JP4143097B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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この発明は内燃機関(以降「エンジン」という)に使用され、特に高応答性タイプとして好ましく用いることができる電磁式燃料噴射弁に関する。
近年、自動車などの排出ガス規制が強化されて、エンジンの各気筒を理論空燃比に近い状態で燃焼させることが求められており、特に噴射燃料量が微小となる軽負荷運転時についても排出ガスのクリーン化が要求されている。この微小噴射領域ではニードル弁体の応答遅れに起因した噴射精度の悪化が増大するため、ニードル弁体の応答性を向上させるべく各種の検討がなされている。例えばコイル周囲に配置された電磁弁の磁気回路の一部に圧粉材を構成して、圧粉材の電気抵抗が高い性質を利用してニードル弁体を開閉動作させる際の磁束変化により発生する渦電流を抑制するようにしたものがある。この圧粉材は従来の電磁ステンレス材に対して電気抵抗率が10倍から100倍大きく、ニードル弁体の閉動作に際しては電流遮断後に圧粉材に発生する渦電流が非常に少ないため高応答で閉弁動作が可能となり、微小燃料量の精度が向上する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−22757号公報(第6頁、図10)
上記のような従来の技術においては、圧粉材を用いて渦電流の発生を抑制しているが、例えば上記特許文献1の図10に示された第2ヨークとの間の磁気接続部に軸方向のすきまを設けており、この間での磁気損失により磁束数の減少が発生しているという課題があった。また、圧粉材は鉄粉を樹脂により結合しているため耐力が低く、圧入による締結を行なおうとすると破壊が発生し、樹脂の融点が鉄の融点に対して極めて低いため溶接による接合もできないため、これらの接合手段を使用して磁気的な接続を行なうことができなかったので、該特許文献1の例においても、第2ヨークの外周とアウターコアの内周の間に径方向のすきまが存在するのを防ぐことができず、磁気損失が避けられないという課題があった。
この発明は上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、高い応答性を維持しつつ、磁気損失が一層抑制された電磁式燃料噴射弁を得ることを目的とする。
この発明による電磁式燃料噴射弁は、ニードル弁体を駆動するプランジャと、このプランジャに磁束を貫通させるためのコイルが巻装され中心部に軸方向の貫通孔が設けられたE型コアと、このE型コアの貫通孔に挿通され上記プランジャに対してエアギャップを介して対面すると共に、上記E型コアの中心側コア端面に対する当接部を有し、中心部に燃料の流路が形成されたインナーコアと、上記プランジャに対してサイドエアギャップを介して対面する内周面が形成され、軸方向端部に上記E型コアの外周側コア端面に対する当接面を有し、上記E型コア、インナーコア、エアギャップ、プランジャ及びサイドエアギャップと共に磁気回路を形成するヨークと、上記E型コアの中心側コア端面及びインナーコアの当接部、並びに上記E型コアの外周側コア端面及び上記ヨークの当接面を密着させるように上記E型コアを軸方向に押圧する弾性部材とを備えたものである。
この発明においては、E型コアの中心側コア端面とインナーコアの当接部との接触面、及びE型コアの外周側コア端面とヨークの当接面との接触面を密着させる弾性部材を備えたことにより、E型コアとインナーコア及びヨークとは隙間なく接触され、磁気損失を減少させることができる。このため、電磁吸引力を同一とした場合にコイル電流を少なくできるので、省電力化を図ることもできる。また、E型コアは圧粉材を用いて構成することができるので高い応答性も維持できる。
実施の形態1.
図1〜図5はこの発明の実施の形態1による電磁式燃料噴射弁(以下、単に燃料噴射弁という)を筒内直接噴射エンジンに用いた場合について説明するもので、図1はシリンダヘッドに取り付けたときの全体構成を示す断面図、図2〜図5は製造工程の要部を工程順に説明する断面図である。なお、断面図は端面図で示している部分がある。図において、燃料噴射弁1は先端部がエンジンシリンダ内2aに臨み、図示しないパーツによりフランジ上面1aまたは1bに軸方向荷重が図の下方向にかけられた状態でシリンダヘッド2に固定されている。シリンダヘッド2の挿通孔2bと燃料噴射弁1の外周囲との間にはエンジンシリンダ内2aのガスをシールするシール材101が介挿されている。
燃料噴射弁1の図の上方に配設された例えばガソリンや軽油などの燃料を流入させるための接続パイプ3の端部に形成された連結部3aには、図示しない燃料タンクに連通して燃料圧力の脈動を抑制するための容積を有するフューエルレール4が結合され、フューエルレール4と燃料噴射弁1の連結部3aとの間には燃料をシールするラバーリング102とラバーリング102の燃料圧力による下流側へのはみ出しを防止するバックアップリング103、及びこのバックアップリング103の剛性補強用のスペーサ104が介挿されている。
燃料噴射弁1はニードル弁体5を駆動するプランジャ6と、このプランジャ6に磁束を貫通させるためのコイル7が巻装され中心部に軸方向の貫通孔8aが設けられたE型コア8と、貫通孔8aに挿通されプランジャ6に対してエアギャップ6aを介して対面すると共に、E型コア8の中心側コア端面8bに対する当接部9aを有し、中心部に燃料の流路9bが形成されたインナーコア9と、プランジャ6に対してサイドエアギャップ6bを介して対面する内周面10aが形成され、軸方向上端部にE型コア8の外周側コア端面8cに対する当接面10bを有し、上記E型コア8、インナーコア9、エアギャップ6a、プランジャ6及びサイドエアギャップ6bと共に磁気回路を形成するヨーク10と、E型コア8の中心側コア端面8b及びインナーコア9の当接部9a、並びにE型コア8の外周側コア端面8c及びヨーク10の当接面10bを密着させるようにE型コア8を軸方向図の下方に押圧する皿ばねからなる弾性部材11などを備えている。
ニードル弁体5は、図の上端部がプランジャ6に一体的に結合され、下端部は中央部に噴射口12aを有するバルブシート12に接離可能に設けられ、周囲がバルブボディ13に包囲されている。プランジャ6はコイル7に通電されたときにエアギャップ6aを介して作用する電磁吸引力により図の上方に移動し、ニードル弁体5を上方に駆動して噴射口12aを開く。移動のためのエアギャップ6aを構成するコア部分はインナーコア9とE型コア8に分割されている。インナーコア9の上部には、磁気回路部よりも流路の上流側に伸びる突出部9cを有し、該突出部9cの周囲がケース14の一端部側に形成された小径部14aの内周面に周接されている。インナーコア9の下部にはフランジ部9dが設けられ、上記当接部9aはこのフランジ部9dの上面によって形成されている。
ケース14は小径部14aに対して段部14bを介して他端部側に一体に設けられた大径部14cが上記磁気回路部を覆うように形成されている。なお、段部14bの上面は燃料噴射弁1のフランジ部1aの機能も有している。また、ヨーク10の内周側上端角部はリング状の非磁性部材15を介してインナーコア9のフランジ部9dの外周側下端角部と接合され、ヨーク10の外周面は燃料噴射弁1の外周面の中央部を構成し、2段のフランジ10c上部でケース14の下端部を固定している。
E型コア8は、この実施の形態1では高電気抵抗率の磁性材料である圧粉材を用いて構成され、中心側コア端面8b及び外周側コア端面8cは同一平面上に形成されている。また、インナーコア9の当接部9a及びヨーク10の当接面10bも同一平面上に形成されており、E型コア8の上端面8dとケース14の段部下面14dとの間に介挿された皿ばねからなる弾性部材11によりE型コア8は荷重をかけられた状態でインナーコア9の当接部9a及びヨーク10の当接面10b上に隙間なく密着固定され相互の磁路を接続している。さらに、E型コア8の上端面8dは、弾性部材11との接触部に発生する局所応力による変形または割れを防止するため、射出成型にて形成される樹脂層で構成されている。なお、射出成型の変わりに該樹脂層をコーティングにより形成する方法や、厚めの電気メッキ層により同様の効果を得ることも可能である。
また、インナーコア9のフランジ部9dはE型コア8を支えるため、厚さt1を1mm以上として剛性を確保し、E型コア8を固定するときに変形しないようにされている。そして、インナーコア9及びヨーク10はフェライト系ステンレス、いわゆる電磁ステンレス材を用いて構成されている。非磁性部材15は非磁性材であるオーステナイト系ステンレスを使用して、エアギャップ6aを介さない非磁性部材15を通る磁束を少なくしている。また、ケース14の材質はここではオーステナイト系ステンレスを用いているが、これに限定されるものではなく、例えばフェライト系ステンレス、いわゆる電磁ステンレスなどとすることも可能である。
なお、電流遮断時に渦電流は図1の×印で示す主にコイル側表面部8eに発生するが、ケース14はコイル7の外側に配置されているので、該ケース14を電磁ステンレスとしても応答性の悪化は抑えられつつ、磁気回路面積の拡大により電磁吸引力が増加する。一方、燃料噴射は、燃料噴射弁1のニードル弁体5の先端とバルブシート12のシート面とが開閉することにより行なわれる。閉弁状態においてニードル弁体5は、圧縮ばね16により押圧されており、下流側はバルブシート12のシート面と接触して、上流側はバルブボディ13の内周と燃料を通流させるための複数の流路を保持して接触している。
次に、図2から図5を参照して組み立て手順を含めて説明する。図2の結合パーツの製作において、リング状の非磁性部材15はヨーク10に圧入され溶接部Aでシール溶接される。次にインナーコア9が非磁性部材15に圧入され、溶接部Bでシール溶接される。インナーコア9はフランジ部9dの肉厚t1を厚くしているので圧入による変形が回避される。また溶接部A、Bは、エアギャップ6aに対面するエアギャップ対向面9e及びサイドエアギャップ6bに対面する内周面10aから若干の距離をとっているので溶接の高熱による変形が回避される。これらにより上記結合パーツは高精度な状態で組み立てられる。この結合パーツにおけるインナーコア9の当接部9a及びヨーク10の当接面10bを研削加工機の砥石17にて同時に端面加工を行い、同一平面を形成する。
この結合パーツはインナーコア9のフランジ部9dの肉厚t1を厚くしているので、研削加工時の加工抵抗によるインナーコア9の変形が回避され、精度のある後加工が可能となる。次に図3に示すように、ボビン7aにマグネットワイヤ7bを巻きつけ、ボビン7aに一体成型されたターミナル7cとマグネットワイヤ7bを電気的に接続したコイル7、E型コア8、弾性部材11、及びケース14を図2の製造工程で得られた結合パーツに組み付ける。その後、図4に示すように、弾性部材11がE型コア8の上端面8dと段部下面14dとの隙間からなるセット長L1で荷重をセットされた状態でヨーク10とケース14の軸方向接合部Cを溶接により接合する。
なお、E型コア8は皿ばねからなる弾性部材11のばね定数と、図4に示すセット長L1を適正に設定して、エンジン振動による変位が起こらないように必要充分な荷重が加えられている。なお、弾性部材11としては、皿ばねの代わりに弾性を有する他の手段として例えばスプリングワッシャや樹脂プレート、ラバーなどを用いることもできる。またE型コア8上部に樹脂層(図示省略)を形成して該樹脂層の厚みによる弾性力によってE型コア8に荷重を加えるようにしても良い。その場合には、その樹脂層が弾性部材11を構成する。また、E型コア8は燃料に接触しないように配置されているが、自動車や船外機などの長期使用による錆の防止のため、E型コア8表面に例えば電気めっきによる防錆表面処理を施すことは好ましい。
次にターミナル7cを外周方向に直角に折り曲げた後、インナーコア9とケース14の径方向接合部Dを溶接によりシール接合する。さらにコネクタ部18aの形成とターミナル7cの絶縁性確保のため、射出成型によりモールド部18を形成する。
次に、プレート19を挟持してニードル弁体5、バルブシート12、ガイド20を収容したバルブボディ13をヨーク10の下側の内周部に圧入した後、溶接部Eを溶接する。さらに、インナーコア9の内周面に圧縮ばね16、カラー21、フィルタ22を組付ける。なお、プレート19はニードル弁体5の軸に垂直な方向から挿入するため、切り欠きを有したC型形状(詳細図示省略)としている。また、カラー21を圧入する際にはその位置によりバネ荷重を変化させて予め噴射量特性を調整する。
この後、噴射量特性及び噴霧特性などの性能検査工程において各種測定を行なう。図4に示すサブアッセンブリは、後行程で組付ける接続パイプ3の長さの種類に対応して燃料噴射弁の種類が複数存在しても単一形状で性能検査工程に供することもできるので、性能検査工程の測定装置は1種類で済む。
次に、図5に示すように、接続パイプ3がケース14の小径部14a外周に圧入されて径方向にガイドされ、接続パイプ3の中央部とケース14の小径部14aの溶接部Fを全周シール溶接、接続パイプ3下部の溶接部Gを点状の溶接により接合した後、接続パイプ3のフランジ部3b上部の連結部3aに、図1に示すようにスペーサ104、バックアップリング103、及びラバーリング102を組付ける(図5では図示省略)。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。コイル7が通電されると、エアギャップ6aとインナーコア9とE型コア8とヨーク10とサイドエアギャップ6bとプランジャ6とで構成される磁気回路に磁束が生じ、エアギャップ6aに電磁吸引力が発生する。そして可動パーツであるプランジャ6がインナーコア9側へ移動を開始し、プランジャ6と一体化されたニードル弁体5も移動して噴射口12aが開弁され燃料の噴射が開始される。開弁途中の状態において、ニードル弁体5は下流側がガイド20の内周と接触し、上流側がバルブボディ13の内周と接触しつつ、摺動動作を行う。ニードル弁体5の中間面5aがプレート19の下面に衝突するとニードル弁体5は開弁状態となり、コイル7への通電が持続されて噴射状態が保持される。次にコイル7への通電が終了すると、エアギャップ6aに発生していた電磁吸引力は急速に減少し、ニードル弁体5は圧縮ばね16により押されて閉弁し燃料噴射は終了する。
上記のようにこの実施の形態1によれば、E型コア8に対するインナーコア9及びヨーク10の接触面を同一平面とする一方、インナーコア9とリング状の非磁性部材15及びヨーク10はそれぞれ剛性の高い形状として、これらを一体化した結合パーツは溶接部A、Bをエアギャップ6aより離すことにより、高精度な寸法精度を維持した状態としている。そしてE型コア8を弾性部材11を用いて荷重印加状態で固定した。これらによりE型コア8とインナーコア9及びヨーク10とは隙間なく同一平面上で密着状態で接触させることが可能となり、エンジン使用時の振動などによる変位も回避することができる。また、インナーコア9及びヨーク10の接触面を同一平面としたことで、加工が容易で、精度高く製造できると言う効果も得られる。
また、上記構造としたことにより、磁気損失が減少されたので、電磁吸引力を同一とした場合にコイル7への電流を少なくすることが可能となり、省電力化が図られた。さらに、インナーコア9とヨーク10との間に非磁性部材15を設けたことにより、この部分を通る磁束を非常に少なくすることができたので、エアギャップ6aを通る磁束が十分に得られ高い電磁吸引力が得られる。なお、実施の形態1ではE型コア8に圧粉材を使用したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば高電気抵抗磁性材であるコバルト系の合金材などを用いることもできる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2による電磁式燃料噴射弁を示す断面図である。この実施の形態2になる燃料噴射弁は、エンジンによって異なる筒内と図示していない燃料レール4との距離に応じてラバーリング102の位置を調整可能とするため、接続パイプ30をインナーコア9及びケース14とは別体に構成している。接続パイプ30は、ケース14の上流側の小径部14a外周を径方向のガイドとして組付けられるようにしており、例示した接続パイプ30は実施の形態1のものに比べて長さの長いものが用いられている。該接続パイプ30は、一端部側がケース14の小径部14aに固定され、他端部側が燃料の供給源に対してラバーリング102などのシール部材を用いて連結し得る連結部3aを有する長さ等が異なる複数の接続パイプとして用意され、燃料噴射弁1の噴射量を決定する磁気回路部とは独立したパーツとなっている。そして、所望の寸法の任意に選ばれたものが製造工程において燃料噴射弁の性能を測定した後に燃料噴射弁に組付けられる。その他の構成は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
上記のように構成された実施の形態2においては、磁気回路構成パーツとは別体に長さ等の異なる複数の接続パイプ30を構成し、製造過程において噴射量調整・性能測定などの工程の後に、選択された任意の接続パイプ30を組付けられるようにした。そしてOリングなどのラバーリング102位置の異なる複数の燃料噴射弁を製造する際に、それぞれの工程における生産設備の変更を不要としたので、燃料噴射弁の製造費用を安くすることができる。また、接続パイプ30をケース14の上流側の小径部14aの外周により支持固定したので、接続パイプ30の全長が長い燃料噴射弁の場合でも接続パイプ30の質量が過大にならない構造にすることができる。
なお、上記実施の形態の説明では、E型コア8の中心側コア端面8bと外周側コア端面8c、及びインナーコア9の当接部9aとヨーク10の当接面10bをそれぞれ同一平面上に形成して密着させたが、必ずしも同一平面に限定されるものではない。同一平面の場合、加工が容易であるという利点があるが、例えば内周側と外周側の2つの当接面に段差を設けてそれぞれの当接面で密着させても同様の効果が期待できる。
この発明の実施の形態1による電磁式燃料噴射弁をシリンダヘッドに取り付けたときの全体構成を示す断面図。 実施の形態1の製造工程において、インナーコアのフランジ状の当接部と、ヨークの当接面を同一平面に加工する方法を示す断面図。 実施の形態1の製造工程において、図2の加工後、コイル、E型コア、弾性部材、及びケースを組付ける状況を示す断面図。 実施の形態1の製造工程において、図3の加工後、プランジャ、ニードル弁体、バルブボディなどを組付け完了した状態を示す断面図。 実施の形態1の製造工程において、図3の加工後、接続パイプ取付けた状態を示す断面図。 この発明の実施の形態2による電磁式燃料噴射弁を示す断面図。
符号の説明
1 燃料噴射弁、 1a、1b フランジ上面、 2 シリンダヘッド、 2a エンジンシリンダ内、 2b 挿通孔、 3、30 接続パイプ、 3a 連結部、 3b フランジ部、 4 フューエルレール、 5 ニードル弁体、 5a 中間面、 6 プランジャ、 6a エアギャップ、 6b サイドエアギャップ、 7 コイル、 7a ボビン、 7b マグネットワイヤ、 7c ターミナル、 8 E型コア、 8a 貫通孔、 8b 中心側コア端面、 8c 外周側コア端面、 8d 上端面、 8e コイル側表面部、 9 インナーコア、 9a 当接部、 9b 流路、 9c 突出部、 9d フランジ部、 9e エアギャップ対向面、 10 ヨーク、 10a 内周面、 10b 当接面、 10c フランジ、 11 弾性部材、 12 バルブシート、 12a 噴射口、 13 バルブボディ、 14 ケース、 14a 小径部、 14b 段部、 14c 大径部、 14d 段部下面、 15 非磁性部材、 16 圧縮ばね、 17 砥石、 18 モールド部、 18a コネクタ部、 19 プレート、 20 ガイド、 21 カラー、 22 フィルタ、 101 シール材、 102 ラバーリング、 103 バックアップリング、 104 スペーサ、 A、B、E、F、G 溶接部、 C 軸方向接合部、 D 径方向接合部、 L1 セット長。

Claims (7)

  1. ニードル弁体を駆動するプランジャと、このプランジャに磁束を貫通させるためのコイルが巻装され中心部に軸方向の貫通孔が設けられたE型コアと、このE型コアの貫通孔に挿通され上記プランジャに対してエアギャップを介して対面すると共に、上記E型コアの中心側コア端面に対する当接部を有し、中心部に燃料の流路が形成されたインナーコアと、上記プランジャに対してサイドエアギャップを介して対面する内周面が形成され、軸方向端部に上記E型コアの外周側コア端面に対する当接面を有し、上記E型コア、インナーコア、エアギャップ、プランジャ及びサイドエアギャップと共に磁気回路を形成するヨークと、上記E型コアの中心側コア端面及びインナーコアの当接部、並びに上記E型コアの外周側コア端面及び上記ヨークの当接面を密着させるように上記E型コアを軸方向に押圧する弾性部材とを備えたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 上記E型コアの中心側コア端面と外周側コア端面は同一平面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁。
  3. 上記インナーコアと上記ヨークとの間に非磁性部材が介装されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁式燃料噴射弁。
  4. 上記インナーコアは上記磁気回路よりも上記流路の上流側に伸びて形成された突出部を有してなり、一端部側に形成された小径部がこの突出部の周りを包囲し、該小径部に対して段部を介して他端部側に形成された大径部が上記磁気回路の周りを包囲するように形成されたケースを備えてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の電磁式燃料噴射弁。
  5. 上記弾性部材は、上記ケースの段部下面と上記E型コアの間に介装されていることを特徴とする請求項4に記載の電磁式燃料噴射弁。
  6. 一端部側が上記ケースの小径部に固定され、他端部側が燃料の供給源に対してシール部材を用いて連結し得る連結部を有する長さが異なる複数の接続パイプが用意され、これら複数の接続パイプから選ばれた任意の接続パイプを連結して用いるようにしたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電磁式燃料噴射弁。
  7. 上記E型コアは、磁性体の粉末を用いた圧粉材からなることを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載の電磁式燃料噴射弁。
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