JP6906657B1 - スタータ用電磁スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐トラッキング性と耐熱性とを両立できるスイッチキャップを備えたスタータ用電磁スイッチ装置を提供する。【解決手段】一対の固定接点7と、可動接点8と、一方の固定接点7aに接続されたモータ端子7cと、他方の固定接点7bに接続されたバッテリー端子7dと、可動接点および一対の固定接点を内部に収容する第1スイッチキャップ25と、モータ端子およびバッテリー端子を貫通させて固定する第2スイッチキャップ26とを備えている。そして、第1スイッチキャップは熱硬化性樹脂で構成されており、第2スイッチキャップはポリアミド樹脂、芳香族ポリイミド樹脂、環状脂肪族型エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂およびポリフェニレンサルファイド樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1つの樹脂で構成されている。【選択図】図4

Description

本願は、スタータ用電磁スイッチ装置に関する。
自動車にはエンジンを始動させるためのスタータが搭載されている。スタータは、スタータのモータの動力をエンジンに伝達してエンジンを始動させる。スタータには、キースイッチのオン動作に対応してスタータのモータを始動させるためのスタータ用電磁スイッチ装置が接続されている。
スタータ用電磁スイッチ装置は、スタータのモータに接続されるモータ端子とバッテリーに接続されるバテッリー端子とを備えている。モータ端子とバテッリー端子との間には互いに離間して配置された一対の固定接点と、始動信号に基づいて一対の固定接点同士を電気的に接続する可動接点とが備えられている。スタータ用電磁スイッチ装置は、可動接点を動作させて一対の固定接点同士を電気的に接続することで、バッテリーの電力をモータに供給している。また、スタータ用電磁スイッチ装置は、可動接点および一対の固定接点を内部に収容し、かつモータ端子およびバテッリー端子を貫通させて固定したスイッチキャップが備えられている。
スイッチキャップは、電気絶縁性、機械強度、耐熱性などの観点から熱硬化性樹脂のフェノール樹脂が一般的に使用されている。バテッリー端子はバッテリーに接続されているため、常時電圧が印加されている。そのため、バッテリー端子に長時間に渡って断続的に水分などが付着すると、モータ端子とバッテリー端子との間のスイッチキャップにトラッキングが発生する場合がある。トラッキングとは、電位差のある端子間にホコリまたは水分などが溜まることで微小電流が流れはじめ、スイッチキャップ表面に炭化導電路(トラック)が生成されて端子間がショートする現象である。
スイッチキャップにおけるトラキング対策として、スイッチキャップに突起を設けて沿面距離を延伸させたスタータ用電磁スイッチ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59−166337号公報
近年、スタータに対する小型化の要求が厳しく、スタータ用電磁スイッチ装置の設置位置の制約が多い。スタータ用電磁スイッチ装置とスタータとが近接している場合、またはスタータ用電磁スイッチ装置と車両側の他の部品とが近接している場合、従来のスタータ用電磁スイッチ装置のトラッキング対策では不十分であった。
一方、熱可塑性樹脂であるポリアミド樹脂は耐トラッキング性に優れていることが知られている。しかしながら、スイッチキャップをこの熱可塑性樹脂で構成した場合、固定接点および可動接点における通電動作時の発熱によって、接点を収容しているスイッチキャップの内部が変形あるいは溶融する恐れがある。通常スタータは短時間の使用であり接点の発熱は小さい。しかし、エンジンが始動しにくいなどの異常時には連続してスタータが使用される場合がある。熱可塑性樹脂で構成されたスイッチキャップにおいて、スタータが連続使用された場合、接点の発熱が大きくなりスイッチキャップが高温になって溶融変形し、最悪の場合はバッテリー端子が脱落する可能性があった。このように、従来のスタータ用電磁スイッチ装置のスイッチキャップでは、耐トラッキング性と耐熱性との両立が困難であった。
本願は、上述の課題を解決するためになされたもので、耐トラッキング性と耐熱性とを両立できるスイッチキャップを備えたスタータ用電磁スイッチ装置を提供することを目的とする。
本願のスタータ用電磁スイッチ装置は、互いに離間して配置された一対の固定接点と、始動信号に基づいて一対の固定接点に接触して一対の固定接点同士を電気的に接続する可動接点と、一対の固定接点のうちの一方の固定接点に接続されたモータ端子と、一対の固定接点のうちの他方の固定接点に接続されたバッテリー端子と、可動接点および一対の固定接点を内部に収容する第1スイッチキャップと、モータ端子およびバッテリー端子を貫通させて固定する第2スイッチキャップとを備えている。そして、第1スイッチキャップは熱硬化性樹脂で構成されており、第2スイッチキャップはポリアミド樹脂、芳香族ポリイミド樹脂、環状脂肪族型エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂およびポリフェニレンサルファイド樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1つの樹脂で構成されている。
本願のスタータ用電磁スイッチ装置は、可動接点および一対の固定接点を内部に収容する第1スイッチキャップと、モータ端子およびバッテリー端子を貫通させて固定する第2スイッチキャップとを備えており、第1スイッチキャップは熱硬化性樹脂で構成されており、第2スイッチキャップはポリアミド樹脂、芳香族ポリイミド樹脂、環状脂肪族型エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂およびポリフェニレンサルファイド樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1つの樹脂で構成されているので、耐トラッキング性と耐熱性とを両立できる。
実施の形態1に係るスタータの部分断面図である。 実施の形態1に係るスタータの電気回路図である。 実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置の外形図である。 実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチ装置の断面図である。 実施の形態3に係るスタータ用電磁スイッチ装置の部分断面図である。 実施の形態3に係るスタータ用電磁スイッチ装置の分解図である。 実施の形態3に係るスタータ用電磁スイッチ装置の外観図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係るスタータおよびスタータ用電磁スイッチ装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るスタータの部分断面図である。本実施の形態のスタータ1は、スタータ用電磁スイッチ装置2、モータ3、シフトレバー4、シャフト5およびピニオン6を備えている。スタータ1は、始動信号に応じてスタータ用電磁スイッチ装置2が動作するとシフトレバー4を駆動させる。そして、スタータ1は、シフトレバー4を介してシャフト5と連結されたピニオン6を前方に押し出してこのピニオン6とエンジンのリングギヤ(図示せず)とを噛合わせる。また、スタータ1は、スタータ用電磁スイッチ装置2を介してモータ3に電流を流してモータ3を回転させる。スタータ1は、モータ3の回転でピニオン6を回転させ、リングギヤを介してエンジンへ動力を伝達する。このようにしてスタータ1はエンジンを始動させことができる。
図2は、本実施の形態に係るスタータ1の電気回路図である。スタータ用電磁スイッチ装置2は、電磁スイッチ本体2aと補助リレー24とで構成されている。電磁スイッチ本体2aは、一対の固定接点7、可動接点8、吸引コイル12および保持コイル13を有している。補助リレー24は、一対の補助リレー固定接点15、補助リレー可動接点16および補助リレーコイル19を有している。一対の固定接点7の一方の固定接点7aは、モータ端子7cを介してモータ3に接続されている。一対の固定接点7の他方の固定接点7bは、バッテリー端子7dを介してバッテリーBに接続されている。スタータ1は、キースイッチSSがオンされると制御装置CAから出力される始動信号に応じて補助リレー24を作動させる。補助リレー24は、補助リレー可動接点16で一対の補助リレー固定接点15同士を電気的に接続することで電磁スイッチ本体2aの吸引コイル12および保持コイル13に電力を供給する。電磁スイッチ本体2aは、吸引コイル12および保持コイル13の電磁力でシフトレバー4を駆動させると共に、可動接点8を一対の固定接点7に接触させる。このようにして、スタータ1は、バッテリーBからモータ3へ電力を供給する。
次に、スタータ用電磁スイッチ装置2の構成について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2の外形図である。図3の左側は正面図であり、図3の右側は側面図である。また、図4は、図3のA−A線におけるスタータ用電磁スイッチ装置2の断面図である。図2に示したように、スタータ用電磁スイッチ装置2は、バッテリーBからモータ3へ電力を供給するための電気回路を構成する一対の固定接点7を備えている。一方の固定接点7aはモータ端子7cに接続されており、他方の固定接点7bはバッテリー端子7dに接続されている。さらに、モータ端子7cはモータ3に接続され、バッテリー端子7dはバッテリーBに接続されている。
図4に示すように、スタータ用電磁スイッチ装置2は、固定接点7a、7b、可動接点8、ロッド9、可動鉄心10、固定鉄心11、吸引コイル12、保持コイル13および継鉄14を備えている。可動接点8は、固定接点7a、7bを電気的に接続することによりモータ3に電力を供給する電気回路を形成する。ロッド9は可動接点8と連結されており、可動接点8と共にロッド9の軸方向に移動することができる。可動鉄心10は磁性体で構成されており、可動接点8を固定接点7a、7bの方へロッド9を介して移動させる。固定鉄心11は磁性体で構成されており、スタータ用電磁スイッチ装置2の本体に固定されている。吸引コイル12は、可動鉄心10を固定鉄心11側へ吸引する磁界を発生させる。保持コイル13は、固定鉄心11側へ吸引された可動鉄心10を移動端に保持する磁界を発生させる。継鉄14は磁性体で構成されており、吸引コイル12および保持コイル13が発生する磁界の磁気回路となる。なお、図4においては、吸引コイル12と保持コイル13とを個別のコイルで構成する例を示しているが、これらのコイルを単一のコイルに置き換えてもよい。
スタータ用電磁スイッチ装置2は、固定接点7a、7bと可動接点8とを内部に収容する第1スイッチキャップ25と、モータ端子7cおよびバッテリー端子7dを貫通させて固定する第2スイッチキャップ26とを備えている。本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2においては、第1スイッチキャップ25は絶縁性の熱硬化性樹脂、例えばフェノール樹脂などで構成されており、第2スイッチキャップ26は分子構造にベンゼン環を含まない絶縁性の樹脂、例えばポリアミド樹脂および環状脂肪族型エポキシ樹脂などの樹脂で構成されている。
このように構成されたスタータ用電磁スイッチ装置2においては、スタータが連続使用されて一対の固定接点7および可動接点8が高温になっても、これらの接点を内部に収容する第1スイッチキャップ25は、耐熱性の高い熱硬化性樹脂で構成されているので、スイッチキャップ内部が変形あるいは溶融することがない。また、このスタータ用電磁スイッチ装置2においては、モータ端子7cおよびバッテリー端子7dを貫通させて固定する第2スイッチキャップ26は、耐トラッキング性の高い分子構造にベンゼン環を含まない樹脂で構成されているので、高い耐トラッキング性が得られる。
従来のスタータ用電磁スイッチ装置においては、熱硬化性樹脂で一体に成形され1つのスイッチキャップを用いて接点を内部に収容すると共にモータ端子およびバッテリー端子を貫通させて固定していた。これに対して本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置においては、接点を内部に収容する第1スイッチキャップ25とモータ端子7cおよびバッテリー端子7dを貫通させて固定する第2スイッチキャップ26とに分割している。そして、第1スイッチキャップ25を耐熱性の高い熱硬化性樹脂で構成し、第2スイッチキャップ26を耐トラッキング性の高い分子構造にベンゼン環を含まない樹脂で構成している。このようにスイッチキャップを構成することで、耐熱性が要求される部分には耐熱性の高い熱硬化性樹脂が配置され、耐トラッキング性が要求される部分には耐トラッキング性の高い樹脂が配置されることになる。その結果、スイッチキャップとして耐トラッキング性と耐熱性とを両立できる。
上述のように、本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置は、スイッチキャップが可動接点および一対の固定接点を内部に収容する第1スイッチキャップと、モータ端子およびバッテリー端子を貫通させて固定する第2スイッチキャップとを備えている。そして、第1スイッチキャップは熱硬化性樹脂で構成されており、第2スイッチキャップは分子構造にベンゼン環を含まない樹脂で構成されているので、耐トラッキング性と耐熱性とを両立できる。
なお、第2スイッチキャップ26に用いられる樹脂は、熱硬化性樹脂に比べてクリープ性が大きい場合がある。本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置においては、図4に示すように、第2スイッチキャップ26に貫通孔を有する金属ブッシュ30aおよび30bが一体で成形されていてもよい。金属ブッシュ30aの貫通孔にはモータ端子7cが挿入されている。モータ端子7cは、締結部材31aで締め付けられて金属ブッシュ30aに固定される。同様に、金属ブッシュ30bの貫通孔にはバッテリー端子7dが挿入されている。バッテリー端子7dは、締結部材31bで締め付けられて金属ブッシュ30bに固定される。
このように、第2スイッチキャップ26に一体成型された金属ブッシュ30aおよび金属ブッシュ30bにモータ端子7cおよびバッテリー端子7dをそれぞれ固定することで第2スイッチキャップ26の耐クリープ性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1のスタータ用電磁スイッチ装置においては、第2スイッチキャップ26が分子構造にベンゼン環を含まない樹脂、例えば熱可塑性樹脂のポリアミド樹脂などで構成されていた。実施の形態2のスタータ用電磁スイッチ装置においては、第2スイッチキャップ26が分子構造の主鎖中に炭素以外の元素を含む絶縁性の樹脂、例えばポリエステル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、芳香族ポリイミド樹脂およびポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)などで構成されている。ポリエステル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂は主鎖に酸素を含んでいる。アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂および芳香族ポリイミド樹脂は主鎖に窒素を含んでいる。PPS樹脂は主鎖に硫黄を含んでいる。それ以外に関する本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置の構成は、実施の形態1のスタータ用電磁スイッチ装置と同様である。
分子構造の主鎖中に酸素、窒素、硫黄などの炭素以外の元素を含む樹脂は、耐トラッキング性が高い。このように構成されたスタータ用電磁スイッチ装置は、実施の形態1と同様に、耐トラッキング性と耐熱性との両立ができる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係るスタータ用電磁スイッチ装置の部分断面図である。本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2の外形は、実施の形態1のスタータ用電磁スイッチ装置の外形と同じである。したがって、図5に示す部分断面図は、図3に示す実施の形態1のスタータ用電磁スイッチ装置のB−B線における部分断面図に相当する。
本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2においては、補助リレー24が第1スイッチキャップ25と第2スイッチキャップ26とで挟み込まれた位置に内蔵されている。なお、本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2の第1スイッチキャップ25および第2スイッチキャップ26の素材は、実施の形態1または実施の形態2で示した素材と同じである。また、本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2の電気回路の構成は、実施の形態1の図2に示した電気回路の構成と同じである。
図5に示すように、補助リレー24は、一対の補助リレー固定接点15、補助リレー可動接点16、補助リレー可動鉄心17、補助リレー固定鉄心18、補助リレーコイル19、補助リレー継鉄20、補助リレーロッド21、補助リレーリターンバネ22および補助リレーポイントバネ23を備えている。補助リレー可動接点16は、一対の補助リレー固定接点15同士を電気的に接続することで電磁スイッチ本体2aの吸引コイル12および保持コイル13に電力を供給する電気回路を構成する。補助リレー可動鉄心17は磁性体で構成されており、補助リレー可動接点16を一対の補助リレー固定接点15の方向に移動させる。補助リレー固定鉄心18は磁性体で構成されており、補助リレー可動鉄心17に対し吸引力を作用させる。補助リレーコイル19は、補助リレー固定鉄心18の補助リレー可動鉄心17に対する吸引力のもととなる起磁力を発生させる。補助リレー継鉄20は、補助リレーコイル19の通電による励磁により磁気回路を形成する。補助リレーロッド21は、補助リレー可動接点16に連結されている。ここで、補助リレーコイル19に通電されず補助リレー可動鉄心17に対して吸引力が発生していない時を非励磁状態と称し、補助リレーコイル19に通電されて補助リレー可動鉄心17に対して吸引力が発生している時を励磁状態と称する。補助リレーリターンバネ22は、非励磁状態において補助リレー可動鉄心17および補助リレーロッド21を介して補助リレー可動接点16を補助リレー固定接点15と離れた位置に保持する。補助リレーポイントバネ23は、励磁状態において補助リレー可動接点16を補助リレー固定接点15に接触させた位置に保持する。
図6は本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2の分解図であり、図7は本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ装置2の外観図である。図6に示すように、第1スイッチキャップ25には補助リレー収納室27が形成されており、その中に補助リレー24が収納されている。補助リレー収納室27は、一対の固定接点7および可動接点8が収納される接点室28とは隔壁で分離されている。
第1スイッチキャップ25の補助リレー収納室27のある端面と第2スイッチキャップ26の端面とは向かい合うように配置され、2つの端面の間には弾性材料で構成されたパッキン29が配置されている。第1スイッチキャップ25と第2スイッチキャップ26とは、図7に示すように、モータ端子7cおよびバッテリー端子7dを締結部材31a、31bで締め付けることでパッキン29を圧縮して固定される。
このように構成されたスタータ用電磁スイッチ装置は、実施の形態1および2と同様に、耐トラッキング性と耐熱性との両立ができる。さらに、このスタータ用電磁スイッチ装置は、補助リレーを第1スイッチキャップと第2スイッチキャップで挟み込み、補助リレーを内蔵することができるので、優れたレイアウト性が得られる。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
B バッテリー、SS キースイッチ、CA 制御装置、1 スタータ、2 スタータ用電磁スイッチ装置、2a 電磁スイッチ本体、3 モータ、4 シフトレバー、5 シャフト、6 ピニオン、7 一対の固定接点、7a、7b 固定接点、7c モータ端子、7d バッテリー端子、8 可動接点、9 ロッド、10 可動鉄心、11 固定鉄心、12 吸引コイル、13 保持コイル、14 継鉄、15 補助リレー固定接点、16 補助リレー可動接点、17 補助リレー可動鉄心、18 補助リレー固定鉄心、19 補助リレーコイル、20 補助リレー継鉄、21 補助リレーロッド、22 補助リレーリターンバネ、23 補助リレーポイントバネ、24 補助リレー、25 第1スイッチキャップ、26 第2スイッチキャップ、27 補助リレー収納室、28 接点室、29 パッキン、30a、30b 金属ブッシュ、31a、31b 締結部材

Claims (3)

  1. 互いに離間して配置された一対の固定接点と、
    始動信号に基づいて一対の前記固定接点に接触して一対の前記固定接点同士を電気的に接続する可動接点と、
    一対の前記固定接点のうちの一方の前記固定接点に接続されたモータ端子と、
    一対の前記固定接点のうちの他方の前記固定接点に接続されたバッテリー端子と、
    前記可動接点および一対の前記固定接点を内部に収容する第1スイッチキャップと、
    前記モータ端子および前記バッテリー端子を貫通させて固定する第2スイッチキャップとを備えたスタータ用電磁スイッチ装置であって、
    前記第1スイッチキャップは熱硬化性樹脂で構成されており、前記第2スイッチキャップはポリアミド樹脂、芳香族ポリイミド樹脂、環状脂肪族型エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂およびポリフェニレンサルファイド樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1つの樹脂で構成されていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ装置。
  2. 前記第2スイッチキャップは、前記モータ端子および前記バッテリー端子が貫通する金属ブッシュを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
  3. 前記始動信号に基づいて前記可動接点を作動させる補助リレーをさらに備え、前記補助リレーは、前記第1スイッチキャップと前記第2スイッチキャップとで挟み込まれた位置に形成された補助リレー収納室に収納されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスタータ用電磁スイッチ装置。
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