JP3103404U - 頭髪用塗布具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 頭髪の梳き始めの個所や、頭髪の表面に多量の整髪料や染毛料等が塗り付けられてしまうことがなく、しかも頭髪を保護したり、潤いのあるものにして、頭髪を傷めたり、頭髪がぱさついたりすることない頭髪用塗布具を提供する。
【解決手段】 塗布具本体1の頭髪と接する部分に、液状体を適量保持でき、その液状体が適量滲み出し頭髪に満遍なく塗布できる液状保持体2を設けたものとしている。そして、前記液状体をアミノ酸を含むものとすることができる。さらに、前記液状保持体2を獣毛のブリッスルとし、液状体をアミノ酸を含むものとすることができる。
【選択図面】 図1
【解決手段】 塗布具本体1の頭髪と接する部分に、液状体を適量保持でき、その液状体が適量滲み出し頭髪に満遍なく塗布できる液状保持体2を設けたものとしている。そして、前記液状体をアミノ酸を含むものとすることができる。さらに、前記液状保持体2を獣毛のブリッスルとし、液状体をアミノ酸を含むものとすることができる。
【選択図面】 図1
Description
この考案は、整髪料や染毛料、保湿剤、保護剤、育毛剤等の液状体を頭髪に満遍なく塗り付けるのに適した頭髪用塗布具に関するものである。
従来、この種の頭髪用塗布具としては、例えば図9、10に示したように、塗布具本体11の頭髪接触部12に整髪料や染毛料等の収容凹部13を設けたものとしており、前記頭髪接触部12を櫛歯12aとし、前記収容凹部13を櫛歯12aの長さ方向に沿った長溝13aなどとして、この収容凹部13を頭髪接触部12の外側面に設けたものが存在する(特許文献1)。
この従来の頭髪用塗布具は、クリーム状、ムース状、ゼリー状、ワックス状などの液状でない整髪料や染毛料等の適量を、頭髪接触部12に設けた収容凹部13に収容する。このようにしてから、従来の頭髪用塗布具と同様に頭髪を梳き、収容凹部13に収容した整髪料や染毛料等を頭髪に塗り付ける。
特開平10−276830号(第1頁、図1、2)
しかしながら、上記従来の頭髪用塗布具は、整髪料や染毛料等が収容凹部13に収容されているため、頭髪との接触によってもその収容凹部13からすぐには出にくくしているものの、収容凹部13から直接、頭髪に接触させるようにしているので、頭髪の梳き始めの個所や、頭髪の表面に多量の整髪料や染毛料等が塗り付けられてしまうことがあるという問題点を有していた。
さらに、上記従来の頭髪用塗布具は、液状の整髪料や染毛料等を用いることはできず、クリーム状、ムース状、ゼリー状、ワックス状などの液状でない整髪料や染毛料等しか使用することができないという問題点を有していた。
また、上記従来の頭髪用塗布具は、頭髪を保護したり、潤いのあるものにするということに関しては、特に改良がなされていなかったので、頭髪を傷めたり、頭髪がぱさついたりすることがあるという問題点を有していた。
そこで、この考案は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、頭髪の梳き始めの個所や、頭髪の表面に多量の整髪料や染毛料等が塗り付けられてしまうことがなく、しかも頭髪を保護したり、潤いのあるものにして、頭髪を傷めたり、頭髪がぱさついたりすることない頭髪用塗布具を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この考案の頭髪用塗布具は、塗布具本体1の頭髪と接する部分に、液状体を適量保持でき、その液状体が適量滲み出し頭髪に満遍なく塗布できる液状保持体2を設けたものとしている。
そして、この考案の頭髪用塗布具は、前記液状体をアミノ酸を含むものとすることができる。
さらに、この考案の頭髪用塗布具は、前記液状保持体2を獣毛のブリッスルとし、液状体をアミノ酸を含むものとすることができる。
この考案の頭髪用塗布具は、以上に述べたように構成されているので、頭髪の梳き始めの個所や、頭髪の表面に多量の液状体が塗り付けられてしまうことがなくなる。
さらに、この考案の頭髪用塗布具は、液状体をアミノ酸を含むものとした場合には、ヘアカラー、ブリーチなどで傷んた頭髪を、アミノ酸の保湿力で潤いのあるものにすることができる。
また、この考案の頭髪用塗布具は、液状保持体2を獣毛のブリッスルとし、液状体をアミノ酸を含むものとした場合には、ブラッシングし易いものとなり、ブラッシングするたびに液状保持体からアミノ酸を含む液状体が滲み出し、これら液状体の作用で、ヘアカラー、ブリーチなどで傷んた頭髪を保護したり、潤いのあるものにすることができる。
以下、この考案の頭髪用塗布具を実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この考案の頭髪用塗布具は、図1、2に示したような櫛製品としたり、図3〜8に示したようなブラシ製品として実施することができる。何れの製品とした場合でも、この考案の頭髪用塗布具は、塗布具本体1の頭髪と接する部分に、液状体を適量保持でき、その液状体が適量滲み出し頭髪に満遍なく塗布できる液状保持体2を設けたものとしている。
図1、2に示したような櫛製品では、塗布具本体1の略前半分を頭髪梳き材3の突設部4とし、塗布具本体1の略後半分を把持部5としている。前記液状保持体2は、長尺薄板状体としたものの略上半部を頭髪梳き材3である複数本の櫛歯の間に突出させ、略下半部を突設部4に埋め込むことにより、その一部を突出させて設けたものとしている。
図3〜8に示したようなブラシ製品においても、塗布具本体1の略前半分を頭髪梳き材3の突設部4とし、塗布具本体1の略後半分を把持部5としている。前記液状保持体2は、図3〜6に示したものでは、長尺棒状体としたものを、その略上半部を突設部4に突出させて、頭髪梳き材3である複数本のブラシ毛の隙間に配置し、略下半部を突設部4に埋め込んだものとしている。図3〜5に示したものは、前記液状保持体2を突設部4の長手方向中央に一条設けたものとしている。図6に示したものは、前記液状保持体2を突設部4の長手方向両端に二条設けたものとしている。また、前記液状保持体4は、図7に示したものでは、長尺シート状体としたものを、突設部4に貼り付け、頭髪梳き材3である複数本のブラシ毛をこの液状保持体2から突き出したものとしている。図8に示したものは、前記液状保持体2を頭髪梳き材3である複数本のブラシ毛とし、このブラシ毛を獣毛のブリッスルとしている。このようにすれば、ブラッシングするたびに、液状保持体2と頭髪とが自然に接触するようになる。
さらに、この考案の頭髪用塗布具は、図示していないが、塗布具本体1を二つ折りにして、前記突設部4と把持部5が重なり合うようにし、嵩の低いものとすることにより携帯に便利なようにしてもよい。
前記液状体は、頭髪に塗布するためのものであり、整髪料、染毛料、保湿剤、保護剤、育毛剤、養毛剤、くせ毛直し剤、枝毛防止剤、清涼剤、紫外線カット剤、艶出し剤、消臭剤、コーティング剤などとすることができ、これらの原材料としては、アミノ酸、つばき油、オリーブ油、ホホバ油、オレンジ油、ラベンダー油、ウィキョウ油、チョウジ油、パルミチン酸オクチル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トコフェロール、DPG、水、ジメチコンコポリオール、PCAインステアリン酸グリセレス−25、クエン酸、PCA−Na、メチルパラベン、プロピルパラベン、ポリフェノール、植物エキス、香料などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。なお、前記液状体をアミノ酸を含むものとした場合には、ヘアカラー、ブリーチなどで傷んた頭髪を、アミノ酸の保湿力で潤いのあるものにすることができる。
前記液状保持体2は、上記液状体を保持し得ると共に保持した液状体が滲み出すような素材からなり、具体的には、多孔性の樹脂であるポアフロン(住友電気工業製)や不織布などが使用される。ポアフロンとしては、気孔率60〜90%の四フッ化エチレン樹脂材とするものを用いるのが好ましい。この液状保持体2に前記液状体が予め保持されている。なお、液状保持体2の材質としては、前記ポアフロンや不織布以外にも、スポンジ、織布、または多孔質のウレタン等の樹脂としてもよい。
以上のように構成したこの考案の頭髪用塗布具によれば、頭髪を梳いたり、ブラッシングをスムースに行うことができると共に、液状保持体2に保持された液状体を頭髪に満遍なく塗布できる。
1 塗布具本体
2 液状保持体
2 液状保持体
Claims (3)
- 塗布具本体(1)の頭髪と接する部分に、液状体を適量保持でき、その液状体が適量滲み出し頭髪に満遍なく塗布できる液状保持体(2)を設けたことを特徴とする頭髪用塗布具。
- 前記液状体をアミノ酸を含むものとしたことを特徴とする請求項1記載の頭髪用塗布具。
- 前記液状保持体(2)を獣毛のブリッスルとし、液状体をアミノ酸を含むものとしたことを特徴とする請求項1記載の頭髪用塗布具。
Priority Applications (1)
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JP2004000603U JP3103404U (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 頭髪用塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3103404U true JP3103404U (ja) | 2004-08-12 |
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ID=43256875
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3103404U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012164734A1 (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-06 | 東京パーツ株式会社 | 液塗布具及び塗布液塗布方法 |
JP2014147556A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Ikemoto Brush Kogyo Kk | 頭髪用塗布具 |
JP2014200482A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 有限会社上川製作所 | 皮膚用ローラー |
WO2020116393A1 (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 東洋紡株式会社 | 毛づや改善材 |
-
2004
- 2004-02-16 JP JP2004000603U patent/JP3103404U/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2020116393A1 (ja) * | 2018-12-03 | 2021-10-14 | 東洋紡株式会社 | 毛づや改善材 |
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