JP2021005653A - 電磁石装置、ショックアブソーバ及び移動体 - Google Patents

電磁石装置、ショックアブソーバ及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置、これを備えたショックアブソーバ及び移動体を提供する。【解決手段】電磁石装置1は、筒状の筐体2と、筐体2内に収容され、筒部30を有するボビン3と、筒部30に巻かれたコイル4と、を備える。電磁石装置1は更に、筒部30の軸方向の片側に配置された固定鉄心5と、筒部30内に収容され、コイル4の通電時に発生する磁界によって筒部30の軸方向に沿って移動する可動鉄心6と、を備える。固定鉄心5は、筐体2の内周面に全周にわたって溶接されている。【選択図】図1

Description

本開示は、電磁石装置、ショックアブソーバ及び移動体に関し、特に、コイルの電磁力により可動鉄心を移動させる電磁石装置、これを備えたショックアブソーバ及び移動体に関する。
自動車等の移動体には、電子制御で減衰力特性を変化させるサスペンション装置が搭載される場合がある。サスペンション装置は、ショックアブソーバ内の弁が電磁石装置で動かされると、減衰力特性が変化する。
この種の電磁石装置としては、例えば、特許文献1に記載の電磁弁が備える電磁石装置が知られている。
この電磁石装置は、ボビンと、ボビンに巻かれたコイルと、ボビン内に挿入されたコア及びヨークと、コアとヨークの間で移動自在なプランジャと、を備える。ヨークの外側(プランジャとは反対側)には、弁室が形成されており、弁室にはオイルが流入する。
特開2002−333077号公報
ところで、特許文献1等に記載の、オイルが流入する弁室を有する電磁石装置では、不要な部分にまでオイルが流入しないように、Oリング等のシール部材を設ける必要がある。
シール部材を設ける場合、シール部材を配置するために構造が複雑化したり、シール部材の位置ずれやシール部材の劣化等によってシール性が低下したりするおそれがある。
上記事情に鑑みて、本開示は、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置、これを備えたショックアブソーバ及び移動体を提供することを、目的とする。
本開示の一態様に係る電磁石装置は、筒状の筐体と、前記筐体内に収容され、筒部を有するボビンと、前記筒部に巻かれたコイルと、を備える。一態様に係る電磁石装置は更に、前記筒部の軸方向の片側に配置された固定鉄心と、前記筒部内に収容され、前記コイルの通電時に発生する磁界によって前記筒部の前記軸方向に沿って移動する可動鉄心と、を備える。前記固定鉄心は、前記筐体の内周面に全周にわたって溶接されている。
本開示の一態様に係るショックアブソーバは、前記電磁石装置と、前記電磁石装置の前記可動鉄心の移動に応じた大きさの減衰力を発生させる減衰機構と、を備える。
本開示の一態様に係る移動体は、前記ショックアブソーバと、前記ショックアブソーバが設けられている本体と、を備える。
本開示の一態様に係る電磁石装置では、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる。
また、本開示の一態様に係るショックアブソーバ及び移動体では、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置を備えた構成とすることができる。
図1は、一実施形態の電磁石装置を示す断面図である。 図2は、同上の電磁石装置のA部分を拡大して示す断面図である。 図3は、同上の電磁石装置の可動鉄心が移動した様子を示す断面図である。 図4は、同上の電磁石装置を示す分解斜視図である。 図5は、同上の電磁石装置を有するショックアブソーバを示すブロック図である。 図6は、同上のショックアブソーバを備える移動体を示す概略図である。
1.概要
図1に示す本実施形態の電磁石装置1は、筒状の筐体2と、筐体2内に収容され、筒部30を有するボビン3と、筒部30に巻かれたコイル4と、を備える。電磁石装置1は更に、筒部30の軸方向の片側に配置された固定鉄心5と、筒部30内に収容され、コイル4の通電時に発生する磁界によって筒部30の軸方向に沿って移動する可動鉄心6と、を備える。固定鉄心5は、筐体2の内周面に全周にわたって溶接されている。
上記構成を備える本実施形態の電磁石装置1では、固定鉄心5を筐体2の内周面に全周にわたって溶接することで、固定鉄心5と筐体2の間をシールすることができる。これにより、本実施形態の電磁石装置1では、固定鉄心5と筐体2の間にOリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる。
また、図5に示す本実施形態のショックアブソーバ101は、上述した電磁石装置1と、電磁石装置1の可動鉄心6の移動に応じた大きさの減衰力を発生させる減衰機構13と、を有する。
上記構成を備えることで、本実施形態のショックアブソーバ101は、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置1を備えた構成とすることができる。
また、図6に示す本実施形態の移動体100は、上述したショックアブソーバ101と、ショックアブソーバ101が設けられている本体102と、を備える。
上記構成を備えることで、本実施形態の移動体100は、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置1を備えた構成とすることができる。
2.詳細
続いて、図1から図4に示す本実施形態の電磁石装置1、図5に示す本実施形態のショックアブソーバ101、及び図6に示す本実施形態の移動体100のそれぞれについて、更に詳しく説明する。なお、各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
2−1.電磁石装置
図1に示す電磁石装置1は、筐体2、ボビン3、コイル4、固定鉄心5、及び可動鉄心6に加えて、キャップ7、シールリング8、シャフト9、一対の軸受け部材10、蓋11、及び一対の端子部材12(図4参照)を備える。
以下では、図1に示す組み立てられた状態の電磁石装置1を基準にして、ボビン3の筒部30の軸方向、つまり、固定鉄心5と可動鉄心6とが並ぶ方向を上下方向と定義し、固定鉄心5に対して可動鉄心6が位置する側を上方と定義して、各構成について説明する。ただし、この方向の定義は、電磁石装置1の使用形態を限定しない。
筐体2は、図1及び図4に示すように、筒状の周壁部20と、周壁部20から内側に突出し、筒部30の軸方向(つまり上下方向)に見て環状の仕切壁21と、を有する。仕切壁21の内周面22が、固定鉄心5が溶接されている面である。内周面22には、固定鉄心5が全周にわたって溶接されている。本実施形態では、周壁部20は、円筒状である。仕切壁21は、周壁部20の軸方向(上下方向)の一部から内側に突出した円環板状である。
仕切壁21のうち、軸方向(上下方向)において可動鉄心6とは反対側を向く面23(つまり下面)と、固定鉄心5のうち、軸方向(上下方向)において可動鉄心6とは反対側を向く面54とは、面一である。ここでいう面一とは、完全な面一に限らず、僅か(例えば0.2mm以内)な段差を有する略面一も含まれる。仕切壁21の面23は、平面である。
仕切壁21は、その中央部分に上下方向に貫通した円形の貫通孔24を有する。貫通孔24の中心軸と周壁部20の中心軸とは一致している。貫通孔24は、本実施形態では、下端部における径が、それ以外の部分の径よりも大きい。そのため、図2に示すように、仕切壁21の内周面22は、下端に位置する第一内周面220と、第一内周面220の上端から径方向内側に延びた段差面221と、段差面221の内周縁から上方に延びた第二内周面222とを有する。
第一内周面220と第二内周面222のそれぞれは、径方向内側(貫通孔24の中心軸に向かう方向)を向く面であり、段差面221は、下側(可動鉄心6とは反対側)を向く面である。段差面221は、下方から見て(軸方向に見て)円環状の平面であり、仕切壁21の面23(下面)に対して平行である。第一内周面220と第二内周面222は、貫通孔24の中心軸に対して平行である。
図1及び図4に示すように、周壁部20は、仕切壁21よりも上側の部分25と、仕切壁21よりも下側の部分26とを有する。上側の部分25の内周面は、下側の部分26の内周面よりも径方向外側に位置している。上側の部分25の内周面は、その上端部に段差面250を有する。
筐体2のうち、仕切壁21よりも下側の内部空間は、オイルが収容される第一オイル収容部S1である。言い換えると、筐体2のうち、軸方向において固定鉄心5を挟んで可動鉄心6とは反対側の内部空間は、オイルが収容される第一オイル収容部S1である。第一オイル収容部S1は、周壁部20の下側の部分26と仕切壁21とで囲まれた空間である。
筐体2の仕切壁21よりも上側の空間は、ボビン3、コイル4、可動鉄心6、キャップ7、シールリング8、シャフト9、一対の軸受け部材10の少なくとも一方、及び蓋11が収容される空間である。シャフト9は、その一部(下部)が収納空間S2に収容される。
ボビン3は、例えば合成樹脂製である。ボビン3は、筒部30と、一対の鍔部31とを有している。筒部30は、上下方向の両端が開口した円筒状に形成されている。一対の鍔部31は、筒部30における上下方向の両端部から筒部30の径方向外側に向かって突出している。一対の鍔部31のそれぞれは、円環板状に形成されている。ボビン3は、一対の端子部材12が取り付けられる取付部32を更に有している。取付部32は、上側の鍔部31の周方向の一部から上方に突出している。
コイル4は、ボビン3の筒部30に巻かれた導線40で構成された多層コイルである。導線40は、表面が絶縁処理された金属線で構成されている。導線40の両端部は、ボビン3の上側に引き出されて、一対の端子部材12にそれぞれ電気的及び機械的に接続されている。
一対の端子部材12のそれぞれは、導電性を有する金属材料(例えば銅等)で構成された金属片である。一対の端子部材12のそれぞれは、金属板を折り曲げ加工等することにより形成されている。一対の端子部材12は、それぞれの下端部が取付部32に差し込まれて取り付けられている。
一対の端子部材12のうちの一方の端子部材12の下端部に導線40の一方の端部が接続され、他方の端子部材12の下端部に導線40の他方の端部が接続されている。一対の端子部材12には、ハーネス等を介して後述する制御装置103が電気的及び機械的に接続される。コイル4への通電は、制御装置103によって制御される。
キャップ7は、ボビン3の筒部30の軸方向において固定鉄心5とは反対側に配置される部材である。キャップ7は、下端部が開口した有底円筒状に形成されている。キャップ7は、例えば、電磁軟鉄製である。なお、キャップ7は、鉄等の磁性材で形成されてもよい。
本実施形態では、キャップ7は、筒部30内に収容される円筒状のキャップ筒部70と、キャップ筒部70から上方に突出し、筒部30よりも上方に配置される突出部71とを有する。キャップ筒部70は、軸受け部材10が取り付けられる内径の小さい第一部分72と、第一部分72よりも内径が大きく、可動鉄心6が移動自在に収容される第二部分73とを有する。第一部分72と第二部分73は、外径が互いに同じである。
第二部分73の外周面730は、図2に示すように、下端部に位置する第一外周面731と、第一外周面731の上端から径方向外側に延びた段差面732と、段差面732の外周縁から上方に延びた第二外周面733と、を有する。
第一外周面731と第二外周面733のそれぞれは、径方向外側を向く面であり、段差面732は、下側を向く面である。段差面732は、下方から見て(軸方向に見て)円環状の平面である。
突出部71の下部には、シャフト9の上端部を収容可能な収容部710が設けられている。収容部710は、キャップ筒部70の第一部分72の内側の空間と連通している。突出部71の外径は、キャップ筒部70の外径よりも小さい。
シールリング8は、キャップ7と固定鉄心5とを連結する筒状の部材である。図1及び図4に示すように、シールリング8は、上下方向の両端部が開口した円筒状に形成されている。シールリング8は、例えばステンレス等の非磁性の金属材料で構成されている。
図2に示すように、シールリング8は、その外周面80の外径が、キャップ7のキャップ筒部70の第二部分73の第二外周面733の外径と略同じであり、ボビン3の筒部30の内径よりも僅かに小さい。
シールリング8の内周面81の内径は、キャップ7のキャップ筒部70の第二部分73の第一外周面731の外径と同じである。シールリング8の上端面82は、円環状の平面であり、キャップ7の段差面732に対応した形状及び寸法である。シールリング8の下端面83は、円環状の平面であり、固定鉄心5の後述する段差面53に対応した形状及び寸法である。
図1及び図4に示すように、固定鉄心5は、円筒状の本体部50と、本体部50の下端部から径方向外側に突出した鍔部51と、本体部50の上面から上方に突出した円筒状の筒部52と、を有する。固定鉄心5は、例えば電磁軟鉄製である。なお、固定鉄心5は、鉄等の磁性材で形成されてもよい。
本体部50は、図2に示すように、その外周面500の外径が、筐体2の仕切壁21の第二内周面222の内径と同じである。本体部50は、その内周面に軸受け部材10が取り付けられる。
筒部52は、その外周面520の外径が、シールリング8の内周面81の内径と同じである。筒部52の外周面520は、本体部50の上面の外周縁部分である段差面53を介して、本体部50の外周面500と連続している。筒部52の内周面の内径は、可動鉄心6の外径よりも大きい。
外周面500と外周面520のそれぞれは、径方向外側を向く面であり、段差面53は、上側を向く面である。段差面53は、上方から見て(軸方向に見て)円環状の平面である。段差面53は、シールリング8の下端面83に対応した形状及び寸法である。
鍔部51は、仕切壁21の内周面22の凹み(詳しくは段差面221と第一内周面220によって囲まれる空間)に対応した形状である。鍔部51は、段差面221に接する上面510と、第一内周面220に接する外周面511とを有する。
固定鉄心5のうち、軸方向(上下方向)において可動鉄心6とは反対側を向く面54(つまり下面)は、平面である。言い換えると、本体部50及び鍔部51の下面は、平面である。
キャップ7と固定鉄心5のそれぞれは、シールリング8に全周にわたって溶接されている。詳しくは、キャップ7の段差面732とシールリング8の上端面82が全周にわたって溶接され、固定鉄心5の段差面53とシールリング8の下端面83が全周にわたって溶接されている。溶接は、例えば、レーザー溶接により行われる。
キャップ7とシールリング8と固定鉄心5を溶接により接合することで、キャップ7とシールリング8と固定鉄心5とで囲まれた空間が形成される。キャップ7とシールリング8と固定鉄心5とで囲まれる空間は、オイルが収容される第二オイル収容部S3である。この空間(第二オイル収容部S3)内に、可動鉄心6が配置される。
図1及び図4に示すように、可動鉄心6は、円筒状である。可動鉄心6は、電磁軟鉄製である。なお、可動鉄心6は、鉄等の磁性材で形成されてもよい。可動鉄心6は、キャップ7とシールリング8と固定鉄心5とで囲まれた空間(第二オイル収容部S3)において、キャップ7の第一部分72の下面に対して上下方向に対向するように配置されており、上下方向に移動可能である。
可動鉄心6には、その中央部に上下方向に貫通する貫通孔60が形成されている。貫通孔60には、シャフト9が通される。
シャフト9は、可動鉄心6と一体に設けられた管状の部材である。本実施形態では、シャフト9は、上下方向を長手方向とする円管状に形成されている。シャフト9は、ステンレス等の非磁性材料で構成されている。
シャフト9は、その下部(下側の軸受け部材10によって支持される部分)に、シャフト9の周壁を径方向に貫通する一対の貫通孔90が設けられている。第一オイル収容部S1と第二オイル収容部S3は、シャフト9の内部を通じて繋がっている。
一対の軸受け部材10のそれぞれは、円筒状に設けられている。一対の軸受け部材10のそれぞれは、例えば、極低炭素の鋼材(普通鋼)で形成される。一対の軸受け部材10のうち一方は、キャップ7の第一部分72の内周面に取り付けられ、他方は、固定鉄心5の本体部50の内周面に取り付けられる。
シャフト9は、一対の軸受け部材10によって、中心軸の位置ずれが規制された状態で、上下方向に移動可能に支持される。
蓋11は、鉄等の磁性材で形成される。蓋11は、筐体2の上端の開口に取り付けることで、ボビン3の筐体2内の位置決めを行う。
本実施形態では、蓋11は、円板状である。蓋11には、キャップ7の突出部71が通る貫通孔110と、ボビン3の取付部32が通る貫通孔111と、周方向に間隔をあけて位置する複数の貫通孔112とが、上下方向に貫通するように設けられている。
蓋11は、その下面の外周部分が筐体2の段差面250に当たる状態で、筐体2の上端部に取り付けられる。
続いて、本実施形態の電磁石装置1を組み立てる方法について説明する。
まず、図4に示す、固定鉄心5、可動鉄心6、キャップ7、シールリング8、シャフト9、及び一対の軸受け部材10を、図1に示す配置となるように組み合わせる。組み合わせ状態では、シャフト9と可動鉄心6は一体であり、シャフト9の上下の端部は一対の軸受け部材10によって、上下方向に移動可能に支持される。
またこの組み合わせ状態では、図2に示すように、シールリング8の内周面81の上端部がキャップ7の第一外周面731に全周にわたって接し、シールリング8の内周面81の下端部が固定鉄心5の筒部52の外周面520に全周にわたって接する。そして、シールリング8の上端面82がキャップ7の段差面732に接し、シールリング8の下端面83が固定鉄心5の段差面53に接する。
この状態で、シールリング8の上端面82とキャップ7の段差面732との接触部分に全周にわたってレーザー光線を当て、レーザー溶接を行う。また、シールリング8の下端面83と固定鉄心5の段差面53との接触部分に全周にわたってレーザー光線を当て、レーザー溶接を行う。
本実施形態では、シールリング8の上下の端面82,83の径方向内側にはキャップ7の第一外周面731及び固定鉄心5の外周面520があるため、不要な部分までレーザー光線が届いて、レーザー溶接されてしまうことを防ぐことができる。
以上のようにレーザー溶接することで、キャップ7とシールリング8と固定鉄心5は、シール性が確保された状態で、結合する。これにより、固定鉄心5、可動鉄心6、キャップ7、シールリング8、シャフト9、及び一対の軸受け部材10が一体化されたユニットが形成される。
次いで、このユニットと、筐体2と、ボビン3と、蓋11を組み合わせる。ボビン3としては、図4に示すように、コイル4が巻き付けられ、かつ一対の端子部材12が取り付けられたものを用いる。
まず、筐体2の仕切壁21の貫通孔24に、ユニットを下方から挿入する。ユニットは、固定鉄心5の鍔部51の上面510が仕切壁21の段差面221に当たることで、筐体2内の上下方向の位置が決まる。また、ユニットは、固定鉄心5の外周面500が仕切壁21の第二内周面222に接し、固定鉄心5の鍔部51の外周面511が仕切壁21の第一内周面220に接する。
この状態で、固定鉄心5の鍔部51の外周面511と仕切壁21の第一内周面220の接触部分に全周にわたって、下側からレーザー光線を当て、レーザー溶接を行う。
本実施形態では、固定鉄心5の鍔部51の外周面511の上側に、仕切壁21の段差面221が位置するため、不要な部分までレーザー光線が届いて、レーザー溶接されてしまうことを防ぐことができる。
次いで、筐体2の上端開口から、ボビン3を挿入し、ボビン3の筒部30内にユニットを挿入する。
次いで、筐体2の上端開口に蓋11を取り付ける。このとき、蓋11の貫通孔110にキャップ7の突出部71を通し、蓋11の貫通孔111に一対の端子部材12及びボビン3の取付部32を通す。蓋11は、その下面の外周縁部が筐体2の段差面250に当たる状態で、筐体2に取り付けられる。
筐体2に蓋11を取り付けることで、ボビン3の筐体2内の位置が固定される。なお、蓋11は、筐体2に対して、ビス等の固定具、接着等の適宜の手段で固定される。
以上のように組み立てることで、図1に示す電磁石装置1が形成される。
続いて、本実施形態の電磁石装置1の動作について簡単に説明する。
コイル4が通電されると、コイル4が磁界を発生させ、可動鉄心6及び固定鉄心5が励磁される。可動鉄心6及び固定鉄心5が励磁されると、可動鉄心6と固定鉄心5との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力によって、図3に示すように、可動鉄心6が固定鉄心5に引き寄せられるように下方向に移動する。可動鉄心6の下方向への移動に伴って、シャフト9も下方向に移動する。シャフト9が下方向に移動することによって、シャフト9の固定鉄心5から下方への突出量が増大する。
本実施形態の電磁石装置1は、減衰機構13の後述するシリンダ130に接続され、これにより、第一オイル収容部S1にオイルが流入する。第一オイル収容部S1に流入したオイルは、シャフト9の下端の開口や一対の貫通孔90からシャフト9の内部に流入し、シャフト9の内部を通って、第二オイル収容部S3へと流入する。これにより、可動鉄心6が上下移動する空間(第二オイル収容部S3)には、オイルが充填されて、可動鉄心6のダンピングを抑制することができる。第二オイル収容部S3内のオイルは、シャフト9と下側の軸受け部材10との間の僅かな隙間を通じて第一オイル収容部S1へと流出可能である。
2−2.ショックアブソーバ
図5に示すショックアブソーバ101は、スプリングと組み合わされて、サスペンションに用いられるものである。ショックアブソーバ101は、上述した電磁石装置1と、減衰機構13と、を備えている。
減衰機構13は、シリンダ130、ピストン131、ピストンロッド132、及び減衰バルブ133を有している。シリンダ130内には、オイルが充填されている。ピストン131は、シリンダ130に往復移動可能に挿入され、シリンダ130内を伸側室と圧側室とに区画する。ピストンロッド132は、シリンダ130に進退可能に挿入され、ピストン131に連結されている。減衰バルブ133は、ピストンロッド132の進退移動に伴って伸側室と圧側室との間を行き来するオイルの流路に設けられ、オイルの流れに抵抗を付与することにより減衰力を発生させる。
電磁石装置1は、筐体2の下端部がシリンダ130に接続されており、コイル4の通電時に流れる電流の大きさに応じて減衰バルブ133の開閉状態を変化させることにより、減衰機構13の減衰力を変化させる。言い換えれば、減衰バルブ133は、電磁石装置1の可動鉄心6の移動に応じて開閉状態が変化するように構成されている。
電磁石装置1は、減衰機構13のピストンロッド132内に挿入された状態でシリンダ130内に設けられている。つまり、本実施形態のショックアブソーバ101は、電磁石装置1を減衰機構13に内蔵している。
2−3.移動体
移動体100は、エンジン、モータ等の動力源として備える車両であり、本実施形態では、四輪自動車である。移動体100は、車体を本体102として備えている。ショックアブソーバ101は、本体102(車体)と車軸との配置されている。ショックアブソーバ101は、減衰力を発生させてスプリングの伸縮動作を抑制することによって、本体102(車体)の揺れを抑制する。
移動体100は、本体102に搭載された制御装置103を備える。制御装置103は、例えば、本体102に搭載されたECU(Electronic Control Unit)である。制御装置103は、電磁石装置1のコイル4に電気的に接続されており、コイル4への通電を制御する。制御装置103により、ショックアブソーバ101の減衰力を調整することができる。
3.作用効果
以上説明した本実施形態の電磁石装置1では、固定鉄心5が、筐体2の仕切壁21の内周面22に全周にわたって溶接されており、固定鉄心5と仕切壁21との間がシールされている。そのため、本実施形態の電磁石装置1では、固定鉄心5と仕切壁21との間に、Oリング等のシール部材を設けなくても、この部分のシール性を確保することができる。本実施形態の電磁石装置1では、Oリング等のシール部材が不要であるため、この分の部品コストを抑えることができる。
また、本実施形態の電磁石装置1では、キャップ7と固定鉄心5のそれぞれが、筒状のシールリング8に全周にわたって溶接されており、キャップ7とシールリング8の間と、固定鉄心5とシールリング8の間がそれぞれシールされている。そのため、本実施形態の電磁石装置1では、キャップ7とシールリング8の間と、固定鉄心5とシールリング8の間のそれぞれに、Oリング等のシール部材を設けなくても、この部分のシール性を確保することができる。そのため、本実施形態の電磁石装置1では、部品コストを更に抑えやすい。
また、本実施形態の電磁石装置1では、固定鉄心5、仕切壁21、キャップ7、及びシールリング8に、Oリング等のシール部材を設けるための凹み等を設ける必要がないため、これらの構造の簡素化が図れる。
また、本実施形態の電磁石装置1では、筐体2の仕切壁21よりも下側の空間(第一オイル収容部S1)と、キャップ7とシールリング8と固定鉄心5で囲まれる空間(第二オイル収容部S3)のそれぞれが、オイルが収容される空間である。しかし、本実施形態の電磁石装置1では、溶接によって各部分をシールしているため、シール性が低下しにくく、溶接によるシールが特に効果的である。
また、本実施形態の電磁石装置1では、仕切壁21の下面(面23)と、固定鉄心5の下面(面54)が面一であり、それぞれ平面であるため、仕切壁21と固定鉄心5との間の部分の溶接がしやすい。
また、本実施形態の電磁石装置1では、筐体2の周壁部20から内側に突出した仕切壁21の内周面22と固定鉄心5とを溶接するため、溶接個所が周壁部20から離れて位置するため、溶接作業がしやすい。
また、本実施形態の電磁石装置1では、固定鉄心5と仕切壁21の溶接箇所の奥側には仕切壁21の一部(段差面221)があり、キャップ7とシールリング8の溶接箇所の奥側にはキャップ7の一部(第一外周面731)がある。また、シールリング8と固定鉄心5の溶接箇所の奥側には固定鉄心5の一部(外周面520)がある。そのため、本実施形態の電磁石装置1では、レーザー溶接を行う際に、不要な部分までレーザー光線が届いて不具合が生じることを抑制することができる。
4.変形例
続いて、上述した本実施形態の電磁石装置1、ショックアブソーバ101、及び移動体100の変形例について説明する。
電磁石装置1は、固定鉄心5が、筐体2の内周面に全周にわたって溶接されているものであればよく、キャップ7と固定鉄心5のそれぞれは、シールリング8に溶接されなくてもよい。キャップ7と固定鉄心5のそれぞれとシールリング8との間には、Oリング等のシール部材を設けてもよい。この場合も、電磁石装置1が備えるシール部材の総数を減らすことができて、部品コストを抑えることができる。
筐体2の固定鉄心5よりも可動鉄心6とは反対側の空間は、オイルが収容されるオイル収容部でなくてもよく、オイル以外の液体あるいは気体が収容される空間であってもよい。
また、固定鉄心5とキャップ7とシールリング8とで囲まれる空間は、オイルが収容されるオイル収容部でなくてもよく、オイル以外の液体あるいは気体が収容される空間であってもよい。
シャフト9は、管状に限らず、中実の棒状であってもよく、第一オイル収容部S1と第二オイル収容部S3は、シャフト9の内部を通じて繋がっていなくてもよい。
固定鉄心5の可動鉄心6とは反対側を向く面54は、平面に限らず、凹凸を有する面であってもよい。
筐体2は、仕切壁21を有さなくてもよく、筐体2の周壁部20の内周面に接するように固定鉄心5を設けてもよい。この場合、固定鉄心5は、周壁部20の内周面に全周にわたって溶接すればよい。
仕切壁21の下面(面23)と固定鉄心5の下面(面54)は、面一でなくてもよく、段差を形成するように並んでもよい。
仕切壁21の下面(面23)は、平面に限らず、凹凸を有する面であってもよい。
固定鉄心5と筐体2の溶接、及びキャップ7と固定鉄心5のそれぞれとシールリング8の溶接は、レーザー溶接に限らず、その他の溶接手段で溶接してもよい。
電磁石装置1は、移動体100のショックアブソーバ101を構成するものに限らず、その他の用途で用いてもよい。
移動体100は、四輪自動車に限らず、二輪自動車(バイク)等であってもよい。
5.まとめ
以上説明した実施形態及びその変形例のように、第一態様の電磁石装置(1)は、下記の構成を備える。
すなわち、第一態様の電磁石装置(1)は、筒状の筐体(2)と、筐体(2)内に収容され、筒部(30)を有するボビン(3)と、筒部(30)に巻かれたコイル(4)と、を備える。電磁石装置(1)は更に、筒部(30)の軸方向の片側に配置された固定鉄心(5)と、筒部(30)内に収容され、コイル(4)の通電時に発生する磁界によって筒部(30)の軸方向に沿って移動する可動鉄心(6)と、を備える。固定鉄心(5)は、筐体(2)の内周面に全周にわたって溶接されている。
上記構成を備える第一態様の電磁石装置(1)では、固定鉄心(5)を筐体(2)の内周面に全周にわたって溶接することで、固定鉄心(5)と筐体(2)の間をシールすることができる。これにより、第一態様の電磁石装置(1)では、固定鉄心(5)と筐体(2)の間にOリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第二態様の電磁石装置(1)は、第一態様の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の電磁石装置(1)は、筒部(30)の軸方向において固定鉄心(5)とは反対側に配置されたキャップ(7)と、キャップ(7)と固定鉄心(5)とを連結する筒状のシールリング(8)と、を更に備える。キャップ(7)と固定鉄心(5)のそれぞれは、シールリング(8)に全周にわたって溶接されている。
上記構成を備えることで、第二態様の電磁石装置(1)では、キャップ(7)とシールリング(8)の間と、シールリング(8)と固定鉄心(5)の間をそれぞれ溶接によりシールすることができる。これにより、第二態様の電磁石装置(1)では、キャップ(7)とシールリング(8)の間と、シールリング(8)と固定鉄心(5)の間に、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第三態様の電磁石装置(1)は、第二態様の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三態様の電磁石装置(1)では、筐体(2)のうち、前記軸方向において固定鉄心(5)を挟んで可動鉄心(6)とは反対側の内部空間は、オイルが収容される第一オイル収容部(S1)である。第三態様の電磁石装置(1)では、固定鉄心(5)とキャップ(7)とシールリング(8)とで囲まれる空間は、オイルが収容される第二オイル収容部(S3)である。
上記構成を備えることで、第三態様の電磁石装置(1)では、第一オイル収容部(S1)にあるオイルが、固定鉄心(5)と筐体(2)の間を通じて浸入することを防ぐことができる。また、第三態様の電磁石装置(1)では、第二オイル収容部(S3)にあるオイルが、キャップ(7)とシールリング(8)の間や、シールリング(8)と固定鉄心(5)の間を通じて流出することを防ぐことができる。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第四態様の電磁石装置(1)は、第三態様の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の電磁石装置(1)は、可動鉄心(6)と一体に設けられた管状のシャフト(9)を更に備える。第一オイル収容部(S1)と第二オイル収容部(S3)は、シャフト(9)の内部を通じて繋がっている。
上記構成を備えることで、第四態様の電磁石装置(1)では、第一オイル収容部(S1)にあるオイルを第二オイル収容部(S3)へと移動させることができ、第二オイル収容部(S3)内を移動する可動鉄心(6)のダンピングをオイルによって抑えやすい。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第五態様の電磁石装置(1)は、第一から第四態様のいずれか一つの態様の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第五態様の電磁石装置(1)では、固定鉄心(5)のうち、前記軸方向において可動鉄心(6)とは反対側を向く面(54)は、平面である。
上記構成を備えることで、第五態様の電磁石装置(1)では、固定鉄心(5)の面(54)が凹凸を有する面である場合に比べて、固定鉄心(5)と筐体(2)との間を溶接しやすい。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第六態様の電磁石装置(1)は、第一から第五態様のいずれか一つの態様の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第六態様の電磁石装置(1)では、筐体(2)は、筒状の周壁部(20)と、周壁部(20)から内側に突出し、軸方向に見て環状の仕切壁(21)とを有する。仕切壁(21)の内周面(22)が、固定鉄心(5)が溶接されている面である。
上記構成を備えることで、第六態様の電磁石装置(1)では、固定鉄心(5)と筐体(2)の溶接箇所(仕切壁21の内周面22)が筐体(2)の周壁部(20)から離れているため、溶接作業がしやすい。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第七態様の電磁石装置(1)は、第六態様の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第七態様の電磁石装置(1)では、仕切壁(21)のうち、前記軸方向において可動鉄心(6)とは反対側を向く面(23)と、固定鉄心(5)のうち、前記軸方向において可動鉄心(6)とは反対側を向く面(54)とは、面一である。
上記構成を備えることで、第七態様の電磁石装置(1)では、仕切壁(21)の面(23)と固定鉄心(5)の面(54)が面一であることで、溶接作業がしやすい。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第八態様のショックアブソーバ(101)は、第一から第七態様のいずれか一つの態様の電磁石装置(1)と、減衰機構(13)と、を備える。減衰機構(13)は、電磁石装置(1)の可動鉄心(6)の移動に応じた大きさの減衰力を発生させる。
上記構成を備えることで、第八態様のショックアブソーバ(101)では、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置(1)を備えた構成とすることができる。
また、上述した実施形態及びその変形例のように、第九態様の移動体(100)は、第八態様のショックアブソーバ(101)と、ショックアブソーバ(101)が設けられている本体(102)と、を備える。
上記構成を備えることで、第九態様の移動体(100)では、Oリング等のシール部材を設けなくても、シール性を確保することができる電磁石装置(1)を備えた構成とすることができる。
以上、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 電磁石装置
2 筐体
21 仕切壁
22 内周面
23 面
3 ボビン
30 筒部
4 コイル
5 固定鉄心
54 面
6 可動鉄心
7 キャップ
8 シールリング
9 シャフト
13 減衰機構
100 移動体
101 ショックアブソーバ
102 本体
S1 第一オイル収容部
S3 第二オイル収容部

Claims (9)

  1. 筒状の筐体と、
    前記筐体内に収容され、筒部を有するボビンと、
    前記筒部に巻かれたコイルと、
    前記筒部の軸方向の片側に配置された固定鉄心と、
    前記筒部内に収容され、前記コイルの通電時に発生する磁界によって前記筒部の前記軸方向に沿って移動する可動鉄心と、を備え、
    前記固定鉄心は、前記筐体の内周面に全周にわたって溶接されている、
    電磁石装置。
  2. 前記筒部の前記軸方向において前記固定鉄心とは反対側に配置されたキャップと、
    前記キャップと前記固定鉄心とを連結する筒状のシールリングと、を更に備え、
    前記キャップと前記固定鉄心のそれぞれは、前記シールリングに全周にわたって溶接されている、
    請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 前記筐体のうち、前記軸方向において前記固定鉄心を挟んで前記可動鉄心とは反対側の内部空間は、オイルが収容される第一オイル収容部であり、
    前記固定鉄心と前記キャップと前記シールリングとで囲まれる空間は、オイルが収容される第二オイル収容部である、
    請求項2に記載の電磁石装置。
  4. 前記可動鉄心と一体に設けられた管状のシャフトを更に備え、
    前記第一オイル収容部と前記第二オイル収容部は、前記シャフトの内部を通じて繋がっている、
    請求項3に記載の電磁石装置。
  5. 前記固定鉄心のうち、前記軸方向において前記可動鉄心とは反対側を向く面は、平面である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  6. 前記筐体は、
    筒状の周壁部と、
    前記周壁部から内側に突出し、前記軸方向に見て環状の仕切壁と、を有し、
    前記仕切壁の内周面が、前記固定鉄心が溶接されている面である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  7. 前記仕切壁のうち、前記軸方向において前記可動鉄心とは反対側を向く面と、前記固定鉄心のうち、前記軸方向において前記可動鉄心とは反対側を向く面とは、面一である、
    請求項6に記載の電磁石装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の電磁石装置と、
    前記電磁石装置の前記可動鉄心の移動に応じた大きさの減衰力を発生させる減衰機構と、を備える、
    ショックアブソーバ。
  9. 請求項8に記載のショックアブソーバと、
    前記ショックアブソーバが設けられている本体と、を備える
    移動体。
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