JP3456738B2 - モールドモータ - Google Patents

モールドモータ

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JP3456738B2
JP3456738B2 JP03657894A JP3657894A JP3456738B2 JP 3456738 B2 JP3456738 B2 JP 3456738B2 JP 03657894 A JP03657894 A JP 03657894A JP 3657894 A JP3657894 A JP 3657894A JP 3456738 B2 JP3456738 B2 JP 3456738B2
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temperature relay
pressure
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牧人 加藤
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日本電産シバウラ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】電気部品を搭載したプリント基板
をプリミックスでモールド形成し、フレームとしたモー
ルドモータに関する。 【0002】 【従来の技術】従来例を図3、図4、図5を用いて説明
する。図3は、従来例における保護カバーの斜視図であ
る。図4は、従来例におけるモールドモータの部分断面
図である。図5は、従来例における温度リレー取り付け
部の拡大断面図である。 【0003】図3において、保護カバー10は、電気部
品例えば温度リレーを収納するためにカップ状に形成さ
れた収納部11と、保護カバー10をプリント基板に取
り付けるための突起部が設けられた取り付け部12とで
構成されている。また、保護カバー10は、材料に熱可
塑性樹脂を使用している。 【0004】図4において、モールドモータ13は、プ
リミックス6をフレーム成形型内に注入してモールド形
成したフレーム15を有している。このフレーム15内
には、保護カバー10と、保護カバー10の収納部11
内に収納されている温度リレー4と、保護カバー10お
よび温度リレー4を搭載したプリント基板5とが埋め込
まれている。 【0005】図5において、温度リレー4は、プリント
基板5に半田付けされて取り付けられている。保護カバ
ー10は、取り付け部12の突起部がプリント基板5の
孔に挿入して取り付けられている。保護カバー10の収
納部11の内面と温度リレー4の間には、空間が設けら
れている。 【0006】そして、保護カバー10と温度リレー4が
取り付けられたプリント基板5をフレーム成形型に挿入
し、保護カバーが変形しない程度の圧力をかけながらプ
リミックス6をフレーム成形型内に注入して、フレーム
15をモールド形成する。このとき、保護カバー10と
温度リレー4の間に空間を設けることにより、温度リレ
ー4に圧力がかからないようにしている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保護カバーは、温度リレーに圧力がかからないように温
度リレーと保護カバーの間に空間を設けているが、プリ
ミックスを注入する際の圧力が過大になった場合、すな
わち、プリミックスの計量にばらつきが生じ、必要以上
の量のプリミックスがフレーム成形型に注入された場
合、図5の2点鎖線のように、保護カバーが湾曲し、保
護カバーと温度リレーの本体との空間がなくなり、保護
カバーと温度リレーが接触する。このため、温度リレー
が押圧され、温度リレーが破壊する可能性がある。 【0008】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、保護
カバーと、この保護カバーの収納部に収納された温度リ
レーと、この温度リレーを搭載したプリント基板とをプ
リミックスでモールド形成して、フレームとしたモール
ドモータにおいて、前記保護カバーは、樹脂を成形する
ことにより形成され、前記保護カバーは略矩形状でカバ
ーの内側に厚肉の保護壁が設けられ、この保護壁で仕切
られた一方の保護カバー部を厚肉で形成し、他方の保護
カバー部を薄肉で形成し、かつ、この樹脂成形時に位置
決め用突出部を同時に形成したことを特徴とするモール
ドモータを提供する。 【0009】 【作用】プリント基板に搭載された温度リレーの本体を
保護カバーの厚肉部に収納し、保護カバーをプリント基
板に取り付ける。このプリント基板をプリミックスでモ
ールド形成する。 【0010】モールド形成する際、プリミックスを注入
する圧力が過大になると、最初に薄肉部が温度リレーを
収納している内側に潰れるようにして変形する。変形が
始まると、圧力がこの薄肉部に集中し始めて、厚肉部に
かかる圧力が減少し、圧力による厚肉部の変形を抑えら
れる。さらに、薄肉部が変形することにより、収納部内
の空間部の体積が減少すると、厚肉部の内気圧が増加
し、圧力による厚肉部の変形を抑えられる。 【0011】 【実施例】本発明の実施例を図1、図2を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施例における保護カバーの斜視
図である。図2は、本発明の実施例における保護カバー
の取り付け部の拡大断面図である。 【0012】図1において、保護カバー1は、電気部品
例えば温度リレーを収納するためにカップ状に形成され
た収納部2と、保護カバー1をプリント基板に取り付け
るための突起部が設けられた取り付け部3で構成されて
いる。収納部2は、保護カバー1の肉厚の厚い厚肉部2
aと、肉厚が厚肉部2aに比べて薄い薄肉部2bとで構
成されている。また、薄肉部2bは、外圧に対しても厚
肉部2aより弱い構造にする。例えば、薄肉部2bの肉
厚の全てを薄くして弱い構造にする。厚肉部2aと薄肉
部2bの間には保護壁2cが設けられている。また、保
護カバー1は、熱可塑性樹脂を使用している。 【0013】図2において、温度リレー4は、プリント
基板5に半田付けされて取り付けられている。収納部2
の厚肉部2aには、温度リレー4の本体4aが収納され
ている。収納部2の薄肉部2bには、温度リレー4のピ
ン4bが収納されている。保護壁2cは、ピン4bが通
る部分をのぞいて本体4aとピン4bを隔離するように
設けられている。取り付け部3は、取り付け部3の突起
部をプリント基板5の穴に挿入して、プリント基板5に
取り付けられている。 【0014】そして、保護カバー1と温度リレー4が取
り付けられたプリント基板5を、フレーム成形型に挿入
し、プリミックス6をフレーム成形型内に注入して、フ
レームをモールド形成する。モールド形成する際、プリ
ミックス6を注入する圧力が過大になった場合、この圧
力により、最初に保護カバー1の厚みの薄い薄肉部2
が、ピン4bを収納している収納部2の内側に潰れるよ
うにして変形する。このとき、圧力は、薄肉部2bに集
中し始めるため、厚肉部2aにかかる圧力を減少させる
ことができる。さらに、薄肉部2bが変形することで、
収納部2内の空間部の体積が減少し、厚肉部2a内の気
圧が増加して、厚肉部2aの変形を抑えることができ
る。これにより、温度リレー4と保護カバー10との間
に空間を保つことができ、厚肉部2aに収納された温度
リレー4の本体4aを保護することができる。 【0015】また、保護壁2cを設けるとにより薄肉部
2bが変形した際に、温度リレー4の本体4aの側面よ
り圧力がかからないように保護するのと同時に、温度リ
レー4の本体4aを収納する厚肉部2aの肉厚の強度を
上げるリブとしての効果も生じる。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、保護カバーの収納部に
厚肉部と薄肉部を設けることにより、プリミックスを注
入する圧力が過大になった場合でも、圧力に対して構造
的に弱い薄肉部を変形させ、圧力を薄肉部に集中させる
ことにより、厚肉部にかかる圧力を減少させることがで
きる。さらに、薄肉部を変形させることで、収納部の空
間部の体積が減少し、収納部内の内気圧が増加し、厚肉
部の変形を抑えることができる。したがって、温度リレ
ーと保護カバーとの間に空間を保つことができ、厚肉部
に収納された温度リレーの本体を保護することができ
る。 【0017】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例における保護カバーの斜視図。 【図2】本発明の実施例における温度リレー取り付け部
の拡大断面図。 【図3】従来例における保護カバーの斜視図。 【図4】従来例におけるモールドモータの部分断面図。 【図5】従来例における温度リレー取り付け部の拡大断
面図。 【符号の説明】 1、10・・・保護カバー 2・・・収納部
2a・・・厚肉部2b・・・薄肉部 2c・・・保
護壁 3、12・・・取り付け部4・・・温度リレ
ー 5・・・プリント基板 6・・・プリミッ
クス13・・・モールドモータ 15・・・フレー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】保護カバーと、 この保護カバーの収納部に収納された温度リレーと、 この温度リレーを搭載したプリント基板とをプリミック
    スでモールド形成して、フレームとしたモールドモータ
    において、前記保護カバーは、樹脂を成形することにより形成さ
    れ、前記保護カバーは略矩形状でカバーの内側に厚肉の
    保護壁が設けられ、 この保護壁で仕切られた一方の保護カバー部を厚肉で形
    成し、他方の保護カバー部を薄肉で形成し、 この樹脂成形時に位置決め用突出部を同時に 形成したこ
    とを特徴とするモールドモータ。
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JP4594492B2 (ja) * 2000-05-30 2010-12-08 日本電産シバウラ株式会社 モールドモータ
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