JP2002306367A - 身体清浄用シート - Google Patents

身体清浄用シート

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JP2002306367A JP2001115790A JP2001115790A JP2002306367A JP 2002306367 A JP2002306367 A JP 2002306367A JP 2001115790 A JP2001115790 A JP 2001115790A JP 2001115790 A JP2001115790 A JP 2001115790A JP 2002306367 A JP2002306367 A JP 2002306367A
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暢子 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水性清浄液を、少量でもあっても手が滑るこ
となく均一に且つ迅速に皮膚に塗布でき、皮膚の汚れを
拭き取ることができる身体清浄用シートを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 シート基材2に水性清浄液が含浸されて
なる身体清浄用シート1において、シート基材2が、そ
の一方の面に前記水性清浄液の保持領域3を有すると共
に他方の面に前記シート1の使用時に手と接し且つ前記
シート1と手との滑りを抑えるアンチスリップ領域5を
有し、アンチスリップ領域5の滑り角が12.5°以上
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート基材に水性
清浄液が含浸されてなる身体清浄用シートに関し、更に
詳しくは汗や塩類等の水性汚れが付着している身体の清
浄を簡便に行い得る身体清浄用シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】皮膚に
付着している汚れを除去するための皮膚清浄用シートが
知られている。一般的な皮膚清浄用シートとしては、親
水性繊維からなる不織布に水性化粧水を含浸させ、必要
に応じ皮膚にサラサラ感を付与する粉体をシートの少な
くとも一方の面に付着させたウェットシートがある。し
かしこのウエットシートは、手との摩擦が小さいので使
用時に手が滑り易い。また、このウェットシートには、
含浸させた水性化粧水や粉体が使用時に手に付着して汚
れてしまうという問題がある。
【0003】また、化粧料を基材シートに含浸させた3
層タイプの対人用の清拭材も知られている。例えば特開
平11−286081号公報には、ポリプロピレンのス
パンボンド不織布と、透湿性・防水性のポリエチレンフ
ィルムと、ビスコースレーヨンの不織布とをこの順で積
層させてなり、前記スパンボンド不織布にファンデーシ
ョンオイル用組成物などの油性基剤を塗布してなる複合
シートが記載されている。しかし、ビスコースレーヨン
の不織布は、手との間の摩擦が小さいので、使用時に手
が滑ってしまったり、シートが丸くなってしまう問題が
ある。また、この複合シートにおける透湿性・防水性の
ポリエチレンフィルムは、汚れを裏抜けさせないように
するために、及び通気性を維持することで複合シートを
シーツ等に利用しても蒸れが起こらないようにするため
に用いられている。しかし、この複合シートは油性基剤
の含浸を目的としているので、水性基剤を含浸させた場
合には水性基剤が通気性のフィルムを短時間で透過して
しまい、手が基剤で汚れてしまうという問題がある。ま
たポリプロピレンのスパンボンド不織布は厚みが薄く、
少量の基剤しか含浸できないので、十分な拭き取り効果
が期待できず、更に薄く硬いため風合いが良好でなく対
人用としては好ましくない。その一方でレーヨンの不織
布は繊維の親水性が高く吸液しやすいので、複合シート
の保存中に、スパンボンド不織布に含浸されている水性
基剤がレーヨンの不織布の側へ裏回りしてしまうことも
あり、保存安定性に欠ける。
【0004】特開2001−19633号公報には、油
性物質吸収領域と水性清浄液含浸領域とを有する身体清
浄用シートが開示されている。この身体清浄用シートに
おける油性物質吸収領域は、油性汚れを吸収除去し、水
性清浄液含浸領域は、水性汚れをふき取り除去あるいは
吸収除去するものである。この身体清浄用シートによれ
ば、皮脂等の油性汚れ及び汗や塩類等の水性汚れの双方
の除去が可能である。しかし、この身体清浄用シートで
身体を清浄したとき、手が滑ったり、シートが丸くなり
易い。また、この身体清浄用シートは、これを皮膚に押
し当てて皮脂を除去する使い方を想定しているので、拭
き取りによって身体を強く洗浄するには層間の接合強度
が十分でなく、拭き取り操作によって層間剥離が起こり
やすい。
【0005】従って、本発明は、水性清浄液を、少量で
もあっても手が滑ることなく均一に且つ迅速に皮膚に塗
布でき、皮膚の汚れを拭き取ることができる身体清浄用
シートを提供することを目的とする。また、本発明は、
手を汚さずに水性清浄液を皮膚に塗布でき、皮膚を清浄
できる身体清浄用シートを提供することを目的とする。
更に、本発明は、保存中に非含浸面に水性清浄液が裏回
りしない身体清浄用シートを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート基材に
水性清浄液が含浸されてなる身体清浄用シートにおい
て、前記シート基材が、その一方の面に前記水性清浄液
の保持領域を有すると共に他方の面に前記清浄用シート
の使用時に手と接し且つ前記清浄用シートと手との滑り
を抑えるアンチスリップ領域を有し、該アンチスリップ
領域の滑り角が12.5°以上である身体清浄用シート
を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1は、本
発明の身体清浄用シートの一実施形態を示す断面図であ
る。図1に示す身体清浄用シート1は、基材シート2に
水性清浄液が含浸されて構成されている。基材シート2
は三層構造の積層体からなる。この積層体は、水性清浄
液の保持領域である担持シート3、該担持シート3の一
方の面に積層された非透液領域である液不透過性シート
4、及び該液不透過性シート4における担持シート対向
面と反対側の面に積層されたアンチスリップ領域である
アンチスリップシート5からなる。その結果、基材シー
ト2は、中間に液不透過性シート4が位置し、その両側
に担持シート3及びアンチスリップシート5がそれぞれ
配され、該担持シート3及び該アンチスリップシート5
がそれぞれ基材シート2の外面をなす構造となってい
る。
【0008】後ほど詳しく説明するが、基材シート2に
おける担持シート3は、水性清浄液を含浸させるために
親水性繊維と疎水性繊維を特定の割合で含むことが好ま
しく、基本的に親水性である。液不透過性シート4は水
性清浄液を透過させないために疎水性である。アンチス
リップシートも疎水性であり、水性清浄液が裏回りしに
くくなっている。
【0009】水性清浄液は、基材シート2の実質的に一
方の面にのみ含浸されている。詳細には、基材シート2
を構成する担持シート3にのみ水性清浄液が含浸されて
おり、アンチスリップシート5には水性清浄液は含浸さ
れていない。そして、両シート3,5間には水性清浄液
の透過を阻止する液不透過性シート4が介在しているの
で、保存中に水性清浄液が身体清浄用シート1における
非含浸面であるアンチスリップシート5側に回り込む
(裏回り)ことがない。また、例えば身体清浄用シート
1を毎葉の状態としてピロー包装体などの包装体中に複
数枚包装しても、包装体内が水性清浄液で過度に濡れる
ことがない。更に、身体清浄用シート1を用いて水性清
浄液を皮膚に塗布する場合、液不透過性シート4がアン
チスリップシート5側への水性清浄液の移行を阻止し、
手に水性清浄液が付着することが防止される。
【0010】水性清浄液としては、各種化粧水、乳液、
制汗剤、洗浄剤、メイク落とし剤など、水性液剤からな
るものであればその種類に特に制限はない。
【0011】水性清浄液の含浸量は、30〜350g/
2、特に80〜270g/m2であることが、身体や顔
の洗浄性の点から好ましい。同様の理由により、水性清
浄液は、担持シート3の重量に対して100〜800重
量%、特に200〜700重量%含浸されていることが
好ましい。
【0012】水性清浄液を構成する成分としては、水;
エタノール、イソプロパノール、セタノールなどのアル
コール類;保湿剤としてのグリセリン又はソルビトール
などの多価アルコール類;サルフェート系界面活性剤、
カルボキシレート系界面活性剤、エーテルカルボン酸系
界面活性剤、アシル化アミノ酸系界面活性剤、リン酸系
界面活性剤等の陰イオン性界面活性剤;カルボベタイン
系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤、イミダゾ
リニウムベタイン系界面活性剤等の両イオン性界面活性
剤;直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するモノ又はジア
ルキル付加型第4級アンモニウム塩等の陽イオン性界面
活性剤;ポリオキシアルキレン付加型、ポリオキシプロ
ピレン、ポリオキシエチレン付加型、アミンオキサイド
系、モノあるいはジエタノールアミド系、その他ソルビ
タン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステル、アルキルサッカライト系、N−ポリ
ヒドロキシアルキル脂肪酸アミド系等の多価アルコール
型等の非イオン性界面活性剤などが挙げられる。
【0013】水性清浄液には、通常化粧品、医薬部外
品、医薬品等に配合される各種成分を配合することもで
きる。このような成分としては、例えば硫酸マグネシウ
ム、塩化ナトリウム等の無機塩類;ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ヒアルロン酸等の粘
度調整剤;パラベン等の防腐剤;アラントインクロルヒ
ドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、クロルヒド
ロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミ
ニウム、硫酸アルミニウム、カリウムミョウバン、水酸
化アルミニウム、アルミニウムジルコニウムテトラクロ
ロヒドロキシグリシン、アルミニウムジルコニウムペン
タクロロヒドレート、p−フェノールスルホン酸亜鉛、
サリチル酸、タンニン酸などの発汗抑制剤;殺菌剤;p
H調整剤;湿潤剤;色素;薬効成分;香料等を挙げるこ
とができる。
【0014】次に、水性清浄液が含浸される基材シート
2について説明する。基材シート2を構成する担持シー
ト3としては、水性清浄液を含浸保持可能な構造を有す
るものが用いられる。担持シート3としては、多孔性の
構造を有するものや、吸水性の構造を有するものが挙げ
られる。多孔性及び吸液性の構造を有する担持シート3
の例としては、不織布、紙、布、編物等の繊維構造体、
発泡体、ネット、立体成形フィルムなどが挙げられる。
【0015】水性清浄液の含浸性を良好にするために
は、担持シート3は、その密度が0.01〜0.2g/
cm3、特に0.02〜0.13g/cm3であることが
好ましい。
【0016】水性清浄液の保持性の点から、担持シート
3の厚みは、3.7g/cm3の荷重下で0.1〜5m
mであることが好ましく、携帯性の点から0.3〜2m
mであることが更に好ましい。
【0017】担持シート3として例示した前記シートの
うち、特に均一展着性や肌感触の点から繊維構造体を用
いることが好ましく、経済性の点で不織布を用いること
が更に好ましい。中でも、エアースルー法、レジンボン
ド法、スパンレース法、エアレイド法により製造された
不織布、とりわけ、皮膚への水性清浄液の均一展着性や
肌感触の良さから、繊維が動きやすい構造であるスパン
レース法により製造された不織布を用いることが好まし
い。
【0018】担持シート3が不織布等の繊維構造体から
構成される場合、繊維としては親水性繊維及び疎水性繊
維の何れをも用いることができる。その例としては、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル
系繊維、ポリアクリルニトリル等のアクリル系繊維、ポ
リアミド系繊維、ポリプロピレン(PP)やポリエチレ
ン(PE)等のポリオレフィン系繊維、ポリウレタン系
繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリフルオロエチ
レン系繊維などの合成繊維;綿、麻、毛、絹などの天然
繊維;レーヨン、ポリノジック、キュプラなどの再生繊
維;アセテートなどの半合成繊維;及びこれらの変性物
や共重合体からなる繊維を用いることができ、また、こ
れらの材料を二種以上組み合わせた複合繊維を用いるこ
ともできる。これらの繊維は異形の断面をしていてもよ
い。また、水性清浄液の表面張力、繊維の濡れ性及び繊
維構造体の毛細管径を考慮して、前記繊維を複数種類組
み合わせて用いてもよい。
【0019】特に担持シート3が、親水性繊維と疎水性
繊維との双方を含んで構成されていると、水性清浄液の
保持性と転写性とのバランスが一層良好になる点から好
ましい。この場合、親水性繊維と疎水性繊維との重量比
(前者/後者)は0.03〜5.0、特に0.1〜2.
3であることが、前述したバランスの点から好ましい。
親水性繊維と疎水性繊維との好ましい組み合わせとして
は、親水性繊維としてのセルロース系繊維と、疎水性繊
維としてのポリエステル系繊維との組み合わせが挙げら
れる。
【0020】担持シート3が不織布等の繊維構造体から
構成される場合、その構成繊維の繊度は、0.011〜
11デシテックス、特に0.11〜6.6デシテックス
であることが、水性清浄液の含浸性の点から好ましい。
不織布を構成する繊維は、そのすべてが前記範囲の繊度
であることが最も好ましいが、不織布全体の30重量%
以上、特に50重量%以上の繊維が前記範囲の繊度であ
れば、水性清浄液の含浸性が十分に高くなる。また繊維
間距離は10〜500μm、特に20〜300μmであ
ることが、水性清浄液の含浸性、放出性、皮膚への展着
性の点から好ましい。
【0021】繊維間距離Dp(μm)は以下の方法で測
定される。繊維構造体の厚みをy(m)、繊維構造体の
坪量をa(g/m2)、構成繊維の繊度をF(デシテッ
クス)、構成繊維の直径をfd(μm)とすると、繊維
間距離Dpは、Dp=0.015×√(Fy/1.1
a)−fdで算出される。繊維構造体の厚みyは、10
0mm×100mmの大きさの担持シートに3.7g/
cm3の荷重を加えた条件下にテクロック製のモデルPF-
11 を用いて測定する。測定は5枚の担持シートについ
て行い、その平均値を求める。構成繊維の直径fdは走
査型電子顕微鏡を用いて撮影された繊維の拡大写真から
測定し、サンプル数5の平均値を求める。繊度Fは、示
差走査熱量計を用いて繊維の種類を特定し、特定された
繊維の密度ρ(g/m3)を調べ、F=π(fd/2)2
×9000ρ×1.1から算出する。繊維構造体が2種
類以上の繊維から構成される場合には、各繊維の繊度及
び直径並びに重量割合から比例計算で求められた平均繊
度及び平均直径に基づき繊維間距離を算出する。
【0022】担持シート3は、その坪量が10〜200
g/m2、特に15〜150g/m2であることが、水性
清浄液を十分な量含浸し得る点、皮膚に対する感触が良
好である点、及び製造経費の点から好ましい。
【0023】液不透過性シート4としては、担持シート
3に含浸されている水性清浄液が、身体清浄用シート1
の使用中にアンチスリップシート5へ透過することを阻
止し得るものが用いられる。また、液不透過性シート4
を用いることで、身体の清拭時に身体から除去された汚
れが手に付着することもない。液不透過性シート4の具
体例としては、防水性のものが好ましい。例えば、一般
的な熱可塑性樹脂、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、エチレンー 酢酸ビニル共重合体、
ポリアミド、セロハン、ポリエーテルイミド、ポリカー
ボネート、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の樹
脂からなるフィルムが挙げられる。ヒートシール性、柔
軟性の点から、これらの樹脂の一部変性体や共重合体を
用いても良い。前記樹脂を二種以上組み合わせて用いて
もよく、或いは二層以上の積層構造で組み合わせること
もできる。中でも、延伸ポリプロピレンフィルム、ポリ
エチレンやアイオノマー樹脂からなるフィルムが、加工
性、柔軟性、シール性、耐ピンホール性、水性清浄液の
透過阻止性が高い点で好ましい。
【0024】液不透過性シート4は、その坪量が5〜1
00g/m2、特に10〜80g/m2であることが、水
性清浄液の透過を十分に阻止し得る点、基材シート2の
風合い維持の点、及び製造経費の点から好ましい。
【0025】アンチスリップシート5は、身体清浄用シ
ート1の使用時に手と接し且つ身体清浄用シート1と手
との滑りを抑えるシートであり、水性清浄液は含浸され
ない。アンチスリップシート5としては、滑り角が後述
する特定の範囲で且つ風合いの良好なものが用いられ
る。そのようなアンチスリップシートとしては布様の風
合いを有するものが好ましく、不織布、織布、編物、発
泡体、ネット、開孔フィルムなどが用いられる。水性清
浄液の裏回りを防止する点、及び肌感触が良好である点
から不織布を用いることが好ましい。不織布の中でも特
にアンチスリップ性が良好である点からスパンボンド不
織布又はスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド
不織布(以下、SMS不織布という)を用いることが好
ましい。
【0026】アンチスリップシート5として不織布を用
いる場合、その構成繊維の繊度は、0.011〜6.6
デシテックス、特に0.11〜4.4デシテックスであ
ることが、使用感及びアンチスリップ性の点で好まし
い。また、構成繊維の繊維間距離は、10〜300μ
m、特に20〜100μmであることが、水性清浄液の
裏回りを防止する点及びアンチスリップ性の点で好まし
い。加えて、水性清浄液の裏回りを防止するために、ア
ンチスリップシート5は空隙率が低くシートの密度が高
いことが好ましい。具体的には密度が0.01〜0.4
g/cm3、特に0.03〜0.25g/cm3であるこ
とが好ましい。また、この範囲にあると手との感触が良
く好ましい。これら、繊度、繊維間距離及び密度は、ア
ンチスリップシート5における外面、即ち、手との当接
面において前述の範囲が満たされていればよい。これら
の範囲よりも繊度及び繊維間距離が小さく、また密度が
高いと、アンチスリップシート5の平滑性が上がってし
まい、アンチスリップ性能上あまり好ましくない。不織
布の構成繊維としては、水性清浄液の裏回りを抑制する
ために疎水性の合成繊維が含まれていることが好まし
い。疎水性の合成繊維としては、ポリエステル系繊維、
アクリル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系
繊維などを用いることが好ましい。またアンチスリップ
シート5の坪量は、10〜100g/m2、特に12〜
50g/m2であることが、柔らかさ及び製造経費の点
から好ましい。
【0027】身体清浄用シート1を用いて皮膚を清拭す
るときに、該シート1が滑って丸くなったり、或いは清
拭しにくいことがないよう、アンチスリップシート5
は、その滑り角が12.5°以上、好ましくは13.5
°以上となっている。滑り角の上限値に特に制限はな
い。アンチスリップシート5の滑り角は次の方法で測定
される。新東科学(株)製のHEIDON−10型滑り
角測定装置に35mm×100mmの測定片をセットす
る。このとき、測定片におけるアンチスリップシート5
の面が下になるようにする。測定片上に150gの重り
を載置し、この状態下に測定装置を上昇速度10°/6
secの条件で傾斜させる。測定片が滑り始める角度を
測定し、その値を滑り角とする。測定片は、その長手方
向が、シート1の機械方向及び滑り方向となるように装
置にセットする。
【0028】基材シート2に水性清浄液を含浸させる前
の状態において、25重量%エタノール水溶液を使用し
て測定されたアンチスリップシート5と担持シート3と
のクレム吸水高さ(測定時間5分)の比(前者:後者)
は、1:1〜1:20、特に1:1〜1:10であるこ
とが水性清浄液の裏回りを抑制する点から好ましい。ま
た同様の理由から、各シートそれぞれのクレム吸水高さ
の値自体は、担持シート3については1〜100mm、
特に5〜80mmで、アンチスリップシート5について
は0.1〜40mm、特に0.5〜30mmであること
が好ましい。クレム吸水高さは、JIS P8141に
準じ次の方法で測定される。25mm×105mmの測
定片を垂直に保持し、下端から5mmの領域を25重量
%エタノール水溶液に浸漬させ、5分後の水溶液の上昇
高さ(mm)を測定する。測定片は、その長手方向が、
シート1の機械方向及び水溶液の上昇方向となるように
する。
【0029】アンチスリップシート5は、そのバルクソ
フトネスが流れ方向及び幅方向の何れにおいても、好ま
しくは0.01〜0.25N、更に好ましくは0.03
〜0.15Nとなっている。バルクソフトネスをかかる
範囲内とし、滑り角を前記範囲内とすることで、本発明
の身体清浄用シート1の風合いが良好となり、また滑り
にくく清拭しやすくなる。ここで、流れ方向とは、アン
チスリップシート5の製造時における機械方向を意味
し、幅方向とは流れ方向と直交する方向をいう。バルク
ソフトネスは次の方法で測定される。流れ方向における
バルクソフトネスは、アンチスリップシート5を流れ方
向へ30mm、幅方向へ150mmの大きさにカットし
矩形状の試験片を得る。この試験片から、その短辺方向
(30mmの方向)を高さ方向とする直径45mmの円
筒を作る。円筒の円周方向の重なり幅は約10mmとす
る。重なった部分の上端及び下端をMAX製ステープラ
HD−10D、針No.10−1Mで固定する。このよう
にして得られた円筒状の測定サンプルを円筒の高さ方向
に圧縮したときの最大荷重を圧縮試験機によって測定
し、その値を流れ方向におけるバルクソフトネスの値と
する。圧縮試験機はオリエンテック(株)社製RTA−
100型(商品名)を用いた。圧縮速度は10mm/m
inとする。一方、幅方向におけるバルクソフトネス
は、アンチスリップシート5を幅方向へ30mm、流れ
方向へ150mmの大きさにカットし矩形状の試験片を
採取し、上述と同じ方法で測定する。
【0030】担持シート3、液不透過性シート4及びア
ンチスリップシート5から構成される基材シート2は、
その坪量が15〜500g/m2、特に25〜380g
/m2であることが、風合いと製造経費とのバランスの
点から好ましい。
【0031】身体清浄用シート1は、その使用時の拭き
取り操作によって各シート間が剥離を起こさないように
するため、25重量%エタノール水溶液を含浸率480
%で含浸させた状態下で測定された担持シート3と液不
透過性シート4との剥離強度が0.10N/25mm以
上、特に0.20N/25mm以上となっている。また
同様の理由により、アンチスリップシート5と液不透過
性シート4との剥離強度が0.10N/25mm以上、
特に0.20N/25mm以上となっている。剥離強度
の上限値に特に制限はなく高いほど好ましいが、概ね5
N/25mmであることが、シートが硬くなることに起
因する風合いの低下等を防止する点から好ましい。剥離
強度を前記の値以上とするには、例えば、基材シート2
の製造方法として後述する押し出しラミネート法を用い
ればよい。
【0032】剥離強度は次の方法で測定される。担持シ
ート3と液不透過性シート4との剥離強度は、25mm
×100mmの測定片の一端から担持シート3と液不透
過性シート4とを手で10mm剥離させる。この状態の
測定片を、オリエンテック(株)社製のRTA−100
型(商品名)に、チャック間距離15mmとなるように
セットする。剥離速度300mm/minで剥離させ最
大強度を測定し、その値を担持シート3と液不透過性シ
ート4との剥離強度とする。測定片は、その長手方向
が、シート1の機械方向及び剥離方向となるように測定
装置にセットする。アンチスリップシート5と液不透過
性シート4との剥離強度は、測定片の一端からアンチス
リップシート5と液不透過性シート4とを手で10mm
剥離させる以外は前述の手順と同様にして測定される。
【0033】担持シート3、液不透過性シート4及びア
ンチスリップシート5は積層一体化されて基材シート2
を構成している。図2には、基材シート2を製造する工
程図が示されている。基材シート2は、ヒートシール法
で製造されてもよいが、剥離強度を上げるため、押し出
しラミネート法(サンドイッチラミネート法)によって
製造されることが好ましい。この方法には、各シート間
の剥離が起こりにくく、また液不透過性シート4にピン
ホールが発生し難いという利点がある。ピンホールの発
生は、身体清浄用シート1の使用中に水性清浄液がアン
チスリップシート5へ透過する原因となる。
【0034】図2に示す基材シート2の製造方法におい
ては、特に制限されないが例えば、予め担持シート3及
びアンチスリップシート5を別工程で製造しておく。こ
れを原反3’,5’として装置に取り付けておき、該原
反3’,5’から担持シート3及びアンチスリップシー
ト5をそれぞれ繰り出す。これと共にTダイ6から溶融
状態の合成樹脂をシート状に押し出し、液不透過性シー
ト4を成形する。固化する前の状態の液不透過性シート
4の両側に担持シート3及びアンチスリップシート5を
それぞれ重ね合わせ、ニップロール7,7間で挟圧する
ことで、これら三者が積層一体化された基材シート2が
得られる。
【0035】別法として、担持シート3の原反3’又は
アンチスリップシート5の原反5’を装置に取り付けて
おき、該担持シート3又はアンチスリップシート5を繰
り出す。これと共にTダイ6から溶融状態の合成樹脂を
シート状に押し出し、液不透過性シート4を成形する。
固化する前の状態の液不透過性シート4の片面に担持シ
ート3又はアンチスリップシート5を重ね合わせ、ニッ
プロール7,7間で挟圧することで、これら二者が積層
一体化された積層シートを得る。次いで、該積層シート
における液不透過性シート4の面に、アンチスリップシ
ート5又は担持シート3を重ね合わせ、エンボスによっ
て積層シートとアンチスリップシート5又は担持シート
3とを積層一体化させ、担持シート3、不透過性シート
4及びアンチスリップシート5が積層一体化された基材
シート2が得られる。
【0036】担持シート3及びアンチスリップシート5
として同種のものを用いる場合には次の方法を用いるこ
ともできる。先ず、固化する前の状態の液不透過性シー
ト4の片面に、担持シート3(アンチスリップシート
5)を重ね合わせ、これら二者が積層一体化された積層
シートを得る。次に、この積層シートにおける液不透過
性シート4の面同士が対向するように2枚の積層シート
を重ね合わせ、エンボスによって2枚の積層シートを一
体化させる。これによって基材シート2が得られる。こ
れらの方法において用いられるエンボスの方法に特に制
限はなく、圧力下に熱を伴うか又は伴わずに行うことが
できる。
【0037】前述の各方法においては、Tダイ6から溶
融状態の合成樹脂をシート状に押し出し液不透過性シー
トを成形する場合に、剥離防止性を向上させる目的で、
2機以上のTダイを用い、多層同時押し出しを行って2
層以上の樹脂層が積層されてなる液不透過性シートを製
造してもよい。この場合、各層を構成する樹脂は同種で
も異種でも良い。
【0038】このようにして得られた基材シートにおけ
る担持シート3に水性清浄液が含浸される。含浸は、担
持シート3の全面に限られず部分的でもよい。含浸の方
法としては例えば水性清浄液をスプレーする方法が挙げ
られる。
【0039】得られた身体清浄用シートは、所定の大き
さに裁断され、所定の形状に折り畳まれて、所定枚数重
ねられた状態で、ピロー包装体などの包装体に包装され
る。身体清浄用シートは、その担持シート側の面を身体
に当接させ、アンチスリップシートの面を手で保持した
状態で身体の各部位の清拭に用いられる。特にアンチス
リップシートによる滑り防止性が高いことから、通常の
皮膚清浄用シートでは清拭しにくい足の清拭に好適に用
いられ、足の蒸れ、べたつき、臭いなどを効果的に除去
する。
【0040】本発明の身体清浄用シートは前記実施形態
に制限されない。例えば前述の実施形態においては、基
材シートが三層構造であったが、身体清浄用シートの用
途によっては、基材シートが、担持シート及び該担持シ
ートの一方の面に積層されたアンチスリップシートから
なる二層構造であって、担持シートにのみ水性清浄液が
含浸されていてもよい。この場合、担持シート及びアン
チスリップシートの詳細は、前記実施形態と同様とする
ことができる。
【0041】
【実施例】以下の例中、特に断らない限り、「%」及び
「部」はそれぞれ「重量%」及び「重量部」を意味す
る。
【0042】〔実施例1〕 (1)水性清浄液の調製 以下の表1に示す処方を用いて水性清浄液を調製した。
まず、精製水、エタノール、パラオキシ安息香酸メチル
を加えて混合後、均一溶解を確認しエデト酸二ナトリウ
ムを徐々に添加後pHを確認し、次いでポリエチレング
リコール、エタノール、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンデシルテトラデシルエーテル、香料、チャ乾
留液を加え5分間撹拌して水性清浄液を得た。
【0043】
【表1】
【0044】(2)基材シートの製造 表2に示す担持シート及びアンチスリップシートを予め
製造しておき、これらのシートと表2に示す液不透過性
シートの原料樹脂とを用いて図2に示す押し出しラミネ
ート法によって基材シートを得た。各シートの詳細は表
2に示す通りである。
【0045】(3)身体清浄用シートの製造 前述の方法で得られた水性清浄液をノズルの付いたトリ
ガー容器に入れ、150mm×100mmに裁断された
基材シートに水性清浄液をスプレーして、基材シートに
おける担持シートに水性清浄液を含浸させ、身体清浄用
シートを得た。3gの水性清浄液が基材シートに含浸さ
れた。
【0046】〔実施例2及び比較例1〕表2にそれぞれ
示す基材シートに、実施例1で用いた水性清浄液を実施
例1と同様の方法で含浸させて身体清浄用シートを得
た。
【0047】〔性能評価〕実施例及び比較例で得られた
身体清浄用シートについて、以下の方法で使用感、アン
チスリップ性及び保存安定性を評価した。その結果を表
2に示す。
【0048】〔使用感〕10人の専門パネラーの両腕及
び首を身体清浄用シートで拭き、水性清浄液を皮膚に塗
布して、清浄用シートの使用感を水性清浄液の放出性の
観点から評価した。水性清浄液の放出性が悪いと判断し
た人数が5人以下を○、6〜7人を△、8人以上を×と
評価した。
【0049】〔アンチスリップ性〕10人の専門パネラ
ーの両腕及び首を身体清浄用シートで拭き、水性清浄液
を皮膚に塗布したときの、手の滑り具合及びシートの丸
み具合を評価した。手が滑ってしまうか又はシートが丸
くなった人数が5人以下を○、6〜7人を△、8人以上
を×と評価した。
【0050】〔保存安定性〕含浸シートをその短辺(1
00mm)同士が突き合わさるように三つ折り(C字折
り)にし、10枚一組にして重ねた。この状態で、アル
ミニウムを主成分とするピロー容器に入れ、40℃及び
50℃の各温度にそれぞれ保存した。保存に際しては、
三つ折りされたシートの短辺(75mm)が上下方向と
なるように、ピロー容器を縦置きにした。1ヶ月経過
後、ピロー容器から身体清浄用シートを取り出し、水性
清浄液の偏在化及び水性清浄液の裏回り防止の観点から
保存安定性を評価した。水性清浄液の偏在化は、三つ折
りされ縦置きにされた含浸シートを上下半分に切断し、
切断されたそれぞれの重量を測定することで評価した。
上部の重量が下部の重量の85%以上になった場合を
○、75%以上85%未満になった場合を△、75%未
満になった場合を×とした。水性清浄液の裏回り防止
は、身体清浄用シート裏面の濡れ具合で評価した。僅か
に湿っている場合を○、湿っている場合を△、濡れてい
る場合を×とした。
【0051】
【表2】
【0052】表2に示す結果から明らかなように、各実
施例のシートは、滑ったり丸まったりせずに水性清浄液
を皮膚にのばし易いものであることが判る。また各実施
例のシートは、保存しても水性清浄液が偏在化したり、
裏回りもしないことが判る。
【0053】
【発明の効果】本発明の身体清浄用シートによれば、水
性清浄液を、少量でもあっても手が滑ることなく均一に
且つ迅速に皮膚に塗布でき、皮膚の汚れを拭き取ること
ができる。また本発明の身体清浄用シートによれば、手
を汚さずに水性清浄液を皮膚に塗布でき、皮膚を清浄で
きる。更に本発明の身体清浄用シートによれば、保存中
に非含浸面に水性清浄液が裏回りしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の身体清浄用シートの一実施形態を示す
断面図である。
【図2】基材シートの製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 身体清浄用シート 2 基材シート 2’基材シートの原反 3 担持シート 3’担持シートの原反 4 液不透過性シート 5 アンチスリップシート 5’アンチスリップシートの原反 6 Tダイ 7 ニップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 学 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 深澤 純一 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 齋藤 暢子 東京都江東区東陽4−11−36鵜川ビル ニ ベア花王株式会社内 (72)発明者 冨澤 宣夫 東京都江東区東陽4−11−36鵜川ビル ニ ベア花王株式会社内 Fターム(参考) 2D034 CE01 4C083 AA11 AC18 AC48 AC53 AD04 CC23 CC24 DD12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート基材に水性清浄液が含浸されてな
    る身体清浄用シートにおいて、前記シート基材が、その
    一方の面に前記水性清浄液の保持領域を有すると共に他
    方の面に前記清浄用シートの使用時に手と接し且つ前記
    清浄用シートと手との滑りを抑えるアンチスリップ領域
    を有し、該アンチスリップ領域の滑り角が12.5°以
    上である身体清浄用シート。
  2. 【請求項2】 前記保持領域が親水性繊維及び疎水性繊
    維を含む不織布からなり、前記アンチスリップ領域が疎
    水性の合成繊維を含む不織布からなり、両不織布が積層
    されて前記シート基材が構成されている請求項1記載の
    身体清浄用シート。
  3. 【請求項3】 前記アンチスリップ領域を構成する前記
    不織布の坪量が10〜100g/m2で、密度が0.0
    1〜0.4g/cm3であり、該不織布を構成する繊維
    の繊維間距離が10〜300μmである請求項2記載の
    身体清浄用シート。
  4. 【請求項4】 前記保持領域を構成する前記不織布の坪
    量が10〜200g/m2で密度が0.01〜0.2g
    /cm3であり、該不織布を構成する繊維の繊維間距離
    が10〜500μmである請求項2又は3記載の身体清
    浄用シート。
  5. 【請求項5】 前記保持領域と前記アンチスリップ領域
    との間に、前記水性清浄液の透過を阻止する非透液領域
    を有し、前記保持領域にのみ前記水性清浄液が含浸され
    ている請求項1〜4の何れかに記載の身体清浄用シー
    ト。
  6. 【請求項6】 前記保持領域と前記非透液領域と前記ア
    ンチスリップ領域とがラミネート法により接合されてお
    り、25重量%エタノール水溶液を含浸率480%で含
    浸させた状態下で測定された前記保持領域と非透液領域
    との剥離強度が0.10N/25mm以上で且つ前記ア
    ンチスリップ領域と前記非透液領域との剥離強度が0.
    10N/25mm以上である請求項5記載の身体清浄用
    シート。
  7. 【請求項7】 25重量%エタノール水溶液を使用して
    測定された前記アンチスリップ領域と前記保持領域との
    クレム吸水高さ(測定時間5分)の比(前者:後者)が
    1:1〜1:20である請求項1〜6の何れかに記載の
    身体清浄用シート。
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