JP6107110B2 - 電磁リレー - Google Patents

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本発明は、スタータのモータ回路に設けられ、モータの起動時に流れる電流を抑制するための抵抗体を内蔵する電磁リレーに関する。
従来より、スタータには、バッテリからモータへの通電経路を、抵抗体を介して突入電流を小さくしてモータへ通電する第1の通電経路と、抵抗体を介さずバイパスしてモータへ通電する第2の通電経路との間で切替える電磁リレーが搭載されている(特許文献1参照)。
この電磁リレーは、励磁コイルと、励磁コイルにより生じた磁力により駆動されるプランジャと、プランジャの移動により開閉する電気接点とを備えるものが知られている。なお、電気接点は、第1の固定接点と第2の固定接点と、プランジャの移動に伴い移動して第1の固定接点と第2の固定接点との間を電気的に開閉する可動接点とからなっている。
特開2009−224315号公報
ところで、特許文献1に記載された電磁リレーは、第1、2の固定接点がそれぞれ接続端子に接続されており、この接続端子の接点カバーから突出させた部分が外部機器に接続される外部接続端子となっている。
このため、外部接続端子の端子間隔やサイズは、固定接点の位置により制約を受け、自由に設定できない。したがって、外部接続端子の端子間隔やサイズを変更したい場合には、固定接点の位置を始め外部接続端子以外の部品の位置や大きさを変更しなければならず、スイッチ体格が変わってしまう場合があった。
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、電気接点のサイズや位置を変更することなく、外部接続端子の端子間隔を変更可能な電磁リレーを提供することを目的とする。
本発明の電磁リレーは、バッテリからモータに電流を流すためのモータ回路に設けられる抵抗体と、モータ回路に抵抗体と並列に接続される電気接点とを有し、電気接点の開閉により、バッテリからモータへの通電経路を、抵抗体を介して突入電流を小さくしてモータへ通電する第1の通電経路と、抵抗体をバイパスする第2の通電経路との間で切替えるものである。
電磁リレーは、モータ回路に接続される一対の固定接点、および一対の固定接点間を開閉する可動接点を有する電気接点と、可動接点及び前記固定接点を収容する接点カバーと、接点カバーに固定されるとともに、固定接点に機械的且つ電気的に接続される接続端子と、接点カバーの外側で接続端子に機械的且つ電気的に接続される金属部材と、接点カバーの外側で金属部材に機械的且つ電気的に接続されるとともに外部機器のターミナルが接続される外部接続端子とを備える。
そして、抵抗体は、接点カバーの外側で、金属部材に機械的且つ電気的に接続されている。
これによれば、外部接続端子の端子間隔を変更したい場合に、電気接点のサイズや位置を変更する必要はなくなる。すなわち、電気接点の位置やサイズの制約を受けずに、接点カバーの外側で金属部材や外部接続端子の位置やサイズを自由に設定することが可能となる。
また、抵抗体は、接点カバーの外側で、金属部材に機械的且つ電気的に接続されているため、抵抗体の発熱による溶断をより防止することができる。
スタータの電気回路図である(参考例)。 電磁リレーの断面図である(参考例)。 電磁リレーの断面図である(実施例)。 電磁リレーの断面図である(実施例)。 電磁リレーの断面図である(実施例)。 電磁リレーの断面図である(実施例)。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
参考例
参考例の構成〕
参考例の電磁リレー1を、図1、図2を用いて説明する。
参考例の電磁リレー1は、例えば、車両用エンジンの始動に用いられるスタータ2のモータ3への突入電流を抑制するための突入電流抑制リレーであり、スタータ2のモータ回路に設けられる。
なお、スタータ2のモータ回路は、図1に示すように、バッテリBからモータ3に電流を流すための電気回路のことである。
スタータ2は、バッテリBより電力が供給されて電機子3aに回転力を発生するモータ3と、このモータ3に駆動されて回転する出力軸4と、この出力軸4の軸上をクラッチ5と一体に移動可能に配置されるピニオン6と、出力軸4に対してクラッチ5とピニオン6を反モータ方向(図示右方向)へ押し出すと共に、モータ回路に設けられるメイン接点を開閉する電磁スイッチ7等より構成される。
モータ3は、永久磁石または電磁石によって構成される界磁子(図示せず)と、軸上に整流子3bを有する電機子3aと、整流子3bの外周上に配置されるブラシ8等を備える周知の整流子電動機である。
クラッチ5は、出力軸4の軸上にヘリカルスプライン嵌合されて、出力軸4の回転をピニオン6に伝達する一方、ピニオン6から出力軸4への動力伝達を遮断する一方向クラッチとして構成される。
ピニオン6は、電磁スイッチ7の作動により、クラッチ5と一体に反モータ方向へ押し出されてエンジンのリングギヤ9に噛み合った後、クラッチ5を介して伝達される回転力をリングギヤ9に伝達してリングギヤ9を回転駆動する。
電磁スイッチ7は、スタータリレー10がオンしてバッテリBより励磁されることで電磁石を形成する励磁コイル11と、この励磁コイル11の内周を軸心方向に可動するプランジャ12とを有し、このプランジャ12が電磁石に吸引されて移動すると、そのプランジャ12の移動に連動してメイン接点を閉成(オン)すると共に、シフトレバー13を介してピニオン6をクラッチ5と一体に反モータ方向へ押し出す働きを有する。
メイン接点は、B端子ボルト(図示せず)を介してモータ回路の高電位側(バッテリB側)に接続される固定接点14と、M端子ボルト(図示せず)を介してモータ回路の低電位側(モータ3側)に接続される固定接点15と、プランジャ12の動きに連動して固定接点14、15の間を電気的に断続する可動接点16とで構成される。
〔電磁リレー1の構造〕
次に、電磁リレー1の構造について詳細に説明する。
電磁リレー1は、図1に示す様に、電磁スイッチ7のメイン接点よりモータ回路の高電位側に配置され、モータ3の起動時に流れる始動電流を抑制する抵抗体17と、この抵抗体17をバイパスしてモータ回路に接続されるサブ接点(後述する)と、このサブ接点を開閉するソレノイド(後述する)とを備え、このソレノイドにより、サブ接点を開成(オフ)してモータ3の始動電流が抵抗体17を流れる第1の通電経路と、サブ接点を閉成(オン)して抵抗体17をバイパスする第2の通電経路とを切り替えることができる。
(a)ソレノイドの構成
ソレノイドは、図2に示すように、ソレノイドケース20、リレーコイル21、可動鉄心22、シャフト23、固定鉄心24、リターンスプリング25、及び接点カバー26等により構成される。
ソレノイドケース20は、軸方向の一端側(図示左側)に底面を有し、軸方向の他端側が開口する有底円筒状を呈し、内部にリレーコイル21が収容されている。
リレーコイル21は、励磁により電磁石を形成するものであり、図1に示すように、一方の端部がターミナル端子30に接続され、他方の端部がアース電位に接続されている。なお、ターミナル端子30はスタータ2の作動を電子制御するECU31に接続される。
可動鉄心22は、リレーコイル21の内周を軸方向に可動可能に設けられている。
シャフト23は、可動鉄心22とは別体の樹脂部材により形成され、一端側の端部に設けられるフランジ部23aが可動鉄心22の端面に形成された凹部に嵌合している。シャフト23の他端側は、接点カバー26内に形成される接点室26a(後述する)まで突出している。
固定鉄心24は、可動鉄心22の軸方向他端側に対向して配置され、リレーコイル21の通電によって磁化され、可動鉄心22を軸方向他端側へ吸引する。
リターンスプリング25は、可動鉄心22を反固定鉄心側(軸方向一端側)へ付勢するものであり、シャフト23の外周に配置されて、軸方向の一端がシャフト23のフランジ部23aに支持され、他端が樹脂プレート33(後述する)に支持されている。これにより、シャフト23は、フランジ部23aがリターンスプリング25の荷重を受けて可動鉄心22に押圧されることで、可動鉄心22と一体に軸方向に可動する。
接点カバー26は、ソレノイドケース20の開口部を塞いでソレノイドケース20に固定される樹脂製のカバーである。接点カバー26の軸方向一端部の開口には樹脂プレート33が配されており、樹脂プレート33と接点カバー26とで囲われる空間がサブ接点を収容する接点室26aとなっている。なお、樹脂プレート33はシャフト23の軸方向移動をガイドするガイド部33aを有している。
(b)サブ接点の構成
サブ接点は、図2に示す様に、接点カバー26に固定される2本の接続端子35、36を介してモータ回路に接続される一組の固定接点37、38と、この一組の固定接点37、38の間を電気的に断続する可動接点40とで構成され、接点室26aに収容されている。
2本の接続端子35、36は、図1に示す様に、バッテリBの正極ターミナルに接続される第1接続端子35と、電磁スイッチ7のB端子ボルトに接続される第2接続端子36である。この2本の接続端子35、36は、それぞれ、ボルト形状を呈しており、接点カバー26に形成された貫通孔に挿通されて、接点カバー26の外部に雄ねじ部35a、36aが取り出されている。
一組の固定接点37、38は、第1接続端子35と電気的かつ機械的に接続される第1の固定接点37と、第2接続端子36と電気的かつ機械的に接続される第2の固定接点38である。具体的には、一組の固定接点37、38に円形孔が形成され、その円形孔にそれぞれ接続端子35、36を圧入して、接続端子35、36のねじ頭部35b、36bと接点カバー26の内側端面との間に挟み込まれた状態で固定される。
可動接点40は、一組の固定接点37、38より軸方向他端側に配置され、リレーコイル21が非励磁の時に、図2に示す様に、接点圧スプリング41の荷重を受けて一組の固定接点37、38に押圧されている。すなわち、参考例の電磁リレー1は、リレーコイル21が非励磁の時にサブ接点が閉成している常閉接点型である。
可動接点40は、リレーコイル21の通電時に、シャフト23によって軸方向一端側から軸方向他端側へ押圧される。
すなわち、リレーコイル21への通電時には、可動鉄心22が固定鉄心24に吸引されて軸方向他端側へ移動するのに伴って、シャフト23が軸方向他端側へ移動する。そして、シャフト23が可動接点40を接点圧スプリング41の付勢力に抗して軸方向他端側へ押圧することによって、可動接点40が固定接点37、38から離れ、サブ接点が開成する。
抵抗体17は、例えば、断面円形のニクロム線であり、図1に示す様に、接点室26a内に配置されて、一方の端部17aが第1接続端子35のねじ頭部35bに電気的かつ機械的に接続(例えばプロジェクション溶接)され、他方の端部17bが第2接続端子36のねじ頭部36bに電気的かつ機械的に接続(例えばプロジェクション溶接)されている。
〔本参考例の特徴〕
次に本参考例の特徴を説明する。
参考例の電磁リレー1は、接点カバー26の外側で接続端子35、36に機械的且つ電気的に接続される金属部材44、45と、接点カバー26の外側で金属部材44、45に接続されるとともに、外部機器に電気的に接続される外部接続端子48、49とを備える。
金属部材44、45は、第1接続端子35と電気的かつ機械的に接続される第1金属部材44と、第2接続端子36と電気的かつ機械的に接続される第2金属部材45である。
第1、第2金属部材44、45は、それぞれ、例えば鉄鋼材料により板状に形成されており、板厚方向に貫通する第1貫通孔44a、45aと第2貫通孔44b、45bを有する。
第1金属部材44の第1貫通孔44aには第1接続端子35の接点カバー26から取り出された雄ねじ部35aが挿通され、雄ねじ部35aに締結部材50が締結されることにより、第1金属部材44と第1接続端子35とが固定される。また、第2金属部材45の第1貫通孔45aには第2接続端子36の接点カバー26から取り出された雄ねじ部36aが挿通され、雄ねじ部36aに締結部材51が締結されることにより、第2金属部材45と第2接続端子36とが固定される。なお、固定方法は、締結部材50、51により固定に限らず、電気的且つ機械的に接続可能な様々な固定方法を採用することができる。例えば圧入固定等であってもよい。
外部接続端子48、49は、第1金属部材44と電気的かつ機械的に接続される第1外部接続端子48と、第2金属部材45と電気的かつ機械的に接続される第2外部接続端子49である。
第1、第2外部接続端子48、49は、それぞれ、ボルト形状を呈しており、雄ねじ部48a、49aとねじ頭部48b、49bとを有している。
第1外部接続端子48は第1金属部材44の第2貫通孔44bに挿通されて溶接されている。第2外部接続端子49は第2金属部材45の第2貫通孔45bに挿通されて溶接されている。なお、固定方法は、溶接に限らず、電気的且つ機械的に接続可能な様々な固定方法(例えば圧入固定)を採用することができる。
雄ねじ部48a、49aの金属部材44、45から突出させた部分に、外部機器のターミナル(図示せず)が接続される。
なお、本参考例では、金属部材44、45は軸方向に垂直な方向に延びる板状であるが、形状はこの形状に限られず、所望の外部接続端子位置によって様々な形状を採用することができる。例えば、適宜屈曲部を設けて立体的な形状にしてもよい。
〔スタータ2の作動説明〕
次に、スタータ2の作動を説明する。
ECU31からの制御信号によってスタータリレー10がオン作動すると、電磁スイッチ7の励磁コイル11が励磁されて電磁石が形成され、その電磁石にプランジャ12が吸引されて図3の左方向へ移動する。このプランジャ12の移動により、シフトレバー13を介してピニオン6がクラッチ5と一体に出力軸4の軸上をヘリカルスプラインに沿って回転しながら反モータ方向へ押し出される。また、プランジャ12の移動により、ピニオン6がリングギヤ9に当接するタイミングと略同時(実際は、若干の機械的な遅れが生じる)にメイン接点が閉成する。
一方、電磁リレー1は、ECU31からの制御信号を受けてリレーコイル21が励磁されると、接点圧スプリング41の荷重に抗して可動接点40が一組の固定接点37、38から開離することにより、サブ接点が開成(オフ)する。
サブ接点が開成すると、抵抗体17の両端間を短絡する第2の通電経路が開放される、すなわち、抵抗体17を有する第1の通電経路が形成されるため、その第1の通電経路を通ってバッテリBよりモータ3に始動電流が流れる。この場合、バッテリBの全電圧より低い電圧がモータ3に印加されるため、抑制された電流がモータ3に通電される。
モータ3の回転を受けてピニオン6がリングギヤ9に噛み合った後、ECU31から電磁リレー1に出力される制御信号がオフになると、電磁リレー1のサブ接点が閉成することにより、抵抗体17の両端間を短絡する第2の通電経路が形成される。この場合、バッテリBからモータ3に流れる電流は、抵抗値の大きい第1の通電経路より抵抗値の低い第2の通電経路を流れるため、バッテリBの全電圧がモータ3に印加されて、モータ3が高速度で回転し、そのモータ3の回転がピニオン6からリングギヤ9に伝達されてエンジンをクランキングする。
〔本参考例の作用効果〕
参考例の電磁リレー1は、固定接点37、38を固定する接続端子35、36を外部接続端子とするのではなく、接点カバー26の外側で接続端子35、36に機械的且つ電気的に接続される金属部材44、45と、接点カバー26の外側で金属部材44、45に機械的且つ電気的に接続される外部接続端子48、49とを備えている。
これによれば、外部接続端子48、49の端子間隔を変更したい場合に、サブ接点のサイズや位置を変更する必要はなくなる。すなわち、サブ接点の位置やサイズの制約を受けずに、接点カバー26の外側で金属部材44、45や外部接続端子48、49の位置やサイズを自由に設定することが可能となる。
〔実施例
実施例の構成を、参考例とは異なる点を中心に図3を用いて説明する。
なお、参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例では、抵抗体17は、接点カバー26の外側で、金属部材44、45に機械的且つ電気的に接続されている。また、金属部材44、45の通電方向に垂直な断面積は、抵抗体17の通電方向に垂直な断面積よりも大きく設定してある。
すなわち、抵抗体17の一方の端部17aが第1金属部材44に電気的かつ機械的に接続(例えばプロジェクション溶接)され、他方の端部17bが第2金属部材45に電気的かつ機械的に接続(例えばプロジェクション溶接)されている。
本実施例によれば、参考例の作用効果に加えて、長時間通電による抵抗体17の溶断を防止することができる。
すなわち、本実施例では、接点室26aの外側で金属部材44、45に接合されているため、通電により抵抗体17で発生した熱を金属部材44、45に逃すことができる。
このため、抵抗体17が接点室26a内でねじ頭部35b、36bに接合された参考例と比較して、抵抗体17の発熱による溶断をより防止することができる。
また、抵抗体17を接点室26aの外部に出すことで設定できる抵抗体17の断面積、長さの自由度を向上させることができる。
〔実施例
実施例の構成を、実施例とは異なる点を中心に図4を用いて説明する。
なお、参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例では、金属部材44、45に放熱フィン55、56を設けて、金属部材44、45の表面積を増加させている。
このため、実施例1の作用効果に加えて、金属部材44、45の放熱性を高めることができる。従って、抵抗体17で発生する熱をより多く金属部材側へ逃すことができる。
〔実施例
実施例の構成を、実施例とは異なる点を中心に図5を用いて説明する。
なお、参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の電磁リレー1は、外部接続端子48、49が固定されるとともに、金属部材44、45を覆う樹脂カバー60を備える。そして、樹脂カバー60は、外部接続端子48、49を外部機器に接続するためのコネクタを形成する。
樹脂カバー60は、例えば、接点カバー26及び金属部材44、45の外側を囲うように形成されており、軸方向一端の開口部からはリレーコイル21が収容するソレノイドケース20が突出している。
樹脂カバー60は、外部接続端子48、49が挿通する貫通穴60a、60bを有し、雄ねじ部48a、49aが貫通穴60a、60bに挿通され、雄ねじ部48a、49aを樹脂カバー60の外側へ突出させてコネクタを形成している。
この雄ねじ部48a、49aに外部機器のターミナル(以下、外部ターミナルTと呼ぶ)を装着した後、締結部材62、63(例えば、ナット)を締め付けることにより、樹脂カバー60と締結部材62、63との間に外部ターミナルTを保持する。
なお、樹脂カバー60に外部ターミナルTと係合する回り止め64を設けてもよい。例えば、外部ターミナルTが爪形状である場合、外部ターミナルTの爪が係合する凹所を外部ターミナルTの回り止め64として設けることができる。
本実施例によれば、実施例1、2の作用効果に加えて、金属部材44、45を樹脂カバー60で覆うことにより、意図しないショートを防ぐことができる。また、抵抗体17は発熱するため抵抗体17を樹脂カバー60で覆うことにより、製品の安全性を確保することもできる。
〔実施例
実施例の構成を、実施例とは異なる点を中心に図6を用いて説明する。
なお、参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例では、外部ターミナルTと樹脂カバー60との間に別の締結部材67、68を介在させている。
すなわち、樹脂カバー60から取り出された外部接続端子48、49の雄ねじ部48a、49aに、締結部材67、68(例えば、ナット)を締結し、この締結部材67、68から突出する雄ねじ部48a、49aに、外部ターミナルTを装着した後、締結部材62、63を締め付けることにより、締結部材67、68と締結部材62、63との間に外部ターミナルTを保持する。
つまり、締結部材67、68を、外部ターミナルTを締結部材62、63で締め付けた際に接触圧を受ける受け部材としている。なお、締結部材67、68と樹脂カバー60との間にはワッシャ69、70を介在させている。
これよれば、実施例1〜の作用効果に加えて、外部ターミナルTの組付け荷重による樹脂カバー60の破損を防止するという効果を得ることができる。
すなわち、本実施例では、締結部材62、63を介して外部ターミナルTが組み付けられるため、締結部材67、68を締結する際の組付け荷重が樹脂カバー60に直接加わることがない。このため、外部ターミナルTの組付け荷重による樹脂カバー60の破損を防止することができる。さらに、樹脂カバー60がクリープにより変形しても、締結部材67、68があるために外部ターミナルTの締め付けがゆるくなることを防止できる。
〔変形例〕
実施例1〜の電磁リレー1は、リレーコイル21が非励磁のときにサブ接点が閉成している常閉接点型であったが、リレーコイル21が非励磁のときにサブ接点が開成している常開接点型であってもよい。
1 電磁リレー、2 スタータ、3 モータ、17 抵抗体、26 接点カバー、35・36 接続端子、37・38 固定接点、40 可動接点、44・45 金属部材、48・49 外部接続端子、B バッテリ、T 外部ターミナル

Claims (4)

  1. バッテリ(B)からモータ(3)に電流を流すためのモータ回路に設けられる抵抗体(17)と、前記モータ回路に前記抵抗体(17)と並列に接続される電気接点とを有し、前記電気接点の開閉により、バッテリ(B)からモータ(3)への通電経路を、前記抵抗体(17)を介して突入電流を小さくしてモータ(3)へ通電する第1の通電経路と、前記抵抗体(17)をバイパスする第2の通電経路との間で切替える電磁リレーであって、
    前記モータ回路に接続される一対の固定接点(37、38)、および前記一対の固定接点(37、38)間を開閉する可動接点(40)を有する前記電気接点と、
    前記可動接点(40)及び前記固定接点(37、38)を収容する接点カバー(26)と、
    前記接点カバー(26)に固定されるとともに、前記固定接点(37、38)に機械的且つ電気的に接続される接続端子(35、36)と、
    前記接点カバー(26)の外側で前記接続端子(35、36)に機械的且つ電気的に接続される金属部材(44、45)と、
    前記接点カバー(26)の外側で前記金属部材(44、45)に機械的且つ電気的に接続されるとともに外部機器のターミナル(T)が接続される外部接続端子(48、49)とを備え
    前記抵抗体(17)は、前記接点カバー(26)の外側で、前記金属部材(44、45)に機械的且つ電気的に接続されていることを特徴とする電磁リレー。
  2. バッテリ(B)からモータ(3)に電流を流すためのモータ回路に設けられる抵抗体(17)と、前記モータ回路に前記抵抗体(17)と並列に接続される電気接点とを有し、前記電気接点の開閉により、バッテリ(B)からモータ(3)への通電経路を、前記抵抗体(17)を介して突入電流を小さくしてモータ(3)へ通電する第1の通電経路と、前記抵抗体(17)をバイパスする第2の通電経路との間で切替える電磁リレーであって、
    前記モータ回路に接続される一対の固定接点(37、38)、および前記一対の固定接点(37、38)間を開閉する可動接点(40)を有する前記電気接点と、
    前記可動接点(40)及び前記固定接点(37、38)を収容する接点カバー(26)と、
    前記接点カバー(26)に固定されるとともに、前記固定接点(37、38)に機械的且つ電気的に接続される接続端子(35、36)と、
    前記接点カバー(26)の外側で前記接続端子(35、36)に機械的且つ電気的に接続される金属部材(44、45)と、
    前記接点カバー(26)の外側で前記金属部材(44、45)に機械的且つ電気的に接続されるとともに外部機器のターミナル(T)が接続される外部接続端子(48、49)とを備え、
    前記金属部材(44、45)に放熱フィン(55、56)を設けることを特徴とする電磁リレー。
  3. 請求項1または2に記載の電磁リレーにおいて、
    前記外部接続端子(48、49)が固定されるとともに、前記金属部材(44、45)を覆う樹脂カバー(60)を備え、
    前記樹脂カバー(60)は、前記外部接続端子(48、49)を前記外部機器に接続するためのコネクタを形成することを特徴とする電磁リレー。
  4. 請求項3に記載の電磁リレーにおいて、
    前記外部接続端子(48、49)は雄ねじ部(48a、48b)を有するボルト形状を呈し、
    前記樹脂カバー(60)は、前記外部接続端子(48、49)が挿通する貫通穴(60a、60b)を有し、
    前記外部接続端子(48、49)は、前記雄ねじ部(48a、48b)が前記貫通穴(60a、60b)に挿通され、前記樹脂カバー(60)の外側へ突出した前記雄ねじ部(48a、48b)に締結部材(67、68)が締結され、
    前記締結部材(67、68)は、前記外部機器のターミナル(T)からの接触圧を受けることを特徴とする電磁リレー。



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