JP4215705B2 - シート及びこれを用いたシート状化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、肌あたりが良好であり、かつ剥離が生じることなく、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象の良好なシート及び該シートを用いたシート状化粧料に関する。
従来より、ボリューム感があって、肌触りのよい「おしぼり」用シートを提供するため、少なくとも二枚のセルロース系不織布の間に熱融着性繊維ウェブを介在させて、熱圧着させた「おしぼり」が提案されている(特許文献1参照)。しかし、前記「おしぼり」は、主に手及び指を拭くことが目的であり、層間剥離が生じないようにするため、強い熱圧着力をかけている。その結果、「おしぼり」が固くなりすぎてしまい、手及び指よりも敏感な顔、腕、及び体を拭くのには適さないという問題がある。
一方、ウエット用シートについても種々の検討がなされており、例えば、2層以上のシートを重ね合わせた多層構造からなり、優れた風合い及び液保持性を有するウエットシート用基材が提案されている(特許文献2参照)。この提案では、2枚以上のシートをエンボス加工により凹凸賦形し、さらに隣り合う凹凸シートを部分的に圧着又は融着している。その結果、熱圧融着工程を2度行っているため、肌あたりが比較的固くなり、また、非常に手間がかかり、コストアップを招いてしまうという欠点がある。
したがって肌あたりが良好であり、かつ剥離が生じることなく、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象の良好なシート及び該シートを用いたシート状化粧料が未だ提供されておらず、その速やかな開発が望まれているのが現状である。
特開平7−322970号公報 特許第3148735号公報
本発明は、前記従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、肌あたりが良好であり、かつ剥離が生じることなく、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象の良好なシート及び該シートを用いたシート状化粧料を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、肌接触面が親水性繊維を60質量%以上含有し、かつ開孔面積が0.1〜10mmである肌接触面不織布を少なくとも有し、好ましくは内面に熱溶融性繊維を含有し、少なくとも一部を熱圧着(エンボス加工)して得られたシートが、肌あたりが良好であり、かつ剥離が生じることなく、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象の良好を有し、顔、腕、及び体等の人の肌を清拭する各種シート状化粧料に好適に用いられることを知見した。
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 肌接触面が親水性繊維を60質量%以上含有し、かつ開孔面積が0.1〜10mmである肌接触面不織布を少なくとも有するシートであかつ前記肌接触面不織布における肌接触面の内面に、熱溶融性繊維を含む不織布を有し、前記肌接触面における凹凸間隔が1〜50mmとなるように、前記シートの少なくとも一部が熱圧着されてなることを特徴とするシートである。
<2> 肌接触面不織布が、肌接触面の内部に親水性繊維と疎水性繊維との混合繊維を含有し、該肌接触面不織布全体として親水性繊維を30質量%以上含有する前記<1>に記載のシートである。
> シートの剥離強度が0.1〜3N/30mmである前記<1>から<>のいずれかに記載のシートである。
> シートの厚みが0.3〜10mmである前記<1>から<>のいずれかに記載のシートである。
> 前記<1>から<>のいずれかに記載のシートに液状組成物を付着させてなることを特徴とするシート状化粧料である。
本発明によると、従来における諸問題を解決でき、肌あたりが良好であり、かつ剥離もせず、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象が良好であるシート及び該シートを用いたシート状化粧料を提供することができる。
(シート)
本発明のシートは、少なくとも肌に接触する側の肌接触面不織布を有してなり、熱溶融性繊維からなる層、親水性繊維と疎水性繊維との混合繊維からなる層、更に必要に応じてその他の層を有してなる。
前記シートの形状、大きさ、構造等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、円形、楕円形、四角形(正方形、長方形)が好ましい。前記大きさとしては、特に制限はなく、目的用途などに応じて適宜選択することができる。
前記シート構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、単層構造であってもよいが、2層以上の複数層構造が好ましく、3層構造、4層構造、5層構造、又はそれ以上のものが好適に挙げられる。
ここで、本発明のシートの構造について図面を参照して説明する。
図1(A)は、3層構造のシート11を示し、このシートは、親水性繊維からなる肌接触面不織布としての親水性繊維層1、1、及び該肌接触面不織布の内面に熱溶融性繊維からなる熱溶融性繊維層2を有する。
図1(B)(参考図)は、4層構造のシート12を示し、このシートは、親水性繊維からなる親水性繊維層1,1と、該親水性繊維の内部に親水性繊維及び疎水性繊維からなる混合繊維層3,3とからなる肌接触面不織布を有する。
図1(C)は5層構造のシート13を示し、このシートは、親水性繊維からなる親水性繊維層1,1と、該親水性繊維の内部に親水性繊維及び疎水性繊維からなる混合繊維層3,3とからなる肌接触面不織布、及び該肌接触面不織布の内面に熱溶融性繊維からなる熱溶融性繊維層2を有する。
前記肌接触面不織布は、親水性繊維を含有してなり、更に必要に応じてその他の繊維を含有してなる。
前記親水性繊維としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、綿、パルプ、麻等の天然セルロース系繊維;パルプより得られるビスコースレーヨン、銅アンモニウムレーヨン、溶剤紡糸されたレーヨンであるリオセル、テンセル等の再生セルロース系繊維;キチン、アルギン酸繊維、コラーゲン繊維等の再生繊維、などが挙げられる。これらの中でも、セルロース系繊維が好ましく、綿の再生セルロースが特に好ましい。
前記肌接触面側不織布における親水性繊維の含有量は60質量%以上である。前記親水性繊維の含有量が60質量%未満であると、水分の保液量が減り、肌を拭いた時の濡れ感が悪くなることがある。
前記その他の繊維としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、後述する疎水性繊維などが挙げられる。
前記肌接触面不織布における開孔面積は0.1〜10mmであり、0.15〜1mmがより好ましい。前記開孔面積が0.1mm未満であると、肌接触面の内面の熱溶融性繊維が表面に溶け出しにくくなったり、外観上も見栄えも悪くなることがあり、10mmを超えると、熱溶融性繊維が溶けだしすぎて、シートが固くなったり、エンボスロールを汚してしまうことがある。
ここで、前記開孔面積は、例えば、マイクロスコープ法により測定することができる。
前記肌接触面不織布の坪量は、10〜80g/mが好ましく、15〜40g/mがより好ましい。前記坪量が10g/m未満であると、不織布が薄すぎてムラになってしまうことがあり、80g/mを超えると、不織布が厚くなりすぎてエンボス加工がかかりにくくなることがある。
前記肌接触面不織布は、肌接触面の内部に親水性繊維と疎水性繊維との混合繊維を含有することが好ましい。
前記親水性繊維としては、上記と同じものを用いることができる。
前記疎水性繊維としては、疎水性を有するものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂からなる繊維、ナイロン等のポリアミド系樹脂からなる繊維、ポリアクリロニトリル系樹脂からなる繊維、ポリビニルアルコール系樹脂からなる繊維、ポリウレタン系樹脂からなる繊維、などが挙げられる。これらの中でも、ヨレ及びヘタリが少ない点でポリオレフィン系樹脂からなる繊維、ポリエステル系樹脂からなる繊維が好ましい。
この場合、前記肌接触面不織布は、肌接触面は、上記同様に親水性繊維を60質量%以上含有するが、肌接触面不織布全体として見ると親水性繊維を30質量%以上含有することが好ましい。
前記肌接触面不織布における肌接触面の内面に、熱溶融性繊維及び熱溶融性繊維を含む不織布のいずれかを有することが好ましい。
前記熱溶融性繊維としては、加熱により溶融して相互に接着性を発現することができる繊維であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、単一繊維からなるものでも、2種以上を組み合わせたものであってもよい。前記熱溶融性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等のポリオレフィン系単一繊維;ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/エチレン−プロピレン共重合体、低融点ポリエステル−ポリエステルなどからなる鞘部分が相対的に低融点とされる芯鞘型複合繊維又はサイドバイサイド型複合繊維;ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/ナイロン、ポリプロピレン/ポリエチレンからなる各成分の一部が表面に露出している分割型複合繊維;ポリエチレンテレフタレート/エチレン−プロピレン共重合体からなる一方の成分の熱収縮により分割する熱分割型複合繊維、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記繊維集合体として熱溶融性繊維を含む不織布を使用する場合には、その製法について特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スパンボンド法、メルトブロー法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、スパンレース法、ニードルパンチ法等のいずれでもよく、これらの中でも、サーマルボンド法による不織布が好ましい。
前記熱溶融性繊維の目付としては、5〜100g/mが好ましく、10〜50g/mがより好ましい。
前記シートの製造方法としては、層構成に応じて異なり、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、(1)3層構造の不織布の場合には、例えば、まず、スパンレース法により親水性繊維からなる肌接触面不織布を製造する。次に、該肌接触面不織布の内面に熱溶融性繊維からなるサーマルボンド不織布やウェブを配置し、これらを熱圧着(エンボス加工)することにより、一体化させて製造することができる。
(2)4層構造の不織布の場合には、例えば、まず、親水性繊維からなる肌接触側組成のウェブと、親水性繊維及び疎水性繊維の混綿からなる内組成のウェブとを層状にしてスパンレース法により肌接触面不織布を2枚製造する。次に、得られた2枚の肌接触面不織布の内組成側を合わせて熱圧着(エンボス加工)することにより、一体化させて製造することができる。
(3)5層構造の不織布の場合には、例えば、まず、親水性繊維からなる肌接触側組成のウェブと、親水性繊維及び疎水性繊維の混綿からなる内組成のウェブとを層状にしてスパンレース法により肌接触面不織布を2枚製造する。次に、得られた2枚の肌接触面不織布の内組成側を合わせて、その間に熱溶融性繊維からなるサーマルボンド不織布やウェブを配置し、これらを熱圧着(エンボス加工)することにより、一体化させて製造することができる。
前記熱圧着(エンボス加工)は、通常使用されている方法を任意に使用して実施することができ、少なくともシートの一部、好ましくは全面に行われ、例えば、両面彫刻凹凸ロールや片面彫刻凹凸ロールを用いたヒートエンボスロール加工により所望のエンボス加工パターンを付与することができる。前記熱圧着における加熱温度は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、90〜200℃が好ましい。
前記エンボス加工によってシートの表面に得られるパターンは使用する加工法などの条件に応じて多種多様である。例えば、直線、曲線等の加工線、三角形、ダイヤモンド形、正方形、長方形、多角形、西洋梨形、ハート形、長円形、英字形(例えばJ型)等であり、連続していても、不連続であってもよい。
前記シートの剥離強度は0.1〜3N/30mmが好ましい。前記剥離強度が0.1N/30mm未満であると、使っている時に剥離しやすいことがあり、3N/30mmを超えると、肌あたりが固くなってしまうことがある。
前記剥離強度は、例えば、30cm巾に切り出したシートの端の一部を剥離し、これを試験器(テンシロン)にて一定スピードで剥離することにより測定することができる。
前記熱圧着によるシートの肌接触面における凹凸間隔(エンボス間隔)は1〜50mmが好ましく、3〜10mmがより好ましい。前記エンボス間隔が1mm未満であると、間隔が狭すぎ、不織布が固くなってしまうことがあり、50mmを超えると、使っている時に剥れてしまうことがある。
ここで、前記凹凸間隔とは、エンボス加工により形成された凹凸における、凹と凹との間の長さ、又は凸と凸との間の長さを測定することにより求めることができる。
前記シートの厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.3〜10mmが好ましく、0.1〜5mmがより好ましい。前記厚さが0.3mm未満であると、使っている時に丸まったりして使いづらいことがあり、10mmを超えると、厚すぎて使いづらくなることがある。
前記シートの坪量は、30〜100g/mが好ましく、40〜100g/mがより好ましく、40〜80g/mが更に好ましい。前記坪量が30g/m未満であると、使用する際に破けたりすることがあり、100g/mを超えると、コストの面で不利となることがある。
(シート状化粧料)
本発明のシート状化粧料は、本発明の前記シートに液状組成物を付着させてなり、更に必要に応じてその他の層等を有してなる。
前記付着は、塗布、浸漬、含浸及び噴霧のいずれかであることが好ましい。該含浸としては、特に制限はなく、公知の含浸方法が挙げられる。例えば、前記シートを前記液状組成物に浸漬させる浸漬方法、前記シートに、前記液状組成物を霧吹き等により含浸させる方法、前記シートに、前記液状組成物を塗布等により含浸させる方法、などが挙げられる。
前記シート状化粧料における、前記液状組成物の含浸率は、シート1質量部に対して、1.0〜5.0倍量が好ましい。
前記液状組成物としては、シート状化粧料の用途に応じて適宜選択することができるが、例えば、低級アルコール、界面活性剤、保湿剤、植物抽出物等の香粧品成分、殺菌剤、防腐剤、キレート剤、色素、香料、酸化防止剤、pH調整剤、薬効成分、などが挙げられる。これら各成分の前記液状組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜決定することができる。
前記低級アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどが挙げられ、これらの中でもエタノールが特に好ましい。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、親油型グリセリンモノステアレート、自己乳化型グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンステアレート、ソルビタンモノオレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン化ステロール、ポリオキシエチレン化ラノリン、ポリオキシエチレン化ミツロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノニオン界面活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルリン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤;塩酸アルキルアミノエチルグリシン液、及び、レシチン等の両性界面活性剤等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記極性油としては、特に制限はないが、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油,ヒマワリ油等の植物油脂類;ミンク油、卵黄油,ラノリン,鯨油,タートル油等の動物油脂類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸類の天然及び合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルデカノール、ラウリルアルコール等の天然及び合成高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、及び、コレステロールオレート等のエステル類等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記保湿剤としては、多価アルコール又はグリコールエーテル等が好適に使用することができる。
前記多価アルコールとしては、例えば、ヘキシレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、等が挙げられる。
前記グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、等が挙げられる。
これらの中でも、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ジプロピレングリコール等が使用感の点から好ましい。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記増粘剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、硅酸アルミニウム、マルメロ種子抽出物、トラガントガム、デンプン等の天然高分子物質;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性デンプン、カチオン化セルロース等の半合成高分子物質;カルボキシビニルポリマー、及び、ポリビニルアルコール等の合成高分子物質などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記防腐剤としては、例えば、安息香酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノール等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記紫外線吸収剤としては、特に制限はないが、例えば、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、安息香酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、及び、ジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ケイ皮酸系紫外線吸収剤としては、例えば、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジパラメトキシケイ皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、メトキシケイ皮酸オクチル、及び、ジイソプロピルケイ皮酸メチル等が挙げられる。
前記トリアジン系紫外線吸収剤としては、例えば、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
前記ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、及び、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等が挙げられる。
前記安息香酸系紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸ブチル、パラジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、パラアミノ安息香酸グリセリル、及び、パラアミノ安息香酸アミル等が挙げられる。
前記サリチル酸系紫外線吸収剤としては、例えば、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸アミル、サリチル酸ベンジル、及び、サリチル酸イソプロピルベンジル等が挙げられる。
前記ジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤としては、例えば、4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−メトキシジベンゾイルメタン、及び、4−t−ブチル−4’−ヒドロキシジベンゾイルメタン等が挙げられる。
前述のほか、前記紫外線吸収剤としては、例えば、メンチル−o−アミノベンゾエート、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、及び、アントラニル酸メンチル等が挙げられる。
前記酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アンモニア水、ホウ酸、ホウ砂、リン酸水素カリウム等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、及び、オロット酸及びその誘導体等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記アミノ酸類としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、及び、リジン及びその誘導体等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記香料としては、例えば、特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記シート状化粧料の包材態様としては、特に制限なく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、以下の(1)〜(8)、即ち(1)アルミナ蒸着PET(厚さ12μm)/ドライラミネーション/CPP(厚さ50μm)(外層/接着層/内層)からなるシートから形成された包装体、(2)シリカ蒸着PET(厚さ12μm)/ドライラミネーション/CPP(厚さ50μm)(外層/接着層/内層)からなるシートから形成された包装体、(3)アルミ蒸着PET(厚さ12μm)/ドライラミネーション/CPP(厚さ50μm)(外層/接着層/内層)からなるシートから形成された包装体、(4)PET(厚さ12μm)/ドライラミネーション/EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂)(厚さ12μm)/ドライラミネーション/LLDPE(厚さ60μm)(外層/接着層/中層/接着層/内層)からなるシートから形成された包装体、(5)ナイロン(厚さ20μm)/PE(厚さ50μm)(外層/内層)からなるシートから形成された収納体と、OPP(厚さ50μm)/PET(厚さ50μm)から形成された蓋体とからなる包装体、(6)延伸ポリプロピレン(OPP)(厚さ20μm)/EVOH(厚さ17μm)/PE(厚さ40μm)(外層/中層/内層)からなるシートから形成された包装体、(7)PET(厚さ12μm)/PE(厚さ15μm)/アルミ箔(厚さ9μm)/PE(厚さ30μm)(外層/接着層/中層/内層)からなるシートから形成された収納体と、OPP(厚さ50μm)/PET(厚さ50μm)から形成された蓋体とからなる包装体、(8)PET(厚さ12μm)/ドライラミネーション/アルミ箔(厚さ7μm)/ドライラミネーション/CPP(厚さ40μm)(外層/接着層/中層/接着層/内層)からなるシートから形成された収納体と、OPP(厚さ40μm)/PET(厚さ50μm)から形成された蓋体とからなる包装体、などが好適に挙げられる。
本発明のシートを用いたシート状化粧料は、肌あたりが良好であり、かつ剥離が生じることなく、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象の良好なものである。本発明のシート状化粧料の用途としては、例えば、清涼剤、制汗剤、化粧料などに好適であり、具体的には、汗ふきシート、手ふきシート、メイク落としシート、UVケアシート、スキンケア化粧水シート、スキンケアローションシート、皮膚洗浄シートなどが挙げられる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1、3、4、6、7、14〜16、参考例2、5、8〜13、及び比較例1〜3)
−シートの作製−
表1、表2、及び表6に示す組成の、肌接触面不織布をスパンレース法により作製し、得られた肌接触面不織布の内面に熱溶融性繊維を配置し、片面凹凸ヒートエンボスロール(格子状)を用いて熱圧着(エンボス加工)することにより、3層構造の実施例1、3、4、6、、参考例2、5、及び比較例1〜3の各シートを作製した。
一方、表3、及び表4に示す組成の、親水性繊維からなる肌接触側組成と、親水性繊維及び疎水性繊維の混合繊維からなる内組成とを層状にしてスパンレース法により非肌接触面不織布を作製した。該肌接触面不織布を2枚合わせて片面凹凸ヒートエンボスロール(格子状)を用いて熱圧着(エンボス加工)することにより、4層構造の参考例8〜13の各シートを作製した。
また、表5に示す組成の、親水性繊維からなる肌接触側組成と、親水性繊維及び疎水性繊維の混合繊維からなる内組成とを層状にしてスパンレース法により非肌接触面不織布を作製した。該肌接触面不織布を2枚合わせて、その間に内面不織布を配置し、片面凹凸ヒートエンボスロール(格子状)を用いて熱圧着(エンボス加工)することにより、5層構造の実施例14〜16の各シートを作製した。
得られた各シートについて、以下のようにして、エンボス間隔(凹凸間隔)、及び剥離強度を測定した。結果を表1〜表6に示す。
<エンボス(凹凸)間隔の測定>
各シート表面に形成されたエンボスの凹部と凹部の間隔をノギスで測定した。
<剥離強度の測定>
各シートを巾30mm、長さ150mmに切り出し、このサンプルの端を層状に75mmまで剥がし、試験器(テンシロン)を用いて100mm/minのスピードで測定した。剥離強度の強い順に5点の平均値を剥離強度とした。
−シート状化粧料の作製−
次に、表7に示す組成(質量%)に従って、常法により汗ふき用含浸液を調製した。これを表1〜表6に示す組み合わせでシートに2.5倍量含浸させて、シート状化粧料としての汗ふき用シートを作製した。なお、作製したシート状化粧料は表1〜表6に示す包材に収容して使用した。
次に、得られた実施例1、3、4、6、7、14〜16、参考例2、5、8〜13、及び比較例1〜3の各シート状化粧料について、以下のようにして、含浸性、肌あたり、ふきとり時のヨレ、毛羽立ちのなさ、及び外観の印象を評価した。結果を表1〜表6に示す。
<含浸性>
前記含浸性は、前記シート状化粧料の前記粉体含有化粧料に対する吸液性及び拡散性を下記の基準に従い、目視にて官能評価した。
◎:吸液性、拡散性共に非常に良好である。
○:吸液性、拡散性共に良好である。
△:吸液性、拡散性共にやや劣る。
×:吸液性、拡散性共に劣る。
<肌あたり>
6人のパネラーが前記シート状化粧料により皮膚を5往復こすった後、下記基準に従い、肌あたりを官能評価した。
◎:肌あたりが非常に良い。
○:肌あたりが良い。
△:肌あたりがやや良くない。
×:肌あたりが良くない。
<拭き取り時のヨレ>
6名のパネラーが前記シート状化粧料により皮膚を5往復こすった後、以下の基準に従い、シート状化粧料のヨレを目視にて官能評価した。
◎:ヨレが全くない。
○:ヨレがほとんどない。
△:ヨレがある。
×:ヨレが非常に多い。
<毛羽立ちのなさ>
6名の被験者により、拭き取り後、肌への毛羽の付着及びシートの毛羽立ち性について以下の基準に従い、官能評価した。
◎:毛羽付着及び毛羽立ちが全くない。
○:毛羽付着及び毛羽立ちがほとんどない。
△:毛羽付着及び毛羽立ちがある。
×:毛羽付着及び毛羽立ちが非常に多い。
<外観の印象>
6人のパネラーにより、シート状化粧料の外観を下記基準に従い、目視により官能評価した。
◎:非常に良い。
○:良い。
△:あまり良い。
×:全く良くない。
Figure 0004215705
Figure 0004215705
Figure 0004215705
*1:内面側を合わせてエンボス加工した。
*2:肌接触側組成、内組成の層状ウエッブからスパンレース不織布を作製した。
Figure 0004215705
*1:内面側を合わせてエンボス加工した。
*2:肌接触側組成、内組成の層状ウエッブからスパンレース不織布を作製した。
Figure 0004215705
*1:2枚の肌接触面不織布の内面側の間に内面不織布を挟んでエンボス加工した。
*2:肌接触側組成、内組成の層状ウエッブからスパンレース不織布を作製した。
Figure 0004215705
−汗ふきシート用含浸液の組成−
Figure 0004215705
*1:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
−包材の種類−
Figure 0004215705
(実施例17〜18) −手ふき用ウエットシート−
下記表に示す組成(質量%)に従って、常法により手ふき用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2.5倍量含浸させ、手ふき用ウエットシートを作製した。
Figure 0004215705
*1:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
(実施例19〜22) −メイク落しシート−
下記表に示す組成(質量%)に従って、常法によりメイク落し用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2.5倍量含浸させて、メイク落し用ウエットシートを作製した。
Figure 0004215705
*1:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
(実施例23〜24) −UVケアシート−
下記表に示す組成(質量%)に従って、常法によりUVケア用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2.5倍量含浸させて、UVケア用ウエットシートを作製した。
Figure 0004215705
*1:東レダウコーニングシリコーン社製 SH200C 30cs
*2:和光純薬工業(株)製 ハイビスワコー104
*3:Goodrich社製 Pemulen TR2
*4:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
(実施例25〜26) −スキンケア化粧水シート−
下記表に示す組成(質量%)に従って、常法によりスキンケア化粧水用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2.5倍量含浸させ、スキンケア化粧水用ウエットシートを作製した。
また、上記スキンケア化粧水を使用時に実施例1に示す不織布に適量しみこませ、使用した。
Figure 0004215705
*2:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
(実施例27〜30) −スキンケアローションシート−
下記表に示す組成(質量%)に従って、常法によりスキンケアローション用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2.5倍量含浸させて、スキンケアローション用ウエットシートを作製した。
また、上記スキンケアローションを使用時に実施例1に示す不織布に適量しみこませて、使用した。
Figure 0004215705
*1:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
(実施例31) −皮膚洗浄及びメイク落としに供するシート状洗浄剤−
下記組成(質量%)に従って、常法により皮膚洗浄及びメイク落とし用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2〜3.5倍量含浸させて、皮膚洗浄及びメイク落としに供するシート状洗浄剤を作製した。
このシート状洗浄剤をピロー包装(積層フィルム構成:最内層LDPE、中間層アルミニウム層、最外層PP)に収容した。
<皮膚洗浄及びメイク落とし用含浸液の組成>
POE(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 6
(セチオールHE、コグニス製)
ホホバ油(精製ホホバ油、香栄興業製) 0.5
植物性スクワラン 0.5
ジメチルポリシロキサン 0.3
(SH200−30cs、東レ・ダウコーニング・シリコーン製)
ポリエチレングリコール400(PEG400、ライオンケミカル製) 0.5
イソノナン酸イソノニル(サラコス99、日清製油製) 1
メチルパラベン 0.3
ソルビット 1
プロピレングリコール 3
ローズマリーエキス(ローズマリー水、丸善製薬社製) 1
エタノール 8
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
エデト酸四ナトリウム四水塩 0.1
グリチルリン酸ジカリウム(丸善製薬社製) 0.1
香料*1 0.1
精製水 残部
合計(質量%) 100.0
*1:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
粘度は約10mPa・sであった。
(実施例32) −皮膚洗浄及びメイク落としに供するシート状洗浄剤−
下記組成(質量%)に従って、常法により皮膚洗浄及びメイク落とし用含浸液を調製した。これを実施例1に示す不織布に2〜3.5倍量含浸させて、皮膚洗浄及びメイク落としに供するシート状洗浄剤を作製した。
このシート状洗浄剤をピロー包装(積層フィルム構成:最内層CPP、中間層OPP、最外層PET)に収容した。
<皮膚洗浄及びメイク落とし用含浸液の組成>
POE(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 6
(セチオールHE、コグニス製)
ホホバ油(精製ホホバ油、香栄興業製) 0.5
植物性スクワラン 0.5
ポリエチレングリコール400(PEG400、ライオンケミカル製) 0.5
ポリエチレングリコール600(PEG600、ライオンケミカル製) 0.5
イソノナン酸イソノニル(サラコス99、日清製油製) 0.5
メチルパラベン 0.3
1,3−ブチレングリコール 2
プロピレングリコール 1
ローズマリーエキス(ローズマリー水、丸善製薬社製) 1
カモミラエキス(カミツレリキッド、一丸ファルコス製) 1
エタノール 8
トリクロサン(チバ・スペシャルティ・ケミカル製) 0.2
イソプロピルメチルフェノール(大阪化成製) 0.1
香料*1 0.05
精製水 残部
合計(質量%) 100.0
*1:特開2003−073249号公報に記載の香料A〜E成分から適宜選択した。
粘度は約10mPa・sであった。
実施例17〜32のシート状化粧料について、実施例1と同様にして、含浸性、肌あたり、ふきとり時のヨレ、毛羽立ちのなさ、及び外観の印象を評価したところ、実施例1、3、4、6、7、14〜16と同レベルの良好な評価結果が得られた。
本発明のシートを用いたシート状化粧料は、肌あたりが良好であり、かつ剥離が生じることなく、拭き取り時及び塗布時にヨレにくく、しかも外観印象が良好であり、例えば、汗ふきシート、手ふきシート、メイク落としシート、UVケアシート、スキンケア化粧水シート、スキンケアローションシート、皮膚洗浄シートなどに幅広く用いられる。
図1は、本発明のシート体の層構成を示し、図1(A)は3層構造のシート、図1(B)(参考図)は4層構造のシート、図1(C)は5層構造のシートをそれぞれ示す。
符号の説明
1 親水性繊維層(肌接触面不織布)
2 熱溶融性繊維層
3 混合繊維層
11、12、13 シート

Claims (5)

  1. 肌接触面が親水性繊維を60質量%以上含有し、かつ開孔面積が0.1〜10mmである肌接触面不織布を少なくとも有するシートであかつ前記肌接触面不織布における肌接触面の内面に、熱溶融性繊維を含む不織布を有し、前記肌接触面における凹凸間隔が1〜50mmとなるように、前記シートの少なくとも一部が熱圧着されてなることを特徴とするシート。
  2. 肌接触面不織布が、肌接触面の内部に親水性繊維と疎水性繊維との混合繊維を含有し、該肌接触面不織布全体として親水性繊維を30質量%以上含有する請求項1に記載のシート。
  3. シートの剥離強度が0.1〜3N/30mmである請求項1から2のいずれかに記載のシート。
  4. シートの厚みが0.3〜10mmである請求項1から3のいずれかに記載のシート。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のシートに液状組成物を付着させてなることを特徴とするシート状化粧料。
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