JP7121630B2 - 複合不織布を用いたウエットティシューおよび複合不織布の製造方法 - Google Patents

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本発明は、スパンボンド不織布とパルプ繊維ウエブとからなる複合不織布を用いて製造されるウエットティシューに関し、より詳細には、複合不織布を原反としたシート(ティシュー)を折り畳み、積層して、湿潤状態で包装容器内に収納した形態で製品化されているウエットティシューに関する。
対人や対物向けに様々な仕様のウエットティシューが市販されている。ウエットティシュー用の原反については、親水性が高く薬液を保持できること、ウエット状態でも十分な強度を有すること、更には風合いが良いこと等が一般的に求められており、例えばレーヨン繊維と熱融着繊維および合成繊維を配合した複合型の不織布が従来、広く使用されてきた。
そして、近年にあって、必要とする強度やコスト低減を重視することから、特許文献1などで開示する技術で製造されるスパンボンド不織布とパルプ繊維ウエブとからなる複合不織布を原反として使用するウエットティシューも提供されるようになっている。
特許第2533260号公報
上記複合不織布によるシートでは、パルプ繊維が親水性に富み、また柔軟性も備えるので、これにより吸水性、風合いなどの特性が得られる。一方、スパンボンド不織布は耐久性があって裏打ち層的な機能を果しており、シートの強度や形状安定性の向上に寄与している。
上記シートを含むウエットティシューは、所定の形態に折り畳んだシートを複数積層し、これを軟質包装や成型容器に収納して製品の形態とされている。複合不織布を原反しているシートでは、パルプ繊維が多く露出しているパルプ繊維ウエブ側(パルプ面側)と、その反対のスパンボンド不織布側(スパンボンド面側)とが存在しているが、前述したようにパルプ面側が吸水性や風合いに優れる等の理由から、パルプ面側を外側にして収納してある場合が多い。
しかしながら、上記のウエットティシューでは、パルプ面側は湿潤状態で親水性がより強く発揮されるので、上下に隣接したシートのパルプ面同士が接触すると薬液(水分)の親和力が強く作用する。その為に、ユーザが上側のシートを取出す動作をしたときに、下側のシートが張り付いて引きはがし難い場合や、下側のシートが一緒に引き出されてしまうという場合があった。
よって、本発明の目的は、スパンボンド不織布とパルプ繊維ウエブとによる複合不織布を原反として使用しも、ユーザが各シートをスムーズに取り出すことができるように改善した、ウエットティシューを提供することにある。
上記目的は、パルプ繊維ウエブとスパンボンド不織布とを水流交絡して得た複合不織布を原反としたシートを折り畳んだ形態としてから複数積層し、包装容器に湿潤状態で収納してあるウエットティシューであって、前記パルプ繊維ウエブ側が熱エンボス処理された凹凸面となっており、前記シートは前記パルプ繊維ウエブ側が外側に向くようにしてC折りの形態で折り畳まれ、上下に隣接する前記シートは互いの前記凹凸面同士が接触するようにして積層されている、ことを特徴とするウエットティシューことを特徴とするウエットティシューにより達成できる。
そして、上下に隣接して配置された前記シート同士が接触している全接触面積に対して、前記凹凸面同士の接触面積の割合は60%以上であるのが好ましい。
そして、前記熱エンボス処理で圧着されて凹部となる圧着部と、圧着されず凸部となる非圧着部との厚みの差が0.06mm以上であるのが好ましい。
また、前記圧着部の面積率が5~30%であるのが好ましい。
また、前記スパンボンド不織布側が熱エンボス処理された凹凸面となっているものでもよい。
また、前記原反における前記パルプ繊維ウエブの坪量が15g/m以上、且つ、前記スパンボンド不織布の坪量が8g/m以上であって、前記原反の質量構成比(スパンボンド不織布/パルプ繊維ウエブ)が15/85~50/50であるのが望ましい。
そして、上記目的は、上記に記載のウエットティシューの原反として用いる複合不織布を製造する方法であって、前記パルプ繊維ウエブ側に凹凸面を形成するための熱エンボス処理の工程を含んでおり、前記熱エンボス処理は圧着線圧が20Kgf以上で実行とされている、ことを特徴とする複合不織布の製造方法によっても達成される。
前記熱エンボス処理では、前記パルプ繊維ウエブ側にのみ凹凸面を形成する片面エンボス処理または前記パルプ繊維ウエブ側および前記スパンボンド不織布側の両方に凹凸面を形成する両面エンボス処理が施されるようにしてもよい。
本発明によると、スパンボンド不織布とパルプ繊維ウエブとによる複合不織布を原反としているシートを採用しても、上側のシートをスムーズに取出すことができる、ユーザフレンドリーなウエットティシューを提供できる。
本発明のウエットティシューのシートの断面を拡大した模式図である。 ウエットティシューの原反に熱エンボス処理を施すエンボス装置について示した図である。 本発明のウエットティシューにおける、シートの折り畳みの様子を説明するために示した図である。 シートを2回の折り畳みとした場合について示した図である。
図1は、本発明のウエットティシューに含まれている1枚のシート(ティッシュー)SHの横断面を拡大して示した模式的図である。
図1で示すシートSHは、上側がパルプ繊維ウエブPFWであり、下側がスパンボンド不織布SWである。このシートSHの原反となる複合不織布は、スパンボンド不織布SW上にパルプ繊維ウエブPFWを載置した状態で、上側から高圧のウォータジェット(水流)を吹き付ける水流交絡処理によって一体化されたものである。
上記パルプ繊維ウエブPFWは、例えばパルプ繊維ウエブをラジアータパイン、スラッシュパイン、サザンパイン、ロッジポールパイン、スプルースおよびダグラスファーからなる群から選択された針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の繊維を用いて形成するのが好ましい。いずれか1つのパルプ繊維によるパルプ繊維ウエブとしてもよいし、2つ以上を混合して形成したパルプ繊維ウエブとしてもよい。パルプ平均繊維長が1.0~5.0mmであるパルプを用いるのが好ましい。なお、パルプ繊維ウエブの製法には特に限定はなく、乾式エアレイド、或いは、一般的な湿式抄紙法や湿式抄紙法によって抄造したものを広く採用できる。
また、上記スパンボンド不織布SWに採用される合成樹脂繊維としては例えばナイロン、ビニロン、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等から選択することができ、ポリプロピレンを用いるのが好ましい。
前述したようにパルプ繊維ウエブPFWは吸水性や風合いに優れ、スパンボンド不織布SWはシートを補強して外形形状を保持する機能を果たしている。
上記複合不織布の原反について、パルプ繊維ウエブの坪量が15g/m以上、且つ、スパンボンド不織布の坪量が8g/m以上であって、原反の質量構成比(スパンボンド不織布/パルプ繊維ウエブ)が15/85~50/50であるものを採用するのが好ましい。
図1で示すように、シートSHのパルプ繊維ウエブPFW側はその表面が凹凸状に形成されている。このような凹凸面CSは、熱エンボス装置を用いて形成することができる。
図1で例示しているのは片面エンボスと称される形態であり、図2に一例として示した熱エンボス装置EAを用いてシートSHにエンボス処理を施すことができる。
図2で、熱エンボス装置EAの上側ローラa1には周方向に沿って所定間隔で突起prが設けられ、下側ローラa2は周表面が平坦に形成れている。この2つのローラは所定の距離を持って配置されている。各ローラの内部には加熱手段としてのヒータHEが配備されている。よって、パルプ繊維ウエブPFW側を上向きにして、シートSHを熱エンボス装置EAに送り込めば、図1で示すように熱エンボス処理が施されて、パルプ繊維ウエブPFW側の凹凸面CSを形成できる。
なお、パルプ繊維ウエブPFW側に少なくとも凹凸面CSが形成されていればよいが、更にスパンボンド不織布SW側についても凹凸面を形成してもよい。この場合には図2の下側ローラa2を、上側ローラa1と同様に突起を備えたローラに変更し、シートの表裏両面が凹凸面(両面エンボス)となるように熱エンボス装置EAで処理すればよい。
なお、上記熱エンボス処理における圧着線圧は20Kgf以上となるように設定しておくのが好ましい。これにより凹部CRを確実に形成することができる。
図3は、本発明に係るウエットティシューが包装内あるいは容器内に収納され製品形態であるときの、折り畳まれた状態で積層されているシートSHの様子を模式的に示している。
各シートSHはパルプ繊維ウエブPFW側が外側に向くようにして、いわゆるC折りの形態で折り畳まれ、複数のシートSHが同じ姿勢で上下に積層されている。ここで、図3では、丸印の部分の様子を拡大して示している。上側に位置しているシートSH-aの下面はパルプ繊維ウエブPFW側面である。そして、下側に位置しているシートSH-bの折り返された部分の上面もパルプ繊維ウエブPFW側面となる。よって、上下に隣接して位置しているシートSH-a、SH-bのパルプ繊維ウエブPFW面同士が接触する状態となっている。
従来のウエットティシューでは前述したように、十分に湿潤したシートでは、パルプ繊維ウエブPFW同士が接触する面で、張り付いてしまうという不都合が生じて、上側のシートSHの取り出しに困難を感じる場合があった。
本発明に係るウエットティシューでは、パルプ繊維ウエブPFWに凹凸面を形成することで、張り付き現象の発生を抑制している。本発明者は張り付きが生じる原因を詳細に検討し、十分に湿潤した環境においてはパルプ面同士が接すると、薬液(水分)の表面張力によって隣接したシートが強く張り付いてしまうことを確認した。これに対処する新規な構成として、パルプ繊維ウエブPFW側に凹凸面を設けることを発案したものである。パルプ繊維ウエブPFW側に凹凸面を設けることで、間に存在している水分が抜け易くなり、また隣接するシート同士の間を適度に離すことができるので、表面張力を低減させることができると理解して、本発明に至ったものである(図3の拡大図を参照)。
ところで、図3で示すように、C折りとされた形態では、内側のスパンボンド不織布SWが露出する領域があり、この露出領域SW-xでは上側のシートSHと接することになる。この露出領域SW-xの割合を低く抑える必要がある。具体的には、上下に隣接して配置されたシートSH同士が接触している全接触面積に対して、パルプ繊維ウエブPFWの凹凸面CS同士が接触する接触面積の割合が60%以上となるように設計するのが好ましい。すなわち、露出領域SW-xとの接触割合が40%を超えないようにする。
なお、パルプ繊維ウエブPFW側と共に、スパンボンド不織布SW側にも凹凸面が形成される両面エンボス処理が施されたシートSHとした場合には、パルプ繊維ウエブPFW側に設けた凹凸面CSによりシート同士の張り付きが防止されるというだけでなく、十分なシート厚さとシート強度を有するように設計すれば、表裏差のない嵩高な製品にすることができる。
図1で示している熱エンボス処理により熱圧着されて凹部となった圧着部CRと、そのような処理を受けず凹部との相対関係で凸部となった非圧着部UCとがパルプ繊維ウエブPFWの表面に複数形成されることで凹凸面CSとなっている。ここで圧着部CRと非圧着部UCとの厚みの差dが0.06mm以上となるように圧着部CRを形成しておくのが好ましい。上記の差dが0.06mmよりも小さいとシート間に十分な距離を確保することが困難となり、その結果、表面張力の低下が不十分となり、前述した張り付き抑制の効果が弱くなることが懸念される。
また、圧着部CRの面積率が5~30%であるようにパルプ繊維ウエブPFW表面を設計するのが好ましい。面積率が5%以下では凹凸面を設けたことによる張り付き抑制の効果が弱くなる。一方、面積率が30%を超えしまうとエンボス処理による張り付き抑制効果よりも、シートの強度低下が大きくなることが懸念される。
ところで、図4で示すように、左側に示したC折りの形態であるシートSHに、更に中央部に折りを加えた2回折りの形態としたシートSHによりウエットティシューを構成してもよい。右側上段に示した第1の形態例のシートSH-1は、C折りの形態であるシートSHを開口部分が向き合う様に内折りとした場合である。右側下段に示した第2の形態例のシートSH-2は、C折りの形態であるシートSHを開口部分が外側を向く様に外折りとした場合である。
第1、第2、どちらの形態となっても、凹凸面が形成されたパルプ繊維ウエブPFW面側が互いに接触する位置関係が維持されるので、各シートの引き出しはスムーズに行える。ただし、第2の形態例の方がシートSHの端部を摘まみ易いという点でより好ましい。
以上で説明したシートSHは、複合不織布の原反から所定寸法に切り出され、これを折り畳む工程、薬液を不織布に含侵させる工程、切断する工程などを経て、最後に包装して製品パッケージの形態に仕上げられる。ウエットティシューの製造装置は公知のものを採用することができる。上記折り畳む工程では、公知の折り加工装置、例えばマルチスタンド式インターフォルダーを用いることで、シートSHを前述したC折りの形態とすることができる。また、ロータリーフォルダーを用いることで、C折りした連続シートを折り畳み、その中央位置にて切断すると、前述した内折りおよび外折りの2回折りの形態の両方、一度に得ることもきる。そして、薬液等については以下で例示するものを用いることができる。
本ウエットティシューで採用できる薬液等について例示する。
薬液を原反の乾燥重量に対して、例えば200~500wt%以下の割合で含浸させてウエットティシューを製造する。
薬液は、用途に応じて順次設定すれば良いが、長期間安定に保持するための防腐剤、拭取り時に肌を保護するための保湿剤を含むことが好ましい。
防腐剤としては、安息香酸及びその塩類、クロルクレゾール、クロロブタノール、サリチル酸及びその塩類、ソルヒビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸及びその塩類、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩、フェノキシエタノール、フェノール、ラウリルジアノエチルグリシンナトリウム、レゾルシン、イソプロピルメチフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン等が配合できる。これらの防腐剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。また、防腐剤の配合量は、薬液に対して、0.1質量%以上5.0質量%以下であることが好ましい。
保湿剤としては、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の有機酸類、尿素、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエステル等のアルキレングリコール類、また、油溶性成分のエモリエント剤として作用する、天然油脂、長鎖脂肪酸、脂肪酸エステル、ラノリン、ラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ等のラノリン類、リン脂質、セラミド類、さらにアロエ抽出エキス等の天然保湿成分等が配合できる。これらの保湿剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。また、保湿剤の配合量は、薬液に対して、0.0001質量%以上10.0質量%以下であることが好ましい。
この他、薬液には、医薬部外品及び化粧品等に一般的に用いられる各種成分、例えば、エタノール、イソプロパノール等のアルコール、ゲル化剤、乳化剤、増粘剤、pH調整剤、金属封鎖剤、界面活性剤、安定化剤、変色防止剤、香料、着色剤等を適宜に配合してもよい。
以上で説明した本発明のウエットティシューは、パルプ繊維とスパンボンドによる複合不織布を原反とするので、保水性、湿潤強度、風合いに優れ、エンボス処理したものは拭取り性が向上したウエットティシューとなる。そして、更に、本発明のウエットティシューは凹凸面を備えたパルプ繊維ウエブ側が接触するように配置してあるので、各シートの取出しをスムーズに行えるユーザフレンドリーな製品として提供できる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができることは言うまでもない。
SH(SH-a、SH-b) シート(ティシュー)
SW スパンボンド不織布
MD 繊維流れ方向(縦方向)
PFW パルプ繊維ウエブ
EA エンボス処理
HE ヒータ
a1 上側ローラ
pr 突起
a2 下側ローラ
CR 圧着部
UC 非圧着部
d 圧着部と非圧着部との厚みの差
CS 凹凸面

Claims (8)

  1. パルプ繊維ウエブとスパンボンド不織布とを水流交絡して得た複合不織布を原反としたシートを折り畳んだ形態としてから複数積層し、包装容器に湿潤状態で収納してあるウエットティシューであって、
    前記パルプ繊維ウエブ側が熱エンボス処理された凹凸面となっており、
    前記シートは前記パルプ繊維ウエブ側が外側に向くようにしてC折りの形態で折り畳まれ、上下に隣接する前記シートは互いの前記凹凸面同士が接触するようにして積層されている、ことを特徴とするウエットティシュー。
  2. 上下に隣接して配置された前記シート同士が接触している全接触面積に対して、前記凹凸面同士の接触面積の割合は60%以上である、ことを特徴とする請求項1に記載のウエットティシュー。
  3. 前記熱エンボス処理で圧着されて凹部となる圧着部と、圧着されず凸部となる非圧着部との厚みの差が0.06mm以上である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のウエットティシュー。
  4. 前記圧着部の面積率が5~30%である、ことを特徴とする請求項3に記載のウエットティシュー。
  5. 前記スパンボンド不織布側が熱エンボス処理された凹凸面となっている、ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のウエットティシュー。
  6. 前記原反における前記パルプ繊維ウエブの坪量が15g/m以上、且つ、前記スパンボンド不織布の坪量が8g/m以上であって、前記原反の質量構成比(スパンボンド不織布/パルプ繊維ウエブ)が15/85~50/50である、ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のウエットティシュー。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のウエットティシューの原反として用いる複合不織布を製造する方法であって、
    前記パルプ繊維ウエブ側に凹凸面を形成するための熱エンボス処理の工程を含んでおり、
    前記熱エンボス処理は圧着線圧が20Kgf以上で実行とされている、ことを特徴とする複合不織布の製造方法。
  8. 前記熱エンボス処理では、前記パルプ繊維ウエブ側にのみ凹凸面を形成する片面エンボス処理または前記パルプ繊維ウエブ側および前記スパンボンド不織布側の両方に凹凸面を形成する両面エンボス処理が施される、ことを特徴とする請求項7に記載の複合不織布の製造方法。
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