JP2013002569A - 弁制御用電磁ソレノイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プランジャシャフトをプランジャに芯ずれ状態に固定した場合でも、プランジャシャフトがヨーク内に同芯となるように配される弁制御用電磁ソレノイド装置を提供する。
【解決手段】プランジャシャフト12をプランジャ11に芯ずれ状態に固定したとしても、連結筒部19が支持柱部18に対して強制的に位置調整され、プランジャ11が自動的に調芯されるようになる。このため、プランジャ11がヨーク7の内周面に干渉しないように、ヨーク7の内径を大きく確保しておく必要がなく、プランジャ11とヨーク7との間に存するエアギャップApの厚みが軸方向に沿って均一となり、プランジャ11の往復移動過程での電磁吸引力の差であるヒステリシスが悪化することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両搭載用部品における弁体の開度を制御するため、コイル体へ供給する通電量によりプランジャの移動量を調節する弁制御用電磁ソレノイド装置に関する。
例えば、車両用サスペンションに組み込まれたセミアクティブ・ダンパーでは、油圧ダンパーの減衰力を電磁制御式バルブで微調整することにより、路面上からの突き上げ振動を抑制し、上下の揺れが少なく、乗り心地のよい安定した車両走行を実現している。
この電磁制御式バルブとしては、油圧制御弁に適用されるリニアソレノイドバルブがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のリニアソレノイドバルブ50は、図4に示すようにソレノイド部50Aを構成し、、有底円筒状のヨーク51と貫通孔52aを有する固定コア本体52とを同芯軸に沿って長手方向Qに並べ、これらの外周面部にコイル53を巻き付けている。ヨーク51の内底部51aには、ヨーク51よりも径小な筒状の突起支持部54が長手方向Qに突出形成されている。
円柱状の可動コア56は、ヨーク51内に配されて長手方向Qに往復摺動するプランジャとして働く。可動コア56とヨーク51との間には、環状の微小間隙としてのエアギャップGpが設けられている。シャフト57は可動コア56に固定され、一端部57aが第1平軸受58を介して突起支持部54に支持され、他端部57bが貫通孔52a内で第2平軸受60に支持されている。
可動コア56には、突起支持部54を囲むように環状突起部61が形成されている。ヨーク51と環状突起部61との間には、環状空間Spとしてのクリアランスを設けている。
環状空間Spにより、コイル53の通電時にヨーク51の底部から可動コア56側へ流れる磁束の受け渡しが円滑化され、磁束の増加により可動コア56に大きな電磁吸引力が働くようにしている。
また、可動コア56の環状突起部61との境界部には、シャフト57の軸線Wに直交する圧油流通孔62が貫通形成されている。圧油流通孔62は、環状突起部61が環状空間Spに進入した際、圧油をヨーク51内で流動させる呼吸孔として働く。
特許第4566796号公報
特許文献1のリニアソレノイドバルブ50では、シャフト57を可動コア56の中心部に沿って固定し、一端部57aを第1平軸受58に支持させ、他端部57bを第2平軸受60に支持させている。
このため、シャフト57をヨーク51内で円滑に摺動させるためには、可動コア56、第1平軸受58および第2平軸受60の三部材に対するシャフト57の同芯性を高い精度で確保する必要がある。
しかしながら、可動コア56の軸長寸法Lが比較的大きいので、可動コア56に対してシャフト57が接触状態に固定される有効長Loが大きくなる。このため、シャフト57を可動コア56に同芯となるように固定するのは難しい上に、シャフト57を可動コア56に芯ずれ状態で固定した際、芯ずれの程度によってはシャフト57を第1平軸受58および第2平軸受60に正規の状態に取り付けられなくなる虞がある。
仮に、シャフト57を可動コア56に芯ずれ状態に固定し、第1平軸受58および第2平軸受60に取り付けたとしても、可動コア56がヨーク51の内周面に干渉してしまう不都合がある。この不都合を避けるためには、可動コア56がヨーク51の内周面に当たらないように、可動コア56の内径を大きく確保しておく必要がある。
この場合には、可動コア56とヨーク51との間に存するエアギャップGpの厚みが軸方向に沿って不均一となり、可動コア56の往復移動過程での電磁吸引力の差であるヒステリシスが悪化する虞がある。
また、圧油流通孔62は径小な孔部であるため、ヨーク51内に圧油の十分な流通路を確保することが困難である。
このため、鉄粉などの異物が圧油に混入してコイル53による電磁気力を受けてヨーク51の内周面に集まった場合、鉄粉などの異物をヨーク51内で流動拡散するには不十分となる。
異物の流動拡散が不十分であると、ヨーク51の内周面や第1、第2平軸受58、60に対する異物の集積や堆積が生じ、異物による汚損状態が進行する虞がある。
異物の流動拡散化を促進して耐汚損性を確保するには、圧油流通孔62や環状空間Spを径大化する必要があり、ヨーク51の径大化に伴ってソレノイド部50Aの体格が大きくなり、リニアソレノイドバルブ50自体が大型化する可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、プランジャシャフトをプランジャに芯ずれ状態に固定した場合でも、プランジャシャフトがヨーク内に同芯となるように配され、両者の間に存するエアギャップの厚みが均一になり、プランジャの往復移動過程での電磁吸引力の差であるヒステリシスが悪化せず、しかも、ヨークの体格が大きくならず、大型化を招くことなく異物の流動拡散を促して耐汚損性が向上する弁制御用電磁ソレノイド装置を提供することにある。
(請求項1について)
コイル体は、スプールに導電線を巻いて筒状に形成されている。有底筒状のヨークは、磁性体により形成されたもので、コイル体の内部に同芯となるように配置され、一端に閉塞部を有し、他端に開口部を有している。コアステータは、ヨークの開口部に閉塞部と軸方向に対向するように設けられている。支持柱部は、ヨークの内底部より中心軸に沿って所定の長さだけ突出するように形成されている。プランジャは、軸方向に貫通形成した流通路を有し、ヨーク内で軸方向に往復移動可能に配設され、コイル体へ供給する通電量に応じて、コアステータに対して接離する方向に摺動する。
プランジャシャフトの一端部は、第1軸受を介してコアステータに軸方向で摺動可能に支持され、他端部はプランジャの中心部を貫通する状態に固定されている。連結筒部は、プランジャの一端部に延出形成され、第2軸受を介して支持柱部に軸方向に沿って摺動可能となるように嵌合支持されている。接続用フランジ筒部は、ヨークの開口部に一体形成され、ヨークよりも径大に設定されている。
接続用フランジ筒部を車両用の駆動体に接続した時、駆動体から受ける駆動油の油圧とコイル体によるプランジャの磁気吸引力との均衡関係により、プランジャの先端に連結した弁体の開度を調節して駆動体を循環する油量を制御する。
請求項1では、プランジャの連結筒部を支持柱部に嵌合支持させたので、プランジャに対してプランジャシャフトが接触状態で実質的に固定される有効長が小さくなる。これにより、プランジャシャフトをプランジャに対して同芯となるように固定することが容易になる。
この場合、プランジャシャフトをプランジャに対して芯ずれ状態に固定したとしても、連結筒部を支持柱部に嵌合支持させる際に、連結筒部を支持柱部に合致させるように押し付けるので、連結筒部が強制的に位置調整され、プランジャが自動的に調芯される。
このため、プランジャがヨークの内周面に当たらないように、ヨークの内径を大きく確保しておく必要がない。
この結果、プランジャとヨークとの間に存するエアギャップの厚みが軸方向に沿って均一となり、プランジャの往復移動過程での電磁吸引力の差であるヒステリシスが悪化することがない。
また、プランジャは、軸方向に貫通形成した流通路を有しているので、圧油を流通路に流動させることにより、ヨーク内に圧油の十分な循環路を確保することができる。
これにより、圧油に混入してコイル体による電磁気力を受けてヨークの内周面に集まる鉄粉などの異物をヨーク内で流動拡散することができる。この結果、ヨークの内周面、第1軸受および第2軸受に対する異物の集積や堆積が低減し、異物による汚損状態をなくし、耐汚損性を向上させることができる。
しかも、流通路はプランジャの軸方向に沿って貫通しているので、異物の流動拡散化のために流通路を太径化しても、ヨーク自体が径大化せず、体格が大きくならず、弁制御用電磁ソレノイド装置を小型化のままに保持することができる。
(請求項2について)
プランジャシャフトの他端部は、プランジャの一端部から突出する突出部を形成し、支持柱部は、突出部と軸方向に対向する端面部に窪み部を設けている。
請求項2では、プランジャがコアステータから離れる方向に移動する時、突出部が支持柱部に近接し、窪み部内に進出して窪み部の内底部に当接するので、窪み部をプランジャのストッパとして機能させることができる。
(請求項3について)
プランジャシャフトがプランジャに接触状態に固定された時の有効長は、プランジャの軸長寸法の1/2〜1/3倍となるように設定されている。
請求項3では、プランジャシャフトの有効長がプランジャの軸長寸法よりも短尺なため、プランジャシャフトをプランジャに対して芯ずれ状態に固定しても、連結筒部が支持柱部に合致するように、円滑かつ迅速に位置調整されて、プランジャの調芯が一層容易に行われる。
(請求項4について)
駆動体は、車両用サスペンションの油圧ダンパーであるので、路面の起伏状態に起因する振動を良好に減衰し、上下の揺れが少なく、乗り心地のよい安定した車両の走行が可能となる。
弁制御用電磁ソレノイド装置の縦断面図である(実施例1)。 弁制御用電磁ソレノイド装置の縦断面図である(実施例2)。 弁制御用電磁ソレノイド装置の縦断面図である(実施例3)。 一部破断して示すリニアソレノイドバルブ縦断面図である(従来技術)。
本発明の弁制御用電磁ソレノイド装置において、プランジャの配設に伴い、プランジャシャフトがヨーク内で調芯される態様を実施例により具体化する。
〔実施例1の構成〕
図1は本発明の実施例1を示す。図1に示す弁制御用電磁ソレノイド装置1は、一般に各種のバルブの開閉を行う車両用の制御弁に駆動体として使用されるが、実施例1では車両用サスペンションの油圧ダンパー(図示せず)に適用している。
弁制御用電磁ソレノイド装置1は、図1に示すように、スプール2に導電線(銅線)を巻き付けて筒状に形成したコイル体3を備えている。コイル体3の外表面部は、樹脂によるモールド成形で包被されており、一対のターミナル4(一方のみ図示)を有するコネクタ用ソケット部5を延出形成している。コイル体3の一端部には、コイル体3と同芯となる貫通孔6aを有するプレート6が取り付けられている。
コイル体3の内部には、磁性体により形成された一端閉塞型の有底筒状のヨーク7が同芯となるように配置されている。ヨーク7の一端は閉塞部7aを有し、他端は開口部7bを有している。閉塞部7aは平坦面を形成し、閉塞部7aの外周縁部は、磁性体製のプレート6に設けられた貫通孔6aに嵌合固定されている。プレート6は、後述するように貫通孔6aの内周縁部に一体に立設した筒状体6Aを有している。
ヨーク7の開口部7bには、ヨーク7の肉厚よりも小さい厚みを有する薄肉短筒部7cが軸方向に沿って開口部7bと同芯で一体的に延出形成されている。
薄肉短筒部7cは開口部7bの内周面を肉取りすることにより形成され、薄肉短筒部7cの外周部7dはヨーク7の外周部7eと段差部7sを介して連続している。
薄肉短筒部7cは磁気飽和部(磁気遮蔽手段)として働くため、薄肉短筒部7cの厚みは、コイル体3からヨーク7に流れる磁束を実質的に遮断する程度の大きさに設定されている。
薄肉短筒部7cの外周部7dには、外周部7dからヨーク7の一部にかけて補強用の筒状カラー8が圧入により密着状態に嵌め込まれている。筒状カラー8は非磁性体製であり、薄肉短筒部7cの外周部7dとコイル体3の内周面3aとの間に配置されている。
この際、薄肉短筒部7cの外周部7dに筒状カラー8が嵌め込まれているので、ヨーク7の外周部7eとコイル体3の内周面3aとの間に環状間隙が生じる。この環状間隙にプレート6の筒状体6Aを配置することにより、磁束の流れに対して有効となるヨーク7の実質的な断面積を増加させている。
コイル体3の外部に存する接続用フランジ筒部9は、薄肉短筒部7cの先端と同芯となるように一体形成され、ヨーク7および薄肉短筒部7cよりも径大に設定されている。接続用フランジ筒部9には、コイル体3の外周部を嵌合する外筒状部7gがヨーク7と同芯となるように一体形成されている。
コアステータ10は、接続用フランジ筒部9の中央開口部9aに設けられ、外周縁部10aが薄肉短筒部7cとヨーク7との段差端部7fに間隙Gを介して対向するように配されている。
ヨーク7内には、柱状のプランジャ11が軸方向に往復移動可能に配設されており、後述する第2ブッシュ20を摺動ガイド部として摺動する。この時、プランジャ11の外周面とヨーク7の内周面との間に形成された微小な環状空間をエアギャップApとしている。
プランジャ11は、油戻り路11bを流通路として軸方向に貫通形成しており、コイル体3への通電量に応じてコアステータ10に対して接離する方向に摺動する。
プランジャシャフト12は中空に形成され、他端部12aが第1軸受としての第1ブッシュ17を介してコアステータ10の貫通孔10bで摺動可能に支持されている。プランジャシャフト12の一端部12bは、プランジャ11の中心部を貫通する状態に固定され、先端部がプランジャ11の図示右端部(一端部)から軸方向に長さLqだけ突出する突出部12Bを形成している。プランジャシャフト12は、内部を導入路12Aとし、貫通孔10bの内周に生じた環状空隙を排油路14としている。
ヨーク7の図示右端側において、支持柱部18はヨーク7と一体に設けられたもので、ヨーク7の内底部よりヨーク7と同芯で中心軸Mに沿って所定の長さL1だけ図示左方に延出している。支持柱部18はヨーク7よりも径小であり、突出部12Bと軸方向に対向する端面部に窪み部18aを設けている。
連結筒部19は、プランジャ11の一端部に同芯となるように延出形成され、第2軸受としての第2ブッシュ20を介して支持柱部18の外周部に軸方向に沿って摺動可能となるように嵌合支持されている。
なお、コアステータ10の図示右端外周部は、例えば工作機械の切削工程で形成した環状の立上辺部10cを有している。立上辺部10cは、コイル体3の通電時、電磁吸引力によりコアステータ10に近接移動するプランジャ11の他端外周部に対向するように位置する。
接続用フランジ筒部9をジョイント管部16を介して車両用サスペンションの油圧ダンパーに接続した時、車両の走行状態に応じてコンピュータの演算処理によりコイル体3への通電量を調節し、ヨーク7内のプランジャ11を軸方向に沿って往復移動させる。
これに伴い、油圧ダンパーから受ける駆動油の油圧とコイル体3によるプランジャ11の磁気吸引力との均衡関係により、プランジャシャフト12の先端に連結した弁体(図示せず)の開度を調節して油圧ダンパーを循環する油量を制御する。
この過程で、油圧ダンパーの減衰力を微調整することにより、油圧ダンパーの減衰量や減衰タイミングが調節されて、路面上からの突き上げ振動を抑制して、上下の揺れが少なく、乗り心地のよい安定した車両の走行が可能となる。
〔実施例1の効果〕
上記構成では、プランジャ11の連結筒部19を支持柱部18に嵌合支持させたので、プランジャ11の実長は軸長寸法L2に相当し、プランジャ11に対してプランジャシャフト12が接触状態で実質的に固定される有効長L3が小さくなる。
これにより、プランジャシャフト12をプランジャ11に同芯となるように固定することが容易となる。
この場合、プランジャシャフト12をプランジャ11に対して芯ずれ状態に固定したとしても、連結筒部19を支持柱部18に嵌合支持させる際に、連結筒部19を支持柱部18に合致せるように押し付けるので、連結筒部19が強制的に位置調整され、プランジャ11が自動的に調芯される。
このため、プランジャ11がヨーク7の内周面に干渉しないように、ヨーク7の内径を大きく確保しておく必要がない。
この結果、エアギャップApの厚みが軸方向に沿って均一となり、プランジャ11の往復移動過程での電磁吸引力の差であるヒステリシスが悪化することがない。
また、プランジャ11は、軸方向に貫通形成した油戻り路11bを有しているので、圧油を油戻り路11bに流動させることにより、ヨーク7内に圧油の十分な循環路を確保することができる。これにより、圧油に混入してコイル体3による電磁気力を受けてヨーク7の内周面に集まる鉄粉などの異物をヨーク7内で流動拡散することができる。この結果、ヨーク7の内周面、第1ブッシュ17および第2ブッシュ20に対する異物の集積や堆積が低減し、異物による汚損状態をなくし、耐汚損性を向上させることができる。
しかも、油戻り路11bはプランジャ11の軸方向に沿って貫通しているので、異物の流動拡散化のために油戻り路11bを太径化しても、ヨーク7自体が径大化せず、体格が大きくならず、弁制御用電磁ソレノイド装置1を小型化のままに保持することができる。
また、プランジャシャフト12の一端部12bは、プランジャ11に突出部12Bを形成し、支持柱部18は、突出部12Bに対応する窪み部18aを設けている。
このため、プランジャ11がコアステータ10から離れる方向に移動する時、突出部12Bが支持柱部18に近接し、窪み部18aの内底部18bに当接するので、窪み部18aをプランジャ11のストッパとして機能させることができる。
〔実施例2の構成〕
図2は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、ヨーク7の外底部を肉取りすることにより、凹部21を形成したことである。
〔実施例2の効果〕
凹部21を設けたことにより、ヨーク7の軽量化に寄与するとともに、車両への組付け時に凹部21が車両内の既設部材に対する位置決めの目安とすることができる。
〔実施例3の構成〕
図3は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、プランジャ11に案内路11aが中心軸方向に貫通形成されており、案内路11a内にプランジャシャフト12の一端部12bを接触状態に嵌合固定したことである。この嵌合固定により、プランジャシャフト12の導入路12Aが案内路11aと軸方向に沿って連通する。
そして、プランジャ11の案内路11aに対するプランジャシャフト12の嵌合長L4(有効長)は、プランジャ11の軸長寸法L2よりも短寸法となるように設定されている。一例として、プランジャシャフト12の嵌合長L4は、プランジャ11の軸長寸法L2の1/2〜1/3倍の大きさを有する{L4=(1/2〜1/3)×L2}。
〔実施例3の効果〕
実施例3では、プランジャシャフト12の嵌合長L4をプランジャ11の軸長寸法L2よりも短尺に設定したので、プランジャシャフト12をプランジャ11に対して芯ずれ状態に固定した際、連結筒部19が支持柱部18に合致するように、円滑かつ迅速に位置調整されて、プランジャ11の調芯が一層容易に行われる。
〔変形例〕
上記実施例3にように、プランジャシャフト12の嵌合長L4をプランジャ11の軸長寸法L2よりも短尺に設定し、プランジャシャフト12の他端部12aをプランジャ11の内部に後退させた場合や、プランジャシャフト12の他端部12aがプランジャ11の他端面と面一となるように設定した場合には、ヨーク7の閉塞部7aに設けた窪み部18aを省略してもよい。
本発明の弁制御用電磁ソレノイド装置によれば、プランジャシャフトをプランジャに芯ずれ状態に固定しても、プランジャシャフトがヨーク内に同芯となるように配され、プランジャの往復移動過程での電磁吸引力の差であるヒステリシスが悪化せず、また、大型化を招くことなく異物の流動拡散を促して耐汚損性が向上する。これらの優れた観点から車両関連事業からの需要を喚起し、部品の流通を介して機械産業に適用可能となる。
1 弁制御用電磁ソレノイド装置
2 スプール
3 コイル体
7 ヨーク
7a ヨークの閉塞部
7b ヨークの開口部
9 接続用フランジ筒部
10 コアステータ
11 プランジャ
11b 油戻り孔(流通路)
12 プランジャシャフト
12A プランジャシャフトの導入路
12B プランジャシャフトの突出部
12a プランジャシャフトの他端部
12b プランジャシャフトの一端部
17 第1ブッシュ(第1軸受)
18 支持柱部
18a 窪み部
19 連結筒部
20 第2ブッシュ(第2軸受)
Ap エアギャップ
L1 支持柱部の長さ
L2 プランジャの軸長寸法
L3 プランジャシャフトの有効長
L4 プランジャシャフトの嵌合長(有効長)
Lq 突出部の長さ
M ヨークの中心軸

Claims (4)

  1. スプールに導電線を巻いて筒状に形成したコイル体と、
    このコイル体の内部に同芯となるように配置され、一端に閉塞部を有し、他端に開口部を有するように磁性体により形成された有底筒状のヨークと、
    このヨークの前記開口部に前記閉塞部と軸方向に対向するように設けられたコアステータと、
    前記ヨークの内底部より中心軸に沿って所定の長さだけ突出するように形成された支持柱部と、
    軸方向に貫通形成した流通路を有し、前記ヨーク内で軸方向に往復移動可能に配設され、前記コイル体へ供給する通電量に応じて、前記コアステータに対して接離する方向に摺動するプランジャと、
    一端部が第1軸受を介して前記コアステータに軸方向で摺動可能に支持され、他端部が前記プランジャの中心部を貫通する状態に固定されたプランジャシャフトと、
    前記プランジャの一端部に延出形成され、第2軸受を介して前記支持柱部に軸方向に沿って摺動可能となるように嵌合支持された連結筒部と、
    前記ヨークの前記開口部に一体形成され、前記ヨークよりも径大に設定された接続用フランジ筒部とを備え、
    この接続用フランジ筒部を車両用の駆動体に接続した時、前記駆動体から受ける駆動油の油圧と前記コイル体による前記プランジャの磁気吸引力との均衡関係により、前記プランジャの先端に連結した弁体の開度を調節して前記駆動体を循環する油量を制御することを特徴とする弁制御用電磁ソレノイド装置。
  2. 前記プランジャシャフトの他端部は、前記プランジャの前記一端部から突出する突出部を形成し、前記支持柱部は、前記突出部と軸方向に対向する端面部に窪み部を設けていることを特徴とする請求項1に記載の弁制御用電磁ソレノイド装置。
  3. 前記プランジャシャフトが前記プランジャに接触状態に固定された時の有効長は、前記プランジャの軸長寸法の1/2〜1/3倍となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の弁制御用電磁ソレノイド装置。
  4. 前記駆動体は、車両用サスペンションの油圧ダンパーであることを特徴とする請求項1に記載の弁制御用電磁ソレノイド装置。
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