JP6043655B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン始動装置に関する。
環境対策及びエネルギ資源の節約のために、自動車を運転中にエンジンの一時停止が許容される所定条件が成立したときに、エンジンに供給する燃料を遮断することによりアイドリングを自動的にストップさせる事が考えられており、既に一部の自動車において実施されている。
このアイドルストップに対応した自動車において、アイドルストップ後の再始動の度にエンジン始動装置を作動させることが必要となり、このエンジン始動装置の作動回数が飛躍的に増加しており、エンジン始動装置の耐久性の向上が求められている。このエンジン始動装置の耐久性の主要因の一つである、ピニオンとリングギヤ噛み込み耐久性の向上の必要性が高まってきている。
この用件を満たす一つの技術として、特許文献1に記載の様に、ピニオンをリングギヤへ移送するための電磁ソレノイドと、電動機の接点を開閉する接点スイッチとが設けられており、ピニオンをリングギヤへ移送する手段を動作させた後に、電動機の接点を開閉する技術がある。
特許第4640530号公報
特許文献1記載の従来技術は、メイン接点を開閉する電磁スイッチと、ピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出すソレノイドが、軸方向に直列に一体的に構成され、電磁スイッチコイル外径をソレノイドの励磁コイル外径よりも小さくし、励磁コイルの引き出し線がスイッチコイルの外周に配置されている。一般的にこのような構成の場合、スイッチケースと励磁コイル間の電気的短絡などから保護する必要が生じるため、従来技術では、樹脂製の励磁コイルの巻枠から軸方向に引き出し線保持部材を突出かつ延設させて、引き出し線を保持・保護している。
この引き出し線保持部材を含んだ樹脂製の励磁コイル巻枠を採用する場合、本来の巻枠に引き出し線保持部材がプラスされるため、コイルの巻き作業の弊害となったり、突出して延設された引き出し線保持部分が、生産工程や巻枠の輸送工程中などに損傷を受けたりする可能性がある。
そこで、本発明は、新たにソレノイドコイルの保護部材を設ける必要がなく、組み立て易くシンプルなマグスイッチを備えたエンジン始動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、電動機と、前記電動機の回転により回転する出力軸と、前記出力軸上に形成されたヘリカルスプラインに勘合し、軸方向に移動可能なピニオン移動体と、通電により磁力を発生するソレノイドコイルと、前記ソレノイドコイルの吸引力によりピニオン移動体をリングギヤへ移送するための電磁ソレノイドと、通電により磁力を発生する接点スイッチコイルと、前記接点スイッチコイルの吸引力により前記電動機の通電接点を開閉する接点スイッチと、を備え、前記電磁ソレノイドと前記接点スイッチを軸方向直列に一体的に構成し、前記接点スイッチコイルの内径を前記ソレノイドコイルの内径よりも大きくなるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、新たにソレノイドコイルの保護部材を設ける必要がなく、組み立て易くシンプルなマグスイッチを備えたエンジン始動装置を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明のエンジン始動装置の全体図。 マグスイッチの断面図。 ソレノイドコイルの引き出し線を示すマグスイッチの断面図。 ソレノイドコイルの巻枠の図。 第3固定鉄心の図。 ソレノイドコイル巻枠にソレノイドコイルを回巻した斜視図。 ソレノイドコイル巻枠にソレノイドコリルを回巻きした図。 接点スイッチ体の図。 第1固定鉄心の斜視図。 接点コイル巻枠の斜視図。 第2固定鉄心の図。 接点コイル巻枠の図。 電磁ソレノイドと接点スイッチとをコイルケースに挿入し、接点スイッチコイルの口出し線を引き出した断面図。 電磁ソレノイドと接点スイッチとをコイルケースに挿入し、ソレノイドコイルの口出し線を引き出した断面図。 接点ケースの図。 本実施例の回路図。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明によるエンジン始動装置の一例を示す全体図である。エンジン始動装置1は、回転力を発生する電動機2と、この電動機2の回転力を出力する出力軸3と、この出力軸3に形成されたヘリカルスプラインに勘合し、出力軸3上を軸方向に移動可能で、かつ一方向クラッチ(図示せず)を有したピニオン移動体4と、電動機2への通電接点を開閉する接点スイッチ5と、リンクバー6を介してピニオン移動体4をエンジンのリングギヤ7へ移送するための電磁ソレノイド8と、接点スイッチ5と電磁ソレノイド8を収納するコイルケース9などにより構成される。接点スイッチ5と電磁ソレノイド8は、コイルケース9内で軸方向に直列に並び、コイルケース9により一体的に保持されている。接点スイッチ5は、配線11を介してバッテリ11aに電気接続され、リードセン13を介して電動機2に電気接続されている。
以下の説明では、コイルケース9によって一体化された接点スイッチ5と電磁ソレノイド8とを合わせて、マグスイッチ10と称する。また、マグスイッチ10の軸方向に対して、接点スイッチ5側を軸方向I、電磁ソレノイド8側を軸方向IIと称する。
マグスイッチ10を除くその他の構成部品である電動機2、出力軸3、ピニオン移動体4、リンクバー6、リングギヤ7などは、電動機の通電接点の開閉とピニオン移動体のリングギヤへの移送とを一つのソレノイドで行う従来のエンジン始動装置のものと同じ構成や動作である為、詳細な説明は省略する。
図2は、本実施例のマグスイッチ10の断面図である。接点スイッチ5は、配線11を介してバッテリ11aに電気接続される固定接点12や、リードセン13を介して電動機2に電気接続される固定接点14などで構成される接点ケース体15と、軸方向に移動可能な可動接点16と、軸方向に移動可能な第1可動鉄心17と、接点スイッチ5の磁気回路の一部を形成する第1固定鉄心18と第2固定鉄心19と、通電により磁力を発生する接点スイッチコイル20と、この接点スイッチコイル20を巻回する樹脂製の第1巻枠21と、磁気回路の一部を形成するコイルケース9などにより構成される。
なお可動接点16を支持・軸方向に移動・電気的に絶縁するためのブッシュ22、ブッシュ23、可動接点シャフト24、ブッシュ25、接点押しバネ26、固定接点12や固定接点14を樹脂製の接点ケース15aに固定するためのトメワ27、トメワ28や、接点を開路とする際の接点戻しバネ29などは、従来の公知のマグスイッチと同じ構成と機能のため、その説明を省略する。
電磁ソレノイド8は、通電により磁力を発生するソレノイドコイル30と、このソレノイドコイル30を巻回する樹脂製の第2巻枠31と、円盤状で磁気回路の一部を構成する第3固定鉄心32と、ソレノイドコイル30への通電で発生する磁力により、第3固定鉄心32側へと吸引される第2可動鉄心33と、磁気回路の一部を形成するコイルケース9などにより構成される。
コイルケース9は、接点スイッチ5と電磁ソレノイド8の磁気回路の機能を有しており、軸方向I側開口部を一例として加締ることにより、マグスイッチ10を一体に構成しており、軸方向II側は第2可動鉄心33を収納するための開口部36を有した有底状の円筒形状であり、底部は円筒部よりも厚肉として磁気回路の一部を形成し、一般的にプレスなどにより形成される。
以下、マグスイッチ10の一体的構成手法の一例を説明する。
まず、電磁ソレノイド8について、図3、図4、図5、図6を用いて説明する。
図3に示すように、コイルケース9の底に、軸方向のガタを吸収する弾性体35を介して、ソレノイドコイル30を巻回した第2巻枠31を設置する。第2巻枠31の軸方向II側端面には、凸状の突起37を設け、コイルケース9の底部に、突起37に対向した位置に設置した貫通穴38に勘合させて、コイルケース9に対して第2巻枠31を回転方向の周り止めとしている。
図4に示すように、第2巻枠31の軸方向I側端面には、U字状凸部41とU字状凸部42を設置し、ソレノイドコイル30の巻始口出し39とソレノイドコイル30の巻終わり口出し40を、それぞれU字状凸部41とU字状凸部42に通し、軸方向II側に引き出す。なおU字状凸部40とU字状凸部42は、各々中空の円筒形状でも良い。
図5に示すように、第3固定鉄心32は、軸方向の厚さをU字状凸部41とU字状凸部42の高さH1(図4参照)よりも小さい軸方向厚さH2としている。また、第3固定鉄心32の、U字状凸部41とU字状凸部42に対向する位置にU字状溝43を2ケ所設けている。
図6、図7に示すように、第3固定鉄心32のU字状溝43に、第2巻枠31に設置したU字状凸部41とU字状凸部42とが勘合させる。この勘合により、第3固定鉄心32のコイルケース9に対する回転方向の周り止めを行う。また、巻始口出し39と巻終わり口出し40とが、第3固定鉄心32に対して直接接触することがなくなり、電気的に絶縁できる。なお、第3固定鉄心32に設置の貫通穴58については後述する。
本実施例では、図8に示すように、接点スイッチ5の構成部品一部である接点スイッチコイル20、第1巻枠21、第1固定鉄心18、第2固定鉄心19、第1可動鉄心17の4つの構成部品をサブアッシーとして組み立てており、このサブアッシーを接点スイッチコイル体57と称する。
以下、図2、図8、図9、図10、図11、図12を用いて、接点スイッチコイル体57について説明する。
図8に示すように、第1巻枠21の軸方向I側に、軸方向に一部を開口した円筒状凸部34を設け、接点スイッチコイル20の巻始口出し44を引き出し、軸方向に一部を開口した円筒状凸部45を設け、接点スイッチコイル20の巻終わり口出し46を引き出す様に、接点スイッチコイル20を第1巻枠21に巻回し、第1巻枠21の軸方向I側開口部から、第1可動鉄心17を挿入する。なお第1巻枠21の内周部に段差19aを設けて、第1可動鉄心17の軸方向II側の位置決めを行うことにより、新たに部品を追加すること無く、第1可動鉄心17の軸方向位置決めが行える。
図8、図9に示すように、第1固定鉄心18は、軸方向の厚さを円筒状凸部34と円筒状凸部45の高さH3よりも小さい軸方向厚さH4としている。また、第1固定鉄心18の、円筒状凸部34と円筒状凸部45に対向する位置にU字状溝47を2ケ所設けている。第1固定鉄心18のU字状溝47が、第1巻枠18に設置した円筒状凸部34と円筒状凸部45に勘合させて設置する。この勘合により、第1固定鉄心18は第1巻枠21に対しての回転方向に周り止めされ、また口出し44と口出し46は、第1固定鉄心18に対して、直接接触することがなくなり、電気的に絶縁できる。
第1巻枠21の軸方向II側は、図8、図10に示す如く、高さH5の円筒状突起47を2ケ設置し、かつ高さH6の円筒状突起48を2ケ設置する。また、図11に示す如く、円筒状突起47の高さH5や円筒状突起の高さH6よりも軸方向厚さH7を小さく設定した第2固定鉄心19に、円筒状突起47に対向する位置に貫通穴49を2ケ、円筒状突起48に対向する位置に貫通穴50を2ケ設置し、第1巻枠21に設置した円筒状突起47と円筒状突起48に、第2固定鉄心19に設置した貫通穴49と貫通穴50とを勘合させて設置する。
第1巻枠21の軸方向II側には、図3、図12に示す如く、さらに高さH8の円筒上突起51と円筒状突起52を、第2巻枠31の軸方向I側に設置のU字状凸部41とU字状凸部42とに対向する位置に設置する。更に、第1巻枠21の軸方向I側には、円筒状突起51と同軸上に円筒状凸部43と同じ高さH3である円筒状突起53を、円筒状突起52と同軸上に円筒状凸部43と同じ高さH3である円筒状突起54を設置し、円筒状突起51と円筒状突起53を結ぶように第1巻枠21を貫通する口出し線保護穴55を設置し、この口出し線保護穴55に、ソレノイドコイル30の巻始口出し39を設置する。また円筒状突起52と円筒状突起54を結ぶように第1巻枠21を貫通する口出し線保護穴56を設置し、この口出し線保護穴56に、電磁ソレノイドコイル30の巻終わり口出し40を設置する。
図14に示すように、この口出し線保護穴55と口出し線保護穴56は、第1巻枠21に回巻された接点スイッチコイル20の内径よりも更に半径方向内側に設置する事により、樹脂製の第1巻枠21を貫通するトンネル状に形成され、電磁ソレノイドコイル30の巻始口出し39と巻終わり口出し40を、口出し線保護穴55と口出し線保護穴56に設置するため、電磁ソレノイドコイル30の巻始口出し39と巻終わり口出し40は、新たに口出し線を保護・保持する部材を突出して設ける必要はなく、例えばコイルケース9や第1固定鉄心18や第2固定鉄心19に対し、電気的に絶縁して設置が可能なため、第2巻枠37にソレノイドコイルを回巻きする際の作業性の悪化もなく、また突出して延設された引き出し線保持部分が、生産工程や巻枠の輸送工程中などに損傷を受ける等の問題も発生しない。
次に接点スイッチコイル体57の、コイルケース9への設置について、図8、図13を用いて説明する。
接点スイッチコイル体57の状態において、第1巻枠21に設置した高さH5の円筒状突起47は、軸方向厚さH7の第2固定鉄心19の軸方向II側端面よりも、高さH5から軸方向厚さH7を引いた高さH51だけ突出しており、コイルケース9に設置した第3固定鉄心32の軸方向I側端面に、円筒状突起47の端面が接触することにより、接点スイッチコイル体57をマグスイッチ10における軸方向位置が固定できる。なお高さH51は、マグスイッチ10における、第2固定鉄心19と第3固定鉄心32の軸方向隙間となり、この軸方向隙間の寸法は接点スイッチ5の構成部品である第2固定鉄心19を流れる磁束と、電磁ソレノイド8の構成部品である第3固定鉄心32を流れる磁束とが、干渉したり、互いの固定鉄心の吸引力に悪影響を与えたりしない寸法とする。
接点スイッチコイル体57の状態において、第1巻枠21の軸方向II側に設置した高さH6の円筒状突起48は、軸方向厚さH7の第2固定鉄心19の軸方向II側端面よりも、高さH6から軸方向厚さH7を引いた高さH61だけ突出しており、図5に示す第3固定鉄心32に円筒状突起48に対向する位置に設置した貫通穴58に勘合させる。この勘合により接点スイッチコイル体57は、第3固定鉄心32と第2巻枠31を介し、コイルケース9に対して回転方向に周り止めが施される。
なおスイッチコイル体57の軸方向位置は円筒状突起47にて固定されているため、円筒状突起48の高さH6は、第2固定鉄心19の軸方向厚さH7と第2固定鉄心19と第3固定鉄心32との軸方向隙間であるH51の合計であるH7+H51よりも大きく(H6>H7+H51)、かつ円筒状突起48の先端が第2巻枠31の端面と隙間を設ける様に、H6<H7+H51+H2となる様に設定する。
なお図8に示す様に、仮に第2固定鉄心の半径方向内側曲げ部19aを設けずに、第2固定鉄心19が単純な円盤状で形成すると、第1可動鉄心17が吸引されて第1固定鉄心18側に移動しても、第1可動鉄心17と第2固定鉄心とが軸方向にラップし続ける様にするためには、第1固定鉄心17の板厚を厚くするなどの対策が必要となり、マグスイッチ10の全長が長くなってしまうが、第2固定鉄心の半径方向内側曲げ部19aを設けることにより、第1可動鉄心17が吸引されて第1固定鉄心18側に移動しても、第1可動鉄心17と第2固定鉄心とが軸方向にラップし続ける為、接点スイッチ5での磁気回路を構成し続けることが出来るため、小型のマグスイッチ10を供給することができる。
次に接点ケース体15のコイルケース9への設置について、図2、図15を用いて説明する。
接点ケース15aの軸方向II側端面に、第1巻枠18の軸方向I側に設置した円筒状凸部34に対向する位置に凹状の穴59を、円筒状凸部45に対向する位置に凹状の穴60を、円筒状突起53に対向する位置に凹状の穴61を、円筒状突起54に対向する位置に凹状の穴62を設置し、凹状の穴59と凹状の穴60を繋ぐ様に凹状の溝67を設け、凹状の穴61と凹状の穴62を繋ぐ様に凹状の溝68を設け、各々凸部や突起と凹状の穴同士を勘合させ、接点スイッチコイル体57と第3固定鉄心32と第2巻枠31を介して、接点ケース体15はコイルケース9に対し、回転方向において周り止めが施される。
接点ケース体15は、第1固定鉄心18と接点ケース体との間に設置する弾性体63を介して、軸方向の位置決めがなされ、コイルケース9の軸方向I側の開口部を、接点ケース15aの外周部に加締などで固定される。この加締の際に、弾性体35と弾性体63を撓ますことにより、内部構成部品のガタを押さえることができ、第1固定鉄心18の軸方向II側の端面が、コイルケース9の軸方向I側に設置した段差部9aに接触するため、コイルケース9と第1固定鉄心18とが、電気的、機械的、磁気的に接合される。
なお凹状の穴59には更に小径の貫通穴59aが、凹上の穴62には更に小径の貫通穴62aが設けられており、巻始口出し44と巻始口出し39とが、これら貫通穴59aと貫通穴62aを通して、接点ケース15aの軸方向I側に引き出され、各々の外部接続端子64と外部接続端子65に電気的に接続されている。巻終わり口出し40は、円筒状凸部45の端部に設けた切欠き45aを介して、第1固定鉄心18に溶接などで電気的に接合されコイルケース9を介してアース接続され、巻終わり口出し46は、円筒状凸部53の端部に設けた切欠き53aを介して、第1固定鉄心18に溶接などで電気的に接合されコイルケース9を介してアース接続される。
外部接続端子64と外部接続端子65は、図16に示すように、コントロールユニット66に接続されており、コントロールボックス66からの指示により、外部接続端子64や外部接続端子65に通電される。なおコントロールボックス66は、公知のECUでも、エンジン始動装置1を駆動する専用のコントロールボックスでも良く、またコントロールボックス内には、外部接続端子64や外部接続端子65へ通電するためのリレーや半導体スイッチ素子を内蔵してもよいし、コントロールボックスからリレーや半導体スイッチ素子を駆動する信号を出力してもよい。
次に、マグスイッチ10の動作について説明する。
コントロールボックス66からの指示に基づき、外部接続端子65に電圧が引加されると、外部接続端子65に接続された巻始口出し39を介して、電磁ソレノイド8のソレノイドコイル30に通電され、第2可動鉄心33が第3固定鉄心32に吸引され、その結果リンクバー6を介して、ピニオン移動体4がリングギヤ7側へ移動し、ピニオン移動体4がリングギヤ7に噛み込むか、またはピニオン移動体4とリングギヤ7の端面同士が当接した状態となり、次にコントロールボックス66からの指示に基づき、外部接続端子64に電圧が引加されると、外部接続端子64に接続された巻始口出し44を介して、接点スイッチ5の接点スイッチコイル20に通電され、第1可動鉄心17が第1固定鉄心18に吸引され、可動接点16が固定接点12と固定接点14に接触し、バッテリ11aから電動機2に電力が供給されることにより電動機2が回転し、出力軸3を介してピニオン移動体4が回転し、ピニオン移動体4とリングギヤ7が噛み合っている場合は、その回転力がリンギギヤ7へと回転力を伝えエンジンをクランキングし、ピニオン移動体4とリングギヤ7の端面同士が当接していた状態の場合、ピニオン移動体4が回転することによりリンギグヤ7と噛み合い、リングギヤ7へと回転力を伝えエンジンがクランキングする。
なお接点スイッチコイル20やソレノイドコイル30は、外部接続端子からアースへと電流が流れる単数巻きとしているが、外部接続端子からアースへの回路と、外部接続端子から電動機2への通電端子である固定接点14への回路との複巻とし、電動機2への接点が閉路となった時点で、接点スイッチコイル20やソレノイドコイル30への通電を減らしても良い。
また上記実施例1にて、コイルケース9に電磁ソレノイド8を組み付けて、次に接点スイッチコイル体57を組み付けて、最後に接点ケース体15を組み付けて、マグスイッチ10を組み立てた説明を行ったが、各々の勘合部(凸部や突起と、穴や溝の嵌め合い)を圧入寸法とすることで、事前に電磁ソレノイド8と接点スイッチコイル体57と接点ケース体を一体に組み立てた後にコイルケース9に組み立ても良く、組み立て作業の改善が図れる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 エンジン始動装置
2 電動機
3 出力軸
4 ピニオン移動体
5 接点スイッチ
6 リンクバー
7 リングギヤ
8 電磁ソレノイド
9 コイルケース
10 マグスイッチ
11 配線
11a バッテリ
12 固定接点
13 リードセン
14 固定接点
15 接点ケース体
16 可動接点
17 第1可動鉄心
18 第1固定鉄心
19 第2固定鉄心
19a 第2固定鉄心の半径方向内側曲げ部
20 接点スイッチコイル
21 第1巻枠
22 ブッシュ
23 ブッシュ
24 可動接点シャフト
25 ブッシュ
26 接点押しバネ
27 トメワ
28 トメワ
29 接点戻しバネ
30 ソレノイドコイル
31 第2巻枠
32 第3固定鉄心
33 第2可動鉄心
34 円筒状凸部
35 弾性体
36 開口部
37 凸状の突起
38 貫通穴
39 巻始口出し
40 巻終わり口出し
41 U字状凸部
42 U字状凸部
43 U字状溝
44 巻始口出し
45 円筒状凸部
46 巻終わり口出し
47 U字状溝
48 円筒状突起
49 貫通穴
50 貫通穴
51 円筒状突起
52 円筒状突起
53 円筒状突起
54 円筒状突起
55 口出し線保護穴
56 口出し線保護穴
57 接点スイッチコイル体
58 貫通穴
59 凹状の穴
60 凹状の穴
61 凹状の穴
62 凹状の穴
63 弾性体
64 外部接続端子
65 外部接続端子
66 コントロールボックス
67 凹状の溝
68 凹状の溝

Claims (5)

  1. 電動機と、
    前記電動機の回転により回転する出力軸と、
    前記出力軸上に形成されたヘリカルスプラインに勘合し、軸方向に移動可能なピニオン移動体と、
    通電により磁力を発生するソレノイドコイルと、
    前記ソレノイドコイルの吸引力によりピニオン移動体をリングギヤへ移送するための電磁ソレノイドと、
    通電により磁力を発生する接点スイッチコイルと、
    前記接点スイッチコイルの吸引力により前記電動機の通電接点を開閉する接点スイッチと、を備え、
    前記電磁ソレノイドと前記接点スイッチを軸方向直列に構成し、
    前記接点スイッチコイルの内径を前記ソレノイドコイルの内径よりも大きくなるように構成し
    前記ソレノイドコイルの口出し線が、前記接点スイッチコイルの半径方向内側を通過し、
    前記ソレノイドコイルの口出し線の保護部を、接点スイッチコイルの巻枠にトンネル状に一体で設けたエンジン始動装置。
  2. 請求項に記載のエンジン始動装置において、
    前記保護部が、
    前記接点スイッチコイルの巻枠の、前記電磁ソレノイド側に設けられた第1の突起と、
    前記第1の突起の先端部から、前記接点スイッチコイルの巻枠の軸方向反対側へ貫通する貫通穴とを有し、
    前記ソレノイドコイルの口出し線が、前記貫通穴を通過するエンジン始動装置。
  3. 請求項に記載のエンジン始動装置において、
    前記保護部が、更に前記接点スイッチコイルの巻枠の、反電磁ソレノイド側に第2の突起を備え、
    前記貫通穴が、前記第1の突起の先端部から前記第2の突起の先端部まで貫通しているエンジン始動装置。
  4. 請求項に記載のエンジン始動装置において、
    前記保護部が前記接点スイッチコイルの巻枠に2箇所設けられ、
    一方の前記保護部の貫通穴を前記ソレノイドコイルの巻始口出し線が通過し、
    他方の前記保護部の貫通穴を前記ソレノイドコイルの巻終わり口出し線が通過するエンジン始動装置。
  5. 請求項1に記載のエンジン始動装置において、
    前記電磁ソレノイドと前記接点スイッチはコイルケースにより一体に保持されているエンジン始動装置。
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