JP4177701B2 - 蓋体及びその取付構造 - Google Patents

蓋体及びその取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両内壁の開口部を覆う蓋体及びその取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両内壁には工具等の物品を入れるための収納部が形成され、その開口部には蓋体(例えばメクラ蓋)が着脱可能に取り付けられる。この種の蓋体の一例を図7に示すと、蓋体51の一端には開口部52の縁部53に掛止可能な掛止部54が、他端には開口部52の他の縁部55に弾性的に係合可能な係止部56が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図7から明らかなように蓋体51は裏表が決まっており、蓋体51の一方の面を内面、その反対側を外面として使用するのみの装着態様しかとれず、蓋体51としての機能性が乏しいという問題があった。
【0004】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用の際に機能性を向上できる蓋体の取付構造及び蓋体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両内壁の開口部に両端部で着脱可能に取り付けられる蓋体において、少なくとも一端部には径方向に弾性変形可能な筒状部が形成され、前記筒状部の外周には前記開口部の縁部に係止される係止部が形成されていることを要旨とする。
【0006】
この発明によれば、蓋体はその筒状部を弾性変形させて開口部の縁部を係止部に係止することで開口部に取り付けられる。ところで、筒状部は蓋体の表面側及び裏面側のうちどちら側からでも蓋体を開口部の縁部に係合させることが可能である。従って、結果として蓋体をリバーシブルに使用することが可能となり、蓋体の使用態様が増えて機能性が向上する。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、一端部に前記筒状部を設けるとともに前記筒状部が設けられている反対側の端部に掛止部を設け、前記掛止部は前記開口部の縁部に形成された孔部に係入可能な突出片により構成されていることを要旨とする。
【0008】
この発明では、請求項1に記載の発明の作用に加え、蓋体の端部に設けた掛止部を開口部の縁部に設けた孔部に係入し、蓋体を開口部側に押し込むことで筒状部の係止部を開口部の縁部に係止させて蓋体が取り付けられる。従って、取付時において最初に掛止部を孔部に係入しておけば蓋体が大きく位置ずれすることがなく、蓋体の仮位置決めが可能となって取り付け易さが向上する。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記突出片はその根元部位が薄肉に形成されている。
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、突出片の根元部位を薄肉とすることによって蓋体がその薄肉部位を支点として曲がり易くなり、蓋体の取り付け易さが向上する。
【0010】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、表裏面のうち一方の面には収納部が形成されていることを要旨とする。この発明によれば、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、蓋本体の表面及び裏面のうち一方の面に収納部が形成されているので、収納部を表側にして蓋体を取り付けた場合には小物等を収容可能な蓋体として使用可能になる。
【0011】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記筒状部は、弾性変形方向に対して直交する方向の両端部が薄肉に形成されていることを要旨とする。
【0012】
この発明によれば、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、筒状部は弾性変形方向に対して直交する方向の両端部が薄肉に形成されているので、筒状部にたわみが生じ易くなり、蓋体の着脱が容易になる。
【0013】
請求項6に記載の発明では、請求項2〜5のうちいずれか一項に記載の蓋体と、前記蓋体の前記掛止部を係入するために前記開口部の縁部に形成された孔部とよりなることを要旨とする。この発明によれば、請求項2〜5のうちいずれかと同様の作用が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した蓋体及びその取付構造及び蓋体の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0015】
図4に示すように、ワゴンタイプ又はワンボックスタイプの車両1における荷置室2の両側内壁3は開口部4を有し、開口部4の内側には工具等の収納物を入れるための収納空間5(図1参照)が形成されている。開口部4には合成樹脂製の蓋体6が着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、蓋体6の表面(図2で示す手前側の面)7には高い質感及び手触り感が出るようにシボ面加工がほぼ全域に施されている。蓋体6の平板部8にはその両側端部に裏面9側に向かって突出部10が形成されている。
【0016】
図1,図2に示すように、蓋体6の下部には掛止部(突出片)としての差込部11が形成されている。差込部11の根元部位には他の部位に比べて厚さが薄くなった薄肉部12が形成されるとともに、差込部11は先端側に向かって薄くなっている。差込部11は開口部4の下縁部に形成した孔部13に差し込むことにより開口部4の下縁部に掛止可能である。
【0017】
蓋体6の上部には自身の径方向に沿って弾性変形(たわみ)が可能な筒状部14が一体形成されている。筒状部14の外周のうち上端部には開口部4の上縁部15が係止可能となる溝部16が全域に形成されている。図1に示すように、筒状部14はその中心を通る軸線Lに対して対称形状をとっている。筒状部14の外周面の上部には中央部分(溝部16)を頂点として両側に、下降傾斜した傾斜面17,17を有している。
【0018】
筒状部14にはたわみ方向と直交する方向(図1の矢印A方向)の両側端部に薄肉部18,18が形成されている。薄肉部18は筒状部14がたわみ易くなるように機能する。蓋体6が開口部4に取り付けられた状態では、筒状部14のたわみによるバネ力により取付状態を維持する。図1,図3に示すように、蓋体6の裏面9には収納部19が形成されている。なお、突出部10は収納部19の両側に位置して収納部19をガードしている。
【0019】
さて、蓋体6の表面7を表側として使用する場合には、表面7を表側にして差込部11を孔部13に差し込み、差込部11の根元に位置する薄肉部12をヒンジ中心として蓋体6を内壁3側に押し込む。このとき、図5(a)に示すように蓋体6の押込動作に伴って、開口部4の上縁部15が筒状部14に接触した後に筒状部14がたわむ。そして、上縁部15に溝部16が嵌合した図5(b)に示す状態となり、蓋体6が内壁3に固定される。従って、蓋体6はシボ面が表側となった図2に示す状態となる。
【0020】
一方、収納部19が表側となるように蓋体6を使用する場合には、蓋体6の裏面9を表側にして、上述した表面7を表側とした場合と同様の手順で蓋体6を内壁3に取り付ける。この場合、差込部11及び筒状部14は前記と同様に作用する。従って、裏面9を表側にして蓋体6を内壁3に取り付けることが可能であり、この状態で取り付ければ収納部19が表側に位置した図3に示す使用状態となる。なお、蓋体6を取り外すときは筒状部14を扁平となる方向に弾性変形させて上縁部15と溝部16との係止状態を解除するとともに、差込部11を孔部13から抜き出して行う。
【0021】
従って、この実施形態では以下のような効果を得ることができる。
(1)蓋体6の内壁3への取付機構として筒状部14を設け、差込部11を孔部13に差し込むとともに筒状部14をたわませて上縁部15に溝部16を係止する構成とした。従って、蓋体6を表裏面でリバーシブル使用が可能となり、1つの蓋体6で使用形態が2通りとなって蓋体6の機能性が向上する。
【0022】
(2)蓋体6の下端部に差込部11を設け、蓋体6を取り付けるときには、まず差込部11を内壁3の孔部13に差し込んでから取り付ける構成である。従って、この差込状態では蓋体6が仮位置決めされた状態となるので、蓋体6が内壁3から外れてしまうことが生じ難く、蓋体6の取り付け易さが向上する。
【0023】
(3)差込部11の根元部位に薄肉部12を設けたので、蓋体6がこの薄肉部12を支点として曲がり易くなり、筒状部14の溝部16と上縁部15との位置決めがし易くなって取り付け易さが向上する。
【0024】
(4)蓋体6の裏面9には収納部19が形成されているので、裏面9を表側として使用した場合には小物等を収容することができる。
(5)筒状部14にはたわみ方向と直交する方向の両側端部に薄肉部18が形成されているので、筒状部14のたわみ易さが促進され、これに伴ってたわみが両側で均一に生じ易くなり、蓋体6の着脱が容易となる。
【0025】
なお、実施形態は前記に限定されず、例えば、次の態様に変更してもよい。
・ 筒状部14は断面略円環状に限らず、例えば図6(a)に示す断面略菱形状など、環状をなしているものであればその形状は特に限定されない。
【0026】
・ 筒状部14と上縁部15とは上縁部15が筒状部14の溝部16に嵌合する係止する構成に限定されない。例えば、図6(b)に示すように上縁部15に溝部31を、筒状部14の外周面に突部32を設け、突部32を溝部31に嵌合することで筒状部14を上縁部15に取り付ける構成を用いてもよい。
【0027】
・ 蓋体6は上部を筒状部14で、下部を差込部11で取り付ける構成に限らず、上下両方ともに筒状部14を設け、差込部11は設けない構成としてもよい。
【0028】
・ 蓋体6の裏面9は収納部19が形成されることに限らず、例えば小物を吊下するフックが設けられる構成でもよい。
・ 蓋体6は上下端部で開口部4の縁部に係止する構成に限定されず、蓋体6の左右両端部の一方に差込部11を、他端部に筒状部14を設けてもよい。
【0029】
・ 蓋体6は上部を筒状部14で、下側を差込部11で取り付ける構成に限らず、この組み合わせを逆にして上部を差込部で、下部を筒状部14で取り付けてもよい。
【0030】
・ 筒状部14の両側端部には薄肉部18が形成されているが、必ずしも薄肉部18を設ける必要はなく、筒状部14の肉厚を全て同じ厚さにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、筒状部を取付機構として用いたので、蓋体を表面及び裏面のどちら側向きでもリバーシブルに取り付けることが可能となり、蓋体の使用態様が増えて機能性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態における図2のII−II線断面図。
【図2】 表面を表側として使用したときの蓋部品の模式斜視図。
【図3】 裏面を表側として使用したときの蓋部品の模式斜視図。
【図4】 車内のトランク部分を示す模式斜視図。
【図5】 (a),(b)は環状部のたわみ状態を説明する説明図。
【図6】 (a)は別例における環状部の模式断面図、(b)は他の別例における環状部の取付構造を示す模式断面図。
【図7】 従来の蓋部品と被取付部品との取付状態を示す模式断面図。
【符号の説明】
1…車両、3…内壁、4…開口部、6…蓋体、7…表面、9…裏面、11…掛止部(突出片)としての差込部、13…孔部、14…筒状部、15…縁部としての上縁部、16…係止部としての溝部、19…収納部。

Claims (6)

  1. 車両内壁の開口部に両端部で着脱可能に取り付けられる蓋体において、
    少なくとも一端部には径方向に弾性変形可能な筒状部が形成され、前記筒状部の外周には前記開口部の縁部が係止される係止部が形成されていることを特徴とする蓋体。
  2. 一端部に前記筒状部を設けるとともに前記筒状部が設けられている反対側の端部に掛止部を設け、前記掛止部は前記開口部の縁部に形成された孔部に係入可能な突出片により構成されている請求項1に記載の蓋体。
  3. 前記突出片はその根元部位が薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋体。
  4. 表裏面のうち一方の面には収納部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の蓋体。
  5. 前記筒状部は、弾性変形方向に対して直交する方向の両端部が薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の蓋体。
  6. 請求項2〜5のうちいずれか一項に記載の蓋体と、前記蓋体の前記掛止部を係入するために前記開口部の縁部に形成された孔部とよりなることを特徴とする蓋体の取付構造。
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