JP5786846B2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド Download PDF

Info

Publication number
JP5786846B2
JP5786846B2 JP2012276815A JP2012276815A JP5786846B2 JP 5786846 B2 JP5786846 B2 JP 5786846B2 JP 2012276815 A JP2012276815 A JP 2012276815A JP 2012276815 A JP2012276815 A JP 2012276815A JP 5786846 B2 JP5786846 B2 JP 5786846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
stator
mold member
coil
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012276815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014120714A (ja
Inventor
光一郎 松本
光一郎 松本
善之 村尾
善之 村尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012276815A priority Critical patent/JP5786846B2/ja
Priority to DE102013214646.9A priority patent/DE102013214646A1/de
Priority to CN201310322696.5A priority patent/CN103578686B/zh
Priority to US13/954,171 priority patent/US8925508B2/en
Publication of JP2014120714A publication Critical patent/JP2014120714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5786846B2 publication Critical patent/JP5786846B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

本発明は、ソレノイドに関する。
コイルに通電するとき発生する磁界により可動子を直線方向へ移動させるソレノイドが知られている。特許文献1に開示されたソレノイドでは、コイルおよびボビンは、外側が樹脂によりモールドされ、一対のヨークの間に配置されている。ヨークとボビンの鍔部との間にはOリングが設けられている。特許文献1では、ソレノイドは、エンジンのバルブタイミング調整装置の油圧制御弁を駆動する駆動部として用いられている。
特開2011−222799号公報
ところで、ボビンの鍔部に溶着突起を形成し、コイルおよびボビンをモールドする樹脂製のモールド部材と溶着突起とを溶着することによって、Oリングを設けることなく、ソレノイド内部の油がモールド部材とボビンとの界面を通じてコイルに浸入することを防止することが考えられる。コイルへの油の浸入を防止することにより、油がコイルからターミナルを通じて電子制御装置に伝わることを回避可能である。
ところが、通電時に生じるコイルの熱は、モールド部材内部にこもり、外部に逃げにくい。そのため、コイルの抵抗が大きくなり、抵抗が変化する前の状態と比べて同じ電圧をかけてもコイルに流れる電流が小さくなる。したがって、コイルまわりに生じる磁界が弱くなり、可動子を引き寄せる磁気吸引力が小さくなる。また、コイルの熱がモールド部材内部にこもると、樹脂製のモールド部材が熱により劣化する。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動子に作用する磁気吸引力の低下を抑制し、またモールド部材の劣化を抑制することができるソレノイドを提供することである。
本発明によるソレノイドは、軸状の可動子と、可動子を軸方向へ往復移動可能に支持している固定子と、有底筒状のヨークと、環状のコイルと、ボビンと、モールド部材とを備えている。ヨークは、固定子の径方向外側で固定子の一端部に接触する筒部、および、固定子の他端部に接触する底部を形成している。コイルは、ヨークの筒部と固定子との間に位置している。ボビンは、コイルが巻かれた筒状の巻部、巻部の一端部に位置する第1鍔部、および、巻部の他端部に位置する第2鍔部を形成している。モールド部材は、コイルとボビンの第1鍔部および第2鍔部とをモールドしている。
ソレノイドは、少なくともモールド部材と固定子との隙間に油が入り込む構成である。ボビンの第1鍔部、モールド部材に溶着した溶着突起を形成しているモールド部材、径方向において溶着突起よりも内側で軸方向へ貫通する通孔を有している。通孔は、一端が前記隙間に向けて開口し、他端が第1鍔部に面することで、前記隙間に入り込んだ油を第1鍔部に接触させる。
したがって、ヨークとモールド部材との間にシール部材を設けることなく、ソレノイド内部の油がモールド部材とボビンとの界面を通じてコイルに浸入することを防止可能である。コイルへの油の浸入を防止することにより、油がコイルからターミナルを通じて電子制御装置に伝わることを回避可能である。
さらに、通電時に生じるコイルの熱は、ボビンに伝わった後、モールド部材の通孔に入り込みボビンの第1鍔部に直接触れる油に放熱される。これにより、コイルの熱がモールド部材内部にこもることが抑制される。つまり、ソレノイド内部の油は冷却液として機能する。そのため、モールド部材内部にコイルの熱がこもることに起因して、可動子を引き寄せる磁気吸引力が小さくなること、および、樹脂製のモールド部材が劣化することを抑制可能である。
また、溶着突起が通孔よりも外側にあるため、通孔内の油がボビンの第1鍔部とモールド部材との界面を通ってコイルに浸入することを防止可能である。
本発明の第1実施形態によるソレノイドが適用されたバルブタイミング調整装置の概略構成を説明する図である。 図1のソレノイドの縦断面図であって、出力ロッドが原位置に位置している状態を示す。 図2のIII−III線断面図である。 図1のソレノイドの縦断面図であって、出力ロッドがフルストローク位置に位置している状態を示す。 図2の矢印V部分の拡大図である。 図2のモールド部材を樹脂成形するとき、ヨークおよびボビン等が金型にセットされたところを示す断面図である。 図1のソレノイドの出力ロッドがフルストローク位置に位置しているときのバルブタイミング調整装置の概略構成を説明する図である。 本発明の第2実施形態によるソレノイドの横断面図である。 本発明の第3実施形態によるソレノイドの横断面図である。 本発明の第4実施形態によるソレノイドの横断面図である。 本発明の第5実施形態によるソレノイドの横断面図である。 本発明の第6実施形態によるソレノイドの縦断面図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるソレノイドが適用されたバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置90は、図示しない内燃機関のクランクシャフトと一体に回転するケース91内の油圧室92に作動油を供給することによって、カムシャフト93と一体に回転するベーンロータ94をケース91に対して相対回動させ、図示しない吸排気バルブの開閉タイミングを調整する。油圧室92には、オイルポンプ95により汲み上げられた作動油が油圧制御弁96を通じて供給される。油圧制御弁96のスプール97は、スリーブ98内で軸方向に往復移動可能に設けられ、スプリング99により軸方向の一方側に付勢されている。ソレノイド10は、スプール97をスプリング99の付勢力に抗して軸方向の他方側に駆動する駆動部である。
先ず、ソレノイド10の概略構成を図2〜図4に基づき説明する。
ソレノイド10は、可動子15、第1固定子20、第2固定子25、カラー29、ヨーク30、コイル35、ボビン40およびモールド部材50を備えている。
可動子15は、軸状であり、出力ロッド16および可動子コア17から構成されている。可動子コア17は、磁性材料からなり、出力ロッド16に固定されている。
第1固定子20は、磁性材料からなり、出力ロッド16の一端部を軸方向に往復移動可能に支持している支持部21と、支持部21から径外方向へ突き出すフランジ部22と、支持部21から軸方向へ突き出す環状突部23とを形成している。
第2固定子25は、磁性材料からなり、出力ロッド16の他端部を軸方向に往復移動可能に支持している支持部26と、環状突部23との間にエアギャップ28を隔てる環状突部27とを形成している。第1固定子20および第2固定子25は、特許請求の範囲に記載の「固定子」を構成している。
図2は、可動子15が原位置に位置している状態を示し、図4は、可動子15がフルストローク位置に位置している状態を示す。可動子15が原位置に位置しているとき、可動子コア17は、軸方向においてエアギャップ28に対して第2固定子25側に位置する。可動子15がフルストローク位置に位置しているとき、可動子コア17は、軸方向において環状突部23と環状突部27とを跨ぐようにエアギャップ28の内側に位置し、環状突部23と環状突部27とを磁気的にバイパスする。
カラー29は、非磁性材料からなる筒状部材であり、一端部が環状突部23に圧入され、他端部が環状突部27に圧入されている。カラー29は、第1固定子20と第2固定子25とを固定している。
ヨーク30は、磁性材料からなる有底筒状部材であり、筒部31および底部32を形成している。筒部31は、第1固定子20および第2固定子25に対して径外方向に位置している。第1固定子20のフランジ部22は、ヨーク30の筒部31内に挿入され、筒部31がかしめられることによってヨーク30に固定されている。底部32は、筒部31のうち第2固定子25側の端部を塞ぎ、第2固定子25の支持部26に接触している。ヨーク30は、第1固定子20と第2固定子25とを磁気的につないでいる。
コイル35は、ヨーク30の筒部31と第1固定子20および第2固定子25との間に位置しており、ボビン40に巻かれたワイヤから構成されている。
モールド部材50は、ヨーク30等をモールドしている本体部51と、コイル35に電気的に接続されたターミナル57を内包しているコネクタ部56と、図1のエンジンカバー89に取り付けるときに用いられるブラケット部58とを形成している。
次に、ソレノイド10の特徴構成を図2〜図7に基づき説明する。
ボビン40は、コイル35が巻かれた筒状の巻部41、巻部41のうち第1固定子20側の一端部に位置する第1鍔部42、巻部41の他端部に位置する第2鍔部44、および、巻部41の他端部からヨーク30の底部32に向けて軸方向へ突き出す突出部46を形成している。突出部46は、ヨーク30の底部32に当接している。第1鍔部42の先端部は第1溶着突起43を形成し、第2鍔部44の先端部は第2溶着突起45を形成している。
モールド部材50の本体部51は、ヨーク30およびボビン40の第1鍔部42の外側を覆うとともに、ヨーク30の筒部31とコイル35との間、および、ヨーク30の底部32とボビン40の第2鍔部44との間を埋めるように、樹脂成形されている。ボビン40の第1溶着突起43および第2溶着突起45は、モールド部材50の本体部51に溶着している。本体部51のうちヨーク30に対する外側部分と内側部分とは、ヨーク30が有する孔33および孔34を通じて互いに接続されている。
モールド部材50を作るとき、先ず、図6に示すように、ヨーク30、ボビン40、コイル35、ターミナル57およびインサートカラー59が金型60にセットされる。
続いて、金型60内部のキャビティに溶融樹脂が充填される。成形機のノズルから射出された溶融樹脂は、ヨーク30の底部32側に位置するゲートから孔33を経由してヨーク30の内側に流れ込む。ヨーク30の内側に流れ込んだ溶融樹脂は、ヨーク30の底部32と第2鍔部44との隙間61、および、ヨーク30の筒部31とコイル35との隙間62を経由して、第1鍔部42の外側の隙間63に流動する。このとき、溶融樹脂は、ボビン40の第1溶着突起43および第2溶着突起45の表層部を溶かしながら流動する。また、金型60のうち、ボビン40の第1鍔部42に向かって軸方向へ突き出すピン64は、ボビン40の第1鍔部42をコイル35とは反対側から押さえ、隙間62から隙間63に向かう溶融樹脂の流れにより第1鍔部42が変形することを抑制する。
続いて、金型60内部に充填された樹脂を冷却して固化させる。このとき、ボビン40の第1溶着突起43および第2溶着突起45は、モールド部材50を形成する樹脂に溶着する。
図5に示すように、モールド部材50の本体部51は、ボビン40の第1鍔部42の外側を覆う円環状の第1モールド部52と、ヨーク30の筒部31とコイル35との間を埋める円筒状の第2モールド部53と、ヨーク30の底部32とボビン40の第2鍔部44との間を埋める円環状の第3モールド部54とを形成している。第1モールド部52は、径方向において第1溶着突起43よりも内側で軸方向へ貫通する通孔55を有している。通孔55は、図6の金型60のピン64の形状と同じ形状をしている。本実施形態では、通孔55は、横断面形状が円であり、第1モールド部52の外周部に設けられるとともに、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。
上述のように構成されたソレノイド10は、エンジン内部において作動油がかかる環境下で使用されている。ソレノイド10内部には、上記作動油の一部が入り込む。例えば、図7に示すようにバルブタイミング調整装置90のスプール97が所定位置に移動した場合、ケース91内の油圧室92の作動油は、ソレノイド10側に向かって排出され、その一部がソレノイド10内部に入り込む。ソレノイド10内部に入り込んだ作動油は、部材が有する孔や部材同士の隙間を流動する。このとき、コイル35の通電により生じた熱は、ボビン40の第1鍔部42に伝わった後、モールド部材50の第1モールド部52の通孔55内に入り込んだ作動油に放熱される。
以上説明したように、第1実施形態によるソレノイド10では、ボビン40の第1鍔部42は、モールド部材50に溶着した第1溶着突起43を形成している。したがって、ヨーク30とモールド部材50との間にシール部材を設けることなく、ソレノイド10内部の作動油がモールド部材50とボビン40との界面を通じてコイル35に浸入することを防止可能である。
また、第1実施形態では、モールド部材50は、径方向において第1溶着突起43よりも内側で軸方向へ貫通する通孔55を有している。したがって、通電時に生じるコイル35の熱は、ボビン40の第1鍔部42に伝わった後、モールド部材50の通孔55に入り込みボビン40の第1鍔部42に直接触れる作動油に放熱される。これにより、コイル35の熱がモールド部材50内部にこもることが抑制される。つまり、ソレノイド10内部の作動油は冷却液として機能する。そのため、モールド部材50内部にコイル35の熱がこもることに起因して、可動子15を引き寄せる磁気吸引力が小さくなること、および、樹脂製のモールド部材50が劣化することを抑制可能である。
また、第1溶着突起43が通孔55よりも外側にあるため、通孔55内の作動油がボビン40の第1鍔部42とモールド部材50の第1モールド部52との界面を通ってコイル35に浸入することを防止可能である。
また、第1実施形態では、通孔55は、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。したがって、コイル35の熱が周方向で均等に放熱される。
また、第1実施形態では、通孔55は、モールド部材50の第1モールド部52のうち外周部に設けられている。したがって、通孔55を可及的に多く設けることができ、放熱性が向上する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるソレノイドを図8に基づき説明する。
ソレノイド65では、モールド部材50の第1モールド部52は、径方向において第1溶着突起よりも内側で軸方向へ貫通する通孔66を有している。通孔66は、横断面形状が径方向へ延びる長円であり、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。
第2実施形態によれば、通孔66に入り込む作動油にコイルの熱を放熱することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるソレノイドを図9に基づき説明する。
ソレノイド70では、モールド部材50の第1モールド部52は、径方向において第1溶着突起よりも内側で軸方向へ貫通する通孔71を有している。通孔71は、横断面形状が周方向へ延びる長円であり、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。
第3実施形態によれば、通孔71に入り込む作動油にコイルの熱を放熱することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるソレノイドを図10に基づき説明する。
ソレノイド75では、モールド部材50の第1モールド部52は、径方向において第1溶着突起よりも内側で軸方向へ貫通する通孔76を有している。通孔76は、横断面形状が周方向へ延びる円弧状であり、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。
第4実施形態によれば、通孔76に入り込む作動油にコイルの熱を放熱することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるソレノイドを図11に基づき説明する。
ソレノイド80では、モールド部材50の第1モールド部52は、径方向において第1溶着突起よりも内側で軸方向へ貫通する通孔81および通孔82を有している。通孔81は、横断面形状が円であり、第1モールド部52の外周部に設けられるとともに、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。通孔82は、横断面形状が円であり、第1モールド部52の内周部に設けられるとともに、可動子15の軸心まわりで等角度間隔に複数設けられている。
第5実施形態によれば、通孔81および通孔82に入り込む作動油にコイルの熱を放熱することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態によるソレノイドを図12および図13に基づき説明する。
ソレノイド85では、モールド部材50の第1モールド部86は、径方向において第1溶着突起43よりも内側で軸方向へ貫通する通孔87を有している。通孔87は、可動子15と同軸上に設けられ、直径が第1鍔部42よりも小さく且つ巻部41よりも大きい。
第6実施形態によれば、通孔87に入り込む作動油にコイル35の熱を放熱することができ、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、通孔87の横断面積を可及的に大きくすることができ、放熱性が向上する。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、モールド部材の通孔の横断面形状は、円、長穴、および円弧穴に限らず、どのような形状であってもよい。要するに、通孔は、第1溶着突起よりも内側の位置でモールド部材の第1モールド部を軸方向に貫通する孔であればよい。
本発明の他の実施形態では、モールド部材の各通孔は、周方向で等間隔に形成されなくてもよい。また、各通孔の大きさはそれぞれ異なっていてもよい。
本発明の他の実施形態では、モールド部材の通孔は1つであってもよい。
本発明の他の実施形態では、モールド部材は、コイルおよびボビンのみをモールドする部材であってもよい。その際、ハウジングは、ヨークが兼ねてもよいし、ヨークおよびモールド部材とは別に設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子とヨークとの固定は、かしめに限らず、例えば圧入などにより為されてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1固定子および第2固定子は、同一部材から構成されてもよい。第1固定子と第2固定子との間には、磁気抵抗が相対的に低い部分が形成されていればよい。
本発明の他の実施形態では、ソレノイドは、バルブタイミング調整装置の油圧制御弁の駆動部に限らず、往復移動可能な被駆動部材を有する種々の機能品の駆動部として適用可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10、65、70、75、80、85・・・ソレノイド
15・・・可動子
20、25・・・固定子
30・・・ヨーク
31・・・筒部
32・・・底部
35・・・コイル
40・・・ボビン
41・・・巻部
42・・・第1鍔部
43・・・溶着突起
44・・・第2鍔部
50・・・モールド部材
55、66、71、76、81、82、87・・・通孔

Claims (5)

  1. 軸状の可動子(15)と、
    前記可動子を軸方向へ往復移動可能に支持している固定子(20、25)と、
    前記固定子の径方向外側に位置し当該固定子の一端部に接触する筒部(31)、および、前記固定子の他端部に接触する底部(32)を形成しているヨーク(30)と、
    前記ヨークの前記筒部と前記固定子との間に位置している環状のコイル(35)と、
    前記コイルが巻かれた筒状の巻部(41)、当該巻部のうち前記底部とは反対側の一端部に位置する第1鍔部(42)、および、前記巻部の他端部に位置する第2鍔部(44)を形成しているボビン(40)と、
    前記コイルと前記ボビンの前記第1鍔部および前記第2鍔部とをモールドしているモールド部材(50)と、
    を備え、少なくとも前記モールド部材と前記固定子との隙間に油が入り込むソレノイドにおいて、
    前記ボビンの前記第1鍔部は、前記モールド部材に溶着している溶着突起(43)を形成し、
    前記モールド部材は、径方向において前記溶着突起よりも内側で軸方向へ貫通する通孔(55、66、71、76、81、82、87)を有し
    前記通孔は、一端が前記隙間に向けて開口し、他端が前記第1鍔部に面することで、前記隙間に入り込んだ油を前記第1鍔部に接触させることを特徴とするソレノイド(10、65、70、75、80、85)。
  2. 前記通孔は、周方向に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記通孔は、等角度間隔に複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のソレノイド。
  4. 前記通孔(55、66、71、76、81、87)は、第一鍔部の外周部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のソレノイド。
  5. エンジンの吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(90)に用いられることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のソレノイド。
JP2012276815A 2012-07-30 2012-12-19 ソレノイド Active JP5786846B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012276815A JP5786846B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 ソレノイド
DE102013214646.9A DE102013214646A1 (de) 2012-07-30 2013-07-26 Linearsolenoid
CN201310322696.5A CN103578686B (zh) 2012-07-30 2013-07-29 线性螺线管
US13/954,171 US8925508B2 (en) 2012-07-30 2013-07-30 Linear solenoid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012276815A JP5786846B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014120714A JP2014120714A (ja) 2014-06-30
JP5786846B2 true JP5786846B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=51175285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012276815A Active JP5786846B2 (ja) 2012-07-30 2012-12-19 ソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5786846B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6354560B2 (ja) * 2014-12-12 2018-07-11 株式会社デンソー 電磁アクチュエータ
JP6536472B2 (ja) * 2016-04-28 2019-07-03 株式会社デンソー ソレノイド
EP3889481A4 (en) * 2018-11-30 2022-09-14 Zhejiang Sanhua Intelligent Controls CO., Ltd. ELECTROMAGNETIC COIL, MOLD AND MANUFACTURING PROCESS FOR ELECTROMAGNETIC COIL
JP7479305B2 (ja) * 2021-01-13 2024-05-08 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置
JP3236615U (ja) * 2021-08-30 2022-03-04 時男 山海 ソレノイドおよびクランクを利用した発電機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737718A (ja) * 1993-06-28 1995-02-07 Du Pont Kk ボビン内包の封止成形部品および内包ボビンの封止方法
JPH0963835A (ja) * 1995-08-24 1997-03-07 Tokimec Inc モールドコイル
JP2000030961A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd モールドコイル及びその製造方法
JP3910353B2 (ja) * 2000-10-25 2007-04-25 株式会社ケーヒン コイル装置およびソレノイドバルブ
JP2002214312A (ja) * 2001-11-16 2002-07-31 Mitsubishi Electric Corp 磁気センサ
JP2005005652A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Denso Corp コイル装置
JP2007115835A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Denso Corp 樹脂モールド部品
JP5093697B2 (ja) * 2010-04-12 2012-12-12 株式会社デンソー リニアソレノイド
JP5546389B2 (ja) * 2010-08-27 2014-07-09 三菱電機株式会社 電磁弁のコイル成形体の成形方法
JP5310765B2 (ja) * 2011-03-23 2013-10-09 株式会社デンソー リニアソレノイド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014120714A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8925508B2 (en) Linear solenoid
JP5786846B2 (ja) ソレノイド
JP5310765B2 (ja) リニアソレノイド
JP5862503B2 (ja) リニアソレノイド
US8928440B2 (en) Linear solenoid
JP6311617B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2007078048A (ja) 電磁弁
JP2020060209A (ja) マウントブッシュ
JP5321473B2 (ja) 燃料噴射弁
JP5720639B2 (ja) リニアソレノイド
JP5704412B2 (ja) リニアソレノイド
JP2005233178A (ja) 燃料噴射弁
JP4428027B2 (ja) 電磁駆動装置およびそれを用いた電磁弁
JP5720637B2 (ja) リニアソレノイド
JP5861721B2 (ja) リニアソレノイド
JP6043655B2 (ja) エンジン始動装置
JP5720638B2 (ja) リニアソレノイド
JP2016127266A (ja) 電磁アクチュエータ
JP2017028223A (ja) リニアソレノイド
JP6167790B2 (ja) リニアソレノイド
JP4123384B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2020088043A (ja) 電磁ソレノイド
JP6536472B2 (ja) ソレノイド
JP2016089646A (ja) ウォータポンプ
JP2021005653A (ja) 電磁石装置、ショックアブソーバ及び移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150713

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5786846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250