JP5839012B2 - リニアソレノイド - Google Patents

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本発明は、軸方向に作用する推力を出力するリニアソレノイドに関する。
従来から、コイルへの通電により発生する磁束を利用して推力を出力するリニアソレノイドが周知であり、例えば、車両に搭載されて利用されている。
ところで、リニアソレノイドでは、体格を軸方向に拡大することなく、可動子の軸方向への移動量(以下、ストロークと呼ぶことがある。)を大きくすることができる構造として、可動子に筒状の部分を設けて筒状の部分の内外周それぞれに固定子を配置するものが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、特許文献1は、リニアソレノイドのより好ましい構成として、以下に説明する磁性体製の可動子および第1〜第3固定子を備えるものを開示する。
まず、可動子は、筒状の磁性部を有し、コイルの内周でコイルと同軸に軸方向に可動に組み入れられる。また、第1固定子は、可動子の筒状の磁性部の内周側に配置されて可動子に径方向に磁束を受け渡す。また、第2固定子は、筒状の磁性部であり、可動子の外周側に配置されて第1固定子とともに可動子を径方向に挟み、可動子に径方向に磁束を受け渡す。さらに、第3固定子は、第2固定子から軸方向に離間して配置され、可動子を軸方向に磁気的に吸引する。
しかし、特許文献1の構造によれば、可動子の筒状の磁性部と第1固定子とは、軸方向の長さがほぼ等しい。このため、可動子のストロークが大きくなると、可動子と第1固定子との間の磁束の受渡しに関わる面積が減少して吸引力が低下する。
特開2005−045217号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、可動子に筒状の部分を設けて筒状の部分の内外周それぞれに固定子を配置するリニアソレノイドにおいて、可動子のストロークが大きいときでも吸引力の低下を抑制することにある。
本願の第1発明によれば、リニアソレノイドは、コイルへの通電により発生する磁束を利用して、軸方向に作用する推力を出力するものであり、以下に説明する可動子、第1固定子、第2固定子、第3固定子および大小関係を備える。
まず、可動子は、筒状の磁性部を有し、コイルの内周でコイルと同軸に軸方向に可動に組み入れられる。また、第1固定子は、磁性体製であり、可動子の筒状の磁性部の内周側に配置されて可動子に径方向に磁束を受け渡す。
また、第2固定子は、筒状の磁性部であり、可動子の外周側に配置されて第1固定子とともに可動子を径方向に挟み、可動子に径方向に磁束を受け渡す。また、第3固定子は、磁性体製であり、第2固定子から軸方向に離間して配置され、可動子を軸方向に磁気的に吸引する。さらに、大小関係は、可動子の内周面の内、第1固定子の外周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さ(d)と、第1固定子の外周面の内、可動子の内周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さ(e)との関係であり、軸方向長さ(d)が軸方向長さ(e)よりも小さい、というものである。
これにより、可動子のストロークが大きくなっても、可動子と第1固定子との間の磁束の受渡しに関わる面積の減少を抑制することができる。このため、可動子のストロークが大きいときでも吸引力の低下を抑制することができる。
さらに、本願の第1発明によれば、リニアソレノイドは、可動子に固定され、可動子と一体に移動して推力を出力する非磁性体製の出力部材を備える。また、出力部材は、筒状の部分であって可動子に同軸に固定される固定部と、固定部において可動子が存在する側と反対側に軸方向に突出する軸部とを有する。さらに、第1固定子の先端は、固定部の内周で軸方向に相対的に移動し、軸部は、固定部よりも小径である。
これにより、出力部材が第1固定子に摺接するのを回避して摺動抵抗が大きくなるのを防止するとともに、推力の出力端を小径にして推力を受ける側の自由度を高めることができる。
本願の第2発明のリニアソレノイドによれば、可動子には、可動子の軸方向一端側と他端側との間で流体を流出入させる呼吸路が設けられている。
これにより、可動子の軸方向一端側と他端側との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子を円滑に軸方向に移動させることができる。
また、この第2発明のリニアソレノイドによれば、軸受けと固定部とは、軸方向に離れて可動子に固定され、軸方向の隙間を形成する。そして、軸方向の隙間は、呼吸路に連通している。
これにより、固定部の内周と呼吸路との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子および出力部材の一体物を円滑に軸方向に移動させることができる。
本願の第1発明に従属する第3発明のリニアソレノイドによれば、第2発明と同様に、可動子には、可動子の軸方向一端側と他端側との間で流体を流出入させる呼吸路が設けられている。
これにより、可動子の軸方向一端側と他端側との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子を円滑に軸方向に移動させることができる。
また、本願の第3発明に従属する第4発明のリニアソレノイドにおいても、第2発明と同様に、軸受けと固定部とは、軸方向に離れて可動子に固定され、軸方向の隙間を形成する。そして、軸方向の隙間は、呼吸路に連通している。
これにより、固定部の内周と呼吸路との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子および出力部材の一体物を円滑に軸方向に移動させることができる。
さらに、本願の第1〜第4発明に従属する第5発明によれば、リニアソレノイドは、可動子の内周に固定されて第1固定子に摺接する軸受けを備え、軸受けの内、第1固定子の外周面に、直接、摺接する内周面は非磁性材料からなる。
これにより、可動子が第1固定子に固着して摺動不能になるのを阻止することができる。
本願の第1〜第5発明に従属する第6発明のリニアソレノイドによれば、軸受けは、外周側に広がるフランジを有し、フランジが固定側の部材に当たることで、可動子の移動が規制される。
これにより、可動側の部材による固定側の部材への当接を緩和した状態で、可動側の部材の移動を規制することができる。
本願の第6発明に従属する第7発明のリニアソレノイドによれば、フランジが当たる固定側の部材は、第1固定子と一体に設けられる磁性部であり、フランジの内、磁性部に当たる当接面は非磁性材料からなる。
これにより、軸受けが磁性部に固着することで可動子が移動不能になるのを阻止することができる。
本願の第7発明に従属する第8発明のリニアソレノイドによれば、フランジおよび磁性部の少なくとも一方には、フランジの外周側と内周側との間で流体を流出入させる呼吸路が設けられている。
これにより、フランジの外周側と内周側との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子を円滑に軸方向に移動させることができる。
リニアソレノイドの断面図である。 (a)はリニアソレノイドの可動部分の断面図であり、(b)はリニアソレノイドの可動部分の正面図である。 モールド成形前のリニアソレノイドの固定部分の断面図である。 第1固定子と可動子との間の磁束の受渡しに関わる軸方向長さを示す説明図である。 (a)は第1磁性体の断面図であり、(b)は第1磁性体の正面図である。 ボビンおよびターミナルの正面図である。 第3磁性体の正面図である。 リニアソレノイド内における流体の液面を示す説明図である。
実施形態のリニアソレノイドを、実施例を用いて説明する。
〔実施例の構成〕
実施例のリニアソレノイド1の構成を、図面を用いて説明する。
リニアソレノイド1は、コイル2への通電により発生する磁束を利用して磁気的な吸引力を発生させ推力として出力するものであり、例えば、車両に搭載されて内燃機関のバルブタイミングを変化させるバルブタイミング機構における油圧の供給先を切り替えるために利用される。
そして、リニアソレノイド1は、磁気的な吸引力に関わる構成として以下に説明する可動子3、および、第1、第2、第3固定子4、5、6を備える。
可動子3は、円筒状の磁性体であり、コイル2の内周でコイル2と同軸に軸方向に可動に組み入れられる。また、可動子3には、可動子3の軸方向一端側と他端側との間で流体を流出入させる呼吸路8が設けられている。呼吸路8は、例えば、可動子3の内周面で180°の角度間隔だけ離れて2本設けられ(図2参照。)、両方とも、軸方向に可動子3を貫通するとともに内周面に開放される溝として設けられている。
第1固定子4は、固定側の部材の1つである第1磁性体9の一部であって円柱状に設けられている。そして、第1固定子4は、可動子3の内周側に配置されて可動子3を内周側から軸方向に摺動自在に支持するとともに、可動子3に径方向に磁束を受け渡す。
第2固定子5は、第1磁性体9とは別体の部材である第2磁性体10の一部であって円筒状に設けられている。そして、第2固定子5は、可動子3の外周側に配置されて第1固定子4とともに可動子3を径方向に挟み、可動子3に径方向に磁束を受け渡す。なお、第2固定子5の内周面は可動子3の外周面との間に径方向に所定の隙間を形成しており、可動子3は、第2固定子5に摺接することなく軸方向に移動する。
第3固定子6は、第1、第2磁性体9、10とは別体の部材である第3磁性体11の一部であって円筒状に設けられ、第2固定子5と同軸に、かつ、第2固定子5から軸方向一端側に離間して配置される。そして、第3固定子6は、発生した磁束に基づき可動子3を軸方向一端側に磁気的に吸引して自身の内周まで引き込む。
また、第3固定子6の軸方向一端側(第2固定子5が存在する側と軸方向に関して反対側)の内周開口は、第1〜第3磁性体9〜11とは別体の磁性体であるカバー12により封鎖されている。カバー12は、リニアソレノイド1の外部から内部への異物の進入を防止するものであり、主に、軸方向一端側に傘状に膨らむ蓋部13により異物の進入を防止する。また、カバー12には、第3固定子6の内周に圧入される円筒部14が設けられ、円筒部14により、磁束の受渡しに関わる面積が増加している。
ここで、リニアソレノイド1では、第3固定子6の内周径aが第2固定子5の内周径bよりも大きい、という大小関係が成立している(図3参照。)。また、内周径a、bは、第1固定子4の外周径cよりも大きい。このため、第1〜第3固定子4〜6をコイル2の内周に配置した状態で、第3固定子6の軸方向一端側の内周開口から位置決め用の治具15を差し入れて第1〜第3固定子4〜6を径方向に関して直接的に位置決めすることができる。
また、リニアソレノイド1は、第1〜第3磁性体9〜11間の磁束の受渡しに関し、以下に説明する第1、第2受渡構造α、βを備える。
まず、第1受渡構造αとは、第2磁性体10の内の第2固定子5とは別の磁性部と、第3磁性体11の内の第3固定子6とは別の磁性部とを接触させて磁束を受け渡す構造である。
ここで、第2磁性体10は、第2固定子5の軸方向他端から外周側に広がってコイル2の軸方向他端側を覆う円環板状の他端側ヨーク16を有する。また、第3磁性体11は、第3固定子6の軸方向一端から外周側に広がってコイル2の軸方向一端側を覆う円環板状の一端側ヨーク17、一端側ヨーク17の外周縁から軸方向他端側に伸びてコイル2の外周側を覆う円筒状の外周側ヨーク18を有する。さらに、第3磁性体11は、外周側ヨーク18の軸方向他端から外周側に広がる円環板状の鍔部19を有する。
そして、第1受渡構造αによれば、他端側ヨーク16の外周部20と鍔部19とが面接触することで磁束が受け渡される。
すなわち、他端側ヨーク16は、コイル2の外周縁よりも外周側に伸びており、外周部20は、コイル2の外周縁よりも外周側に存在する。また、外周部20の軸方向一端側の表面20aは軸方向に垂直な平面であり、鍔部19の軸方向他端側の表面19bも軸方向に垂直な平面である。
そして、表面20a、19bを面接触させることで、コイル2の外周側において第2磁性体10と第3磁性体11との間で磁束が受け渡される。
なお、鍔部19と外周部20とは、凹凸嵌合等を形成していないので、治具15による位置決めの際に自在に径方向に相対移動することができる。
次に、第2受渡構造βとは、第1磁性体9の内の第1固定子4とは別の磁性部と、第2磁性体10の内の第2固定子5とは別の磁性部とを接触させて磁束を受け渡す構造である。
ここで、第1磁性体9は、第1固定子4の軸方向一端から外周側に広がる円環板状の鍔部21を有する。
そして、第2受渡構造βによれば、他端側ヨーク16の内周部23と鍔部21の外周部24とが面接触することで磁束が受け渡される。
すなわち、鍔部21は、可動子3の外周縁よりも外周側に伸びており、外周部24は、可動子3の外周縁の外周側にも存在する。また、内周部23の軸方向他端側の表面23bは軸方向に垂直な平面である。さらに、外周部24の軸方向一端側の表面24aも軸方向に垂直な平面である。
そして、表面24a、23bを面接触させることで、コイル2の軸方向他端側において第1磁性体9と第2磁性体10との間で磁束が受け渡される。
なお、内周部23と外周部24とは、凹凸嵌合等を形成していないので、治具15による位置決めの際に自在に径方向に相対移動することができる。
さらに、第1受渡構造αは、第2受渡構造βよりも軸方向一端側に設けられる。
また、リニアソレノイド1では、他端側ヨーク16を軸方向に貫通するように切り欠き25が設けられ、切り欠き25からコイル2のターミナル26が引き出されている。そして、第1受渡構造αはターミナル26よりも軸方向一端側に設けられる。
また、リニアソレノイド1は、以下に説明する軸受け28、出力部材29、および、ボビン30を備える。
軸受け28は、可動子3の内周に固定されて第1固定子4に直接的に摺接し、可動子3は、軸受け28を介して間接的に第1固定子4に摺接する。また、軸受け28の内、外周側の部分は磁性体製であり、内周側の部分は非磁性体製である。そして、第1固定子4の外周面に、直接、摺接する内周面は非磁性材料からなる。
ここで、リニアソレノイド1では、可動子3の内周面の内、第1固定子4の外周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さdと、第1固定子4の外周面の内、可動子3の内周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さeとの間に次の大小関係が成立している(図4参照。)。すなわち、この大小関係は、軸方向長さdが軸方向長さeよりも小さい、というものであり、軸方向長さdは、実質的には、軸受け28の軸方向長さと略一致している。
また、軸受け28は、軸方向他端から外周側に広がるフランジ32を有し、フランジ32が鍔部21の内周部33に当たることで、可動子3の軸方向他端側への移動が規制される。ここで、フランジ32の内、軸方向一端側の部分は磁性体製であり、他端側の部分は非磁性体製である。そして、内周部33に直接当たる当接面32bは非磁性材料からなる。
なお、内周部33の軸方向一端側の表面には、フランジ32の外周側と内周側との間で流体を流出入させる呼吸路34としての複数の溝が設けられており、これらの溝は、例えば、リニアソレノイド1の軸心の周囲に60°の角度間隔で放射状に設けられている(図5参照。)。
出力部材29は、非磁性体製であり、可動子3に固定されて可動子3と一体に軸方向一端側に移動して推力を出力する。また、出力部材29は、外部の機器等から復元力を受け、復元力により可動子3と一体に軸方向他端側に移動する。
そして、出力部材29は、円筒状の部分であって可動子3に同軸に固定される固定部36と、軸方向一端側(可動子3が存在する側と反対側)に突出する円柱状の軸部37とを有する。
ここで、可動子3の内周は、軸方向一端側が段状に拡径し、拡径している範囲に固定部36が圧入されて固定される。また、軸受け28は、拡径していない範囲に固定部36から軸方向他端側に離れて圧入されて固定され、軸受け28と固定部36とは軸方向の隙間fを形成している(図2参照。)。そして、隙間fは呼吸路8に連通している。
また、蓋部13の頂部近傍には軸部37が通る開口38が設けられ、軸部37は、開口38から軸方向一端側に突出することで、推力を外部の機器等に出力する。
さらに、軸部37は固定部36よりも小径であり、軸部37と固定部36とは、軸方向一端側ほど縮径するテーパ部39により一体化している。そして、第1固定子4の先端(軸方向一端)は、固定部36の内周で軸方向に相対的に移動する。ここで、第1固定子4の先端周縁はテーパ状に面取りされており、可動子3および出力部材29が最も軸方向他端側に移動しても、テーパ部39の内周は第1固定子4に接触しない。
ボビン30は、コイル2が巻かれる樹脂製の部材であり、以下の円筒部40および2つのフランジ41a、41bを有する。
まず、円筒部40は、第2、第3固定子5、6の外周側に配置されてコイル2が巻かれる部分である。また、フランジ41a、41bは、それぞれ、円筒部40の軸方向一端、他端から外周側に広がってコイル2が巻かれる領域を軸方向一端側、他端側で区画する。
そして、リニアソレノイド1は、内部に浸入した流体からコイル2を保護する構造に関し、以下に説明する一端側、他端側シールγ、δを備える。
まず、一端側シールγは、フランジ41aの軸方向一端側でコイル2の軸心を包囲するように設けられている。すなわち、フランジ41aの軸方向一端側の表面には、コイル2の軸心を包囲する環状の樹脂製隆起42aが設けられ(図6参照。)、樹脂製隆起42aを溶融樹脂により溶融した後、固化させることで一端側シールγが設けられる。
また、他端側シールδは、フランジ41bの軸方向他端側でコイル2の軸心を包囲するように設けられている。すなわち、フランジ41bの軸方向他端側の表面には、コイル2の軸心を包囲する環状の樹脂製隆起42bが設けられ、樹脂製隆起42bを溶融樹脂により溶融した後、固化させることで一端側シールγが設けられる。
ここで、リニアソレノイド1の製造方法には、コイル2、第1〜第3磁性体9〜11、ボビン30および取付ブラケット43等に対し溶融樹脂を射出してモールド成形を施す射出成形工程が含まれている。そして、この射出成形工程において射出された溶融樹脂により、一端側、他端側シールγ、δやコネクタ44が形成され、さらに、Oリング45が嵌まる溝が設けられる。
なお、射出成形工程における溶融樹脂の射出口(図示せず)は、第1磁性体9の軸方向他端側で第1磁性体9と向かい合う範囲gに配置される(図3参照。)。
また、他端側ヨーク16は、樹脂製隆起42bと立体的に干渉しない形状に設けられている。つまり、他端側ヨーク16の内、内周部23と外周部20との間の中間部46は軸方向他端側に膨らんでおり、中間部46とフランジ41bとにより、樹脂製隆起42bが突出する空間47が形成される(図3参照。)。そして、空間47に溶融樹脂が充填される。
また、リニアソレノイド1は、第3固定子6を貫通する貫通孔49を備え、貫通孔49は、リニアソレノイド1の内部とリニアソレノイド1の外部とを連通する。また、貫通孔49は、第3固定子6の内周壁6aよりも外周側でリニアソレノイド1の内部に開口しており、例えば、リニアソレノイド1の軸心と平行に設けられる。さらに、貫通孔49は、コイル2の軸心の周囲に、複数、設けられおり、例えば、リニアソレノイド1の軸心の周囲に45°の角度間隔で設けられている(図7参照。)。
そして、リニアソレノイド1は、軸方向を水平方向に略一致させ、かつ、周方向に隣り合う2つの貫通孔49の中間の方位を鉛直下方に指向させた状態で車両に搭載される(このとき、コネクタ44が鉛直上方に突出し、ブラケット43が鉛直下方に突出している。)。これにより、リニアソレノイド1内における流体の液面は、第3固定子6の内周壁6aよりも下側に抑えられる(図8参照。)。
以上のような構成により、リニアソレノイド1では、コイル2に通電されると、第1、第2固定子4、5と可動子3との間で径方向に磁束が受け渡され、さらに、可動子3と第3固定子6との間で径方向に磁束が受け渡されて可動子3が軸方向一端側に吸引されて移動する。これにより、リニアソレノイド1から軸方向に作用する推力が出力される。
〔実施例の効果〕
実施例のリニアソレノイド1は、可動子3を円筒状に設けるとともに可動子3の内外周それぞれに第1、第2固定子4、5を配置し、第1、第2固定子4、5の両方から可動子3に径方向に磁束を受け渡す。また、可動子3の内周面の内、第1固定子4の外周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さdと、第1固定子4の外周面の内、可動子3の内周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さeとの間に、軸方向長さd<軸方向長さeという大小関係が存在する。
これにより、可動子3のストロークが大きくなっても、可動子3と第1固定子4との間の磁束の受渡しに関わる面積の減少を抑制することができる。このため、可動子3のストロークが大きいときでも吸引力の低下を抑制することができる。
また、可動子3の内周には、第1固定子4に摺接する軸受け28が固定され、軸受け28の内、第1固定子4の外周面に、直接、摺接する内周面は非磁性材料からなる。
これにより、可動子3が第1固定子4に固着して摺動不能になるのを阻止することができる。
また、可動子3には、可動子3と一体に移動して推力を出力する非磁性体製の出力部材29が固定され、出力部材29は、筒状の部分であって可動子3に同軸に固定される固定部36と、固定部36の軸方向一端側に突出する軸部37とを有する。さらに、第1固定子4の先端は、固定部36の内周で軸方向に相対的に移動し、軸部37は、固定部36よりも小径である。
これにより、出力部材29が第1固定子4に摺接するのを回避して摺動抵抗が大きくなるのを防止するとともに、推力の出力端を小径にして推力を受ける側の自由度を高めることができる。
また、可動子3には、可動子3の軸方向一端側と他端側との間で流体を流出入させる呼吸路8が設けられている。
これにより、可動子3の軸方向一端側と他端側との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子3を円滑に軸方向に移動させることができる。
また、軸受け28と固定部36とは、軸方向に離れて可動子3に固定され、軸方向の隙間fを形成し、隙間fは呼吸路8に連通している。
これにより、固定部36の内周と呼吸路8との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子3および出力部材29の一体物を円滑に軸方向に移動させることができる。
また、軸受け28は、外周側に広がるフランジ32を有し、フランジ32が鍔部21に当たることで、可動子3の軸方向他端側への移動が規制される。
これにより、可動子3による鍔部21への当接を緩和した状態で、可動子3の移動を規制することができる。
なお、フランジ32が当たる鍔部21は第1磁性体9であるから、フランジ32の内、鍔部21に当たる当接面32bを非磁性材料とすることにより、軸受け28が鍔部21に固着して可動子3が移動不能になるのを阻止することができる。
さらに、鍔部21には、フランジ32の外周側と内周側との間で流体を流出入させる呼吸路34が設けられている。
これにより、フランジ32の外周側と内周側との間で流体を円滑に流出入させることができるので、可動子3を円滑に軸方向に移動させることができる。
〔変形例〕
リニアソレノイド1の構成は、実施例に限定されず、種々の変形例を考えることができる。
すなわち、可動子3、第1〜第3固定子4〜6、第1〜第3磁性体9〜11、第1、第2受渡構造α、β、貫通孔49、軸受け28、呼吸路8、34、出力部材29、一端側、他端側シールγ、δ、ターミナル26の引き出し構造、第3固定子6の内周径aと第2固定子5の内周径bとの大小関係、ならびに、可動子3および出力部材29の一体物の摺動支持構造等に関して様々な態様を採用することができる。
例えば、実施例のリニアソレノイド1によれば、可動子3および出力部材29の一体物の摺動支持構造は、第1固定子4により可動子3を内周側から摺動支持するものであったが、第2固定子5により可動子3を外周側から摺動支持してもよく、出力部材29を摺動支持してもよい。
また、実施例のリニアソレノイド1によれば、第1磁性体9の鍔部21に呼吸路34を設けていたが、軸受け28のフランジ32に呼吸路34を設けてもよく、鍔部21およびフランジ32の両方に呼吸路34を設けてもよい。
1 リニアソレノイド 2 コイル 3 可動子 4 第1固定子 5 第2固定子 6
第3固定子 d、e 軸方向長さ

Claims (8)

  1. コイル(2)への通電により発生する磁束を利用して、軸方向に作用する推力を出力するリニアソレノイド(1)において、
    筒状の磁性部を有し、前記コイル(2)の内周で前記コイル(2)と同軸に軸方向に可動に組み入れられる可動子(3)と、
    この可動子(3)の筒状の磁性部の内周側に配置されて前記可動子(3)に径方向に磁束を受け渡す磁性体製の第1固定子(4)と、
    筒状の磁性部であり、前記可動子(3)の外周側に配置されて前記第1固定子(4)とともに前記可動子(3)を径方向に挟み、前記可動子(3)に径方向に磁束を受け渡す第2固定子(5)と、
    この第2固定子(5)から軸方向に離間して配置され、前記可動子(3)を軸方向に磁気的に吸引する磁性体製の第3固定子(6)と、
    前記可動子(3)の内周面の内、前記第1固定子(4)の外周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さ(d)と、前記第1固定子(4)の外周面の内、前記可動子(3)の内周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さ(e)との関係であり、前記軸方向長さ(d)が前記軸方向長さ(e)よりも小さい大小関係と、
    前記可動子(3)に固定され、前記可動子(3)と一体に移動して前記推力を出力する非磁性体製の出力部材(29)とを備え、
    この出力部材(29)は、筒状の部分であって前記可動子(3)に同軸に固定される固定部(36)と、この固定部(36)において前記可動子(3)が存在する側と反対側に軸方向に突出する軸部(37)とを有し、
    前記第1固定子(4)の先端は、前記固定部(36)の内周で軸方向に相対的に移動し、前記軸部(37)は、前記固定部(36)よりも小径であることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
  2. コイル(2)への通電により発生する磁束を利用して、軸方向に作用する推力を出力するリニアソレノイド(1)において、
    筒状の磁性部を有し、前記コイル(2)の内周で前記コイル(2)と同軸に軸方向に可動に組み入れられる可動子(3)と、
    この可動子(3)の筒状の磁性部の内周側に配置されて前記可動子(3)に径方向に磁束を受け渡す磁性体製の第1固定子(4)と、
    筒状の磁性部であり、前記可動子(3)の外周側に配置されて前記第1固定子(4)とともに前記可動子(3)を径方向に挟み、前記可動子(3)に径方向に磁束を受け渡す第2固定子(5)と、
    この第2固定子(5)から軸方向に離間して配置され、前記可動子(3)を軸方向に磁気的に吸引する磁性体製の第3固定子(6)と、
    前記可動子(3)の内周面の内、前記第1固定子(4)の外周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さ(d)と、前記第1固定子(4)の外周面の内、前記可動子(3)の内周面との間で径方向に磁束を受け渡すことができる領域の軸方向長さ(e)との関係であり、前記軸方向長さ(d)が前記軸方向長さ(e)よりも小さい大小関係とを備え、
    前記可動子(3)には、前記可動子(3)の軸方向一端側と他端側との間で流体を流出入させる呼吸路(8)が設けられており、
    さらに、前記可動子(3)の内周に固定されて前記第1固定子(4)に摺接する軸受け(28)と、
    前記可動子(3)に固定され、前記可動子(3)と一体に移動して前記推力を出力する非磁性体製の出力部材(29)とを備え、
    この出力部材(29)は、前記可動子(3)に固定される筒状の固定部(36)を有し、
    前記第1固定子(4)の先端は、前記固定部(36)の内周で軸方向に相対的に移動し、
    前記軸受け(28)と前記固定部(36)とは、軸方向に離れて前記可動子(3)に固定され、軸方向の隙間(f)を形成し、
    この軸方向の隙間(f)は、前記呼吸路(8)に連通していることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
  3. 請求項1に記載のリニアソレノイド(1)において、
    前記可動子(3)には、前記可動子(3)の軸方向一端側と他端側との間で流体を流出入させる呼吸路(8)が設けられていることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
  4. 請求項3に記載のリニアソレノイド(1)において、
    前記可動子(3)の内周に固定されて前記第1固定子(4)に摺接する軸受け(28)と、
    前記可動子(3)に固定され、前記可動子(3)と一体に移動して前記推力を出力する非磁性体製の出力部材(29)とを備え、
    この出力部材(29)は、前記可動子(3)に固定される筒状の固定部(36)を有し、
    前記第1固定子(4)の先端は、前記固定部(36)の内周で軸方向に相対的に移動し、
    前記軸受け(28)と前記固定部(36)とは、軸方向に離れて前記可動子(3)に固定され、軸方向の隙間(f)を形成し、
    この軸方向の隙間(f)は、前記呼吸路(8)に連通していることを特徴とするリニア
    ソレノイド(1)。
  5. 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載のリニアソレノイド(1)において、
    前記可動子(3)の内周に固定されて前記第1固定子(4)に摺接する軸受け(28)を備え、
    この軸受け(28)の内、前記第1固定子(4)の外周面に、直接、摺接する内周面は非磁性材料からなることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
  6. 請求項1ないし請求項5の内のいずれか1つに記載のリニアソレノイド(1)において、
    前記可動子(3)の内周に固定されて前記第1固定子(4)に摺接する軸受け(28)を備え、
    この軸受け(28)は、外周側に広がるフランジ(32)を有し、
    このフランジ(32)が固定側の部材(21、33)に当たることで、前記可動子(3)の移動が規制されることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
  7. 請求項6に記載のリニアソレノイド(1)において、
    前記フランジ(32)が当たる固定側の部材(21、33)は、前記第1固定子(4)と一体に設けられる磁性部(21、33)であり、
    前記フランジ(32)の内、前記磁性部(21、33)に当たる当接面(32b)は非磁性材料からなることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
  8. 請求項7に記載のリニアソレノイド(1)において、
    前記フランジ(32)および前記磁性部(21、33)の少なくとも一方には、前記フランジ(32)の外周側と内周側との間で流体を流出入させる呼吸路(34)が設けられていることを特徴とするリニアソレノイド(1)。
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