JP2008104298A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】整流子15の耐遠心強度を安価な手段で向上できる回転電機を提供する。
【解決手段】整流子15を構成するセグメント23は、モールド樹脂24に埋設されている部分にタブテール23bが設けられている。また、モールド樹脂24に埋設される軸方向の一端面には、軸方向に向かって略V字状に開いた凹部23cが形成されている。さらに、セグメント23の軸方向一端側にライザ部23dが設けられ、このライザ部23dに電機子コイルの端部がヒュージング結合されている。モールド樹脂24は、軸方向の一端側にセグメント23のブラシ接触面23aより外径が大きく形成されてライザ部23dの内径側をモールドする径大部24aを有すると共に、この径大部24aより軸方向の反ライザ部側へ延長された肉盛り部24bが設けられている。この肉盛り部24bは、軸方向の反径大部側へ向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、整流子を有する回転電機に関する。
近年、車両に搭載される回転電機(特にスタータ)では、搭載スペースの限定、及び燃費向上を狙いとして、小型/軽量化が求められている。その達成手段の一例として、電機子コイルに平角線を採用して占積率の向上とトルクアップを図る方法がある。
ところで、電機子コイルを整流子と結線する場合、一般的には、整流子のライザ部に形成されたスロット内に電機子コイルの端部を挿入してヒュージング結合される。ここで、電機子コイルに平角線を採用した場合は、その平角線の断面長手方向をスロット内に挿入するため、電機子コイルに丸線を使用した場合と比較して、必然的にライザ部の外径が大きくなる。その結果、ライザ部の質量が増大して、耐遠心強度設計が困難になる。
そこで、整流子の耐遠心強度を向上させる手法として、特許文献1に開示された従来技術がある。この特許文献1に示される整流子は、各セグメントに設けられるライザ部の径方向内周側の端面から軸方向に突き出る突出部が設けられ、この突出部がモールド樹脂に埋設されている。また、各セグメントは、モールド樹脂に埋設される埋設部の軸方向両端部に略コ字型の凹部が形成され、この凹部に絶縁被覆された環状の金属バンドを挿着することで、各セグメントが強固に拘束されて、高い遠心強度が確保されている。
特開2003−348799号公報
ところが、上記の特許文献1に開示された従来技術では、金属バンドを使用することによる部品点数の増加、及び製造工数の増加を招くため、コスト高となる問題があった。
これに対し、モールド樹脂に埋設される内径部にタブテールを設けることで遠心強度を確保したセグメントが知られている。このセグメントは、金属バンド等の別部品を使用する必要がないので、部品点数や製造工数の増加を招くことはなく、より安価に製造できる。しかし、前述した様に、電機子コイルに平角線を採用した場合は、ライザ部の外径が大きくなって質量が増大するため、ライザ部を介してモールド樹脂に加わる遠心力が大きくなる。その結果、ライザ部の内径側を保持しているモールド樹脂に応力集中が発生して亀裂が入り、遠心強度を確保できなくなるという問題が生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、整流子の耐遠心強度を安価な手段で向上できる回転電機を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、ブラシとの接触面(ブラシ接触面と呼ぶ)を形成する複数のセグメントと、この複数のセグメントと一体にモールド成形された絶縁部材とで構成され、この絶縁部材が電機子軸に固定される整流子を備え、セグメントは、絶縁部材にモールドされた埋設部にタブテールが設けられると共に、軸方向の一端側にブラシ接触面より径方向外側へ突出するライザ部が設けられ、このライザ部に電機子コイルの端部が電気的に接続される回転電機であって、絶縁部材は、軸方向の一端側に、ブラシ接触面より外径が大きく形成されてライザ部の内径側をモールドする径大部が設けられ、更に、径大部より軸方向の反ライザ部側へ延長された肉盛り部が設けられて、この肉盛り部と径大部とを合わせた軸方向の肉厚が、ライザ部の軸方向の肉厚の2倍以上に設定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、絶縁部材の径大部より反ライザ部側に肉盛り部を設けたことで、ライザ部より軸方向一端側に形成される絶縁部材の断面積(径大部と肉盛り部とを合わせた断面積)が増大する。その結果、絶縁部材の機械的強度が大きくなり、破壊に対して絶縁部材の余裕度を確保できるので、整流子の耐遠心強度が向上する。
また、肉盛り部を設けた分だけ絶縁部材の体積が増加するため、絶縁部材の熱的余裕度が向上し、絶縁部材の熱劣化が抑制される。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した回転電機において、セグメントは、軸方向一端側の端面に凹部が形成され、この凹部が絶縁部材に埋設されていることを特徴とする。
この場合、セグメントの軸方向端面に形成された凹部が絶縁部材に埋設されている、つまり、凹部に絶縁部材が充填されているため、いわゆるアンカー効果によって耐遠心強度が向上する。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載した回転電機において、電機子コイルは、断面矩形状の平角線を使用することを特徴とする。
電機子コイルに平角線を採用した場合、ライザ部の外径が大きくなることで、ライザ部の質量が増大するため、ライザ部を介して絶縁部材に加わるストレスも大きくなる。
これに対し、本発明では、絶縁部材に肉盛り部を設けることで、破壊に対して絶縁部材の余裕度を確保できるので、電機子コイルに平角線を採用した場合でも、整流子の遠心強度を確保できる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れかの回転電機において、肉盛り部は、軸方向の反径大部側へ向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられていることを特徴とする。
電機子コイルは、肉盛り部の径方向外側を通ってライザ部に接続されるため、肉盛り部の外径を必要以上に大きくすると、電機子コイルと肉盛り部とが干渉する恐れがある。これに対し、本発明では、肉盛り部の外径が軸方向の反径大部側へ向かって次第に小さくなるテーパ形状に設けられているので、ライザ部に接続される電機子コイルと肉盛り部との干渉を回避できる。
また、肉盛り部の外径をテーパ形状とすることにより、肉盛り部の外径と、その肉盛り部の径方向外側を通る電機子コイルとの間に所定の隙間を得ることができるので、ライザ部に接続される電機子コイルのコイルエンド部を成形する際に、その成形自由度が広がるため、コイルエンド部の作り易さにも貢献できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
この実施例1では、回転電機の一例であるスタータについて説明する。
図1は整流子の半断面図、図2はスタータ1の半断面図である。
本実施例のスタータ1は、図2に示す様に、回転力を発生するモータ2と、このモータ2の回転を減速する減速装置3と、この減速装置3を介してモータ2の駆動トルクが伝達される出力軸4と、この出力軸4の外周にクラッチ5と一体化して配置されるピニオンギヤ6と、シフトレバー7を介してクラッチ5とピニオンギヤ6を反モータ方向(図2の左方向)へ押し出す働きを有すると共に、モータ2の通電回路(以下モータ回路と呼ぶ)に設けられるメイン接点(後述する)を開閉する電磁スイッチ8等より構成される。
モータ2は、磁気回路を形成する円筒状のヨーク9と、このヨーク9の内周に周方向等間隔に配置される複数の永久磁石10と、この永久磁石10の内周に所定のギャップを有して回転自在に配置される電機子11とを有する周知の直流電動機である。
電機子11は、回転力を出力する電機子軸12と、この電機子軸12の外周に嵌合して固定される電機子鉄心13と、この電機子鉄心13に巻回される電機子コイル14と、電機子軸12の後端部に固定される整流子15(後述する)とを備え、この整流子15の外周上にブラシ16が配置される。なお、電機子コイル14は、絶縁被膜に覆われた断面矩形状の平角線が使用され、電機子鉄心13の外周に形成されたスロットの内部に上下二層に挿入されている。
減速装置3は、電機子軸12と同軸上で減速できる周知の遊星歯車減速機であり、電機子11の反整流子側に構成されている。
出力軸4は、電機子軸12と同一軸線上に配置され、一端側の端部が軸受17を介してハウジング18に回転自在に支持され、他端側の端部が減速装置3に連結されている。
クラッチ5は、出力軸4の外周にヘリカルスプライン嵌合して組み付けられ、エンジン始動時に出力軸4の回転をピニオンギヤ6に伝達する。また、ピニオンギヤ6がエンジンによって回された時、つまりピニオンギヤ6の回転速度が出力軸4の回転速度を上回ると、ピニオンギヤ6の回転が出力軸4に伝わらない様に、両者間の動力伝達を遮断する一方向クラッチとして構成されている。
ピニオンギヤ6は、クラッチ5の反モータ側に配置され、クラッチ5と一体に出力軸4上を反モータ方向へ移動してエンジンのリングギヤ(図示せず)に噛み合った後、クラッチ5を介して伝達される回転力をリングギヤに伝達する。
電磁スイッチ8は、始動スイッチ(図示せず)の閉操作によって車載バッテリから通電される電磁コイル(図示せず)と、この電磁コイルの内側を可動するプランジャ(図示せず)とを有し、電磁コイルへの通電によって電磁石が形成されると、その電磁石にプランジャが吸引されてメイン接点を閉操作する。また、電磁コイルへの通電が停止して電磁石の吸引力が消滅すると、図示しないリターンスプリングの反力にプランジャが押し戻されてメイン接点を開操作する。
メイン接点は、2本の外部端子19、20を介してモータ回路に接続される一組の固定接点(図示せず)と、プランジャと一体に可動して一組の固定接点間を断続する可動接点(図示せず)とで形成され、この可動接点を通じて一組の固定接点間が導通することでメイン接点が閉状態となり、一組の固定接点間の導通が遮断されることでメイン接点が開状態となる。
2本の外部端子19、20は、バッテリケーブルを介して車載バッテリに接続されるB端子19と、モータリード線21を介して正極側のブラシ16に接続されるM端子20であり、共に電磁スイッチ8の樹脂カバー8aに固定されている。
シフトレバー7は、ハウジング18に揺動自在に支持されるレバー支点部7aを有し、このレバー支点部7aより一端側のレバー端部が電磁スイッチ8のプランジャに取り付けられたシフト用ロッド22に連結され、レバー支点部7aより他端側のレバー端部がクラッチ5に係合している。このシフトレバー7は、プランジャが電磁石に吸引されて、図2の右方向へ移動すると、シフト用ロッド22に連結された一端側のレバー端部がプランジャに引かれて移動することにより、クラッチ5に係合する他端側のレバー端部がレバー支点部7aを中心に揺動して、クラッチ5を反モータ方向へ押し出す働きを有する。
続いて、本発明に係る整流子15の構成について説明する。
整流子15は、図1に示す様に、ブラシ16との接触面(ブラシ接触面23aと呼ぶ)を形成する複数のセグメント23と、この複数のセグメント23と一体にモールド成形された絶縁部材(モールド樹脂24と呼ぶ)とで構成され、このモールド樹脂24が電機子軸12の後端外周に圧入等により固定されている。
セグメント23は、図1(b)に示す様に、周方向に等ピッチに配置され、その周方向に隣合うセグメント23同士の間がモールド樹脂24により絶縁されている。このセグメント23には、モールド樹脂24に埋設されている部分(埋設部と呼ぶ)にタブテール23bが設けられている。また、モールド樹脂24に埋設される軸方向の一端面には、軸方向に向かって略V字状に開いた凹部23cが形成されている。
さらに、セグメント23の軸方向一端側には、図1(a)に示す様に、ブラシ接触面23aより径方向外側へ突出するライザ部23dが設けられている。このライザ部23dには、径方向外側に開口するスロット23eが形成されており、このスロット23eに電機子コイル14の端部が挿入され、例えばヒュージングによりライザ部23dに電気的且つ機械的に結合されている(図3参照)。
モールド樹脂24は、図1(a)に示す様に、軸方向の一端側にブラシ接触面23aより外径が大きく形成されてライザ部23dの内径側をモールドする径大部24aを有すると共に、この径大部24aより軸方向の反ライザ部側へ延長された肉盛り部24bが設けられている。この肉盛り部24bは、軸方向の反径大部側へ向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられている。
また、径大部24aと肉盛り部24bとを合わせた軸方向の肉厚taは、ライザ部23dの軸方向の肉厚tbの2倍以上に設定されている。
次に、スタータ1の作動を説明する。
始動スイッチの閉操作により、電磁スイッチ8の電磁コイルに通電されて電磁石が形成されると、その電磁石にプランジャが吸引されて、図2の右方向へ移動する。このプランジャの移動がシフトレバー7を介してクラッチ5に伝達されると、クラッチ5がピニオンギヤ6と一体に出力軸4上を反モータ方向へ移動して、ピニオンギヤ6の端面がリングギヤの端面に当接して停止する。
一方、プランジャの移動によってモータ回路のメイン接点が閉じると、バッテリからモータ2に給電されて電機子11に回転力が生じる。この電機子11の回転が減速装置3で減速されて出力軸4に伝達され、更に、出力軸4からクラッチ5を介してピニオンギヤ6に伝達される。その結果、ピニオンギヤ6が強制的に回され、リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転してリングギヤに噛み合うことにより、ピニオンギヤ6からリングギヤにモータ2の駆動トルクが伝達されて、エンジンをクランキングする。
クランキングからエンジンが完爆して始動スイッチが開操作されると、電磁コイルへの通電が停止して吸引力が消滅する。これにより、リターンスプリングの反力でプランジャが押し戻されるため、メイン接点が開いてバッテリからモータ2への給電が停止され、電機子11の回転が次第に減速して停止する。
また、プランジャが押し戻されると、エンジン始動時と反対方向にシフトレバー7が揺動してプランジャの動きがクラッチ5に伝達される。その結果、ピニオンギヤ6がリングギヤから離脱してクラッチ5と一体に出力軸4上を所定の位置(図2に示す位置)まで後退して停止する。
(実施例1の効果)
実施例1に記載した整流子15は、モールド樹脂24に埋設されるセグメント23の埋設部にタブテール23bが設けられている。また、ライザ部23dが設けられるセグメント23の軸方向一端側の端面に凹部23cが形成され、その凹部23cにモールド樹脂24が充填されている。これにより、電機子11の高速回転によってセグメント23に遠心力が働いた時に、その遠心力に対してアンカー効果が発揮されるため、セグメント23がモールド樹脂24から浮き上がることはなく、高い遠心強度を確保できる。
また、モールド樹脂24は、径大部24aより反ライザ部側に肉盛り部24bを設けているので、ライザ部23dより一端側に形成されるモールド樹脂24の断面積(径大部24aと肉盛り部24bとを合わせた断面積)が増大する。なお、従来の整流子は、図4に示す様に、モールド樹脂24に肉盛り部24bが設けられていない。つまり、ライザ部23dより一端側に形成されるモールド樹脂24は、径大部24aのみとなり、本実施例の整流子15と比較して、モールド樹脂24の断面積も小さくなっている。
これにより、モールド樹脂24の機械的強度が大きくなり、破壊に対してモールド樹脂24の余裕度を確保できるので、整流子15の耐遠心強度が向上する。
さらに、肉盛り部24bを設けた分だけモールド樹脂24の体積が増加するため、モールド樹脂24の熱的余裕度が向上する。その結果、例えば、電機子コイル14の端部をライザ部23dにヒュージング結合する時の発熱、あるいはモータ2への連続通電時に発生するモータ2の自己発熱、及びブラシ16と整流子15との摩擦による発熱等に対し、モールド樹脂24の熱劣化が抑制される。
また、モールド樹脂24に設けた肉盛り部24bは、軸方向の反径大部側へ向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられているので、図3に示す様に、ライザ部23dに接続される電機子コイル14と肉盛り部24bとの干渉を回避できる。
また、肉盛り部24bの外径をテーパ形状とすることにより、肉盛り部24bの外径と、その肉盛り部24bの径方向外側を通る電機子コイル14との間に所定の隙間を得ることができるので、ライザ部23dに接続される電機子コイル14のコイルエンド部を成形する際に、その成形自由度が広がるため、コイルエンド部の作り易さにも貢献できる。
(変形例)
実施例1では、電機子コイル14に平角線を用いた一例を記載したが、本発明に係る整流子15は、電機子コイル14に断面円形の丸線を用いた場合にも適用できる。
(a)整流子の半断面図、(b)整流子のA−A断面図である。 スタータの半断面図である。 整流子の半断面図である。 整流子の半断面図である(従来技術)。
符号の説明
1 スタータ(回転電機)
12 電機子軸
14 電機子コイル
15 整流子
16 ブラシ
23 セグメント
23a ブラシ接触面
23b タブテール
23c 凹部
23d ライザ部
24 モールド樹脂(絶縁部材)
24a 径大部
24b 肉盛り部

Claims (4)

  1. ブラシとの接触面(ブラシ接触面と呼ぶ)を形成する複数のセグメントと、この複数のセグメントと一体にモールド成形された絶縁部材とで構成され、この絶縁部材が電機子軸に固定される整流子を備え、
    前記セグメントは、前記絶縁部材にモールドされた埋設部にタブテールが設けられると共に、軸方向の一端側に前記ブラシ接触面より径方向外側へ突出するライザ部が設けられ、このライザ部に電機子コイルの端部が電気的に接続される回転電機であって、
    前記絶縁部材は、軸方向の一端側に、前記ブラシ接触面より外径が大きく形成されて前記ライザ部の内径側をモールドする径大部が設けられ、更に、前記径大部より軸方向の反ライザ部側へ延長された肉盛り部が設けられて、この肉盛り部と前記径大部とを合わせた軸方向の肉厚が、前記ライザ部の軸方向の肉厚の2倍以上に設定されていることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載した回転電機において、
    前記セグメントは、軸方向の一端面に凹部が形成され、この凹部が前記絶縁部材に埋設されていることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1または2に記載した回転電機において、
    前記電機子コイルは、断面矩形状の平角線を使用することを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1〜3に記載した何れかの回転電機において、
    前記肉盛り部は、軸方向の反径大部側へ向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられていることを特徴とする回転電機。
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