JP5532169B1 - スタータ用電磁スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、接点部材の側面へのろう材の付着を抑制しつつ、接点部材のろう付け強度を確保できるとともに、接点部材の磨耗代を最大限活用することができるスタータ用電磁スイッチを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係るスタータ用電磁スイッチは、バッテリ側固定接点部8におけるろう付け面8aに、ろう材を収容する溝部8dを形成しており、この溝部8dは接点部材15の当接部8bと非当接部8cとに跨って設けられている。これにより、接点部材15をバッテリ側固定接点部8にろう付けする際に、溝部8dに収容されたろう材によるろう付け状態が目視可能となるため、接点部材15の側面15aにろう材を付着させることなく、ろう付けに必要な強度を確保することができ、接点部材15の磨耗代を最大限活用することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スタータ用電磁スイッチに関するものである。
近年エンジンを搭載する車両においては、燃費向上等を目的として、エンジンの出力を必要としない場合にエンジンを自動的に停止させ、エンジンの出力が必要になるとスタータでエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップシステムが採用されつつある。
このようなアイドルストップシステムにおいては、エンジンの再始動回数が大幅に増加、すなわちスタータを始動させる電磁スイッチの作動回数が大幅に増加することになるため、電磁スイッチの接点磨耗による耐久性の低下が懸念されている。
ここで、例えば特許文献1に記載されたスタータ用の電磁スイッチ装置によれば、高耐磨耗性材料により構成した接点材料を、固定接点または可動接点のいずれかに設けているため、接点磨耗の抑制を図ることができる。
特開平4− 87116号公報
この特許文献1には明記されていないが、固定接点または可動接点と接点部材との接合手段は、固定接点または可動接点における接点部材との当接面にろう材を介在させ、このろう材を加熱溶融することにより、固定接点または可動接点と接点部材とを電気的且つ機械的に接合するのが一般的である。
しかしながら、特許文献1に記載された電磁スイッチ装置では、固定接点または可動接点における接点部材との当接面にろう材を介在させているだけであり、この当接面はろう付けの際に目視できない面であるため、ろう材が確実に溶融し、固定接点または可動接点と接点部材とを接合できているか不明瞭であり、必要なろう付け強度が不足してしまう恐れがあった。
そこで、固定接点または可動接点における接点部材との当接面でのろう付け強度を補うため、溶融したろう材を接点部材の側面に回り込ませることによって、必要なろう付け強度を確実に確保している。
この場合、溶融したろう材が付着した接点部材の側面においては、接点部材における磨耗代として使うことができなくなり、接点部材の磨耗代を最大限活用することができず、接点磨耗の抑制効果が十分に得られていなかった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、接点部材の側面へのろう材の付着を抑制しつつ、接点部材のろう付け強度を確保できるとともに、接点部材の磨耗代を最大限活用することができるスタータ用電磁スイッチを提供することを目的とする。
本発明に係るスタータ用電磁スイッチは、通電により磁力を発生する電磁コイルと、前記電磁コイルに発生する磁力によって吸引されるプランジャと、スタータのモータ回路のバッテリ側に接続されるとともに、軸方向一端部にバッテリ側固定接点部を有するバッテリ側端子ボルトと、前記モータ回路のモータ側に接続されるとともに、軸方向一端部にモータ側固定接点部を有するモータ側端子ボルトと、前記バッテリ側固定接点部と対向して配置されるバッテリ側可動接点部、及び前記モータ側固定接点部と対向して配置されるモータ側可動接点部を有し、前記プランジャの動きに連動して、前記バッテリ側固定接点部と前記モータ側固定接点部の間を電気的に断続する可動接点部材と、を備え、前記バッテリ側固定接点部、または前記バッテリ側可動接点部のうちいずれか一方の接点部と、前記モータ側固定接点部、または前記モータ側可動接点部のうちいずれか一方の接点部とに、それぞれ耐摩耗性材料で構成された平板状の接点部材がろう付けされるスタータ用電磁スイッチであって、前記接点部材がろう付けされる前記接点部のろう付け面には、ろう材を収容する溝部が形成され、前記溝部は、前記ろう付け面における前記接点部材の当接部と、前記ろう付け面における前記当接部を除く非当接部とに跨って設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係るスタータ用電磁スイッチによれば、バッテリ側固定接点部とバッテリ側可動接点部のうちいずれか一方の接点部と、モータ側固定接点部とモータ側可動接点部のうちいずれか一方の接点部に、それぞれ耐摩耗性材料で構成した接点部材がろう付けされているため、接点磨耗による耐久性の低下を抑制することができる。
また、接点部材がろう付けされる接点部のろう付け面に、ろう材を収容する溝部を形成し、この溝部をろう付け面における接点部材の当接部と非当接部とに跨って設けているため、接点部材を接点部にろう付けする際に、溝部に収容されたろう材によるろう付け状態を目視可能となる。これにより、平板状の接点部材の側面にろう材を付着させることなく、ろう付けに必要な強度を確保することができ、接点部材の磨耗代を最大限活用することができる。
本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチの断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチのバッテリ側固定接点部周辺の形状を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るバッテリ側固定接点部周辺の形状の第1の変形例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るバッテリ側固定接点部周辺の形状の第2の変形例を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係るスタータ用電磁スイッチの断面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチの断面図、図2は本発明の実施の形態1に係るスタータ用電磁スイッチのバッテリ側固定接点部周辺の形状を説明する図であり、図2の(a)はバッテリ側固定接点部を接点部材側から見た図、図2の(b)は図2の(a)のA−A矢視における断面図である。なお、各図中、同一符号は同一部分を示す。
本実施例のスタータ用電磁スイッチ1は、例えば、自動車のエンジンを始動させるためのスタータ(図示せず)に用いられ、図1に示す様に、通電により磁力を発生する電磁コイル2と、電磁コイル2に発生する磁力によって吸引されるプランジャ3とを有し、このプランジャ3の動きに連動して、スタータのモータ回路に接続されるメイン接点(後述する)を開閉する周知の働きを有する。
電磁コイル2は、ボビン4に巻線されて、ヨークを形成するスイッチケース5の内部に収納されている。
電磁コイル2の一端側には、電磁コイル2への通電によって磁化される固定鉄心6が配置される。この固定鉄心6は、スイッチケース5及びプランジャ3と共に電磁コイル2の周囲に磁気回路を形成している。
プランジャ3は、電磁コイル2の内周に固定鉄心6と対向して配置され、固定鉄心6との間に配設されるリターンスプリング7の反力を受けて反固定鉄心6方向へ押圧されている。
メイン接点は、一組の固定接点部8、9と、可動接点部材10に形成された一組の可動接点部11、12とで構成され、この一組の可動接点部11、12がプランジャ3の動きに連動して一組の固定接点部8、9間を断続する。
一方の固定接点部8(バッテリ側固定接点部8)は、バッテリ(図示せず)に接続されてバッテリ電流が供給されるバッテリ側端子ボルト13における軸方向一端部のボルト頭部に形成され、他方の固定接点部9(モータ側固定接点部9)は、モータ側端子ボルト14における軸方向一端部のボルト頭部に形成されている。
これらバッテリ側固定接点部8およびモータ側固定接点部9には、それぞれ耐摩耗性材料からなる平板状の接点部材15がろう付けされているが、詳細構造は後述する。
尚、本実施の形態では、接点部材15として銀合金を用いているが、これに限られるものではない。
また、本実施の形態では、バッテリ側端子ボルト13、モータ側端子ボルト14は、鉄製ボルトであるが、これに限られるものではない。
バッテリ側端子ボルト13のバッテリ側固定接点部8と、モータ側端子ボルト14のモータ側固定接点部9は、それぞれ樹脂カバー16内部に配置された状態で、樹脂カバー16に固定されている。
樹脂カバー16は、固定鉄心6に当接して配置され、スイッチケース5の端部にかしめ固定されている。
可動接点部材10は、プランジャ3に取り付けられる、あるいは、プランジャ3と一体に設けられるロッド17に摺動自在に保持されている。また、ロッド17の外周には、プランジャ3と可動接点部材10との間に接点圧スプリング18が配設されている。
また、樹脂カバー16と可動接点部材10の間には、一組の可動接点部11、12を一組の固定接点部8、9から離す方向に付勢するための復帰スプリング19が配設されている。
一組の可動接点部11、12は、可動接点部材10の両端部に形成されており、一方の可動接点部11はバッテリ側固定接点部8と対向する位置に設けられたバッテリ側可動接点部11であり、他方の可動接点部12はモータ側固定接点部9と対向する位置に設けられたモータ側可動接点部12である。
次に、バッテリ側端子ボルト13のバッテリ側固定接点部8と接点部材15のろう付け構造について、図2を用いて説明する。
尚、以下はバッテリ側固定接点部8と接点部材15のろう付け構造についての説明であるが、モータ側端子ボルト14のモータ側固定接点部9と接点部材15のろう付け構造についても同じ構造であるため、説明を省略する。
また、図2においては、接点部材15をろう付けする際に用いられるろう材の図示は省略している。
図2の(a)に示すように、バッテリ側端子ボルト13のバッテリ側固定接点部8は、接点部材15がろう付けされるろう付け面8aを有しており、このろう付け面8aは、接点部材15が当接する当接部8bと、当接部8bを除く非当接部8cとからなる。
ろう付け面8aには、接点部材15をろう付けするためのろう材を収容するための溝部8dが、塑性加工により環状に形成されている。この溝部8dは、当接部8bと非当接部8cとに跨って設けられるとともに、バッテリ側固定接点部8の側面8eから外部に露出しない位置に設けられている。
尚、バッテリ側固定接点部8の側面8eは、図1に示すように、樹脂カバー16に保持されることで、バッテリ側端子ボルト13にナット等を締め付ける際の回り止めの機能を果たしており、これはモータ側固定接点部9においても同様である。
また、ろう材は溝部8dに収容されているだけでなく、従来と同様にろう付け面8aの当接部8bにも介在させ、当接部8bのろう材と、溝部8dに収容されたろう材とにより、接点部材15をバッテリ側固定接点部8にろう付けする。
次に、スタータ用電磁スイッチ1の作動を説明する。
図示しないイグニッションキーのON操作により、バッテリから電磁コイル2に通電されて磁力が発生すると、プランジャ3が固定鉄心6側へ吸引され、リターンスプリング7の付勢力に抗して図1の左方向へ移動する。そして、プランジャ3が固定鉄心6方向に動くとロッド17も一緒に移動する。
ロッド17が移動するとロッド17に保持されている可動接点部材10も動き、プランジャ3が所定量動くと、バッテリ側可動接点部11がバッテリ側固定接点部8に接触し、モータ側可動接点部12がモータ側固定接点部9に接触する。
さらに、プランジャ3が固定鉄心6方向に動くと、接点圧スプリング18の荷重が、バッテリ側可動接点部11とバッテリ側固定接点部8の間、およびモータ側可動接点部12とモータ側固定接点部9の間に与えられる。
そして、バッテリ側可動接点部11がバッテリ側固定接点部8と当接し、モータ側可動接点部12がモータ側固定接点部9と当接すると、バッテリからスタータのモータ回路へ電力が供給されスタータモータ(図示しない)が回転する。
その後、イグニッションキーのOFF操作により、電磁コイル2への通電が停止して磁力が消滅すると、復帰スプリング19と接点圧スプリング18の荷重でロッド17とプランジャ3は元の位置に戻るので、バッテリ側可動接点部11はバッテリ側固定接点部8から離れ、同様にモータ側可動接点部12もモータ側固定接点部9から離れ、バッテリからの電力供給がなくなる。これにより、スタータのモータ回路への通電が遮断され、スタータモータは停止する。
上述したスタータ用電磁スイッチ1によれば、バッテリ側固定接点部8とバッテリ側可動接点部11のうちいずれか一方の接点部(本実施の形態では、バッテリ側固定接点部8)に、耐摩耗性材料からなる接点部材15がろう付けされ、またモータ側固定接点部9とモータ側可動接点部12のうちいずれか一方の接点部(本実施の形態では、モータ側固定接点部9)に、耐摩耗性材料からなる接点部材15がろう付けされているため、接点磨耗による耐久性の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態のスタータ用電磁スイッチ1では、接点部材15がろう付けされるバッテリ側固定接点部8のろう付け面8aに、ろう材を収容する溝部8dを形成し、この溝部8dをろう付け面8aにおける接点部材15の当接部8bと非当接部8cとに跨って設けている。これにより、接点部材15をバッテリ側固定接点部8にろう付けする際に、溝部8dに収容されたろう材によるろう付け状態を目視可能となるので、平板状の接点部材15の側面15aにろう材を付着させることなく、ろう付けに必要な強度を確保することができ、接点部材の磨耗代を最大限活用することができる。
なお、モータ側固定接点部9と接点部材15とのろう付けについても上記構造のため、同様の効果を奏することは言うまでもない。
ここで、本実施の形態では、バッテリ側固定接点部8とモータ側固定接点部9に接点部材15をろう付けする場合について説明したが、バッテリ側可動接点部11とモータ側可動接点部12に接点部材15をろう付けした場合においても、バッテリ側可動接点部11やモータ側固定接点部9のろう付け面における接点部材15の当接部と非当接部に跨ってろう材を収容する溝部を設けることで、上記と同様の効果を奏する。
また、本実施の形態では、バッテリ側固定接点部8の溝部8dは、バッテリ側固定接点部8の側面8eから外部に露出しない位置に形成されている。
このため、溝部8dに収容されたろう材が、バッテリ側固定接点部8の側面8eから漏れ出すことを防止できるので、バッテリ側端子ボルト13を樹脂カバー16に組み付ける際に、ろう材が干渉することに起因する組み付け不良の発生を防止することができる。
尚、モータ側固定接点部9に形成する溝部についても、モータ側固定接点部9の側面から外部に露出しない位置に形成することによって、同様の効果を奏する。
さらに、本実施の形態では、バッテリ側固定接点部8の溝部8dは、塑性加工により形成されているので、切削加工等により形成される場合と比較して、加工時間が短く、また加工コストを低減することができる。
[変形例]
次に、本実施の形態1における溝部8dの形状の変形例を説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係るバッテリ側固定接点部周辺の形状の第1の変形例を説明する図であり、図3の(a)はバッテリ側固定接点部周辺を接点部材側から見た図、図3の(b)は図3の(a)のB−B矢視における断面図である。
また、図4は、本発明の実施の形態1に係るバッテリ側固定接点部周辺の形状の第2の変形例を説明する図であり、図4の(a)はバッテリ側固定接点部周辺を接点部材側から見た図、図4の(b)は図4の(a)のC−C矢視における断面図、図4の(c)は図4の(a)のD−D矢視における断面図である。
上記実施の形態1においては、溝部8dはバッテリ側固定接点部8のろう付け面8aに環状に形成されるとしたが、これに限られるものではなく、例えば図3に示す第1の変形例のように4箇所の溝部8dがろう付け面8aに形成され、また図4に示す第2の変形例のように、十字状の溝部8dがろう付け面8aに形成されるようにしてもよい。
いずれの変形例の場合においても、溝部8dをろう付け面8aにおける接点部材15の当接部8bと非当接部8cとに跨って設けることで、溝部8dに収容されたろう材によるろう付け状態を目視可能となるため、平板状の接点部材15の側面15aにろう材を付着させることなく、ろう付けに必要な強度を確保することができ、接点部材15の磨耗代を最大限活用することができる。
さらに、それぞれの変形例の場合においても、溝部8dをバッテリ側固定接点部8の側面8eから外部に露出しない位置に形成すれば、上述したように溝部8dに収容されたろう材が、バッテリ側固定接点部8の側面8eから漏れ出すことを防止できるので、バッテリ側端子ボルト13を樹脂カバー16に組み付ける際に、ろう材が干渉することに起因する組み付け不良の発生を防止することができる。

実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係るスタータ用電磁スイッチの断面図である。
本実施の形態では、バッテリ側固定接点部8とバッテリ側可動接点部11のうちバッテリ側固定接点部8に、耐摩耗性材料からなる接点部材15がろう付けされ、またモータ側固定接点部9とモータ側可動接点部12のうちモータ側可動接点部12に、耐摩耗性材料からなる接点部材15がろう付けされた場合を示している。
接点磨耗においては、電子が流れ込む側(電子が当たる側)の接点部の金属が溶融し、反対側の接点部に付着する。すなわち本発明のスタータ用電磁スイッチ1においては、バッテリ側固定接点部8側の金属が溶融してバッテリ側可動接点部11側の金属に付着するとともに、モータ側可動接点部12側の金属が溶融してモータ側固定接点部9側の金属に付着することになる。
そのため、バッテリ側固定接点部8に接点部材15をろう付けするとともに、モータ側可動接点部12に接点部材15をろう付けすることによって、効果的に接点磨耗を抑制することができる。
尚、本発明におけるスタータ用電磁スイッチ1は、アイドリングストップシステムに用いられるスタータに適用されるのみならず、従来のアイドリングストップシステムを搭載していない車両に用いられるスタータに適用してもよい。
1 スタータ用電磁スイッチ
2 電磁コイル
3 プランジャ
8 バッテリ側固定接点部
8b 当接部
8c 非当接部
8d 溝部
8e 側面
9 モータ側固定接点部
10 可動接点部材
11 バッテリ側可動接点部
12 モータ側可動接点部
13 バッテリ側端子ボルト
14 モータ側端子ボルト
15 接点部材
16 樹脂カバー

Claims (4)

  1. 通電により磁力を発生する電磁コイルと、
    前記電磁コイルに発生する磁力によって吸引されるプランジャと、
    スタータのモータ回路のバッテリ側に接続されるとともに、軸方向一端部にバッテリ側固定接点部を有するバッテリ側端子ボルトと、
    前記モータ回路のモータ側に接続されるとともに、軸方向一端部にモータ側固定接点部を有するモータ側端子ボルトと、
    前記バッテリ側固定接点部と対向して配置されるバッテリ側可動接点部、及び前記モータ側固定接点部と対向して配置されるモータ側可動接点部を有し、前記プランジャの動きに連動して、前記バッテリ側固定接点部と前記モータ側固定接点部の間を電気的に断続する可動接点部材と、を備え、
    前記バッテリ側固定接点部、または前記バッテリ側可動接点部のうちいずれか一方の接点部と、前記モータ側固定接点部、または前記モータ側可動接点部のうちいずれか一方の接点部とに、それぞれ耐摩耗性材料で構成された平板状の接点部材がろう付けされるスタータ用電磁スイッチであって、
    前記接点部材がろう付けされる前記接点部のろう付け面には、ろう材を収容する溝部が形成され、
    前記溝部は、前記ろう付け面における前記接点部材の当接部と、前記ろう付け面における前記当接部を除く非当接部とに跨って設けられていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  2. 請求項1に記載されたスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記バッテリ側固定接点部及び前記モータ側固定接点部を内部に収容するとともに、前記バッテリ側固定接点部の側面及び前記モータ側固定接点部の側面を保持する樹脂カバーを備え、
    前記接点部材は、前記バッテリ側固定接点部及び前記モータ側固定接点部にろう付けされ、
    前記溝部は、前記バッテリ側固定接点部の前記側面及び前記モータ側固定接点部の前記側面からそれぞれ外部に露出しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスタータ用電磁スイッチ。
  3. 請求項1に記載されたスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記接点部材は、前記バッテリ側固定接点部及び前記モータ側可動接点部にろう付けされていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記溝部は塑性加工により形成されていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
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