JP4969365B2 - 筆記具のクリップ - Google Patents

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Description

本発明は筆記具を衣服のポケット等に固定するためのクリップに関する。
従来、金属製クリップは軸筒に対しての取付け時に軸筒に傷をつけるおそれがあったり、取付け自体が困難であったりする欠点があり、また形状が複雑で加工が容易でなく、生産性が悪いという欠点もあった。
それを克服するために様々の工夫がなされてきた。特許文献1には、軸筒に対しての取付けを軸と垂直方向の押し込みだけで行える金属製クリップの構造が開示されている。
特開2004−174931号公報
しかしながら、特許文献1に記載の金属製クリップでは、玉部を持ち上げすぎると変形し元に戻らなくなる欠点がある。また、クリップ側面の幅が大きいほど、クリップの剛性が大きくなり、持ち上げること自体が困難になるため、側面の形状、デザイン性に制約があった。また、先端のアプローチ部分を玉状に折り返すため、加工が複雑になっていた。
本発明は、過剰な持ち上げを防止してクリップ折れを防ぎ、デザイン性に優れ、しかも加工、取付けが容易で、衣服を傷つけることなく繰り返し安全に使用できる筆記具のクリップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、軸筒と一体に成形された、または別部材にて軸筒に接続された樹脂製クリップと、該樹脂製クリップの上面及び側面を覆って配設され、上記樹脂製クリップと一体に係止されるとともに、上記樹脂製クリップの基部近傍の係止用突起を支点として回動可能な金属製クリップとを備え、上記金属製クリップは、上記樹脂製クリップの玉部が持ち上げられた場合に、樹脂製クリップの基部に設けられた支点部近傍において上記軸筒と当接して回転動作範囲を規制するストッパーを構成することを特徴とする。これにより、開きすぎによって折れることがなく、簡易な構造で、寸法制約が少なくデザイン性に優れ、衣服を傷つけずに安全に使用することができるクリップとすることができる。
また、請求項2の発明は、さらに、上記ストッパーにより規制される上記樹脂製クリップの回転動作範囲は、樹脂製クリップの弾性限度内であることを特徴とする。これにより、繰り返し使用しても保持性能の衰えないクリップとすることができる。
上記構成により本発明のクリップは、過剰な持ち上げによるクリップ折れを防止することができ、デザイン性に優れ、また衣服を傷つけずに繰り返し安全に使用することができるとともに、加工や軸筒への取付けを容易とする簡易な構造であるため生産性の向上を図ることができる。
以下に、本発明の第一の実施形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明のクリップの第一の実施形態を示す組立図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図において符号1は軸筒、符号2はクリップ、符号3、4はそれぞれクリップを構成する金属製クリップと樹脂製クリップを示す。
本実施形態のクリップ2は、軸筒1と一体で形成される樹脂製クリップ4と、それを覆うように取付けられた金属製クリップ3からなる。金属製クリップ3の正面形状は、幅広の後端部から中央付近まではほぼ一定幅であって、そこから前端部にかけて幅狭となっており、樹脂製クリップ4の上面の全ての部分が覆われている。側面形状は外側が緩やかなアーチ形状となっており、内側は先の尖った後端部3dから支点部の孔3a付近までは徐々に幅広となり、その後前端部に近づくにつれて幅狭となり、中央部はほぼ一定幅であって、前端部の玉部3c付近で再び幅広となり、この部分に係止用の孔3bが設けられており、前端部は尖った形状となっている。なお、以下の各実施形態では、樹脂製クリップ4が軸筒1と一体成形されたものについて説明するが、樹脂製クリップ4が別部材にて、例えば軸筒1の側面等にはめ込まれて、軸筒1に接続されたものであってもよい。
上記構造により、クリップ2は金属製クリップ3が樹脂製クリップ4の上面及び側面を覆って、孔3aと、孔3b部分で樹脂製クリップに係止されて一体となっている。
金属製クリップ3の材質としては、鉄鋼材料、その他通常筆記具に使用される金属の使用が可能である。
樹脂製クリップ4の材質としては、PC,ABS、PP、POM、アクリル、PET、PE等の使用が可能である。
図2は、本発明のクリップの一実施形態を示す分解組立図であり、金属製クリップ3が取り外された状態を示す。
樹脂製クリップ4は軸筒1と繋がっている基部近傍に軸筒と垂直方向に金属製クリップ3との係止用突起4aを有している。この突起4aは、玉部4cを持ち上げる際のクリップ2の支点としての役割をも果たす(図3参照)。また、前端部付近には金属製クリップ3とのもう一つの係止用突起4bが設けられている。
上記玉部4cを始めとする樹脂製クリップ3の軸筒1と向き合った内側の部分は、金属製クリップ3に覆われておらず、露出しており、樹脂製クリップ3のみが衣服等に接触するように構成される。
また、上記玉部4cと接している部分の軸筒1には、玉部4cの対向部分が盛り上がった樹脂製の玉部受け5が配設されており、クリップ2がポケット等に挿し込まれた際、玉部4cとの間でポケットの布等をしっかりと保持できるように構成される。
次に、上記構成の機能について図3で説明する。
図3は本発明のクリップの一実施形態を示す組立図であり、クリップの前端部が持ち上げられた状態を示す。上記構成のクリップ2は、衣服のポケット等に挿しこまれると、玉部4cが持ち上げられ、樹脂製クリップ4の弾性による反発力によりクリップ2を閉じる方向の力が発生するため、上記のように玉部4cと玉部受け5とによりポケット等の布がしっかりと保持される。
クリップ2の前端部がある角度まで持ち上げられると、図3に示すように金属製クリップ3の後端部3dと、それに連続する両側の側面の直線部とが軸筒1と干渉することとなり、クリップ2はそれ以上持ち上げることができなくなる。この状態からさらにクリップを持ち上げようとしても、金属製クリップ3の上記干渉部分は、横断面が上面とそれに接続した両側面によりコの字状のボックス形状を構成しているため、変形に対して強い抵抗力を有しており、容易には曲がらない。したがって、誤ってクリップが何かに引っかかって、通常より強い力で広げられた場合等でもクリップ2の変形は防止される。
上記構成では、金属製クリップ3がストッパーとして働くこのクリップ2の開度限界を、樹脂製クリップ4の弾性限度内に設定している。したがって、この開度限界までクリップ2が開かれた場合でも、クリップ2は復元力を失うことなく元の位置に復帰し、繰り返しこのような使用が行われても保持力を失うことはない。
このように、本発明の筆記具のクリップによれば、保持力を樹脂クリップ部で自由に調整でき、繰り返し使用に耐える開度限界を強固なストッパーにより設定できる。このため、保持力を金属クリップのみに依存する方式と異なり、金属製クリップに曲げ荷重がかからないため、開きすぎで金属部が折れることがない。
また、保持力を樹脂製クリップの基部の弾性力のみに依存する方式と異なり、上記ストッパーの効果により、開きすぎで樹脂部が塑性変形することもなく、クリップの保持力が維持される。
上記構成により、金属製クリップ3の強度と樹脂製クリップ4の弾性力とを組み合わせることで、上記の他にも以下の効果が生じる。
すなわち、クリップの保持力が樹脂製クリップにより決まるため、金属製クリップの側面形状に制約が少なく、デザイン性に優れたクリップとできる。また、金属製クリップ自体は、軸筒への取り付けのために複雑な曲げ加工を必要としない簡易な構造とできるため、加工や、取付け時間の短縮が図れる生産性のよいクリップとすることができる。さらに、樹脂製クリップのみが衣服に当たる構造となるため、衣服を傷つけずに使用することができる。
次に、本発明の第二の実施形態について図4に基づいて説明する。
図4は、本発明のクリップの第二の実施形態を示す組立図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図4において符号は図1の第一の実施形態と同様に、1は軸筒、2はクリップ、3、4はそれぞれクリップを構成する金属製クリップと樹脂製クリップを示す。
本実施形態と第一の実施形態との相違点は、金属製クリップ3の正面形状のみである。幅広の後端部から中央付近まではほぼ一定幅であって、そこから前端部にかけて幅狭となっている点は同様であるが、正面形状の中央部分に開口部が設けられており、その部分から樹脂製クリップ4の一部がわずかに金属製クリップ3の表面から突出する(図4(b)参照)構成となっている点が異なる。金属製クリップ3の側面形状及び金属製クリップ3と樹脂製クリップ4との係止構造については第一の実施形態と同様であり、本実施形態においても、金属製クリップ3がクリップ2の弾性限度による開度限界以内でストッパーとして機能するように設定されている。
上記構成とすることにより、第二の実施形態では、第一の実施形態における効果に加えて、色つきの樹脂クリップに金属製クリップを取り付けることでデザイン性を向上させることができる。また、金属表面への印刷は高温乾燥が必要となるが、表面から樹脂が突出しているので、樹脂表面に印刷が可能となり、容易な工程でさらにデザイン性をあげることができる。
本発明のクリップの第一の実施形態を示す組立図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明のクリップの第一の実施形態を示す分解組立図であり、クリップの金属製クリップ3が取り外された状態を示す。 本発明のクリップの第一の実施形態を示す組立図であり、クリップの前端部が持ち上げられた状態を示す。 本発明のクリップの第二の実施形態を示す組立図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 軸筒
2 クリップ
3 金属製クリップ
3a 孔(支点部)
3b 孔(係止部)
3c 玉部
3d 後端部
4 樹脂製クリップ
4a 突起(支点部)
4b 突起(係止部)
4c 玉部
5 玉部受け

Claims (2)

  1. 軸筒と一体に成形された、または別部材にて軸筒に接続された樹脂製クリップと、
    該樹脂製クリップの上面及び側面を覆って配設され、上記樹脂製クリップと一体に係止されるとともに、上記樹脂製クリップの基部近傍の係止用突起を支点として回動可能な金属製クリップとを備え、
    上記金属製クリップは、上記樹脂製クリップの玉部が持ち上げられた場合に、樹脂製クリップの基部に設けられた支点部近傍において上記軸筒と当接して回転動作範囲を規制するストッパーを構成する
    ことを特徴とする筆記具のクリップ。
  2. 上記ストッパーにより規制される上記樹脂製クリップの回転動作範囲は、樹脂製クリップの弾性限度内であることを特徴とする、請求項1に記載の筆記具のクリップ。
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