JP5700558B2 - シート状化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取り用シート、眠気覚まし用シート等に好適に用いられるシート状化粧料に関する。
除菌目的で人体に対して使用される殺菌剤としては、安全性の面から塩化ベンザルコニウム等のカチオン性殺菌剤が汎用されている。このようなカチオン性殺菌剤を含む液組成物を、レーヨン、コットン等のセルロース系繊維を含む親水性のシート状基材に含浸すると、シート状基材表面のマイナス荷電にカチオン性殺菌剤が吸着され、シート状化粧料の殺菌力が大幅に低下してしまうという問題がある。このため、液組成物中にカチオン性殺菌剤を過剰に添加する傾向があり、刺激が強くなりすぎる点が懸念されていた。
そこで、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果を向上させる目的で、例えば、キレート剤、ノニオン性界面活性剤、有機金属化合物及び無機金属化合物の少なくともいずれかを液組成物中に添加することが提案されている(特許文献1〜5参照)。
しかし、キレート剤、ノニオン性界面活性剤、有機金属化合物及び無機金属化合物の少なくともいずれかを液組成物中に添加することによる吸着抑制効果の向上には限界があり、シート状化粧料のより広範な部位での清拭状況を考慮すると、その吸着抑制効果は十分であるとはいえない。
一方、液組成物中へのエタノールの添加量を増やすことによりカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着量が減少することは知られているが、エタノールの増加によって、拭き取り時のアルコール臭(刺激臭)が問題となる。
したがって、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着を大幅に抑制し、刺激臭がなく、べたつきの少ない、肌当りが良好なシート状化粧料の提供が望まれているのが現状である。
特開2010−126488号公報 特開平10−127516号公報 特開平11−158005号公報 特開2000−191403号公報 特開2000−191413号公報
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着を大幅に抑制し、刺激臭がなく、べたつきの少ない、肌当りが良好なシート状化粧料を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者が鋭意検討を重ねた結果、(A)カチオン性殺菌剤及び(D)エタノール10質量%〜35質量%を含む液組成物に、ノニオン性界面活性剤としての(B)ポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルと、(C)無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物とを、前記(D)成分の含有量と、前記(B)成分及び前記(C)成分の合計含有量との質量比〔D/(B+C)〕が8〜58となるように添加することによって、予想外にも、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着を大幅に抑制でき、清拭時にべたつかず、アルコール臭(刺激臭)のない、肌当りが良好なシート状化粧料が得られることを知見した。
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> セルロース系繊維を含むシート状基材と、前記シート状基材に含浸された液組成物とを含むシート状化粧料であって、
前記液組成物が、
(A)カチオン性殺菌剤と、
(B)ポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルと、
(C)無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物と、
(D)エタノール10質量%〜35質量%と、
を含有してなり、
前記(D)成分の含有量と、前記(B)成分及び前記(C)成分の合計含有量との質量比〔D/(B+C)〕が、8〜58であることを特徴とするシート状化粧料である。
<2> (B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルの含有量が、0.5質量%〜1.5質量%である前記<1>に記載のシート状化粧料である。
<3> (C)成分が、塩化ナトリウム、及びピロリドンカルボン酸ナトリウムから選択される少なくともいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
<4> シート状基材におけるセルロース系繊維の含有量が50質量%以上である前記<1>から<3>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着を大幅に抑制し、刺激臭がなく、べたつきの少ない、肌当りが良好なシート状化粧料を提供することができる。
(シート状化粧料)
本発明のシート状化粧料は、シート状基材と、液組成物とを含んでなり、更に必要に応じて、その他の部材を有してなる。
<シート状基材>
前記シート状基材は、セルロース系繊維を含んでなる。前記シート状基材が、親水性繊維であるセルロース系繊維を含んでいることから、繊維の極性乃至毛細管力の作用によって液組成物を吸収することが可能となるので、液組成物が一度に大量に放出されることがなく、徐々に放出される。
前記シート状基材におけるセルロース系繊維の含有量は、30質量%以上が好ましく、肌当りの観点から、50質量%以上がより好ましく、70質量%以上が更に好ましい。前記含有量の上限値は100質量%である。前記含有量が、30質量%未満であると、シート状基材への液組成物の担持が不十分となり、均一なシート状化粧料を得ることが困難となる。
前記セルロース系繊維としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、綿、パルプ、麻等の天然セルロース系繊維;パルプより得られるビスコースレーヨン、銅アンモニア法レーヨン(キュプラ)、溶剤紡糸されたレーヨンであるリヨセル、テンセル等の再生セルロース系繊維などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記シート状基材は、全てがセルロース系繊維で構成されていてもよいが、前記シート状基材が親水性を示す範囲であれば、疎水性繊維等の疎水性材料を含んでいてもよい。
前記疎水性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、又はこれらの繊維の混合物などが挙げられる。また、これらの疎水性繊維を成分とする芯鞘型繊維乃至サイド−バイ−サイド型繊維等の複合繊維を用いることもできる。なお、表面を疎水化処理した親水性繊維を疎水性繊維として使用することも可能である。
前記セルロース系繊維を含むシート状基材としては、例えば、紙、湿式乃至乾式不織布、織布、編布などを用いることができ、繊維の抜け落ちが実質的になければカードウェブであってもよい。これらの中でも、シート状基材への液組成物の担持、肌当りのよさ、加工性、及びコストの点から、紙、不織布が特に好ましい。
前記不織布としては、例えば、抄紙方式で製造される湿式不織布、接着繊維を用いて結合させたサーマルボンド不織布(例えば、エアスルー不織布、エアレイド不織布、ヒートロールボンド不織布等)、繊維ウエブを接着剤で結合させたケミカルボンド不織布、繊維ウエブを特殊針でニードリングして交絡させたニードルパンチ不織布、ウォータージェットで繊維を交絡させたスパンレース不織布、フラッシュ紡糸不織布等の乾式不織布を用いることができる。
前記紙としては、パルプから抄紙方式で製造される湿式パルプシート、解繊乃至積層されたパルプ繊維をバインダーで接着し、シート状に形成した乾式パルプシートなどを用いることができる。
前記シート状基材の厚みは、0.01mm〜10mmが好ましく、0.02mm〜8mmがより好ましく、0.05mm〜5mmが更に好ましい。前記厚みが、0.01mm未満であると、液組成物を充分保持させることが困難となることがあり、10mmを超えると、シート状化粧料を肌に押し当てたとき、液組成物の放出量が少なすぎて、有効成分の効果が充分に発揮されないことがある。ここで、前記シート状基材の厚みは、荷重8g/cmで測定された厚みを意味する。また、前記シート状基材の坪量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、一層当たり10g/m〜100g/mが好ましく、10g/m〜90g/mがより好ましく、30g/m〜90g/mが更に好ましい。前記坪量が、10g/m未満であると、シート状基材における液組成物の保持量が少ない割に、肌に押し付けたときの液組成物の放出量が多くなり過ぎて、充分広い肌面積を処理できないことがあり、また、強度が小さ過ぎて、充分な加工性や操作性が得られないことがある。一方、前記坪量が、100g/mを超えると、液組成物がシート状基材にトラップされてしまい、適正量放出されないことがあり、また、こしが強くなり、肌に当てたときの感触が低下する傾向がある。
前記シート状基材の大きさ(面積)は、特に制限はなく、用途などに応じて適宜選定することができる。
前記シート状基材としては、特に制限はなく、適宜作製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、コットン100%スパンレース不織布(40g/m)(セルロース系繊維の含有量100質量%)(日清紡績株式会社製)、レーヨン/PE・PP芯鞘繊維(NBF−H)=80/20(質量比)スパンレース不織布(60g/m)(セルロース系繊維の含有量80質量%)(ダイワボウ株式会社製)、レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(35g/m)/(20g/m)/(35g/m)(セルロース系繊維の含有量78質量%)(ダイワボウ株式会社製)、レーヨン100%スパンレース不織布(60g/m)(セルロース系繊維の含有量100質量%)(ダイワボウ株式会社製)、レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(30g/m)/(25g/m)/(30g/m)(セルロース系繊維の含有量71質量%)(ダイワボウ株式会社製)、PET(ポリエチレンテレフタレート):レーヨン=43:57(70g/m)(セルロース系繊維の含有量57質量%)(ダイワボウ株式会社製)、PET/PP分割繊維:レーヨン=60:40(75g/m)(セルロース系繊維の含有量40質量%)(ダイワボウ株式会社製)などが挙げられる。
これらの中でも、親水性の観点から、コットン100%スパンレース不織布(40g/m)(セルロース系繊維の含有量100質量%)、レーヨン/PE・PP芯鞘繊維(NBF−H)=80/20(質量比)スパンレース不織布(60g/m)(セルロース系繊維の含有量80質量%)、レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(30g/m)/(25g/m)/(30g/m)(セルロース系繊維の含有量71質量%)が特に好ましい。
<液組成物>
前記液組成物は、(A)カチオン性殺菌剤と、(B)ポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルと、(C)無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物と、(D)エタノールとを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記シート状化粧料は、前記液組成物が前記シート状基材に含浸されてなる。
<<(A)カチオン性殺菌剤>>
前記(A)成分のカチオン性殺菌剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム等の4級アンモニウム塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果の観点から、塩化ベンザルコニウムが特に好ましい。
前記(A)成分のカチオン性殺菌剤の含有量は、前記液組成物全量に対して、0.01質量%〜0.2質量%が好ましく、0.05質量%〜0.2質量%がより好ましく、殺菌効果の観点から、0.05質量%〜0.1質量%がより好ましい。前記含有量が、0.01質量%未満であると、十分な殺菌効果が得られないことがあり、0.2質量%を超えると、皮膚刺激等の不都合が生じることがある。
なお、前記(A)成分のカチオン性殺菌剤を含有しない場合には、殺菌効果が得られず、身体用デオドラントシート、介護用清拭シートなどに用いることができない。
<<(B)ポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテル>>
前記(B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルは、ノニオン性界面活性剤の1種であり、(A)成分のカチオン性殺菌剤の吸着抑制効果を向上させる目的で添加される。
前記(B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルにおけるアルキル部分は、炭素数12〜24の分岐鎖アルキル基が好ましく、シート状基材への(A)成分のカチオン性殺菌剤の吸着抑制効果の観点から、炭素数12〜20がより好ましく、炭素数16〜18が更に好ましい。前記分岐鎖アルキル基としては、例えば、イソドデシル基、イソヘキサデシル(イソセチル)基、イソオクタデシル(イソステアリル)基、オクチルドデシル基、デシルテトラデシル基などが挙げられる。これらの中でも、イソヘキサデシル(イソセチル)基、イソオクタデシル(イソステアリル)基が特に好ましい。
前記(B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルにおけるポリオキシアルキレン部分としては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、「POE」と略記する)、ポリオキシプロピレン(以下、「POP」と略記する)、又はこれらの混合型が挙げられる。これらの中でも、ポリオキシエチレン(POE)が特に好ましい。前記ポリオキシエチレン(POE)の平均付加モル数は、5〜30が好ましく、10〜25がより好ましく、10〜20が特に好ましい。前記ポリオキシプロピレン(POP)の平均付加モル数は、2〜10が好ましく、4〜8がより好ましい。
前記(B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、POE(5)イソセチルエーテル(EMALEX1605)、POE(10)イソセチルエーテル(EMALEX1610)、POE(15)イソセチルエーテル(EMALEX1615)、POE(20)イソセチルエーテル(EMALEX1620)、POE(25)イソセチルエーテル(EMALEX1625)、POE(5)イソステアリルエーテル(EMALEX1805)、POE(10)イソステアリルエーテル(EMALEX1810)、POE(15)イソステアリルエーテル(EMALEX1815)、POE(20)イソステアリルエーテル(EMALEX1820)、POE(25)イソステアリルエーテル(EMALEX1825)、POE(5)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−5)、POE(10)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−10)、POE(16)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−16)、POE(20)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−20)、POE(25)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−25)、POE(5)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2405)、POE(10)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2410)、POE(15)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2415)、POE(20)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2420)、POE(25)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2425)〔以上、日本エマルジョン株式会社製〕、POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(NIKKOL PEN−4612)、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(NIKKOL PEN−4620)、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(NIKKOL PEN−4630)〔以上、日光ケミカルズ株式会社製〕などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果の観点から、POE(10)イソセチルエーテル(EMALEX1610)、POE(15)イソセチルエーテル(EMALEX1615)、POE(20)イソセチルエーテル(EMALEX1620)、POE(25)イソセチルエーテル(EMALEX1625)、POE(10)イソステアリルエーテル(EMALEX1810)、POE(15)イソステアリルエーテル(EMALEX1815)、POE(20)イソステアリルエーテル(EMALEX1820)、POE(25)イソステアリル(EMALEX1825)、POE(10)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−10)、POE(16)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−16)、POE(20)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−20)、POE(25)オクチルドデシルエーテル(EMALEX OD−25)、POE(10)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2410)、POE(15)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2415)、POE(20)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2420)、POE(25)デシルテトラデシルエーテル(EMALEX2425)、POE(12)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(NIKKOL PEN−4612)、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(NIKKOL PEN−4620)、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(NIKKOL PEN−4630)が好ましく、POE(10)イソセチルエーテル、POE(20)イソセチルエーテル、POE(25)イソセチルエーテル、POE(10)イソステアリルエーテル、POE(20)イソステアリルエーテル、POE(25)イソステアリルエーテル、POE(20)オクチルドデシルエーテル、POE(20)デシルテトラデシルエーテル、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテルが特に好ましい。
前記(B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルの含有量は、前記液組成物全量に対して、0.3質量%〜2質量%が好ましく、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制の観点から、0.5質量%〜1.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.3質量%未満であると、肌当りのよさが低下し、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果が十分に得られないことがあり、2質量%を超えると、べたつきが生じることがある。
<<(C)無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物>>
前記(C)成分の無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物は、前記(B)成分との組み合わせにより、(A)成分のカチオン性殺菌剤の吸着抑制効果を向上させる目的で添加される。
前記(C)無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、水に溶解する無機塩又は有機塩が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記(C)成分の無機塩としては、例えば、硫酸塩、塩酸塩、硝酸塩などが挙げられ、対イオンはナトリウム、カリウム、マグネシウム等が好ましい。これらの中でも、水への溶解度及び(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果の観点から、塩化ナトリウム、硝酸ナトリウムが特に好ましい。
前記(C)成分の有機塩としては、例えば、有機カルボン酸の塩、アミノ酸の塩などが挙げられ、対イオンはナトリウム、カリウム、マグネシウム等が好ましい。前記(C)成分の有機塩としては、例えば、dl−リンゴ酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウムなどが挙げられる。
前記(C)成分の無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物としては、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果、及び肌当りのよさの観点から、塩化ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウムが特に好ましい。
前記(C)成分の無機塩化合物及び有機塩化合物から選択される少なくとも1種の化合物の含有量は、前記液組成物全量に対して、0.05質量%〜1質量%が好ましく、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果の観点から、0.1質量%〜0.5質量%がより好ましい。
前記含有量が、0.05質量%未満であると、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制作用が十分に得られないことがあり、1質量%を超えると、べたつきが生じることがある。
<<(D)エタノール>>
前記(D)成分のエタノールは、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果を付与すると共に、シート状化粧料を使用時のべたつきを軽減する役割を果たす。
前記(D)成分のエタノールの含有量は、前記液組成物全量に対して、10質量%〜35質量%であり、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果、刺激臭のなさ、及びべたつきのなさの観点から15質量%〜25質量%が好ましい。
前記含有量が、10質量%未満であると、前記(B)成分及び前記(C)成分との併用による(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果が十分に得られないことがあり、35質量%を超えると、使用時の刺激臭が強く感じられ、肌当りのよさが低下することがある。
<<質量比〔D/(B+C)〕>>
前記(D)成分の含有量と、前記(B)成分及び前記(C)成分の合計含有量との質量比〔D/(B+C)〕は、8〜58であり、刺激臭のなさ、及び(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果の観点から、10〜36が好ましい。
前記質量比〔D/(B+C)〕が、8未満であると、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果が十分でなかったり、べたつきを生じることがあり、58を超えると、(A)成分のカチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制効果が十分でなかったり、刺激臭が生じることがある。
<<その他の成分>>
前記液組成物には、更に必要に応じて、適宜選択したその他の成分を本発明の目的を損なわない範囲で含有することができる。前記その他の成分としては、シート状化粧料の液組成物に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、前記(D)成分のエタノール以外の低級アルコール、多価アルコール、炭化水素系油、天然油脂類、合成トリグリセライド、エステル油、ロウ類、シリコーン類、(B)成分以外のノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、水溶性ポリマー;ビタミン等の薬剤、抗炎症剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、粘土鉱物などが挙げられる。
<製造方法>
本発明のシート状化粧料における液組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記(A)成分から前記(D)成分、必要に応じてその他の成分を使用し、所定の製造装置を用いて常法により製造することができる。
前記液組成物を製造する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根(例えば、プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた攪拌装置などが好ましい。
前記液組成物のpHは、4〜7が好ましく、皮膚のpHである4〜6が吸着抑制の点からより好ましい。前記pHは、例えば、pHメーター(HORIBA D−51、堀場製作所製)により測定することができる。
<含浸>
本発明のシート状化粧料は、前記シート状基材に前記液組成物を含浸させることにより得ることができる。前記含浸の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(1)前記シート状基材に前記液組成物を滴下乃至噴霧することにより含浸させる方法、(2)前記液組成物中に前記シート状基材を浸漬することにより含浸させる方法などが挙げられる。
前記液組成物の前記シート状基体への含浸量(含浸倍率)は、液組成物の皮膚への移行性の観点から、3倍〜8倍が好ましく、3倍〜5倍がより好ましい。
<包装>
本発明のシート状化粧料は、包装体に収容された状態で使用される。前記包装体としては、特に制限はなく、シート状化粧料に通常用いられるものを適宜選択して使用することができる。
<用途>
本発明のシート状化粧料は、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取り用シート、眠気覚まし用シートなどに好適に用いられる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の例において、実施例及び比較例に記載の成分量は全て純分換算である。
(実施例1〜32及び比較例1〜8)
表1−1〜表1−8に示す組成からなる、実施例1〜32及び比較例1〜8の液組成物を常法に準じて調製した。得られた各液組成物のpHは、pHメーター(HORIBA D−51、堀場製作所製)で測定したところ、pH4.5〜7.0であった。
得られた各液組成物と、下記に示すシート状基材(A)〜(F)とを、表1−1〜表1−8に示す組み合わせで、該シート状基材に各液組成物を5倍量含浸させて、各シート状化粧料(身体用汗拭きシート)を作製した。
<シート状基材>
*(A)コットン100%スパンレース不織布(40g/m)(セルロース系繊維の含有量100質量%)(日清紡績株式会社製)
*(B)レーヨン/PE・PP芯鞘繊維(NBF−H)=80/20(質量比)スパンレース不織布(60g/m)(セルロース系繊維の含有量80質量%)(ダイワボウ株式会社製)
*(C)レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(30g/m)/(25g/m)/(30g/m)(セルロース系繊維の含有量71質量%)(ダイワボウ株式会社製)
*(D)PET(ポリエチレンテレフタレート):レーヨン=43:57(70g/m)(セルロース系繊維の含有量57質量%)(ダイワボウ株式会社製)
*(E)PET/PP分割繊維:レーヨン=60:40(75g/m)(セルロース系繊維の含有量40質量%)(ダイワボウ株式会社製)
*(F)PET/PP分割繊維100%(75g/m)(セルロース系繊維の含有量0質量%)(ダイワボウ株式会社製)
次に、得られた各シート状化粧料について、以下のようにして、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制率、及び吸着抑制効果を求めた。また、得られた各シート状化粧料について、以下のようにして、刺激臭のなさ、べたつきのなさ、及び肌当たりのよさを前腕内側部で評価した。結果を表1−1〜表1−8に示す。
<カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着抑制率及び吸着抑制効果>
表1−1〜表1−8の実施例1〜32及び比較例1〜8に示したシート状基材100質量部に対して、各液組成物500質量部を含浸させ、30℃の恒温槽中で30分間放置後に10mLのガラスシリンジを用いて搾出液(液組成物)を得た。シート状基材への含浸前後での液組成物中のカチオン性殺菌剤の含有量を高速液体クロマトグラフィー(GL−7450、GLサイエンス社製)を用いて下記条件で定量し、下記式からカチオン性殺菌剤のシート吸着率を求めた。同様にして(A)成分〜(D)成分を含まない水溶液(BL)のシート吸着率を求めた。これらの結果から、下記式により吸着抑制率(%)を算出し、下記基準で吸着抑制効果を評価した。
〔高速液体クロマトグラフィーの測定条件〕
移動相:過塩素酸ナトリウム水溶液:メタノール=1:3(体積比)
カラムオーブン:40℃
流速:0.850mL/min
カラム:CAPCELL PAK SC×UG80(株式会社資生堂製)
Figure 0005700558
〔吸着抑制効果の評価基準〕
◎:吸着抑制率が85%以上
○:吸着抑制率が70%以上85%未満
△:吸着抑制率が50%以上70%未満
×:吸着抑制率が50%未満
<刺激臭のなさの評価>
作製した各シート状化粧料について、20名の20代〜50代の専門パネラーにより使用感テストを実施した。拭き取り時に以下の基準に従って、刺激臭のなさを前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:20名〜18名のパネラーが、「刺激臭がない」と回答
○:12名〜17名のパネラーが、「刺激臭がない」と回答
△:6名〜11名のパネラーが、「刺激臭がない」と回答
×:0名〜5名のパネラーが、「刺激臭がない」と回答
<べたつきのなさの評価>
作製した各シート状化粧料について、20名の20代〜50代の専門パネラーにより使用感テストを実施した。使用5分間後に以下の基準に従って、べたつきのなさを前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:20名〜18名のパネラーが、「べたつかない」と回答
○:12名〜17名のパネラーが、「べたつかない」と回答
△:6名〜11名のパネラーが、「べたつかない」と回答
×:0名〜5名のパネラーが、「べたつかない」と回答
<肌当たりのよさの評価>
作製した各シート状化粧料について、20名の20代〜50代の専門パネラーにより使用感テストを実施した。拭き取り時に以下の基準に従って、肌当たりのよさを前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:20名〜18名のパネラーが、「肌当たりがよい」と回答
○:12名〜17名のパネラーが、「肌当たりがよい」と回答
△:6名〜11名のパネラーが、「肌当たりがよい」と回答
×:0名〜5名のパネラーが、「肌当たりがよい」と回答
Figure 0005700558
Figure 0005700558
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Figure 0005700558
Figure 0005700558
Figure 0005700558
*比較例8の吸着抑制率及び吸着抑制効果における「−」は「測定不能」を表す。
(実施例33)
−身体用デオドラントシート−
下記組成の液組成物を常法に準じて調製し、シート状基材(A)に液組成物を5倍量含浸させて、身体用デオドラントシートを作製し、実施例1〜32及び比較例1〜8と同様にして評価した。
・塩化ベンザルコニウム 0.05質量%
・POE(20)イソステアリルエーテル 0.5質量%
・ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.1質量%
・クロルヒドロキシアルミニウム 5質量%
・ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 2.5質量%
・エタノール 25質量%
・L−メントール 0.3質量%
・香料 0.1質量%
・パラオキシ安息香酸メチル 0.1質量%
・精製水 66.35質量%
合計 100質量%
・質量比〔D/(B+C)〕=42
・刺激臭のなさ:◎
・べたつきのなさ:◎
・肌当たりのよさ:◎
・吸着抑制率(%):88%
・吸着抑制効果:◎
実施例33の身体用デオドラントシートは、カチオン性殺菌剤のシート状基材への吸着を大幅に抑制しつつ、刺激臭、及びべたつきが少なく、肌当たりが良好であった。
なお、実施例1〜33及び比較例1〜8で用いた液組成物の原料の具体的な内容は、以下に示すとおりである。
Figure 0005700558
本発明のシート状化粧料は、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取り用シート、眠気覚まし用シートなどに好適に用いることができる。

Claims (4)

  1. セルロース系繊維を含むシート状基材と、前記シート状基材に含浸された液組成物とを含むシート状化粧料であって、
    前記液組成物が、
    (A)カチオン性殺菌剤と、
    (B)ポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルと、
    (C)無機塩及び有機塩から選択される少なくとも1種の化合物と、
    (D)エタノール10質量%〜35質量%と、
    を含有してなり、
    前記(D)成分の含有量と、前記(B)成分及び前記(C)成分の合計含有量との質量比〔D/(B+C)〕が、8〜58であることを特徴とするシート状化粧料。
  2. (B)成分のポリオキシアルキレン分岐アルキルエーテルの含有量が、0.5質量%〜1.5質量%である請求項1に記載のシート状化粧料。
  3. (C)成分が、塩化ナトリウム、及びピロリドンカルボン酸ナトリウムから選択される少なくともいずれかである請求項1から2のいずれかに記載のシート状化粧料。
  4. シート状基材におけるセルロース系繊維の含有量が50質量%以上である請求項1から3のいずれかに記載のシート状化粧料。
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