JP5093697B2 - リニアソレノイド - Google Patents

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Description

本発明は、可動子と一体のシャフトを往復移動可能に支持するリニアソレノイドに関する。
従来、作動油の油路を切り換える切換弁の駆動装置として、特許文献1に開示されるようなリニアソレノイドを用いることが知られている。このリニアソレノイドは、切換弁のスプールを軸方向に押圧駆動するためのシャフトを有している。
特許文献1の図13に示されるリニアソレノイドでは、シャフトのスプールに接する側とは反対側の端部が、リアステータの筒部の内壁によって摺動可能に支持されている。これにより、シャフトは、可動子とともに往復移動可能である。ところで、このリニアソレノイドでは、リアステータの筒部の可動子とは反対側の端部が、リニアソレノイドの外側に開口している。このような形状のリアステータの場合、プレス加工等により容易に形成できるものの、切換弁側からの作動油が筒部の内壁(穴部)等を経由してリニアソレノイドの外部へ漏れ出すおそれがある。そのため、このリニアソレノイドは、例えばバルブタイミング調整装置の切換弁を駆動するのに用いられる場合、設置場所がエンジン内部に限定される。
一方、特許文献1の図2に示されるリニアソレノイドでは、リアステータ側の端面が樹脂でモールドされている。このリニアソレノイドの場合、切換弁側からの作動油がリニアソレノイドの内部を経由して外部へ漏れ出すことがないため、エンジン外部に設置することが可能である。このリニアソレノイドのリアステータは、シャフトを支持する筒部の一方の端部開口が塞がれた有底の二重円筒状に形成されている。これにより、リアステータ側の端面を樹脂でモールドするとき、樹脂が筒部の内壁を経由してリニアソレノイドの内部へ浸入するのを防いでいる。しかしながら、このような形状(有底の二重円筒状)のリアステータはプレス加工で形成するのが困難なため、例えば切削等による加工が要求される。その結果、リニアソレノイドの製造コストが増大するおそれがある。
特開2005−45217号公報
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造が容易で、かつ、設置場所の自由度が高いリニアソレノイドを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、シャフトと、可動子と、フロントステータと、リアステータと、筒部材と、コイル部と、フロントハウジングと、リアハウジングと、シール部材と、を備えたリニアソレノイドの発明である。可動子は、シャフトの軸方向の途中に固定される。フロントステータは、シャフトの一方の端部を軸方向に往復移動可能に支持する第1穴部を有する。リアステータは、シャフトの他方の端部を軸方向に往復移動可能に支持する第2穴部を有する。コイル部は、略円筒状に形成され、フロントステータおよびリアステータの径方向外側に設けられる。また、コイル部は、供給される電力により磁力を生じることで可動子をシャフトとともにフロントステータ側に吸引可能である。金属製のフロントハウジングは、シャフトの前記一方の端部が挿通可能な穴を有し、フロントステータおよびコイル部の軸方向の一方側を覆うよう設けられる。金属製のリアハウジングは、リアステータおよびコイル部の軸方向の他方側を覆うとともに外縁部がフロントハウジングの外縁部に結合することにより、フロントハウジングとの間に可動子、フロントステータ、筒部材、リアステータおよびコイル部を収容し、フロントハウジングとの間にフロントステータ、筒部材およびリアステータを挟み込む。環状のシール部材は、リアステータが径方向内側に位置するよう、コイル部とリアハウジングとの間に設けられる。この構成により、本発明では、コイル部に磁力が生じると、リアハウジングは、フロントハウジング、フロントステータおよびリアステータとともに磁気回路を形成する。これにより、シャフトと一体の可動子がフロントステータ側に吸引される。
また、本発明では、リアハウジングは金属により形成されており樹脂浸入のおそれがないため、リアハウジングでリアステータを覆うとき、第2穴部の開口を塞いでおく必要がない。つまり、第2穴部は、リアステータを貫通する形状にすることができる。例えば、両端の開口が塞がれていない第2穴部を内壁にもつ筒状の筒部を、リアステータが有するような場合である。このような形状のリアステータであれば、プレス加工等の比較的簡単な加工により容易に形成することが可能である。よって、リアステータの加工コストを低減することができる。したがって、本発明によるリニアソレノイドは、製造コストを低減することができる。
また、上記構成の本発明によれば、第2穴部のフロントステータとは反対側の端部開口、および、コイル部の端部は、リアハウジングによって塞がれている。さらに、本発明では、環状のシール部材が、リアステータが径方向内側に位置するよう、コイル部とリアハウジングとの間に設けられている。そのため、本発明を例えばバルブタイミング調整装置の切換弁の駆動装置として適用する場合、切換弁側からの作動油が第2穴部、および、リアステータとコイル部との間を経由してリニアソレノイドの外部へ漏れ出すことが防止される。このように、本発明では、切換弁側からの作動油がリニアソレノイドの内部を経由して外部へ漏れ出すことが防止される。そのため、本発明によるリニアソレノイドは、設置場所の自由度が高く、エンジン外部に設置することも可能である。
請求項2に記載の発明では、リアステータは、内壁が前記第2穴部を構成する筒状の第1筒部、当該第1筒部のフロントステータとは反対側の端部から径方向外側へ環状に延びる底部、および、当該底部の外縁部から第1筒部と同じ方向に筒状に延びる第2筒部からなる略二重円筒状に形成されている。本発明は、請求項1に記載の発明のリアステータの形状をより具体的に例示するものである。このような構成の二重円筒状のリアステータであれば、プレス加工等の比較的簡単な加工により容易に形成することができる。
請求項3に記載の発明では、リアハウジングは、リアステータに接するよう設けられている。これにより、リアハウジングがフロントハウジング、フロントステータおよびリアステータとともに磁気回路を形成するとき、可動子をフロントステータ側に吸引する力をより高めることができる。
請求項4に記載の発明では、フロントハウジングは、外縁部に、径方向外側へ突出する第1爪部を有し、当該第1爪部がリアハウジング側へ折り曲げられることによりリアハウジングの外縁部に加締められている。本発明は、リアハウジングとフロントハウジングとの結合方法を具体的に例示するものである。つまり、本発明では、リアハウジングとフロントハウジングとは、比較的加工が容易な加締めにより結合されている。
請求項5に記載の発明では、リアハウジングは、外縁部のうちフロントハウジングの第1爪部により加締められる部分の板厚が、フロントハウジングの外縁部の板厚に比べて小さくなるよう形成されている。そのため、リアハウジングの外縁部は、フロントハウジングの外縁部に比べ強度が低く、フロントハウジングの第1爪部により加締められるとき、容易に変形しフロントハウジングの外縁部に密に接する。これにより、リアハウジングの外縁部とフロントハウジングの外縁部とが接する部分の面積を大きくすることができる。その結果、リアハウジングおよびフロントハウジング等によって形成される磁気回路をより安定にすることができる。
請求項6に記載の発明では、リアハウジングは、外縁部に、径方向内側へ切り込むようにして形成されるスリットを有する。そのため、リアハウジングの外縁部は、強度が低減されており、フロントハウジングの第1爪部により加締められるとき、容易に変形しフロントハウジングの外縁部に密に接する。これにより、リアハウジングの外縁部とフロントハウジングの外縁部とが接する部分の面積を大きくすることができる。その結果、リアハウジングおよびフロントハウジング等によって形成される磁気回路をさらに安定にすることができる。
請求項7に記載の発明では、リアハウジングは、外縁部に、径方向外側へ突出する第2爪部を有し、当該第2爪部がフロントハウジング側へ折り曲げられることによりフロントハウジングの外縁部に加締められている。本発明は、請求項5に記載の発明と同様、リアハウジングとフロントハウジングとの結合方法を具体的に例示するものである。
請求項8に記載の発明では、フロントハウジングは、外縁部のうちリアハウジングの第2爪部により加締められる部分の板厚が、リアハウジングの外縁部の板厚に比べて小さくなるよう形成されている。そのため、フロントハウジングの外縁部は、リアハウジングの外縁部に比べ強度が低く、リアハウジングの第2爪部により加締められるとき、容易に変形しリアハウジングの外縁部に密に接する。これにより、リアハウジングの外縁部とフロントハウジングの外縁部とが接する部分の面積を大きくすることができる。その結果、リアハウジングおよびフロントハウジング等によって形成される磁気回路をより安定にすることができる。
請求項9に記載の発明では、フロントハウジングは、外縁部に、径方向内側へ切り込むようにして形成されるスリットを有する。そのため、フロントハウジングの外縁部は、強度が低減されており、リアハウジングの第2爪部により加締められるとき、容易に変形しリアハウジングの外縁部に密に接する。これにより、リアハウジングの外縁部とフロントハウジングの外縁部とが接する部分の面積を大きくすることができる。その結果、リアハウジングおよびフロントハウジング等によって形成される磁気回路をさらに安定にすることができる。
請求項10に記載の発明では、リアハウジングおよびフロントハウジングは、加締められる前の状態では、互いの外縁部同士の間に所定の大きさの隙間を形成している。これにより、リアハウジングとフロントハウジングとが加締められた状態では、フロントステータ、リアステータおよびコイル部に、リアハウジングとフロントハウジングとからの軸力が作用する。フロントステータ、リアステータおよびコイル部は、軸力が作用した状態でリアハウジングとフロントハウジングとの間に収容されるため、リアハウジングおよびフロントハウジング内での位置が安定する。その結果、リニアソレノイドに形成される磁気回路がより安定する。また、この構成によりリアハウジングをリアステータに確実に当接させることが可能なので、可動子をフロントステータ側に吸引する力をさらに高めることができる。
本発明の一実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図。 図1の矢印II方向から見た図。 本発明の一実施形態によるリニアソレノイドおよび比較例によるリニアソレノイドの吸引力の違いを説明するための図。
本発明の一実施形態によるリニアソレノイドを図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
図1に示すリニアソレノイド1は、例えば図示しないバルブタイミング調整装置の作動油の油路を切り換える切換弁の駆動部として適用される。
リニアソレノイド1は、シャフト10、可動子20、フロントステータ30、リアステータ40、コイル部50、フロントハウジング60、リアハウジング70、および、シール部材13等を備えている。
シャフト10は、例えば金属により、円柱棒状に形成されている。
可動子20は、例えば鉄等の磁性材料により、略有底筒状に形成されている。可動子20は、筒状の筒部21、および、当該筒部21の一方の端部を塞ぐ底部22からなる。底部22の中央には、底部22を貫く穴部23が形成されている。穴部23には、シャフト10が圧入されている。これにより、可動子20は、シャフト10の軸方向の途中に固定されている。
フロントステータ30は、例えば鉄等の磁性材料により、略有底筒状に形成されている。フロントステータ30は、筒状の筒部31、および、当該筒部31の一方の端部を塞ぐ底部32からなる。底部32の中央には、底部32を貫く穴部33が形成されている。穴部33には、リング部材34が圧入されている。
リング部材34は、例えば金属により形成されている。リング部材34には、シャフト10の一方の端部が挿通されている。これにより、リング部材34は、シャフト10の一方の端部を軸方向に摺動可能に支持している。すなわち、フロントステータ30の穴部33は、リング部材34を介してシャフト10の一方の端部を軸方向に往復移動可能に支持している。ここで、穴部33は、特許請求の範囲における「第1穴部」に対応する。なお、リング部材34の内壁には、他部材との摩擦を低減可能な材料を塗布してもよい。これにより、シャフト10は、リング部材34の内側で円滑に往復移動可能である。
リアステータ40は、例えば鉄等の磁性材料により、略二重円筒状に形成されている。リアステータ40は、筒状の第1筒部41、当該第1筒部41の一方の端部から径方向外側に環状に延びる底部42、および、当該底部42の外縁部から第1筒部41と同じ方向に筒状に延びる第2筒部43からなる。第1筒部41の内壁は、穴部44を構成している。穴部44の底部42とは反対側の端部には、リング部材45が圧入されている。
リング部材45は、リング部材34と同様、例えば金属により形成されている。リング部材45には、シャフト10の他方の端部が挿通されている。これにより、リング部材45は、シャフト10の他方の端部を軸方向に摺動可能に支持している。すなわち、リアステータ40の穴部44は、リング部材45を介してシャフト10の他方の端部を軸方向に往復移動可能に支持している。ここで、穴部44は、特許請求の範囲における「第2穴部」に対応する。また、上記形状のリアステータ40は、例えばプレス加工により形成されている。なお、リング部材45の内壁には、他部材との摩擦を低減可能な材料を塗布してもよい。これにより、シャフト10は、リング部材45の内側で円滑に往復移動可能である。
フロントステータ30の底部32とは反対側の端部外周、および、リアステータ40の底部42とは反対側の端部外周には、略円筒状の筒部材11が嵌め込まれている。これにより、フロントステータ30とリアステータ40とは、筒部材11により接続された状態となっている。この状態において、可動子20はフロントステータ30とリアステータ40との間に位置している。可動子20の筒部21の厚みは、リアステータ40の第1筒部41と第2筒部43との間の距離よりも小さく設定されている。そのため、可動子20の筒部21は、リアステータ40の第1筒部41と第2筒部43との間で軸方向に往復移動可能である。これにより、シャフト10は、可動子20とともに軸方向に往復移動可能である。なお、筒部材11は、非磁性材料により形成されている。
コイル部50は、フロントステータ30、筒部材11およびリアステータ40の径方向外側に設けられている。コイル部50は、ボビン51、および、巻線52を有している。ボビン51は、樹脂により略円筒状に形成され、径方向内側にフロントステータ30、筒部材11およびリアステータ40が位置するよう設けられている。巻線52は、銅線であり、ボビン51の外周に巻回されている。巻線52の端部は、ターミナル53に接続されている。これにより、ターミナル53を経由して巻線52に電流を流すと、コイル部50には磁力が生じる。なお、ボビン51および巻線52の外周側は、樹脂によりモールドされている。
フロントハウジング60は、例えば鉄等の磁性材料により、略カップ状に形成されている。フロントハウジング60は、筒状の筒部61、当該筒部61の一方の端部を塞ぐ底部62、および、筒部61の他方の端部から径方向外側に環状に延びる外縁部63からなる。底部62には、シャフト10の外径よりも径の大きな穴64が形成されている。フロントハウジング60の筒部61の内側に、コイル部50、フロントステータ30、筒部材11、リアステータ40、シャフト10および可動子20等が収容されている。すなわち、フロントハウジング60は、フロントステータ30およびコイル部50の軸方向の一方側を覆うよう設けられている。シャフト10の一方の端部は、穴64に挿通されている。また、フロントステータ30とフロントハウジング60の底部62とは接している。
コイル部50のボビン51とフロントハウジング60の底部62との間には、環状のシール部材12が設けられている。シール部材12の径方向内側には、フロントステータ30および筒部材11が位置している。シール部材12は、弾性を有する材料により形成されており、底部62とボビン51との間を液密にシールする。このシール部材12としては、ゴム製のOリング、あるいは、液状ガスケット等を用いることが考えられる。筒部61の内径は、コイル部50の外径と概ね同じに形成されている。これにより、コイル部50は、フロントハウジング60の内側において位置が安定する。
リアハウジング70は、フロントハウジング60と同様、例えば鉄等の磁性材料により、略カップ状に形成されている。リアハウジング70は、筒状の筒部71、当該筒部71の一方の端部を塞ぐ底部72、および、筒部71の他方の端部から径方向外側に環状に延びる外縁部73からなる。リアハウジング70の筒部71の内側に、コイル部50、リアステータ40等が収容されている。すなわち、リアハウジング70は、リアステータ40およびコイル部50の軸方向の他方側を覆うよう設けられている。リアハウジング70は、外縁部73がフロントハウジング60の外縁部63に結合することにより、フロントハウジング60との間に可動子20、フロントステータ30、リアステータ40およびコイル部50等を収容する。また、リアハウジング70は、底部72がリアステータ40の底部42に接するよう設けられている。
シール部材13は、環状に形成され、コイル部50のボビン51とリアハウジング70の底部72との間に設けられている。シール部材13の径方向内側には、リアステータ40が位置している。シール部材13は、弾性を有する材料により形成されており、底部72とボビン51との間を液密にシールする。このシール部材13としては、シール部材12と同様、ゴム製のOリング、あるいは、液状ガスケット等を用いることが考えられる。筒部71の内径は、コイル部50の外径と概ね同じかやや大きく形成されている。
本実施形態では、フロントハウジング60の外縁部63とリアハウジング70の外縁部73とは、加締めにより結合されている。具体的には、図1および2に示すように、フロントハウジング60の外縁部63は径方向外側へ突出する複数の爪部65を有し、これらの爪部65がリアハウジング70側へ折り曲げられることによりリアハウジング70の外縁部73に加締められている。本実施形態では、外縁部63は、周方向に6つの爪部65を有している。ここで、爪部65は、特許請求の範囲における「第1爪部」に対応する。
本実施形態では、図1に示すように、リアハウジング70は、外縁部73の板厚t1が、フロントハウジング60の外縁部63の板厚t2に比べて小さくなるよう形成されている。そのため、外縁部73は、外縁部63に比べ強度が低くなっている。また、リアハウジング70は、外縁部73に、径方向内側へ切り込むようにして形成される複数のスリット74を有している。そのため、リアハウジング70の外縁部73は、強度が低減されている。このような構成のため、リアハウジング70の外縁部73は、フロントハウジング60の爪部65により加締められたとき、容易に変形し外縁部63に密に接する。
また、本実施形態では、リアハウジング70およびフロントハウジング60は、加締められる前の状態では、互いの外縁部同士(外縁部73および外縁部63)の間に所定の大きさの隙間を形成している。これにより、リアハウジング70とフロントハウジング60とが加締められた状態では、フロントステータ30、リアステータ40およびコイル部50に、リアハウジング70とフロントハウジング60とからの軸力が作用する。
また、本実施形態では、リアハウジング70の外縁部73の周方向の複数箇所に取付穴75が形成され、フロントハウジング60の外縁部63の取付穴75に対応する箇所に取付穴66が形成されている(図2参照)。本実施形態では、取付穴75および取付穴66は、それぞれ3つずつ形成されている。リニアソレノイド1は、取付穴75および取付穴66にボルト等の締結部材を通すことで、例えばエンジンカバー等に取り付けられている。このとき、ボルトの締め付け力によって、前記軸力がさらに増大するとともに、リアハウジング70の外縁部73とフロントハウジング60の外縁部63とがさらに密に接した状態となる。なお、ここで、リニアソレノイド1のエンジンカバーへの取り付けの形態としては、フロントハウジング60側がエンジンカバーの内側に、リアハウジング70側がエンジンカバーの外側に露出するような形態を考えることができる。
本実施形態では、可動子20の底部22には、底部22を貫く孔24が形成されている。また、可動子20の筒部21の内壁には溝25が形成され、孔24に接続している。また、リアステータ40の底部42には、底部42を貫く孔46が形成されている。さらに、リアハウジング70の底部72のリアステータ40側の面には、リアステータ40とは反対側に窪む凹部76が形成されている。ここで、可動子20の底部22とフロントステータ30との間の空間と、リアステータ40の第1筒部41の内側の空間とは、孔24、溝25、孔46および凹部76により連通している。そのため、可動子20がシャフト10とともにフロントステータ30とリアステータ40との間を往復移動するときに生じる、可動子20のフロントステータ30側とリアステータ40の第1筒部41側との間の差圧は、低減される。これにより、可動子20は、シャフト10とともにフロントステータ30とリアステータ40との間を円滑に往復移動可能である。
次に、リニアソレノイド1の作動について説明する。
本実施形態では、リニアソレノイド1は、図示しないバルブタイミング調整装置の作動油の油路を切り換える切換弁の駆動部として適用される。切換弁は、複数の孔が形成された筒状のスリーブ、および、当該スリーブの内側に往復移動可能に設けられるスプールを有する。切換弁は、スプールがスリーブ内で往復移動することにより、前記複数の孔に接続する油路を切り換える。リニアソレノイド1は、スプールを往復移動させるため、すなわちスプールを軸方向に移動するよう駆動するために用いられる。
リニアソレノイド1は、シャフト10の一方の端部が切換弁のスプールの端部に接するよう設けられる。スプールのシャフト10とは反対側の端部と、スリーブとの間には、付勢部材が設けられている。これにより、スプールはシャフト10側に付勢されている。その結果、リニアソレノイド1の非作動時、すなわちリニアソレノイド1に電力が供給されていないとき、シャフト10および可動子20は、リアハウジング70側に付勢された状態である(図1参照)。このとき、可動子20の底部22とリアステータ40の第1筒部41またはリング部材45、および、シャフト10の他方の端部とリアハウジング70の底部72、のうち少なくとも1組は互いに当接している。
リニアソレノイド1に電力が供給され、コイル部50の巻線52に電流が流れると、コイル部50には磁力が生じる。これにより、フロントステータ30、フロントハウジング60、リアハウジング70およびリアステータ40に磁束が流れる。リアステータ40とフロントステータ30との間に設けられた非磁性の筒部材11は、リアステータ40とフロントステータ30との間の磁気的短絡を抑制している。そのため、筒部材11を避け、可動子20を経由してリアステータ40とフロントステータ30との間に磁束が流れる。つまり、コイル部50に磁力が生じると、フロントステータ30、フロントハウジング60、リアハウジング70、リアステータ40および可動子20に磁気回路が形成される。これにより、可動子20は、切換弁の付勢部材の付勢力に抗して、シャフト10とともにフロントステータ30側に吸引される。その結果、切換弁のスリーブ内におけるスプールの軸方向の位置が変更され、バルブタイミング調整装置に供給される作動油の油路が切り換えられる。
なお、本実施形態では、リニアソレノイド1に供給する電力は、図示しない電子制御装置(ECU)によってデューティー比制御される。これにより、可動子20を吸引する力(以下、「吸引力」という)を任意の大きさに調節することができる。その結果、切換弁のスリーブ内におけるスプールの軸方向の位置を任意に制御でき、油路の切り換えを適切に行うことができる。
次に、本実施形態によるリニアソレノイド1の「吸引力」について、比較例を用いて説明する。
ここで、比較例とは、物理的な構成は本実施形態と同様であるものの、リアハウジング70の底部72とリアステータ40の底部42との間に所定の大きさの隙間が形成されているリニアソレノイドのことである。図3は、比較例および本実施形態の吸引力に関する特性に関し、シャフト10のストロークと吸引力との関係を示したものである。ここで、破線が比較例の特性を表し、実線が本実施形態の特性を表している。この図から、本実施形態は、比較例に比べ、吸引力に関する特性が向上していることがわかる。このように、本実施形態では、リアハウジング70の底部72とリアステータ40の底部42とが密に接しているため、リアハウジング70とリアステータ40との間に隙間が形成される場合に比べ、吸引力を大きくすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、リアステータ40は、内壁が穴部44を構成する筒状の第1筒部41、当該第1筒部41のフロントステータ30とは反対側の端部から径方向外側へ環状に延びる底部42、および、当該底部42の外縁部から第1筒部41と同じ方向に筒状に延びる第2筒部43からなる略二重円筒状に形成されている。このような形状のリアステータ40を例えば樹脂によりモールドする場合、第1筒部41の内側を経由した樹脂浸入が懸念される。本実施形態では、樹脂によるモールドではなく、金属製のリアハウジング70によりリアステータ40を覆っている。そのため、本実施形態では、樹脂浸入のおそれがない。また、このような形状のリアステータ40であれば、プレス加工等の比較的簡単な加工により容易に形成することが可能である。よって、リアステータ40の加工コストを低減することができる。したがって、本実施形態によるリニアソレノイド1は、製造コストを低減することができる。
また、上記構成の本実施形態によれば、リアステータ40の穴部44のフロントステータ30とは反対側の端部開口、および、コイル部50の端部は、リアハウジング70によって塞がれている。さらに、本実施形態では、環状のシール部材13が、リアステータ40が径方向内側に位置するよう、コイル部50とリアハウジング70との間に設けられている。そのため、バルブタイミング調整装置の切換弁の駆動装置として適用される本実施形態の場合、切換弁側からの作動油が穴部44、および、リアステータ40とコイル部50との間を経由してリニアソレノイド1の外部へ漏れ出すことが防止される。このように、本実施形態では、切換弁側からの作動油がリニアソレノイド1の内部を経由して外部へ漏れ出すことが防止される。そのため、本実施形態によるリニアソレノイド1は、設置場所の自由度が高く、例えばエンジン外部に設置することも可能である。
また、本実施形態では、リアハウジング70は、リアステータ40に接するよう設けられている。これにより、リアハウジング70がフロントハウジング60、フロントステータ30およびリアステータ40とともに磁気回路を形成するとき、可動子20をフロントステータ30側に吸引する力をより高めることができる。
また、本実施形態では、フロントハウジング60は、外縁部63に、径方向外側へ突出する爪部65を有し、当該爪部65がリアハウジング70側へ折り曲げられることによりリアハウジング70の外縁部73に加締められている。このように、本実施形態では、リアハウジング70とフロントハウジング60とは、比較的加工が容易な加締めにより結合されている。
また、本実施形態では、リアハウジング70は、外縁部73のうちフロントハウジング60の爪部65により加締められる部分の板厚t1が、フロントハウジング60の外縁部63の板厚t2に比べて小さくなるよう形成されている。そのため、リアハウジング70の外縁部73は、フロントハウジング60の外縁部63に比べ強度が低く、フロントハウジング60の爪部65により加締められるとき、容易に変形しフロントハウジング60の外縁部63に密に接する。これにより、リアハウジング70の外縁部73とフロントハウジング60の外縁部63とが接する部分の面積を大きくすることができる。その結果、リアハウジング70およびフロントハウジング60等によって形成される磁気回路をより安定にすることができる。
また、本実施形態では、リアハウジング70は、外縁部73に、径方向内側へ切り込むようにして形成されるスリット74を有する。そのため、リアハウジング70の外縁部73は、強度が低減されており、フロントハウジング60の爪部65により加締められるとき、容易に変形しフロントハウジング60の外縁部63に密に接する。これにより、リアハウジング70の外縁部73とフロントハウジング60の外縁部63とが接する部分の面積を大きくすることができる。その結果、リアハウジング70およびフロントハウジング60等によって形成される磁気回路をさらに安定にすることができる。
さらに、本実施形態では、リアハウジング70およびフロントハウジング60は、加締められる前の状態では、互いの外縁部同士(外縁部73および外縁部63)の間に所定の大きさの隙間を形成している。これにより、リアハウジング70とフロントハウジング60とが加締められた状態では、フロントステータ30、リアステータ40およびコイル部50に、リアハウジング70とフロントハウジング60とからの軸力が作用する。フロントステータ30、リアステータ40およびコイル部50は、軸力が作用した状態でリアハウジング70とフロントハウジング60との間に収容されるため、リアハウジング70およびフロントハウジング60内での位置が安定する。その結果、リニアソレノイド1に形成される磁気回路がより安定する。また、この構成によりリアハウジング70をリアステータ40に確実に当接させることが可能なので、可動子20をフロントステータ30側に吸引する力をさらに高めることができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、フロントハウジングの外縁部が第1爪部を有し、当該第1爪部によりリアハウジングの外縁部が加締められる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、リアハウジングの外縁部が、径方向外側へ突出する第2爪部を有し、当該第2爪部がフロントハウジング側へ折り曲げられることによりフロントハウジングの外縁部に加締められることとしてもよい。また、この場合、フロントハウジングは、外縁部のうちリアハウジングの第2爪部により加締められる部分の板厚が、リアハウジングの外縁部の板厚に比べて小さくなるよう形成されていてもよい。また、この場合、フロントハウジングは、外縁部に、径方向内側へ切り込むようにして形成されるスリットを有することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、リアハウジングの外縁部の板厚とフロントハウジングの外縁部の板厚とは、同一の大きさに形成されていてもよい。また、リアハウジングの外縁部は、スリットを有しない構成としてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、リアハウジングの外縁部とフロントハウジングの外縁部とは、加締めではなく、例えば圧入により結合されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、リアステータは、略円盤状に形成され、シャフトを軸方向に往復移動可能に支持する第2穴部を中央に有する構成としてもよい。このような形状のリアステータであっても、プレス加工等の比較的簡単な加工により容易に形成できる。また、可動子は、有底筒状に限らず、例えば円盤状あるいは円柱状に形成されていてもよい。
上述の実施形態では、コイル部とリアハウジングとの間、およびコイル部とフロントハウジングとの間に、環状のシール部材を設ける例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、当該シール部材を備えない構成としてもよい。
上述の実施形態では、フロントステータおよびリアステータにリング部材を設け、当該リング部材によりシャフトの両端部を摺動可能に支持する構成を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、リング部材を設けず、フロントステータの第1穴部およびリアステータの第2穴部により直接シャフトの両端部を摺動可能に支持することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、リアハウジングは、リアステータに接していなくてもよい。リアハウジングとリアステータとが接していなくても、リアハウジングおよびリアステータが磁気回路の一部を形成することは可能である。
また、本発明の他の実施形態では、リアハウジングおよびフロントハウジングは、加締められる前の状態において、互いの外縁部同士が当接していてもよい。
本発明によるリニアソレノイドは、切換弁の駆動装置として用いる場合、切換弁側からの作動油がリニアソレノイドの内部を経由して外部へ漏れ出ることが抑制されるため、エンジンの内側または外側にかかわらず任意の場所に設置可能である。
本発明は、切換弁の駆動装置に限らず、往復移動可能な駆動部を有する種々の機能品の駆動装置として適用することができる。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1 ・・・リニアソレノイド
10・・・シャフト
20・・・可動子
30・・・フロントステータ
33・・・穴部(第1穴部)
40・・・リアステータ
44・・・穴部(第2穴部)
50・・・コイル部
60・・・フロントハウジング
63・・・外縁部
64・・・穴
70・・・リアハウジング
73・・・外縁部

Claims (10)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの軸方向の途中に固定される可動子と、
    前記シャフトの一方の端部を軸方向に往復移動可能に支持する第1穴部を有するフロントステータと、
    前記シャフトの他方の端部を軸方向に往復移動可能に支持する第2穴部を有するリアステータと、
    前記フロントステータと前記リアステータとの間に設けられる筒部材と、
    前記フロントステータおよび前記リアステータの径方向外側に設けられ、供給される電力により磁力を生じることで前記可動子を前記シャフトとともに前記フロントステータ側に吸引可能な略円筒状のコイル部と、
    前記シャフトの前記一方の端部が挿通可能な穴を有し、前記フロントステータおよび前記コイル部の軸方向の一方側を覆うよう設けられる金属製のフロントハウジングと、
    前記リアステータおよび前記コイル部の軸方向の他方側を覆うとともに外縁部が前記フロントハウジングの外縁部に結合することにより、前記フロントハウジングとの間に前記可動子、前記フロントステータ、前記筒部材、前記リアステータおよび前記コイル部を収容し、前記フロントハウジングとの間に前記フロントステータ、前記筒部材および前記リアステータを挟み込む金属製のリアハウジングと、
    前記リアステータが径方向内側に位置するよう、前記コイル部と前記リアハウジングとの間に設けられる環状のシール部材と、
    を備えるリニアソレノイド。
  2. 前記リアステータは、内壁が前記第2穴部を構成する筒状の第1筒部、当該第1筒部の前記フロントステータとは反対側の端部から径方向外側へ環状に延びる底部、および、当該底部の外縁部から前記第1筒部と同じ方向に筒状に延びる第2筒部からなる略二重円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリニアソレノイド。
  3. 前記リアハウジングは、前記リアステータに接するよう設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のリニアソレノイド。
  4. 前記フロントハウジングは、外縁部に、径方向外側へ突出する第1爪部を有し、当該第1爪部が前記リアハウジング側へ折り曲げられることにより前記リアハウジングの外縁部に加締められていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリニアソレノイド。
  5. 前記リアハウジングは、外縁部のうち前記第1爪部により加締められる部分の板厚が、前記フロントハウジングの外縁部の板厚に比べて小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載のリニアソレノイド。
  6. 前記リアハウジングは、外縁部に、径方向内側へ切り込むようにして形成されるスリットを有することを特徴とする請求項4または5に記載のリニアソレノイド。
  7. 前記リアハウジングは、外縁部に、径方向外側へ突出する第2爪部を有し、当該第2爪部が前記フロントハウジング側へ折り曲げられることにより前記フロントハウジングの外縁部に加締められていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のリニアソレノイド。
  8. 前記フロントハウジングは、外縁部のうち前記第2爪部により加締められる部分の板厚が、前記リアハウジングの外縁部の板厚に比べて小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項7に記載のリニアソレノイド。
  9. 前記フロントハウジングは、外縁部に、径方向内側へ切り込むようにして形成されるスリットを有することを特徴とする請求項7または8に記載のリニアソレノイド。
  10. 前記リアハウジングおよび前記フロントハウジングは、加締められる前の状態では、互いの外縁部同士の間に所定の大きさの隙間を形成していることを特徴とする請求項4〜9のいずれか一項に記載のリニアソレノイド。
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