JPH05285083A - 吸水性拭き布及びその製造方法 - Google Patents

吸水性拭き布及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05285083A
JPH05285083A JP11304892A JP11304892A JPH05285083A JP H05285083 A JPH05285083 A JP H05285083A JP 11304892 A JP11304892 A JP 11304892A JP 11304892 A JP11304892 A JP 11304892A JP H05285083 A JPH05285083 A JP H05285083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long
fibers
paper sheet
fiber
wiping cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11304892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2630164B2 (ja
Inventor
Hideo Ikezawa
秀男 池沢
Shinobu Watanabe
忍 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14602176&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH05285083(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by New Oji Paper Co Ltd filed Critical New Oji Paper Co Ltd
Priority to JP4113048A priority Critical patent/JP2630164B2/ja
Priority to DE69314202T priority patent/DE69314202T2/de
Priority to EP93301738A priority patent/EP0560556B1/en
Publication of JPH05285083A publication Critical patent/JPH05285083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2630164B2 publication Critical patent/JP2630164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸水性に優れた拭き布を提供する。 【構成】 この拭き布は、長繊維不織布と紙シートとが
積層されてなる。長繊維不織布は、多数の疎水性長繊維
が集積されてなる。また、紙シートは、多数のパルプ繊
維よりなる。疎水性長繊維とパルプ繊維とは相互に絡み
合って、長繊維不織布と紙シートとが一体化されてい
る。そして、パルプ繊維は、長繊維不織布と紙シートと
が積層当接していない面、即ち長繊維不織布の非当接面
に、長繊維不織布の表面積に対して2面積%以上露出し
ている。このような拭き布の製造方法は、長繊維不織布
と紙シートとを積層した積層体に、紙シート側から長繊
維不織布側に貫通するように、高圧水柱流を施す。そし
て、高圧水柱流を施す際、積層体1kgに対する付加エネ
ルギーEが0.1kwh以上になるようにすれば、この拭き布
を効率良く製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使い捨て手拭き,ウェ
ットティシュー,ワイパー,使い捨て雑巾等として使用
される吸水性拭き布及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、使い捨て手拭き等の拭き布と
して、パルプ繊維を嵩高に集積してなる乾式パルプシー
トに、水や薬剤等をしみこませたものが使用されてい
る。しかし、乾式パルプシートは、水や薬剤等をしみこ
ませた後の濡れ強度が低く、使用中に破れやすいという
欠点があった。
【0003】一方、親水性繊維であるレーヨン繊維を集
積した後、レーヨン繊維相互間をゴム系結合剤で結合し
た不織布に、水等をしみこませたものも使用されてい
る。この拭き布は、レーヨン繊維相互間が結合されてい
るので、高い濡れ強度を示すものである。しかし、拭き
布にゴム系結合剤が含有されているため、異臭がすると
いう欠点があった。また、ゴム系結合剤のざらざらとし
た手触りのため、拭き布の使用感が悪いという欠点もあ
った。このため、ゴム系結合剤を使用せずに、レーヨン
繊維相互間を絡合させた不織布を使用するという試みも
行なわれている。レーヨン繊維相互間の絡合には、レー
ヨン繊維が集積された不織布に水柱流を施すことが考え
られる。しかしながら、レーヨン繊維よりなる不織布を
拭き布として使用する場合、以下に示すような致命的な
欠点があった。即ち、レーヨン繊維は親水性繊維である
ために、水を吸水して膨潤し、その剛性が極端に低下す
るということがあった。そして、剛性の低下によって、
手指で把持したときの反発力が低下し、拭き布として使
用する際、使用しにくいということがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明者等
は、親水性のレーヨン繊維ではなく、ポリプロピレン繊
維やポリエステル繊維等の疎水性繊維を使用して拭き布
を製造することを試みた。疎水性長繊維単独よりなる拭
き布は、十分な吸水性を持たないため、例えば、疎水性
長繊維が集積されてなる不織布に、レーヨン繊維よりな
る不織布を接合した積層物を拭き布とすることを試み
た。しかし、この場合には、疎水性長繊維よりなる不織
布の片面(レーヨン繊維よりなる不織布が配設された
面)のみが吸水性で、他面(レーヨン繊維よりなる不織
布が配設されていない面)は吸水性が殆どなく、拭き布
として使用できなかった。このため、疎水性長繊維が集
積されてなる不織布の両面に、レーヨン繊維よりなる不
織布を複合することも考えられるが、このような三層積
層物は厚みが厚くなって、柔軟性が極端に低下し、拭き
布として使用しにくいということがあった。
【0005】また、疎水性長繊維よりなる不織布に、紙
シートを積層した積層体に水柱流を施すことによって、
疎水性長繊維と紙シートを構成しているパルプ繊維とを
絡合させた拭き布を製造することを試みた。しかしなが
ら、一般的に、疎水性長繊維よりなる不織布の片面(紙
シートが積層当接されている面)のみにパルプ繊維が偏
在しやすく、他面(紙シートが当接されていない面)の
吸水性が十分でないということが多かった。このため、
疎水性長繊維よりなる不織布の両面に紙シートを積層
し、この積層物の表裏面に水柱流を施すことによって、
拭き布を製造することも考えられる。しかしながら、こ
の方法は積層工程及び水柱流処理工程が煩雑になるとい
う憾みがあった。更に、水柱流処理が不十分であると、
パルプ繊維と疎水性長繊維との絡合が十分でなく、拭き
布として使用する際に、紙シートが剥離しやすかった
り、或いはパルプ繊維が脱落しやすいという憾みがあっ
た。
【0006】そこで、本発明は、疎水性長繊維よりなる
長繊維不織布とパルプ繊維よりなる紙シートとを積層し
た積層体に、一定の条件で高圧水柱流を施すことによ
り、紙シートが積層当接していない、長繊維不織布の面
にもパルプ繊維が露出するようにすると共に、疎水性長
繊維とパルプ繊維とを緊密に絡合させ、もって拭き布の
両面における吸水性が良好で、且つ吸水後においても剛
性の低下が少なく、使用中の取り扱いにも優れた拭き布
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、多数の
疎水性長繊維が集積されてなる長繊維不織布と、多数の
パルプ繊維よりなる紙シートとが積層されると共に、該
疎水性長繊維と該パルプ繊維とは相互に絡み合ってお
り、且つ該パルプ繊維が、該長繊維不織布の非当接面
に、該長繊維不織布の表面積に対して2面積%以上露出
していることを特徴とする吸水性拭き布及びその製造方
法に関するものである。
【0008】本発明に係る吸水性拭き布は、多数の疎水
性長繊維が集積されてなる長繊維不織布と、多数のパル
プ繊維よりなる紙シートとが積層されてなるものであ
る。長繊維不織布を構成している疎水性長繊維として
は、従来公知のものであれば、任意に使用することがで
きる。例えば、ナイロン等のポリアミド系長繊維,ポリ
アクリル酸エステル系長繊維,ポリプロピレンやポリエ
チレン等のポリオレフィン系長繊維,ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル系長繊維等を、単独で又は
混合して使用することができる。本発明において、長繊
維を使用する理由は、長繊維は、短繊維よりも、繊維間
が絡合している場合、引張強度や形態安定性に優れてい
るからである。更に、長繊維の場合、高圧水柱流を施し
ても、水柱流と共に流失しにくいからである。また、疎
水性長繊維の繊度は、1〜4デニールであるのが好まし
く、特に1.5〜3デニールであるのが最も好ましい。疎水
性長繊維の繊度が4デニールを超えると、疎水性長繊維
の曲げ剛性が高くなりすぎて、拭き布として使用した場
合の柔軟性が低下する傾向が生じる。逆に、疎水性長繊
維の繊度が1デニール未満になると、疎水性長繊維の製
造条件等が厳密になって、疎水性長繊維を高速度で製造
しにくくなり、現実的ではない。
【0009】また、長繊維不織布の坪量は、5〜30g/
2であるのが好ましい。長繊維不織布の坪量が30g/
2を超えると、紙シートと長繊維不織布の積層体に、
紙シート側から長繊維不織布側に向けて高圧水柱流を施
しても、紙シートを構成するパルプ繊維が、長繊維不織
布の裏面(紙シートと当接していない面即ち非当接面)
に移動しにくくなり、得られる拭き布の片面にのみパル
プ繊維が偏在した状態となって、パルプ繊維の少ない長
繊維不織布の非当接面における吸水性が低下する傾向が
生じる。逆に、長繊維不織布の坪量が5g/m2未満にな
ると、長繊維不織布の形態安定性が低下し、得られる拭
き布の湿潤強度が低下する傾向が生じる。更に、疎水性
長繊維相互間の間隙が大きくなって、高圧水柱流を施し
たときに、その間隙からパルプ繊維が流出してしまい、
使用後の高圧水柱流を回収した場合、その中にパルプ繊
維が大量に混入する恐れが生じる。なお、本発明におい
て使用する長繊維不織布は、疎水性長繊維相互間が自己
融着した、いわゆる長繊維不織布であってもよいし、ま
た疎水性長繊維相互間が結合していないフリース状の長
繊維不織布であってもよい。特に、前者の長繊維不織布
のうちでも、疎水性長繊維相互間が自己融着した点融着
区域が、散点状に多数配置されたものを使用するのが好
ましい。この理由は、疎水性長繊維相互間が自己融着し
ている点融着区域を持つため、形態安定性に優れると共
に、点融着区域以外の区域においては疎水性長繊維相互
間が自己融着されておらず、自由な状態で集積されてい
るため、柔軟性に優れ、且つパルプ繊維と良好に絡合し
やすいからである。
【0010】本発明において用いる紙シートを構成する
パルプ繊維としては、従来公知のパルプ繊維を任意に使
用することができる。例えば、針葉樹又は広葉樹木材を
クラフト法,サルファイト法,ソーダ法,ポリサルファ
イド法等で処理した化学パルプ繊維、又はレファイナー
やグラインダー等で処理した機械パルプ繊維を使用する
ことができる。また、このパルプ繊維は晒パルプ繊維と
して使用してもよいし、未晒パルプ繊維のままで使用し
てもよい。また、以上のパルプ繊維を単独で使用しても
よいし、混合して使用してもよい。針葉樹パルプ繊維と
広葉樹パルプ繊維とを混合して使用する場合には、針葉
樹パルプ繊維/広葉樹パルプ繊維=100〜20/0〜80、好
ましくは100〜40/0〜60の範囲であるのが、好ましい。
広葉樹パルプ繊維の混合比が80重量%を超えると、広葉
樹パルプ繊維は針葉樹パルプ繊維に比べて、疎水性長繊
維と絡みにくいため、高圧水柱流によって広葉樹パルプ
繊維が長繊維不織布を透過してしまい、流失しやすくな
る傾向が生じる。また、広葉樹パルプ繊維は比較的剛性
が大きいので、得られる拭き布の柔軟性が低下する傾向
が生じる。
【0011】また、多数のパルプ繊維よりなる紙シート
としては、一般的に、薄葉紙を使用するのが好ましい。
紙シートの坪量は、JIS P 8124に示された方法で測定し
て、10〜100g/m2程度が好ましい。紙シートの坪量が
10g/m2未満であると、パルプ繊維の絶対量が少な
く、得られる拭き布に十分な吸水性や保水性を与えにく
くなるという傾向が生じる。逆に、紙シートの坪量が10
0g/m2を超えると、パルプ繊維の絶対量が多すぎて、
紙シートに高圧水柱流を施しても、一個一個のパルプ繊
維に疎水性長繊維と絡合しうる程度の運動量を与えにく
くなる傾向が生じる。更に、パルプ繊維の絶対量が多す
ぎて、得られる拭き布の柔軟性が低下する傾向が生じ
る。また、紙シートの密度は、JIS P 8118に示された方
法で測定して、0.7g/cm3以下、好ましくは0.6g/cm3
以下であるのが、好ましい。紙シートの密度が0.7g/c
m3を超えると、紙シートに高圧水柱流を施しても、パル
プ繊維の運動が抑制されて、疎水性長繊維とパルプ繊維
とが絡合しにくくなる傾向が生じる。
【0012】以上説明した長繊維不織布と紙シートと
は、積層されて積層体となる。この積層体中における、
長繊維不織布と紙シートの坪量の比は、長繊維不織布:
紙シート=1:1〜19となるようにするのが、好ましい。
長繊維不織布:紙シート=1:1未満となると、疎水性長
繊維の量に対して、相対的にパルプ繊維の量が少なくな
り、得られる拭き布の吸水性や保水性が低下する傾向が
生じる。また、疎水性長繊維に対して、廉価なパルプ繊
維の量が少なくなることによって、得られる拭き布自体
が高価になるという傾向が生じる。逆に、長繊維不織
布:紙シート=1:19を超えて、紙シートの坪量が重く
なると、紙シートを構成するパルプ繊維の全てが強固に
疎水性長繊維と絡合しにくくなり、得られる拭き布を湿
潤させて使用した場合に、パルプ繊維が脱落しやすくな
る傾向が生じる。また、相対的に疎水性長繊維の量が少
なくなって、得られる拭き布の引張強度等が低下する傾
向が生じる。
【0013】次に、この積層体に高圧水柱流を施す。こ
の高圧水柱流は、微細な直径のノズル孔を通して、高圧
で水を噴出させて得られるものである。例えば、孔径0.
01〜0.3mm程度のノズル孔を通して、20〜150kg/cm2
度の圧力で水を噴出させて得られるものである。この高
圧水柱流を、紙シート側から長繊維ウェブ側に貫通する
ようにして、積層体に施すと、高圧水柱流はまず紙シー
トに衝突する。そして、紙シートが長繊維不織布にセッ
トされ、次いでセットされた状態で紙シートの破壊が生
じる。この破壊によってパルプ繊維に曲げや捩れ等の変
形を起こさせると共に、パルプ繊維に運動エネルギーを
十分に与え、このパルプ繊維にランダムな運動を生じさ
せる。その結果、これらの複合作用によって、パルプ繊
維と長繊維不織布中の疎水性長繊維とが絡み合い、更
に、このパルプ繊維によって疎水性長繊維同士も絡合す
ることになるのである。
【0014】本発明において重要なことは、高圧水柱流
を与える際に、その付加エネルギーが0.1kwh以上、好ま
しくは0.15kwh以上となるようにすることである。ここ
で、付加エネルギーとは、以下の式で定義するEに相当
するものである。即ち、E=(QρV2)/2[式中、
Eは高圧水柱流の付加エネルギーを表わし、Qは積層体
1kgの処理に必要な水量を表わし、ρは使用する水の比
重を表わし、Vは高圧水柱流の流速を表わす。]であ
る。付加エネルギーEが0.1kwh未満であると、紙シート
を構成しているパルプ繊維が、長繊維不織布の非当接面
に露出しにくくなるため、好ましくない。即ち、非当接
面に、長繊維不織布の表面積に対して、2面積%以上パ
ルプ繊維が露出しにくくなるため、好ましくないのであ
る。ここで、長繊維不織布の非当接面に対するパルプ繊
維の露出割合(面積%)は、以下の方法で測定されるも
のである。即ち、高圧水柱流を付与して得られた拭き布
の、長繊維不織布の非当接面を20倍の倍率で光学顕微鏡
写真に撮り、得られた画像から画像解析装置を用いて、
パルプ繊維部分の面積比率を次式で求める。即ち、パル
プ繊維の露出割合(面積%)=[(長繊維不織布の非当
接面におけるパルプ繊維の占有面積/長繊維不織布の非
当接面側の全表面積)]×100である。そして、光学顕
微鏡写真の一枚毎の測定面積を0.25cm2とし、その写真
をランダムに20枚撮ってパルプ繊維の露出割合を20点求
め、その平均値を、本発明におけるパルプ繊維の露出割
合(面積%)とした。
【0015】本発明に係る拭き布は、以上のようにして
製造されるものであり、長繊維不織布と紙シートとが積
層されると共に、長繊維不織布を構成する疎水性長繊維
と、紙シートを構成するパルプ繊維とが相互に絡合して
おり、且つ長繊維不織布の非当接面にパルプ繊維が、長
繊維不織布の表面積に対して、2面積%以上、好ましく
は4面積%以上露出しているのである。長繊維不織布の
非当接面におけるパルプ繊維の露出量が、長繊維不織布
の表面積に対して2面積%未満であると、その面におけ
る吸水性が十分でなく、拭き布として使用した場合、好
ましくない。本発明に係る拭き布は、その厚み方向にお
いて、パルプ繊維が以下の如き分布状態で存在してい
る。即ち、長繊維不織布の非当接面において最小で、非
当接面から紙シートとの当接面に向かうにしたがって急
激に増加し、そしてこの当接面において最大となるよう
に分布している。従って、拭き布の全厚みに亙ってパル
プ繊維が存在しているため、全体として良好な吸水性及
び保水性を示すのである。以上の如き拭き布はそのまま
で、又は、所望に応じて、水やプロピレングリコール等
の湿潤剤,アルコール類やパラ安息香酸等の抗菌剤,防
黴剤,香料等の薬剤等が付与されて、使い捨て手拭き,
ウェットティシュー,ワイパー,使い捨て雑巾等として
使用されるのである。
【0016】
【実施例】
実施例1 ポリプロピレン長繊維が集積されてなり、且つこのポリ
プロピレン長繊維相互間が自己融着された点融着区域を
多数持つ長繊維不織布を準備した。この長繊維不織布を
構成するポリプロピレン長繊維の繊度は、2.5デニール
であり、長繊維不織布の坪量は、10g/m2であった。
この長繊維不織布の表面に、パルプ繊維以外の繊維を含
有していない紙シートを積層した。この紙シートは、JI
S P 8124に示された方法で測定した坪量が40g/m2
あった。なお、この紙シートは、針葉樹晒クラフトパル
プ繊維を湿式抄紙して得られたものである。そして、紙
シートが上に位置し、長繊維不織布が下に位置するよう
にして積層し、移送コンベア上に載置した。次いで、こ
の移送コンベアで積層体を移送させながら、孔径0.12mm
のノズル孔が、16個/cmの間隔で並んでいる高圧水柱流
噴出装置を用いて、50kg/cm2の水圧で高圧水柱流を噴
出させ、紙シートの表面から長繊維不織布の背面に貫通
するようにして、高圧水柱流を施した。なお、この高圧
水柱流の積層体1kgに対する付加エネルギーは、0.32kwh
であった。以上のようにして、紙シートを構成している
パルプ繊維と、長繊維不織布を構成しているポリプロピ
レン長繊維とが絡合して、一体化された拭き布を得た。
得られた拭き布には、長繊維不織布の非当接面に、パル
プ繊維が10面積%露出していた。
【0017】実施例2 ポリエチレンテレフタレート長繊維が集積されてなり、
且つこのポリエチレンテレフタレート長繊維相互間が自
己融着された点融着区域を多数持つ長繊維不織布を準備
した。この長繊維不織布を構成するポリエチレンテレフ
タレート長繊維の繊度は、2.0デニールであり、長繊維
不織布の坪量は、15g/m2であった。この長繊維不織
布の表面に、パルプ繊維以外の繊維を含有していない紙
シートを積層した。この紙シートは、JIS P 8124に示さ
れた方法で測定した坪量が40g/m2であった。なお、
この紙シートは、針葉樹晒クラフトパルプ繊維を湿式抄
紙して得られたものである。そして、紙シートが上に位
置し、長繊維不織布が下に位置するようにして積層し、
移送コンベア上に載置した。この移送コンベアで積層体
を移送させながら、孔径0.12mmのノズル孔が16個/cmの
間隔で並んでいる高圧水柱流噴出装置を用いて、80kg/
cm2の水圧で高圧水柱流を噴出させ、紙シート側から長
繊維不織布側に貫通するように、高圧水柱流を施した。
なお、この高圧水柱流の積層体1kgに対する付加エネル
ギーは、0.8kwhであった。以上のようにして、紙シート
を構成しているパルプ繊維と、長繊維不織布を構成して
いるポリエチレンテレフタレート長繊維とが絡合して、
一体化された拭き布を得た。得られた拭き布には、長繊
維不織布の非当接面に、パルプ繊維が20面積%露出して
いた。
【0018】実施例3 ポリプロピレン長繊維が集積されてなり、且つこのポリ
プロピレン長繊維相互間が自己融着された点融着区域を
多数持つ長繊維不織布を準備した。この長繊維不織布を
構成するポリプロピレン長繊維の繊度は、3デニールで
あり、長繊維不織布の坪量は、25g/m2であった。こ
の長繊維不織布の表面に、パルプ繊維以外の繊維を含有
していない紙シートを積層した。この紙シートは、JIS
P 8124に示された方法で測定した坪量が40g/m2であ
った。なお、この紙シートは、針葉樹晒クラフトパルプ
繊維80重量%と広葉樹晒クラフトパルプ20重量%との混
合物を湿式抄紙して得られたものである。そして、紙シ
ートが上に位置し、長繊維不織布が下に位置するように
して積層し、移送コンベア上に載置した。次いで、この
移送コンベアで積層体を移送させながら、孔径0.15mmの
ノズル孔が、10個/cmの間隔で並んでいる高圧水柱流噴
出装置を用いて、60kg/cm2の水圧で高圧水柱流を噴出
させ、紙シートの表面から長繊維不織布の背面に貫通す
るようにして、高圧水柱流を施した。なお、この高圧水
柱流の積層体1kgに対する付加エネルギーは、0.4kwhで
あった。以上のようにして、紙シートを構成しているパ
ルプ繊維と、長繊維不織布を構成しているポリプロピレ
ン長繊維とが絡合して、一体化された拭き布を得た。得
られた拭き布には、長繊維不織布の非当接面に、パルプ
繊維が6面積%露出していた。
【0019】実施例4 ポリプロピレン長繊維が集積されてなり、且つこのポリ
プロピレン長繊維相互間が自己融着された点融着区域を
多数持つ長繊維不織布を準備した。この長繊維不織布を
構成するポリプロピレン長繊維の繊度は、2.5デニール
であり、長繊維不織布の坪量は、15g/m2であった。
この長繊維不織布の表面に、パルプ繊維以外の繊維を含
有していない紙シートを積層した。この紙シートは、JI
S P 8124に示された方法で測定した坪量が50g/m2
あった。なお、この紙シートは、針葉樹晒クラフトパル
プ繊維を湿式抄紙して得られたものである。そして、紙
シートが上に位置し、長繊維不織布が下に位置するよう
にして積層し、移送コンベア上に載置した。次いで、こ
の移送コンベアで積層体を移送させながら、孔径0.12mm
のノズル孔が、16個/cmの間隔で並んでいる高圧水柱流
噴出装置を用いて、40kg/cm2の水圧で高圧水柱流を噴
出させ、紙シートの表面から長繊維不織布の背面に貫通
するようにして、高圧水柱流を施した。なお、この高圧
水柱流の積層体1kgに対する付加エネルギーは、0.15kwh
であった。以上のようにして、紙シートを構成している
パルプ繊維と、長繊維不織布を構成しているポリプロピ
レン長繊維とが絡合して、一体化された拭き布を得た。
得られた拭き布には、長繊維不織布の非当接面に、パル
プ繊維が4面積%露出していた。
【0020】実施例5 ポリプロピレン長繊維が集積されてなり、且つこのポリ
プロピレン長繊維相互間が自己融着された点融着区域を
多数持つ長繊維不織布を準備した。この長繊維不織布を
構成するポリプロピレン長繊維の繊度は、2.5デニール
であり、長繊維不織布の坪量は、15g/m2であった。
この長繊維不織布の表面に、パルプ繊維以外の繊維を含
有していない紙シートを積層した。この紙シートは、JI
S P 8124に示された方法で測定した坪量が80g/m2
あった。なお、この紙シートは、針葉樹晒クラフトパル
プ繊維を湿式抄紙して得られたものである。そして、紙
シートが上に位置し、長繊維不織布が下に位置するよう
にして積層し、移送コンベア上に載置した。次いで、こ
の移送コンベアで積層体を移送させながら、孔径0.15mm
のノズル孔が、10個/cmの間隔で並んでいる高圧水柱流
噴出装置を用いて、80kg/cm2の水圧で高圧水柱流を噴
出させ、紙シートの表面から長繊維不織布の背面に貫通
するようにして、高圧水柱流を施した。なお、この高圧
水柱流の積層体1kgに対する付加エネルギーは、0.6kwh
であった。以上のようにして、紙シートを構成している
パルプ繊維と、長繊維不織布を構成しているポリプロピ
レン長繊維とが絡合して、一体化された拭き布を得た。
得られた拭き布には、長繊維不織布の非当接面に、パル
プ繊維が16面積%露出していた。
【0021】比較例1 高圧水柱流の水圧を15kg/cm2として、高圧水柱流の積
層体1kgに対する付加エネルギーを0.05kwhとした以外
は、実施例1と同様の方法で拭き布を得た。得られた拭
き布には、長繊維不織布の非当接面に、パルプ繊維が1
面積%しか露出していなかった。
【0022】比較例2 高圧水柱流の水圧を15kg/cm2として、高圧水柱流の積
層体1kgに対する付加エネルギーを0.08kwhとした以外
は、実施例2と同様の方法で拭き布を得た。得られた拭
き布には、長繊維不織布の非当接面に、パルプ繊維が1
面積%以下しか露出していなかった。
【0023】比較例3 ポリプロピレン長繊維が集積されてなり、且つこのポリ
プロピレン長繊維相互間が自己融着された点融着区域を
多数持つ長繊維不織布を準備した。この長繊維不織布を
構成するポリプロピレン長繊維の繊度は、2.3デニール
であり、長繊維不織布の坪量は、40g/m2であった。
この長繊維不織布の表面に、パルプ繊維以外の繊維を含
有していない紙シートを積層した。この紙シートは、JI
S P 8124に示された方法で測定した坪量が30g/m
2(長繊維不織布と紙シートとの重量比は1:0.75)であ
った。なお、この紙シートは、針葉樹晒クラフトパルプ
繊維80重量%と広葉樹晒クラフトパルプ20重量%との混
合物を湿式抄紙して得られたものである。そして、紙シ
ートが上に位置し、長繊維不織布が下に位置するように
して積層し、移送コンベア上に載置した。次いで、高圧
水柱流の水圧を20kg/cm2として、高圧水柱流の積層体1
kgに対する付加エネルギーを0.08kwhとした以外は、実
施例3と同様の方法で拭き布を得た。得られた拭き布に
は、長繊維不織布の非当接面に、パルプ繊維が1面積%
以下しか露出していなかった。
【0024】実施例1〜5及び比較例1〜3に係る拭き
布を、下記のテストに供し、その品質を評価した。その
結果を表1に示した。
【表1】 記 1)吸水性:拭き布の長繊維不織布が紙シートと当接して
いない面(非当接面)の吸水性を官能評価によって判定
した。官能評価は、次の5段階で行なった。5…極めて
速やかに水を吸水した。4…速やかに水を吸水した。3
…吸水性は普通であった。2…ゆっくりと水を吸水し
た。1…水をほとんど吸水しない。 2)拭き取り性:拭き布の長繊維不織布が紙シートと当接
していない面(非当接面)を水に濡らした後、軽く絞っ
た状態で机を擦り、拭き取り性を官能で評価した。官能
評価は、次の5段階で行なった。5…拭き取り性は極め
て優れている。4…拭き取り性は優れている。3…拭き
取り性は普通である。2…拭き取り性はやや不良であ
る。1…拭き取り性は不良である。 3)繰り返し使用性:拭き布を水に浸漬した後、軽く絞
り、次いで手で揉むという操作を10回繰り返して、破れ
や紙シートの剥離等が発生するか否かを官能で評価し
た。官能評価は、次の5段階で行なった。5…紙シート
の破れや剥離等は一切発生せず、十分に繰り返し使用が
可能であった。4…拭き布の強度は若干低下したもの
の、繰り返し使用可能であった。3…拭き布の強度は低
下したが、3〜4回の繰り返し使用には耐えられた。2
…拭き布の強度が低下し、破れ及び紙シートの剥離等が
発生し、繰り返し使用可能とは言えなかった。1…拭き
布が著しく破損し、繰り返し使用は不可能であった。 4)柔軟性:拭き布の柔軟性を官能で評価した。官能評価
は、次の5段階で行なった。5…極めて柔軟な手触り感
である。4…柔軟性な手触り感である。3…手触り感は
普通であった。2…やや硬い手触り感である。1…硬い
手触り感である。
【0025】表1の結果から明かなように、実施例1〜
5に係る拭き布に比べて、比較例1〜3に係る拭き布
は、長繊維不織布が紙シートと当接していない面(非当
接面)におけるパルプ繊維の露出割合が少ないため、こ
の非当接面の吸水性及び拭き取り性に劣るものであっ
た。また、比較例1〜3に係る拭き布は、紙シートを構
成するパルプ繊維と長繊維不織布を構成する長繊維とが
相互に十分に絡合していないため、紙シートの剥離や破
れが発生し、繰り返し使用性に劣るものであった。更
に、比較例1〜3に係る拭き布は、実施例1〜5に係る
拭き布に比べて、パルプ繊維と長繊維との絡合が十分で
ないため、即ち紙シートが当初の形態をある程度維持し
たままであるため、柔軟性にも劣るものであった。
【0026】
【作用及び発明の効果】以上説明したように、本発明に
係る拭き布は、紙シートと長繊維不織布とが積層される
と共に、紙シートを構成するパルプ繊維と長繊維不織布
を構成する疎水性長繊維とが相互に十分に絡合し、且つ
このパルプ繊維は長繊維不織布が紙シートと当接してい
ない非当接面にも一定の割合で露出している。従って、
紙シートと長繊維不織布とが積層されてなる、この拭き
布は、紙シート面においても十分な吸水性を発揮すると
共に、長繊維不織布の紙シートとの非当接面においても
十分な吸水性を発揮する。依って、この拭き布は、いず
れの面においても、吸水性に優れ且つ汚れの拭き取り性
に優れているという効果を奏する。また、長繊維不織布
は、疎水性長繊維が集積されてなるものであるため、水
を吸水しても、疎水性長繊維の剛性が極端に低下すると
いうことはない。従って、この拭き布を水等に浸漬して
使用する際、剛性若しくは反発力があって、手指で把持
しやすく、取り扱いやすいという効果を奏する。更に、
一本一本のパルプ繊維と長繊維とが相互に十分に絡合し
ているため、柔軟性に優れ、且つ形態安定性に優れてい
るため繰り返し使用性にも優れるという効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の疎水性長繊維が集積されてなる長
    繊維不織布と、多数のパルプ繊維よりなる紙シートとが
    積層されると共に、該疎水性長繊維と該パルプ繊維とは
    相互に絡み合っており、且つ該パルプ繊維が、該長繊維
    不織布の非当接面に、該長繊維不織布の表面積に対して
    2面積%以上露出していることを特徴とする吸水性拭き
    布。
  2. 【請求項2】 多数の疎水性長繊維が集積されてなる長
    繊維不織布と、多数のパルプ繊維で構成された紙シート
    とを積層した積層体に、紙シート側から長繊維不織布側
    に貫通するように、且つ下記式で定義される付加エネル
    ギーEが0.1kwh以上になるように、高圧水柱流を施すこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸水性拭き布の製造方
    法。 記 E=(QρV2)/2[式中、Eは高圧水柱流の付加エ
    ネルギーを表わし、Qは積層体1kgの処理に必要な水の
    重量を表わし、ρは使用する水の比重を表わし、Vは高
    圧水柱流の流速を表わす。]
JP4113048A 1992-03-12 1992-04-06 吸水性拭き布の製造方法 Expired - Fee Related JP2630164B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4113048A JP2630164B2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 吸水性拭き布の製造方法
DE69314202T DE69314202T2 (de) 1992-03-12 1993-03-08 Verfahren zur Herstellung eines Wischvliesstoffs
EP93301738A EP0560556B1 (en) 1992-03-12 1993-03-08 Process for producing wiping nonwoven fabric

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4113048A JP2630164B2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 吸水性拭き布の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05285083A true JPH05285083A (ja) 1993-11-02
JP2630164B2 JP2630164B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=14602176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4113048A Expired - Fee Related JP2630164B2 (ja) 1992-03-12 1992-04-06 吸水性拭き布の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2630164B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699793A1 (en) 1994-08-09 1996-03-06 New Oji Paper Co., Ltd. Process for producing waterabsorbent cross-linked, carboxyalkylated cellulose-containing material
US5725601A (en) * 1994-08-09 1998-03-10 New Oji Paper Co., Ltd. Process for producing water-absorbent cross-linked, carboxyalkylated cellulose-containing material
JP2016089314A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 ユニチカ株式会社 2層構造不織布

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03268936A (ja) * 1989-10-13 1991-11-29 James River Corp:The ワイピングクロス並びにその製造法
JPH0433686U (ja) * 1990-07-10 1992-03-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03268936A (ja) * 1989-10-13 1991-11-29 James River Corp:The ワイピングクロス並びにその製造法
JPH0433686U (ja) * 1990-07-10 1992-03-19

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699793A1 (en) 1994-08-09 1996-03-06 New Oji Paper Co., Ltd. Process for producing waterabsorbent cross-linked, carboxyalkylated cellulose-containing material
US5725601A (en) * 1994-08-09 1998-03-10 New Oji Paper Co., Ltd. Process for producing water-absorbent cross-linked, carboxyalkylated cellulose-containing material
JP2016089314A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 ユニチカ株式会社 2層構造不織布

Also Published As

Publication number Publication date
JP2630164B2 (ja) 1997-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548814B2 (ja) 不織布
JP3559533B2 (ja) 絡合不織布とこれを用いた清拭シートおよび湿潤性シート
JP4976675B2 (ja) ワイパー用不織布
CN107105869B (zh) 擦拭片
JP5094153B2 (ja) ウエットシート用シート基材
JP2006056875A (ja) 少なくとも1つの吸収シートを含む美容用及び/または皮膚科用のパーソナルケア及び/またはクレンジング吸収製品
JP2012211412A (ja) 水解性不織布及び湿潤シート製品
EP0560556B1 (en) Process for producing wiping nonwoven fabric
JPH06299452A (ja) 不織布複合シートの製造法
JP6917606B2 (ja) 清拭シート
JP4471620B2 (ja) セルロース繊維不織布及びそれを用いた不織布製品
JP3289309B2 (ja) シート状拭き布及びその製造方法
JP4873836B2 (ja) 化粧用基材及びこれを用いた皮膚洗浄用シート
JP2002069826A (ja) 複合不織布及びその製造方法
JPH05285083A (ja) 吸水性拭き布及びその製造方法
JP3139215B2 (ja) パルプ複合シート
JP2009013544A (ja) 嵩高不織布およびその製造方法
JPH05286100A (ja) 拭き布の製造方法
JPH06299456A (ja) 不織布複合シートの製造法
JP2812134B2 (ja) 拭き布の製造方法および製造装置
JP2826586B2 (ja) 拭き布の製造方法
JP3990036B2 (ja) 開孔不織布
JP2885045B2 (ja) 不織布複合シートの製造方法
JP2621742B2 (ja) 拭き布の製造方法
JP3163770B2 (ja) 拭き布の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees