JP5094153B2 - ウエットシート用シート基材 - Google Patents

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Description

本発明は、液体が含浸されたウエットシートに用いられるシート基材に関する。
シート基材に液体を含浸させてなるウエットシートを複数枚重ねて容器中に保存すると、重力の影響で液体は下の方に移動する傾向にあり、液体の含有量がシート毎に異なってしまう場合がある。これに起因して、ウエットシートの使用時に、液体の性能が十分に発揮されないことがある。また液体の含有量が少ないことによる使用感の低下も起こりやすい。更に、場合によっては、容器の底に液体が溜まってしまい、液が無駄になってしまう。例えばウエットシートがメイク落としシートの場合、重ねたシートのうちの上の方のシートは洗浄性に劣り、下の方のシートはべたついて感触が悪くなる。
ウエットシートを複数枚重ねて保存しても液体の移動が起こらないようにするために、坪量が15〜200g/m2であるポリオレフィン樹脂のメルトブローン不織布を用いることが提案されている(特許文献1参照)。このメルトブローン不織布は、孔の少なくとも65%が、20〜60μmのサイズを持つ孔で占められていることを特徴としている。しかし、ポリオレフィン樹脂は疎水性であることから、これを原料とするメルトブローン不織布に水性液を含浸させる場合には、該不織布を親水化処理する必要があり、製造に手間がかかる。また、製造条件にもよるが、メルトブローン不織布は一般に風合いが良好でなく、特にこれを皮膚の清拭に用いると拭き心地が良くない場合がある。
そこで本出願人は先に、繊維径が0.2〜5.5dtexである親水性繊維を含み、繊維間距離が10〜35μmであるスパンレース不織布からなるウエットシート用シート基材を提案した(特許文献2参照)。このシート基材によれば、これに液体を含浸させて複数枚を積層状態で保存しても、液体の移動が少なくなるという利点がある。
特開昭63−54137号公報 特開2005−330608号公報
本発明の目的は、前述した従来技術のシート基材よりも性能が一層向上したウエットシート用シート基材を提供することにある。
本発明は、液体が含浸されてウエットシートとなされるウエットシート用シート基材であって、
前記シート基材は一種又は二種以上の親水性繊維を55重量%以上含む繊維シートからなり、
前記繊維シートは、多数の開孔部と該開孔部を取り囲む非開孔部とを有し、該開孔部の面積が該繊維シートの面積の1〜40%を占めており、
前記非開孔部における繊維の平均繊維間距離が5〜35μmであるウエットシート用シート基材を提供するものである。
本発明のシート基材は、感触が良好であり、しかも液体を含浸させて複数枚を積層状態で保存しても、液体の移動が少なくなる。従って、含浸された液体の性能を十分に発揮させることができる。また液体が適正な量でシートから放出されるので、洗浄性が良好になる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明のシート基材は、液体が含浸されてウエットシートとなされるものであり、液体の含浸前はドライな状態のものである。シート基材は繊維材料を含む繊維シートからなる。繊維シートとしては、各種織布、不織布、編布、それらの複合体などを用いることができる。液体の保持性能や製造経費を考慮すると、各種不織布を用いることが好ましい。
繊維シートとして不織布を用いる場合には、例えば乾式スパンレース不織布、湿式スパンレース不織布、エアレイド不織布、エアスルー不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布などの各種不織布を用いることができる。これらの不織布のうち、液体の含浸性能、保持性能、風合い等の点から乾式スパンレース不織布又は湿式スパンレース不織布等を用いることが好ましい。
シート基材は、単層の繊維シートから構成されていてもよく、或いは同一又は異なる種類の複数の繊維シートを積層一体化してなる多層構造のものであってもよい。例えばシート基材を3層構造とし、中間層に各外層よりも繊維径の細い繊維を使用して液移動を抑制するようにしても良い。ウエットシートにおける液体の移動を抑制する点からは、シート基材は単層の繊維シート、特に単層の不織布から構成されていることが好ましい。
図1には、本発明のシート基材の一実施形態が示されている。シート基材10を構成する繊維シートは、多数の矩形の開孔部11と、開孔部11を取り囲む非開孔部12とを有している。各開孔部11は、シート基材10の全域にわたって散点状に均一に分散配置されており個々独立している。開孔部11は、シート基材11の一方向に所定間隔をおいて一列に配置され、その列が多列に配置され、且つ各列において開孔部11の配置位置が半ピッチずれるように形成されていても良い。開孔部11を取り囲む非開孔部12は互いに連結してシート基材10の全域にわたる連続体を形成している。
後述する繊維シート10の製造方法から明らかなように、非開孔部12においては、シート基材10の構成繊維が圧密化されて見掛けの密度が高くなった状態になっている。一方、開孔部11においては、繊維が存在しないか、或いは少量の繊維が存在していてもよい。開孔部11内に繊維が存在する場合、繊維どうしがつながって、蜘蛛の巣のような状態になっていても良いし、繊維が切れた状態でも良い。繊維の長さが開孔部11の縦の長さや横の長さに比べて短い場合には、繊維が切れた状態になりやすい。長い場合には、蜘蛛の巣のような状態になりやすい。また、合成繊維は親水性繊維よりも剛性があることから、繊維シート10の構成繊維として合成繊維を用いると、繊維が切れたり、蜘蛛の巣のような状態になったりしやすい。開孔部11内を蜘蛛の巣のような状態にするためには、後述するスパンレース法によって開孔部11を形成することが有利である。
非開孔部12の圧密化の程度は、該非開孔部12における繊維の繊維間距離で定量化することができる。非開孔部12における繊維間距離は5〜35μmに設定されており、好ましくは6〜34μm、更に好ましくは7〜33μmである。繊維間距離は次式から算出される。
Figure 0005094153
液体の移動を抑制できる理由については十分明らかになっていないが、繊維間距離が小さくなり、それが液の移動の抵抗(抵抗力)となると共に、毛細管力も作用し、重力による液体の移動が抑制されていることが一因になっているのではないかと本発明者らは推測している。開孔部11及び上述の繊維間距離を有するように圧密化された非開孔部12を有していることによって、本実施形態のシート基材10によれば次の有利な効果(イ)ないし(ハ)が奏される。
(イ)繊維が圧密化されて繊維間距離が小さくなっている非開孔部12においては、液移動に対する抵抗力及び毛細管力が強く作用するようになる。従って、シート基材10に各種の液体が含浸された場合、該液体は、液移動に対する抵抗力及び毛細管力が強く作用する部位である非開孔部12に安定的に保持される。この理由により、ウエットシートの積層保存中における液体の移動が起こりにくくなる。この観点から、液体を保持する部位である非開孔部12は、その面積の総和が、繊維シートの面積の60〜99%、好ましくは70〜99%を占めるように形成されており、一方、開孔部11は、その面積の総和が、繊維シートの面積の1〜40%、好ましくは1〜30%を占めるように形成されている。開孔部11の個々の面積は、0.01〜5mm2、特に0.1〜3mm2であることが好ましい。繊維シートの面積に対する開孔部11の面積の割合は次の方法で測定される。繊維シートを10cm×15cmにカットする。これをスキャナーで画像として取り込み、ソフトウエア(イメージプロ)で画像解析することにより繊維シートの面積に対する開孔部11の面積の割合を求める。
(ロ)しかも、シート基材10は開孔部11及び非開孔部12を有することに起因して、その各面に凹凸を有する。つまり表面が平坦になっていない。その結果、ウエットシートを積層保存している状態において、上下で隣り合うシート間での接触面積が低く抑えられる。このことによって、上下で隣り合うシート間での液体の移動が起こりにくくなる。
(ハ)その上、シート基材10に開孔部11及び非開孔部12が形成されていることによって、該シート基材10は、非開孔部12が屈曲の起点となりやすいので、風合いが柔軟なものである。このことは、本実施形態のシート基材10に液体を含浸させてなるウエットシートを用いて肌を清拭した場合に、該ウエットシートの肌への追従性が良好になる点で有利である。この観点から繊維シートは、そのバルクソフトネスが0.1〜1.2N、特に0.2〜1.1Nであることが好ましい。バルクソフトネスは、シート基材の流れ方向及び幅方向の少なくとも一方において前記の範囲を満たしていることが好ましく、両方向において前記の範囲を満たしていることが更に好ましい。バルクソフトネスは次の方法で測定される。
〔バルクソフトネスの測定方法〕
流れ方向におけるバルクソフトネスはシート基材を流れ方向へ30mm、幅方向へ150mmの大きさにカットし矩形状の試験片を得る。この試験片から短辺方向(30mmの方向)を高さとする直径45mmの円筒を作る。円筒の円周方向の重なり幅は約10mmとする。重なった部分の上端及び下端をMAX製ステープラHD−10D、針NO.10−1Mで固定する。このようにして得られた円筒状の測定サンプルを円筒の高さ方向に圧縮したときの最大荷重を圧縮試験機によって測定し、その値をバルクソフトネスの値とする。圧縮試験機はオリエンテック(株)社製RTA−100型(商品名)を用いた。圧縮速度は10mm/minとする。一方、幅方向におけるバルクソフトネスは、シート基材を幅方向へ30mm、流れ方向へ150mmの大きさにカットし矩形状の試験片を採取し、上述と同じ方法で測定する。
開孔部11の形状に特に制限はなく、例えば正方形、長方形、円形、菱形、線状等であっても良い。開孔部11の配置パターンにも特に制限はない。シート基材10の流れ方向に沿う開孔部11のピッチは0.1〜10mm、特に0.3〜5mmとすることが好ましい。シート基材10の幅方向に沿う開孔部11のピッチは0.1〜10mm、特に0.3〜5mmとすることが好ましい。これらのピッチは、測定点数をN=10として、流れ方向及び幅方向それぞれについて測定されたピッチの値を平均したものである。
開孔部11内に少量の繊維が存在する場合、開孔部11を円形と換算した時の当該繊維の平均繊維間距離は100〜800μmであることが、接触面積が過度に大きくなることに起因する清拭時の抵抗の増大を防止しつつ、開孔部11からの液移動を防止する観点から好ましい。また、非開孔部12における平均繊維間距離が、開孔部11における平均繊維間距離に対して1〜10%であることが、自由空間が過度に少なくなることに起因する液保持量の低下を防止し、また開孔部11が過度に大きくなることに起因する液移動の増大を防止し、更に液移動の抵抗力の低下を防止し、また更に清拭時の抵抗の増大を防止する観点から好ましい。開孔部11に存在する繊維の平均繊維間距離は次の方法で測定される。
〔開孔部の平均繊維間距離の測定方法〕
開孔部の平均繊維間距離は、シート基材を流れ方向へ100mm、幅方向へ150mmの大きさにカットする。これをデジタルマイクロスコープ(キーエンス(株)、VHX−500)でN=10の開孔部の面積Sを測定し平均する。測定された面積Sをもとに、以下の式により円形に換算した開孔部の平均繊維間距離D1を計算する。
S=π/4×D12
繊維シートは、これをエンボス加工して圧密化しても良い。圧密化は、部分的でもよく、或いは全面でも良い。特に、開孔部11の周辺は、開孔の操作によってミクロ的に密度が上がっているので、例えば図3に示す模式図のように開孔部11の位置に合わせてエンボス加工を行うことにより、エンボス加工によって圧密化された部分(エンボス部13)は、非開孔部12のうちエンボス加工されていない部位に比べて薄くて更に密度が高く、平均繊維間距離が小さくなる。それによって、液移動に対して抵抗力が一層高くなるので好ましい。この観点から、エンボス部13の平均繊維間距離は1〜33μm、特に3〜30μmであることが好ましい。エンボス部13の平均繊維間距離は、シート基材10における非開孔部12の坪量、及びエンボス部の20gf/cm2荷重下の厚みを用いて、前述した繊維間距離の算出式から計算される。
エンボス加工の方法に特に制限はなく、例えばロールエンボス、平板エンボス、超音波エンボス、柄出しパンチエンボスなどが挙げられる。エンボス加工の条件も特に制限されず、目的に応じて適宜調整される。エンボス加工の形状は任意でよく、例えば正方形、長方形、円形、楕円形、菱形、線状等である。具体的には、超音波エンボス加工の場合、2mmφのドット柄、7mmタテヨコセンターピッチ、千鳥配列、エンボス加工の面積率12.8%の彫刻ロールと超音波ホーンとの間に繊維シートを通し、千鳥状の点模様を有するシートを得ることができる。
エンボス加工の面積率は1〜30%、特に5〜25%であることが、液移動に対する抵抗を高くし得る点、並びに十分な厚み及び柔軟性を確保する点から好ましい。エンボス加工の面積率は次の方法で測定される。エンボスロールに加圧したところが赤く発色するフィルム(冨士フィルム(株)、プレスケール)を押しあて、エンボス部(凸部)をフィルム上で赤くさせる。この状態下にデジタルマイクロスコープ(キーエンス(株)、VHX−500)で凸部の直径を測定し、一定面積に対する凸部の面積の割合を計算する。この値を面積率とする。
開孔部11及び圧密化の程度が前述の通りであるような非開孔部12を形成するためには、例えば後述する方法に従いシート基材10を形成すればよい。また、使用する繊維の観点からは、シート基材10は、親水性繊維を55重量%以上含み、好ましくは65%以上、更に好ましくは75%以上含む。勿論、親水性繊維100%からシート基材10が構成されていてもよい。これによって、液体の保持性が良好になり、液体の移動を抑制することが可能になる。
親水性繊維としては、本来親水性を有する繊維、及び本来は親水性でないが親水化処理によって親水性になされた繊維の双方を用いることができる。本来親水性を有する繊維としては、例えばコットン等の天然繊維や、パルプ、レーヨン、アクリル、キュプラ、リヨセル、テンセル(登録商標)等が挙げられる。本来は親水性でないが親水化処理によって親水性になされた繊維としては、例えばポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂等の疎水性樹脂からなる繊維に親水化処理を施した繊維が挙げられる。これらの繊維のうち、風合いの良好さの点からコットン、レーヨン、キュプラ、リヨセル、テンセル(登録商標)を用いることが好ましく、特にコットンを用いることが好ましい。親水性繊維は一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明において用いられる親水性繊維は、その太さが好ましくは0.2〜5.5dtexであり、更に好ましくは0.5〜4.4dtex、一層好ましくは0.8〜3.3dtexである。天然繊維であるコットンを用いた場合は、断面形状が真円でないので、断面の縦横比を3として計算した場合に、前記の太さ範囲に入ることが好ましい。この範囲の繊維径の繊維を用いると、先に述べた繊維間距離を適正にコントロールすることが容易となる。親水性繊維を二種以上用いる場合には、少なくとも一種の親水性繊維の太さが前記の範囲内であることを要する。好ましくはすべての親水性繊維の太さが前記の範囲内とする。
親水性繊維としてコットンを用いた場合、マイクロネア繊度(μg/in)は2.5〜6.0μg/inが好ましく、3.1〜4.4μg/inが感触も良好になりより好ましい。
親水性繊維の繊維長については特に制限はされないが、使用時の感触及び生産性の点から5〜100mmが好ましい。
繊維シートには、液体の移動を抑制したり、掻き取り性、強度、肌感触、クッション性を向上させたりするために、合成繊維(親水性でない合成繊維)を配合しても良い。合成繊維としては、単一繊維、芯鞘型複合繊維、サイドバイサイド型複合繊維、極細繊維などが用いられる。合成繊維の断面形状に特に制限はなく、例えば円形、三角、星形、中空などが挙げられる。合成繊維として熱融着繊維を配合しても良いが、液移動を抑制し肌感触を向上させるために極細繊維を用いることが好ましい。極細繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ナイロン、アセテートなどからなる極細繊維又は外力や化学的作用によって多数本に分割可能な繊維を用いることができる。分割繊維を用いる場合には、分割後の繊維径が前記範囲に入れば分割前の繊維径や分割数は制限されない。一例として、分割前の太さが0.02〜2.2dtexである分割繊維を用いることができる。繊維シートにおける親水性繊維以外の繊維の配合量は、10〜45重量%、特に15〜40重量%であることが好ましい。合成繊維の繊維長については特に制限はされないが、使用目的や生産性の点で5〜100mmが好ましい。
シート基材10を構成する繊維シートにおいては、その厚み、即ち非開孔部12の厚みが0.22〜0.85mm、特に0.24〜0.65mm、とりわけ0.26〜0.45であることが好ましい。更に、繊維シートはその坪量が20〜110g/m2、特に30〜80g/m2であることが好ましい。坪量がこの範囲内であれば、液体の保持性能を十分に高めることが可能となる。坪量は、繊維シートを100mm×100mmの寸法に切り出してその重量を測定し、これを1m2の重量に換算して求める。厚みは、シート基材を100mm×100mmの寸法に切り出して、20gf/cm2の荷重下で測定する。
シート基材10を構成する繊維シートにエンボス加工が施されている場合、エンボス部の厚みは0.01〜0.45mm、特に0.03〜0.40mmであることが、平均繊維間距離が小さくなり、液移動に対して抵抗力が高くなる点から好ましい。エンボス部の厚みは次の方法で測定される。シート基材を流れ方向へ100mm、幅方向へ150mmの大きさにカットする。レーザー厚み計(キーエンス(株)、LK−085)を用い、この中のエンボス部の厚みをN=10で測定し平均する。そして、レーザー厚み計の測定値と20gf/cm2荷重下の厚みの測定値との相関式(y=1.3036x−0.4814、y:20gf/cm2での厚み(mm)、x:レーザーでの厚み(mm))より、20gf/cm2荷重下の厚みに換算する。エンボス部の面積が小さくレーザー厚み計で測定できない場合は、シート基材10の断面を実体顕微鏡や電子顕微鏡などで撮影し、撮影した像から測定された厚みと20gf/cm2荷重下の厚みの測定値の相関式から、20gf/cm2荷重下の厚みに換算しても良い。
シート基材10は、その飽和液量が単位重量当たり50〜1000%、特に100〜600%であることが好ましい。これによって十分な量の液体を保持することができる。飽和液量は、シート基材10を構成する繊維によって形成される空間と、繊維自身の材質に依存するものである。従って、シート基材10の厚みを単に薄くすれば液体の保持性能が向上するというものではなく、該性能を向上させるためには飽和液量も考慮する必要がある。飽和液量はシート基材10を100mm×100mmの寸法に切り出してその重量を測定する。イオン交換水にシート基材を15分以上浸漬し、取り出し後に1分以上液をしたたり落とし、重量を測定し、浸漬前後の重量の差を計算することにより求めることができる。
次に、本実施形態のシート基材10を構成する繊維シートの好ましい製造方法を、図2を参照しながら説明する。図2は、繊維シートを製造するための好ましい装置20が模式的に示されている。装置20は、ウエブ形成部21、水流交絡部22、及び開孔形成部23を備えている。ウエブ形成部21にはカード機21Aが備えられている。カード機21からは、カードウエブ10Aが繰り出される。
繰り出されたカードウエブ10Aは水流交絡部22に搬送される。水流交絡部22は、高圧ジェット水流の噴射装置22A及び透水性の無端メッシュベルト22Bを備えている。無端メッシュベルト22Bは、噴射装置22Aの噴射口と対向する位置に配置されており、カードウエブ10Aの搬送方向に周回している。カードウエブ10Aの構成繊維は、噴射装置22Aから噴射される高圧ジェット水流によって交絡してスパンレース不織布10Bとなる。
ウエブ10Aを水流交絡させる時の条件としては特に制限されない。例えば孔径0.03〜3.0mmの噴射孔が噴射孔間隔0.03〜15mmで一列又は複数列配置されている噴射装置を用いることができる。この装置を用い、高圧ジェット水流を、ウエブ10Aの上方10〜80mmの位置から0.1〜50MPaの圧力で噴射することができる。水流交絡は目的に応じて何回かに分けて行われても良い。高圧ジェット水流はウエブ10Aの表面若しくは裏面に噴射されてもよく、又は両面から噴射されてもよい。また、高圧ジェット水流の水圧は何段階かに調整しても良い。その場合、最大水圧が前述の水圧になるように調整すれば良い。
このようにして得られたスパンレース不織布10Bは、開孔形成部23に搬送される。開孔形成部23は、高圧ジェット水流の噴射装置23A及び開孔部材23Bを備えている。開孔形材23Bは、噴射装置23Aの噴射口と対向する位置に配置されており、スパンレース不織布10Bの搬送方向に周回している。開孔部材23Bは、例えば透水性の無端ベルトに、目開き(孔部)が5〜40メッシュ程度のステンレス製やプラスチック製メッシュの網が設けられたものから構成されている。メッシュの網の織り方としては特に制限されないが、1/1平織、1/2綾織、畦織などが用いられる。
開孔形成部23においては、スパンレース不織布10Bが開孔部材23B上に載置された状態下に、該不織布10Bに向けて噴射装置23Aから高圧ジェット水流が噴射される。開孔部材23Bにおける開孔部位に位置するスパンレース不織布10Bは、該開孔部材23Bに押し付けられた状態下に高圧ジェット水流の水圧を受ける。その結果、スパンレース不織布10Bに開孔部11が形成される。一方、開孔部材23Bにおける開孔以外の部位に位置するスパンレース不織布10Bは、高圧ジェット水流の水圧を受けて圧密化し非開孔部12が形成される。このようにして、目的とするシート基材10が得られる。高圧ジェット水流の水圧は、ウエブ10Aに噴射する高圧ジェット水流の圧力に関して上述した範囲内で、ウエブ10Aに噴射する高圧ジェット水流の圧力よりも高い値とすればよい。開孔部11内に少量の繊維を存在させて、薄い蜘蛛の巣のような状態を実現させる場合には、高圧ジェット水流の水圧を0.1〜50MPaの範囲内で調整すればよい。例えば、水圧を上げすぎると開孔部11内に繊維は存在しなくなり、下げすぎると開孔しなくなる。
開孔することにより、シート基材10の横方向の強度は向上し伸びは低下する。縦方向の強度は若干低下し伸びは増加する。これは横方向において繊維密度が高まり繊維どうしの交絡度が増大したため、及び縦方向に配向していた繊維が開孔により横方向へ配向したためと考えられる。横方向の強度が向上することによりシート基材10が破れにくくなるので好ましい。また、シート基材10を開孔させると、風合いが硬くなることがあるので、開孔処理時に噴射する高圧ジェット水流を、生産性及び開孔性が許される範囲で低水圧にし、且つ処理回数を増やせば良い。
シート基材10には各種液体が含浸されウエットシートとなされる。含浸する液体の種類は、ウエットシートの具体的な用途に応じて適切なものが選択される。例えばウエットシートをメイク落としシートとして用いる場合には、液体として、界面活性剤を含む水性液、O/W乳化系エマルション、W/O乳化系エマルション、油剤のジェル、クリーム、オイルを用いることができる。特に非イオン系界面活性剤とグリセリンを含有する水溶液が好ましく、更に前記非イオン系界面活性剤がモノラウリン酸ポリエチレングリコールであることが好ましい。マスカラ等の皮膚付着性の高い、水性及び油性メイクアップ化粧料の洗浄を目的とする場合には、水系増粘剤0.01〜0.5質量%、沸点が160〜300℃の油剤5〜30重量%、及び水を含有するO/W乳化系エマルジョンが好ましく、前記油剤が沸点160〜300℃のイソパラフィンであるO/W乳化系エマルジョンがより好ましい。イソパラフィンとしては商品マルガゾールR(丸善石油化学株式会社)やIPソルベント1620、2028(出光石油化学株式会社)等を用いることができる。
シート基材への液体の含浸量は、ウエットシートの具体的な用途にもよるが、シート基材の単位重量当たり100〜600%、特に200〜450%であることが好ましい。
このようにして得られたウエットシートは、これを複数枚重ねて保存しても、液体の移動が抑制される。液体を含浸させたことによって、ウエットシートにおけるシート密度は、液体を含浸させる前のシート基材におけるシート密度とは異なるものの、両シート密度に大きな差はない。それ故、ウエットシートにおける液体の移動が抑制される。具体的には、ウエットシートのシート密度は0.05〜0.40g/cm3、特に0.13〜0.32g/cm3であることが好ましい。またウエットシートの繊維間距離に関しても、液体を含浸させる前のシート基材における繊維間距離と大きな差はない。具体的には、ウエットシートの繊維間距離は10〜35μm、特に14〜33μmであることが好ましい。
ウエットシートは、そのまま又は折り畳まれて使用される。折り畳まれて使用される場合、その折り方としてはC折り、Z折り及びそれらの二つ折りなどが挙げられる。その中でもC折りが好ましい。接触面積を少なくして液移動を抑制する点、及び集積性の点で、図4に示すように、端部どうしが重なり合わないようにC折りすることが好ましい。この場合、端部間の距離Lは0〜8mmであることが、集積性が良好になる点、及び包装が過度に大きくならない点から好ましい。
本発明のシート基材を備えたウエットシートは、対人や対動物、対物の各種の清拭用途に好適に用いられる。例えば、メイク落としシート、制汗シート、おしり拭き、ペット清拭用シート、床用清拭シート等として好適に用いられる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えばシート基材10における開孔部11及び非開孔部12の形状や、それらの配置パターンは、図1に示す以外のものとしてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
図2に示す装置を用いて、図1に示すシート基材を製造した。繊維径1.7dtex相当のコットンを原料として用い、カード機によって坪量60.4g/m2のウエブを製造した。得られたウエブを高圧水流で交絡させて、含水状態のスパンレース不織布を得た。水流の圧力は7MPaであった。含水状態のスパンレース不織布を、18メッシュの開孔部材を用い高圧水流によって開孔を形成した。水流の圧力は10MPaであった。開孔部材における開孔は概ね楕円形であり、円形に換算した時の直径は0.48mmであった。開孔は、開孔形成部材の周回方向に沿って所定間隔をおいて一列に配置されており、その列が周回方向と直交する方向に多列に配置されていた。周回方向における隣り合う開孔の中心間の距離は1.27mmであった。隣り合う列間における開孔の中心間の距離は1.29mmであった。このようにして目的とするシート基材を得た。得られたシート基材には、開孔部内に少量の繊維が存在しており、薄い蜘蛛の巣のような状態になっていた。得られたシート基材に洗浄液として以下の表1に示す処方の洗浄液を含浸させてウエットシートを得た。洗浄液の含浸率は350重量%であった。
〔実施例2〕
実施例1において、25メッシュの開孔部材を用いる以外は実施例1と同様にして、坪量65.2g/m2のシート基材及びウエットシートを得た。得られたシート基材には、開孔部内に少量の繊維が存在しており、薄い蜘蛛の巣のような状態になっていた。
〔実施例3〕
実施例2において、開孔後のシート基材にエンボス加工を施す以外は実施例2と同様にして坪量63.6g/m2のシート基材及びウエットシートを得た。エンボス加工には、2mmφのドット柄、センターピッチ7mm、千鳥45°配列、エンボス面積率12.8%の超音波エンボスを用いた。得られたシート基材には、開孔部内に少量の繊維が存在しており、薄い蜘蛛の巣のような状態になっていた。
〔比較例1〕
実施例1において、スパンレース不織布に対し開孔形成を行わなかった以外は実施例1と同様にして坪量61.1g/m2のシート基材及びウエットシートを得た。
Figure 0005094153
〔評価〕
実施例及び比較例で得られたシート基材について、シート基材の面積に対する開孔部の面積の割合、バルクソフトネス、非開孔部及び開孔部における平均繊維間距離を測定した。それらの結果を以下の表2に示す。また、実施例及び比較例で得られたウエットシートについて、以下の方法で保存前後の含浸率の差、感触、洗浄力を評価した。更に総合評価も行った。これらの結果も表2に示す。
〔保存前後の含浸率の差〕
たて100mm×よこ150mmの40枚のウエットシートを、図4に示すようにC折りし(たて100mm×よこ77mm、C折り部は重ねず4mm開けた)、上下に重ねてピロー袋に入れ密封し、50℃で1ヶ月保存した。保存後に、室温に戻るまで放置した。ウエットシートをピロー袋から取り出し、上から2枚目のシート及び上から39枚目のシートそれぞれの含浸率を測定した。両者の差を算出し、その値を上下の含浸率の差とした。また保存前後での2枚目及び39枚目のシートそれぞれの含浸率の差も求めた。なお最も下のシート及び最も上のシートは、ピロー袋の影響を受けているおそれがあるので、測定の対象としなかった。含浸率は、各ウエットシートの重量を測定した後、洗剤にてシートを洗浄し、蒸留水ですすいだ後に乾燥したシートの重量を測定し、次式から算出した。
含浸率(%)=(ウエットシート重量―乾燥シート重量)×100/乾燥シート重量
評価
・2枚目及び39枚目のシートについて
◎;調製直後の含浸率に対し、保存後の含浸率の差が±25%以内
○;同 ±40%以内
△;同 ±60%以内
×;同 ±60%より大きい
・2枚目及び39枚目のシートの保存後の含浸率の差について
◎;±25%以内
○;±40%以内
△;±60%以内
×;±60%より大きい
〔感触〕
10人のモニターにウエットシートで顔を拭き取らせ、その際の肌の感触を官能評価させた。
評価
◎;10人中8人以上が、感触が良いと答えた。
○;10人中6人〜7人が、感触が良いと答えた。
△;10人中4人〜5人が、感触が良いと答えた。
×;10人中感触が良いと答えた人が3人以下。
〔洗浄力〕
洗浄力の評価には、一般的なメイク汚れのうちで、口紅汚れを用いた。人下腕内側に、一定量の口紅(商品名 オーブ口紅RS415、花王株式会社製)を直線状に10mm×30mmの長さに3回塗布する。含浸率350%の各ウエットシートを口紅汚れ上にあてて、一方向に向けて拭き取り清拭した。完全に拭き取れるまでの回数をN数=2で測定し、平均した。
評価
◎;4回未満
○;4回以上で7回未満
△;7回以上で10回未満
×;10回以上
〔総合評価〕
2枚目の保存前後の含浸率差、39枚目の保存前後の含浸率差、2枚目と39枚目の含浸率差、感触、洗浄力の5項目について以下の基準で評価した。
◎;◎が3つ以上
○;◎が2つ
△;◎が1つ
×;◎が0
Figure 0005094153
表2に示す結果から明らかなように、実施例のシート基材を用いたウエットシートは、比較例のシート基材を用いたウエットシートに比較して2枚目と39枚目との含浸率の差が小さく、液体の移動が抑制されていることが判る。また各実施例のシート基材を用いたウエットシートは、感触が良好で、しかも洗浄力に優れていることも判る。
図1は本発明のウエットシート用シート基材の一実施形態を示す模式図である。 図2は、図1に示すシート基材を製造するために好適に用いられる装置を示す模式図である。 図3は本発明のウエットシート用シート基材の別実施形態を示す模式図である。 図4は本発明のウエットシートの一実施形態を示す模式図である。
符号の説明
10 ウエットシート用シート基材
11 開孔部
12 非開孔部
13 エンボス部

Claims (8)

  1. 液体が含浸されてウエットシートとなされるウエットシート用シート基材であって、
    前記シート基材は一種又は二種以上の親水性繊維を55重量%以上含む繊維シートからなり、
    前記繊維シートは、多数の開孔部と該開孔部を取り囲む非開孔部とを有し、該開孔部の面積が該繊維シートの面積の1〜40%を占めており、
    前記非開孔部における繊維の平均繊維間距離が5〜35μmであり、
    前記開孔部内にも繊維が、蜘蛛の巣状態で存在しており、
    前記非開孔部における平均繊維間距離が前記開孔部における平均繊維間距離に対して1〜10%であるウエットシート用シート基材。
  2. 前記開孔部における平均繊維間距離が100〜800μmである請求項1記載のウエットシート用シート基材。
  3. 前記親水性繊維はその繊維径が0.2〜5.5dtexである請求項1又は2記載のウエットシート用シート基材。
  4. 前記繊維シートがスパンレース不織布からなる請求項1ないし3の何れかに記載のシート基材。
  5. 前記繊維シートの坪量が20〜110g/m2である請求項1ないし4の何れかに記載
    のシート基材。
  6. 前記繊維シートのバルクソフトネスが0.1〜1.2Nである請求項1ないし5の何れかに記載のシート基材。
  7. 前記繊維シートが部分的にエンボス加工されており、エンボス加工の面積率が1〜30%であり、
    前記非開孔部のうちエンボス加工された部分は、前記非開孔部のうちエンボス加工されていない部位に比べて平均繊維間距離が小さくなっており、該エンボス加工された部分の平均繊維間距離が3〜30μmである請求項1ないし6の何れか記載のシート基材。
  8. 請求項1ないし7の何れかに記載のシート基材に液体を含浸させてなる清拭用ウエットシート。
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