】さらに、識別情報により買い戻し要求に応
じると識別される購買者に対し、前記買い戻しが行われ
た場合に所定の特典を付与することとし、出力手段は、
入力手段にて入力される商品の買い戻しを行うための条
件に応じて、付与される特典を提示することを特徴とす
る。

【００２１】また、本発明は、通信ネットワークを介し
て商品の購買要求を受け付け、この商品を販売する商品
販売方法において、購買要求を受け付ける際に、この商
品の買い戻し要求があった場合に応じるかどうかを問い
合わせるステップと、この問い合わせに対する回答を受
け付けて商品を販売するステップと、買い戻し要求に応
じる旨の回答と共に販売された商品に対し、他の購買要
求を受け付けた場合に、この買い戻し要求に応じる旨の
回答と共にこの商品を購買した購買者から当該商品を買
い戻すステップと、この買い戻した商品を当該他の購買
要求を発行した購買希望者に提供するステップとを含む
ことを特徴とする。

【００２２】ここで、この買い戻し要求に応じるかどう
かを問うステップは、商品の買い戻しを行うための条件
を設定するステップを含み、商品を買い戻すステップ
は、この商品の買い戻しを行うための条件を満足するか
どうか調べるステップと、この商品の買い戻しを行うた
めの条件を満足する場合に当該商品を買い戻すステップ
とを含むことを特徴とする。

【００２３】さらに、買い戻し要求に応じるかどうかを
問うステップは、所定の条件を満足する代替商品を提供
することを、商品の買い戻しを行うための条件として設
定するステップを含み、商品を買い戻すステップは、こ
の所定の条件を満足する代替商品を提供できるかどうか
調べるステップと、この所定の条件を満足する代替商品
を提供できる場合に当該商品を買い戻すステップとを含
むことを特徴とする。

【００２４】また、本発明は、コンピュータに実行させ
るプログラムをこのコンピュータの入力手段が読取可能
に記憶した記憶媒体において、このプログラムは、通信
ネットワークを介して商品の購買要求を受け付ける処理
と、この購買要求を発行した購買希望者に対して、この
購買要求の対象である商品に対する買い戻し要求があっ
た場合に応じるかどうかを問い合わせる処理と、この購
買要求の対象である商品が、買い戻し要求に応じる旨の
回答を行った購買希望者によって既に購買されている場
合に、この購買希望者から当該商品を買い戻す処理とを
このコンピュータに実行させることを特徴とする。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。本発明は、航空
機などの乗り物や映画、演劇、スポーツ観戦などのチケ
ット販売、ホテルの部屋の予約といった、ある種の権利
を販売する商品全般に対して利用できるものであるが、
簡単のため、本実施の形態では航空券の販売に用いる場
合を例として説明する。

【００２６】図１は、本実施の形態における販売管理シ
ステムの全体構成を説明する図である。図１において、
符号１０はチケット販売システムであり、インターネッ
トなどの通信ネットワークを介して航空券の販売サービ
スを行う。符号２０は航空券販売用の専用端末であり、
専用オペレータの操作により航空券の販売サービスに供
する。符号３０はチケット管理システムであり、航空券
のチケットデータ及び購買者に関する情報を管理する。
符号４０はチケット管理システム３０にてチケットデー
タを管理するためのチケットデータベース、符号５０は
同様に購買者に関する情報を管理するための購買者デー
タベースである。符号６０はユーザ端末である。航空券
の購買者は、専用オペレータに操作される専用端末２０
により、またはユーザ端末６０にてチケット販売システ
ム１０にアクセスすることにより、所望の航空券を購入
する。

【００２７】本実施の形態は、例えば、チケット販売シ
ステム１０、チケット管理システム３０、チケットデー
タベース４０及び購買者データベース５０を備えた販売
サーバを通信ネットワーク上に設置することにより実現
される。この場合、ユーザ端末６０から販売サーバにア
クセスして航空券を購買する場合は、通信ネットワーク
を利用し、チケット販売システム１０にアクセスする。
そして、チケット販売システム１０により販売された航
空券に関するデータをチケット管理システム３０にて管
理する。一方、専用端末２０から航空券を購買する場合
は、チケット販売システム１０が持つ航空券の販売機能
を専用端末２０も持っているので、チケット販売システ
ム１０を介さずに直接チケット管理システム３０にアク
セスする。そして、専用端末２０により販売された航空
券に関するデータをチケット管理システム３０にて管理
する。

【００２８】航空券の販売を専用端末２０からのみ行う
場合や、チケット販売システム１０の機能を持つサーバ
が既に通信ネットワーク上に存在する場合は、チケット
管理システム３０、チケットデータベース４０及び購買
者データベース５０を備えた管理サーバを通信ネットワ
ーク上に設置することも可能である。この場合、専用端
末２０やチケット販売システム１０により販売された航
空券の管理及び買い戻し制御を管理サーバのサービスと
して提供することができる。

【００２９】本実施の形態において、航空券の購買者
は、購入する航空券に対して要求される条件が緩い場
合、すなわち航空会社や搭乗日時などの変更を許容でき
る場合は、当該航空券を購入する際に販売者による当該
航空券の買い戻しが可能である旨を通知する。この際、
購買者は、販売者が当該航空券を買い戻す際の代替商品
の条件（以下、買い戻し条件）を一定の範囲で指定する
ことができる。これらの情報は購買者データベース５０
に格納され、この通知を行った購買者は、買い戻し可能
購買者として登録される。

【００３０】次に、所定の条件の航空券を購入しようと
する購買希望者がおり、当該航空券が既に販売済みであ
る場合を考える。この場合、当該航空券の購買者が買い
戻し可能購買者として登録されているならば、当該航空
券の販売者は、買い戻し条件を満足する代替商品を提供
することを条件として、当該航空券を当該買い戻し可能
購買者から買い戻して当該購買希望者に提供する。

【００３１】上記構成において、チケット販売システム
１０は、通信ネットワークを介してユーザ端末６０から
行われた航空券の購買要求に応じて航空券を販売する。
すなわち、当該購買要求を受けて航空券を発行すると共
に、当該購買要求に対応する航空機の座席を確保する。
発行された航空券は郵送などの手段により、購買者（ユ
ーザ端末６０のユーザ）に渡される。当該購買要求の受
け付け時に、購買者が買い戻し可能購買者である場合に
は、その航空券に対する買い戻し条件も同時に入力す
る。

【００３２】専用端末２０は、キーボードなどの入力手
段と、ディスプレイなどの出力手段と、航空券を発行す
るための発行手段とを備え、航空会社や旅行代理店など
で、専用オペレータに操作される。専用オペレータは、
購買者からの注文に応じて専用端末２０を操作し、航空
券を発行すると共に、当該注文に対応する航空機の座席
を確保する。当該購買要求の受け付け時に、購買者が買
い戻し可能購買者である場合には、その航空券に対する
買い戻し条件も同時に入力する。

【００３３】チケット管理システム３０は、チケット販
売システム１０及び専用端末２０にて販売された航空券
に関して、当該航空券に関するデータ及び購買者に関す
るデータを管理する。航空券の販売状況や航空機の空席
の状況など、航空券に関するデータは、チケットデータ
ベース４０に格納されて管理される。販売された航空券
の購買者に関するデータは、購買者データベース５０に
格納されて管理される。

【００３４】購買者データベース５０は、買い戻し可能
購買者に関する情報（当該購買者が販売者による当該商
品の買い戻しに応じるという内容を含む情報）を当該商
品に対応付けて、買い戻し可能購買者リスト５１として
保管する。図２は買い戻し可能購買者リスト５１の例を
示す図である。図２を参照すると、買い戻し可能購買者
について、名前、買い戻し条件、買い戻し点数、買い戻
し登録による点数、連絡方法の５項目が登録されてい
る。ここで、買い戻し点数とは、航空券の買い戻しに応
じて当該買い戻し可能購買者に提供される特典の程度を
意味する。買い戻し可能購買者にとっては、所望の航空
券に対する条件が緩いとはいえ、一度購入した航空券の
条件を他の条件に変更するのであるから、ある程度の負
担を伴う。そこで、買い戻しの状況に応じて当該買い戻
し可能購買者に対して特典を与えることにより、当該買
い戻し可能購買者の負担を補填する。これにより、当該
買い戻し可能購買者は、自己にとっては購入した商品と
等価値である代替商品に交換すると共に所定の特典を得
ることができる。また、買い戻し登録による点数とは、
買い戻し可能購買者であることを登録することのみによ
って与えられる特典の程度を意味する。すなわち、買い
戻しが実際に発生するかどうかに関わらず、買い戻し可
能購買者として登録したことのみによって、購買者が所
定の特典を受けられるようにすることが可能である。こ
の場合の特典は、買い戻し条件に応じて程度を設定する
ことができる。これらの特典の内容については、航空券
であればマイレージサービスのポイントを付与するな
ど、販売対象に応じて任意に定めることができる。もち
ろん所定の金額を支払っても良い。なお、後述するよう
に、買い戻し点数を時間の経過に応じて動的に設定する
ことも可能である。

【００３５】図２に示す例では、航空券の買い戻しが可
能である旨の通知を行った購買者Ａについて、買い戻し
条件として、代替航空券が、同じ航空会社の便であり、
搭乗日が翌日までであれば買い戻しに応じることが示さ
れている。また、買い戻しを行う際の買い戻し可能購買
者Ａへの連絡方法として、電話及び電子メールが指定さ
れている。なお、買い戻し可能購買者リスト５１に登録
されるべき情報は、図２に示す項目に限るものではな
く、商品の種類などに応じて販売者が任意に設定するこ
とができる。

【００３６】ユーザ端末６０は、ユーザが通信ネットワ
ークを介してチケット販売システム１０に航空券の購買
要求を行うために使用される。ユーザ端末６０として
は、通信ネットワークに接続されたパーソナル・コンピ
ュータやＰＤＡ、携帯電話型情報端末など、通信ネット
ワークを介して情報の送受信が可能な種々のシステムを
用いることができる。ユーザ端末６０を用いた航空券の
購買は、まず通信ネットワークを介してチケット販売シ
ステム１０にアクセスし、航空券購入用のインタフェー
ス画面を取得する。このインタフェース画面はＨＴＭＬ
ファイルによるウェブページなどの形式でチケット販売
システム１０に用意しておき、ユーザ端末６０からのア
クセスに応じて返送する。

【００３７】図４は、航空券購入用のインタフェース画
面の構成例を説明する図である。図４を参照すると、イ
ンタフェース画面には、購入を希望する航空券の条件
（出発日、出発空港など）及び購買者情報（氏名、連絡
先など）と共に、航空券の買い戻しに関する入力欄４１
０がある。図示の例では、買い戻しに応じる意志の有無
の入力欄４１１、買い戻し条件の入力欄４１２、連絡方
法入力欄４１３が設けられている。入力欄４１１、４１
２、４１３にそれぞれ付された点数は、買い戻し点数で
ある。図示の点数は、航空券の買い戻しが行われた際
に、上述したように、マイレージサービスのポイントな
どに換算されて、買い戻しに応じた購買者に付与され
る。

【００３８】なお、図４に示すインタフェース画面は例
示に過ぎず、図示の構成に限るものではない。また、航
空券の買い戻しに関する入力欄４１０は必須であるが、
その入力項目は図示のものに限定されない。航空券購入
用のインタフェース画面は、商品の種類やユーザの使い
勝手を考慮して、任意の構成で作成することが可能であ
る。

【００３９】ユーザ（購買希望者）は、ユーザ端末６０
に表示された図４に示すようなインタフェース画面に必
要な情報を入力して航空券の購買要求を発行する。ユー
ザ端末６０から発行された購買要求は、チケット販売シ
ステム１０を経てチケット管理システム３０に送られ
る。そして、該当する航空券が存在すれば、その旨の通
知が返送され、ユーザは当該航空券を購入することとな
る。

【００４０】また、上述したように、ユーザは専用オペ
レータに操作を依頼することにより、専用端末２０を介
して航空券を購入することが可能である。この場合、専
用端末２０はチケット販売システム１０を介さずに直接
チケット管理システム３０に問い合わせを行い、航空券
の発行を行う。専用端末２０における入力インタフェー
スは任意の構成とすることができるが、この場合におい
ても、航空券の買い戻しに関する入力は必須である。

【００４１】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
３は、本実施の形態による航空券の販売及び管理におけ
る動作を説明するフローチャートである。図３を参照す
ると、まず、チケット販売システム１０または専用端末
２０において航空券の購買要求を受け付ける（ステップ
３０１）。この購買要求は、チケット管理システム３０
に送られる。

【００４２】チケット管理システム３０は、受け取った
購買要求に基づいて、該当する航空券の在庫を調べる。
該当する航空券の在庫がある場合は、当該購買要求に応
じて当該航空券が販売されることとなる（ステップ３０
２〜３０５）。ここで、購買希望者は、購入した航空券
の買い戻しの要求があった場合に応じる意志があれば、
その旨を入力し、さらに買い戻し条件を入力する（ステ
ップ３０３、３０４）。航空券が販売された後、当該航
空券に関するデータ（チケットデータ）と購買者に関す
るデータ（買い戻しに関する情報を含む）とを更新し、
処理を終了する（ステップ３１０）。

【００４３】また、ステップ３０２において、該当する
航空券の在庫がない場合、チケット管理システム３０
は、購買者データベース５０を検索し、当該航空券の購
買者が買い戻し可能購買者リスト５１に登録されていな
いかを調べる（ステップ３０６）。買い戻し可能購買者
リスト５１に該当する航空券を購入した購買者が登録さ
れている場合、次にチケット管理システム３０は、当該
買い戻し可能購買者に対し、買い戻し条件を満足する代
替航空券を提供できるかどうかを調べる（ステップ３０
７、３０８）。例えば、同日出発の便であることが買い
戻し条件として指定されており、航空会社の指定がない
場合は、他の航空会社で同日出発の便の航空券があるか
どうかを調べる。

【００４４】買い戻し条件を満足する代替航空券が存在
するならば、チケット管理システム３０は、買い戻し可
能購買者から当該航空券を買い戻し、代替航空券を提供
する。また、当該航空券の購買希望者に当該航空券を転
売する（ステップ３０９）。航空券が販売された後、当
該航空券に関するデータ（チケットデータ）と購買者に
関するデータ（買い戻しに関する情報を含む）とを更新
し、処理を終了する（ステップ３１０）。

【００４５】ステップ３０７において、該当する航空券
を購入した購買者の中に一人も買い戻し可能購買者リス
ト５１に登録された人がいない場合、及びステップ３０
８において、買い戻し条件を満足する代替航空券が入手
できない場合は、当該航空券を購買希望者に販売するこ
とはできない。したがって、当該航空券が売り切れであ
ることを通知して処理を終了する。

【００４６】本実施の形態では、航空券の買い戻しが行
われた際に、設定されている買い戻し点数に基づいて、
買い戻しに応じた購買者に特典が付与されることとし
た。この買い戻し点数を時間の経過に応じて動的に設定
することが可能である。図５は、図４のインタフェース
画面にて示した買い戻し点数を例とし、買い戻し点数を
時間の経過に応じて変化させる場合の設定例を示す図で
ある。図４に示したように、買い戻し条件を指定した場
合、基準となる買い戻し点数（Base Point）は、１７０
点（＝１００点＋２０点＋５０点）である。図５を参照
すると、航空券の買い戻しが出発日の２日前までであれ
ば、この基準の買い戻し点数が当該買い戻し可能購買者
に付与される。次に、直前２日を過ぎて１日前までは、
基準の買い戻し点数の１．２倍の２１４点が付与され
る。さらに、直前１日を過ぎて１２時間前までは、基準
の買い戻し点数の１．５倍の２５５点が付与される。さ
らに、直前１２時間を過ぎて３時間前までは、基準の買
い戻し点数の２倍の３４０点が付与される。さらに、直
前３時間以内での買い戻しについては、基準の買い戻し
点数の４倍の６８０点が付与される。以上の処理は、例
えばチケット管理システム３０において時間管理を行う
ことにより実行される。

【００４７】航空券などの予約券においては、使用する
日時に近くなればなるほど、買い戻しの際における買い
戻し可能購買者の負担は大きくなる。そこで、上記のよ
うに使用日時に近くなるに伴って、買い戻し点数を増や
すことにより、買い戻し可能購買者の負担を十分に補填
する。なお、図５に示した買い戻し点数の変化の設定は
例示に過ぎず、商品の種類や買い戻しに対して付与する
特典の内容に応じて、販売者が任意に設定することがで
きる。

【００４８】また、時間の経過に応じて買い戻し点数を
変化させる場合、ユーザ（買い戻し可能購買者）がユー
ザ端末６０により、現時点での買い戻し点数を認知でき
るようにしても良い。すなわち、ユーザ端末６０から、
購買者が購入した航空券を特定して問い合わせを行い、
チケット管理システム３０から現時点での買い戻し点数
を応答する。これにより、買い戻し可能購買者は、買い
戻しが行われた際にどれだけの買い戻し点数が与えられ
るのかを直ちに知ることができる。さらにまた、時間の
経過に応じて変化する買い戻し点数をユーザ端末６０に
おいて知ることができれば、商品を購入した当所は買い
戻しに応じるかどうかの入力を保留しておき、買い戻し
点数の変化の度合いに応じて買い戻しに応じるかどうか
を決定するといった利用も可能である。

【００４９】上述したように、本発明は、本実施の形態
において説明した航空券における販売管理システムの
他、映画やスポーツ観戦など種々のチケットの販売管理
に利用することができる。また、ホテルの部屋などの予
約に利用することも可能である。この場合、チケットな
どの販売管理の代わりに、予約管理を行うシステムとし
て使用されることとなる。すなわち、チケット販売シス
テム１０の代わりに予約受け付けシステムを、チケット
管理システム３０の代わりに予約状況管理システムを、
チケットデータベース４０及び購買者データベース５０
の代わりに予約状況データベースをそれぞれ設け、予約
を入れる段階で代替物（部屋など）に変更するための条
件を上述した買い戻し条件と同様に登録しておく。そし
て、同内容の予約の申し込みがあり、かつ当該条件を満
足する代替物がある場合に、予約内容を変更する。この
ために必要な情報の取得方法及び管理方法は、上述した
販売課に利システムにおける情報の取得方法及び管理方
法と本質的に同様である。

【００５０】また、上記の実施の形態では、一度販売し
た航空券を購買者から買い戻して他の購買希望者に転売
することとしたが、商品によっては、購買者から買い戻
すことなく代替商品との交換を行って、交換された当該
商品を他の購買希望者に提供することも可能である。

【００５１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
販売者において、販売した商品を購買者から買い戻すこ
とが容易にできる。このため、商品を効率よく販売する
ことが可能となる。さらに、購入商品に対して要求する
条件の緩い購買者にとっては、購入した商品を当該購買
者にとっては等価値の代替商品に交換することにより、
所定の特典を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施の形態における販売管理システムの全
体構成を説明する図である。

【図２】 本実施の形態における買い戻し可能購買者リ
ストの例を示す図である。

【図３】 本実施の形態による航空券の販売及び管理に
おける動作を説明するフローチャートである。

【図４】 本実施の形態における航空券購入用のインタ
フェース画面の構成例を説明する図である。

【図５】 買い戻し点数を時間の経過に応じて変化させ
る場合の設定例を示す図である。

【符号の説明】

１０…チケット販売システム、２０…専用端末、３０…
チケット管理システム、４０…チケットデータベース、
５０…購買者データベース、５１…買い戻し可能購買者
リスト、６０…ユーザ端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 一義 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 中村 祐一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 豊岡 孝資 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 Ｆターム(参考） 5B049 CC06 CC08 CC16 EE00 GG00

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークを介して商品の販売を
   行う販売サーバと、 前記通信ネットワークにて前記販売サーバにアクセスし
   商品の購買要求を送信する購買用端末とを備え、 前記購買用端末は、 商品の購買要求と共に、当該商品に対する買い戻し要求
   があった場合に応じるかどうかについての回答を前記販
   売サーバに送信し、 前記販売サーバは、 商品の販売に関する情報と当該商品に関する前記回答と
   を管理し、 前記購買用端末から受信した所定の購買要求の対象であ
   る商品が、前記買い戻し要求に応じる旨の回答を行った
   購買者によって既に購買されている場合に、当該購買者
   から当該商品を買い戻し、当該所定の購買要求を行った
   購買希望者に提供することを特徴とする販売管理システ
   ム。
2. 【請求項２】 前記購買用端末は、前記買い戻し要求に
   応じる旨の回答と共に、前記買い戻しを行うための条件
   を前記販売サーバに送信し、 前記販売サーバは、前記買い戻しを行うための条件を満
   足することができる場合に、前記商品の買い戻しを行う
   ことを特徴とする請求項１に記載の販売管理システム。
3. 【請求項３】 商品の販売に関する情報を管理する管理
   サーバと、 通信ネットワークを介して商品の購買要求を前記管理サ
   ーバに送信して販売状況を問い合わせると共に、当該商
   品が販売可能である場合に当該商品を販売する商品販売
   端末とを備え、 前記商品販売端末は、 商品の購買要求と共に、当該商品に対する買い戻し要求
   があった場合に応じるかどうかについての回答を前記管
   理サーバに送信し、 前記管理サーバは、 前記商品販売端末から受信した前記商品の買い戻しに関
   する前記回答を管理し、 前記商品販売端末から受信した所定の購買要求の対象で
   ある商品が、前記買い戻し要求に応じる旨の回答を行っ
   た購買者によって既に購買されている場合に、当該購買
   者から当該商品を買い戻し、当該所定の購買要求を行っ
   た購買希望者に販売可能とすることを特徴とする販売管
   理システム。
4. 【請求項４】 前記商品販売端末は、前記買い戻し要求
   に応じる旨の回答と共に、前記買い戻しを行うための条
   件を前記管理サーバに送信し、 前記管理サーバは、前記買い戻しを行うための条件を満
   足することができる場合に、前記商品の買い戻しを行う
   ことを特徴とする請求項３に記載の販売管理システム。
5. 【請求項５】 通信ネットワークを介して商品の購買要
   求を受け付ける購買要求受け付け手段と、商品の販売管
   理を行う管理手段とを備えた販売管理サーバにおいて、 前記購買要求受け付け手段は、 前記購買要求を受け付けると共に、当該購買要求を発行
   した購買希望者に対して、当該購買要求の対象である商
   品に対する買い戻し要求があった場合に応じるかどうか
   を問い合わせ、 前記管理手段は、 前記購買要求受け付け手段にて受け付けた所定の購買要
   求の対象である商品が、前記買い戻し要求に応じる旨の
   回答を行った前記購買希望者によって既に購買されてい
   る場合に、当該購買希望者から当該商品を買い戻し、当
   該所定の購買要求を行った他の購買希望者に提供するこ
   とを特徴とする販売管理サーバ。
6. 【請求項６】 前記購買要求受け付け手段は、前記買い
   戻し要求に応じるかどうかの問い合わせに対する回答と
   共に、前記買い戻しを行うための条件を受け付け、 前記管理手段は、前記買い戻しを行うための条件を満足
   することができる場合に、前記商品の買い戻しを行うこ
   とを特徴とする請求項５に記載の販売管理サーバ。
7. 【請求項７】 前記買い戻し要求に応じる旨の回答を行
   った前記購買希望者に対し、前記買い戻しが行われた場
   合に所定の特典を付与することとし、 前記管理手段は、前記特典に関する情報を管理すること
   を特徴とする請求項５に記載の販売管理サーバ。
8. 【請求項８】 前記管理手段は、前記特典に関する情報
   を所定の条件にしたがって動的に変化させることを特徴
   とする請求項７に記載の販売管理サーバ。
9. 【請求項９】 商品の販売管理を行う販売管理サーバに
   おいて、 販売された商品に関して、当該商品の購買者が当該商品
   に対する買い戻し要求に応じることを示す情報を格納す
   る格納手段と、 通信ネットワークを介して商品の購買要求に関する情報
   を入力すると共に、所定の購買要求の対象である商品
   が、前記格納手段に格納された情報に基づいて、前記購
   買者が買い戻し要求に応じる商品であると判断される場
   合に、当該購買者から当該商品を買い戻す管理手段とを
   備えることを特徴とする販売管理サーバ。
10. 【請求項１０】 前記格納手段は、前記商品の買い戻し
    を行うための条件を前記情報と共に格納し、 前記管理手段は、前記買い戻しを行うための条件を満足
    することができる場合に、前記商品の買い戻しを行うこ
    とを特徴とする請求項９に記載の販売管理サーバ。
11. 【請求項１１】 通信ネットワークを介して商品の購買
    要求を受け付ける購買要求受け付け手段と、商品の販売
    管理を行う管理手段とを備えた販売管理サーバにおい
    て、 前記購買要求受け付け手段は、 前記購買要求を受け付けると共に、当該購買要求を発行
    した購買希望者に対して、当該購買要求の対象である商
    品の交換要求があった場合に応じるかどうかを問い合わ
    せ、かつ交換する代替商品の条件を受け付け、 前記管理手段は、 前記購買要求受け付け手段にて受け付けた所定の購買要
    求の対象である商品が、前記交換要求に応じる旨の回答
    を行った前記購買希望者によって既に購買されている場
    合であって、前記条件を満足する代替商品を当該購買希
    望者に提供できる場合に、当該購買希望者に販売した商
    品を当該代替商品に交換することを特徴とする販売管理
    サーバ。
12. 【請求項１２】 通信ネットワークを介して商品の購買
    要求を受け付ける購買要求受け付け手段と、当該購買要
    求に応じて当該通信ネットワークを介して商品の販売を
    行う販売手段とを備えた販売サーバにおいて、 前記購買要求受け付け手段は、 前記商品の購買要求と共に、当該商品に対する買い戻し
    要求があった場合に応じるかどうかについてのユーザの
    回答を受信することを特徴とする販売サーバ。
13. 【請求項１３】 前記買い戻し要求に応じる旨の回答を
    行った前記購買希望者に対して買い戻しの有無に関わら
    ず所定の特典を付与することとし、 前記特典に関する情報を管理する管理手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項１２に記載の販売サーバ。
14. 【請求項１４】 通信ネットワークを介して予約の申し
    込みを受け付ける予約受け付け手段と、予約状況の管理
    を行う管理手段とを備えた予約管理サーバにおいて、 前記予約受け付け手段は、 予約の申し込みを受け付けると共に、当該予約の申し込
    みを行った予約希望者に対して、当該予約の対象に対す
    る変更要求があった場合に応じるかどうかを問い合わ
    せ、かつ予約変更の条件を受け付け、 前記管理手段は、 前記予約受け付け手段にて受け付けた所定の予約の申し
    込みと同一内容の予約が、前記変更要求に応じる旨の回
    答を行った前記予約希望者によって既に行われている場
    合であって、前記予約変更の条件を満足することができ
    る場合に、当該希望予約者における予約内容を変更する
    ことを特徴とする予約管理サーバ。
15. 【請求項１５】 通信ネットワークを介して商品の購買
    要求を受け付ける販売管理システムに対して当該購買要
    求を送信する購買要求送信手段と、 当該購買要求を行うために必要な入力を行うための入力
    手段と、 当該購買要求を行うために必要な情報を提示する出力手
    段とを備え、 前記入力手段は、前記購買要求の対象である商品の買い
    戻し要求に応じることを示す識別情報の入力を受け付
    け、 前記購買要求送信手段は、前記入力手段にて受け付けた
    前記識別情報を前記販売管理システムに送信することを
    特徴とする商品購買用端末。
16. 【請求項１６】 前記入力手段は、前記商品の買い戻し
    を行うための条件の入力を受け付け、 前記購買要求送信手段は、前記入力手段にて受け付けた
    前記商品の買い戻しを行うための条件を前記販売管理シ
    ステムに送信することを特徴とする請求項１５に記載の
    商品購買用端末。
17. 【請求項１７】 前記識別情報により買い戻し要求に応
    じると識別される購買者に対し、前記買い戻しが行われ
    た場合に所定の特典を付与することとし、 前記出力手段は、前記入力手段にて入力される前記商品
    の買い戻しを行うための条件に応じて、付与される特典
    を提示することを特徴とする請求項１５に記載の商品購
    買用端末。
18. 【請求項１８】 通信ネットワークを介して商品の購買
    要求を受け付け、当該商品を販売する商品販売方法にお
    いて、 前記購買要求を受け付ける際に、当該商品の買い戻し要
    求があった場合に応じるかどうかを問い合わせるステッ
    プと、 前記問い合わせに対する回答を受け付けて前記商品を販
    売するステップと、 前記買い戻し要求に応じる旨の回答と共に販売された商
    品に対し、他の購買要求を受け付けた場合に、前記買い
    戻し要求に応じる旨の回答と共に当該商品を購買した購
    買者から当該商品を買い戻すステップと、 前記買い戻した商品を前記他の購買要求を発行した購買
    希望者に提供するステップとを含むことを特徴とする商
    品販売方法。
19. 【請求項１９】 前記買い戻し要求に応じるかどうかを
    問うステップは、 前記商品の買い戻しを行うための条件を設定するステッ
    プを含み、 前記商品を買い戻すステップは、 前記商品の買い戻しを行うための条件を満足するかどう
    か調べるステップと、 前記商品の買い戻しを行うための条件を満足する場合に
    前記商品を買い戻すステップとを含むことを特徴とする
    請求項１８に記載の商品販売方法。
20. 【請求項２０】 前記買い戻し要求に応じるかどうかを
    問うステップは、 所定の条件を満足する代替商品を提供することを、前記
    商品の買い戻しを行うための条件として設定するステッ
    プを含み、 前記商品を買い戻すステップは、 前記所定の条件を満足する代替商品を提供できるかどう
    か調べるステップと、 前記所定の条件を満足する代替商品を提供できる場合に
    前記商品を買い戻すステップとを含むことを特徴とする
    請求項１８に記載の商品販売方法。
21. 【請求項２１】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記
    憶媒体において、 前記プログラムは、 通信ネットワークを介して商品の購買要求を受け付ける
    処理と、 前記購買要求を発行した購買希望者に対して、当該購買
    要求の対象である商品に対する買い戻し要求があった場
    合に応じるかどうかを問い合わせる処理と、 購買要求の対象である商品が、前記買い戻し要求に応じ
    る旨の回答を行った前記購買希望者によって既に購買さ
    れている場合に、当該購買希望者から当該商品を買い戻
    す処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴と
    する記憶媒体。