JP2015193621A - シート状整髪用化粧品及びそれを用いた整髪方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の整髪用化粧品は、以下の(A)及び(B)を含有した液状化粧料組成物を、シートに1枚あたり前記液状化粧料組成物の総量が1g以上50g以下含浸させたものである。(A)被膜形成樹脂0.01質量%以上20質量%以下。(B)水。前記液状化粧料に更に(D)界面活性剤又は(E)炭素数が1以上6以下の一価又は多価アルコールを含有させることが好適である。更に(F)アミノ変性シリコーンを含有させることも好適である。
【選択図】図7
Description
また、前記のような水や整髪剤を使うことに制約がある場面においては、乱れたヘアスタイルを整えたいという要求や、美しくまとまったスタイルをつくりたいという要求に応えることは容易ではなかった。
(A)被膜形成樹脂0.01質量%以上20質量%以下。
(B)水
ii)前記液状化粧料組成物が含浸された前記シート状整髪用化粧品を指にかかるように手の内側に広げて載せる工程、及び
iii)前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手を、毛髪の根元から毛先に向けて移動させて整髪する工程、を有する整髪方法を提供するものである。
(1)シートを10cm×10cmの大きさに切り出す。
(2)切り出したシートを、凸部と凹部に各々切り分け、凸部の総質量(g)及び凹部の総質量(g)をそれぞれ0.1mgまで精秤する。
(3)10cm×10cmの大きさの正方形の台紙を用意し、これを面積標準紙とする。凸部として切り出した全シート片(全凸部片)、及び面積標準紙をそれぞれ複写機でコピーする。面積標準紙のコピーした紙から、面積標準紙の部分を切り取る。同様に、全凸部片をコピーした紙から、全凸部片の部分を切り取る。次いで、切り取られた紙を0.1mgまで精秤する。そして、以下の式から全凸部片の面積を算出する。
[全凸部片の面積(m2)]=[全凸部片を切り取った紙の質量(g)]/[面積標準部紙を切り取った紙の質量(g)]/100
(4)凸部の坪量を、以下の式から算出する。
[凸部の坪量(g/m2)]=[凸部総質量(g)]/[全凸部片の面積(m2)]
(5)全凹部片の面積(m2)、及び凹部の坪量(g/m2)も、同様にして算出する。ただし、凹部に開孔が形成されている場合には、上述のとおり、該開孔の面積は除外する。
(A)被膜形成樹脂。
(B)水。
なお、本発明で被膜形成樹脂とは、JIS K5600−5−4に準拠した引っかき硬度(鉛筆法)が6B以上3H以下であるものを指す。この引っかき硬度(鉛筆法)とはJIS5600−5−4:1999を準用して得る膜の硬度を示す値であって、被膜形成樹脂の塗布膜を調製した後、水平の塗布面に対し、固定角度(45°)、荷重750gで鉛筆を押し付けることによって測定することができる。したがって、引っかき硬度(鉛筆法)は6B〜6Hで表され、引っかき硬度(鉛筆法)6Bである膜が最も軟らかく、6Hである膜が最も硬い。
これらの樹脂のうち、使用時に手や指がべたつかない観点から、陽イオン性樹脂が好ましい。使用後の毛髪へしっとり感及び柔らかさ、滑らかさを付与する観点から、陽イオン性樹脂が好ましい。使用後に毛髪に束感を付与し、また特に高い整髪性を付与する観点から、陰イオン性樹脂が好ましい。使用時に毛髪とシート状整髪用化粧品13との摩擦を低減させ、良好な滑り性を付与する観点から、非イオン性樹脂が好ましい。使用時に、毛髪に洗浄感を付与する観点から両性樹脂が好ましい。乾燥後の毛髪にハリやコシを付与する観点から非イオン性樹脂、両性樹脂及びそれらの併用が好ましい。
本整髪操作は毛髪の中間、すなわち毛髪の根元と毛先の間に指先をあてがい、上述の操作をすることもできる。毛髪全体に均一に塗布する観点から毛束の根元から整髪操作を行うことが好ましい。
また、これらの操作によって毛髪や頭皮の清拭をした後、好ましくは3時間、より好ましくは5時間、更に好ましくは8時間以上はシート状整髪用化粧品13によって毛髪や頭皮に移行させた液状化粧料組成物を洗い流さないことが好ましい。
以下の(A)及び(B)を含有した液状化粧料組成物を、シートに1枚あたり前記液状化粧料組成物の総量が1g以上50g以下含浸させたシート状整髪用化粧品。
(A)被膜形成樹脂0.01質量%以上20質量%以下。
(B)水
<2>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂が陽イオン性樹脂である<1>に記載のシート状整髪用化粧品。
<3>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂がビニルピロリドン・メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド・ラウリルジメチルアミノプロピルメタクリルアミド共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンペピリジニウム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体、アンモニウム変性ヒドロキシエチルセルロース、N−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体から選ばれる少なくとも1又は2以上の陽イオン性樹脂である<2>に記載のシート状整髪用化粧品。
<4>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂が陰イオン性樹脂である<1>に記載のシート状整髪用化粧品。
<5>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂がアクリル酸アルキル・ジアセトンアクリルアミド共重合体、アクリル酸アルキル・オクチルアクリルアミド共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル共重合体、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル酸アルキル共重合体、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール−25・ジメチコン・アクリレーツ共重合体、イソホロンジイソシアネート・ジメチロールプロピオン酸・(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)4,4'−イソプロピリデンジフェノール共重合体から選ばれる少なくとも1又は2以上の陰イオン性樹脂である<4>に記載のシート状整髪用化粧品。
<6>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂が非イオン性樹脂である<1>に記載のシート状整髪用化粧品。
<7>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂がポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸アルキル共重合体、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミダゾール共重合体、ポリビニルカプロラクタムから選ばれる少なくとも1又は2以上の非イオン性樹脂である<6>に記載のシート状整髪用化粧品。
<8>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂が両性樹脂である<1>に記載のシート状整髪用化粧品。
<9>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂がアクリレーツ・アクリル酸ラウリル・アクリル酸ステアリル・メタクリル酸エチルアミンオキシド共重合体、メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合体、オクチルアクリルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体から選ばれる少なくとも1又は2以上の両性樹脂である<8>に記載のシート状整髪用化粧品。
<10>
好ましくは成分(A)の被膜形成樹脂が、前記液状化粧料組成物に占める含有量が0.05質量%以上、0.1質量%以上であり、10質量%以下、5質量%以下、3質量%以下、1%以下である<1>ないし<9>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<11>
好ましくは更に前記液状化粧料組成物中に界面活性剤を含有する<1>ないし<10>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<12>
好ましくは界面活性剤として陽イオン性界面活性剤を含有する<11>に記載のシート状整髪用化粧品。
<13>
好ましくは界面活性剤として陰イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤を含有する<11>に記載のシート状整髪用化粧品。
<14>
好ましくは前記液状化粧料組成物中に占める界面活性剤の含有量が0.1質量%以上、0.2質量%以上、更に0.3質量%以上であり、5質量%以下、4質量%以下、3質量%以下である<11>ないし<13>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<15>
好ましくは更に前記液状化粧料組成物中に1価又は多価アルコールを含有する<1>ないし<14>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<16>
好ましくは1価又は多価アルコールがエタノール、プロパノール、イソプロパノール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンから選ばれる少なくとも1種又は2種以上である<15>に記載のシート状整髪用化粧品。
<17>
好ましくは前記液状化粧料組成物中に占める1価又は多価アルコールの含有量が1質量%以上、5質量%以上、10質量%以上であり、45質量%以下、35質量%以下、30質量%以下である<15>又は<16>に記載のシート状整髪用化粧品。
<18>
好ましくは更に前記液状化粧料組成物中にアミノ変性シリコーンを含有する<1>ないし<17>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<19>
好ましくは被膜形成樹脂に対するアミノ変性シリコーンの割合(アミノ変性シリコーンの含有量(g))/被膜形成樹脂の含有量(g))が0.01以上、更には0.02以上、更には0.045以上、更には0.1以上であり、14以下、更には5以下、更には3以下、更には1.5以下である<18>に記載のシート状整髪用化粧品。
<20>
好ましくはシート1枚当たりの前記液状化粧料組成物の含浸液量が6g以上、7g以上、8g以上であり、30g以下、20g以下、15g以下である<1>ないし<19>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<21>
好ましくは前記シートは、その表面に凹凸構造が形成されている<1>ないし<20>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<22>
好ましくは前記シートが第1の面及びそれと反対側に位置する第2の面を有し、
第1の面及び第2の面はともに凹凸構造を有する<1>ないし<21>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<23>
好ましくは、前記シートは、凸部頂部から凹部底部までの高低差が大きい方から見たときに、凸部となる部分のシート厚さが、凹部のシート厚さよりも大きいものである<21>又は<22>に記載のシート状整髪用化粧品。
<24>
好ましくは平面視において、第1の面の凸部の位置と、第2の面の凸部の位置とが略一致している、<21>ないし<23>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<25>
好ましくは前記シートにおいて、凸部の坪量が凹部の坪量よりも高くなっている<21>ないし<24>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<26>
好ましくは平面視において、凹部と凸部はシートの面内に沿って一定方向に伸びており、好ましくは凹部が溝状に、凸部が畝状に形成されており、更には溝状の凹部と畝状の凸部が交互に配置されており、更には溝状の凹部と畝状の凸部がシート全面にわたって形成されている<21>ないし<25>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<27>
好ましくは同形同大の畝状の凸部が等間隔を空けて配されており、その横方向の幅W1が好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは0.8mm以上であり、好ましくは3.0mm以下である<21>ないし<26>のいずれか1に記載の整髪用化粧品。
<28>
好ましくは凸部としての畝及び凹部としての溝が形成されており、第1の面の畝頂部における高低差が好ましくは0.2mm以上1.2mm以下、更に好ましくは0.2mm以上1.0mm以下であり、第2の面の畝頂部における高低差は、好ましくは0.1mm以上1.2mm以下、更に好ましくは0.1mm以上1.0mm以下である<21>ないし<27>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<29>
好ましくは凹部に開孔が設けられている<21>ないし<28>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<30>
凹部に設けられた開孔どうしの間隔L1が好ましくは4.0mm以上であり、好ましくは15.0mm以下、更に好ましくは8.0mm以下である<29>に記載のシート状整髪用化粧品。
<31>
溝状の凹部の幅W2における開孔の直径L2の割合(L2×100/W2)が好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上であり、好ましくは90%以下である<29>又は<30>に記載のシート状整髪用化粧品。
<32>
前記シートは、その剛軟度が好ましくは10mm以上であり、好ましくは70mm以下であり、更に好ましくは65mm以下であり、一層好ましくは60mm以下である<1>ないし<31>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<33>
前記シートは、L 1096:2010に準拠して0.3kPa荷重下で測定された厚みが好ましくは0.3mm超であり、更に好ましくは0.4mm以上であり、一層好ましくは0.5mm以上であり、更に一層好ましくは0.7mm以上であり、好ましくは5mm以下であり、更に好ましくは4mm以下であり、更に好ましくは3mm以下、更に好ましくは1.3mm以下である<1>ないし<32>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<34>
前記シートはその見かけ面積が好ましくは50cm2以上、更に好ましくは100cm2以上、一層好ましくは200cm2以上であり、好ましくは1600cm2以下、更に好ましくは900cm2以下、一層好ましくは700cm2以下である<1>ないし<33>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<35>
好ましくは前記シートが不織布シートからなり、該不織布シートはその構成繊維の交絡のみで不織布形態を保っており、好ましくは該不織布シートはスパンレース法で作られたシートである<1>ないし<34>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<36>
前記シートが、好ましくはセルロース系繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含有する<1>ないし<35>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<37>
前記液状化粧料組成物の含浸前の前記シートの質量に基づき、セルロース系繊維の占める含有量が好ましくは30質量%以上であり、更に好ましくは35質量%以上であり、一層好ましくは40質量%以上であり、好ましくは99質量%以下であり、更に好ましくは97質量%以下であり、一層好ましくは95質量%以下であり、
前記液状化粧料組成物の含浸前の前記不織布シートの質量に基づき、熱可塑性樹脂繊維の占める含有量が好ましくは1質量%以上であり、更に好ましくは3質量%以上であり、一層好ましくは5質量%以上であり、更に一層好ましくは10質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、更に好ましくは65質量%以下であり、一層好ましくは60質量%以下である<36>に記載のシート状整髪用化粧品。
<38>
好ましくは前記シートがセルロース系繊維のみからなる<1>ないし<35>に記載のシート状整髪用化粧品。
<39>
前記液状化粧料組成物の量が1枚の前記シート当たり好ましくは7g以上であり、更に好ましくは8g以上であり、好ましくは20g以下であり、更に好ましくは15g以下である<1>ないし<38>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<40>
前記液状化粧料組成物の含有割合が、前記シートの最大保水量に対して好ましくは5質量%以上であり、更に好ましくは10質量%以上であり、一層好ましくは20質量%以上であり、好ましくは90質量%以下であり、更に好ましくは85質量%以下であり、一層好ましくは80質量%以下であり、更に一層好ましくは60質量%以下である<1>ないし<39>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<41>
前記シートの最大保水率が好ましくは700質量%以上、好ましくは800質量%以上、更に900質量%以上、更には1000質量%以上であり、好ましくは2000質量%以下、更には1500質量%以下、更には1300質量%以下である<1>ないし<40>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品。
<42>
好ましくは<1>ないし<41>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品が以下の
(C)内に収容されている整髪用化粧品。
(C)内容物取出口を被覆し、内容物を密閉する開閉蓋を有し、該内容物取出口の面積が好ましくは25mm2以上、更に好ましくは100mm2以上、一層好ましくは200mm2以上であり、好ましくは4000mm2以下、更に好ましくは3000mm2以下、一層好ましくは2500mm2以下である外装容器。
<1>ないし<41>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品を用いた整髪方法であって、
ii)前記液状化粧料組成物が含浸された前記シート状整髪用化粧品を指にかかるように手の内側に広げて載せる工程、及び
iii)前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手を、毛髪の根元から毛先に向けて移動させて整髪する工程、を有する整髪方法。
<44>
好ましくはiii)の工程において、前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手の指と指の間に毛束が存在するように、その毛束の根元又は概中間ないし毛先に指先をあてがい、その状態下に各指によって毛髪を梳きながら整髪する<43>に記載の整髪方法。
<45>
<1>ないし<41>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品を用いた整髪方法であって、
ii)前記液状化粧料組成物が含浸された前記シート状整髪用化粧品を指にかかるように手の内側に広げて載せる工程、
iii)毛髪の一部を取り分けた毛束を、前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手で握る工程、及び
iv)毛束を握ったまま、毛束の毛先に向けて手を移動させる工程、を有する整髪方法。
<46>
<1>ないし<42>のいずれか1に記載のシート状整髪用化粧品を用いた整髪方法であって、
ii)前記液状化粧料組成物が含浸された前記シート状整髪用化粧品を指にかかるように手の内側に広げて載せる工程、
iii)毛髪の一部を取り分けた毛束のうち、先端及びその近傍の部位を、前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手で包む工程、及び
iv)毛束を包んだまま、手の握り・開きを繰り返し、該毛髪を揉む工程、を有する整髪方法。
なお、表2、表4、表5にて用いられるN−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体は以下の合成例にて得られたポリマーを使用した。
硫酸ジエチル0.8g(0.005モル)と2−エチル−2−オキサゾリン12.8g(0.14モル)を脱水した酢酸エチル29gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、2700であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量100000、アミン当量20000)100gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N−プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状固体(111g、収率98%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は88質量%、重量平均分子量は114000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果によると、アミノ基は残存していなかった。
〔実施例1A〕
(1)使用するシートの準備
スパンレース法によって図2ないし図4に示す形態の不織布シート12を製造した。不織布シート12は、表1に示すとおり、レーヨン(2.2dtex繊維長38mm;70%)及びポリエステル繊維(2.2dtex繊維長38mm;30%)を原料として製造された坪量60g/m2のものであった。不織布シート12の畝及び溝の延びる方向と不織布シート12の両辺とのなす角αは60°であり、各畝の幅W1は2.0mmであり、各溝の幅W2は3.2mmであり、厚みTは1.2mmであった。第1の面21a側の畝の頂部における高低差Daは0.7mmであり、第2の面21b側の畝の頂部における高低差Dbは0.2mmであった。開孔24どうしの間隔L1は6.3mmであり、開孔24の直径L2は3mmであり、開孔24の大きさは7mm2であった。また、第1開孔領域41aを形成する菱形状の開孔域30aは、Y方向の長さL3が28mmであり、X方向の長さL4が53mmであった。第2開孔領域41bを形成するV字状の開孔域30bは、幅W3が9mmであり、一辺とX方向に延びる直線とのなす角βが30°となるように形成されていた。第1非開孔領域42aを形成するV字状の非開孔域31aの一辺も、なす角が30°となるように形成されていた。第1非開孔領域42a及び第2非開孔領域42bの幅W4は8mmであった。不織布シート12は、全体の寸法が200mm×200mmであり、全体の質量が2.4gであり、全体の坪量が60g/m2であり、畝の坪量が84g/m2であり、溝の坪量が59g/m2であった。
表2に示す毛髪化粧料を常法に従って調製した。なお同表には示していないが、この毛髪化粧料100質量部に対し、蛍光成分である4,4'-ビス(2-スルフォスチル)-ビフェニルナトリウム塩を1質量部添加した。この毛髪化粧料を(1)で製造したシートへ含浸させた。毛髪化粧料の液量はシート1枚あたり10gとした。
外装容器として、アルミニウム層が内装されたPET製のフィルムからなるピロー形態の袋を用いた。この外装容器は図1に示す形態のものであった。この外装容器内における内容物取出口は、概長方形の形状をしており、その面積は1200mm2(40mm×30mm)であった。この外装容器内に、(2)で調製したシート状整髪用化粧品をZ折りで折り畳み、折り畳んだ状態で5枚積み重ねて収容した。シート状整髪用化粧品は、折り畳みによって形成された折曲線が、外装容器の内容物取出口から見える位置に配置されるように、該外装容器内に収容した。また、折り畳まれた状態のシート状整髪用化粧品は、平面視での面積が70cm2であった。このようにして、目的とする整髪用化粧品を製造した。
実施例1で用いた毛髪化粧料を、同実施例で用いたシートに含浸させることに代えて、プラスチック容器に充填し、スプレイヤーは、吉野工業所製、M3−Sトリガーを用いた。
実施例1A及び比較例1Aについて、毛髪化粧料の塗布均一性及び化粧料の乾燥後の整髪性を以下の方法で評価した。その結果を以下の表3及び図11に示す。
セミロングヘアのウィッグを使用し、ハーフヘッド評価を行った。実施例1Aのシート状化粧料については、シートを外装容器から取り出し、指にかかるように手の内側に載せて大きく一枚に広げた。シートを載せた状態の手の指と指の間に毛束が存在するように、頭頂部根元に指先をあてがい、各指によって毛髪を梳きながら毛先まで毛髪を処理した。この動作を、頭髪の外側、内側から繰り返し、塗布量が2.5gになるまで塗布した。塗布量は、天秤でシートの減量を測定しながら使用することで確認した。比較例1Aのミスト状化粧料は、頭髪から15cm離れたところから、表面も毛髪、内側の毛髪へ万遍なく噴射した。塗布量が2.5gになるまで塗布した後、手で化粧料をなじませた。前述の毛髪処理後、暗室でブラックライト(ブラックライトブルー蛍光ランプ FL20SBLB、三共電気(株)社製)を照射し、蛍光が発した部分を目視で観察した。毛髪はウィッグの最表面、最表面と最内面の中間(以降「中段」と記載する)、最内側の3段に分割し、各部分の蛍光度合で評価した。評価は以下の基準で判断した。
○:ウィッグの観察部分が根本から毛先まで全体的に光っている
△:ウィッグの観察部分が根本から毛先まで部分的に光っている
×:ウィッグの観察部分が根本から毛先までほとんど光っていない
前述のハーフヘッド評価を10名のパネラーで実施し、5分間自然乾燥した後評価した。評価は以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:処理した部分がまとまり、かつはね毛が抑えられている
4:処理した部分がややまとまり、かつはね毛が抑えられている
3:処理した部分がややまとまるが、はね毛がやや抑えられていない
2:処理した部分がややまとまらず、はね毛も抑えられていない
1:処理した部分がまとまらず、はね毛も抑えられていない
*2:コータミン60W(花王社製)
*3:ソフタノール90(花王社製)
*4:エマノーンCH−60(花王社製)
*5:ニッコールBC−40TX(日光ケミカルズ社製)
実施例1Aにおいて、毛髪化粧料に蛍光増白剤を添加しない以外は実施例1Aと同様にして整髪用化粧品を製造した。
化粧料を、表4に示す量含浸させた。また、シートのサイズを表3に示す値とした。これら以外は実施例1Bと同様にして整髪用化粧品を製造した。
実施例1Bないし4及び比較例1Bないし2で得られた整髪用化粧品について、シートの剛軟度、厚み、最大保水率、被膜形成樹脂の被膜の引っかき硬度(鉛筆法)、毛髪への化粧料の移行のしやすさ、シートからの液垂れのなさ、整髪用化粧品の使用時における手指のべたつきのなさ、整髪用化粧料の使用後の化粧料の残留に起因する不快感の有無、化粧用の乾燥後の整髪性の評価を行った。評価は以下に記載の方法で行った。結果を表4に示す。
〔シートの剛軟度、厚み、最大保水率の測定〕
シートの剛軟度、厚み、最大含水量は、化粧料を含浸する前のシートをサンプルとして測定した。具体的な測定方法はそれぞれ以下に記載のとおりに行った。
●剛軟度の測定:
JIS L1096:2010「織物及び編物の生地試験方法」8.21剛軟度のA法(45°カンチレバー法)に準拠して、シートの剛軟度を測定した。
<測定手順>
1)試料から、20mm×約150mmの試験片を縦方向及び横方向にそれぞれ 5枚採取し、一端が45°の斜面をもつ表面の滑らかな水平台の上に試験片の短辺をスケール基線に合わせて置いた。
2)モーターによって一定速度で押し出しながら(0.3cm/秒)試験片を斜面の方向に緩やかに滑らせて、試験片の一端の中央点が斜面と接したとき他端の位置をスケールによって読む。剛軟度は、試験片が移動した長さ(mm)で示され、それぞれ5枚の表裏を測った。測定装置にはカンチレバーを用い、試験片は室温20℃、湿度65%RH環境下で24時間放置後に、室温20℃、湿度65%RHの環境下で測定した。
3)剛軟度(mm)の算出は、たて方向(流れ方向)及び横方向(幅方向)それぞれの相加平均値を算出し、小数点以下を四捨五入して算出した。なお、本方法での測定上限値は110mmであったので、測定できない硬さの試験片は剛軟度110mmとして平均値を算出することとした。
JIS L 1096:2010に記載の「生地及び繊維製品の厚さ測定」に準拠し、化粧料を含浸する前のシートの厚さを測定した。測定には厚さ測定器FS−60DS(大栄科学精器製作所社)を用い、直径50.5mmのプレッサフットで0.3kPa荷重下で10秒放置後の値を測定した。試験片は面積が20cm2のものを5枚準備し、各試験片の平均値を算出した。
JIS L1913:2010「一般不織布試験方法の6.9.2 保水率の測定法」に準拠して測定した。
<手順>
1)試料から100mm×100mmの試験片を3枚採取し、その質量を1mgまで測定した。
2)2Lのビーカーに精製水約1Lを入れ、試験片を15分間浸せきし、ピンセットで試験片の一つの角をつまんで水中から取り出して試験片を器壁に接触させずに5分間放置して水を滴り落とした後、その質量を1mgまで測定した。
3)次の式によって保水率を算出し、更にその平均値を求め、四捨五入法によって小数点以下1けたの値を算出した。
m=(m2−m1)/m1×100
m:保水率(%)
m1:試験片の標準状態での質量(mg)
m2:試験片を湿潤し、水を滴り落とした後の質量(mg)
JIS K5600−5−4:1999 「塗料一般試験方法 引っかき硬度(鉛筆法)」を準用して測定した。引っかき硬度(鉛筆法)を測定するための被膜は被膜形成樹脂の10質量%エタノール溶液をPETフィルム上に3cm×4cmの範囲に2g塗布して、25℃、相対湿度50%の条件で、24時間以上乾燥させることにより調製した。水平の塗膜面に鉛筆(固定角度45°、荷重750g)を押し付けることにより引っかき硬度(鉛筆法)を測定した。
実施例及び比較例で得られた整髪用化粧品について、前記化粧料を含浸させたシートを外装容器から取り出し、指にかかるように手の内側に載せて大きく一枚に広げた。シートを載せた状態の手の指と指の間に毛束が存在するように、頭頂部の毛束根元に指先をあてがい、各指によって毛髪を梳きながら毛先まで一掴み分の毛束を処理した。この処理工程における、シートから毛髪への液移行性を、処理した一掴み分の毛束に対し、毛髪の根元から毛先まで十分に濡れるか否かをパネラー10名により評価した。評価は以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:毛髪が十分に濡れる
4:毛髪が全体的に濡れるが不十分
3:毛髪が部分的に濡れる
2:毛髪に湿り気を感じる程度
1:毛髪が濡れない
前述の毛髪を梳いて処理する工程における、シートの液保持性をパネラー10名により評価した。評価は以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:使用中に液だれが観察されない
4:使用中に液だれが観察されないが、液滴が飛び散ることがある
3:使用中に液だれが観察されないが、液滴がしばしば飛び散る
2:使用中に液だれが観察される
1:使用前に液だれが観察される
前述の毛髪を梳いて処理する工程中、工程後における、手指のべたつきをパネラー10名により評価した。評価は以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:工程中、工程後の両方とも手指がべたつかない
4:工程中、工程後の両方とも手指がややべたつかない
3:工程中にはややべたつくが、工程後にはややべたつかない
2:工程中、工程後の両方とも手指がややべたつく
1:工程中、工程後の両方とも手指がべたつく
前述の毛髪を梳いて処理する工程後、手指が乾燥した際にシートから手指へ移行した化粧料の残留に起因する手指への不快感を、パネラー10名により評価した。評価は以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:使用後に手指への化粧料の残留感が全くなく、不快でない
4:使用後に手指への化粧料の残留感があまりなく、不快でない
3:使用後に手指への化粧料の残留感はややあるが、不快でない
2:使用後に手指への化粧料の残留感があり、不快である
1:使用後に手指への化粧料の残留感が強くあり、不快である
前述の毛髪を梳いて処理する工程後、5分間自然乾燥し、はねや浮き毛のある乱れた髪の整えやすさをパネラー10名により評価した。評価は以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:処理した部分がまとまり、かつはね毛が抑えられている
4:処理した部分がややまとまり、かつはね毛が抑えられている
3:処理した部分がややまとまるが、はね毛がやや抑えられていない
2:処理した部分がややまとまらず、はね毛も抑えられていない
1:処理した部分がまとまらず、はね毛も抑えられていない
実施例1Bで用いたシートと同様のものを用い、表4に記載の化粧料を、実施例1Bと同様の量で含浸させた。これら以外は実施例1と同様にして整髪用化粧料を得た。得られた整髪用化粧品について、実施例1Bと同様の評価を行った。その結果を表5に示す。
*7 :ソフトキャット SL−30 ポリマー(花王社製)
*8 :ガフカット734(ISP社製)
*9 :ソフケア KG−101W−E(花王社製)
*10:ガントレッツES−225(ISP社製)
*11:ルビスコールVA73E(BASF社製)
*12:ルビスコールK90(BASF社製)
*13:ユカフォーマーM75(三菱化学社製)
*14:ダイヤフォーマーZ651(三菱化学社製)
*15:アンフォーマー28−4910(アクゾノーベル社製)
*16:プラスサイズL−9540B(互応化学工業社製)
*17:RESYN 28−2930(アクゾノーベル社製)
*18:DynamX(アクゾノーベル社製)
*19:カーボポール ETD2020(Lubrizol Advanced Materials社製)
表1で評価した化粧料を含浸するシートから、代表的なものを選び、更に整髪用化粧品の使用時における毛髪とシートの滑り性、整髪用化粧品の使用時における毛髪の洗浄感、整髪用化粧品の使用後の毛髪のしっとり感・柔らかさ、整髪用化粧品の使用後に得られる毛髪のハリ・コシ感、整髪用化粧品の使用後に得られる毛髪の束感を評価した。評価は以下に記載の方法で行った。結果を表6に示す。
毛髪を梳いて処理する工程における、毛髪とシート間の滑り性をパネラー10名により評価した。評価は実施例1で用いたシートと同様のものを用い、イオン交換水を実施例1Bと同様の量で含浸させたシートと比較して、以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:水含浸シートに比べ、シートを滑らせやすい。
4:水含浸シートに比べ、シートをやや滑らやすい。
3:水含浸シートと同等である。
2:水含浸シートに比べ、シートをやや滑らせにくい。
1:水含浸シートに比べ、シートを滑らせにくい。
毛髪を梳いて処理する工程における、毛髪への洗浄感をパネラー10名により評価した。評価は実施例1Bで用いたシートと同様のものを用い、イオン交換水を実施例1Bと同様の量で含浸させたシートと比較して、以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:水含浸シートに比べ、洗浄感がある。
4:水含浸シートに比べ、洗浄感がややある。
3:水含浸シートと同等である。
2:水含浸シートに比べ、洗浄感がややない。
1:水含浸シートに比べ、洗浄感がない。
毛髪を梳いて処理する工程後、毛髪が乾燥した際における毛髪のしっとり感、柔らかさをパネラー10名により評価した。評価は実施例1で用いたシートと同様のものを用い、イオン交換水を実施例1Bと同様の量で含浸させたシートと比較して、以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:水含浸シートに比べ、毛髪がしっとりして柔らかである。
4:水含浸シートに比べ、毛髪がややしっとりして柔らかである。
3:水含浸シートと同等である。
2:水含浸シートに比べ、毛髪がややしっとりしておらず柔らかではない。
1:水含浸シートに比べ、毛髪がしっとりしておらず柔らかではない。
毛髪を梳いて処理する工程後、毛髪が乾燥した際における毛髪のハリ・コシ感をパネラー10名により評価した。評価は実施例1Bで用いたシートと同様のものを用い、イオン交換水を実施例1Bと同様の量で含浸させたシートと比較して、以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:水含浸シートに比べ、毛髪にハリ・コシが出る。
4:水含浸シートに比べ、毛髪にややハリ・コシが出る。
3:水含浸シートと同等である。
2:水含浸シートに比べ、毛髪にややハリ・コシが出ない。
1:水含浸シートに比べ、毛髪にハリ・コシが出ない。
毛髪を梳いて処理する工程後、毛髪が乾燥した際における毛髪の束感をパネラー10名により評価した。評価は実施例1Bで用いたシートと同様のものを用い、イオン交換水を実施例1Bと同様の量で含浸させたシートと比較して、以下の基準で採点し、合計点を算出した。
5:水含浸シートに比べ、毛髪に束感が出る。
4:水含浸シートに比べ、毛髪にやや束感が出る。
3:水含浸シートと同等である。
2:水含浸シートに比べ、毛髪にやや束感が出ない。
1:水含浸シートに比べ、毛髪に束感が出ない。
11 外装容器
11a ヒートシール部
11b 上面
11c 第1側面
11d 内容物取出口
11e 開閉蓋
12 シート
Claims (11)
- 以下の(A)及び(B)を含有した液状化粧料組成物を、シートに1枚あたり前記液状化粧料組成物の総量が1g以上50g以下含浸させたシート状整髪用化粧品。
(A)被膜形成樹脂0.01質量%以上20質量%以下。
(B)水。 - 前記液状化粧料組成物に更に(D)界面活性剤を含有させた請求項1又は2に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記液状化粧料組成物に更に(E)炭素数が1以上6以下の一価又は多価アルコールを含有させた請求項1又は2に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記液状化粧料組成物に更に(F)アミノ変性シリコーンを含有し、被膜形成樹脂の含有量(g)に対するアミノ変性シリコーンの含有量(g)の割合が、0.01以上14以下である請求項1ないし3のいずれか一項に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記シートがセルロース系繊維を含有する請求項1ないし4のいずれか一項に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記シートが第1の面とこれに対向する第2の面を有し、第1の面と第2の面がともに凹凸構造を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記シートの第1の面の凸部と第2の面の凸部の位置が略一致する請求項6に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記シートの凸部の坪量が凹部の坪量より大きい請求項6又は7に記載のシート状整髪用化粧品。
- 前記シートが、JIS L1096:2010に準拠して45°カンチレバー法によって測定された剛軟度が10mm以上70mm以下であり、
L 1096:2010に準拠して0.3kPa荷重下で測定された厚みが0.3mm超5mm以下である請求項1ないし8のいずれか一項に記載のシート状整髪用化粧品。 - 請求項1ないし9のいずれか一項に記載のシート状整髪用化粧品を用いた整髪方法であって、
ii)前記液状化粧料組成物が含浸された前記シート状整髪用化粧品を指にかかるように手の内側に広げて載せる工程、及び
iii)前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手を、毛髪の根元から毛先に向けて移動させて整髪する工程、を有する整髪方法。 - iii)の工程において、前記シート状整髪用化粧品を載せた状態の手の指と指の間に毛束が存在するように、その毛束の根元、又は概中間ないし毛先に指先をあてがい、その状態下に各指によって毛髪を梳きながら整髪する請求項10に記載の整髪方法。
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