JP2005198885A - 整髪用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】外出時の携帯性に優れ、使用者の手を毛髪用化粧料によりべとつかせることなく、容易に再整髪をすることが可能な整髪用具を得る。
【解決手段】毛髪用化粧料を含浸又は塗布させた不織布1の一面に、液不透過性フィルム2を配置してシート状に形成する。
【選択図】図1
【解決手段】毛髪用化粧料を含浸又は塗布させた不織布1の一面に、液不透過性フィルム2を配置してシート状に形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、毛髪用化粧料を含浸又は塗布させた不織布と、液不透過性フィルムを一体に配置した整髪用具に関するものである。
従来より、整髪した後に髪が外気に曝されて乾燥したり、雨などにより湿気を多く含んだりすることにより髪型が乱れる場合がある。このような場合には、外出先で再整髪を必要とすることがあるが、外出先では毛髪用化粧料などを携帯していないケースが多いものであった。また、整髪に使用する毛髪用化粧料は一般的にエアゾール容器やボトル等の容器に収納されており、持ち運ぶには重く嵩張るものであるため、携帯性の悪いものであった。
また、外出先などで毛髪用化粧料を用いて再整髪を行った場合、手が毛髪用化粧料の油分などにより汚れることがあるため、このように手に付いた余分な毛髪用化粧料を洗い流したり拭き取ったりする必要が生じる。そのため、洗面所など、手を洗ったり拭き取ったりすることが可能な場所でしか整髪を行うことができないという煩わしさがあった。そこで、このような不都合を回避するために、特許文献1〜4に示す如く、携帯を目的としたシート状の整髪用具が以前より開発されている。
特許文献1〜3に示すシート状の整髪用具は、複数の突起を突出形成した不織布から成るシートに、毛髪用化粧料を含浸させた毛髪用シートブラシであって、毛髪を整えたり手入れを行うブラシとしての利便性を向上させることを目的としたものである。また、特許文献4に示すシート状の整髪用品は、毛髪用化粧料を内包したマイクロカプセルを不織布の表面に固定した使い捨て頭髪用タオルであって、洗髪後の余分な水分を迅速に拭き取るとともに、頭髪に毛髪用化粧料を付与することを目的としたものである。
しかしながら、特許文献1〜3に示すシート状の整髪用具では、シート素材が主に不織布から成るので、毛髪用化粧料を含浸させて再整髪する時に毛髪用化粧料が手に付着し、使用者の手が汚れるものであった。また、この整髪用具は、シート平面に対して垂直方向に複数の突起を設けているため、外出時に携帯するには多少嵩張るものであった。
また、特許文献4に示すシート状の整髪用品は、不織布に毛髪用化粧料を内包したマイクロカプセルを固定しているため、使用時にこのマイクロカプセルから毛髪用化粧料が浸出した際に、毛髪用化粧料が不織布に浸透して使用者の手に直接付着する可能性があった。そのため、使用者の手が毛髪用化粧料の油分などにより汚染され、付着した毛髪用化粧料を洗い流したり、拭き取ったりする必要があった。
本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、外出時の携帯性に優れ、毛髪用化粧料により使用者の手を汚すことなく再整髪することが可能な整髪用具を得ることを目的としている。
本発明は上記の如き課題を解決するため、毛髪用化粧料を含浸又は塗布させた不織布の一面に、液不透過性フィルムを配置してシート状に形成て成るものである。
また、不織布及び液不透過性フィルムは、外面に不織布を配置するとともに、内面に液不透過性フィルムを配置して、指サックの形状に形成したものであってもよい。
また、不織布及び液不透過性フィルムは、外面に不織布を配置するとともに、内面に液不透過性フィルムを配置して、手袋の形状に形成したものであってもよい。
また、液不透過性フィルムは、不織布よりも幅広かつ長尺に形成したしたものであってもよい。
また、液不透過性フィルムは、手首方向に向かって不織布よりも長尺に形成したものであってもよい。
本発明は、毛髪化粧料を含浸又は塗布させた不織布と液不透過性フィルムから成るものであり、平面状として小さく折り畳むことが可能であるため嵩張らず、外出時の携帯性に優れたものとなる。また、使用者の手に直接接触する内面に液不透過性フィルムを配置しているため、不織布に含浸又は塗布した毛髪用化粧料が使用者の手に付着することがないから、整髪後に付着した毛髪用化粧料を洗い流したり拭き取ったりする必要がなく、手軽に再整髪を行うことを可能としたものである。
また、この不織布と液不透過性フィルムとを指サックの形状とすれば、毛束の内部にまで本発明の整髪用具をさし入れて手櫛により整髪することができるため、整髪効率を高めることが可能となる。また、不織布と液不透過性フィルムを手袋の形状とすれば、指先のみならず手のひらを使って整髪を行うことができ、短時間で頭部全体に毛髪用化粧料を均一にまんべんなく塗布することができるとともに、手櫛による整髪も可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を以下に示すと、本発明で用いる不織布は、綿100%、又はテンセル100%の単繊維、綿/レーヨン、テンセル/レーヨン、又はポリオレフィン/レーヨンの複合繊維等、毛髪用化粧料を良好に含浸又は塗布することができるものが好ましい。
また、不織布の目付量は特に限定するものではないが、不織布の厚みが大きすぎると、整髪時に使用者の手に感じる整髪感が損なわれてしまうため、60〜80g/cm2とするのが好ましい。
また、本発明に用いる液不透過性フィルムは、ナイロン、天然ゴム等、毛髪用化粧料が浸透することなく、また、整髪時の作業性を考慮して、薄手の柔軟性に優れた素材が好ましい。
また、本発明に用いる毛髪用化粧料は、ジェル、ジェルウォーター、ワックス、トリートメント、セットローション等、適度な粘性を有し、不織布に良好に含浸又は塗布することができるものが好ましい。
本発明の第1実施例を図1に於いて説明すれば、(1)は不織布である。また本実施例では、毛髪用化粧料としてセットローションを用い、この不織布(1)全体に均一に含浸させている。そして、この不織布(1)の一面に、液不透過性フィルム(2)を貼り合わせてシート本体(3)を形成している。この様に形成することにより、製造に手間がかからず、製造コストを低く抑えることが可能となる。また、液不透過性フィルム(2)は、不織布よりも幅広かつ長尺に形成しているため、シート本体(3)の液不透過性フィルム(2)側の面を手に持って不織布(1)側の面を毛髪に押しつけ、不織布(1)に塗布又は含浸させた毛髪用化粧料を毛髪に付着させることにより、使用者の手を汚すことなく容易に再整髪を行うことが可能となる。
また、本実施例では、整髪用具1個につき5.0gのセットローションを、不織布(1)に均一に含浸させている。本実施例で用いたセットローションの処方は、
水 62.40wt%
エチルアルコール 30.00wt%
ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 5.00wt%
グリセリン 2.00wt%
シリコーン誘導体 0.50wt%
防腐剤 0.05wt%
香料 0.05wt%
合計 100.00wt%
である。尚、本実施例では不織布(1)に綿100%の単繊維を使用し、また、液不透過性フィルム(2)にナイロンを使用した。
水 62.40wt%
エチルアルコール 30.00wt%
ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 5.00wt%
グリセリン 2.00wt%
シリコーン誘導体 0.50wt%
防腐剤 0.05wt%
香料 0.05wt%
合計 100.00wt%
である。尚、本実施例では不織布(1)に綿100%の単繊維を使用し、また、液不透過性フィルム(2)にナイロンを使用した。
また、上記の如く、本実施例の整髪用具はシート状に形成しているため、小さく折り畳んで包装袋内に収納することにより、携帯性を良好なものとすることが可能となる。また、包装袋に収納する際に、毛髪用化粧料を含浸させた不織布(1)を内側にして折り畳み、包装袋として、アルミパウチ等、密封性が高く、光を遮断する袋体を使用することにより、毛髪用化粧料の乾燥や光による劣化等を防ぎ、不織布(1)に含浸させた毛髪用化粧料を、包装袋の開封時まで良好な状態に保つことが可能となる。
また、本発明の第1実施例の整髪用具はシート状に形成しているが、本発明の第2実施例では、図2及び図3に示す如く、指サックの形状に形成している。本実施例では、不織布(1)に、毛髪用化粧料であるヘアーワックスを全体に均一に含浸又は塗布し、この不織布(1)の一面に、液不透過性フィルム(2)を貼り合わせてシート本体(3)を形成する。そして、このシート本体(3)を、指サックの形状に成形している。
また、液不透過性フィルム(2)は、手首方向に向かって不織布(1)よりも長尺なものとしている。この様に、液不透過性フィルム(2)を不織布(1)よりも手首方向に長尺なものに形成するとともに、この液不透過性フィルム(2)を使用者の手に直接接触する内側に配置することにより、装着時や整髪時に、不織布(1)に含浸させた毛髪用化粧料が使用者の手に付着することを防ぐことを可能としている。尚、本実施例では不織布(1)に綿100%の単繊維を使用し、また、液不透過性フィルム(2)にナイロンを使用した。
尚、この毛髪用化粧料の含浸量は、整髪用具1個あたり1.5gであり、本実施例で毛髪用化粧料として用いたヘアーワックスの処方は、
水 46.78wt%
プロピレングリコール 10.0wt%
マイクロクリスタリンワックス 10.0wt%
ミネラルオイル 8.0wt%
カルナウバロウ 5.0wt%
ステアリン酸 5.0wt%
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 3.0wt%
PEG−60水添ヒマシ油 3.0wt%
ステアリルアルコール 2.0wt%
オレス−10リン酸 2.0wt%
ステアリン酸グリセリル 2.0wt%
ジメチコン 1.0wt%
イソステアリン酸 1.0wt%
ワセリン 1.0wt%
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1wt%
キサンタンガム 0.1wt%
メタリン酸ナトリウム 0.02wt%
合計 100.0wt%
である。
水 46.78wt%
プロピレングリコール 10.0wt%
マイクロクリスタリンワックス 10.0wt%
ミネラルオイル 8.0wt%
カルナウバロウ 5.0wt%
ステアリン酸 5.0wt%
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 3.0wt%
PEG−60水添ヒマシ油 3.0wt%
ステアリルアルコール 2.0wt%
オレス−10リン酸 2.0wt%
ステアリン酸グリセリル 2.0wt%
ジメチコン 1.0wt%
イソステアリン酸 1.0wt%
ワセリン 1.0wt%
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1wt%
キサンタンガム 0.1wt%
メタリン酸ナトリウム 0.02wt%
合計 100.0wt%
である。
上記の如く形成した整髪用具に於いて、図2に示す如く、不織布(1)を外側、液不透過性フィルム(2)を内側にして親指と人差し指に装着し、この2本の指で髪型を整えることにより、不織布(1)に含浸させた毛髪用化粧料を毛髪に付着させながら、手櫛による整髪を行うことが可能となる。また、図2に示す如く、液不透過性フィルム(2)を手に直接接触する内側に配置しているため、不織布(1)に含浸させた毛髪用化粧料が手に付着することを防止し、整髪後に手を洗ったり拭き取ったりする必要がなく、外出先での手櫛による整髪を手軽に行うことを可能としている。また、本実施例では2本の指サックを用いているが、他の異なる実施例では、3本でも5本でも、両手に10本使用しても良いもので、必要に応じて任意本数を使用することができる。
また、第2実施例では、シート本体(3)を指サックの形に成形したが、本発明の第3実施例では、図4に示す如く、手袋の形に成形したものとしている。本実施例では、不織布(1)と液不透過性フィルム(2)を手袋の形に成形し、不織布(1)を外側に、液不透過性フィルム(2)を内側に配置するとともに、図4に示す如く、液不透過性フィルム(2)の手首方向の長さを、不織布(1)よりも長尺なものとしている。そのため、この整髪用具の装着時や整髪時に、使用者の手に毛髪用化粧料が付着するのを防止することが可能となる。
また、本実施例では毛髪用化粧料としてジェルウォーターを使用しており、外部に配置した不織布(1)に、整髪用具1個につき10gの毛髪用化粧料を均一に含浸させている。尚、本実施例で用いたジェルウォーターの処方は、
水 66.54wt%
エタノール 30.0wt%
ポリアクリレート−1 1.5wt%
ポリクオタニウム−11 1.3wt%
メントール 0.03wt%
ユーカリ油 0.01wt%
リン酸 0.42wt%
フェノキシエタノール 0.2wt%
合計 100.0wt%
である。また、本実施例では、不織布(1)にテンセル100%の単繊維を使用し、液不透過性フィルム(2)に天然ゴムを使用した。
水 66.54wt%
エタノール 30.0wt%
ポリアクリレート−1 1.5wt%
ポリクオタニウム−11 1.3wt%
メントール 0.03wt%
ユーカリ油 0.01wt%
リン酸 0.42wt%
フェノキシエタノール 0.2wt%
合計 100.0wt%
である。また、本実施例では、不織布(1)にテンセル100%の単繊維を使用し、液不透過性フィルム(2)に天然ゴムを使用した。
また、本実施例では第2実施例と異なり、手袋の形状に成形しているため、指先のみならず、手のひらを使って整髪を行うことができる。従って、短時間で頭部全体に均一にまんべんなく毛髪用化粧料を塗布することができるため、容易かつ迅速に整髪を行うことが可能となる。
また、第2及び第3実施例の整髪用具は、それぞれ平面状に折り畳むことが可能であるため、折り畳んで包装袋内に収納することにより、嵩張らないものとすることができ、携帯性を良好なものとすることが可能となる。
1 不織布
2 液不透過性フィルム
2 液不透過性フィルム
Claims (5)
- 毛髪用化粧料を含浸又は塗布させた不織布の一面に、液不透過性フィルムを配置してシート状に形成したことを特徴とする整髪用具。
- 不織布及び液不透過性フィルムは、外面に不織布を配置するとともに、内面に液不透過性フィルムを配置して、指サックの形状に形成したことを特徴とする請求項1の整髪用具。
- 不織布及び液不透過性フィルムは、外面に不織布を配置するとともに、内面に液不透過性フィルムを配置して、手袋の形状に形成したことを特徴とする請求項1の整髪用具。
- 液不透過性フィルムは、不織布よりも幅広かつ長尺に形成したことを特徴とする請求項1、2または3の整髪用具。
- 液不透過性フィルムは、手首方向に向かって不織布よりも長尺に形成したことを特徴とする請求項2または3の整髪用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004009314A JP2005198885A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 整髪用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004009314A JP2005198885A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 整髪用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005198885A true JP2005198885A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34822394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004009314A Withdrawn JP2005198885A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 整髪用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005198885A (ja) |
-
2004
- 2004-01-16 JP JP2004009314A patent/JP2005198885A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |