JP2000030961A - モールドコイル及びその製造方法 - Google Patents

モールドコイル及びその製造方法

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JP2000030961A
JP2000030961A JP10200568A JP20056898A JP2000030961A JP 2000030961 A JP2000030961 A JP 2000030961A JP 10200568 A JP10200568 A JP 10200568A JP 20056898 A JP20056898 A JP 20056898A JP 2000030961 A JP2000030961 A JP 2000030961A
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coil
mold
bobbin
molded
resin material
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Shinji Ogawa
伸治 小川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/12Insulating of windings
    • H01F41/127Encapsulating or impregnating
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/327Encapsulating or impregnating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの内部に水や油等が浸入することを規
制できるモールドコイルを提供すること。 【解決手段】 モールドコイル1の内部には、コイル2
が備えられており、このコイル2の外周が二次的に樹脂
材によって覆われ、この樹脂材が硬化したモールド体1
7が備えられている。コイル2を形成するボビン3の軸
部5には、両端部に張出し部6が備えられている。モー
ルド体17は、コイル2の両張出し部6の外周から巻き
線4の外周面にかけて覆うように形成されている。ま
た、下方の張出し部6の外面には、張出し部6の全周に
沿って、凸凹組付き部12が閉環状に設けられている。
こうして、金型抜き孔18から水や油等が浸入した場合
にも、コイル2の内部に至る事態が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モールドコイル及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、特開平3−199786号に
開示されたモールドコイル100を示した。このモール
ドコイル100は、まずボビン102の軸部104に巻
き線101が巻き付けられてコイル103が作成され、
このコイル103が金型(図示せず)に仕掛けられて、
コイル103の外周りが樹脂材で覆い固められる。こう
して樹脂材が硬化するとモールド体106が形成され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボビン10
2の軸部104の両端には、この軸部104の径方向に
張り出すディスク105が備えられている。このディス
ク105とモールド体106とは、ディスク105の外
周縁部において巻き線101の外周面と接している(図
6においてA矢印で示すところ)。このため、この境界
部分から水や油が浸入した場合には、コイル103の内
部に至ってしまうことがある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コイルの内部に水や油等が浸入するこ
とを規制できるモールドコイルを提供すること、及びそ
のモールドコイルを製造する方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るモールドコイルは、軸部の両
端部からこの軸部の径方向に張出された張出し部を有す
るボビンと前記軸部に巻き付けられた巻き線とを備えた
コイルと、このコイルに一体化される樹脂材がモールド
されることにより形成されるモールド体とを備えたもの
であって、前記コイルの少なくとも前記両張出し部の外
周から前記巻き線の外周面にかけては、前記モールド体
によって覆われていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
であって、前記張出し部に積層された樹脂材には、前記
樹脂材の金型成型時において前記張出し部が金型の一部
と接触していたことによって生じている金型抜き孔が、
前記張出し部の外端縁部から離間して、前記軸部に近接
するところに設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2のい
ずれかに記載のものであって、前記張出し部には、この
張出し部に積層される前記樹脂材と、凸凹状態で組み付
く凸凹組付き部が設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のものであって、前記凸凹組付き部は、前記張
出し部の全周に沿って前記金型抜き孔を取り囲むように
閉環した状態で設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれ
かに記載のものであって、前記金型抜き孔には、充填部
材が充填されていることを特徴とする。請求項6の発明
に係るモールドコイルの製造方法は、軸部の両端部から
この軸部の径方向に張出された張出し部を有するボビン
の前記軸部に巻き線を巻き付けたコイルを金型内に仕掛
け、その型内に樹脂材を充填することによりモールドコ
イルを製造する方法であって、前記金型の内部には、前
記ボビンを支持するボビン支持部が突設されており、前
記金型内に前記コイルが仕掛けられるときには、前記ボ
ビン支持部がボビンを支持することによって、前記張出
し部の下方に前記樹脂材が回り込む樹脂用空間が設けら
れることを特徴とする。請求項7の発明は、請求項6に
記載のものであって、前記張出し部の周囲に積層された
前記樹脂材には、前記ボビン支持部が位置したことによ
って金型抜き孔が形成されており、この金型抜き孔に
は、充填部材が充填されることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、コ
イルの両張出し部の外周から巻き線の外周面にかけて
は、モールド体によって覆われている。このため、張出
し部側からコイル内部に水や油等が浸入することが防止
される。
【0011】請求項2の発明によれば、金型抜き孔は、
張出し部の外端縁部から離間して、ボビンの軸部に近接
するところに設けられている。このため、金型抜き孔が
張出し部の外端縁部付近に設けられた場合に比べると、
金型抜き孔からコイル内部に至るまでの距離が長い。こ
うして、水や油等が金型抜き孔から浸入した場合にも、
コイル内部に至る事態が軽減され得る。
【0012】請求項3の発明によれば、張出し部に積層
される樹脂材と凸凹状態で組み付く凸凹組付き部が設け
られているため、張出し部と樹脂材との組付き力が向上
する。
【0013】請求項4の発明によれば、金型抜き孔から
水や油等が浸入した場合にも、張出し部の全周に沿って
金型抜き孔を取り囲むように閉環した凸凹組付き部が設
けられているため、水や油等が張出し部の外端縁を回り
込んでコイルに至る事態が規制され、防水効果が向上す
る。
【0014】請求項5または請求項7の発明によれば、
金型抜き孔が充填部材によって充填されているため、金
型抜き孔から水や油等が浸入する事態を回避できる。さ
らに、従来のモールドコイルにおいてディスクとモール
ド体との接合部分からの水や油等の浸入を防止するため
には、ディスクの外周縁部の全周に渡って充填部材を施
さなければならず、充填部材が多く必要となり、手間も
掛かってしまう。しかし、本発明では、金型抜き孔のみ
を充填部材で充填すればよいため、充填部材が少量で済
み、手間も少ない。請求項6の発明によれば、ボビンの
張出し部の外周に樹脂用空間が確保されて、張出し部の
外周が樹脂材によって覆われる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図1〜図5を参照しつつ、詳細に説明する。図1
は、モールドコイル1の側断面を示すものである。モー
ルドコイル1の内部には、コイル2が備えられており、
このコイル2の外周が二次的に樹脂材によって覆われ、
この樹脂材が硬化することでモールド体17が形成され
ている。
【0016】ここで、図3を参照しつつ、コイル2につ
いて説明する。コイル2には、ボビン3と巻き線4とが
備えられている。ボビン3は合成樹脂により成形されて
おり、円筒状の軸部5と、この軸部5の両端部から軸部
5の径方向に張り出される図示上下一対の円盤状の張出
し部6とが備えられている。軸部5には巻き線4が巻き
付けられており、この巻き線4の両端はいずれも図3に
おいて右上方から延出されている。また、図3において
上側の張出し部6の右端部には、一対のターミナル7が
インサート成形されている(図2を合わせて参照)。タ
ーミナル7の一端部は張出し部6の上面に埋設されてい
る一方、ターミナル7の他端部は、軸部5の径方向に延
設されて水平延設部7Aとされた後、図示下方に折り曲
げられている。この他端は、図示しない相手側コネクタ
の端子に連結するタブ部7Bとされる。また、水平延設
部7Aには、連結部8が突設されており、ここには巻き
線4の両端がそれぞれ連結される。
【0017】また、図3における下側の張出し部6に
は、受け部9が凹設されている。この受け部9は、張出
し部6の外面において、外端縁部6Aから離間して、軸
部5に近接するところに設けられている。受け部9は、
三個のものが、軸部5の中心から等距離で、かつほぼ等
角度に配置されている。受け部9は、コイル2を樹脂材
で覆うときに、金型10に設けられているボビン支持部
11と係合可能とされている。また、受け部9が設けら
れている張出し部6の外面には、張出し部6の全周に沿
って受け部9を取り囲むように円環状の凸凹組付き部1
2が設けられている。凸凹組付き部12は、断面三角形
状の凸状体とされている。
【0018】次に、図1及び図2を参照しつつ、モール
ド体17について説明する。モールド体17は、コイル
2の外周面のほぼ全体を覆うようにして、コイル2と一
体化している。後述するように、モールド体17は、コ
イル2を金型10に仕掛け、この金型10内に樹脂材を
充填、硬化させることにより形成される。また、モール
ド体17は、コイル2の両張出し部6の外周から巻き線
4の外周面にかけて覆うようにされており、さらにボビ
ン3の軸部5の内側にも、所定の厚さだけ樹脂材が積層
されている。また、図1において下方の張出し部6の外
面に積層される樹脂材には、受け部9に整合するように
して、金型抜き孔18が開口している。この金型抜き孔
18には、本発明の充填部材に相当するシール剤19が
充填、固化されている。また、モールド体17には、タ
ーミナル7の周囲を覆うようにして、コネクタ部14が
備えられている。コネクタ部14は、一対のターミナル
7のタブ部7Bの先端を所定の間隔を隔てつつフード状
に覆うとともに、下方に開放している。コネクタ部14
には、図示しない相手側コネクタが連結可能とされてい
る。なお、コネクタ部14の内奥部には、樹脂材14A
が注入、固化されており、これにより水や油等の浸入を
防止している。
【0019】次に、図4を参照しつつ、金型10につい
て説明する。金型10の底面からは、軸部5の内径より
も一回り小さい径の中央突部15が突設されている。ま
た、この中央突部15の近傍には、三個のボビン支持部
11が突設されている(但し、図示されているのは二個
のみである。)。このボビン支持部11は、ボビン3の
張出し部6に凹設された受け部9に整合する位置に設け
られており、受け部9に嵌まり込んで、コイル2を支持
するようになっている。こうして、ボビン支持部11と
受け部9との凹凸係合により、ボビン3の装着位置を確
定することができる。また、ボビン支持部11の突設高
さは、受け部9の深さよりも高くされており、ボビン支
持部11が受け部9に嵌まり込んだときには、張出し部
6の外面と金型10との間に所定の間隔の樹脂用空間1
3が設けられるようになっている。この樹脂用空間13
に樹脂材が回り込むことにより、張出し部6の外面が樹
脂材で覆われる。なお、モールドコイル1が形成された
ときには、ボビン支持部11が位置したところは、モー
ルド体17の金型抜き孔18として開口される。
【0020】また、金型10には、ターミナル7を受入
れ可能なコネクタ形成部10Aが設けられている。ま
た、コネクタ形成部10Aの底面には、タブ部7Bを挿
入可能なタブ用凹部16が設けられている。コネクタ形
成部10Aに樹脂材が充填されることにより、タブ部7
Bの周囲空間を取り囲むようにしてコネクタ部14が形
成される。
【0021】次に、このコイル2を金型10に仕掛け、
樹脂材をモールドする操作について説明する。図5に示
すように、コイル2を金型10に仕掛ける。つまり、中
央突部15を軸部5に挿通させるようにして嵌め込むと
ともに、ボビン支持部11と受け部9とを整合させる。
また、このとき、ターミナル7は、コネクタ形成部10
Aの内部に位置しており、さらにタブ部7Bはタブ用凹
部16に押し込まれている。このようにして、コイル2
を金型10にセットした状態で、樹脂材を金型10に充
填及び硬化させる。樹脂材が硬化してモールド体17が
形成された後に、モールドコイル1を金型10から取り
出す。次に、ボビン支持部11が位置することで形成さ
れた金型抜き孔18にシール剤19を充填して、固化さ
せる。
【0022】このように、本実施形態によれば、コイル
2の両張出し部6の外周から巻き線4の外周面にかけて
は、モールド体17によって覆われている。このため、
張出し部6側からコイル2の内部に水や油等が浸入する
ことが防止される。
【0023】また、金型抜き孔18は、張出し部6の外
端縁部6Aから離間して、ボビン3の軸部5に近接する
ところに設けられている。このため、金型抜き孔18が
張出し部6の外端縁部付近に設けられた場合に比べる
と、金型抜き孔18からコイル2の内部に至るまでの距
離が長い。こうして、水や油等が金型抜き孔から浸入し
た場合にも、コイル2の内部に至る事態が軽減され得
る。
【0024】さらに、張出し部6に積層される樹脂材と
凸凹状態で組み付く凸凹組付き部12が設けられている
ため、張出し部6と樹脂材との組付き力が向上する。
【0025】また、金型抜き孔18から水や油等が浸入
した場合にも、張出し部6の全周に沿って金型抜き孔1
8を取り囲むようにして閉環した凸凹組付き部12が備
えられているため、水や油等が張出し部6の外端縁を回
り込んでコイル2に至る事態が規制され、防水効果が向
上する。
【0026】また、金型抜き孔18がシール剤19によ
って充填されているため、金型抜き孔18から水や油等
が浸入する事態を回避できる。このとき、従来のモール
ドコイル100においてディスク105とモールド体1
06との接合部分Aからの水や油等の浸入を防止するた
めには、ディスク105の外周縁部の全周に渡って充填
部材を施さなければならず、シール剤が多く必要とな
り、手間も掛かってしまう。さらに、この接合部分A
は、外部に対して露出しており、直角に折れ曲がってい
る。このような突出したところにシール剤19を使用し
たとしても、シール剤19が固化した後に剥がれ落ちる
可能性が高い。このため、ゴムや合成樹脂で防水用の別
部材を形成しておかねばならず、余計に手間が掛かって
しまう。しかし、本実施形態では、金型抜き孔18のみ
にシール剤19を充填すればよいため、シール剤19が
少量で済み、手間も少なくできる。さらに、凹んだ金型
抜き孔18にシール剤19が充填されて固化されるた
め、剥がれ落ちる可能性も低い。
【0027】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 (1)本実施形態では、張出し部から凸状の凸凹組付き
部を突設させたが、本発明によれば、張出し部に凹状の
凸凹組付き部を凹設させておいてもよい。 (2)凸凹組付き部は、必ずしも円環状に閉環している
必要はなく、例えば三角形や四角形等の多角形状でもよ
い。また、閉環していればよく、凸凹組付き部の全ての
部分が金型抜き孔から外側に位置していなければならな
いということはない。 (3)ボビンの張出し部及び軸部は、円形状である必要
はなく、例えば多角形状でもよい。 (4)本実施形態では、張出し部に受け部を凹設してボ
ビン支持部によって金型に対して位置決め状態でセット
されるようにしたが、受け部を設けず、単に張出し部を
金型に載置するだけであってもよい。 (5)本実施形態では、充填部材としてシール剤を用い
たが、本発明によれば、金型抜き孔に装着可能なゴム製
または合成樹脂製等の栓を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のモールドコイルの側断面図
【図2】モールドコイルの正面図
【図3】コイルを樹脂材で覆う前の側断面図
【図4】金型の側断面図
【図5】コイルを金型に仕掛けたときの側断面図
【図6】従来のモールドコイルの側断面図
【符号の説明】
1…モールドコイル 2…コイル 3…ボビン 4…巻き線 5…軸部 6…張出し部 6A…外端縁部 10…金型 11…ボビン支持部 12…凸凹組付き部 13…樹脂用空間 17…モールド体 18…金型抜き孔 19…シール剤(充填部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部の両端部からこの軸部の径方向に張
    出された張出し部を有するボビンと前記軸部に巻き付け
    られた巻き線とを備えたコイルと、このコイルに一体化
    される樹脂材がモールドされることにより形成されるモ
    ールド体とを備えたモールドコイルであって、 前記コイルの少なくとも前記両張出し部の外周から前記
    巻き線の外周面にかけては、前記モールド体によって覆
    われていることを特徴とするモールドコイル。
  2. 【請求項2】 前記張出し部に積層された樹脂材には、
    前記樹脂材の金型成型時において前記張出し部が金型の
    一部と接触していたことによって生じている金型抜き孔
    が、前記張出し部の外端縁部から離間して、前記軸部に
    近接するところに設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のモールドコイル。
  3. 【請求項3】 前記張出し部には、この張出し部に積層
    される前記樹脂材と、凸凹状態で組み付く凸凹組付き部
    が設けられていることを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載のモールドコイル。
  4. 【請求項4】 前記凸凹組付き部は、前記張出し部の全
    周に沿って前記金型抜き孔を取り囲むように閉環した状
    態で設けられていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のモールドコイル。
  5. 【請求項5】 前記金型抜き孔には、充填部材が充填さ
    れていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記
    載のモールドコイル。
  6. 【請求項6】 軸部の両端部からこの軸部の径方向に張
    出された張出し部を有するボビンの前記軸部に巻き線を
    巻き付けたコイルを金型内に仕掛け、その型内に樹脂材
    を充填することによりモールドコイルを製造する方法で
    あって、 前記金型の内部には、前記ボビンを支持するボビン支持
    部が突設されており、前記金型内に前記コイルが仕掛け
    られるときには、前記ボビン支持部がボビンを支持する
    ことによって、前記張出し部の下方に前記樹脂材が回り
    込む樹脂用空間が設けられることを特徴とするモールド
    コイルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記張出し部の周囲に積層された前記樹
    脂材には、前記ボビン支持部が位置したことによって金
    型抜き孔が形成されており、この金型抜き孔には、充填
    部材が充填されることを特徴とする請求項6に記載のモ
    ールドコイルの製造方法。
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