JP5720639B2 - リニアソレノイド - Google Patents

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Description

本発明は、リニアソレノイドに関する。
固定子のコイルに通電するとき発生する磁界により可動子コアを直線移動させるリニアソレノイドが知られている。特許文献1に開示されたリニアソレノイドでは、可動子コアは、第1固定子コアと第2固定子コアとの間でシャフトに固定されている。第1固定子コアおよび第2固定子コアは、一対の金属製のヨークにより軸方向に挟み込まれている。シャフトは、第2固定子コア側の原位置と第1固定子コア側のフルストローク位置との間で軸方向に往復移動可能であり、原位置に位置するとき一方のヨークに当接する。特許文献1では、リニアソレノイドは、エンジンのバルブタイミング調整装置の油圧切換弁の駆動部として用いられている。
特開2011‐222799号公報
ところで、可動子コアに磁気吸引力が作用していないとき、あるいは可動子コアに作用する磁気吸引力が比較的弱いとき、シャフトは、外力または振動により原位置に移動することでヨークに衝突し、金属衝突音が発生するという問題がある。特許文献1のようにエンジンのバルブタイミング調整装置に用いられたリニアソレノイドの場合、例えばエンジンのクランキング時およびバルブタイミング調整装置の油圧切換弁のクリーニング動作時などに上記金属衝突音が発生する。特に、エンジン負荷が小さいときに油圧切換弁のクリーニング動作が行われる場合、エンジン等の作動音が小さく相対的に静かであるため、上記衝突音がよく聞こえる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シャフトが原位置に移動するときに発生する衝突音を低減可能なリニアソレノイドを提供することである。
本発明によるリニアソレノイドは、コイルの径内方向で相互間にエアギャップを隔てるように配置された第1固定子コアおよび第2固定子コアと、第1固定子コアと第2固定子コアとを互いに磁気的につないでいるヨークと、ヨークをモールドしているハウジングと、第1固定子コアおよび第2固定子コアにより軸方向に移動可能に支持されたシャフトおよび可動子コアとを備えている。
ークの底部は、シャフトのうち底部側の端面の軸方向への投影を全て含むように軸方向に貫通している通孔を有する。さらに、リニアソレノイドは、ヨークの底部に対し第2固定子コアとは反対側に位置し、ハウジングの一部であり、上記通孔内に突き出し且つシャフトが当接可能な突起を形成している樹脂製のストッパ手段を備える。
したがって、可動子コアに磁気吸引力が作用していないとき、あるいは可動子コアに作用する磁気吸引力が比較的弱いとき、シャフトは、外力または振動により原位置に移動すると樹脂製のストッパ手段に当接する。そのため、シャフトが金属製のヨークに当接するときのような金属衝突音が発生せず、衝突音を低減可能である。
本発明の第1実施形態によるリニアソレノイドが適用されたバルブタイミング調整装置の概略構成を説明する図である。 図1のリニアソレノイドを示す断面図であって、シャフトが原位置に位置している状態を示す。 図1のリニアソレノイドを示す断面図であって、シャフトがフルストローク位置に位置している状態を示す。 本発明の第2実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。 本発明の第3実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。 本発明の第4実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。 本発明の第5実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。 本発明の第6実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。 本発明の第7実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。 本発明の第8実施形態によるリニアソレノイドを示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるリニアソレノイドが適用されたバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置100は、図示しない内燃機関のクランクシャフトと一体に回転するケース101内の油圧室102に作動油を供給することで、カムシャフト103と一体に回転するベーンロータ104を相対回動させ、図示しない吸排気バルブの開閉タイミングを調整する。油圧室102には、オイルパン105からオイルポンプ106により汲み上げられた作動油が油圧切換弁107を通じて供給される。油圧切換弁107のスプール108は、スリーブ109内で軸方向に往復移動可能に設けられ、スプリング110により軸方向の一方側に付勢されている。リニアソレノイド1は、スプール108をスプリング110の付勢力に抗して軸方向の他方側に駆動する駆動部として用いられている。
先ず、リニアソレノイド1の概略構成を図2および図3に基づき説明する。
リニアソレノイド1は、コイル部10、ヨーク15、ハウジング20、第1固定子コア25、第2固定子コア30、シャフト35、可動子コア40およびカラー45などを備えている。
コイル部10は、筒状のボビン11と、ボビン11に巻回された電線からなる環状のコイル12とから構成されている。
ヨーク15は、磁性材料からなり、コイル部10の径外方向に位置する筒部16と、筒部16の一端部に一体に形成されている底部17とを有している。
ハウジング20は、コイル部10およびヨーク15をモールドしている樹脂部材である。ハウジング20は、コイル12に電気的に接続するターミナルを内包しているコネクタ部21と、例えば図示しないエンジンカバーなどに取り付けるときに用いられる取付部22とを形成している。
第1固定子コア25は、磁性材料からなり、コイル12の軸心方向の一方すなわち筒部16の他端部側に位置している。第1固定子コア25は、ヨーク15の底部17側に突き出す第1環状突起28を形成しており、径外端部がヨーク15の筒部16に固定されている。
第2固定子コア30は、磁性材料からなり、コイル12の軸心方向の他方すなわち筒部16の一端部側に位置している。第2固定子コア30は、軸方向でヨーク15の底部17に当接し、また第1固定子コア25の第1環状突起28との間にエアギャップ47を隔てるように当該第1環状突起28側に突き出す第2環状突起33を形成している。第1固定子コア25および第2固定子コア30は、ヨーク15により磁気的につながれている。
シャフト35は、エアギャップ47の径内方向で第1固定子コア25と第2固定子コア30とにより支持され、第2固定子コア30側の原位置と第1固定子コア25側のフルストローク位置との間で軸方向に往復移動可能である。図2は、シャフト35が原位置に位置している状態を示し、図3は、シャフト35がフルストローク位置に位置している状態を示す。
可動子コア40は、磁性材料からなり、第1固定子コア25と第2固定子コア30との間に位置し、シャフト35に固定されている。シャフト35が原位置に位置しているとき、可動子コア40は、エアギャップ47に対し第2固定子コア30側に位置する。シャフト35がフルストローク位置に位置しているとき、可動子コア40は、軸方向で第1環状突起28と第2環状突起33とを跨ぐようにエアギャップ47の径内方向に位置し、第1環状突起28と第2環状突起33とを磁気的にバイパスする。
カラー45は、第1固定子コア25と第2固定子コア30との間に位置する筒状部材である。カラー45は、非磁性材料からなり、一端部が第1環状突起28に圧入され、他端部が第2環状突起33に圧入されている。カラー45は、第1固定子コア25と第2固定子コア30との軸方向および径方向の相対移動を禁止している。
次に、リニアソレノイド1の特徴構成を図2〜図3に基づき説明する。
第2固定子コア30は、シャフト35を支持している軸受部31と、軸受部31の径外方向に位置している筒状の磁気伝達部32と、磁気伝達部32のうち底部17側の端部の径内部36と軸受部31とを連結している連結部34とを有し、一部材で構成されている。磁気伝達部32は、第1環状突起28との間にエアギャップ47を隔てるように当該第1環状突起28側に突き出す第2環状突起33を形成している。
ヨーク15の底部17は、第2固定子コア30の連結部34が挿入されている凹部18と、シャフト35のうち底部17側の端面の軸方向への投影を全て含むように軸方向に貫通している通孔19とを有する。通孔19は、シャフト35と同軸上に位置し、凹部18の底壁を貫通しており、内径が凹部18の内径よりも小さく且つシャフト35よりも大きい。また、ヨーク15の底部17は、第1固定子コア25との間でカラー45および第2固定子コア30の磁気伝達部32を軸方向に挟み込んでいる。第2固定子コア30の磁気伝達部32は、ヨーク15の底部17のうち凹部18の縁部に軸方向で当接している。ヨーク15の底部17は、第2固定子コア30の磁気伝達部32との間で軸方向に磁気伝達可能である。
ハウジング20は、ヨーク15の筒部16をモールドしている筒部23と、ヨーク15の底部17をモールドしている底部24とを有する。ハウジング20の底部24は、ヨーク15の底部17に対し第2固定子コア30とは反対側に位置し、シャフト35が当接可能なストッパ手段として機能する。底部24は、通孔19内に突き出す突起48を形成している。突起48は、外径が通孔19の内径と同じであり、シャフト35と同軸上に位置している。突起48の径外面は、通孔19の内面に密着している。
次に、リニアソレノイド1の作動を図1〜図3に基づき説明する。
バルブタイミング調整装置100の油圧室102に作動油を供給するとき、コイル12は通電される。通電によりコイル12まわりで発生する磁束は、第1固定子コア25、ヨーク15、第2固定子コア30および可動子コア40から構成される磁気回路を通る。第1固定子コア25とヨーク15との間の磁束伝達は径方向で行われ、ヨーク15と第2固定子コア30との間の磁束伝達は軸方向で行われる。このとき、可動子コア40は、磁束の量に応じて発生する総磁気吸引力によりスプリング110の付勢力に抗してシャフト35をフルストローク位置側に移動させる。
バルブタイミング調整装置100の油圧室102に作動油を供給しないとき、コイル12は非通電とされる。このとき、シャフト35は、例えば油圧切換弁107のスプリング110の付勢力などの外力、または、振動により、ハウジング20の突起48に当接するように原位置に移動させられる。
以上説明したように、第1実施形態によるリニアソレノイド1では、ヨーク15の底部17は、シャフト35のうち底部17側の端面の軸方向への投影を全て含むように軸方向に貫通し、内径がシャフト35の外径よりも大きい通孔19を有する。また、樹脂製のハウジング20の底部24は、ヨーク15の底部17に対し第2固定子コア30とは反対側に位置し、シャフト35が当接可能なストッパ手段として機能する。
したがって、例えばエンジンのクランキング時またはバルブタイミング調整装置100の油圧切換弁107のクリーニング動作時などにおいて、シャフト35は、外力または振動により原位置に移動すると樹脂製のハウジング20の突起48に当接する。そのため、シャフト35が金属製のヨークに当接するときのような金属衝突音が発生せず、衝突音を低減可能である。
また、第1実施形態では、ハウジング20の底部24は、通孔19内に突き出す突起48を形成している。
したがって、シャフト35が突起48に当接するときの衝撃力がヨーク15にも吸収されるので、ハウジング20のうちシャフト35が当接する部分の強度を高めることができる。
また、第1実施形態では、ヨーク15の底部17は、第2固定子コア30の連結部34が挿入されている凹部18を有する。通孔19は、凹部18の底を貫通している。
したがって、第2固定子コア30がヨーク15の凹部18に挿入された分だけ可動子コア40の磁気伝達部42の軸方向長さを長くすることができる。そのため、可動子コア40のストロークの後半において、可動子コア40と第2固定子コア30の磁気伝達部32との軸方向の重なり量が大きくなり、可動子コア40と第2固定子コア30の磁気伝達部32との間で伝達される磁束の密度の増加が抑制されるので、軸方向で第2固定子コア30側に引っ張る磁気吸引力の急激な増大を防止可能である。それ故、体格を大きくすることなく、ストローク変化による総磁気吸引力の変動を抑制可能である。さらに、有底穴である凹部18をプレス加工で成形するとき、通孔19を利用して肉抜きができるので、ヨーク15を比較的容易に製造することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるリニアソレノイドを図4に基づき説明する。
リニアソレノイド50では、ヨーク51の底部52は、第2固定子コア53の連結部54のうち底部52側の端面の軸方向への投影を全て含むように軸方向に貫通している通孔56を有する。通孔56の内径は連結部54の外径よりも大きく、通孔19には連結部54が挿入されている。
ハウジング57の底部58は、ヨーク51の底部52に対し第2固定子コア53とは反対側に位置し、シャフト55が当接可能なストッパ手段として機能する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第2実施形態では、通孔56は貫通しているので、ヨーク51を比較的容易に製造することができる。
また可動子コア40と第2固定子コア30の磁気伝達部32との軸方向の重なり量をさらに大きくすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるリニアソレノイドを図5に基づき説明する。
リニアソレノイド60では、ヨーク61の底部62は、シャフト63のうち底部62側の端面の軸方向への投影を全て含むように軸方向に貫通している通孔64を有する。通孔64の内径は、シャフト63の外径よりも大きい。
ハウジング65の底部66は、ヨーク61の底部62に対し第2固定子コア67とは反対側に位置し、シャフト63が当接可能なストッパ手段として機能する。底部66は、通孔64内に突き出す突起68を形成している。突起68の外径は通孔64の内径と同じであり、突起68はシャフト63と同軸上に位置している。
第3実施形態では、第1実施形態と同様に、シャフト63の衝突音を低減可能であるという効果、および、ハウジング65のうちシャフト63が当接する部分の強度が高まるという効果を奏する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるリニアソレノイドを図6に基づき説明する。
リニアソレノイド70では、シャフト71は、突起68との対向面に開口している第1有底穴72を有する。
第4実施形態では、第3実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第4実施形態では、シャフト71が原位置に押し戻されるとき、第1有底穴72内の空気もしくは油が外部に押し出されるのに抵抗することで生じる圧力によるスクイズ効果によって、シャフト71の突起68への衝撃力が弱められるので、衝突音を一層低減可能である。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるリニアソレノイドを図7に基づき説明する。
リニアソレノイド75では、ハウジング65の突起68は、シャフト63との当接面に当該シャフト63の外径よりも小さい第2有底穴76を有している。
第5実施形態では、第4実施形態と同様に、シャフト63が原位置に押し戻されるとき、第2有底穴76内の空気もしくは油が外部に押し出されるのに抵抗することで生じる圧力によるスクイズ効果によって、シャフト63の突起68への衝撃力が弱められるので、衝突音を一層低減可能である。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態によるリニアソレノイドを図8に基づき説明する。
リニアソレノイド80では、ハウジング65の突起68は、シャフト63側に突き出すとともに当該シャフト63が挿入可能な筒状突起81を形成している。
第6実施形態では、第4実施形態と同様に、シャフト63が原位置に押し戻されるとき、筒状突起81内の空気もしくは油が外部に押し出されるのに抵抗することで生じる圧力によるスクイズ効果によって、シャフト63の突起68への衝撃力が弱められるので、衝突音を一層低減可能である。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態によるリニアソレノイドを図9に基づき説明する。
リニアソレノイド85では、ヨーク61の底部62は、突起68のシャフト63との当接面86に対しシャフト63とは反対側で通孔64内に突き出す環状突起87を形成している。
第7実施形態では、第3実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第7実施形態では、シャフト63が突起68に当接するときの衝撃力を金属製の環状突起86で受けるので、ハウジング65のうちシャフト63が当接する部分の強度を高めることができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態によるリニアソレノイドを図10に基づき説明する。
リニアソレノイド90では、ヨーク61の底部62は、突起68のシャフト63との当接面91に対しシャフト63とは反対側で通孔64内に突き出す環状突起92を形成している。環状突起92は、内径がシャフト63の外径よりも小さい。
第8実施形態では、第7実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第8実施形態では、環状突起92とシャフト63とが軸方向で重なっており、シャフト63が突起68に当接するときの衝撃力を環状突起86で受ける能力が高いので、ハウジング65のうちシャフト63が当接する部分の強度を第7実施形態よりもさらに高めることができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、第1固定子コアとヨークとの固定は、かしめに限らず、例えば圧入などにより為されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子コアとヨークとの間の磁束伝達が軸方向で行われてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子コアは、ヨークの筒部内に嵌合していなくてもよい。第1固定子コアがヨークの筒部内に嵌合しない場合、第1固定子コアとヨークとの固定は、例えば巻きかしめ等で為されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子コアは、軸受部と固定部とが別体で構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第2固定子コアとヨークとの間の磁束伝達が径方向で行われてもよい。この場合、第2固定子コアおよびヨークは圧入などによって固定されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子コアおよび第2固定子コアの一方または両方は、環状突起を形成しなくてもよい。要するに、第1固定子コアおよび第2固定子コアは、両者の間にエアギャップが形成されるように設けられればよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子コア、第2固定子コアおよびヨークは、横断面形状が円形でなくてもよいし、周方向の一部に切り欠き等が形成されていてもよい。
本発明の他の実施形態では、カラーは筒状でなくてもよい。カラーは、第1固定子コアと第2固定子コアとが互いに接近する方向に相対移動することを抑制するものであれば、例えば棒状または板状であってもよい。
本発明の他の実施形態では、カラーは、第1固定子コアおよび第2固定子コアに圧入ではなく嵌合されてもよい。これにより、カラーは、第1固定子コア、第2固定子コア、シャフトおよび可動子コアを一体に組み付けなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、リニアソレノイドは、バルブタイミング調整装置の油圧切換弁の駆動部に限らず、往復移動可能な被駆動部材を有する種々の機能品の駆動部として適用可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1、50、60、70、75、80、85・・・リニアソレノイド
12・・・コイル
15、51、61・・・ヨーク
16・・・筒部
17、52、62・・・底部
19、56、64・・・通孔
24、66・・・ストッパ手段
25・・・第1固定子コア
30、53、67・・・第2固定子コア
35、55、63、71・・・シャフト
40・・・可動子コア
47・・・エアギャップ

Claims (8)

  1. 環状のコイル(12)と、
    前記コイルの軸心方向の一方に位置している第1固定子コア(25)と、
    前記コイルの軸心方向の他方で前記第1固定子コアとの間にエアギャップ(47)を隔てるように配置されている第2固定子コア(30、53、67)と、
    前記コイルの径外方向に位置する筒部(16)、および、前記筒部のうち前記第2固定子コア側の端部に一体に形成されている底部(17、52、62)を有し、前記第1固定子コアと前記第2固定子コアとを磁気的につないでいるヨーク(15、51、61)と、
    前記ヨークをモールドしているハウジング(20、65)と、
    前記エアギャップの径内方向で前記第1固定子コアと前記第2固定子コアとにより支持され、前記第2固定子コア側の原位置と前記第1固定子コア側のフルストローク位置との間で軸方向に往復移動可能なシャフト(35、55、63、71)と、
    前記第1固定子コアと前記第2固定子コアとの間で前記シャフトに固定され、前記コイルが通電されると前記第1固定子コアと前記第2固定子コアとを磁気的にバイパスするように前記エアギャップの径内方向に移動して、前記シャフトをフルストローク位置側に移動させる可動子コア(40)と、
    を備え、
    前記ヨークの前記底部は、前記シャフトのうち前記底部側の端面の軸方向への投影を全て含むように軸方向に貫通している通孔(19、56、64)を有し、
    前記ヨークの前記底部に対し前記第2固定子コアとは反対側に位置し、前記ハウジングの一部であり、前記通孔内に突き出し且つ前記シャフトが当接可能な突起(48、68)を形成している樹脂製のストッパ手段(24、66)をさらに備えることを特徴とするリニアソレノイド(1、60、70、75、80、85)。
  2. 前記ヨークの前記底部(17)は、前記ストッパ手段側に凹むとともに前記通孔よりも内径が大きく、前記第2固定子コアのうち少なくとも一部が挿入されている凹部(18)を有し、
    前記通孔(19)は、前記凹部の底壁を貫通していることを特徴とする請求項1に記載のリニアソレノイド(1)。
  3. 前記通孔(56)には、前記第2固定子コアのうち少なくとも一部が挿入されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリニアソレノイド(50)。
  4. 前記シャフト(71)は、前記ストッパ手段側の端面に第1有底穴(72)を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリニアソレノイド(70)。
  5. 前記ストッパ手段は、前記シャフトとの当接面に当該シャフトの外径よりも小さい第2有底穴(76)を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリニアソレノイド(75)。
  6. 前記ストッパ手段は、前記シャフト側に突き出すとともに当該シャフトが挿入可能な筒状突起(81)を形成していることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリニアソレノイド(80)。
  7. 前記ヨークの前記底部は、前記突起の前記シャフトとの当接面(86、91)に対し前記シャフトとは反対側で前記通孔内に突き出す環状突起(87、92)を形成していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のリニアソレノイド(85、90)。
  8. 前記環状突起(92)の内径は、前記シャフトの外径よりも小さいことを特徴とする請求項に記載のリニアソレノイド(90)。
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