JP2023173951A - ソレノイドアクチュエータ - Google Patents

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博史 齋藤
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Abstract

【課題】固定子と可動子との間で効率的に磁束を受け渡すことが可能なソレノイドアクチュエータを提供する。【解決手段】ソレノイドアクチュエータ1は、コイル3と、第1ヨーク14、および、第1ヨーク14の内周側に固定される筒状ガイド30を含む第1固定子10と、コイル3の周りに第1固定子10とともに磁路4を形成するように、軸方向において第1固定子10に対向して配置される第2固定子20と、コイル3への通電によって生じる磁力により、第1固定子10の径方向内側の原位置から第2固定子20に向かって軸方向に移動するように構成された可動子50と、を備える。筒状ガイド30は、第1ヨーク14の内周面に接して設けられる磁性筒32と、磁性筒32の内周面を覆う非磁性層34と、を含む。磁性筒32と第2固定子20との間の最小距離d1は、原位置における可動子50と第2固定子20との最小距離d2よりも大きい。【選択図】図2

Description

本開示は、ソレノイドアクチュエータに関する。
従来から、コイルの周りに磁路を形成する固定子を配置し、コイルへの通電によって生じる磁力により可動子を吸引することで、可動子を軸方向に移動可能としたソレノイドアクチュエータが知られている。
例えば特許文献1には、可動子のストローク開始位置(原位置)側に設けられた第1固定子と、可動子のストローク終了位置側に設けられた第2固定子を含む電磁アクチュエータが記載されている。
特許文献1記載の電磁アクチュエータでは、可動子のストローク全長にわたってフラットな吸引特性を実現するために、可動子および第1固定子の外形が工夫されている。具体的には、可動子のストローク終了位置側への移動に伴い、第1固定子と可動子との間の空隙を狭くするようなテーパ部が可動子の外周面に設けられる。他方、第1固定子の第2固定子側の端部には、第1固定子と可動子との間の空隙を拡げるような凸状曲面が設けられる。
特開2021-174962号公報
ところで、ソレノイドアクチュエータは、コンパクト性を損なわずに高い推力を実現することが求められる。そのため、固定子と可動子との間で効率的に磁束を受け渡すことができるように、固定子や可動子の形状を改善することが望まれる。
この点、特許文献1では、フラットな吸引特性の実現を目的とした可動子および第1固定子の外形の工夫が提案されているが、固定子と可動子との間での磁束の受け渡しの効率化の観点から改善の余地が残されている。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、固定子と可動子との間で効率的に磁束を受け渡すことが可能なソレノイドアクチュエータを提供することを目的とする。
[1]本発明の幾つかの実施形態に係るソレノイドアクチュエータは、
コイルと、
第1ヨーク、および、第1ヨークの内周側に固定される筒状ガイドを含む第1固定子と、
コイルの周りに第1固定子とともに磁路を形成するように、軸方向において第1固定子に対向して配置される第2固定子と、
コイルへの通電によって生じる磁力により、第1固定子の径方向内側の原位置から第2固定子に向かって軸方向に移動するように構成された可動子と、
を備え、
筒状ガイドは、
第1ヨークの内周面に接して設けられる磁性筒と、
磁性筒の内周面を覆う非磁性層と、
を含み、
筒状ガイドの磁性筒と第2固定子との間の最小距離d1は、原位置における可動子と第2固定子との最小距離d2よりも大きい。
[2]幾つかの実施形態では、上記[1]の構成において、
筒状ガイドは、第1ヨークの先端位置を越えて第2固定子側へ軸方向に延在する。
[3]幾つかの実施形態では、上記[1]又は[2]の構成において、
可動子は、原位置において、筒状ガイドの先端位置を越えて第2固定子側へ軸方向に延在する。
[4]幾つかの実施形態では、上記[1]~[3]の何れかの構成において、
可動子の先端部は、原位置において、軸方向に関して第2固定子とオーバーラップする。
[5]幾つかの実施形態では、上記[1]~[4]の何れかの構成において、
筒状ガイドは、原位置における可動子の後端まで、または、可動子の後端を越えて第2固定子とは反対側へと軸方向に延在する。
[6]幾つかの実施形態では、上記[1]~[5]の何れかの構成において、
第1ヨークは、筒状ガイドが圧入される第1貫通穴を有し、
第1貫通穴の内壁は、
磁性筒の外周面との接触領域と、
軸方向において接触領域を挟んで第2固定子とは反対側において接触領域の隣に位置する非接触領域と、
を含み、
第1貫通穴の径は、接触領域と非接触領域とで同一である。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、原位置にある可動子と第1ヨーク又は第2固定子との間で受け渡される磁束を増大させ、原位置における可動子と第1ヨーク及び第2固定子との磁気の受け渡しを効果的に行うことが可能となる。これにより、コンパクトかつ高推力のソレノイドアクチュエータを実現できる。
一実施形態に係るソレノイドアクチュエータの構成を概略的に示す断面図である。 一実施形態に係る、固定子と可動子との間の磁束の受け渡し領域におけるソレノイドアクチュエータの詳細な構造を示す断面図であり、可動子が原位置にある状態を示す。 一実施形態に係る、固定子と可動子との間の磁束の受け渡し領域におけるソレノイドアクチュエータの詳細な構造を示す断面図であり、可動子が中間位置にある状態を示す。 一実施形態に係る、固定子と可動子との間の磁束の受け渡し領域におけるソレノイドアクチュエータの詳細な構造を示す断面図であり、可動子が最大ストローク位置にある状態を示す。 一実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、一実施形態に係るソレノイドアクチュエータの構成を概略的に示す断面図である。
図1では、ソレノイドアクチュエータの樹脂モールドの図示を省略している。また、コイル3の片側(図中の左側の部分)のみについて磁路4を示しているが、環状に設けられたコイル3の両側(図中の右側の部分)にも同様な磁路4が形成されている。
幾つかの実施形態では、図1に示すように、ソレノイドアクチュエータ1は、コイル3と、コイル3の周りに磁路4を形成するための固定子10,20と、コイル3が生成する磁力により軸方向に移動可能な可動子50と、を含む。
コイル3は、例えば銅又は銅合金等の導体により構成される線材をソレノイドアクチュエータ1の中心軸O周りに巻くことで構成される。コイル3は、全体として、中心軸Oを中心とする略環状である。コイル3には不図示のターミナルが電気的に接続されており、ターミナルを介してコイル3に電力が供給される。コイル3の通電時、可動子50を吸引するための磁力が生成される。
なお、コイル3は、不図示のボビンに収容されていてもよい。
固定子10,20は、ソレノイドアクチュエータ1の軸方向においてコイル3を挟んで両側に位置する第1固定子10および第2固定子20を含む。固定子10,20は、例えば鉄であってもよい磁性体により構成され、コイル3を取り囲むように中心軸O周りに環状に設けられる。
第1固定子10及び第2固定子20は、コイル3の内周側、かつ、後述の可動子50の外周側では、軸方向においてエアギャップ11を隔てて互いに対向するように配置される。
エアギャップ11は、可動子50を経由せずに第1固定子10から第2固定子20に直接向かう磁束流れを制限し、第1固定子10から可動子50を経由して第2固定子20に向かう磁束を効率的に流すために設けられる。
図1に示す例では、第1固定子10と第2固定子20は、コイル3の外周側に位置する当接部12において当接する。
この場合、第1固定子10と第2固定子20が、コイル3の内周側でエアギャップ11を介して対向し、かつ、コイル3の外周側の当接部12で当接した状態で、不図示の樹脂モールドによって一体的に成形されてもよい。
なお、第1固定子10と第2固定子20との当接部12の位置は特に限定されず、図1の例のように軸方向におけるコイル3の中央位置に当接部12が位置してもよいし、コイル3の中央位置とは異なる位置に当接部12が存在してもよい。
他の実施形態では、ソレノイドアクチュエータ1は第1固定子10及び第2固定子20が当接する箇所を有しない。
例えば、ソレノイドアクチュエータ1が、第1固定子10及び第2固定子20以外の1以上の他の固定子を含む場合、1以上の他の固定子は、第1固定子10と第2固定子20との間に位置し、第1固定子10及び第2固定子20とともに磁路4を形成してもよい。こうして、第1固定子10及び第2固定子の間に他の固定子が介在することで、第1固定子10及び第2固定子20が直接当接しない構成になっていてもよい。
また、第1固定子10及び第2固定子20を含む複数の固定子の間に空隙が存在してもよい。
幾つかの実施形態では、図1に示すように、第1固定子10は、第1ヨーク14と、第1ヨーク14の内周側に固定される筒状ガイド30とを含む。
第1ヨーク14の内周側に固定される筒状ガイド30は、軸方向において、第1固定子10と第2固定子20との間のエアギャップ11を隔てて第2固定子20と対向する。すなわち、筒状ガイド30の先端31は、第2固定子20の先端21に接しておらず、エアギャップ11によって隔てられている。
ここで、エアギャップ11とは、コイル3の内周側における、第1ヨーク14及び筒状ガイド30を含む第1固定子10と第2固定子20との間の最小の間隙を意味する。
筒状ガイド30は、図1に示すように、第2固定子20の先端21と少なくとも部分的にオーバーラップする径方向位置範囲に筒状ガイド30の先端31が位置するように配置されてもよい。
幾つかの実施形態では、図1に示すように、筒状ガイド30は、第1ヨーク14から第2固定子20側に先端31が突出するように配置される。すなわち、筒状ガイド30は、第1ヨーク14の先端位置を越えて第2固定子20側へ軸方向に延在する。
このように、第1ヨーク14の先端位置を越えて第2固定子20側へ筒状ガイド30を延ばすことで、筒状ガイド30(後述する磁性筒32)と可動子50との間の磁気受け渡し面積を確保しやすくなり、原位置にある可動子50と第2固定子20との間を流れる磁束を増大させることができる。
また、筒状ガイド30は、原位置における可動子50の後端51まで、または、可動子50の後端51を越えて第2固定子20とは反対側へと軸方向に延在してもよい。
図1に示す例示的な実施形態では、筒状ガイド30は、原位置における可動子50の後端51を越えて第2固定子20とは反対側へと軸方向に延在している。すなわち、筒状ガイド30の先端31とは反対側の基端33は、原位置における可動子50の後端51から第2固定子20とは反対側へ軸方向に突出している。このように、原位置における可動子50の後端51を越えて第2固定子20とは反対側まで筒状ガイド30を延ばすことで、筒状ガイド30(後述する磁性筒32)と可動子50との間の磁気受け渡し面積を確保しやすくなる。その結果、可動子50を経由する磁路4の全体としての磁気抵抗が低下し、原位置にある可動子50と第2固定子20との間を流れる磁束を増大させることができる。
第1固定子10の第1ヨーク14は、例えば鉄であってもよい磁性体によって形成され、第2固定子20とともにコイル3を取り囲むように配置される。第1ヨーク14は、コイル3の外周側で当接部12において第2固定子20と当接してもよい。
第1ヨーク14は、筒状ガイド30を受け入れるための第1貫通穴15を有する。第1貫通穴15は、ソレノイドアクチュエータ1の中心軸Oと同心の円形穴であってもよい。
第1ヨーク14の第1貫通穴15の内壁は、図1に示すように、筒状ガイド30の外周面と接触する接触領域15aと、筒状ガイド30の外周面と接触しない非接触領域15bとを含む。非接触領域15bは、軸方向において接触領域15aと隣り合う。非接触領域15bは、軸方向において、接触領域15aを挟んで第2固定子20とは反対側に位置する。
幾つかの実施形態では、第1貫通穴15の内径は、接触領域15aと非接触領域15bとで同一である。すなわち、第1貫通穴15の内壁には、第1ヨーク14に対する筒状ガイド30の軸方向位置を規制してしまう段差が設けられていない。
このため、第2固定子20に対する筒状ガイド30の軸方向の位置決めを第1貫通穴15の内壁の段差が阻害してしまうことがない。よって、第1ヨーク14への筒状ガイド30の組付けに際し、筒状ガイド30の先端31の軸方向位置の調整を適切に行うことが可能となり、エアギャップ11を高精度に管理することが容易になる。
幾つかの実施形態では、第2固定子20は、図1に示すように、第2ヨーク24と、第2ヨーク24の内周側に固定される第2円筒部材40と、を含む。
第2ヨーク24は、例えば鉄であってもよい磁性体によって形成され、第1固定子10とともにコイル3を取り囲むように配置される。第2ヨーク24は、コイル3の外周側で当接部12において第1固定子10と当接してもよい。
第2ヨーク24は、第2円筒部材40を受け入れるための第2貫通穴25を有する。第2貫通穴25は、ソレノイドアクチュエータ1の中心軸Oと同心の円形穴であってもよい。
図1に示す例示的な実施形態では、第2円筒部材40は、第1固定子10との間にエアギャップ11を形成する第2固定子20の先端21を有する。
他の実施形態では、第2固定子20全体が一体物で構成される。
図1に示す実施形態のように、第2固定子20のうちエアギャップ11に直接関係する第2円筒部材40を第2ヨーク24とは別に設けることで、第2固定子20全体が一体物で構成される場合に比べて、エアギャップ11をより高精度に管理しやすくなる。
例えば、第1ヨーク14への筒状ガイド30の組付けに際して、第2固定子20の基準面22(すなわち、第2ヨーク24のうち第1固定子10とは反対側の軸方向端面22)を基準として筒状ガイド30の先端31の位置を調整する場合について考える。この場合、第2ヨーク24の軸方向端面22に対して筒状ガイド30の先端31の軸方向位置を調整した後、第2ヨーク24への第2円筒部材40の組付けに際して第2ヨーク24の軸方向端面22に対して第2円筒部材40を軸方向に位置合わせしてもよい。それにより、エアギャップ11に実質的に影響を与えるのは、第2固定子20のうち第2円筒部材40の寸法(第2ヨーク24の基準面22からエアギャップ11までの第2円筒部材40の軸方向寸法)のみとなり、高精度なエアギャップ11を容易に形成できる。
幾つかの実施形態では、図1に示すように、第2円筒部材40は、第2ヨーク24から第1固定子10側に突出するように設けられる。
すなわち、第2円筒部材40が形成する第2固定子20の先端21は、軸方向において、第2ヨーク24の先端を越えて第1固定子10側に位置する。
ソレノイドアクチュエータには、例えばリニアソレノイドのように、電流に対する吸引力の変化がリニアな特性を持つことが望ましいものがある。このリニア特性を実現するためには、コイルへの通電時における原位置からの可動子の移動方向の下流側に配置される第2固定子の先端はエアギャップに向かって先細状とするのが有利である。
この点、上述のように、エアギャップ11を形成する第2円筒部材40を第2ヨーク24から軸方向に突出させることで、第2ヨーク24及び第2円筒部材40によって形成される第2固定子20の全体形状を前述の先細状に近づけることができる。
図1に示す例示的な実施形態では、第2ヨーク24は、エアギャップ11に向かって厚さtが減少する。すなわち、第2ヨーク24は、エアギャップ11側の先端領域に、エアギャップ11に向かって厚さtが減少する先細部26を有する。
ここで、第2ヨーク24の厚さtとは、第2ヨーク24の径方向における寸法である。
このように、エアギャップ11に近づくにつれて減少する厚さ分布を第2ヨーク24が有することで、第2円筒部材40が第2ヨーク24から第1固定子10側に突出する構成と相まって、第2固定子20の全体形状を前述の先細状により一層近づけることができる。
コイル3への通電時、上記構成の第1固定子10及び第2固定子20によりコイル3の周りに形成される磁路4に磁束が流れる。
その結果、可動子50は、第1固定子10の径方向内側の原位置から、第2固定子20側に軸方向に移動する。第2固定子20は、コイル3への通電時に軸方向に接近してくる可動子50を受け容れるためのキャビティ28を第2固定子20の径方向内側に形成する。図1に示す実施形態では、キャビティ28は、第2固定子20のうち第2円筒部材40によって画定される。
幾つかの実施形態では、可動子50は、図1に示すように、ソレノイドアクチュエータ1の出力軸であるシャフト54の端部に設けられるプランジャ52である。
プランジャ52は、シャフト54が圧入される貫通穴を有する。シャフト54は、シャフト54の軸芯とプランジャ52の軸芯とが一致するように、プランジャ52の貫通穴に圧入される。
可動子50としてのプランジャ52は、例えば鉄であってもよい磁性体により形成され、シャフト54の外周側に取り付けられる。
プランジャ52の直径は、シャフト54の直径よりも大きく、第1固定子10の筒状ガイド30の内径よりも小さい。また、プランジャ52の直径は、第2固定子20によって形成されるキャビティ28の直径よりも小さい。
コイル3が非励磁状態であるとき、不図示のスプリングによってシャフト54は矢印Bとは反対方向に付勢され、可動子50としてのプランジャ52は第1固定子10(筒状ガイド30)の径方向内側に位置する。このとき、プランジャ52は、実質的に筒状ガイド30の径方向内側に位置していればよく、プランジャ52の端部が、第1固定子10(筒状ガイド30)から第2固定子20側に突出していてもよい。
これに対し、コイル3への通電時、可動子50としてのプランジャ52は第2固定子20の径方向内側に形成されるキャビティ28に侵入する。このとき、プランジャ52は、少なくとも一部がキャビティ28内に位置していればよく、プランジャ52の残りの部分が、キャビティ28から第1固定子10側に突出していてもよい。
上記構成のプランジャ52が固定されるシャフト54は、第2固定子20を貫通してソレノイドアクチュエータ1の外部へと延びる。シャフト54は、ソレノイドアクチュエータ1の作動によって矢印Bの方向へと移動し、不図示の外部機器にソレノイドアクチュエータ1の駆動力を伝達する。
ソレノイドアクチュエータ1によって駆動される外部機器は特に限定されないが、例えば、車両のエンジンの吸気バルブや排気バルブのバルブタイミングを油圧によって制御するスプールであってもよい。
シャフト54は、軸受によって第2固定子20側に摺動可能に支持されてもよい。
図1に示す実施形態では、第2固定子20の一部を構成する第2円筒部材40のうち径方向内側の部位が軸受部53として機能し、シャフト54は第2円筒部材40の軸受部53によって摺動自在に支持される。
図2~図4は、一実施形態に係る、固定子と可動子との間の磁束の受け渡し領域におけるソレノイドアクチュエータの詳細な構造を示す断面図である。
なお、図2は、原位置に可動子50が存在するコイル3の非励磁状態を示している。ここで、可動子50の原位置は、可動子50の端面の位置座標Xを用いてX=0として表され、ソレノイドアクチュエータ1のストローク量がゼロであるストローク開始位置と言い換えることができる。
これに対し、図3は、原位置を基準としてストローク量X1だけ可動子50が移動した状態を示し、可動子50の端面の位置座標Xは中間位置X1である。同様に、図4は、原位置を基準として最大ストローク量X2だけ可動子50が移動した状態を示し、可動子50の端面の位置座標Xは最大ストローク位置X2(>X1)である。
幾つかの実施形態では、図2~図4に示すように、筒状ガイド30は、第1ヨーク14の第1貫通穴15の内壁に接触する外周面を有する磁性筒32と、磁性筒32の内周面に形成される非磁性層34と、を含む。
磁性筒32は、例えば鉄であってもよい磁性体により構成され、エアギャップ11を隔てて第2固定子20と対向する。すなわち、第1ヨーク14及び筒状ガイド30を含む第1固定子10の磁性体部分のうち磁性筒32が、第2固定子20の先端21に最も近接して配置される。
径方向における磁性筒32の位置範囲は、磁性筒32との間にエアギャップ11を形成する第2固定子20の先端21の径方向の位置範囲と少なくとも部分的にオーバーラップしていてもよい。
筒状ガイド30の非磁性層34は、可動子50の外周面に対向するように磁性筒32の内周面に設けられる。
これにより、筒状ガイド30は、非磁性層34に可動子50を摺接させることで可動子50を軸方向に案内することができる。
なお、非磁性層34は、例えば、銅やPTFE(polytetrafluoroethylene)等の低摩擦材料によって構成してもよい。非磁性層34は、例えば、焼結や含浸等の施工方法によって筒状ガイド30の内面に成膜されてもよい。例示的な実施形態では、非磁性層34は、焼結により形成される銅合金の多孔質層にPTFEを含む樹脂材を含浸することで形成される。
一般に、可動子の径方向位置を拘束して可動子を軸方向に案内するガイド(軸受)は、ヨークと可動子との間の径方向の磁気ギャップとは別の場所に設けられる。この場合、可動子の径方向位置を規制するガイドに対してヨークの軸心が偏芯していると、可動子と可動子の外周側のヨークとの間の磁気ギャップもその影響を受ける。このため、ガイド(軸受)に対するヨークの軸ずれの影響を考慮して、可動子と可動子の外周側のヨークとの間に比較広い磁気ギャップを確保する必要がある。
この点、図2~図4に示す実施形態のように、非磁性層34によって可動子50を軸方向に案内するガイド機能を実現可能な筒状ガイド30を第1ヨーク14の内周側に固定すれば、筒状ガイド30に対する第1ヨーク14の軸ずれの影響を実質的に無くすことができる。このため、筒状ガイド30と可動子50との間に確保すべき径方向隙間trは、可動子50の組付けが可能な程度の大きさで足りる。その結果、第1固定子10と可動子50との間の磁気ギャップを減少させ、第1固定子10から可動子50に向かう磁束を増大させることができる。
なお、この場合における第1固定子10と可動子50との間の磁気ギャップとは、上述の径方向隙間trと、非磁性層34の厚さとの合計である。
図2に示すように、筒状ガイド30の磁性筒32と第2固定子20(第2円筒部材40)との間の最小距離d1は、原位置における可動子50と第2固定子20(第2円筒部材40)との最小距離d2よりも大きい。
このように、d1>d2の関係を満たすことで、磁性筒32と第2固定子20とのギャップにおける磁気抵抗が、原位置にある可動子50と第2固定子20との間のギャップにおける磁気抵抗よりも大きくなる。その結果、原位置にある可動子50と第2固定子20との間を流れる磁束を増大させることができる。
なお、従来、環状の可動子を内周側からガイドを介してヨークに支持する構成も提案されている。この点、ソレノイドアクチュエータ1では、可動子50の径方向外側に筒状ガイド30が位置するので、上述した従来の提案構造に比べて、筒状ガイド30の磁性筒32と可動子50との間の環状の磁気ギャップの面積を大きく確保できる。これは、磁気ギャップの面積が、磁気ギャップの周長と軸方向長さとの積で表されるところ、磁気ギャップが径方向外側に形成される場合に磁気ギャップの周長が相対的に大きくなるためである。こうして、磁性筒32と可動子50との間の磁気受け渡し面積(磁気ギャップの面積)が増加することで、磁路4の全体としての磁気抵抗が低下し、原位置にある可動子50と第2固定子20との間を流れる磁束も増大させることができる。
よって、原位置における可動子50と第1固定子10及び第2固定子20との磁気の受け渡し(図2の矢印参照)を効果的に行うことが可能となり、コンパクトかつ高推力のソレノイドアクチュエータ1を実現できる。
ここで、磁性筒32と可動子50との間の磁気受け渡し面積の増大のためには、筒状ガイド30は可能な限り長くすることが有利である。他方、原位置における可動子50を通過する磁束を確保するためには、上述したd1>d2の関係が成立するように筒状ガイド30の先端位置に制約を課すことが望ましい。
この点、図1を参照して上述した実施形態のように、第1ヨーク14の第1貫通穴15の内壁のうち筒状ガイド30(磁性筒32)の外周面との接触領域15aと非接触領域15bとで第1貫通穴15の径を同一にすることで、筒状ガイド30の先端31の位置を高精度に調整することが可能となる。よって、d1>d2の関係を満たす限度で、筒状ガイド30を十分に長くすることができ、磁性筒32と可動子50との間の磁気受け渡し面積の確保と、原位置における可動子50を通過する磁束の増大とを両立できる。
幾つかの実施形態では、図2~図4に示すように、筒状ガイド30は、第1ヨーク14の先端位置X_yokeを越えて第2固定子20側へ軸方向に延在する。筒状ガイド30の磁性筒32と第2固定子20(第2円筒部材40)との間の最小距離d1は、第1ヨーク14と第2固定子20(第2円筒部材40)との間の最小距離d3よりも小さくてもよい。
第1ヨーク14の先端位置Xを越えて第2固定子20側へ筒状ガイド30を延ばすことで、筒状ガイド30の磁性筒32と可動子50との間の磁気受け渡し面積を確保しやすくなり、原位置にある可動子50と第2固定子20との間を流れる磁束を増大させることができる。
他方、筒状ガイド30の先端を第2固定子20に近づけ過ぎると、可動子50を経由せずに磁性筒32と第2固定子20との間を流れる磁束が増大し、結果的に可動子50と第2固定子20との間における磁束が減少してしまうおそれがある。この点、上述したd1>d2の関係を満たすように筒状ガイド30(磁性筒32)の先端位置について制限を課すことで、原位置にある可動子50と第2固定子20との間を流れる磁束を十分に確保できる。
幾つかの実施形態では、原位置(X=0)における可動子50(プランジャ52)は、筒状ガイド30の先端31の位置を越えて第2固定子20側へ軸方向に延在する。すなわち、原位置における可動子50の先端部は、筒状ガイド30から第2固定子20側へ軸方向に突出している。
これにより、磁性筒32と第2固定子20との間の最小距離d1よりも、可動子50と第2固定子20との最小距離d2が小さいという上述の関係(d1>d2)を成立させやすくなる。
図2に示す例示的な実施形態では、原位置(X=0)における可動子50の先端部は、軸方向に関して第2固定子20とオーバーラップする。すなわち、原位置(X=0)における可動子50の先端部は、第2固定子20(第2円筒部材40)によって画定されるキャビティ28内に侵入している。
これにより、磁性筒32と第2固定子20との間の最小距離d1よりも、可動子50と第2固定子20との最小距離d2が小さいという上述の関係(d1>d2)をより一層成立させやすくなる。
図2~図4に示す例示的な実施形態では、可動子50(プランジャ52)の外周面は、基準点55よりも先端側において、先端に向って外径が減少するテーパ状であるテーパ面56を含む。
可動子50が原位置X0にあるとき、可動子50の外周面のうちテーパ状となる先端領域(テーパ面56)の境界を示す基準点55は筒状ガイド30の径方向内側に位置し、原位置における可動子50と第2固定子20との最小距離d2は、図2に示すように、可動子50の先端面57の外周縁と第2円筒部材40との間の距離である。
可動子50が中間位置X1にあるとき、可動子50の外周面上の基準点55の軸方向位置は、筒状ガイド30の先端位置と略一致しており、可動子50と第2固定子20との最小距離d2’は、図3に示すように、第2円筒部材40と可動子50のテーパ面56との間の距離である。
可動子50が最大ストローク位置X2にあるとき、可動子50の外周面のうちテーパ状となる先端領域の境界を示す基準点55は第2固定子20(第2円筒部材40)が形成するキャビティ28内に存在する。このとき、可動子50と第2固定子20との最小距離d2’’は、図4に示すように、可動子50の外周面のうち基準点55よりも後方の領域と第2円筒部材40との間の距離である。
なお、可動子50と第2固定子20との最小距離は、可動子50のストローク量の増加に伴い減少し、d2>d2’>d2’’の関係が成立する。
可動子50が原位置(X=0)にあるとき、図2に示すように、可動子50と第2円筒部材40との間の磁気受け渡し面積は、筒状ガイド30と可動子50との間の磁気受け渡し面積に比べて小さい。さらに、可動子50と第2円筒部材40との間の磁気ギャップ(距離d2)は、筒状ガイド30と可動子50との間の磁気ギャップ(径方向隙間tr及び非磁性層34の厚さの合計)よりも大きい。このため、可動子50が原位置(X=0)にあるとき、磁路全体の磁気抵抗のうち大部分を占める可動子50と第2円筒部材40との間の磁気ギャップが磁路を流れる磁束を制限しており、コイル3への通電時に磁路を流れる磁束は相対的に少ない。
可動子50が中間位置X1まで移動すると、図2に示した原位置(X=0)の場合に比べて、可動子50のキャビティ28への侵入長さが増えることから、可動子50と第2固定子20(第2円筒部材40)との間の磁気受け渡し面積は増加し、磁路4を流れる磁束は増加する。なお、図2に示した原位置(X=0)の場合に比べて、筒状ガイド30と可動子50との軸方向のオーバーラップ長さの減少に起因して筒状ガイド30と可動子50との間の磁気受け渡し面積は減少する。しかし、上述のとおり、原位置(X=0)において磁路全体の磁気抵抗の大部分を占めていた可動子50と第2円筒部材40との間の磁気ギャップの磁気抵抗が低下するから、磁路4を流れる磁束は全体として増加する。
可動子50が最大ストローク位置X2まで移動すると、図3に示した中間位置X1の場合に比べて、可動子50のキャビティ28への侵入長さがさらに増えることから、可動子50と第2固定子20(第2円筒部材40)との間の磁気受け渡し面積は増加し、磁路4を流れる磁束はさらに増加する。
ここで、可動子50が原位置(X=0)から最大ストローク位置(X=X2)に向かって移動するにつれて、キャビティ28への可動子50の侵入長さが増大する。このため、可動子50のストローク量の増加に伴い、可動子50から第2固定子20(第2円筒部材40)に向かう磁束ベクトルの径方向成分が増加して軸方向成分が減少し、ソレノイドアクチュエータの推力が低下してしまう場合がある。
この点、上述したように、図2~図4に示した実施形態では、可動子50(プランジャ52)の外周面にはテーパ面56が形成されているため、ストローク量の増加に伴い、可動子50の外周面が第2固定子20(第2円筒部材40)の内周面に近づく。その結果、推力の低下を抑制することができる。
続いて、ソレノイドアクチュエータ1の具体的な構造例に関して図5を参照して説明する。
なお、以下では、図1~図4を参照して上述した特徴については説明を省略する。
図5は、一実施形態に係るソレノイドアクチュエータを示す断面図である。
同図に示すように、ソレノイドアクチュエータ1は、コイル3と、第1固定子10及び第2固定子20と、可動子50(プランジャ52)とを含む。
コイル3は、銅又は銅合金等の導体により構成される線材をボビン60に巻き回して形成される。ボビン60は、第1固定子10及び第2固定子20に実質的に囲まれる。しかし、第1固定子10(第1ヨーク14)には一部の周方向範囲において切欠きが設けられており、第1ヨーク14の切欠きにおいてボビン60のターミナル保持部62が露出する。ボビン60のターミナル保持部62は、ターミナル64の基端部が埋設される。ターミナル64は、ボビン60の内部においてコイル3を構成する線材と電気的に接続される。
また、ソレノイドアクチュエータ1では、コイル3及びボビン60と、第1固定子10及び第2固定子20とが、樹脂モールド70に一体的に成形されて、樹脂モールド70に埋設される。なお、ターミナル64は、ボビン60のターミナル保持部62から樹脂モールド70を貫通し、樹脂モールド70に設けられた凹部72に突出しており、凹部72に嵌合する外部端子と電気的に接続可能となっている。
なお、樹脂モールド70は、原位置にある可動子50(プランジャ52)の後端51に接触する凸部(不図示)を有していてもよい。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 ソレノイドアクチュエータ
3 コイル
4 磁路
10 第1固定子
11 エアギャップ
14 第1ヨーク
20 第2固定子
24 第2ヨーク
26 先細部
28 キャビティ
30 筒状ガイド
32 磁性筒
34 非磁性層
40 第2円筒部材
50 可動子
X0 原位置

Claims (6)

  1. コイルと、
    第1ヨーク、および、前記第1ヨークの内周側に固定される筒状ガイドを含む第1固定子と、
    前記コイルの周りに前記第1固定子とともに磁路を形成するように、軸方向において前記第1固定子に対向して配置される第2固定子と、
    前記コイルへの通電によって生じる磁力により、前記第1固定子の径方向内側の原位置から前記第2固定子に向かって前記軸方向に移動するように構成された可動子と、
    を備え、
    前記筒状ガイドは、
    前記第1ヨークの内周面に接して設けられる磁性筒と、
    前記磁性筒の内周面を覆う非磁性層と、
    を含み、
    前記筒状ガイドの前記磁性筒と前記第2固定子との間の最小距離d1は、前記原位置における前記可動子と前記第2固定子との最小距離d2よりも大きい
    ソレノイドアクチュエータ。
  2. 前記筒状ガイドは、前記第1ヨークの先端位置を越えて前記第2固定子側へ前記軸方向に延在する
    請求項1に記載のソレノイドアクチュエータ。
  3. 前記可動子は、前記原位置において、前記筒状ガイドの先端位置を越えて前記第2固定子側へ前記軸方向に延在する
    請求項1又は2に記載のソレノイドアクチュエータ。
  4. 前記可動子の先端部は、前記原位置において、前記軸方向に関して前記第2固定子とオーバーラップする
    請求項1又は2に記載のソレノイドアクチュエータ。
  5. 前記筒状ガイドは、前記原位置における前記可動子の後端まで、または、前記可動子の前記後端を越えて前記第2固定子とは反対側へと前記軸方向に延在する
    請求項1又は2に記載のソレノイドアクチュエータ。
  6. 前記第1ヨークは、前記筒状ガイドが圧入される第1貫通穴を有し、
    前記第1貫通穴の内壁は、
    前記磁性筒の外周面との接触領域と、
    前記軸方向において前記接触領域を挟んで前記第2固定子とは反対側において前記接触領域の隣に位置する非接触領域と、
    を含み、
    前記第1貫通穴の径は、前記接触領域と前記非接触領域とで同一である
    請求項1又は2に記載のソレノイドアクチュエータ。
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