JP5720482B2 - 電磁継電器、および電磁継電器の製造方法 - Google Patents
電磁継電器、および電磁継電器の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5720482B2 JP5720482B2 JP2011174497A JP2011174497A JP5720482B2 JP 5720482 B2 JP5720482 B2 JP 5720482B2 JP 2011174497 A JP2011174497 A JP 2011174497A JP 2011174497 A JP2011174497 A JP 2011174497A JP 5720482 B2 JP5720482 B2 JP 5720482B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic relay
- relay
- circuit
- metal
- short
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Relay Circuits (AREA)
- Motor And Converter Starters (AREA)
Description
ところで、スタータの起動時には、電磁継電器におけるモータ回路への通電オンにより、バッテリからモータ回路に「突入電流」と呼ばれる大電流が流れることで、バッテリの端子電圧が大きく低下してメータ類やオーディオ等の電気機器が瞬間的に停止する「瞬断」が発生する虞がある。
請求項1の手段によれば、電磁継電器は、励磁コイルへの通電により開成または閉成するリレー接点を備え、スタータの起動時に所定の抵抗体を経由してモータ回路に通電することでモータ回路への突入電流を抑制するとともに、通電開始から所定時間経過後にリレー接点を閉成させることで抵抗体を短絡してモータ回路に通電する。
請求項2の手段によれば、電磁継電器は、第1型と第2型とに共通する共通部品が利用されて第2型として設けられ、共通部品の1つは、短絡遅延用回路網の配線部となる金属部品である。そして、不要部除去工程では、第1型を製造する場合とは除去すべき不要な部分が異なる。
請求項3の手段によれば、電磁継電器は、第2型であって、樹脂成形工程の後に不要部除去工程を行う。
第2型を製造する場合、金属部品とICの端子との接合部が存在しないので、樹脂成形工程よりも不要部除去工程を先に行うと、配線部として有意であるものの何物によっても保持されない孤立した金属片が発生する。
そこで、第2型を製造する場合に樹脂成形工程を不要部除去工程に先行させることで、例えば、金属部品の内、孤立しそうな部分を予め樹脂部分により保持させた上で不要部を除去することで、孤立した金属片の発生を阻止することができる。このため、孤立した金属片の発生による工数アップを回避することができる。
請求項4の手段によれば、電磁継電器は、第1型であって、励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、リレー接点は、可動鉄心の移動に応じて開成または閉成する。また、固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成する。
これにより、第1型製造時の金属部品組立工程におけるターミナル材料と板状部材との接合を抵抗溶接とすることで、はんだ付け等による接合に対して、工程管理が容易になるので、さらに製造コストを低減することができる。
請求項5の手段によれば、電磁継電器は、第2型であって、励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、リレー接点は、可動鉄心の移動に応じて開成または閉成する。また、固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成する。
これにより、第2型製造時の金属部品組立工程におけるターミナル材料と板状部材との接合を抵抗溶接とすることで、はんだ付け等による接合に対して、工程管理が容易になるので、さらに製造コストを低減することができる。
請求項6の手段によれば、電磁継電器は第1型であり、金属部品組立工程では、ICの端子とターミナル材料とが抵抗溶接される。
これにより、第1型製造時のICの端子とターミナル材料との接合を抵抗溶接とすることで、はんだ付け等による接合に対して、工程管理が容易になるので、さらに製造コストを低減することができる。
請求項7の手段によれば、電磁継電器は第1型であり、樹脂成形工程では、樹脂材料のポッティングによりICが封止されている。
これにより、リレー接点における開成および閉成の繰り返し等に伴い発生する金属粉等がICに付着しなくなるので、補助継電器の信頼性を高めることができる。また、ICを樹脂材料により確実に固定することができるので、補助継電器の耐振性を高めることができる。
請求項8の手段によれば、電磁継電器は第1型であり、樹脂成形工程では、樹脂材料の射出成形によりICが封止されている。
これにより、リレー接点における開成および閉成の繰り返し等に伴い発生する金属粉等がICに付着しなくなるので、補助継電器の信頼性を高めることができる。また、ICを樹脂材料により確実に固定することができるので、補助継電器の耐振性を高めることができる。
請求項9の手段によれば、電磁継電器は、励磁コイルへの通電により開成または閉成するリレー接点を備え、スタータの起動時に所定の抵抗体を経由してモータ回路に通電することでモータ回路への突入電流を抑制するとともに、通電開始から所定時間経過後にリレー接点を閉成させることで抵抗体を短絡してモータ回路に通電する。
これにより、請求項1および請求項2の手段と同様の作用効果を得ることができる。
請求項10の手段によれば、第2型を製造する場合、樹脂成形工程の後に不要部除去工程を行う。
これにより、請求項3の手段と同様の作用効果を得ることができる。
請求項11の手段によれば、電磁継電器は、励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、リレー接点は、可動鉄心の移動に応じて開成または閉成する。また、固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成する。
これにより、請求項4〜請求項6の手段と同様の作用効果を得ることができる。
請求項12の手段によれば、樹脂成形工程では、第1型を製造する場合に樹脂材料のポッティングによりICを封止する。
これにより、請求項7の手段と同様の作用効果を得ることができる。
請求項13の手段によれば、樹脂成形工程では、第1型を製造する場合に樹脂材料の射出成形によりICを封止する。
これにより、請求項8の手段と同様の作用効果を得ることができる。
また、電磁継電器は、励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、リレー接点は、可動鉄心の移動に応じて開成または閉成する。また、固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成する。
さらに、樹脂成形工程では、第1型を製造する場合に樹脂材料のポッティングによりICを封止する。
実施例の補助継電器1の構成を、図1〜図9を用いて説明する。
補助継電器1は、スタータ2のモータ回路3への通電開始に伴って発生する突入電流を抑制するための補助用の電磁継電器であり、ピニオン4をリングギヤ5の方に押し出す機能、および、モータ回路3への通電をオンオフする機能を具備するメインの電磁継電器(以下、主継電器6と呼ぶ)とは別に、スタータ2に装備されるものである(図1、図2参照。)。
第1型の補助継電器1は、抵抗体10を経由する通電の開始から抵抗体10の短絡までの遅延時間を設定する遅延手段11として機能するIC12を補助継電器1の内部に有するタイプであり(図1、図3参照。)、第2型の補助継電器1は、遅延手段11としての機能を補助継電器1の外部に有するタイプである(図2、図4参照。)。
以下、スタータ2の全体構成および補助継電器1の構成を、第1補助継電器1Aを備える第1スタータ2Aと、第2補助継電器1Bを備える第2スタータ2Bとに分けて説明する。
第1スタータ2Aは、例えば、図1に示すように、モータ回路3を構成するとともに内燃機関を始動するためのトルクを発生する直流モータ14、ピニオン4を有して直流モータ14の出力軸15に軸方向に移動自在に装着され、直流モータ14のトルクを内燃機関に伝達するピニオン移動体16、ピニオン移動体16をリングギヤ5の方に押し出すとともにモータ回路3への通電をオンオフする主継電器6、遅延手段11として機能するIC12を内蔵して突入電流を抑制する第1補助継電器1A等を備える。
なお、ケース36と接点カバー38との間には、例えば、Oリング42を配置して第1補助継電器1Aの内部への水等の浸入を防止している。また、ケース36と接点カバー38とは、接点カバー38の外周面にケース36の開口端をかしめ加工することで一体化されている。
固定鉄心35は、ボビン43の内周側において可動鉄心34の軸方向一端側に配置されており、可動鉄心34と軸方向に対向するように固定される。
抵抗体10は、接点室37に収容され、一端、他端がそれぞれ外部接続端子55、56に電気的に接続されている。これにより、抵抗体10は、リレー接点9と並列に組み込まれる。
まず、始動スイッチ31のオンによりスタータリレー22が閉成すると、第1補助継電器1Aでは、IC12が起動してタイマ回路58にトリガ信号が入力される。これにより、タイマ回路58からMOSFET64への駆動信号の出力が始まりMOSFET64がオンする。このため、バッテリ23からスタータリレー22を介して励磁コイル8に電流が流れてリレー接点9が開成する。
第2スタータ2Bは、例えば、図2に示すように、第1スタータ2Aと同様の直流モータ14、ピニオン移動体16、および主継電器6等を備え、第1補助継電器1Aに替えて、遅延手段11としての機能を外部の電子制御ユニット(以下、ECU66と呼ぶ。)に有して突入電流を抑制する第2補助継電器1Bを備える。すなわち、第2補助継電器1Bは、第1補助継電器1Aが備えるIC12を内蔵しておらず、ボビン43およびグランドプレート41を含む一体物にはIC12が含まれていない。
まず、始動スイッチ31のオンによりスタータリレー22が閉成すると、ECU66の遅延手段11では、タイマ回路58にトリガ信号が入力され、タイマ回路58からMOSFET64への駆動信号の出力が始まりMOSFET64がオンする。このため、バッテリ23からスタータリレー22および遅延手段11を介して励磁コイル8に電流が流れてリレー接点9が開成し、突入電流が抑制される。
以下、第1スタータ2Aの作動と同様に、モータ回路3に抑制された小さい電流が流れた後、モータ回路3に大きい電流が流れて内燃機関が始動される。
実施例の補助継電器1の製造方法を、図6〜図9を用いて説明する。
補助継電器1の製造方法は、第1、第2補助継電器1A、1Bの両方に共通する共通部品を利用することで、第1、第2補助継電器1A、1Bを造り分けるものである。そして、共通部品の1つは、励磁コイル8および遅延手段11を含む抵抗体10の短絡遅延用回路網67の配線部となる金属部品68である。ここで、短絡遅延用回路網67とは、抵抗体10を経由する励磁コイル8への通電開始から抵抗体10を短絡するまでの時間を設定するための電気回路網であり、回路素子として少なくとも励磁コイル8と遅延手段11とを含むものである。
そして、第1補助継電器1Aの製造工程において、第1突出片71の先端部71aはIC12の電源端子63に接合され、第1突出片71の根元部71bは除去される。これにより、電源端子63に接合された先端部71aおよび上流側接続片74を含む一個の金属片75が基部70から機械的に切り離される。このため、金属片75は、第1補助継電器1Aにおいて外部接続端子44と励磁コイル8の上流側コイル端およびIC12の電源端子63とを分岐しながら接続する配線部の一部となる(図1、図5参照。)。
そして、第1補助継電器1Aの製造工程において、第2突出片72の先端部72aはIC12のコイル端子60に接合され、第2突出片72の根元部72bは除去される。これにより、コイル端子60に接合された先端部72aおよび下流側接続片77を含む一個の金属片78が基部70から機械的に切り離される。このため、金属片78は、第1補助継電器1Aにおいて励磁コイル8の下流側コイル端とIC12のコイル端子60とを接続する配線部となる(図1、図5参照。)。
補助継電器1の製造方法は、金属部品68を組み立てる金属部品組立工程と、金属部品68に樹脂部分を一体的に設ける樹脂成形工程と、金属部品68の内、短絡遅延用回路網67の配線部として不要な部分を除去する不要部除去工程とを備える。
まず、第1補助継電器1Aを製造する場合、第1、第2突出片71、72のそれぞれの根元部71b、72bを除去する。また、第2補助継電器1Bを製造する場合、第1突出片71の根元部71bを除去する。
なお、第2補助継電器1Bを製造する場合、樹脂成形工程の後に不要部除去工程を行う。
実施例の補助継電器1の製造方法は、金属部品68を組み立てる金属部品組立工程と、金属部品68を樹脂モールドする樹脂成形工程と、金属部品68の内、短絡遅延用回路網67の配線部として不要な部分を除去する不要部除去工程とを備え、金属部品組立工程では、第1補助継電器1Aを製造する場合にIC12の各端子を金属部品68に導通接合して金属部品68に一体化し、不要部除去工程では、第1、第2補助継電器1A、1Bを製造するそれぞれの場合に応じて、除去すべき不要な部分を変更する。
第2補助継電器1Bを製造する場合、金属部品68とIC12の端子との接合部が存在しないので、樹脂成形工程よりも不要部除去工程を先に行うと、金属片76は、配線部として有意であるものの何物によっても保持されず孤立してしまう。
そこで、第2補助継電器1Bを製造する場合に樹脂成形工程を不要部除去工程に先行させることで、金属片76の孤立を阻止することができる。このため、金属片76の孤立による工数アップを回避することができる。
これにより、金属部品組立工程における接合を抵抗溶接とすることで、はんだ付け等による接合に対して、工程管理が容易になるので、さらに製造コストを低減することができる。
これにより、リレー接点9における開成および閉成の繰り返し等に伴い発生する金属粉等がIC12に付着しなくなるので、第1補助継電器1Aの信頼性を高めることができる。また、IC12を樹脂材料により確実に固定することができるので、第1補助継電器1Aの耐振性を高めることができる。
補助継電器1およびその製造方法の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例の補助継電器1は、励磁コイル8への通電によりリレー接点9が開成する常閉型の継電器であったが、補助継電器1を、励磁コイル8への通電によりリレー接点9が閉成する常開型としてもよい。
また、実施例の第2補助継電器1Bによれば、遅延手段11はECU66に付加されて励磁コイル8の上流側に組み込まれていたが、遅延手段11をECU66とは別体に設けたり、遅延手段11を励磁コイル8の下流側に組み込んだりしてもよい。
1A 第1補助継電器(第1型)
1B 第2補助継電器(第2型)
2 スタータ
3 モータ回路
8 励磁コイル
9 リレー接点
10 抵抗体
11 遅延手段
12 IC
34 可動鉄心
35 固定鉄心
41 グランドプレート(板状部材)
60 コイル端子(ICの端子)
61 グランド端子(ICの端子)
63 電源端子(ICの端子)
67 短絡遅延用回路網
68 金属部品
69 ターミナル材料
Claims (13)
- 励磁コイルへの通電により開成または閉成するリレー接点を備え、
スタータの起動時に所定の抵抗体を経由してモータ回路に通電することで前記モータ回路への突入電流を抑制するとともに、通電開始から所定時間経過後に前記リレー接点を閉成させることで前記抵抗体を短絡して前記モータ回路に通電する電磁継電器において、
前記モータ回路への通電開始から前記抵抗体の短絡までの時間を設定する遅延手段として機能するICを前記電磁継電器の内部に有する第1型と、前記遅延手段としての機能を前記電磁継電器の外部に有する第2型との両方に共通する共通部品が利用されて前記第1型として設けられ、
この共通部品の1つは、前記励磁コイルおよび前記遅延手段を含む前記抵抗体の短絡遅延用回路網の配線部となる金属部品であり、
前記金属部品を組み立てる金属部品組立工程と、
前記金属部品に樹脂部分を一体的に設ける樹脂成形工程と、
前記金属部品の内、前記短絡遅延用回路網の配線部として不要な部分を除去する不要部除去工程とを経て製造され、
前記金属部品組立工程では、前記ICの端子を前記金属部品に導通接合して前記金属部品に一体化し、
前記不要部除去工程では、前記第2型を製造する場合とは除去すべき不要な部分が異なることを特徴とする前記第1型の電磁継電器。 - 励磁コイルへの通電により開成または閉成するリレー接点を備え、
スタータの起動時に所定の抵抗体を経由してモータ回路に通電することで前記モータ回路への突入電流を抑制するとともに、通電開始から所定時間経過後に前記リレー接点を閉成させることで前記抵抗体を短絡して前記モータ回路に通電する電磁継電器において、
前記モータ回路への通電開始から前記抵抗体の短絡までの時間を設定する遅延手段として機能するICを前記電磁継電器の内部に有する第1型と、前記遅延手段としての機能を前記電磁継電器の外部に有する第2型との両方に共通する共通部品が利用されて前記第2型として設けられ、
この共通部品の1つは、前記励磁コイルおよび前記遅延手段を含む前記抵抗体の短絡遅延用回路網の配線部となる金属部品であり、
前記金属部品を組み立てる金属部品組立工程と、
前記金属部品に樹脂部分を一体的に設ける樹脂成形工程と、
前記金属部品の内、前記短絡遅延用回路網の配線部として不要な部分を除去する不要部除去工程とを経て製造され、
前記不要部除去工程では、前記第1型を製造する場合とは除去すべき不要な部分が異なることを特徴とする前記第2型の電磁継電器。 - 請求項2に記載の電磁継電器において、
前記樹脂成形工程の後に前記不要部除去工程が行われることを特徴とする前記第2型の電磁継電器。 - 請求項1に記載の電磁継電器において、
前記励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、
前記リレー接点は、前記可動鉄心の移動に応じて開成または閉成し、
前記固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、前記短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成し、
前記金属部品組立工程では、前記短絡遅延用回路網の配線部の一部として利用されるターミナル材料と前記板状部材とを抵抗溶接することで前記金属部品が組み立てられることを特徴とする前記第1型の電磁継電器。 - 請求項2または請求項3に記載の電磁継電器において、
前記励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、
前記リレー接点は、前記可動鉄心の移動に応じて開成または閉成し、
前記固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、前記短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成し、
前記金属部品組立工程では、前記短絡遅延用回路網の配線部の一部として利用されるターミナル材料と前記板状部材とを抵抗溶接することで前記金属部品が組み立てられることを特徴とする前記第2型の電磁継電器。 - 請求項4に記載の電磁継電器において、
前記金属部品組立工程では、前記ICの端子と前記ターミナル材料とが抵抗溶接されることを特徴とする前記第1型の電磁継電器。 - 請求項1、請求項4または請求項6の内のいずれか1つに記載の電磁継電器において、
前記樹脂成形工程では、樹脂材料のポッティングにより前記ICが封止されていることを特徴とする前記第1型の電磁継電器。 - 請求項1、請求項4または請求項6の内のいずれか1つに記載の電磁継電器において、
前記樹脂成形工程では、樹脂材料の射出成形により前記ICが封止されていることを特徴とする前記第1型の電磁継電器。 - 励磁コイルへの通電により開成または閉成するリレー接点を備え、
スタータの起動時に所定の抵抗体を経由してモータ回路に通電することで前記モータ回路への突入電流を抑制するとともに、通電開始から所定時間経過後に前記リレー接点を閉成させることで前記抵抗体を短絡して前記モータ回路に通電する電磁継電器の製造方法において、
前記モータ回路への通電開始から前記抵抗体の短絡までの時間を設定する遅延手段として機能するICを前記電磁継電器の内部に有する第1型と、前記遅延手段としての機能を前記電磁継電器の外部に有する第2型との両方に共通する共通部品を利用することで、前記第1型と前記第2型とを造り分け、
この共通部品の1つは、前記励磁コイルおよび前記遅延手段を含む前記抵抗体の短絡遅延用回路網の配線部となる金属部品であり、
前記金属部品を組み立てる金属部品組立工程と、
前記金属部品に樹脂部分を一体的に設ける樹脂成形工程と、
前記金属部品の内、前記短絡遅延用回路網の配線部として不要な部分を除去する不要部除去工程とを備え、
前記金属部品組立工程では、前記第1型を製造する場合に前記ICの端子を前記金属部品に導通接合して前記金属部品に一体化し、
前記不要部除去工程では、前記第1型を製造する場合と前記第2型を製造する場合とに応じて、除去すべき不要な部分を変更することを特徴とする電磁継電器の製造方法。 - 請求項9に記載の電磁継電器の製造方法において、
前記第2型を製造する場合、前記樹脂成形工程の後に前記不要部除去工程を行うことを特徴とする電磁継電器の製造方法。 - 請求項9または請求項10に記載の電磁継電器の製造方法において、
前記電磁継電器は、前記励磁コイルへの通電により磁束が通る可動鉄心および固定鉄心を備え、
前記リレー接点は、前記可動鉄心の移動に応じて開成または閉成し、
前記固定鉄心と一体に設けられた板状部材が、前記短絡遅延用回路網においてグランドに電流を逃すための配線部の一部を構成し、
前記金属部品組立工程では、
前記短絡遅延用回路網の配線部の一部として利用されるターミナル材料と前記板状部材とを抵抗溶接することで前記金属部品を組み立て、
さらに、前記第1型を製造する場合、前記ICの端子と前記ターミナル材料とを抵抗溶接することを特徴とする電磁継電器の製造方法。 - 請求項9ないし請求項11の内のいずれか1つに記載の電磁継電器の製造方法において、
前記樹脂成形工程では、前記第1型を製造する場合に樹脂材料のポッティングにより前記ICを封止することを特徴とする電磁継電器の製造方法。 - 請求項9ないし請求項11の内のいずれか1つに記載の電磁継電器の製造方法において、
前記樹脂成形工程では、前記第1型を製造する場合に樹脂材料の射出成形により前記ICを封止することを特徴とする電磁継電器の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011174497A JP5720482B2 (ja) | 2011-08-10 | 2011-08-10 | 電磁継電器、および電磁継電器の製造方法 |
CN201210285135.8A CN102956405B (zh) | 2011-08-10 | 2012-08-10 | 电磁继电器以及电磁继电器的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011174497A JP5720482B2 (ja) | 2011-08-10 | 2011-08-10 | 電磁継電器、および電磁継電器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013037965A JP2013037965A (ja) | 2013-02-21 |
JP5720482B2 true JP5720482B2 (ja) | 2015-05-20 |
Family
ID=47765090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011174497A Expired - Fee Related JP5720482B2 (ja) | 2011-08-10 | 2011-08-10 | 電磁継電器、および電磁継電器の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5720482B2 (ja) |
CN (1) | CN102956405B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6344282B2 (ja) | 2015-03-26 | 2018-06-20 | オムロン株式会社 | コイル端子およびこれを備えた電磁継電器 |
CN111710561B (zh) * | 2020-05-26 | 2022-06-07 | 贵州天义电器有限责任公司 | 一种自锁式接触器及操作方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1171441A (en) * | 1981-06-12 | 1984-07-24 | Rodney Hayden | Compact relay system |
JPH05211023A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-08-20 | Fuji Electric Co Ltd | 電磁継電器 |
JP3360593B2 (ja) * | 1998-02-03 | 2002-12-24 | アンデン株式会社 | 電磁継電器 |
JP2002084631A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-22 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジャンクションボックスのヒューズ回路構造 |
JP4281251B2 (ja) * | 2001-01-12 | 2009-06-17 | 株式会社デンソー | 電磁継電器 |
JP2003297207A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-17 | Denso Corp | マグネットスイッチおよびスタータ |
JP2004259704A (ja) * | 2004-04-22 | 2004-09-16 | Anden | リレー回路装置 |
JP2009032591A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Mitsuba Corp | 電磁継電器 |
CN101514665B (zh) * | 2008-02-20 | 2010-12-08 | 株式会社电装 | 具有改进的电阻布置的起动机电磁开关 |
JP5195144B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2013-05-08 | 株式会社デンソー | 電磁スイッチ |
JP5504899B2 (ja) * | 2010-01-12 | 2014-05-28 | 株式会社デンソー | 電磁継電器 |
-
2011
- 2011-08-10 JP JP2011174497A patent/JP5720482B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-08-10 CN CN201210285135.8A patent/CN102956405B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN102956405B (zh) | 2015-04-01 |
CN102956405A (zh) | 2013-03-06 |
JP2013037965A (ja) | 2013-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5569349B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JP5471532B2 (ja) | スタータ用スイッチ装置 | |
EP2472546B1 (en) | Electromagnetic relay | |
JP5862091B2 (ja) | スタータ | |
JP5488233B2 (ja) | 電磁スイッチ | |
US7034643B1 (en) | Electromagnetic starter switch | |
US8513825B2 (en) | Engine starting system with high- and low-speed modes of motor operation | |
US20140239641A1 (en) | Apparatus for starting engine mounted on-vehicle | |
US7760056B2 (en) | Electromagnetic switch for use in starter | |
JP4661721B2 (ja) | スタータ | |
JP2010257881A (ja) | 補助回転式スタータの電磁スイッチ | |
US8400243B2 (en) | Electromagnetic switch with two electromagnets | |
CN102270548A (zh) | 双接触电磁接触器和包括其的用于热力发动机的起动机 | |
JP2006161780A (ja) | スタータ用電磁スイッチ | |
EP2019201B1 (en) | Biaxial type of starter for starting internal combustion engine | |
JP5720482B2 (ja) | 電磁継電器、および電磁継電器の製造方法 | |
JP6107110B2 (ja) | 電磁リレー | |
JP6043655B2 (ja) | エンジン始動装置 | |
JP2004111231A (ja) | スタータ用マグネットスイッチ | |
JP2013105562A (ja) | 電磁継電器 | |
JP2014074347A (ja) | 電磁ソレノイド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150309 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5720482 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |