JPH06178514A - モールドモータ - Google Patents

モールドモータ

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JPH06178514A
JPH06178514A JP32326192A JP32326192A JPH06178514A JP H06178514 A JPH06178514 A JP H06178514A JP 32326192 A JP32326192 A JP 32326192A JP 32326192 A JP32326192 A JP 32326192A JP H06178514 A JPH06178514 A JP H06178514A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
substrate
stator
mold
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP32326192A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP32326192A priority Critical patent/JPH06178514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品を配したモールドモータにおいて、
この電子部品が破損しないようにしたものを提供する。 【構成】 固定子12の上面または下面に電子部品24
を配した基板22を配し、前記基板22にカバー26を
配し、固定子12及びカバー26の基部28を一体にモ
ールドした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モールドモータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、モールドモータは、その駆動
回路を構成した基板を固定子と共にモールドしていた。
これにより、モールドモータとは別体に駆動回路を必要
とせず、その取扱いが容易になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に固定子と基板とを一体にモールドした場合には、モー
ルドの際に、基板に設けられた電子部品にモールド材が
侵入し、また、その圧力や熱によって、電子部品が破損
する場合があった。
【0004】その破損した電子部品は、モールド材に埋
設されているため、モールドした後には、その部品を取
り換えることができず、モールドモータ全体が不良品と
なった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、電子
部品を配したモールドモータにおいて、この電子部品が
破損しないものを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のモールドモータ
は、固定子の上面または下面に電子部品を設けた基板を
配し、前記基板にカバーを被せ、前記固定子及び前記カ
バーの少なくとも基部を一体にモールドしたものであ
る。
【0007】
【作 用】上記構成のモールドモータにあっては、固定
子の上面または下面に電子部品を設けた基板を被せる。
そして、固定子とこのカバーの少なくとも基部を一体に
モールドする。
【0008】これにより、電子部品を設けた基板にモー
ルド材が直接侵入することなく、また、その圧力及び熱
が加わることがない。したがって、電子部品が破損する
ことがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0010】図1は本発明の第一の実施例を示すモール
ドモータ10の縦断面図である。
【0011】符号12は固定子であって、鉄心14にプ
レモールドを施して、固定子巻線16を巻付けたもので
ある。鉄心14にプレモールドを施す際に、その上面及
び下面の外周縁部及び内周縁部に複数の支持片18,1
9をプレモールドにより形成し、また、固定子巻線16
と接続されるピン20を突設する。固定子巻線16は、
支持片18,19の間に巻回される。
【0012】符号22は、固定子12の複数の支持片1
8に載置された円板状の基板である。基板22は、その
上面に抵抗やトランジスタ、コンデンサ等の電子部品2
4が配され、モールドモータ10の駆動回路を構成す
る。電子部品24は、ピン20を介して固定子巻線16
と接続されている。
【0013】符号26は、基板22を覆う合成樹脂より
なる平面円形の皿状のカバーである。カバー26の周壁
27下端にはフランジ部28が設けられている。また、
カバー26の天井面には、嵌合孔30が複数個所設けら
れている。また、カバー26内の嵌合孔30に相当する
箇所には、カバー26が下方へへこまないようにするた
めの補強柱31が設けられている。
【0014】符号Mは、固定子12及びカバー26のフ
ランジ部28を覆うモールド材である。モールド材Mを
施すことにより、固定子12、基板22及びカバー26
が一体化する。
【0015】符号17は、回転子を挿入するための挿入
孔である。
【0016】次に、図2、図3を用いて、モールドモー
タ10のモールド方法について説明する。
【0017】図2に示すように、固定子12の複数の支
持片18の上に基板22を載置した後、皿状のカバー2
6を基板22に覆い被せる。この場合に、フランジ部2
8の下面には、凸部34が設けられ、この凸部34が、
基板22に設けられた孔36に嵌合して、カバー26が
基板22に取付けられる。
【0018】図3に示すように、固定子12に基板22
及びカバー26を取付けた後、これらを一体にして上下
金型38,40の中に配する。本実施例の場合には、不
図示の回転子がモールドモータ10の下方から挿入され
る構造であるため、挿入孔17に相当する円柱体39
は、下金型40から突出している。上金型38の下面に
は、凹部32が設けられ、凹部32の下端周縁部には、
傾斜面32aが形成されている。これにより、固定子1
2等を金型38,40に配した場合に、傾斜面32a
が、カバー26の周壁27に当接されて、カバー26の
天井面と上金型38の凹部32との間には、空間44が
形成される。また、凹部32の天井面よりカバー26の
嵌合孔30に係合するピン42が垂下され、円柱体39
の上面には、支持突部39aが設けられ、ピン42と支
持突部39aとがカバー26と基板22を上下から押圧
して、基板22のソリ、変形を防止する。
【0019】そして、モールド注入口46から上下金型
38,40と固定子12等との間に形成された充填空間
47へモールド材Mを注入し、モールドを行なう。この
場合にモールド材Mは、固定子12の側面及び下面さら
にカバー26の基部にある充填空間47へ注入される。
しかしながら、空間44にはモールド材Mが侵入しない
ため、カバー26の上面はモールドされない。
【0020】以上により、上記構成のモールドモータ1
0であると、電子部品24を設けた基板22は、完全に
カバー26によって覆われているため、モールド材Mを
注入しても、カバー26内に侵入せず、圧力及び熱から
遮蔽されて電子部品24が破損しない。特に、カバー2
6の上面に空間44を設けて、モールド材Mの侵入を防
止しているため熱がより伝達されない構造となってい
る。
【0021】図4に基づいて、モールド材Mが、空間4
4に侵入しない構造について説明する。
【0022】カバー26の周壁27は、図4に示すよう
にやや傾斜して設けられ、その傾斜面27の下端にフラ
ンジ部28が設けられている。そして、上金型38の傾
斜面32aは、前記傾斜面27と係合する形状となって
おり、上金型38をカバー26に被せた場合には、フラ
ンジ部28の位置の充填空間47と空間44とは完全に
仕切られる。モールド材Mが注入された場合には、モー
ルド材Mはフランジ部28及び傾斜面27の下面のみを
覆って、カバー26が外れないようになる。
【0023】図5を用いて、空間44にモールド材Mが
侵入しない第二の実施例の構造について説明する。
【0024】カバー26のフランジ部28の上面には、
溝50が設けられ、上金型38の下面には、突条48が
設けらている。そして、上金型38を被せた場合には、
突条48が溝50に嵌合され、モールド材Mを注入した
場合にも空間44に侵入しない。
【0025】図6及び図7に基づいて、空間44にモー
ルド材Mが侵入しない第三の実施例の構造について説明
する。
【0026】カバー26のフランジ部28の上面に突条
52を設けておく。そして、上金型38を配する際に、
上金型38の下面が、図7に示すように突条52の上面
を押し潰す。これにより、フランジ部28の充填空間4
9と空間44との間が完全に遮断されて、モールド材M
が空間44に侵入しない。
【0027】図8及び図9に基づいて、第二の実施例の
モールドモータ100について説明する。
【0028】モールドモータ100と第一の実施例のモ
ールドモータ10の相違点は、基板122及びカバー1
26がドーナツ状に形成され、不図示の回転子が上面か
ら配される。したがって、図9に示すように、回転子の
挿入孔17に相当する円柱体39が、上金型38から突
出している。
【0029】そして、空間44にモールド材が侵入しな
いようにするために、カバー26の周壁27は段部54
を有し、これに上金型38の下端が当接される。したが
って、モールド材Mが注入された場合でも、空間44に
侵入することはない。
【0030】次に、図10に基づいて、第三の実施例の
モールドモータ200について説明する。
【0031】モールドモータ200と第一の実施例のモ
ールドモータ10の相違点は、カバー26と基板22と
がドーナツ状に設けられている点である。そして、上下
金型38,40を配した場合には、モールド材Mによっ
て、基板22及びカバー26の中央部分に回転子を受け
るための受部56が形成され、円柱体39が下面から配
される。
【0032】次に、図11に基づいて、第四の実施例の
モールドモータ300について説明する。
【0033】モールドモータ300と第一の実施例のモ
ールドモータ10の相違点は、カバー26の上面までモ
ールド材Mを注入する点にある。したがって、この場合
には空間44は形成されず、上下金型38,40の中に
モールドモータ300を配した場合には、モールド材M
は固定子12の側面及び下面さらにカバー26の上面ま
で注入される。
【0034】
【発明の効果】以上により本発明のモールドモータであ
ると、電子部品を配した基板がカバーによって保護され
ているため、モールド材からの熱及び圧力から保護さ
れ、電子部品が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例のモールドモータの縦断
面図である。
【図2】固定子にカバーを配する状態の分解斜視図であ
る。
【図3】第一の実施例のモールドモータを金型に配した
状態の縦断面図である。
【図4】空間にモールド材を侵入しないようにするため
の縦断面図である。
【図5】空間にモールド材を侵入しないようにするため
の第二の実施例である。
【図6】空間にモールド材を侵入しないようにするため
の第三の実施例である。
【図7】空間にモールド材を侵入しないようにするため
の第三の実施例において、金型をフランジに圧接した状
態の縦断面図である。
【図8】第二の実施例のモールドモータの分解斜視図で
ある。
【図9】第二の実施例のモールドモータを金型に配した
状態の縦断面図である。
【図10】第三の実施例のモールドモータを金型に配し
た状態の縦断面図である。
【図11】第四の実施例のモールドモータを金型に配し
た状態の縦断面図である。
【符号の説明】
10……モールドモータ 12……固定子 14……鉄心 16……固定子巻線 18……支持片 20……ピン 22……基板 24……電子部品 26……カバー 28……フランジ部 38……金型 40……金型 44……空間 M……モールド材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子の上面または下面に電子部品を設け
    た基板を配し、 前記基板にカバーを被せ、 前記固定子及び前記カバーの少なくとも基部を一体にモ
    ールドしたことを特徴とするモールドモータ。
JP32326192A 1992-12-02 1992-12-02 モールドモータ Pending JPH06178514A (ja)

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JP32326192A JPH06178514A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 モールドモータ

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ID=18152822

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JP32326192A Pending JPH06178514A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 モールドモータ

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