JP2018119248A - 不織布ワイパーおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】拭取り能力の異方性が無く、粘性が高い油状物質であっても確実に拭取ることができる不織布ワイパーを提供する。【解決手段】拭取り面となるパルプ繊維層FPと、前記拭取り面の裏打ち面となる合成繊維層SWとを積層して一体化してある不織布CWebよりなるワイパーであって、全面にわたり複数の凹凸部が形成してあり、前記パルプ繊維層側から見て、前記凹凸部の内の凸部PRが切頭錐体形状であって頂部の平坦部PPと該平坦部の周囲から延在し裾野状に広がった傾斜部SLとを有し、前記平坦部が四角形状である。【選択図】図1

Description

本発明は、パルプ繊維と合成繊維とからなる複合型の不織布により形成したワイパー、及びその製造方法に関する。より詳細には、ユーザ(使用者)がワイパーを使用する向きを気に掛けること無く、しかもグリースなどの粘性が高い油状物質であっても確実に拭取ることができる、工業用ワイパーとして好適である不織布ワイパーに関する。
工業用のワイパーは製品の製造工場等で広く使用されている。例えば、金型・成形機等の空拭きや製品の拭上げ、或いは2次加工前の脱脂工程など様々な用途に、工業用ワイパーは使用されている。
このようなワイパーは、布の様な風合があり、吸液性や拭取り性(掻取り性と称される場合もある)なども備えており、さらに大量生産が可能で安価であることが望ましい。そのため、従来から不織布によるワイパーが広く利用されている。
ここで不織布を構成する素材としては、合成繊維やパルプ等の天然繊維を採用したものが知られているが、吸液性を考慮するような場合にはパルプ繊維層を含むものが好ましいことが知られている。
また、例えば特許文献1で開示されるように複数の畝状の山部と谷部(凹凸部)を設けたワイパーの構造も知られている。このようにワイパーに凹凸部を設ける処理は、不織布のエンボス処理として知られているものである。
特許第3742034号公報
上記特許文献1による不織布ワイパーはパルプ繊維層を含み保水性を有しているが、パルプ繊維が合成繊維の間に配置された構造である。そのため、この不織布ワイパーは、拭取り対象物がグリース等の油性物質であった場合には十分な拭取り性能を期待できず、拭き残しが生じる場合がある。これに対処するために、例えば不織布ワイパーを折り畳み、角部を立てて被拭取り対象体(製品など)に押し当て油性物質を拭取るなどの特別な拭取り作業を行うことが必要となる。
また、特許文献1の不織布ワイパーによる凹凸部は、畝状とした凸部と溝状となる凹部とが交互に筋状に存在する構造である。よって、ユーザがこの不織布ワイパーを使用して拭取りを行う際に、その筋に沿って不織布ワイパーを移動させた場合と、その筋に直角な方向に不織布ワイパーを移動させた場合とでは、拭取り能力に差が出てしまう。すなわち、特許文献1による不織布ワイパーは、拭取り操作の方向によって拭取能力に相違(以下「拭取り能力の異方性」と称する)が生じてしまう。
よって、本発明の主な目的は、パルプ繊維層と合成繊維層とを積層して一体化してある不織布によるワイパーで、ユーザが拭取り動作をする際に、その拭取り方向(すなわち、ワイパーの移動方向)に配慮せずに使用しても拭取り能力の異方性が無く、更に対象物がグリース等の粘性が高い油状物質であっても確実に拭取ることができる、工業用ワイパーとして好適な、不織布ワイパーを提供することにある。また、この不織布ワイパーの製造方法を提供することにある。
上記目的は、拭取り面となるパルプ繊維層と、前記拭取り面の裏打ち面となる合成繊維層とを積層して一体化してある不織布よりなるワイパーであって、
全面にわたり複数の凹凸部が形成してあり、
前記パルプ繊維層側から見て、前記凹凸部の内の凸部が切頭錐体形状であって頂部の平坦部と該平坦部の周囲から延在し裾野状に広がった傾斜部とを有し、
前記平坦部が四角形状である、ことを特徴とする不織布ワイパーにより達成できる。
そして、当該不織布ワイパーは外形が四角形状であり、前記平坦部の各辺と前記不織布ワイパーの外形各辺とが互いに平行となるように、前記平坦部が設定してあるものが好ましい。
そして、前記平坦部の面積は、4から25mmとするのが好ましい。
また、前記凹凸部における凸部から凹部までの深さ寸法が、前記パルプ繊維層と合成繊維層とを積層して一体化された積層体の厚さ寸法に対して、2から4倍であるのが好ましい。
上記目的は、拭取り面となるパルプ繊維層の上に裏打ち面となる合成繊維層を積層して一体化してある不織布よりなるワイパーを製造する方法であって、
水流交絡工程後に、脱水、乾燥の処理を施して一体化された積層体に、エンボス処理を施すエンボス工程を少なくとも含み、
前記エンボス工程では、それぞれの周表面に凹凸部を有し、前記凹凸部が交互に噛合うようにして配置してある対の金属ロールを用い、前記金属ロール間に前記積層体を通過させて、前記パルプ繊維層に切頭錐体形状の凸部を賦形する、ことを特徴とする不織布ワイパーの製造方法によっても達成される。
そして、前記切頭錐体形状は切頭四角錐体形状であり、頂部の四角形状の一辺が前記積層体の搬送方向と平行に設定しておくのが好ましい。
また、前記金属ロールは少なくとも一方の内部に、加熱手段を備えていることがより好ましい。
本発明による複合型の不織布ワイパーは、拭取り方向を気に掛けることなく、グリース等の粘性の高い油状物質でも拭き残し無く、確実に除去できる。
また、本発明によるワイパーは、凸部を同じ太さの単なる柱形状とした場合と比較し、使用感が柔らかで、繰り返し使用しても凸部が潰れ難く、耐久性に富む不織布ワイパーとして提供できる。よって、工業用のワイパーとして好適である。
更に、本発明の製造方法によると、上記不織布ワイパーを簡易、確実に製造することができる。
本発明に係る不織布ワイパーを模式的に示した図で、(a)はパルプ繊維層側から見た斜視図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図である。 本発明に係るワイパーを構成する不織布を製造するための、製造装置の基本構成を示した図である。 不織布に凹凸部を付与するためのエンボス装置を説明するために示した図である。 パルプ繊維層側の表面に、異なる形状の凸部を形成したワイパーの拭取り試験の結果について示している図である。
以下、本発明の一実施形態に係る複合型の不織布を、図を参照して説明する。
図1は本発明の不織布ワイパーの特徴的な構成を確認し易いように、その一部を拡大して示した模式図であり、図1(a)は拭取り面となるパルプ繊維層側から見た斜視図、図1(b)は図1(a)におけるA−A矢視断面図である。
図1で、ワイパーを構成する不織布CWebは、拭取り面となるパルプ繊維FPによるパルプ繊維層(以下、パルプ繊維層FPと記載する場合もある)の背面側に合成繊維ウエブSWによる合成繊維層(以下、合成繊維層SWと記載する場合もある)を一体に積層した構造である。合成繊維層SWはパルプ繊維層FPを補強してワイパーとしての外形を保持する裏打ち面となっている。
本発明に係る不織布ワイパーは、合成繊維層SWと上記パルプ繊維層FPとが一体的に積層された複合型の不織布CWebに、全面にわたり複数の凹凸部を設けた形態である。図1(b)は、不織布ワイパーの横断面の様子を示している。
ここで、不織布CWebに形成される凸部PRは、従来には無い特殊な形状に設計されている。より詳細には、拭取り面となるパルプ繊維層FPから見て、四角錐体に基づいた切頭錐体形状に形成されている。切頭錐体(「截頭錐体」とも記載される)とは、錐体の頭部を底面と平行な平面で切り取った残りの部分の立体である。不織布CWebの凸部PRは、特に四角錐体に基づいた切頭錐体であり、切頭四角錐体形状となるので、その頂部は、図1(a)で示すように、四角形状の平坦部PPとなる。
そして、上記凸部PRは上記平坦部PPの四方の周囲から延在し裾野状に広がった傾斜部SLを有している。
なお、図1から理解できるように、所定のパターン(図では不織布製造時の搬送方向MDとこれに直角な方向CDに沿って、間隔をもって凸部PRが繰り返されるパターン)によるので、凸部PRと凸部PRとの間の部分は相対的に低くなった凹部DEが形成される。
本発明の不織布ワイパーは、後述の説明から明らかとなるが、拭取り面となるパルプ繊維層FPにおける凸部PRが上記のように切頭四角錐体の形状に形成されていることが重要である。凸部の周囲に相対的に現れる凹部DEについては特段の制限はなく、凸部PRと凹部DEとが同一形状で対称的であってもよいし、凹部DEの形状が凸部と異なってもよい。
そして、四角形状となる平坦部PPは、その各辺が不織布ワイパーの外形各辺と互いに平行になるように設定しておくのが好ましい。従来における、一般的な不織布ワイパーの外形は四角形状であり、その一辺は不織布の搬送方向(製造方向)MDであり、他辺はこれに直角な方向CDとなっている。本発明の不織布ワイパーは、図1(a)で示すように、平坦部PPの各辺が、不織布ワイパーの外形各辺とそれぞれ平行となるように、凸部PRの切頭四角錐体の位置が設定されている。これは、四角形状の平坦部PPの一辺が、搬送方向(製造方向)MDと平行となるように、凸部PRを配置設定すればよい。
上記ように平坦部PPを設定しておけば、ユーザが例えば図1(a)でMD方向に不織布ワイパーを移動させて拭取り動作を行っても、CD方向に不織布ワイパーを移動させて拭取り動作を行っても、境界となる四辺のいずれかが、エッジ部EGとして機能するので、被拭取り対象体(製品)の拭取り面上に存在するグリース等を確実に掻き取ることができる。
以上から、ユーザが拭取り動作を行ったとき、平坦部PPがパルプ繊維層FPによる拭取り面となるので、パルプ繊維の吸液機能に基づいて被拭取り対象物体(製品等)上に存在するグリース等を吸収して拭取ることができる。この時に、更に、上述したように平坦部PPと傾斜部SLとの境界がエッジ部EGとして機能するので、被拭取り対象物体上に存在するグリース等の拭取り対象を掻き取ることもできる。ここで、各凸部の外周には傾斜部SLが存在しており、更にその外側に凹部DEも存在している。よって、掻き取ったグリース等を収容して保持するのに十分な、吸液機能や空間が確保されている。
図1の不織布ワイパーは、拭取り能力の異方性がないので、ユーザは不織布ワイパーの向きを気にすること無く拭取り動作を行って、グリース等の粘性の高い油状物質を確実に拭取ることができる。
更には、不織布CWebが有する凸部PRは、切頭四角錐体である。頂部は平坦で徐々に基部に向かって広がる山型の形状である。よって、凸部を単に同じ太さの柱状に形成した場合と比較して、ユーザが使用した感じにおいて柔軟性に優れるだけでなく、凸部が折れ曲がり難いので耐久性にもすぐれた不織布となる。
この上記不織布ワイパーの製造方法については、後述の説明で明らかとする。
なお、不織布ワイパーの吸液性能および拭取り性能を十分に確保するという観点から、平坦部PPの面積は、例えば4から25mmとするのが望ましい。ここで、面積が4mmよりも小さいと、拭取り操作時、平坦部PPへ均一に荷重を掛ける事が難しくなり、凸部の効果が発揮されにくい。また25mmよりも大きいと、平坦部PP内で荷重により歪みが生じて、拭き取り性が悪化してしまう可能性がある、よって、平坦部PPの面積は上記範囲とするのが好ましい。
上記のように平坦部PPは四角形状であるが、その縦横比が大きくなり、細長い長方形になると掻き取り機能に差が生じて、先に指摘した拭取り能力の異方性が生じることが懸念される。よって、平坦部PPは正方形に近似の形状が好ましく、縦横比は2:1〜1:2の範囲に収めるのが望ましい。よって、この条件を満たすようにして、切頭四角錐体形状の凸部PRを設計するのが望ましい。
また、上記凸部から凹部までの深さ(製品となったワイパーの厚さ)寸法は、前記パルプ繊維層と合成繊維層とを積層して一体化した平坦な積層体の厚さ寸法に対し、2から4倍とするのが好ましい。2倍以下では傾斜部SLを確実に形成できず、エッジ部EGが有効に機能しないという不都合があり、4倍を超えるとワイパー全体として形状保持性が低下して凹部が潰れやすくなる。また、平坦部PPの面積が相対的に減少して拭取り性が悪化することが懸念される。
以下、更に本発明の不織布ワイパーの製造方法について説明する。ここでは、先ず、不織布CWebを平坦に形成する製造装置の主要構成について説明をした後に、前述した凹凸部を形成する方法について説明する。
図2に示す不織布の製造装置1は、上流側にパルプエアレイド部としてのエアレイド装置2、合成繊維層供給部としての合成繊維ウエブ供給装置3、そして積層形成部としてのサクション装置4が配設されている。サクション装置4はエアレイド装置2の下側に対向するように配置されている。
搬送方向MDで、これらの装置2、3、4より下流には、上流側から順に、水流交絡部としての水流噴射(ウオータジェット)装置5、脱水・乾燥部として乾燥装置6が配置されている。上記乾燥装置6の下流には連続して製造される複合型の不織布CWebを巻き取るための巻取装置7が更に設けてある。
上記エアレイド装置2は、繊維同士が密集しシート状となっている原料パルプRPをパルプ繊維に解繊(開繊、とも称される)する解繊機21や、図示しない送風機を備えて解繊されたパルプ繊維FPをエアレイドホッパ23へと搬送するダクト22などを有している。エアレイドホッパ23は、その内部において、解繊されたパルプ繊維FPが分散しながら降下し、下面に設定した積層位置24に徐々に積み上がるように設計してある。
上記積層位置24の下側にはサクション装置4が対向配備してある。より詳細には、サクション装置4は装置本体41の上面にサクション部42を有しており、サクション部42が上記パルプ繊維FPに吸引力(負圧)を作用させるべく積層位置24に対して設定してある。
また、サクション装置4の周囲にはウエブ搬送用の搬送ワイヤ43が配設してある。搬送ワイヤ43は、積層位置24においてパルプ繊維FPが載置可能で、これを下流側に搬送するように配置されている。ただし、パルプ繊維FPは直接、搬送ワイヤ43上に載置されない。これについては、後述の説明で明らかとなる。
搬送ワイヤ43はサクション部42の吸引力が、反対側(上側)に及ぶような目開き形態(メッシュ)で形成されている。
なお、上記原料パルプRPとしては従来の公知のパルプを採用することができる。例えば、木材パルプを採用する場合には、材種としてラジアータパイン、スラッシュパイン、サザンパイン、スプルース、ダグラスファー等のNBKPが好ましく、解繊性や歩留まり等を考慮して適宜に選定すればよい。
さらに、原料パルプRPは、例示のようにロールパルプの形態で供給される場合が多いので、上記解繊装置21としてハンマーミルやディスクミル型等を採用するのが好ましい。ここでの解繊処理は、必要に応じて一段或いは複数段としてもよい。
また、上記原料パルプRPと共に、コットン等の天然繊維や、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維を追加配合するようにしてもよい。このような配合を採用する際には、別途エアレイドヘッドを追加してウエブ層を重ねるか、開繊したパルプを風送するダクトに別の繊維を混合する風送ラインを追加すればよい。
上記エアレイド装置2の下側で、サクション装置4よりも上流側に、合成繊維ウエブ供給装置3が配置してある。この合成繊維ウエブ供給装置3には、予め準備された合成繊維ウエブSWがロール状とされてセットされている。合成繊維ウエブ供給装置3から合成繊維ウエブSWが引出され、上述した搬送ワイヤ43に乗って上記積層位置24へと搬送されるようになっている。
上記合成繊維ウエブSWとしては、スパンボンド法により形成された連続フィラメントのウエブを用いるのが好ましい。そして、ここでの合成繊維としては、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等から選択するのが好ましい。
積層位置24に位置した、合成繊維ウエブSWの上に、前述したパルプ繊維FPが載置される(積み重ねられる)こととなり、合成繊維ウエブSWは搬送ワイヤ43上を下流側へ搬送される。
その際に、積層位置24ではサクション装置4のサクション部42による吸引力が搬送ワイヤ43を通過し、その上の合成繊維ウエブSWおよびパルプ繊維FPに作用する。よって、上記積層位置24を経て下流側に移動した積層状態のウエブは下側の合成繊維層(合成繊維ウエブSW)と、その上に載置されたパルプ繊維層(パルプウエブ)とが積層された状態の予備的積層体PWebとなる。
上記した予備的積層体PWebは、サクション装置4の吸引力によって、吸引圧縮されたことにより積層状態が維持されている。このとき上側のパルプ繊維層はパルプ繊維FPが密にされた状態ではある。しかし、このまま予備的積層体PWebを下流側の水流噴射装置5内に搬送投入すると、水流(ウオータジェット)によってパルプ繊維FPの一部が舞い上がるおそれがある。
そこで、本製造装置1では、予備的積層体PWebを上下から挟んで合成繊維ウエブSW上でのパルプ繊維FPの載置状態を安定化させる為の挟持ローラ28、そして水流噴射装置5の上流側にパルプ繊維FPに飛散防止用に水分を付与するプレウエット装置30が配備してある。プレウエット装置30は、好適には、予備的積層体PWebの上方からウオータミストを吹き付ける噴霧ノズル31と予備的積層体PWebの下側(すなわち、合成繊維ウエブSWの下面)から吸引力を印加するサクション装置32とを含んで構成されている。
上記挟持ローラ28とプレウエット装置30とは、水流噴射装置5内における水流交絡処理の円滑な実行のための前処理部と理解することができる。図2に示した前処理部は、好適構成例であり、挟持ローラ28を省略した構成とすることも可能である。
水流噴射装置5は、前処理部28、30の処理を受けた予備的積層体PWebに高圧のウオータジェットを吹き付けることによりパルプ繊維同士の交絡を促進する。これにより上側に位置するパルプ繊維層と下側に位置する合成繊維層との一体化が促進される。
図2で例示的に示している水流噴射装置5は、搬送方向MDに沿って多段(図2では例示しているのは4段)に水流噴射ノズル51が配置されている。第1段目の水流噴射ノズルを低圧で吹き付ける事により、上述したプレウエット装置30の代用としてもよい。
図2では、搬送方向MDに対して直角な方向(装置1の幅方向)におけるノズルの様子は図示していないが、幅方向においても複数の水流噴射ノズルが配置してある。
上記水流交絡処理をする際の水圧は、パルプ繊維層(ウエブ)と合成繊維層(ウエブ)の坪量を勘案して設定するのが望ましい。例えば、1〜30MPaの範囲において選択するのが好ましい。
そして、上記水流噴射ノズル51と対向するように、サクション装置52が配設してある。水流噴射ノズル51から出る高圧のウオータジェットを上側に位置しているパルプウエブに吹き付けつつ、下側に位置している合成繊維層の下側にサクション装置52の吸引力を作用させる。水流噴射ノズル51とサクション装置52との協働作用によって、パルプウエブのパルプ繊維が下側の合成繊維ウエブの繊維に入り込んだ状態や、合成繊維ウエブを貫通して反対側にまで至った状態などが形成されると推定される。その作用により2つの層の一体化が促進される。
水流噴射装置5にも、搬送ワイヤ55が配設してある。搬送ワイヤ55は前処理部28、30の下流で予備的積層体PWebを受けて、水流噴射装置5内へと搬送する。搬送ワイヤ55は水流噴射装置5の水流噴射ノズル51とサクション装置52との間を、上流側から下流に向かって通過するように配設されている。
よって、搬送ワイヤ55上を搬送される予備的積層体PWebは、搬送方向MDで下流に向かう程に、より多くの水流交絡処理を受けることになり、水流噴射装置5を出るときには上側のパルプ繊維層と下側の合成繊維ウエブとの十分な交絡処理が実現される。
水流噴射装置5を出た直後にあっては、ウエブはウエット状態であり、乾燥前にあってはパルプ繊維同士の結合は十分に確立されてはいない。
そこで、水流噴射装置5の下流側にウエット状態のウエブから水を除くための乾燥装置6が配備してある。ここで例示する乾燥装置6は好適にはエアスルードライヤである。回転可能なドライヤ本体61は筒状体であり、その周表面には多数の貫通孔が設けてあり、図示しない熱源で加熱された熱風がドライヤ本体61の中心部側から外周に向かって放射状に吹き出す構成である。よって、ウエット状態のウエブが乾燥装置6から出るときには十分に乾燥されて繊維同士の結合も完了し、製品として完成した複合型の不織布CWebとなる。このように連続的に製造される複合型の不織布CWebは巻取装置7のローラ71に巻き取られて一連の工程が完了する。
以上、本発明に係る不織布ワイパーの基材となる複合型の不織布CWebを製造するための、製造装置の基本構成について説明した。以下では、更に不織布CWebに凹凸部を設けるためのエンボス装置について説明する。
凹凸部を有するワイパーを得るために、平坦な不織布CWebにエンボス処理が施される。エンボス処理を実施するためのエンボス装置は、図2に示した製造装置に付加してもよいし、別途に設けてもよい。図2に付加する場合は、図示したように、乾燥装置6と巻取装置7との間に、エンボス装置8を付加すればよい。
図3は、エンボス装置8の主要構成を示した図である。このエンボス装置8は、一対の金属ロール81、85が対向するように配置してある。これら金属ロール81、85の周表面にそれぞれ凹凸部が交互に形成された形態となっている。そして、前記凹凸が交互に噛合うようにして、金属ロール81、85が設定、配置されている。ここで、平坦な不織布CWebは、上記金属ロール81、85間にてエンボス処理され、排出されたときには、パルプ繊維層側に切頭四角錐体形状の凸部が賦形されるように設計されている。そのために、所定の凹凸部が金属ロール81、85に刻設されている。
なお、不織布CWebに確実に凹凸部を形成するため、上記金属ロール81、85の少なくとも一方に熱手段となるヒータ82、86を配置しておくのが望ましい。例えば、上記合成繊維層をポリプロピレンで形成した場合には、130〜150℃に加熱して、エンボス処理を実施するのが好ましい。合成繊維層はパルプ繊維層の背面側に裏打ち層とされワイパーの形状保持、剛性保持の機能を果たしている。ポリプロピレンは熱塑性樹脂であり、加熱により軟化し、その後冷却すると形状を保持できる。よって、図3に示したエンボス装置8により、パルプ繊維層に所定形状の凸部を設けてある不織布ワイパーを製造できる。
(実施例)
パルプ繊維層FP側の表面に、異なる形状の凸部を設けて、拭取り性能の違いを確認した。本発明に従う実施例1、2と、比較例1−3を準備して、拭取り試験を行った。
拭取り試験は、アルミプレート上に拭取り対象物となるグリース7mgを垂らし、試験用の治具に試験片としてワイパーを固定し、前後方向に20回滑らせて往復動させる拭取り操作を行った。その後、試験片の表面を画像解析して、変色している領域の面積を、グリースを拭取った面積(拭取り面積)であるとして、初期面積(2500mm2)に対する拭取り面積の割合を面積率として算出した。なお、上記治具に5g/cmの荷重を設定して、試験片(ワイパー)をアルミプレートに当てた。この当接圧は、ユーザがワイパーに軽く手を載せてワイパーを拭取り操作するときを想定した圧力である。
下記の表1は実施例1、2、及び比較例1〜3のワイパーそれぞれに関する情報を纏めたものであり、図4はこれらワイパーの拭取り試験の結果を示した図である。
Figure 2018119248
表1中の異方性は次のように求めている。CD方向の拭取り面積/MD方向の拭取り面積の比(傾き)として値Xを求め、傾きが1である正比例の基準線(図4での破線)との差(X−1)を求めて、この差(X−1)の絶対値の大きなもの程、異方性が大きいと判断した。
具体的に説明すると、実施例1ではCD方向の拭取り面積が233mmであり、MD方向の拭取り面積が200mmであるので、(233/200)−1=0.165で、異方性は約0.17とした。
同様に実施例2、比較例1、比較例2及び比較例3について求めた異方性は、それぞれ0.41、−0.57、−0.52、そして0.22であった。
表1の異方性の評価は絶対値を用いて、0.0〜0.4を○、0.4〜0.5を△、そして0.5以上を×とした。実施例2のワイパーは僅かな差ではあるが異方性△となった。
更に、拭取り性能(拭取り面積の大きさ)を確認した。初期面積(2500mm2)に対して、いずれかの方向で拭取り面積率が7.5%以下であるワイパーは、拭取り性能が劣ると判定した。
実施例1、2となる不織布ワイパーは、上述したエンボス処理を施して、本発明に係る切頭四角錐体形状の凸部を形成して、異なる厚さ(1.2mmと1.0mm)で作製したものである。
上記に対して、比較例1は、畝状に長く形成される凸部とその間で溝部となる凹部を形成した従来技術による不織布である。そして、凸部を四角錐(点)としたのが比較例2、そして、凸部を球状(点)とした比較例3である。
なお、上記実施例1、2および比較例1−3について、用いた不織布はNBKPによるパルプ繊維層と、ポリプロピレンによる合成繊維層とによる複合型不織布であり、パルプ繊維層に設ける凸部の形状を変更した、各ワイパーは他の条件が一致するように作製した。
以上の説明から明らかであるが、実施例2によるワイパーは、実施例1によるワイパーよりも異方性が若干劣るものの大きな差はなく、どちらのワイパーも拭取り性能が極めて優れているのが確認できる。
一方、畝状に長く形成された凸部を有する比較例1は異方性が大きいことが示されている。また、比較例2の凸部が四角錐体形状の場合は拭取り性能が大きく劣ること、比較例3の凸部が球体形状の場合は異方性に問題は無いが、比較例2の場合と同様に拭取り性能が極めて低いことが、確認された。
なお、表1の拭取り易さは、モニター7名により、アルミ板上のグリース拭取りの評価である。拭取りした際の拭取り作業性(滑り感)や感触(柔らかさや)などの官能評価をしたものであり、良好○、普通△、悪い×で示している。
以上から、各ワイパーの総合評価は、表1に示した結果となった。
以上から本発明に係る不織布ワイパーは、ユーザがグリース等の油状物質を拭取る作業をする際に、拭取り方向を気に掛けることなく行って、拭き残し無く確実に除去できる。また、この不織布ワイパーはユーザによる使用感や耐久性にも優れている。よって、工業用ワイパーとして好適に提供できる。
また、本発明の不織布ワイパー製造法によれば、上記不織布ワイパーを簡易、確実に製造できる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができることは言うまでもない。
1 不織布の製造装置
2 エアレイド装置
3 合成繊維ウエブ供給装置
4 サクション装置
5 水流噴射装置
6 乾燥装置
7 巻取装置
8 エンボス装置
21 解繊機
22 ダクト
23 エアレイドホッパ
24 積層位置
28 挟持ローラ
30 プレウエット装置
31 噴霧ノズル
32 サクション装置
41 サクション装置本体
42 サクション部
43 搬送ワイヤ
51 水流噴射ノズル
52 サクション装置
55 搬送ワイヤ
81 金属ロール
82 ヒータ
85 金属ロール
86 ヒータ
FP パルプ繊維(パルプ繊維層)
PWeb 予備的積層体
CWeb 積層体(複合型不織布)
SW 合成繊維ウエブ(合成繊維層)
PR 凸部
DE 凹部
EG エッジ部
SL 傾斜部

Claims (7)

  1. 拭取り面となるパルプ繊維層と、前記拭取り面の裏打ち面となる合成繊維層とを積層して一体化してある不織布よりなるワイパーであって、
    全面にわたり複数の凹凸部が形成してあり、
    前記パルプ繊維層側から見て、前記凹凸部の内の凸部が切頭錐体形状であって頂部の平坦部と該平坦部の周囲から延在し裾野状に広がった傾斜部とを有し、
    前記平坦部が四角形状である、ことを特徴とする不織布ワイパー。
  2. 当該不織布ワイパーは外形が四角形状であり、前記平坦部の各辺と前記不織布ワイパーの外形各辺とが互いに平行となるように、前記平坦部が設定してある、ことを特徴とする請求項1に記載の不織布ワイパー。
  3. 前記平坦部の面積は、4から25mmである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の不織布ワイパー。
  4. 前記凹凸部における凸部から凹部までの深さ寸法が、前記パルプ繊維層と合成繊維層とを積層して一体化された積層体の厚さ寸法に対して、2から4倍である、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の不織布ワイパー。
  5. 拭取り面となるパルプ繊維層の上に裏打ち面となる合成繊維層を積層して一体化してある不織布よりなるワイパーを製造する方法であって、
    水流交絡工程後に、脱水、乾燥の処理を施して一体化された積層体に、エンボス処理を施すエンボス工程を少なくとも含み、
    前記エンボス工程では、それぞれの周表面に凹凸部を有し、前記凹凸部が交互に噛合うようにして配置してある対の金属ロールを用い、前記金属ロール間に前記積層体を通過させて、前記パルプ繊維層に切頭錐体形状の凸部を賦形する、ことを特徴とする不織布ワイパーの製造方法。
  6. 前記切頭錐体形状は切頭四角錐体形状であり、頂部の四角形状の一辺が前記積層体の搬送方向と平行である、ことを特徴とする請求項5に記載の不織布ワイパーの製造方法。
  7. 前記金属ロールは少なくとも一方の内部に、加熱手段を備えていることを特徴とする請求項5又は6に記載の不織布ワイパーの製造方法。
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