JP2009281469A - リニアソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】 プランジャと磁気受渡コアとが非接触で、且つプランジャの軸方向の一方側だけの支持手段でシャフトおよびプランジャが支持される片持支持構造であっても、プランジャと磁気受渡コアとの隙間を小さくする。
【解決手段】 プランジャ14の軸方向の一方側だけに設けられる支持手段は、シャフト挿通穴17dの内側の第1支持部21と、筒状部17aの内側の第2支持部22とで設けられる。第1支持部21がシャフト挿通穴17dの左端に設けられ、第2支持部22がシャフト挿通穴17dの外部に設けられるため、第1支持部21と第2支持部22との軸方向距離を、シャフト挿通穴17dの全軸方向長より長く設けることができ、シャフト11およびプランジャ14の傾き範囲を小さく抑えることができる。これにより、プランジャ14と磁気受渡コア19との隙間を小さくでき、磁気吸引力を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プランジャと磁気受渡コアとが非接触の状態でプランジャが軸方向へ移動自在に支持されるリニアソレノイドに関する。
従来の技術を図2、図3を参照して説明する。なお、符号は後述する実施例1と同一機能物に対して共通符号を付したものである。
プランジャ14と磁気受渡コア19とが径方向で接触すると、その接触部において集中して磁束が流れ、接触部においてプランジャ14が磁気受渡コア19に引き寄せられ、プランジャ14の摺動抵抗が大きくなってしまう。
そこで、プランジャ14が磁気受渡コア19と接触しないように支持するリニアソレノイド2が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1、2の技術は、共にプランジャ14の軸方向の両側に設けられた第1、第2支持部J1、J2によってプランジャ14を軸方向へ移動自在に支持する構造を採用している。
具体的に、図2に示すように、特許文献1における第1支持部J1は、プランジャ14の図示左側に設けられた軸受であり、特許文献1における第2支持部J2は、プランジャ14の図示右側に設けられたダイヤフラムであり、プランジャ14の両側における軸受とダイヤフラムの2箇所の支持によりプランジャ14の傾きが防がれる。
また、図3に示すように、特許文献2における第1支持部J1は、プランジャ14の図示左側に設けられた軸受であり、特許文献2における第2支持部J2は、プランジャ14の図示右側に設けられた軸受であり、プランジャ14の両側の軸受による2箇所の支持によりプランジャ14の傾きが防がれる。
上述したように、プランジャ14が磁気受渡コア19と接触しないように支持するリニアソレノイド2では、プランジャ14の傾きを抑えるように、プランジャ14の軸方向の両側においてプランジャ14を支持していた。
しかし、近年では、プランジャ14が磁気受渡コア19と接触しないように支持するリニアソレノイド2であっても、軸方向寸法の短縮化(小型化)を目的として、プランジャ14の一方側の支持手段だけでプランジャ14を支持させる要求がある。
そこで、シャフト11と、このシャフト11が挿通されるシャフト挿通穴17dとの摺動部のみで、シャフト11およびプランジャ14を支持する片持支持構造が考えられる。
しかし、シャフト11とシャフト挿通穴17dとの間には、シャフト11を摺動自在に支持するための摺動クリアランスが存在するため、シャフト挿通穴17dの全軸方向長を用いてシャフト11を支持してもシャフト11の傾き範囲が大きくなる。
プランジャ14と磁気受渡コア19の非接触を保つには、シャフト11の傾き範囲の増加を考慮してプランジャ14と磁気受渡コア19との隙間(非接触クリアランス)を大きく設定する必要がある。
ここで、プランジャ14と磁気受渡コア19との隙間が小さいほど、プランジャ14を通る磁束が増えてプランジャ14の磁気吸引力が高まる。しかるに、プランジャ14と磁気受渡コア19との隙間が大きくなることで、プランジャ14の磁気吸引力が低下し、リニアソレノイド2の性能が低下する不具合がある。
特開平10−122412号公報 特開2000−274546号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プランジャと磁気受渡コアとが非接触の状態でプランジャが軸方向へ移動自在に支持され、且つプランジャの軸方向の一方側だけの支持手段でシャフトおよびプランジャが支持される片持支持構造であっても、プランジャと磁気受渡コアとの隙間を小さくすることができるリニアソレノイドの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するリニアソレノイドの支持手段は、プランジャの軸方向の一方側だけに設けられるものであり、シャフト挿通穴とシャフトの間においてシャフトを移動自在に支持する第1支持部と、筒状部の内周面と、シャフトまたはプランジャの少なくとも一方に固定されて外周端が筒状部の内周面に摺動する非磁性体製のプレートとからなる第2支持部とで設けられる。
第1支持部がシャフト挿通穴の内部に設けられ、第2支持部がシャフト挿通穴の外部に設けられるため、第1支持部と第2支持部との軸方向距離を、シャフト挿通穴の全軸方向長より長く設けることができる。このため、シャフトとシャフト挿通穴との摺動部だけでシャフトを支持する場合に比較して、シャフトおよびプランジャの傾き範囲を小さく抑えることができる。
これにより、プランジャと磁気受渡コアとの隙間(非接触クリアランス)を小さくすることができ、プランジャを通る磁束が増えてプランジャの磁気吸引力を高めることができる。
即ち、プランジャと磁気受渡コアとが非接触の状態でプランジャが軸方向へ移動自在に支持され、且つプランジャの軸方向の一方側だけの支持手段でシャフトおよびプランジャが支持される片持支持構造であっても、プランジャと磁気受渡コアとの隙間を小さく設けることができるため、プランジャの磁気吸引力を大きくでき、リニアソレノイドの性能を向上することができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段のリニアソレノイドの第1支持部は、シャフト挿通穴のプランジャとは異なった側の端に設けられる。
これにより、第1支持部と第2支持部の軸方向距離をシャフト挿通穴の全軸方向長より確実に長く設けることができ、シャフトとプランジャの傾斜を小さく抑えることができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段のリニアソレノイドのプレートは、磁気吸引コアにおいてプランジャと軸方向に対向する対向吸引部と、プランジャとが直接接触して磁束の受渡しを行なうのを防止する接触防止プレートを兼ねるものである。
このように、第2支持部のプレートが接触防止プレートを兼ねるため、部品点数の増加を招かない。即ち、部品点数の増加を招くことなく請求項1の発明を実施することができる。
最良の形態のリニアソレノイドは、通電により磁力を発生するコイルと、軸方向へ移動自在に支持された磁性体製のプランジャと、このプランジャが内側に侵入してプランジャと軸方向に交差する筒状部を備え、コイルの発生する磁気によりプランジャを軸方向へ吸引する磁性体製の磁気吸引コアと、プランジャの外周面を覆って配置されてコイルの発生した磁気の径方向の受渡しを行なう磁性体製の磁気受渡コアと、磁気吸引コアの内側に配置されてプランジャの駆動力を外部に伝える非磁性体製のシャフトと、プランジャと磁気受渡コアとが非接触の状態でプランジャを軸方向へ移動自在に支持する支持手段とを備える。
支持手段は、プランジャの軸方向の一方側だけに設けられるものであり、シャフト挿通穴とシャフトの間においてシャフトを移動自在に支持する第1支持部(シャフト挿通穴とシャフトが直接摺動するものであっても良いし、シャフト挿通穴とシャフトの間に軸受部材が配置されるものであっても良い)とは別に、筒状部の内周面と、シャフトまたはプランジャの少なくとも一方に固定されて外周端が筒状部の内周面に摺動する非磁性体製のプレートとからなる第2支持部を備える。
本発明が適用されたリニアソレノイドを搭載する電磁油圧制御弁を用いて実施例1を説明する。なお、以下では実施例の説明のために、図1の左側を左、右側を右として説明するが、実際の搭載方向にかかるものではない。
この実施例1に示す電磁油圧制御弁は、自動変速機の油圧制御装置に搭載されるものである。具体的に、実施例1に示す電磁油圧制御弁は、自動変速機の油圧制御を行なう油圧コントロールボディ(内部に油圧サーキットを形成する部材)に装着されるものであり、油路の開閉(開度調整を含む)や切替えを行なうスプール弁1と、このスプール弁1を駆動するリニアソレノイド2とを備える。
スプール弁1は、スリーブ3、スプール4およびバネ5(リターンスプリング)を備える周知のものである。
スリーブ3は、略円筒形状を呈するものであり、中心にはスプール4を軸方向へ移動自在に支持する挿通穴6が形成され、径方向にはオイルポート7が形成されている。
なお、オイルポート7は、図示しないオイルポンプから入力圧が供給される入力ポート、電磁油圧制御弁で調圧した出力圧が出力される出力ポート、低圧側に連通する排出ポート、呼吸用のドレーンポート等である。
スプール4は、スリーブ3内に摺動可能に配置され、オイルポート7の開口面積を可変するとともに、オイルポート7の連通状態を切り替えるものであり、オイルポート7を閉塞可能な複数のランド(大径部)と、ランド間に設けられた小径部とを備える。
このスプール4のリニアソレノイド2側の端部には、リニアソレノイド2の出力部であるシャフト11が当接しており、リニアソレノイド2によりスプール4が軸方向へ駆動される。
バネ5は、スプール4をリニアソレノイド2側に付勢する圧縮コイルスプリングであり、スリーブ3の左側のバネ室内に圧縮された状態で配置される。このバネ5は、一端がスプール4の左面に当接し、他端がスリーブ3の挿通穴6の左端を閉塞する調整ネジ12の底面に当接するものであり、調整ネジ12の螺合量(ねじ込み量)により、バネ5の付勢力が調整できるようになっている。
(リニアソレノイド2の説明)
リニアソレノイド2は、コイル13、プランジャ14、磁気固定子15、コネクタ16を備える。
コイル13は、通電されると磁力を発生して、プランジャ14と磁気固定子15を通る磁束ループを形成させるものであり、樹脂性のボビンの周囲に、絶縁被覆が施された導線(エナメル線等)を多数巻回したものである。
プランジャ14は、外周面が円筒面を成す磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)である。このプランジャ14の軸中心には、軸方向に延びる圧入穴14aが形成されており、この圧入穴14aに円柱棒状を呈した非磁性体材料(例えば、ステンレス等)よりなるシャフト11が圧入固定され、シャフト11とプランジャ14とが一体に移動する。このシャフト11は、上述したようにスプール4の端部と当接しており、スプール4に伝わるバネ5の付勢力によってスプール4とともにプランジャ14も右側に付勢されている。なお、プランジャ14の内部または外周面には、プランジャ14の両側の容積変動空間を連通する呼吸通路が形成されている。
磁気固定子15は、プランジャ14を磁気吸引する磁気吸引コア17と、コイル13の外周を覆うヨーク18と、プランジャ14と径方向の磁気の受渡しを行なう磁気受渡コア19とを備えるものであり、この実施例1ではヨーク18と磁気受渡コア19とが一体に設けられる例を示す。
磁気吸引コア17は、コイル13の左側内周に挿入されてコイル13の発生する磁気によりプランジャ14を軸方向へ吸引する磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、磁気吸引コア17とプランジャ14との間に磁気吸引ギャップ(メインギャップ)が形成される。
磁気吸引コア17は、プランジャ14が侵入してプランジャ14と軸方向へ交差可能に設けられた筒状部17aと、プランジャ14と軸方向に対向する対向吸引部17bとを有する。
筒状部17aの外周面には、右側に向かって小径となるテーパ面が形成されており、プランジャ14のストロークに対して磁気吸引力が変化しない特性に設けられている。
なお、この実施例1では、磁気吸引コア17として、ヨーク18の開口端と磁気的に結合されるフランジ部17cが一体に設けられる例を示すが、フランジ部17aを別体で設けて磁気吸引コア17に圧入等の固定技術で結合するものであっても良い。
ヨーク18は、コイル13の周囲を覆って磁束を流す略カップ状の磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)である。ヨーク18の内周には、コイル13の右側内周に挿入されて、プランジャ14の外周面を覆ってプランジャ14と径方向の磁気の受渡しを行なう磁気受渡コア19が一体に設けられており、磁気受渡コア19とプランジャ14との間に磁気受渡ギャップ(サイドギャップ)が形成される。
ヨーク18の内部にリニアソレノイド2の構成部品を組み込んだ後、ヨーク18の左端に形成された爪部をカシメることで、リニアソレノイド2とスリーブ3とが強固に結合される。
なお、図1中における符号20は、磁気受渡コア19の右端を閉塞するプラグであり、コイル13の通電停止時にシャフト11が当接するストッパの役割を果たす。
コネクタ16は、電磁油圧制御弁を制御する電子制御装置(図示しない)と接続線を介して電気的な接続を行なう接続手段であり、その内部にはコイル13の両端にそれぞれ接続された端子16aが配置されている。
(実施例1の特徴)
リニアソレノイド2は、プランジャ14と磁気受渡コア19とが非接触の状態でプランジャ14を軸方向へ移動自在に支持する支持手段を備えている。
実施例1の支持手段は、プランジャ14の軸方向の一方側だけでプランジャ14を軸方向へ移動可能に支持する片持支持構造を採用するものであり、磁気吸引コア17においてシャフト11が挿通されるシャフト挿通穴17dの内側の第1支持部21と、筒状部17aの内側の第2支持部22とで設けられる。
第1支持部21は、磁気吸引コア17に形成されたシャフト挿通穴17dとシャフト11との間においてシャフト11を移動自在に支持する。
具体的に、磁気吸引コア17の中心部には、シャフト11を軸方向に貫通して挿通するシャフト挿通穴17dが形成されている。このシャフト挿通穴17dの左側(プランジャ14とは異なった側)の端の内周面には、シャフト11を軸方向に移動自在に支持する第1支持部21が設けられている。
この実施例1に示す第1支持部21は、シャフト挿通穴17dとシャフト11の間に独立して配置される軸受であり、転がりベアリングであっても良いし、滑りベアリングであっても良い。なお、この実施例1とは異なり、シャフト挿通穴17dとシャフト11を直接摺動させて、その直接摺動部を第1支持部21としても良い。
第2支持部22は、筒状部17aの内周面と、シャフト11またはプランジャ14の少なくとも一方に固定されて外周端が筒状部17aの内周面に対して常に軸方向へオーバーラップして摺動する非磁性体製のプレート23とで設けられる。なお、このプレート23は、対向吸引部17bとプランジャ14とが直接接触して磁束の受渡しを行なうのを防ぐ接触防止プレートを兼ねるものである。
このプレート23は、リング円盤形状を呈するものであり、中心に形成された穴23aの内側にシャフト11が圧入されて、プレート23とシャフト11の軸芯を一致させるとともに、プレート23とシャフト11の固定を行なっている。なお、プレート23とプランジャ14を接着剤等を用いて固定しても良い。
このプレート23は、上述したように非磁性体製であり、耐摩耗性に優れた硬質な樹脂材料であっても良いし、黄銅などの非磁性体金属であっても良い。また、プレート23の外周端は、筒状部17aの内周面に対して摺接面を成すものであるため、滑り抵抗が小さいことが望ましい。そこで、プレート23の少なくとも外周端に摺動性を向上させる手段(例えば、焼き入れ処理、滑り性の良い樹脂のコーティング、あるいは接触面積を減らす複数の切欠き部など)を設けても良い。
ここで、プレート23の外周端が筒状部17aの内周面に対して摺接するためには、筒状部17aの内径寸法L1よりプレート23の外径寸法L2が摺動クリアランス分だけ小さい必要があるとともに、プレート23の外径寸法L2よりプランジャ14の外径寸法L3が小さい必要がある(L1>L2>L3)。
また、コイル13の通電停止時の状態で、プランジャ14が筒状部17aに対して軸方向にオーバーラップしない状態であっても、プレート23が筒状部17aと軸方向に対して常にオーバーラップするように、プレート23の軸方向の最小厚みL4が設けられている。
即ち、プレート23の軸方向の最小厚みL4は、コイル13の通電停止時における筒状部17aとプランジャ14の軸方向距離L5より大きく設けられている(L4>L5)。なお、コイル13の通電停止時に筒状部17aとプランジャ14が軸方向にオーバーラップする場合、プレート23の軸方向の最小厚みL4は、強度を確保する厚み以上に設けられるものである。
(実施例1の効果)
電磁油圧制御弁におけるリニアソレノイド2は、上述したように、プランジャ14の軸方向の一方側だけの支持手段によってプランジャ14を軸方向に移動自在に支持する片持支持構造を採用するものであるが、支持手段がシャフト挿通穴17d内の第1支持部21と、筒状部17a内の第2支持部22とで設けられる。
第1支持部21がシャフト挿通穴17dの内部に設けられ、第2支持部22がシャフト挿通穴17dの外部に設けられるため、第1支持部21と第2支持部22との軸方向距離を、シャフト挿通穴17dの全軸方向長より長く設けることができる。具体的に、この実施例の第1支持部21は、シャフト挿通穴17dの左端に設けられるため、第1支持部21と第2支持部22の軸方向距離をシャフト挿通穴17dの全軸方向長より長く設けることができる。
このため、シャフト11とシャフト挿通穴17dとの摺動部だけでシャフト11を摺動支持する場合に比較して支持長(支持スパン)を長くすることができるため、シャフト11およびプランジャ14の傾き範囲を小さく抑えることができる。
これにより、プランジャ14と磁気受渡コア19との隙間(非接触クリアランス)を従来技術における片持支持構造に比較して小さく設定することができ、プランジャ14を通る磁束が増えてプランジャ14の磁気吸引力を高めることができる。
また、第2支持部22を成すプレート23は、従来より用いられている接触防止プレートを兼ねるものであるため、部品点数の増加を招かない。即ち、部品点数の増加を招くことなくプランジャ14の磁気吸引力を高めることができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、磁気受渡コア19がヨーク18と一体に設けられる例を示したが、磁気受渡コア19をヨーク18とは別体に設けても良い。
上記の実施例では、磁気吸引コア17と磁気受渡コア19が別体に設けられる例を示したが、磁気吸引コア17と磁気受渡コア19とを磁気遮断部(溝)を介在させて一体に設けても良い。
上記の実施例では、自動変速機の油圧制御装置に用いられる電磁油圧制御弁に本発明を適用する例を示したが、自動変速機以外の他の電磁油圧制御弁に本発明を適用しても良い。また、電磁油圧制御弁以外の電磁弁に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、バルブ(実施例ではスプール弁1)を駆動するリニアソレノイド2に本発明を適用する例を示したが、バルブ以外の被駆動体を直接あるいは間接的に駆動するリニアソレノイド2に本発明を適用しても良い。
電磁油圧制御弁の断面図、および要部断面図である(実施例1)。 電磁油圧制御弁におけるリニアソレノイドの断面図である(従来例1)。 電磁油圧制御弁におけるリニアソレノイドの断面図である(従来例2)。
符号の説明
2 リニアソレノイド
11 シャフト
13 コイル
14 プランジャ
17 磁気吸引コア
17a 筒状部
17b 対向吸引部
17d シャフト挿通穴
19 磁気受渡コア
21 第1支持部
22 第2支持部
23 プレート

Claims (3)

  1. 通電により磁力を発生するコイルと、
    軸方向へ移動自在に支持された磁性体製のプランジャと、
    このプランジャが内側に侵入して当該プランジャと軸方向に交差する筒状部を備え、前記コイルの発生する磁気により前記プランジャを軸方向へ吸引する磁性体製の磁気吸引コアと、
    前記プランジャの外周面を覆って配置されて前記コイルの発生した磁気の径方向の受渡しを行なう磁性体製の磁気受渡コアと、
    前記磁気吸引コアの内側に配置されて前記プランジャの駆動力を外部に伝える非磁性体製のシャフトと、
    前記プランジャと前記磁気受渡コアとが非接触の状態で前記プランジャを軸方向へ移動自在に支持する支持手段と、
    を備えるリニアソレノイドにおいて、
    前記支持手段は、前記プランジャの軸方向の一方側だけに設けられるものであり、
    前記磁気吸引コアにおいて前記シャフトが挿通されるシャフト挿通穴と前記シャフトの間において前記シャフトを移動自在に支持する第1支持部と、
    前記筒状部の内周面と、前記シャフトまたは前記プランジャの少なくとも一方に固定されて外周端が前記筒状部の内周面に摺動する非磁性体製のプレートとからなる第2支持部とで設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 請求項1に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記第1支持部は、前記シャフト挿通穴の前記プランジャとは異なった側の端に設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記プレートは、前記磁気吸引コアにおいて前記プランジャと軸方向に対向する対向吸引部と、前記プランジャとが直接接触して磁束の受渡しを行なうのを防止する接触防止プレートを兼ねることを特徴とするリニアソレノイド。
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WO2023111048A1 (de) * 2021-12-15 2023-06-22 Liebherr-Components Deggendorf Gmbh Elektromagnetventil, insbesondere zum schalten eines kraftstoffinjektors

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