JP5068856B2 - 筆記具のクリップ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ボールペンやシャープペンシルまたはこれらの複数本を備えた筆記具のクリップ取付構造に関するものである。
背景技術
従来の筆記具のクリップ取付構造として、美的外観の観点からクリップのみが軸筒の外側に露出するよう該軸筒の後端側にクリップの後端側を尾冠で取り付け固定したものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された筆記具のクリップ取付構造では、本出願人によるものであり、その具体的構造は、軸筒の後端にクリップの基部を嵌め込む切欠部を形成すると共に、前記軸筒の中間部には前記切欠部の前方で開口する窓穴状の開口部(以下、中間開口部という)を設け、前記軸筒に取り付けるべきクリップには、該クリップの後端両側と中間寄りの両側の計4箇所にフック状の係止片を形成している。そして、クリップの取り付けに際しては、該クリップ中間寄りの係止片を前記軸筒の中間開口部の前端縁部に引っ掛け係合させると同時に、前記クリップ後端の係止片を前記軸筒後端の切欠部の切欠縁部に引っ掛け係合させている。この状態で、前記軸筒の後端内部に尾冠の挿入部を挿入し、該挿入部に形成された係止凹部を、前記軸筒の切欠部近傍に形成された係止突起に係止させることによって、前記尾冠の後端部に形成された鍔部(フランジ)により前記クリップの後端部を前記軸筒の切欠部との間で挟み込んで固定した構造となっている。
このような特許文献1の筆記具のクリップ取付け構造によれば、比較的簡単な操作で軸筒に対してクリップの基部を強固に取り付けることができると共に、クリップのみを軸筒の外側に露出させて美的外観を得ることができるという利点がある。

特開2008−194927号公報(〔0006〕、〔0007〕、図1参照)
特許文献1の筆記具のクリップ取付構造では、軸筒にクリップを取り付けるための後端切欠部と中間開口部を形成しなければならないため、軸筒の加工コストが嵩むという課題があった。また、クリップにあっても、前述のように4箇所に係止片を形成しなければならないため、前記クリップの加工コストも嵩むという課題があった。さらに、前記クリップの4箇所の係止片を、前記軸筒の切欠部の切欠縁部と中間開口部の前端開口縁部に同時に嵌め込み係止させる作業は困難性が伴ってクリップ取付上の作業性が悪いという課題があった。また、前述のように、クリップの4箇所の係止片を前記軸筒の切欠部と中間開口部の縁部に係止させたのでは、前記クリップの例えばポケットに対する挟持可能部位が短くなるため、利便性に欠けるという課題があった。
すなわち、クリップをポケットに挟む際、前記クリップの中間寄りの係止片(前記中間開口部の開口縁部に係止させる係止片)が支点となるため、前記クリップの挟持可能部位が軸方向に短くなり、ポケットに挟み込んだクリップが外れやすくなるという課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、クリップの後部のみを軸筒の後部に簡単かつ強固に取り付けることができ、かつ、軸筒およびクリップの構造をシンプル化してこれらの加工コストを低減させることができる筆記具のクリップ取付構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、特許文献1のクリップと同じ長さのクリップであっても、該クリップの挟持可能部位を特許文献1のクリップよりも長くできる筆記具のクリップ取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係る筆記具の取付構造は、上記の目的を達成するために、軸筒と、該軸筒の後部に取り付けるクリップと、前記軸筒の後部に挿入する挿入部材とを備え、前記軸筒の後部に前記クリップの後部を嵌め込み整合させるクリップ取付部を形成すると共に、前記クリップの後部両側には前記軸筒の内周面に沿った方向に湾曲する取付片を形成し、前記挿入部材の外壁には前記クリップの取付片が嵌め込まれる嵌合凹部を形成し、前記クリップの取付片を前記挿入部材の嵌合凹部に嵌め込み係止させた状態で該挿入部材を前記軸筒の後部に挿入して該軸筒のクリップ取付部に前記クリップの後部を嵌め込むことにより、前記挿入部材を前記軸筒の内部で係止させたものである。
また、本発明に係る筆記具のクリップ取付構造において、軸筒のクリップ取付部は、該軸筒の後部に形成されてクリップの後部が嵌め込まれる切欠部からなっているものである。
さらに、本発明に係る筆記具のクリップ取付構造において、軸筒のクリップ取付部は、該軸筒の後部軸方向に平行に形成されてクリップ後部両側の取付片のネック部が個々に嵌め込まれるスリットからなっているものである。
さらに、本発明に係る筆記具の取付構造では、軸筒の内部で挿入部材を係止させる手段として、前記軸筒の内壁と前記挿入部材の外壁とのいずれか一方に係止受部が形成され、かつ他方には前記係止受部に係止させる係止突起が形成されているものである。
さらに、本発明に係る筆記具の取付構造において、挿入部材の後部には軸筒の後端に当接させる鍔部が形成され、該鍔部が前記軸筒の後端に当接する位置で係止受部に係止突起が係止するようになっているものである。
本発明によれば、クリップの後部両側に形成された取付片を、軸筒の後部に挿入する挿入部材の外壁に形成された嵌合凹部に嵌め込み係止させた状態で、前記挿入部材を前記軸筒の後部に挿入するだけの簡単な操作によって、該軸筒の後部にクリップの後部を容易に取り付けることができると共に、その取付状態において、前記挿入部材の嵌合凹部に嵌め込まれたクリップの取付片は単独移動が規制されるので、クリップの取付強度も十分に確保できる。また、前記軸筒には、該軸筒の後部に前記クリップの後部を嵌め込み整合させるクリップ取付部を形成するだけでよく、特許文献1における軸筒の中間開口部を不要化できるので、軸筒の加工が容易となり、加工コストの低減を図ることができる。さらには、クリップにあっても、該クリップの後部にのみ取付片を湾曲形成するだけでよいので、該クリップの加工も容易となって加工コストの低減が図れる。
また、本発明によれば、軸筒のクリップ取付部として、該軸筒の後部に切欠部を形成するだけでよく、この切欠部は軸筒の外側でクリップによって覆い隠すことが可能となるので、シンプルな筆記具のクリップ取付構造を提供することができる。
さらに、本発明によれば、軸筒のクリップ取付構造として、該軸筒の後部に平行するスリットを形成するだけでよく、このスリットは軸筒の外側でクリップによって覆い隠すことが可能となるので、シンプルな筆記具のクリップ取付構造を提供することができる。
さらに、本発明によれば、前述のようにクリップの取付片を挿入部材の嵌合凹部に嵌め込み係止させた状態で、前記挿入部材を前記軸筒内の所定位置まで挿入すると、該軸筒の係止受部または係止突起と前記挿入部材の係止突起または係止受部とが前記軸筒の内部で係止するので、前記クリップを軸筒に強固に取り付けることができる。

さらには、前述のようにクリップの取付片を挿入部材の嵌合凹部に嵌め込み係止させた状態で、前記挿入部材を前記軸筒内に挿入して該軸筒の後端に前記挿入部材の鍔部を当接させることにより、前記係止受部と前記係止突起とを所定の位置で確実に係止させることができる。
さらには、前述のようにクリップの取付片だけが挿入部材によって軸筒の後部に取り付けられることにより、ポケット等にクリップを挟み込む際には、該クリップの後部のみが支点となるので、該クリップの挟持可能部位が軸方向に長くなり、このため、ポケット等からクリップが外れ難くなり、クリップ挟持時の安定性が得られる。
本発明の実施の形態1による筆記具のクリップ取付構造を示す分解斜視図である。 図1中のクリップを尾冠に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1中の軸筒を示す平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図4のB−B線に沿った断面図である。 図1中のクリップの側面図である。 図6の裏面図である。 図6のクリップの後端部位を部分的に示す斜視図である。 図1中の尾冠を示す平面図である。 図9の側面図である。 図9のC−C線に沿った断面図である。 図10のD−D線に沿った拡大断面図である。 本発明の実施の形態2による筆記具のクリップ取付構造を軸筒断面状態で示す側面図である。 図13のE−E線に沿った断面図である。 図13中の軸筒を示す平面図である。 本発明の実施の形態3による筆記具のクリップ取付構造を示す径方向断面図である。 図16中の軸筒の要部を示す平面図である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1による筆記具のクリップ取付構造は、図1および図2に示すように、軸筒1と、該軸筒1の後端部に取り付けるクリップ2と、該クリップ2の後部が組付けセットされて前記軸筒1の後部に挿入される挿入部材3とを備え、その挿入部材3によって前記軸筒1の後部にクリップ2の後部を取り付け固定する構造としたものであり、その詳細な構造を以下に説明する。
前記軸筒1の後部には、前記クリップ2の後部を嵌め込み整合させるクリップ取付部10が形成されている。
この実施の形態1において、前記クリップ取付部10は、軸筒1の後端部に形成されて前記クリップ2の後端基部を嵌め込む切欠部11(図3参照)と、該切欠部11の両側前方に平行に形成されて軸方向に延びるスリット12,13と、前記切欠部11の前部内壁面に形成されたダボからなって前記尾冠3を所定の取付位置で係止させる係止受部14とを有する構造となっている。
前記クリップ2は、前記軸筒1の後端から該軸筒1の外壁面軸方向に沿わせるクリップ片20と、該クリップ片20の後端に屈曲形成された屈曲基部21と、該屈曲基部21の両側に連続形成されて前記軸筒1のスリット12,13に嵌め込まれるクリップ脚片22a,23a(図6および図8参照)と、このクリップ脚片22a,23aをネック部として該クリップ脚片22a,23aのそれぞれの先端に連続形成された取付片22,23とを有する構造となっている。
前記クリップ脚片(ネック部)22a,23aと前記取付片22,23の各後端面は同一端面に形成され、前記取付片22,23は前記クリップ脚片(ネック部)22a,23aの幅よりも幅広くなった側面四角形状に形成されている。また、前記取付片22,23は、これらの外側面を前記軸筒1の内周面に沿わせる方向に湾曲形成されている。
この実施の形態1において、前記挿入部材3は前記軸筒1の後部に挿入する尾冠からなっており、該尾冠3は前記軸筒1内への挿入部30を有している。この挿入部30は、前記軸筒1の内径と略同径の外径に形成された円筒胴部(円筒体)31と、該円筒胴部31の前端に連続形成されて前方に延出する左右一対のアーム片32,33と、該アーム片32,33の先端に跨って前記円筒胴部31と同心円環状に形成された円環部34とからなり、前記円筒胴部31の後端には、前記軸筒1の後端に当接させる環状の鍔部(フランジ)35が連続形成され、該鍔部35は前記軸筒1の外径と同一径の外径に形成されている。
このような尾冠3において、前記円筒胴部31の外壁には、前記クリップ2の取付片22,23を嵌め込み係止させる側面四角形状の嵌合凹部36,37(図1、図9、図10参照)が形成されている。これらの嵌合凹部36,37の底面は、前記クリップ2の取付片22,23と略同一曲率の湾曲面に形成されている。そして、前記嵌合凹部36,37に前記クリップ2の取付片22,23を嵌合させた状態では、該取付片22,23の外側面と尾冠3の円筒胴部31の外壁とが同一円周面となるように形成されている。
また、前記円筒胴部31の外壁において、前記嵌合凹部36,37の相互間には、前記軸筒1の係止受部14に係止させるための係止突起38が形成されている。
さらに、前記円筒胴部31における鍔部35との接続部両側には、前記嵌合凹部36,37の相互間で前記クリップ2後端のクリップ脚片(ネック部)22a,23aの内側縁部が嵌め込まれる切欠係止部39a,39bが形成されている。
次に、前記軸筒1に対するクリップ2の取り付けについて説明する。
その取り付けに際しては、まずクリップ2後部の取付片22,23を尾冠3の嵌合凹部36,37を嵌め込み係止させると共に、尾冠(挿入部材)3の切欠係止部39a,39bにクリップ2後端のクリップ脚片22a,23aの内側縁部が嵌め込まれる。これにより、前記クリップ2の取付片22,23は、前記尾冠3の嵌合凹部36,37と後端の鍔部35とにより軸方向移動および周方向移動が規制される。これと共に、前記取付片22,23の外側面が前記尾冠3の円筒胴部31の外壁と同一面となって前記クリップ2の後端基部が前記尾冠3の円筒胴部31に組付け配置された状態に保持される。この状態では、前記クリップ2後端のクリップ脚片22a,23aによって、前記尾冠3の円筒胴部31とクリップ片20との間には、前記円筒胴部31を軸筒1の後部に挿入可能とする空隙部が形成される。
このようにして、クリップ2の後端基部が組付けられた尾冠3の挿入部30を軸筒1内の後部に挿入しながら前記クリップ2後端のネック部となるクリップ脚片22a,23aを前記軸筒1のスリット12,13に押し込むと、前記軸筒1後端の切欠部11に前記クリップ2後端の屈曲基部21が嵌め込み整合されると共に、前記尾冠3の嵌合凹部36,37に嵌め込み係止されたクリップ2後端の取付片22,23の全体が軸筒1の内周面に沿って挿入された時点で前記尾冠3の鍔部35が前記軸筒1の後端に当接する。その当接時点では、前記軸筒1の内部において、該軸筒1の係止受部14が前記尾冠3の係止突起38と係止する。これにより、前記軸筒1の後部にクリップ2と尾冠3が一体的に組付けられる。
以上説明した筆記具のクリップ取付構造によれば、クリップ2の後部に形成された取付片22,23を、尾冠(挿入部材)3の円筒胴部31に形成された嵌合凹部36,37に嵌め込み係止させ、この状態の尾冠3の挿入部30を軸筒1の後部に挿入しながら、該軸筒1後端の切欠部11に前記クリップ2の後端基部(屈曲基部21)を嵌め込み整合させるだけでの簡単な操作によって、前記尾冠3の鍔部35が軸筒1の後端に当接した状態に前記クリップ2を軸筒1の後端に取り付けることができる。そのクリップ2の取付状態では、該クリップ2の取付片22,23および前記尾冠3の挿入部30が軸筒1内に収納され、軸筒1の外側にはクリップ片20と尾冠3の鍔部35のみが露出した状態となるので、美的外観を確保することができる。
また、上述のように尾冠3の鍔部35が軸筒1の後端に当接する位置では、前記軸筒1の内部で該軸筒1の係止受部14に前記尾冠3の係止突起38が係止することにより、前記軸筒1の後部にクリップ2の後端基部を強固に取り付けることができる。
さらに、軸筒1の後部に対する尾冠3の挿入時には、クリップ脚片(ネック部)22a,23aを軸筒1のスリット12,13に押し込むことにより、該スリット12,13によって前記尾冠3の係止突起38を軸筒1の係止受部14に係止させる方向に誘導させることができ、これにより、前記係止突起38を前記係止受部14にスムーズかつ確実に係止させることができる。
しかも、軸筒1に取り付けられたクリップ2をポケット等に挟み込む際には、クリップ2後端のクリップ脚片22a,23aのみが支点となってクリップ片20の略全長がポケット等を軸筒1との間で挟み込むクリップ挟持可能部位となるため、クリップ2がポケット等から外れ難くなり、クリップ2の挟持時における安定性が向上する。
なお、前記実施の形態1では、軸筒1の内部で尾冠(挿入部材)3を係止させる手段として、軸筒1の内壁に係止受部14を形成し、尾冠3の円筒胴部31の外壁に係止突起38を形成したが、これとは逆に、前記軸筒1の内壁に係止突起38を形成し、前記尾冠3の円筒胴部31の外壁に係止受部14を形成してよく、この場合も同様の係止機能を発揮させることができる。
実施の形態2.
この実施の形態2による筆記具のクリップ取付構造を示す図13から図15において、図1から図12と同一部分または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
前記実施の形態1では、軸筒1の後端部に切欠部11を形成すると共に、挿入部材3として後端に鍔部35を有する尾冠3を適用したが、この実施の形態2では、前記切欠部11を不要化した軸筒1を適用すると共に、挿入部材3として前記鍔部35を不要化して前記軸筒1内の後部に全体が挿入される円筒体31を適用したものである。
この実施の形態2において、前記軸筒1は、該軸筒1の後端から軸方向前方に延びてクリップ2のクリップ脚片(ネック部)22a,23aが嵌め込まれるスリット12,13を形成すると共に、前記軸筒1の内壁部に前記円筒体31の前端を係止させる係止突起15を設けた構造となっている。
また、挿入部材3として軸筒1内の後部に全体が挿入される円筒体31は、前記軸筒1の内径とほぼ同径の内径に形成されて外壁中間部に嵌合凹部36,37が形成された構造となっている。
この実施の形態2において、クリップ2の取り付けに際しては、前記実施の形態1の場合と同様にクリップ2の取付片22,23を円筒体31の嵌合凹部36,37に嵌め込むことにより、該嵌合凹部36,37によって前記取付片22,23の軸方向移動および周方向移動が規制され、かつ、該取付片22,23の外側面が前記円筒体31の外壁と同一面となって前記クリップ2の後部が前記円筒体31に組付け仮保持される。この状態の円筒体31を軸筒1の後部に挿入しながら該軸筒1のスリット12,13にクリップ脚片22a,23aを嵌め込んで前記円筒体31の全体を押し込むと、該円筒体31の前端が前記軸筒1内の係止突起15に当接係止する。これにより、前記円筒体31の全体が軸筒1内に収納された状態となって該軸筒1の後部にクリップ2の後部が取り付け固定される。
以上説明した実施の形態2の筆記具のクリップ取付構造によれば、軸筒1には後部のスリット12,13と内壁の係止突起15だけを形成すればよく、また、挿入部材3にあっても円筒体31を用いて該円筒体31の外壁に嵌合凹部36,37を形成するだけでよいので、構造が簡素化し、前記軸筒1および挿入部材3の加工コストをいっそう低減することができる。
実施の形態3.
この実施の形態3においては、図16および図17に示すように、軸筒1のクリップ取付部10として、該軸筒1の後部に平面凹欠形状の切欠部11Aを形成し、この切欠部11Aにクリップ2のクリップ脚片22a,23aを総じて嵌め込み、該クリップ脚片22a,23aの外側面を前記切欠部11Aの両側内面に当接させる構造としたものである。
この実施の形態3によれば、軸筒1の後部に平面凹欠形状の切欠部11Aを形成するだけでよいので、該軸筒1の加工コストをいっそう低減することができる。
以上のように、本発明に係る筆記具のクリップ取付構造では、クリップが取り付けられる軸筒には、クリップの後部両側に形成された取付片のネック部を嵌め込み係止させるスリットを形成しただけであり、また、前記軸筒の後部に挿入される挿入部材には該挿入部材の外壁に前記取付片を嵌め込み係止させる嵌合凹部を形成すればよいので、前記軸筒の構造および前記挿入部材の構造がシンプルとなる。このため、前記軸筒および前記挿入部材の加工が容易となり、これらの加工コストの低減が図れる。
特に、本発明では、クリップに形成した取付片を挿入部材の嵌合凹部に嵌め込み係止させ、この状態の前記挿入部材を軸筒の後部に挿入係止させる構造としたことにより、ポケット等に対する前記クリップの挟持可能部位を長くすることができ、クリップのポケット等への挟持時における安定性が向上した筆記具の実用化を図ることができる。

Claims (3)

  1. 軸筒と、該軸筒の後部に取り付けるクリップと、前記軸筒の後部に挿入する挿入部材とを備え、
    前記軸筒の後部に、前記クリップの後部を嵌め込み整合させるクリップ取付部を形成すると共に、
    前記クリップの後部には前記軸筒の内周面に沿った方向に湾曲する取付片を形成し、
    前記挿入部材の外壁には前記クリップの取付片が嵌め込まれる嵌合凹部を形成し、
    前記クリップの取付片を前記挿入部材の嵌合凹部に嵌め込み係止させた状態で該挿入部材を前記軸筒の後部に挿入して該軸筒のクリップ取付部に前記クリップの後部を嵌め込むことにより、前記挿入部材を前記軸筒の内部で係止させ、
    軸筒のクリップ取付部は、該軸筒の後部軸方向に平行に形成されてクリップ後部の取付片のネック部が嵌め込まれるスリットからなっていることを特徴とする筆記具の取付構造。
  2. 軸筒の内部で挿入部材を係止させる手段として、前記軸筒の内壁と前記挿入部材の外壁とのいずれか一方に係止受部が形成され、かつ他方には前記係止受部に係止させる係止突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記具のクリップ取付構造。
  3. 挿入部材の後部には軸筒の後端に当接させる鍔部が形成され、該鍔部が前記軸筒の後端に当接する位置で係止受部に係止突起が係止するようになっていることを特徴とする請求項に記載の筆記具のクリップ取付構造。
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