JPS6245858Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245858Y2 JPS6245858Y2 JP16005580U JP16005580U JPS6245858Y2 JP S6245858 Y2 JPS6245858 Y2 JP S6245858Y2 JP 16005580 U JP16005580 U JP 16005580U JP 16005580 U JP16005580 U JP 16005580U JP S6245858 Y2 JPS6245858 Y2 JP S6245858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- mold
- gate
- insert metal
- vertical conduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 18
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 13
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 3
- 230000002730 additional effect Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、インサート金属板がインサートされ
たプラスチツク部品の製造用金型の改良に関す
る。本考案を時計用部品を例にとり説明すると、
時計用地板をプラスチツクで製造する場合に強度
補強や精度向上の目的で金属板をインサート成形
することがある。このような場合プラスチツクの
成形圧力によつてインサート金属板が変形する。
この変形は溶融プラスチツクを射出するためのゲ
ート部において特に顕著にあらわれ、部品全体の
精密な平坦度が得られなくなる。
たプラスチツク部品の製造用金型の改良に関す
る。本考案を時計用部品を例にとり説明すると、
時計用地板をプラスチツクで製造する場合に強度
補強や精度向上の目的で金属板をインサート成形
することがある。このような場合プラスチツクの
成形圧力によつてインサート金属板が変形する。
この変形は溶融プラスチツクを射出するためのゲ
ート部において特に顕著にあらわれ、部品全体の
精密な平坦度が得られなくなる。
従来のプラスチツク部品の製造用金型のゲート
構造は、第１図に示すようにインサート金属板１
にあけられた上下導通用穴２の中心と製造用金型
に設けられたゲート部３の中心が同心に配置され
ている。ゲート部３から射出された溶融樹脂は、
上下導通用穴２を通つて下側形状部４に、またゲ
ート部３と上下導通用穴２とのすきまを通つて上
側形状部５に充填される。
構造は、第１図に示すようにインサート金属板１
にあけられた上下導通用穴２の中心と製造用金型
に設けられたゲート部３の中心が同心に配置され
ている。ゲート部３から射出された溶融樹脂は、
上下導通用穴２を通つて下側形状部４に、またゲ
ート部３と上下導通用穴２とのすきまを通つて上
側形状部５に充填される。
上記従来のゲート構造は、ゲート部３の中心と
上下導通用穴２の中心が同心であるため次の欠点
があつた。第１に設計上の都合により上下導通用
穴２の直径を大きくできない場合、上側形状部５
への充填性が著しく低下する。第２に、上側形状
部５、下側形状部４への溶融樹脂の充填に時間的
アンバランスが生ずるためインサート金属板が上
側方向に変形してしまう不便が生ずる。
上下導通用穴２の中心が同心であるため次の欠点
があつた。第１に設計上の都合により上下導通用
穴２の直径を大きくできない場合、上側形状部５
への充填性が著しく低下する。第２に、上側形状
部５、下側形状部４への溶融樹脂の充填に時間的
アンバランスが生ずるためインサート金属板が上
側方向に変形してしまう不便が生ずる。
本考案は上記従来の欠点である上側形状部の充
填不足、インサート金属板の上側への変形を防止
するゲート構造を有するプラスチツク部品の製造
用金型を提供することを目的とするものである。
填不足、インサート金属板の上側への変形を防止
するゲート構造を有するプラスチツク部品の製造
用金型を提供することを目的とするものである。
本考案によるプラスチツク部品の製造用金型
は、上下導通用穴を有するインサート金属板がイ
ンサートされてなるプラスチツク部品の製造用金
型において、該製造用金型に設けられ前記上下導
通用穴の上方に配置される樹脂射出用のゲート部
は、その中心が前記上下導通用穴の中心に対して
偏心した位置に配置され、かつ前記ゲート部の下
面に前記インサート金属板における前記上下導通
用穴の外周の一部を当接させてなることを特徴と
する。
は、上下導通用穴を有するインサート金属板がイ
ンサートされてなるプラスチツク部品の製造用金
型において、該製造用金型に設けられ前記上下導
通用穴の上方に配置される樹脂射出用のゲート部
は、その中心が前記上下導通用穴の中心に対して
偏心した位置に配置され、かつ前記ゲート部の下
面に前記インサート金属板における前記上下導通
用穴の外周の一部を当接させてなることを特徴と
する。
以下、実施例により本考案を詳細に説明する。
第２図は本考案によるゲート構造の斜視図でゲー
ト部３の中心３ａと上下導通用穴２の中心２ａを
偏心させて配置したものである。第３図は、本考
案によるゲート構造の断面図で、インサート金属
板１、上下導通用穴２、ゲート部３、以上は第１
図の従来例と同一の構成を成す。
第２図は本考案によるゲート構造の斜視図でゲー
ト部３の中心３ａと上下導通用穴２の中心２ａを
偏心させて配置したものである。第３図は、本考
案によるゲート構造の断面図で、インサート金属
板１、上下導通用穴２、ゲート部３、以上は第１
図の従来例と同一の構成を成す。
第３図に戻つて説明を続ける。ゲート部３の直
径と、上下導通用穴２の直径が異なる場合はもち
ろん、同一である場合においても、二者を偏心さ
せて配置することにより、上側形状部５への溶融
樹脂の充填が可能となる。また上側形状部５、下
側形状部４への充填が時間的にアンバラスになつ
た時にインサート金属板１を上方へ変形させる力
が加わつても、インサート金属板における上下導
通用穴２の外周の一部が金型６に形成されたゲー
ト部３の下面3bに当接するのでインサート金属
板１の上側への変形を防止することができる。さ
らに本考案の付帯効果として、偏心の方向を考慮
することによつて、充填の方向性をコントロール
することが可能となる。尚、本考案は時計用に限
定されるものではないことは云うまでもない。
径と、上下導通用穴２の直径が異なる場合はもち
ろん、同一である場合においても、二者を偏心さ
せて配置することにより、上側形状部５への溶融
樹脂の充填が可能となる。また上側形状部５、下
側形状部４への充填が時間的にアンバラスになつ
た時にインサート金属板１を上方へ変形させる力
が加わつても、インサート金属板における上下導
通用穴２の外周の一部が金型６に形成されたゲー
ト部３の下面3bに当接するのでインサート金属
板１の上側への変形を防止することができる。さ
らに本考案の付帯効果として、偏心の方向を考慮
することによつて、充填の方向性をコントロール
することが可能となる。尚、本考案は時計用に限
定されるものではないことは云うまでもない。
以上説明した様に、本考案によるプラスチツク
部品の製造用金型のゲート構造はゲート部の中心
と上下導通用穴の中心が偏心しているので、上下
導通用穴の大きさに制限がある場合でも、上下導
通用穴とゲート部との間の隙間が十分とれること
から上側形状部への充填性が確保でき、さらにイ
ンサート金属板の変形もゲート部を形成する金型
に上下導通用穴の外周の一部が当接して防止でき
るので、反りのない高精度のプラスチツク部品を
製造することが可能になる。また金型のゲート部
に当接させてインサート金属板の変形が防止され
ることから、従来よりもインサート金属板を薄く
することが可能になりその結果部品全体の薄型化
も可能となる。
部品の製造用金型のゲート構造はゲート部の中心
と上下導通用穴の中心が偏心しているので、上下
導通用穴の大きさに制限がある場合でも、上下導
通用穴とゲート部との間の隙間が十分とれること
から上側形状部への充填性が確保でき、さらにイ
ンサート金属板の変形もゲート部を形成する金型
に上下導通用穴の外周の一部が当接して防止でき
るので、反りのない高精度のプラスチツク部品を
製造することが可能になる。また金型のゲート部
に当接させてインサート金属板の変形が防止され
ることから、従来よりもインサート金属板を薄く
することが可能になりその結果部品全体の薄型化
も可能となる。
第１図は従来のインサート金属板がインサート
されたプラスチツク地板の断面図、第２図は本考
案によるゲート構造の斜視図、第３図は本考案に
よるゲート構造の断面図。 １……インサート金属板、２……上下導通用
穴、３……ゲート部、４……下側形状部、５……
上側形状部、６……金型。
されたプラスチツク地板の断面図、第２図は本考
案によるゲート構造の斜視図、第３図は本考案に
よるゲート構造の断面図。 １……インサート金属板、２……上下導通用
穴、３……ゲート部、４……下側形状部、５……
上側形状部、６……金型。
Claims (1)
- 上下導通用穴を有するインサート金属板がイン
サートされてなるプラスチツク部品の製造用金型
において、該製造用金型に設けられ前記上下導通
用穴の上方に配置される樹脂射出用のゲート部
は、その中心が前記上下導通用穴の中心に対して
偏心した位置に配置され、かつ前記ゲート部の下
面に前記インサート金属板における前記上下導通
用穴の外周の一部を当接させてなることを特徴と
するプラスチツク部品の製造用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16005580U JPS6245858Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16005580U JPS6245858Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5783828U JPS5783828U (ja) | 1982-05-24 |
| JPS6245858Y2 true JPS6245858Y2 (ja) | 1987-12-09 |
Family
ID=29519054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16005580U Expired JPS6245858Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6245858Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3521773B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2004-04-19 | セイコーエプソン株式会社 | 時計用部品の製造方法、時計部品及び時計 |
-
1980
- 1980-11-07 JP JP16005580U patent/JPS6245858Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5783828U (ja) | 1982-05-24 |
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