JP4636137B2 - スタータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータ回路のメイン接点を開閉するための電磁スイッチと、ピニオンギヤをエンジン側へ押し出すためのソレノイド装置とを有するスタータに関する。
従来技術として、特許文献1に記載された機関用始動装置が公知である。
この機関用始動装置は、モータ回路のメイン接点を開閉する電磁スイッチと、レバーを介してピニオンギヤをエンジン側へ押し出す働きを有する電磁力手段(電磁石装置)と、ピニオンギヤとリングギヤとの噛合状態を検出する検出器とを備え、電磁力手段によりピニオンギヤがエンジン側へ押し出されてリングギヤに噛み合い、検出器によりピニオンギヤとリングギヤとの噛合状態が検出されると、電磁スイッチが作動してメイン接点が閉成される。その結果、モータの回転力がピニオンギヤからリングギヤに伝達されてエンジンを始動させる。
ところで、自動車用スタータの搭載スペースは、通常、エンジンの横に密接した部位であり、多くの場合、スタータの周囲には、吸気管を初めとするエンジン性能にとって優先度の高い機能部品が配置される。このため、始動機能のみを有するスタータは、その外径寸法の制約を大きく受ける場合が多く、製品自体の市場競争力を確保するためには、小型化による搭載性向上が重要となる。
一方、地球温暖化問題に起因する燃費向上のため、アイドルストップ等の採用が今後増加するものと予測されているが、アイドルストップを採用すると、エンジンの始動回数が飛躍的に増加するため、スタータの耐久性向上が必要となる。具体的には、スタータモータに使用されるブラシの寿命と、ピニオンギヤおよびリングギヤの耐久性向上が主要な項目となる。
モータ用のブラシについては、材質に着目した長寿命のブラシが開発されつつあるが、ピニオンギヤとリングギヤは、無潤滑を前提としたギヤ噛み合いであるため、材質的な改良手段と、それによる効果が少なく、噛み合いの仕方自体の改良が必要となっている。この噛み合いの仕方自体の改良においては、ピニオンギヤの押し出しと、モータへの通電タイミングとを適正に保つことが有効であり、その点について、特許文献1に開示された公知技術は効果があると考えられる。
実公昭56−42437号公報
ところが、特許文献1に示される公知技術では、モータ回路のメイン接点を開閉する電磁スイッチと、ピニオンギヤをエンジン側へ押し出す働きを有する電磁力手段とが別体であり、且つ、両者がモータの周方向に並列的に配設されている。この構成では、モータの中心軸に対し径方向の二方向において寸法が増加してしまうため、エンジンへの搭載面で大きな寸法上のデメリットが生じる。つまり、一個のモータに対し一個の電磁スイッチを有する通常のスタータでは、エンジンの周囲に配置される他の装着部品との干渉を回避するために、電磁スイッチをモータの中心軸に対して円周方向に適正角度に振ることによる解決方法をとることができる。
しかし、特許文献1に示されるスタータは、モータに対して電磁スイッチと電磁力手段とが並列的に配設されるため、径方向の二方向で他の装着部品との干渉を回避することは困難であることが多いと考えられる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、モータ回路のメイン接点を開閉する働きと、ピニオンギヤをエンジン側へ押し出す働きとを別々の電磁スイッチで行う構成において、寸法上の制約を最小限に留めることのできるスタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、回転力を発生するモータと、軸方向に移動してエンジンのリングギヤに噛み合い、モータの回転力をリングギヤに伝達するピニオンギヤと、通電により電磁石を形成する第1のコイルを有し、この第1のコイルの吸引力を利用してシフトレバーを駆動し、このシフトレバーを介してピニオンギヤをリングギヤ側へ押し出す働きを有するソレノイド装置と、通電により電磁石を形成する第2のコイルを有し、この第2のコイルの吸引力を利用してモータの通電回路に設けられるメイン接点を開閉する電磁スイッチとを備えるスタータであって、ソレノイド装置と電磁スイッチは、両者を軸方向に直列に並べて一体的に構成されると共に、第1のコイルと第2のコイルとの間に両者の磁気回路の一部を形成する磁性プレートを共用して配置し、第1のコイルに通電した時に磁性プレートを通る磁束の向きと、第2のコイルに通電した時に磁性プレートを通る磁束の向きとが反対方向となることを特徴とする。
上記の構成によれば、ソレノイド装置と電磁スイッチとを軸方向に直列に並べて一体的に構成したことにより、両者をモータの周方向に並列に配置する場合と比較して、軸方向の投影面積を小さくできる。これにより、メイン接点を開閉する働きと、ピニオンギヤを押し出す働きとを一つの電磁スイッチで行う場合と比較しても、殆ど変わらないスペースに搭載できる。
また、ソレノイド装置と電磁スイッチとで、磁性プレートを共用することにより、部品点数を少なくして組み付け工数を低減できるので、安価に製造できる。
さらに、本発明では、第1のコイルに通電した時に磁性プレートを通る磁束の向きと、第2のコイルに通電した時に磁性プレートを通る磁束の向きとが反対方向となるように巻線されているので、例えば、第1のコイルへの通電後、第2のコイルへ通電した時に、磁性プレートにおける磁気飽和が抑制されるため、磁性プレートを薄肉化でき、小型化が可能となる。
(請求項の発明)
請求項に記載したスタータにおいて、第1のコイルに対し軸方向の反磁性プレート側に磁気回路の一部を形成するフレーム部を有し、このフレーム部の板厚(軸方向の厚さ)をT1とし、第2のコイルに対し軸方向の反磁性プレート側に磁気回路の一部を形成する第2の磁性プレートを有し、この第2の磁性プレートの板厚をT3とし、第1のコイルと第2のコイルとの間に配置される磁性プレートの板厚をT2とした場合に、
T2≦T1+T3……………………(1)
上記(1)の関係が成立することを特徴とする。
本発明によれば、第1のコイルへの通電後、第2のコイルへ通電した時に、磁性プレートにおける磁気飽和が抑制されるので、磁性プレートの板厚T2を、フレーム部の板厚T1と第2の磁性プレートの板厚T3とを合計した厚さ以下まで薄肉化できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は電磁スイッチユニットの断面図、図2はスタータ1の電気回路図、図3はスタータ1の全体図である。
本実施例のスタータ1は、図3に示す様に、電機子2a(図2参照)に回転力を発生するモータ2と、このモータ2に駆動されて回転する出力軸3と、この出力軸3の外周にクラッチ4と一体に配置されるピニオンギヤ5と、シフトレバー6を介してクラッチ4とピニオンギヤ5を反モータ方向(図示左方向)へ押し出す働きを有するソレノイド装置7と、モータ2の通電回路(モータ回路と呼ぶ)に設けられるメイン接点(後述する)を開閉する電磁スイッチ8等より構成される。
本発明に係るソレノイド装置7と電磁スイッチ8は、図1に示す様に、電磁スイッチユニットとして一体的に構成されている。なお、以下の説明では、図1に示す電磁スイッチユニットの図示右側を軸方向モータ側と呼び、図示左側を軸方向ピニオン側と呼ぶ。
電磁スイッチユニットは、ソレノイド装置7と電磁スイッチ8とで共用するユニットケース9と固定鉄心10とを有している。
ユニットケース9は、磁気回路の一部を形成するヨークを兼ねており、軸方向ピニオン側に環状の底壁部9a(請求項3に記載したフレーム部に相当する)を有する有底円筒状に設けられている。
固定鉄心10は、円環状に設けられた磁性プレート10aと、この磁性プレート10aの内周にかしめ固定されるコア部10bとから成り、磁性プレート10aの軸方向ピニオン側の外周端部が、ユニットケース9の内周に形成される段差に当接して軸方向ピニオン側の位置が固定される。
ユニットケース9の内部には、ソレノイド装置7に使用される第1のコイル11とプランジャ12および電磁スイッチ8に使用される第2のコイル13とプランジャ14が収容され、ユニットケース9の開口部側には、樹脂製の接点カバー15が組み付けられる。
第1のコイル11は、二つのコイル(吸引コイル11aと保持コイル11b)から成り、樹脂製のボビン16に二層状態で巻線されて、磁性プレート10aの軸方向ピニオン側に配置される。
プランジャ12は、コア部10bの軸方向ピニオン側の端面に対向して第1のコイル11の内周側に挿入され、コア部10bとの間に配設されるリターンスプリング17により軸方向ピニオン側へ付勢されている。
第2のコイル13は、樹脂製のボビン18に巻線されて、磁性プレート10aの軸方向モータ側に配置される。この第2のコイル13は、軸方向モータ側に隣接して配置される第2の磁性プレート19を介して軸方向に位置決めされている。第2の磁性プレート19は、磁気回路の一部を形成するもので、ボビン18と一体に設けられた樹脂部材20にインサート成形されている。
第2のコイル13の外周には、磁性プレート10aと第2の磁性プレート19との間に磁気回路の一部を形成する円筒形状のスペーサ部材21が配置され、このスペーサ部材21を介して第2の磁性プレート19の軸方向ピニオン側の位置が固定される。
プランジャ14は、コア部10bの軸方向モータ側の端面に対向して第2のコイル13の内周側に挿入され、コア部10bとの間に配設されるリターンスプリング22により軸方向モータ側へ付勢されている。
プランジャ14には、樹脂製のプランジャロッド23が取り付けられている。
プランジャロッド23の軸方向モータ側の先端には、可動接点24が固定されている。 可動接点24は、第2のコイル13が非通電の時に、接点カバー15に設けられた接点受け面15aに押し当てられており、且つ、接点圧スプリング25により軸方向ピニオン側へ付勢されている。
接点カバー15は、筒状の脚部15bを有する有底形状に設けられ、脚部15bの軸方向ピニオン側の端面が、第2の磁性プレート19の軸方向モータ側の端面に当接した状態でユニットケース9の内部に脚部15bが挿入され、その脚部15bの外周部がユニットケース9の端部にかしめ固定されている。接点カバー15とユニットケース9との間は、例えば、Oリング等のシール部材26によってシールされ、外部からの水等の浸入を防止している。
接点カバー15には、2本の端子ボルト27、28が取り付けられ、それぞれワッシャ29、30によりかしめ固定されている。
2本の端子ボルト27、28は、バッテリケーブルを介してモータ回路の高電位側(バッテリ側)に接続されるB端子ボルト27と、モータリード線31(図3参照)を介してモータ回路の低電位側(モータ側)に接続されるM端子ボルト28であり、それぞれ、接点カバー15の内側に固定接点32、33が設けられている。
2本の端子ボルト27、28と接点カバー15との間は、例えば、Oリング等のシール部材34によってシールされ、外部からの水等の浸入を防止している。
メイン接点は、可動接点24と一組の固定接点32、33とで形成され、可動接点24が一組の固定接点32、33に当接して両固定接点間が導通することでメイン接点が閉状態となり、可動接点24が一組の固定接点32、33から離れることによりメイン接点が開状態となる。
次に、第1のコイル11と第2のコイル13の結線構造を図2に基づいて説明する。
第1のコイル11は、吸引コイル11aの一方の端部と保持コイル11bの一方の端部が、共に第1の外部接続用端子35に接続されている。第1の外部接続用端子35は、スタータリレー36を介してバッテリ37に接続され、外部のECU38(エンジン始動に係わる電子制御装置)を介してスタータリレー36がオン作動すると、バッテリ37から流れる電流がスタータリレー36を介して通電される。
吸引コイル11aの他方の端部は、第2の外部接続用端子39に接続され、この第2の外部接続用端子39が、接続金具(図示せず)を介してM端子ボルト28と電気的に接続されている。
保持コイル11bの他方の端部は、例えば、磁性プレート10aの表面に溶接等により固定され、電気的にアースされている。
第2のコイル13は、一方の端部が第3の外部接続用端子40を介してECU38に接続され、ECU38を介して所定のタイミングで通電される。
第2のコイル13の他方の端部は、例えば、第2の磁性プレート19の表面に溶接等により固定され、電気的にアースされている。
3個の外部接続用端子35、39、40は、それぞれ先端部が接点カバー15の外部に取り出されている。
次に、電磁スイッチユニットの作動を説明する。
先ず、ECU38を通じてスタータリレー36がオン作動することにより、バッテリ37から第1のコイル11に通電される。これにより、プランジャ12がコア部10bに吸引されて軸方向モータ側へ移動することで、シフトレバー6を介してピニオンギヤ5がクラッチ4と一体に反モータ方向へ押し出される。
ピニオンギヤ5がエンジンのリングギヤ41(図2参照)に当接した後、ECU38を通じて第2のコイル13に通電される。これにより、プランジャ14がコア部10bに吸引されて軸方向ピニオン側へ移動することで、可動接点24が一組の固定接点32、33に当接してメイン接点が閉成する。その結果、バッテリ37からモータ2に通電されて、電機子2aに回転力が発生し、その電機子2aの回転力が出力軸3に伝達される。この出力軸3の回転を受けてピニオンギヤ5がリングギヤ41と噛み合い可能な位置まで回転すると、図3に示すドライブスプリング42の反力を受けて、ピニオンギヤ5がリングギヤ41に噛み合い、ピニオンギヤ5からリングギヤ41に回転力が伝達されてエンジンをクランキングする。
(実施例1の効果)
本実施例の電磁スイッチユニットは、第1のコイル11に通電した後、第2のコイル13への通電タイミングをECU38により制御することで、ピニオンギヤ5とリングギヤ41との噛み合いを常に最適な状態で行うことができる。
また、ソレノイド装置7と電磁スイッチ8とを軸方向に直列に並べて一体的に構成したことにより、両者をモータ2の周方向に並列に配置する場合と比較して、軸方向の投影面積を小さくできる。さらに、ソレノイド装置7と電磁スイッチ8は、固定鉄心10を共用して一体的に構成されているので、固定鉄心10を別々に設けた場合と比較して軸方向の寸法を短縮できる。その結果、モータ回路のメイン接点を開閉する働きと、ピニオンギヤ5を押し出す働きとを一つの電磁スイッチで行う場合と比較しても、殆ど変わらないスペースに搭載できる。
本実施例は、実施例1に記載した電磁スイッチユニットにおいて、図1に示す様に、ユニットケース9の底壁部9aの板厚(軸方向の寸法)をT1、磁性プレート10aの板厚をT2、第2の磁性プレート19の板厚をT3とした時に、
T2≦T1+T3……………………(1)
上記(1)の関係が成立することを特徴とする。
例えば、ソレノイド装置7の磁気回路を設計する際に、最も磁束量が増える時、つまり、プランジャ12がコア部10bに吸着した時に、磁性プレート10aが磁気飽和しないように、磁性プレート10aの板厚を確保する必要がある。言い換えると、磁気飽和しない程度に、磁性プレート10aを薄肉化するのが常である。
ところで、第1のコイル11への通電によって発生する磁束が磁性プレート10aを通る向きと、第2のコイル13への通電によって発生する磁束が磁性プレート10aを通る向きとが同一方向となる様に、第1のコイル11および第2のコイル13を巻線すると、第1のコイル11への通電によってプランジャ12がコア部10bに吸着した時点で、すでに磁性プレート10aは磁気飽和に近い状態となっている。
このため、第1のコイル11への通電後、第2のコイル13に通電した時に、電磁スイッチ8のプランジャ14がコア部10bに吸着しにくい状況となる。すなわち、電磁スイッチ8を単独で使用した場合(第1のコイル11に通電しないで第2のコイル13に通電した場合)と比較して吸引力が低下することになる。実際に、電磁スイッチ8の吸引力を測定すると、図4に示す様に、磁束の向きが同一方向となる様に第1のコイル11および第2のコイル13を巻線した場合は、電磁スイッチ8を単独で使用した場合と比較して、吸引力が大きく低下している。なお、図4では、磁束の向きが同一方向となる様に第1のコイル11および第2のコイル13を巻線した場合の吸引力特性を一点鎖線のグラフで示し、電磁スイッチ8を単独で使用した場合の吸引力特性を実線のグラフで示している。
そこで、本実施例では、第1のコイル11に電流が流れる方向と、第2のコイル13に電流が流れる方向とが同一方向となる様に、第1のコイル11および第2のコイル13が巻線されている。言い換えると、第1のコイル11と第2のコイル13は、磁性プレート10aを通る磁束が互いに打ち消し合うように巻線されている。この構成において、第1のコイル11への通電後、第2のコイル13に通電した時の電磁スイッチ8の吸引力を測定すると、図4に破線グラフで示す様に、電磁スイッチ8を単独で使用した場合より吸引力が上昇する結果が得られた。
この様に、第1のコイル11と第2のコイル13とに流れる電流の向きが同一方向となるように第1のコイル11および第2のコイル13を巻線することで、磁性プレート10aの磁気飽和が抑制されるため、上記(1)の関係が成立する。その結果、磁性プレート10aを薄肉化でき、電磁スイッチユニットの小型化が可能となる。
電磁スイッチユニットの断面図である。 スタータの電気回路図である。 スタータの全体図である。 電磁スイッチの吸引力特性を示すグラフである。
符号の説明
1 スタータ
2 モータ
5 ピニオンギヤ
6 シフトレバー
7 ソレノイド装置
8 電磁スイッチ
9a ユニットケースの底壁部(フレーム部)
10a 磁性プレート
11 第1のコイル
13 第2のコイル
19 第2の磁性プレート
24 可動接点(メイン接点)
32 固定接点(メイン接点)
33 固定接点(メイン接点)
41 リングギヤ

Claims (2)

  1. 回転力を発生するモータと、
    軸方向に移動してエンジンのリングギヤに噛み合い、前記モータの回転力を前記リングギヤに伝達するピニオンギヤと、
    通電により電磁石を形成する第1のコイルを有し、この第1のコイルの吸引力を利用してシフトレバーを駆動し、このシフトレバーを介して前記ピニオンギヤを前記リングギヤ側へ押し出す働きを有するソレノイド装置と、
    通電により電磁石を形成する第2のコイルを有し、この第2のコイルの吸引力を利用して前記モータの通電回路に設けられるメイン接点を開閉する電磁スイッチとを備えるスタータであって、
    前記ソレノイド装置と前記電磁スイッチは、両者を軸方向に直列に並べて一体的に構成されると共に、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間に両者の磁気回路の一部を形成する磁性プレートを共用して配置し、
    前記第1のコイルに通電した時に前記磁性プレートを通る磁束の向きと、前記第2のコイルに通電した時に前記磁性プレートを通る磁束の向きとが反対方向となることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項に記載したスタータにおいて、
    前記第1のコイルに対し軸方向の反磁性プレート側に磁気回路の一部を形成するフレーム部を有し、このフレーム部の板厚(軸方向の厚さ)をT1とし、
    前記第2のコイルに対し軸方向の反磁性プレート側に磁気回路の一部を形成する第2の磁性プレートを有し、この第2の磁性プレートの板厚をT3とし、
    前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間に配置される前記磁性プレートの板厚をT2とした場合に、
    T2≦T1+T3……………………(1)
    上記(1)の関係が成立することを特徴とするスタータ。
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