JP2599280Y2 - フィルタ取り付け構造 - Google Patents

フィルタ取り付け構造

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JP2599280Y2
JP2599280Y2 JP1991096933U JP9693391U JP2599280Y2 JP 2599280 Y2 JP2599280 Y2 JP 2599280Y2 JP 1991096933 U JP1991096933 U JP 1991096933U JP 9693391 U JP9693391 U JP 9693391U JP 2599280 Y2 JP2599280 Y2 JP 2599280Y2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フィルタ部材を枠体に
取り付けるフィルタ取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のトランスミッション内
に配設され潤滑オイルを供給するオイル供給弁には、フ
ィルタが装着されている。フィルタでは、フィルタ部材
としてメッシュ部材が用いられ、メッシュ部材が枠体に
取り付けられるようになっている。
【0003】メッシュ部材の取り付けに当たっては、図
3に示すように、従来、円形状のメッシュ部材を金型内
にインサートして管状の枠体を成形することにより、メ
ッシュ部材の外縁部を枠体に埋設させる構造を採用して
いる。
【0004】ここで、成形の際に使用される金型は、図
3及び図4に示すように、枠体50の外周面に対応する
外型52と、外型52と底部で一体に連結され、枠体の
内周面のうち、上端部を除いて残部と対応する内型54
と、枠体50の内周面のうち、上記の除かれた上端部に
対応するとともに、枠体50の上端面に対応する蓋型5
6とより構成されている。この金型において、図3に示
すように、内型54の頂面58にメッシュ部材60を載
せメッシュ部材60の外縁部をキャビティ62内に延出
させるようにセットし、セットされたメッシュ部材60
の上から蓋型56を被せて型締めを行い、その後、樹脂
等の成形材料を射出して枠体50を成形している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
メッシュ取り付け構造にあっては、メッシュ部材60
は、金型内において、メッシュ部材60の外縁部が外型
52の内周面に当接しないように、メッシュ部材60の
外径寸法が外型52の内径寸法に比して小さく形成さ
れ、外型の内周面との間にクリアランスA、B(図3を
参照)を確保できるようにしている。
【0006】しかし、クリアランスを確保するために、
メッシュ部材60の外径寸法を外型52の内径寸法に比
して小さく形成してあっても、メッシュ部材60が内型
54の頂面58の中央にセットされなければ、上記クリ
アランスA、BがA≠Bとなったり、更には、A又はB
のいずれかが0となってメッシュ部材60の外縁部が外
型52の内周面に当接してしまう。メッシュ部材60の
外縁部が外型52の内周面に当接した状態では、成形
後、メッシュ部材60の外縁部が枠体50の外部に露出
し、ほつれが生ずる原因となる等、好ましいことではな
い。
【0007】これを回避するには、メッシュ部材60を
内型54の頂面58の中央に注意深くセットする以外、
適当な解決策はなかった。
【0008】本考案は、上記事実を考慮し、フィルタ部
材のセット時に特に注意を払わなくても、フィルタ部材
の外縁部が枠体の外部に露出してしまうことを防止で
き、フィルタ部材の外縁部を確実に枠体に埋設できるフ
ィルタ取り付け構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案では、フィルタ部材を枠体に取り付けるフィ
ルタ取り付け構造において、前記フィルタ部材を金型内
にインサートして枠体を成形する際にフィルタ部材の外
縁部が型締めによって折り曲げられて折り曲げ部の先端
が枠体に埋設され、折り曲げられた角部が枠体の内周面
と一致していることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の本考案では、枠体の金型にフィルタ
部材をセットした時に、フィルタ部材の外縁部が金型の
内面に当接していても、型締めによってフィルタ部材の
外縁部が折り曲げられて、フィルタ部材の先端が金型の
内面から離間し、キャビティ内へ延出される。このと
き、折り曲げられた角部が、枠体を成形するための内型
の角部と一致し、フィルタ部材が内型に対して位置決め
される。この状態で枠体の成形が行われるので、フィル
タ部材が金型に対して位置ズレすることなく、成形後に
は、フィルタ部材の折り曲げ部の先端が枠体に確実に埋
設される。このため、フィルタ部材の外縁部が枠体の外
部に露出せず、ほつれの心配もない。
【0011】従って、フィルタ部材のセット時に特に注
意を払わなくても、フィルタ部材の外縁部がフィルタ部
材の外径方向で枠体の外部に露出してしまうことを防止
でき、フィルタ部材の外縁部を確実に枠体に埋設でき
る。
【0012】
【実施例】本考案に係るフィルタ取り付け構造の一実施
例を図1及び図2に基づき詳細に説明する。
【0013】図1に示すように、フィルタの枠体10
は、樹脂等の成形材料から円筒状に型成形される。ま
た、フィルタ部材をなすメッシュ部材12は、ステンレ
ス製で形成され、平板状で枠体10の外径寸法より小径
な円形をなし、型内にインサートされ、枠体10が成形
される際、メッシュ部材12の外縁部が、枠体10の上
端部に埋設される。
【0014】ここで、メッシュ部材12の周縁部は、2
点鎖線で示す位置から実線で示す位置に型締めによって
折り曲げられて折り曲げ部14とされ、枠体10と一体
成形されるようになっている。また、図1からも明らか
なように、メッシュ部材12のうち、折り曲げられてい
ない部分と折り曲げ部14との角の部分は角部38とさ
れ、枠体10の内周面と一致している。
【0015】成形に用いられる金型は、図1及び図2に
示すように、主型16と蓋型18とより構成されてい
る。
【0016】主型16は、枠体10の外周面に対応する
外型20と、枠体10の内周面のうち、上端部を除く残
部に対応するとともに、底部で外型20と一体に連結さ
れて枠体10の下端面に対応する内型22とより構成さ
れ、外型20の上端部にフランジ24を備え、内型22
を外型20の内部において上方に突出させた態様となっ
ている。
【0017】蓋型18は、フランジ24と型合わせされ
るフランジ26を備えている。フランジ26の中央から
は、内型22の頂面28と対応して、メッシュ部材12
の平面部を押さえる円柱状の凸部30が突設されてい
る。この凸部30の外周部には、半径方向に突出する突
起32が、等角度間隔で、4個形成されている。突起3
2は、外型20の内周面に向けて延びるとともに、突起
32の下面がその先端に向かって次第に外型20の内周
面と内型22の外周面との間のキャビティ34内の底部
に向かって延びるように傾斜されて形成されている。
【0018】次に、本実施例に係るフィルタ取り付け構
造が適用されたフィルタの成形手順を説明する。
【0019】まず、内型22の頂面28の外径寸法より
大きくて蓋型18の凸部30の突起32の先端より更に
外方に延び、内型22の頂面28の高さ位置における外
型20の内径寸法より小さくされたメッシュ部材12を
内型22の頂面28に載せてセットした後、内型22の
頂面28と蓋型18の凸部30との間にメッシュ部材1
2を挟み込むように、蓋型18を被せる。そして、主型
16のフランジ24と蓋型18のフランジ26とを締結
することにより、型締めが行われる。この型締めによっ
て、蓋型18の突起32は、メッシュ部材12の外縁部
を押圧してキャビティ34内に折り曲げる。これによ
り、折り曲げ部14が形成される。
【0020】その後、樹脂製の成形材料がキャビティ3
4内に射出され、枠体10が成形される。成形後、金型
から脱型された成形品にあっては、内型22の頂面28
と蓋型18の凸部30との間に介在したメッシュ部材1
2の中央部には成形材料が及ばないのでメッシュ部材1
2の中央部は露出され、キャビティ34内に延出された
メッシュ部材12の折り曲げ部14は枠体10の上端部
に埋設される。枠体10の上端部には、蓋型18の凸部
30の突起32に対応する部位で、凹部36が形成さ
れ、その凹部36にあっては、メッシュ部材12の折り
曲げ部14のうち、蓋型18の突起32の下面が当接し
ている部位を除いた残部が枠体10の上端部に埋設され
ている。
【0021】ここで、メッシュ部材12の外縁部が型締
めによって折り曲げられることにより、図1に示すよう
に、型締め時におけるメッシュ部材12の外径寸法L1
は、セット時におけるメッシュ部材12の外径寸法L2
より小さくなる。従って、メッシュ部材12のセット時
に、メッシュ部材12の外縁部が外型20の内周面に当
接していても、型締め時には、メッシュ部材12の外縁
部が外側20の内周面から離間する。また、成形時に
は、角部38が、内型22の角部40に一致して、メッ
シュ部材12が内型22に対して位置決めされる。この
ため、メッシュ部材12の外縁部と外側20との内周面
との間にクリアランスが確実に確保された状態で型成形
が行われる。その結果、メッシュ部材12の折り曲げ部
14の先端は枠体10に完全に埋設されるので、枠体1
0の外部には、メッシュ部材12の外縁部が露出せず、
ほつれの心配もない。
【0022】このため、メッシュ部材12のセット時に
特に注意を払わなくても、メッシュ部材12の外縁部が
枠体10の外部に露出してしまうことが防止され、メッ
シュ部材12の折り曲げ部14の先端を確実に枠体10
に埋設することができる。
【0023】上記実施例について本考案を説明したが、
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変更が可能である。
【0024】例えば、上記実施例では、フィルタ取り付
け構造を、メッシュ部材が円形状とされるとともに枠体
が円筒状とされたものについて説明したが、枠体10
は、円筒状でなくても、角状等のものでもよく、また、
メッシュ部材12も円形でなく、角形等でよいものであ
り、用途によって種々の形状のものが可能である。
【0025】更に、上記実施例では、蓋型18の凸部3
0の突起32がメッシュ部材12の外縁部を下方に折り
曲げるようにしているが、これに限らず、例えば、内型
22の頂面28の外縁部に、先端に向かって次第に上方
に傾斜した突起を形成し、型締めの際、その突起がメッ
シュ部材12の外縁部を上方に折り曲げるようにしても
よいものである。
【0026】また、上記実施例では、フィルタ部材とし
てメッシュ部材12を用いているが、軟らかい膜状部材
等の他のものでも適用可能である。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るフィ
ルタ取り付け構造では、フィルタ部材のセット時に特に
注意を払わなくても、フィルタ部材の外縁部が枠体の外
部に露出してしまうことが防止され、フィルタ部材が確
実に枠体に埋設される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフィルタ取り付け構造の一実施例
を金型内において示す縦断面図である。
【図2】本実施例に係るフィルタ取り付け構造を得るの
に用いる金型の組付以前の状態を、フィルタ部材と共に
示す斜視図である。
【図3】従来のフィルタ取り付け構造を金型内において
示す縦断面図である。
【図4】従来のフィルタ取り付け構造を得るのに用いる
金型の組付以前の状態を、フィルタ部材と共に示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 枠体 12 メッシュ部材(フィルタ部材) 14 折り曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 57/04 B01D 29/04 510C // B29L 31:14 35/02 E (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 29/01 B01D 35/02 B29C 33/12 B29C 45/14 F01M 11/03 F16H 57/04 B29L 31:14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ部材を枠体に取り付けるフィル
    タ取り付け構造において、 前記フィルタ部材を金型内にインサートして枠体を成形
    する際にフィルタ部材の外縁部が型締めによって折り曲
    げられて折り曲げ部の先端が枠体に埋設され、折り曲げ
    られた角部が枠体の内周面と一致していることを特徴と
    するフィルタ取り付け構造。
JP1991096933U 1991-11-26 1991-11-26 フィルタ取り付け構造 Expired - Fee Related JP2599280Y2 (ja)

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