JP5027286B2 - ラクトースを含まない乳製品を製造するための方法 - Google Patents

ラクトースを含まない乳製品を製造するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、ラクトースを含まない乳製品を製造するための方法、特に、乳製品の製造における各種膜技術の使用に関する。
膜技術は、分子およびイオンの両レベルで使用される既知の分離方法である。このような方法は、わずかなエネルギーを消費するだけで、濃縮およびミルクの分画化を可能にする。例えば、膜技術の使用は、濃縮および蒸留を行う場合、脱水における相変化を必要としない理由から、エネルギーが節約される。
一般的に言うと、4つの基本的なタイプの膜濾過方法が使用され、各方法は、異なった使用の目的に役立つ。分離能に従って、これら4つの基本的なタイプは、最小の孔サイズを有するものから最大の孔サイズを有するものまで、逆浸透(RO)、ナノ濾過(NF)、限外濾過(UF)およびミクロ濾過(MF)がある。これらのうち、一般的に、逆浸透は濃縮のために、限外濾過およびミクロ濾過は分画化のために、そしてナノ濾過は濃縮および分画化の両方に使用される。
ミクロ濾過、限外濾過およびナノ濾過は、膜分離方法であり、液体が半透過膜を通過して濾過される方法である。半透過膜は、溶液中の成分の一部のみを通過させる膜である。このシステムは、最も大きい成分か、または沈殿した成分を濾去するための一次膜もまた含み得る。
浸透は、希釈液体から膜を通過して、さらに濃縮された溶液へ、半透過膜を通過する液体の自然な動きである。逆浸透装置において、この流れは、濃縮された溶液の圧力を浸透圧を超えるまで増加させることによって、逆転される。逆浸透は、溶解された塩の分離を可能にする。実際、逆浸透から得られた液体(濾液)は、下水道に排出するのに充分に純粋である。逆浸透圧の最も一般的な使用は、海水からの飲料水の製造である。
膜技術の使用は、高圧力でミルクを、膜を通して流すことによって、ミルク成分の分離を可能にする。膜の孔サイズよりも小さな成分は膜を通過し(濾液)、より大きな成分は膜の裏側に保持される(保持液)。いいかえると、分離システムを通過する2つの流れ(フロー)が常に生じる。
ここ十年の間、乳製品業は、膜技術を、例えば、ホエーおよび排水の処理において成功裡に使用してきた。しかし、膜技術は、豊富な量の貴重な栄養素および機能的化合物を含有すると知られている牛乳を処理するために非常に良好で適した技術であることが、乳製品業で観察されてきた。実際、最近の研究は、乳製品、例えばチーズ、アイスクリームおよびヨーグルトの製造における、ミルクの膜濾過およびこのようにして濾過されたミルクの使用に力を注いでいる。
ここ数年の間にラクトースを含まない乳製品の需要増加についての研究に特別な注意が払われている。一般的に、ある個体はラクトースに不耐性である、すなわちラクトースの通常の含量を含む乳製品に耐えられないことが知られている。さらに、いくつか他の理由のために、低ラクトース乳製品を摂取することが必要であるときもある。例えば、個体が抗生物質を摂取している場合、ラクトースをモノサッカリドに分解する腸の能力が損なわれている。
ミルクからラクトースを除去するためのいくつかの方法が示されている。一般的に言うと、あらゆる既知の方法におけるこの問題は、感覚刺激性の特徴の変化である。この分野における周知の方法は、ラクトースを除去する従来的な酵素的な方法であり、この方法は、ラクターゼをミルクに添加し、そうして、80%以上のラクトースをモノサッカリド、すなわちグルコースおよびガラクトースに転換するステップを含む。そのため、問題は、モノサッカリドによって生じる耐えられないミルクの甘味である。
WO00/45643の公開公報は、ミルクの感覚刺激性特徴を保持することを目的とする方法を開示する。この公開公報によると、これは、ラクトースとタンパク質の比を約1:1に到達するようにラクトースの量を低下させ、次いで、残留ラクトースをモノサッカリドに転換するためにラクターゼによってミルクを処理することにより達成される。この公開公報によると、ラクトースの量は、限外濾過または透析濾過(diafiltration)によって低下され得る。提示された方法の主な特徴は、ラクトースとタンパク質の比の低下である。これは、任意の処理ステップにおいて、元のミルクを濃縮するか、あるいはミルク中にタンパク質を添加することにより、タンパク質の量を増加させることによって達成される。このような方法の問題は、限外濾過または透析濾過に関連して、ラクトースだけでなく、ミルクの味について明らかな重要性を持つ一部の塩も、ミルクから除去されることである。限外濾過を使用するための別の障害は、副産物、すなわち、水、ラクトース、塩および低分子窒素化合物を含む濾液を利用することの困難性である。
フィンランド公開公報104 783 B1は、ホエーまたはミルクの限外濾過の濾液からホエー塩粉末を調製するための方法を開示する。該方法は、ホエーすなわち濾液のナノ濾過、濃縮および乾燥を含む。該方法によって得られるホエー塩粉末は、従来の食卓塩(NaCl)に対する代用物として使用し得る。
EP公開公報226 035 B1は、ミルク由来ラクトースの特定のクロマトグラフィー分離のための方法を公開する。該方法において、ミルクは、ラクトースフラクションが分離され、そして該塩が該タンパク質フラクションまたは該タンパク質/脂肪フラクション中に残るという手順で分画化される。この方法の利点は、濾液の代わりに、純粋なラクトース溶液が得られること、味に重要な全ての物質(塩を含む)が該ミルク中に残っていることである。しかし、クロマトグラフィー分離は、時間のかかる複雑な方法である。クロマトグラフィー分離における別の問題は、従来の乳業者がこのような装置を通常は設置していないため、該装置の高い購入価格である。
すなわち、本発明の目的は、上記問題を解決するための方法を提供するものである。本発明の目的は、各独立項に記載のものによって特徴付けられる方法によって達成される。本発明の好ましい実施態様は従属項に記載されている。
本発明は、従来の限外濾過に関連して除去される塩が、本発明の方法を用いると乳製品に戻され得るという驚くべき知見を基にしており、該方法では該乳製品は、限外濾過、ナノ濾過に供され、そして逆浸透により濃縮され、続いて塩がUF保持液に添加される。このようにして得られる低ラクトース乳製品は、加水分解に供され、そこで残ったラクトースは、ラクターゼによってモノサッカリドに分解され、実質的にラクトースを含まない乳製品ができる。
本発明の方法の利点は、乳製品の感覚刺激性特徴が保持されることである。さらに、本発明の方法において、生成された流出物、NF保持液およびRO濾液は、容易にさらに処理されうる。NF保持液は、大部分のラクトースおよび水を含有し、そしてRO濾液は主に水のみを含有する。得られたRO濾液は使用(例えば、機器洗浄におけるすすぎ水として)するには充分に純粋である。別の利点は、本発明の方法が、ミルク中にある成分のみを含有する乳製品を製造することを可能にするということである。しかし、これは本発明に必須ではなく、本発明の方法において、必要であれば、別の物質が乳製品に添加されてもよい。
下記に、本発明の好ましい実施態様を、添付の図を参照して詳細に説明しており、図1は本発明の実施態様の方法に関するブロックダイアグラムを示す。
本発明は、乳製品を、限外濾過、ナノ濾過に供し、逆浸透により濃縮し、そして塩をUF保持液に添加するステップによって特徴付けられる、ラクトースを含まない乳製品を製造するための方法に関する。本発明の方法は、ラクトースの除去と関連して除去される塩が、元に戻されおよび/または置換されるために、製造される乳製品の感覚刺激性特徴に対して全く影響せずにミルクからのラクトース除去を可能にする。
本発明の方法は、
a)ミルクを限外濾過すること、
b)限外濾過で得られるUF濾液をナノ濾過すること、
c)逆浸透により、ステップb)で得られるNF濾液を濃縮すること、
d)ステップc)で得られるRO保持液を、UF保持液に添加される塩として使用すること、
のステップを含むのが好ましい。
本発明の実施態様において、同じ製造方法で得られるRO保持液に含有される塩に加えて、もしくはそれに代えて、別の塩がUF保持液に添加される。添加される塩は、ホエー塩が好ましく、これは、例えば、ホエーのナノ濾過濾液から調製されたRO保持液またはクロマトグラフィーで分離された塩粉末である。添加されるホエー塩は、粉砕されるかまたは溶液でもよい。ミルク限外濾過濾液からつくられて、そこに添加されるUF保持液およびRO保持液は、異なった方法から由来するものでもよい。
図1は、本発明の実施態様のブロックダイアグラムを示す。下記に、異なる処理ステップの好ましい実施態様を説明する。本明細書において、パーセント(%)は、特記ししなければ重量パーセントを示す。
限外濾過は、好ましくは濃縮係数k=1〜4、より好ましくはk=1.5〜2で実施される。濃縮係数(k)は、濾過に供される液と保持液との重量比を指し、それは、下記式によって示される:
k=供される液(kg)/保持液(kg)
限外濾過ミルクで生じるUF濾液は、通常、約4.3%ラクトースおよび約0.4%の灰分を含有し、その乾燥物含量は、5.0〜5.5%である。限外濾過で生じるUF保持液(k=1.5〜2)は、約5〜7%のタンパク質、約4.6〜4.9%のラクトースおよび約1.0〜1.2%の灰分を含有する;その乾燥物含量は11〜14%の間である。適切な膜は、例えば、Danish Separation Systems, Denmarkにより製造されたGR81 PPおよびGR61 PPである。
本発明の方法において、ナノ濾過は、好ましくは濃縮係数k=1〜6、より好ましくはk=3〜5によって実施される。ナノ濾過で生じた濾液(NF濾液)は、主に1価の塩と尿素を含有し、その乾燥物含量は0.1〜0.3%の間である。ナノ濾過で生じたNF保持液はラクトース(乾燥物の約90%)を含有し、その乾燥物含量は、20〜24%の間である。適切な膜は、例えば、Desal 5(OsmonicsInc., USA)およびNF45(Filmtec, USA)である。
本発明の方法において、逆浸透は、好ましくは濃縮係数k=2〜20、より好ましくはk=5〜12によって実施される。逆浸透で生じた濾液(RO濾液)は、主に水だけを含有する。逆浸透で生じたRO保持液は、通常0.5〜2%の灰分を含有し、その乾燥物含量は、1〜3%の間である。適切な膜は、例えば、Millipore Corp., USAにより製造されたNanomax−95である。
本発明の実施態様において、ミルクは、限外濾過の前に所望の脂肪含量に標準化される。乳製品において、脂肪含量は、0〜7%の間、好ましくは0〜4.5%で変化し得る。ミルク中の脂肪含量が7%を超えるなら、そのときに、クリームが一般的に含まれる。本発明の方法は、ラクトースを含まないクリームの製造のために使用され得る。
該ミルクは、限外濾過の前に加熱処理、すなわち低温殺菌され得る。低温殺菌は、病原を消滅させるために60〜90℃の温度での液体食料品(特に、ミルク)の加熱を指す。
本発明の方法は、酵素的加水分解ステップを含むのが好ましく、そのステップにおいて、残存ラクトースは、ラクターゼ、すなわちβ-D-ガラクトシダーゼによってモノサッカリドに転換される。本発明の方法において使用するためのいくつかの異なった適切な酵素は購入し得る。これらは、例えば、Kluyveromyces fragilis (例えば、Ha-Lactase,Chr. Hansen A/S, Denmark)によって産生されたラクターゼまたはKluyveromyces lactis (例えば、Validase, Valley ResearchInc., USA)により産生されたラクターゼを包含する。加水分解は、1〜36時間続くのが好ましく、5〜70℃、好ましくは6〜15℃の温度で行われる。しかし、市販酵素の製造業者は、自己の指示書においてそれらの酵素についての至適加水分解条件を示していることに注意すべきである。
本発明の方法によって得られた乳製品の乾燥物量は、水の添加によって調整されうる。一方、本発明の方法も、ラクトースを含まないミルク粉末を製造するのに使用され得る、すなわち得られるミルクが乾燥される。該粉末製品は、脂肪を含まないラクトースを含まないミルク粉末の製造のために特に安定であるが、脂肪粉末もまた製造され得る。
乳製品がパックされる前に、ミルクは、例えば、低温殺菌(72℃、15秒)、ELS処理(130℃、1〜2秒)またはUHT処理(138℃、2〜4秒)によって加熱処理され得る。
本発明の方法は、牛乳の処理のために特に適切である。しかし、用語「ミルク」とは、哺乳類の乳腺から得られるあらゆる正常な分泌物、例えば、ウシ、ヤギ、ウマまたは羊のミルクを指す。用語「標準化ミルク」は、脂肪含量が所望のレベルで標準化されたミルクを指す。本発明の方法によって製造された乳製品は、例えば、ミルク、ヨーグルト、カードミルク、カードチーズまたは乳酸菌飲料、例えばサワーミルクまたはバターミルクなどがある。また、この方法は、乾燥物含量の調整を所望のように可能にし、該製品は液体、ゼリーまたは固体物質である。本発明の方法によって得られる製品は、そのままで摂取され、また食料品に対する添加物としてそれらの一部として添加され得る。食料品は、例えば、乳製品業、食肉加工業、食品製造業、飲料業、製パン業または製菓業の製品であり得る。
実施例1
1.5%の脂肪含量を有する30リットルの低温殺菌した(72℃、15秒)ミルクを、20000Daのカット・オフ値を有するGR61PP 膜を用いて濃縮比1.5で研究室スケールのLabstak ultrafilterを用いる50℃で限外濾過した。得られた保持液(20L)と得られた濾液(10L)の両方を回収した。
UF濾液(10L)を、Millipore Nanomax−50 ナノ濾過膜を通して濃縮係数4まで、さらに室温でナノ濾過し、それによって一価のイオンを該膜に通過させた(NaCl保持<65%) (7.5 L)。該UF液の主成分であるラクトースは、ナノ濾過の保持液部分に保持された。ナノ濾過において、塩をUF濾液、すなわち、ラクトース部分(2.5L)から除去し、そのため該ナノ濾過保持液は、さらに低ミネラルラクトース分画として使用するために適切であった。
該ナノ濾過濾液(7.5L)は、逆浸透膜Nanomax−95(Millipore)を使って、室温で、濃縮係数10まで濃縮し、それによってナノ濾液に含有される該塩を、逆浸透保持液(NaCI保持率>94%)に濃縮した。このように得られたRO保持液は、塩の再利用におけるラクトースを含まないミルクの製造に使用し得る。
UF保持液(69.2 g)およびRO保持液(10.5 g)および水(20.3 g)を混合し、HAラクターゼ(0.35 g)(Chr. Hansen A/S, Denmark)を添加した。該混合物を、10℃、24時間で加水分解に供し、ラクトース含量を0.01%未満に低下した。表1は、UF保持液およびRO保持液の組成を示す。得られた製品の組成は、通常の低脂肪乳に非常に近く、味は低脂肪乳に似ているが、完全にラクトースを含まない(ラクトース<0.01%)。
表1.標準化ミルクからラクトースを含まない乳製品およびミルクのUF濾液から製造されたRO保持液
Figure 0005027286
脂肪を含まないか、または、例えば3.5% 脂肪を含みラクトースを含まないミルクは、同じ方法で製造し得る。この場合において、同様に、出発ミルクは、脂肪を含まないか、また3.5%の脂肪を含むべきである。
実施例2
1.5%の脂肪含量を有する低温殺菌(72℃、15秒)ミルク(30リットル)を、50℃、濃縮比1.5で、20000Daのカット・オフ値を有するGR61PP膜を用いて、限外濾過した。得られた保持液(20L)と得られた濾液(10L)の両方を回収した。
チーズ乳製品では、ミルクのUF濾液から製造したRO保持液の代わりに、ホエーのナノ濾過による濾液から製造された濃縮物(RO保持液)が使われ、濃縮物の組成は、ミルクのUF濾液から製造されたRO保持液のものと類似している(表1および2)。
UF保持液(69.2 g)および塩濃縮物(10.5 g)および水(20.3 g)を混合し、HAラクターゼ(0.35 g)(Chr. Hansen A/S, Denmark)を添加した。該混合物を10℃、24時間の加水分解に供し、ラクトース含量を0.01%未満に低下した。表2は、UF保持液およびRO保持液の組成を示す。得られた製品の組成は、通常の低脂肪乳に非常に近く、味は低脂肪乳に似ているが、完全にラクトースを含まない(ラクトース<0.01%)。
表2.標準化ミルクからラクトースを含まない乳製品およびホエーのナノ濾過から得られたRO保持液
Figure 0005027286
ホエーのナノ濾過から得られたRO保持液は、ミルクのUF濾液から得られたRO保持液と同じように、ラクトースを含まないミルクの製造において用い得る。
実施例3
実施例1または2に従って製造されたミルクを、粉末に乾燥させることができる。ミルクを、75℃±3℃/3分で低温殺菌し、乾燥物含量40〜45%まで蒸留した。laminar drier (Filtermat)による乾燥を、正常なラクトース加水分解ミルク粉末と対応する乾燥値で行った。

ノズル圧 110〜150bar
ノズルエアー185〜190℃の温度
薄層エアー160〜170℃の温度
乾燥後120〜130℃
冷却20〜25℃
外部温度60〜65℃
目的とする湿度1.75%、最高値2.3%
粉末の製品は、脂肪を含まないラクトースを含まないミルク粉末の製造に特に適しているが、脂肪を含む粉末もまた製造され得る。
実施例4
実施例1〜3のラクトースを含まない乳製品は、ラクトースを含まないが、従来の製品の、さらなる加工のために使用され得る。ラクトースを含まないミルクは、ラクトースの加水分解前に製品の適切な脂肪含量に調整することによって、ラクトースを含まないクリームを製造するために使用されうる。ラクトースを含まないミルクは、ミルク酸味剤をミルクに加え、ミルクを通常のサワーミルク製造のように酸っぱくさせることにより、サワーミルクの製造と同様に使用され得る。ラクトースを含まないアイスクリームは、通常のミルクからと同じ方法で製造され得る。同様に、ほとんどの実施可能な乳製品は、従来の製造技術によって、ラクトースを含まないものを製造され得る。様々な製品の製造に関するパラメーターにおける小さな変更は、ラクトースを含まないミルクを使用する場合に必要となることがある。
技術の進歩と同様、本発明の基本アイデアは、多様な方法に含まれる、すなわち、本発明および当該実施態様は、上記実施例に限定されず、請求の範囲に記載した範囲内で変化し得ることは、当業者にはあきらかであろう。

Claims (20)

  1. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品を製造するための方法であって、次のステップ、
    a)濃縮係数1〜4でミルクを限外濾過すること、
    b)限外濾過で得られるUF濾液をナノ濾過すること、
    c)逆浸透により、ステップb)で得られるNF濾液を濃縮すること、
    d)ステップc)で得られるRO保持液を、ステップa)で得られるUF保持液に塩として添加し乳製品を得ること、および
    e)ラクターゼを用いて乳製品を加水分解し、実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品を得ること
    によって特徴付けられる方法。
  2. 濃縮係数1.5〜2でミルクを限外濾過することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 濃縮係数1.5でミルクを限外濾過することを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. ステップa)で得られるUF保持液が5〜7%のタンパク質および4.6〜4.9%のラクトースを含有する、請求項2または3記載の方法。
  5. UF保持液へRO保持液の他に別の塩を添加することによって特徴付けられる、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 他の塩がホエー塩であることによって特徴付けられる、請求項記載の方法。
  7. 1〜36時間かけて加水分解することによって特徴付けられる、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 5〜70℃の温度で加水分解を行なうことによって特徴付けられる、請求項記載の方法。
  9. ミルクを所望の脂肪含量に調整し、それを低温殺菌し、次いで限外濾過することによって特徴付けられる、請求項1〜のいずれか記載の方法。
  10. 乳製品の乾燥物含量を水の添加により、調整することもまた含むことによって特徴付けられる、請求項1〜のいずれか記載の方法。
  11. 濃縮係数1〜6で限外濾過で得られるUF濾液をナノ濾過すること、および
    逆浸透によりステップb)で得られるNF濾液を濃縮係数2〜20で濃縮すること、
    によって特徴付けられる、請求項1〜10のいずれか記載の方法。
  12. 濃縮係数3〜5で限外濾過で得られるUF濾液をナノ濾過すること、および
    逆浸透によりステップb)で得られるNF濾液を濃縮係数5〜12で濃縮すること、
    によって特徴付けられる、請求項11記載の方法。
  13. a)濃縮係数1.5でミルクを限外濾過すること、
    b)濃縮係数4で限外濾過で得られるUF濾液をナノ濾過すること、
    c)逆浸透によりステップb)で得られるNF濾液を濃縮係数10で濃縮すること、
    によって特徴付けられる、請求項1〜12のいずれか記載の方法。
  14. RO保持液が0.5〜2%の灰分を含有する、請求項1〜13のいずれか記載の方法。
  15. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品が、<0.01%のラクトースを含有する、請求項1〜14のいずれか記載の方法。
  16. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品が、1.1のタンパク質対糖質の比を有する、請求項1〜15のいずれか記載の方法。
  17. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品が、3.4:3.0:0.8のタンパク質:糖質:灰分の比を有する、請求項1〜14のいずれか記載の方法。
  18. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品が、3.35:3.01:0.79のタンパク質:糖質:灰分の比を有する、請求項1〜14のいずれか記載の方法。
  19. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品が、0.8%の灰分含量を有する、請求項1〜18のいずれか記載の方法。
  20. 実質的にラクトースを含まない、またはラクトースを含まない乳製品が、0.79%の灰分含量を有する、請求項1〜18のいずれか記載の方法。
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