JP5018920B2 - A/d変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、巡回型のA/D変換器に関する。
加速度センサ、圧力センサ、排ガスセンサなどの車両用センサは、検出対象となる物理量の変化に応じた電気信号を出力する。これらセンサは、電圧出力式、容量検出式、電流出力式などがある。一方、車両用マイクロコンピュータ(マイコン)などに搭載されているA/D変換器は、入力された電圧をA/D変換するようになっている。
このため、センサの出力信号が電圧以外の場合には、C/V変換機能あるいはI/V変換機能を持つ専用回路、その出力を増幅する増幅回路などをA/D変換器の前段に設け、信号処理を行っている(例えば、特許文献1参照)。この場合、増幅機能を有するA/D変換器を用いることも考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−216135号公報 特開2008−104142号公報
特許文献1記載の構成のように、A/D変換器とは別にC/V変換器、増幅器などを設けると、その分だけ回路面積および消費電力が増加する。また、特許文献2記載の構成のように、増幅機能を有するA/D変換器を用いた場合には、別途増幅器を設ける必要はなくなるが、C/V変換器を別途設ける必要があることに変わりはない。このため、C/V変換器の分だけは、回路面積および消費電力が増加してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電圧以外の入力信号が与えられる場合に、その入力信号を電圧に変換した上でA/D変換することができるA/D変換器を提供することにある。
請求項1記載の手段によれば、A/D変換動作に先立って、巡回型のA/D変換器が本来備えている残余電圧生成回路の構成を用いてA/D変換の対象である外部信号電荷を電圧に変換する電圧変換動作を行う。このように外部信号電荷を電圧に変換した後、制御回路は、残余電圧生成回路において、A/D変換回路から出力されるデジタル変換値をD/A変換してアナログ電圧を生成するようにし、外部信号電荷の変換電圧を入力回路、A/D変換回路および残余電圧生成回路を通して巡回させることによりA/D変換するA/D変換動作を実行する。この外部信号電荷としては、静電容量式センサの出力信号(電荷)や、電流出力式センサの出力信号(電流=単位時間あたりの電荷の移動量)などを想定している。このようにすれば、A/D変換器の前段に変換回路を付加する必要がなくなり、回路構成を縮小でき、ICのチップサイズを低減できる。
請求項2記載の手段によれば、制御回路は、第1の積分コンデンサを初期化し、続いて第1の積分コンデンサを演算増幅器の入出力端子間に接続するとともにコモンラインから演算増幅器に至る信号経路に介在するスイッチ回路を開いた状態で演算増幅器の入力端子に向けて外部信号電荷を入力する。これにより、第1の積分コンデンサには外部信号電荷に応じた電荷が設定され、演算増幅器から第1の積分コンデンサの端子電圧に応じた変換電圧が出力される。
制御回路は、第2の積分コンデンサとアレイコンデンサとの中から選択したコンデンサに対し変換電圧に応じた電荷を設定するとともに残るコンデンサを初期化し、続いて第2の積分コンデンサを演算増幅器の入出力端子間に接続するとともにスイッチ回路を閉じた状態でA/D変換回路の変換結果に応じて各アレイコンデンサの非共通側電極をそれぞれ複数の基準電圧線の何れかに接続することによりアレイコンデンサと第2の積分コンデンサとの間で電荷再分配を行う。そして、分解能に応じて必要回数だけ演算増幅器から出力される残余電圧に応じた上記電荷設定と初期化それに続く上記電荷再分配を行うことにより高精度のA/D変換が行われる。
A/D変換器の残余電圧生成回路は、高いA/D変換精度を得るために一般に高精度に構成されている。このため、残余電圧生成回路の演算増幅器を用いて外部信号電荷を電圧に変換することにより、新たに専用の変換回路を付加することなく、高精度、低オフセットの特性を持つ変換回路を実現できる。
請求項3記載の手段によれば、電圧変換動作を実行した後、巡回型のA/D変換器が本来備えている残余電圧生成回路を用いてA/D変換の対象である変換電圧を増幅する増幅動作を実行する。すなわち、残余電圧生成回路において用いるアナログ電圧を所定の規定値とし、変換電圧を入力回路を介して残余電圧生成回路に入力すると、残余電圧生成回路は、変換電圧と規定値との差電圧を増幅した電圧を出力する。その後、必要とする増幅率が得られるように、この残余電圧生成回路の出力電圧を必要に応じて入力回路および残余電圧生成回路を通して巡回させることにより、A/D変換器自体に増幅器を持たせることができる。具体的には、制御回路は、入力回路を介して第2の積分コンデンサとアレイコンデンサとの中から選択したコンデンサに対し変換電圧に応じた電荷を設定するとともに残るコンデンサを初期化し、続いて第2の積分コンデンサを演算増幅器の入出力端子間に接続するとともにスイッチ回路を閉じた状態でアレイコンデンサと第2の積分コンデンサとの間で電荷再分配を行う。これにより、変換電圧に対する増幅が行われる。そして、演算増幅器から出力される電圧に応じた上記電荷設定と初期化それに続く上記電荷再分配を必要に応じて行えば、さらに増幅が行われ、その繰り返し回数(巡回数)に応じた増幅率が得られる。
請求項4記載の手段によれば、第1の積分コンデンサおよび第2の積分コンデンサは、1つのコンデンサとしている。すなわち、1つの(同一の)コンデンサを第1および第2の積分コンデンサとして用いる。このようにすれば、部品点数の削減により回路構成をさらに縮小できICのチップサイズをさらに低減できる。
請求項5記載の手段によれば、オフセットを持つ外部信号やセンサからの差動出力信号を、入力ダイナミックレンジを適切に維持しながらA/D変換できる。また、コモンモードノイズなどを有効に除去することができる。さらに、回路構成が対称となっているので、各スイッチ回路の切り替え時に発生するフィードスルーノイズなどによる誤差を相殺でき、より高い変換精度を得ることができる。
本発明の第1の実施形態を示す巡回型A/D変換器の構成図 1.5ビットA/D変換回路の構成図 動作タイミングを示す図 C/V変換動作に係るA/D変換器の構成を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図3相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 図4相当図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図 図3相当図 図4相当図 本発明の第5の実施形態を示す図1相当図 図3相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、車載用制御ICに用いられる容量式加速度センサおよびそのセンサ出力をA/D変換する巡回型A/D変換器の構成を示している。容量式加速度センサのセンサエレメント1は、コンデンサCE1、CE2を備えている。コンデンサCE1、CE2の静電容量は、加速度が加わらない状態において何れもCEとなっている。コンデンサCE1、CE2は、加速度が加わると、その加速度に応じて相補的に静電容量が変化する。例えば、所定の加速度が加わったことにより、コンデンサCE1の静電容量がΔC/2だけ増加すると(+ΔC/2)、コンデンサCE2の静電容量がΔC/2だけ減少する(−ΔC/2)。コンデンサCE1、CE2の一方の端子はそれぞれ端子FE1、FE2に接続されている。これら端子FE1、FE2には、駆動電圧Vsp、Vsmが交互に印加される。コンデンサCE1、CE2の他方の端子(相互接続点)は、巡回型A/D変換器2の信号入力端子3に接続されている。
巡回型A/D変換器2は、コンデンサCE1、CE2の静電容量の変化を電圧に変換する(検出する)C/V変換器としての機能を有している。巡回型A/D変換器2は、信号入力端子3に入力される信号電荷Sin(外部信号電荷に相当)をC/V変換した上で増幅し、その増幅した電圧をA/D変換してNビットのA/D変換コードを出力する。また、巡回型A/D変換器2は、信号入力端子4に入力された信号電圧Vinを増幅し、その増幅した電圧をA/D変換してNビットのA/D変換コードを出力することも可能となっている。巡回型A/D変換器2は、入力信号の種類(センサの出力形式)に応じて上記各動作を選択的に切替可能に構成されている。すなわち、巡回型A/D変換器2は、入力信号が電圧である場合および電荷である場合の何れにおいても、その入力信号をA/D変換することが可能となっている。
巡回型A/D変換器2は、切替回路5、マルチプライングD/A変換器6、A/D変換回路7、制御回路8、コンデンサCGおよびスイッチS1〜S3から構成されている。切替回路5(入力回路に相当)は、信号入力端子4に入力される信号電圧VinおよびマルチプライングD/A変換器6の出力電圧のうち何れか一方を選択してA/D変換回路7およびマルチプライングD/A変換器6に入力するようになっている。なお、図1に示すように、入力信号が電荷である場合(電圧以外である場合)、切替回路5は、マルチプライングD/A変換器6の出力電圧を選択した状態に固定される。
マルチプライングD/A変換器6(残余電圧生成回路に相当)は、A/D変換回路7の入力電圧と、制御回路8から出力されるデジタル値をD/A変換して得たアナログ電圧との差電圧を増幅した電圧(増幅電圧または残余電圧)を生成するものである。マルチプライングD/A変換器6は、上記生成した電圧をサンプルホールドしてから出力する。
マルチプライングD/A変換器6は、オペアンプ9(演算増幅器に相当)、コンデンサアレイ回路10、コンデンサCFおよびスイッチS10〜S16から構成されている。コンデンサアレイ回路10は、互いに等しい静電容量CSを有する2つのアレイコンデンサCS10、CS11により構成されている。これらコンデンサCS10、CS11の下部電極(共通側電極)はそれぞれコモンライン11に接続され、上部電極(非共通側電極)はそれぞれスイッチS10、S11を介して複数の基準電圧線(Vrefp(5V)、Vrefm(0V)の各電圧線)および切替回路5の共通接点うちの何れかに接続されるようになっている。
コモンライン11は、スイッチS12(スイッチ回路に相当)を介してオペアンプ9の反転入力端子に接続されるとともに、スイッチS13を介してグランド(所定の電圧線)に接続されている。また、オペアンプ9の反転入力端子と出力端子との間にはスイッチS14が接続されており、切替回路5とオペアンプ9の反転入力端子との間には、コンデンサCFおよびスイッチS15が直列に接続されている。コンデンサCFおよびスイッチS15の相互接続点は、スイッチS16を介してグランドに接続されている。オペアンプ9の非反転入力端子はグランドに接続されている。コンデンサCFは、コンデンサCS10、CS11の2倍の静電容量(2・CS)を有している。コンデンサCF(第2の積分コンデンサに相当)は、スイッチS14がオフ、スイッチS15がオン、切替回路5がマルチプライングD/A変換器6側に切り替えられた状態でオペアンプ9の入出力端子間に接続される。
信号入力端子3とオペアンプ9の反転入力端子との間には、スイッチS1(入力切替回路に相当)が接続されている。オペアンプ9の反転入力端子と出力端子との間には、スイッチS2およびコンデンサCG(第1の積分コンデンサに相当)が直列に接続されている。コンデンサCGの両端子間にはスイッチS3が接続されている。コンデンサCGの静電容量は、所望するC/V変換のゲインに応じた値に設定すればよい。
図2は、A/D変換回路7の構成を示している。A/D変換回路7は、Vrefp(5V)とVrefm(0V)を基準電圧とし、M=1.5ビットつまり3値のデジタル変換値0、1、2(=00、01、10)を出力するようになっている。
具体的には、基準電圧VrefpとVrefmの差電圧を抵抗R0、R1、R2で分圧し、抵抗R0とR1、抵抗R1とR2の各接続点は、それぞれコンパレータCMP1、CMP2の非反転入力端子に接続されている。コンパレータCMP1、CMP2の反転入力端子には、切替回路5を介して電圧が入力されている。ここで、抵抗R0、R1、R2の抵抗値としては、抵抗R1を所定の抵抗値R[Ω]としたときに、抵抗R0とR2を1.5R[Ω]となるように設定している。
コンパレータCMP1、CMP2から出力されるハイレベルまたはロウレベルを有する出力信号はラッチ回路12に入力される。ラッチ回路12は、ラッチ信号がハイレベルになると、その時のコンパレータCMP1、CMP2の出力信号を保持して、その保持した出力信号をエンコーダ13に出力する。また、エンコーダ13は、ラッチ回路12からの信号に基づいて3値のA/D変換コードを生成して出力する。
次に、巡回型A/D変換器2の動作タイミングを示す図3などを参照しながらその動作を説明する。以下の説明においては、動作タイミング図に示したマルチプライングD/A変換器6の機能を括弧付きで記載している。
巡回型A/D変換器2は、A/D変換を実行するために本来備えている切替回路5、マルチプライングD/A変換器6などを用いて信号電荷SinをC/V変換した上で増幅し、その後、A/D変換回路7も用いてA/D変換を実行する。制御回路8は、A/D変換回路7とスイッチS1〜S3およびスイッチS10〜S16を制御して、図3に示すように信号電荷SinのC/V変換を実行し、その後、C/V変換により得られた電圧(変換電圧)を1回巡回させて(マルチプライングD/A変換器6に2回通過させて)増幅動作を実行し、その後、その増幅電圧を9回巡回させて(A/D変換回路7にA/D変換を10回実行させて)10ビットのA/D変換動作を実行する。
(1)C/V変換動作
制御回路8は、増幅動作およびA/D変換動作に先立ってC/V変換動作(電圧変換動作に相当)を実行する。すなわち、切替回路5をマルチプライングD/A変換器6側、スイッチS10、S11を切替回路5側に切り替え、スイッチS1、S2、S13、S14、S16をオン、スイッチS3、S12、S15をオフとし、コンデンサCG、CS10、CS11、CFの電荷を初期化する(sampling)。この電荷初期化動作は、C/V変換動作の「リセット」に相当する。図4(a)は、上記リセットの期間(リセット期間と称す)における巡回型A/D変換器2の構成のうち、C/V変換動作に関わる構成のみを概略的に示している。図4(a)および図3に示すように、リセット期間中、センサエレメント1の端子FE1には電圧Vspが印加され、端子FE2には電圧Vsmが印加されている。また、オペアンプ9の反転入力端子および出力端子は、スイッチS14を介して短絡されている。このため、リセット期間におけるオペアンプ9の反転入力端子の電荷Qrは、グランド電位(0V)をVcomとすると、下記(1)式により表される。
Qr=(CE+ΔC/2)(Vsp−Vcom)+(CE−ΔC/2)(Vsm−Vcom) …(1)
続いて、スイッチS14をオフとし、コンデンサCFに信号電荷Sinで電荷設定する(Sampling)。この電荷設定動作は、C/V変換動作の「変換」に相当する。図4(b)は、上記変換の期間(変換期間と称す)における巡回型A/D変換器2の構成のうち、C/V変換動作に関わる構成のみを概略的に示している。図4(b)および図3に示すように、変換期間中、センサエレメント1の端子FE1には電圧Vsmが印加され、端子FE2には電圧Vspが印加されている。また、オペアンプ9の反転入力端子および出力端子の間には、コンデンサCGが接続されている。このため、変換期間におけるオペアンプ9の反転入力端子の電荷Qcは、C/V変換後のオペアンプ9の出力電圧をVoとすると、下記(2)式により表される。
Qc=(CE+ΔC/2)(Vsm−Vcom)+(CE−ΔC/2)(Vsp−Vcom)+CG(Vo−Vcom)…(2)
上記各期間における電荷Qr、Qcは、電荷保存則により、下記(3)式のように等しくなる。
Qr=Qc …(3)
上記(1)〜(3)式により、C/V変換後の出力電圧Voは、下記(4)式により表される。
Vo=(ΔC/CG)(Vsp−Vsm)+Vcom …(4)
すなわち、出力電圧Voは、Vcomのオフセット電圧を有するとともに、コンデンサCE1、CE2の静電容量の変化ΔCを(1/CG)(Vsp−Vsm)というゲインで増幅したものに相当する。また、このとき、上記出力電圧Voにより、コンデンサCFとCS10、CS11に電荷設定がなされる(sampling)。
(2)増幅動作
制御回路8は、C/V変換動作に続いて増幅動作を実行する。すなわち、スイッチS1、S2、S13、S16をオフとした後、スイッチS10、S11をVrefm側に切り替え、スイッチS3、S12、S15をオンとし、マルチプライングD/A変換器6を増幅動作させる(Amp(1))。
これにより、コンデンサCFがオペアンプ9の入出力端子間に接続され、コンデンサCF、CS10、CS11の間で電荷再分配が行われる。オペアンプ9の出力電圧をVoとすれば、Vrefmが0Vに設定されているとして電荷再分配に係る式は下記(5)式のようになり、増幅された出力電圧Voは(6)式のようになる。つまり、C/V変換後の電圧をマルチプライングD/A変換器6に1回通過させることにより2倍の増幅率が得られる。
(CF+2・CS)(Vin−0)=2・CS(0−0)+CF(Vo−0) …(5)
Vo=(CF+2・CS)/CF・Vin=2・Vin …(6)
本実施形態ではより高い増幅率を得るために、制御回路8は、スイッチS12をオフして増幅電圧をホールドし、その増幅電圧を切替回路5を介してマルチプライングD/A変換器6に巡回させ、マルチプライングD/A変換器6に2回目の増幅動作を行わせる。すなわち、スイッチS10、S11を切替回路5側に切り替え、スイッチS13をオンしてコンデンサCS10、CS11に電荷を設定する(Sampling)。その後、スイッチS13をオフとした後、スイッチS10、S11をVrefm側に切り替え、スイッチS12をオンとし、電荷を再分配する(Amp(2))。増幅動作は、スイッチS12をオフして増幅電圧をホールドした時点で終了する。
(3)A/D変換動作
制御回路8は、A/D変換回路7のラッチ回路12に対しハイレベルのラッチ信号を出力する。そして、スイッチS10、S11を切替回路5側に切り替え、スイッチS13をオンしてコンデンサCS10、CS11に増幅電圧で電荷設定をする(Sampling)。電荷設定が完了すると、スイッチS13をオフし、その後スイッチS12をオンするとともにA/D変換回路7のA/D変換値に応じてスイッチS10、S11をVrefp側またはVrefm側に切り替えて電荷再分配を実行する(MD/A(1))。
制御回路8は、電荷再分配が完了すると、スイッチS12をオフして残余電圧をホールドし、その残余電圧をマルチプライングD/A変換器6に巡回させる。増幅電圧(残余電圧)をマルチプライングD/A変換器6に9(=K−1)回通過させることにより、A/D変換回路7は10(=K)回のA/D変換を実行し、制御回路8のシフト加算回路(図示せず)は、各A/D変換値を1ビットずつ重ねながら順次加算して最終的にN=10ビットのA/D変換コードを出力する。
巡回型A/D変換器2は、容量式加速度センサのセンサエレメント1からの信号電荷Sinが入力される場合には上記動作となる。これに対し、出力信号として電圧を出力する形式の各種センサからの信号電圧Vinが入力される場合には、以下のとおりの動作となる。すなわち、巡回型A/D変換器2は、A/D変換を実行するために本来備えている切替回路5、マルチプライングD/A変換器6などを用いて信号電圧Vinを増幅し、その後、A/D変換回路7も用いてA/D変換を実行する。制御回路8は、A/D変換回路7とスイッチS1〜S3およびスイッチS10〜S16を制御して、信号電圧Vinを1回巡回させて(マルチプライングD/A変換器6に2回通過させて)増幅動作を実行し、その後、その増幅電圧を9回巡回させて(A/D変換回路7にA/D変換を10回実行させて)10ビットのA/D変換動作を実行する。
制御回路8は、A/D変換動作に先立って増幅動作を実行する。すなわち、切替回路5を信号入力端子4側(信号電圧Vin側)、スイッチS10、S11を切替回路5側に切り替え、スイッチS3、S13、S14、S15をオン、スイッチS1、S2、S12、S16をオフとし、コンデンサCFとCS10、CS11に信号電圧Vinで電荷設定をする(Sampling)。続いて、スイッチS13、S14をオフとした後、切替回路5をマルチプライングD/A変換器6側、スイッチS10、S11をVrefm側に切り替え、スイッチS12をオンとし、マルチプライングD/A変換器6を増幅動作させる(Amp(1))。増幅された出力電圧Voは上記(6)式のようになる。その後、前述した信号電荷Sinが入力される場合と同様に、マルチプライングD/A変換器6に2回目の増幅動作を行わせている(Amp(2))。また、その後のA/D変換動作も信号電荷Sinが入力される場合と同様であるため動作説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態の巡回型A/D変換器2は、入力信号として信号電荷Sinが与えられる場合、増幅動作およびA/D変換動作に先立って、A/D変換を実行するために本来備えている切替回路5、マルチプライングD/A変換器6などを用いて信号電荷SinをC/V変換する。これにより、容量式加速度センサのセンサエレメント1から出力される信号電荷Sin、すなわちセンサエレメント1のコンデンサCE1、CE2の静電容量の変化ΔCを電圧に変換することができる。そして、巡回型A/D変換器2は、C/V変換した電圧を切替回路5およびマルチプライングD/A変換器6を介して適当な回数巡回させることにより、所望のゲイン倍だけ増幅することができる。これにより、容量式加速度センサの静電容量の変化ΔCに比例した微小レベルの電圧を増幅し、A/D変換に適したダイナミックレンジ(例えば0Vから5Vの範囲)に調整してからA/D変換を実行することができ、これによって本来の(上記増幅機能を有しない)A/D変換器の分解能を有効に活用することができ、実効的にA/D変換分解能を高めることができる。
巡回型A/D変換器2は、A/D変換を実行するために本来備えている回路要素を用いて増幅動作を行うことを可能にしている。また、巡回型A/D変換器2は、A/D変換を実行するために本来備えている回路要素に対してコンデンサCGおよびスイッチS1〜S3、S15、S16を新たに設けることにより、C/V変換動作を行うことも可能にしている。すなわち、巡回型A/D変換器2は、1つの共通のオペアンプ9を用いて、C/V変換動作、増幅動作およびA/D変換動作を行うようになっている。従って、従来構成のものとは異なり巡回型A/D変換器2の前段にC/V変換器および増幅器を付加する必要がなく、回路構成を縮小できICのチップサイズを低減できる。特に、マルチプライングD/A変換器6は、高いA/D変換精度を得るために一般に高精度を有しているので、このマルチプライングD/A変換器6を用いることにより、高精度、低オフセットの特性を持つ優れたC/V変換器を実現できるとともに、高精度、低オフセット、高リニアリティの特性を持つ優れた増幅器を実現できる。また、マルチプライングD/A変換器6への通過回数(=巡回数+1)に応じて増幅率を変えることができるので、プログラマブルな可変ゲイン増幅器を実現できる。
コモンライン11とオペアンプ9の反転入力端子との間に介在するようにスイッチS12を設けたことによって、スイッチS12とオペアンプ9と積分コンデンサCFは、コンデンサアレイ回路10とは分離されたサンプルホールド回路として機能することができる。これにより、別途サンプルホールド回路を設ける必要がなくなり、回路を一層簡素化でき、高精度化が図れる。また、スイッチS13を設けたことによって、このサンプルホールドされた電圧をアレイコンデンサCS10、CS11に充電することができるため、上記一連の巡回動作が可能となる。
また、巡回型A/D変換器2は、信号入力端子4に入力された信号電圧Vinを増幅し、その増幅した電圧をA/D変換してNビットのA/D変換コードを出力することも可能としている。従って、巡回型A/D変換器2は、入力信号が電荷である場合または電圧である場合の何れであっても、その入力信号をA/D変換することが可能となっている。すなわち、巡回型A/D変換器2は、容量式のセンサから出力される信号のみならず、例えば圧力センサなどの電圧出力形式のセンサから出力される信号についてもA/D変換することができる。
C/V変換動作時には第1の積分コンデンサとしてコンデンサCGを用い、増幅動作時およびA/D変換動作時には第2の積分コンデンサとしてコンデンサCFを用いる構成とした。これらコンデンサCG、CFは、個別に容量値を選択することが可能である。従って、C/V変換動作時のゲインと、増幅動作およびA/D変換動作時のゲインとをそれぞれ個別に設定することが可能となる。このため、いずれか一方のゲイン設定によって他方のゲイン設定が制約を受けることがなくなる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図5を参照しながら説明する。
図5は、第1の実施形態における図3相当図であり、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。第1の実施形態では、巡回型A/D変換器2は、信号電荷SinをC/V変換した上で増幅し、その後、A/D変換を実行していた。しかし、例えば、信号電荷SinをC/V変換して得られる電圧が、既にA/D変換のダイナミックレンジに適している場合などには、増幅動作を省略することも考えられる。そこで、本実施形態の巡回型A/D変換器2は、信号電荷SinをC/V変換し、その後、C/V変換後の電圧のA/D変換を実行する。
(1)C/V変換動作
図5に示すように、制御回路8は、A/D変換動作に先立って、第1の実施形態と同様のC/V変換動作を実行する(Sampling)。
(2)A/D変換動作
図5に示すように、制御回路8は、C/V変換動作に続いてA/D変換動作を実行する。すなわち、A/D変換回路7のラッチ回路12に対しハイレベルのラッチ信号を出力する。そして、スイッチS1、S2、S16をオフとし、スイッチS3、S15をオンとしてコンデンサCS10、CS11にC/V変換後の出力電圧Voで電荷設定をする(Sampling)。電荷設定が完了すると、スイッチS13をオフし、その後スイッチS12をオンするとともにA/D変換回路7のA/D変換値に応じてスイッチS10、S11をVrefp側またはVrefm側に切り替えて電荷再分配を実行する(MD/A(1))。
制御回路8は、電荷再分配が完了すると、スイッチS12をオフして残余電圧をホールドし、その残余電圧をマルチプライングD/A変換器6に巡回させる。残余電圧をマルチプライングD/A変換器6に9(=K−1)回通過させることにより、A/D変換回路7は10(=K)回のA/D変換を実行し、制御回路8のシフト加算回路(図示せず)は、各A/D変換値を1ビットずつ重ねながら順次加算して最終的にN=10ビットのA/D変換コードを出力する。
以上説明したように、本実施形態の巡回型A/D変換器2は、入力信号として信号電荷Sinが与えられる場合、C/V変換動作を行った後、増幅動作を行うことなく、A/D変換動作を行う。このようにすれば、例えば、信号電荷SinをC/V変換して得られる電圧が、既にA/D変換のダイナミックレンジに適している場合に、本来不要となる増幅動作を行うことがなくなるため、A/D変換動作に要する時間および効率が向上する。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図6および図7を参照しながら説明する。
図6および図7は、第1の実施形態における図1および図4相当図であり、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態では、図6に示すように、排ガスセンサ21からの検出電流Iinが信号入力端子3を介して巡回型A/D変換器2に入力されている。排ガスセンサ21は、例えば車両に搭載されるエンジンの排ガス中に含まれるNoxの濃度に応じて変化する検出電流Iinを出力する。なお、電流は単位時間あたりの電荷の移動量である。このため、本実施形態では、検出電流Iinが外部信号電荷に相当する。
巡回型A/D変換器2は、A/D変換を実行するために本来備えている切替回路5、マルチプライングD/A変換器6などを用いて検出電流IinをI/V変換した上で増幅し、その後、A/D変換回路7も用いてA/D変換を実行する。なお、本実施形態の巡回型A/D変換器2の動作タイミングは、図3に示した第1の実施形態のものと同じであるため、以下では図3も参照して動作説明を行う。ただし、図3中、「C/V変換」という記載を「I/V変換」と読み替えるとともに、端子FE1、FE2については無視するものとする。
制御回路8は、増幅動作およびA/D変換動作に先立ってI/V変換動作を実行する。すなわち、切替回路5をマルチプライングD/A変換器6側、スイッチS10、S11を切替回路5側に切り替え、スイッチS1、S2、S13、S14、S16をオン、スイッチS3、S12、S15をオフとし、コンデンサCG、CS10、CS11、CFの電荷を初期化する(sampling)。この電荷初期化動作は、I/V変換動作の「リセット」に相当する。図7(a)は、上記リセットの期間(リセット期間と称す)における巡回型A/D変換器2の構成のうち、I/V変換動作に関わる構成のみを概略的に示している。図7(a)および図3に示すように、リセット期間中、オペアンプ9の反転入力端子および出力端子は、スイッチS14を介して短絡されている。このため、コンデンサCGは、検出電流Iinによって充電されることはない。
続いて、スイッチS14をオフとし、コンデンサCFに検出電流Iinで電荷設定する(Sampling)。この電荷設定動作は、I/V変換動作の「変換」に相当する。図7(b)は、上記変換の期間(変換期間と称す)における巡回型A/D変換器2の構成のうち、I/V変換動作に関わる構成のみを概略的に示している。図7(b)および図3に示すように、変換期間中、オペアンプ9の反転入力端子および出力端子の間には、コンデンサCGが接続されている。このため、コンデンサCGは、検出電流Iinによって充電される。このようなI/V変換後のオペアンプ9の出力電圧Voは、変換期間(変換時間)をtとすると、下記(7)式により表される。
Vo=Vcom−(Iin/CG)・t …(7)
すなわち、出力電圧Voは、Vcomのオフセット電圧を有するとともに、検出電流Iinを−t/CGというゲインで増幅したものに相当する。このとき、上記出力電圧Voにより、コンデンサCFとCS10、CS11に電荷設定がなされる(sampling)。そして、制御回路8は、I/V変換動作に続いて、第1の実施形態と同様の増幅動作およびA/D変換動作を実行する。あるいは、制御回路8は、I/V変換動作に続いて、第2の実施形態と同様のA/D変換動作を実行する。
以上説明したように、本実施形態の巡回型A/D変換器2は、入力信号として検出電流Iinが与えられる場合、A/D変換動作に先立って、A/D変換を実行するために本来備えている回路要素などを用いて検出電流IinをI/V変換する。従って、本実施形態の巡回型A/D変換器2は、電流出力形式のセンサから出力される信号をA/D変換することができる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図8〜図10を参照しながら説明する。
図8、図9および図10は、それぞれ第1の実施形態における図1、図3および図4相当図であり、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。センサエレメント1のコンデンサCE1、CE2の一方の端子はそれぞれ端子FE1、FE2に接続されている。これら端子FE1、FE2は、それぞれ巡回型A/D変換器31の信号入力端子3p、3mに接続されている。コンデンサCE1、CE2の他方の端子(相互接続点)は、端子FEに接続されている。端子FEには、駆動電圧Vsp、Vsmが交互に印加される。
巡回型A/D変換器31は、図1に示す巡回型A/D変換器2を差動構成としたもので、1.5ビットの分解能を有するA/D変換回路32、マルチプライングD/A変換器33(残余電圧生成回路に相当)、コンデンサCGp、CGm(第1の積分コンデンサに相当)およびスイッチS1p〜S3p、S1m〜S3mから構成されている。また、差動入出力型のオペアンプ34の非反転出力端子および反転出力端子は、それぞれ(Vrefp+Vrefm)/2を中心として逆位相で変化する差動電圧が出力されるようになっている。
A/D変換回路32の非反転入力端子は、スイッチ5pを介して非反転信号入力端子4pまたはオペアンプ34の非反転出力端子の何れかに選択的に接続されるようになっている。同様に、A/D変換回路32の反転入力端子は、スイッチ5mを介して反転信号入力端子4mまたはオペアンプ34の反転出力端子の何れかに選択的に接続されるようになっている。なお、図8に示すように、入力信号が電荷である場合(電圧以外である場合)、スイッチ5p、5m(入力回路に相当)は、オペアンプ34(演算増幅器に相当)の各出力端子を選択した状態に固定される。
スイッチ5pの共通接点とオペアンプ34の反転入力端子との間には、図1に示すシングル構成と同様にして、コンデンサCFp(第2の積分コンデンサに相当)およびスイッチS15p、アレイコンデンサCS10pとCS11pからなるコンデンサアレイ回路10p、コンデンサCS10pとCS11pの上部電極の接続を切り替えるスイッチS10pとS11pおよびスイッチS12p(スイッチ回路に相当)が接続されている。コモンライン11pとグランドとの間にはスイッチS13pが接続されている。オペアンプ34の反転入力端子と非反転出力端子との間にはスイッチS14pが接続されている。コンデンサCFpおよびスイッチS15pの相互接続点は、スイッチS16pを介してグランドに接続されている。また、信号入力端子3pとオペアンプ34の反転入力端子との間には、スイッチS1p(入力切替回路に相当)が接続されている。オペアンプ34の反転入力端子と非反転出力端子との間には、スイッチS2pおよびコンデンサCGpが直列に接続されている。コンデンサCGpの両端子間にはスイッチS3pが接続されている。
同様に、スイッチ5mの共通接点とオペアンプ34の非反転入力端子との間には、コンデンサCFm(第2の積分コンデンサに相当)およびスイッチS15m、アレイコンデンサCS10mとCS11mからなるコンデンサアレイ回路10m、これらコンデンサCS10mとCS11mの上部電極の接続を切り替えるスイッチS10mとS11mおよびスイッチS12m(スイッチ回路に相当)が接続されている。コモンライン11mとグランドとの間にはスイッチS13mが接続されている。オペアンプ34の非反転入力端子と反転出力端子との間にはスイッチS14mが接続されている。コンデンサCFmおよびスイッチS15mの相互接続点は、スイッチS16mを介してグランドに接続されている。また、信号入力端子3mとオペアンプ34の非反転入力端子との間には、スイッチS1m(入力切替回路に相当)が接続されている。オペアンプ34の非反転入力端子と反転出力端子との間には、スイッチS2mおよびコンデンサCGmが直列に接続されている。コンデンサCGmの両端子間にはスイッチS3mが接続されている。なお、回路のレイアウトは、非反転信号側と反転信号側とで対称構造とすることが好ましい。
A/D変換回路32より出力されるA/D変換コードnは、制御回路35内のシフト加算回路(図示せず)において1ビットずつずらしながら加算されるようになっている。
図9は、上記構成を有する巡回型A/D変換器31の動作タイミングを示している。この図9に示すように、巡回型A/D変換器31の動作タイミングは、図3に示した巡回型A/D変換器2の動作タイミングとほぼ同様となる。ただし、A/D変換動作における電荷再分配時において、スイッチS10p、S11pはA/D変換回路32から出力されるA/D変換コードnに基づいて切り替えられ、スイッチS10m、S11mは(2−n)に基づいて切り替えられる。こうした一連の動作において、非反転信号側と反転信号側における各スイッチの切り替えは同タイミングで行われるようになっている。
また、巡回型A/D変換器31によるC/V変換動作は以下のようになる。図10(a)は、C/V変換動作のリセット期間における巡回型A/D変換器31の構成のうち、C/V変換動作に関わる構成のみを概略的に示している。図10(a)および図9に示すように、リセット期間中、センサエレメント1の端子FEには電圧Vsmが印加されている。また、オペアンプ34の反転入力端子と非反転出力端子、非反転入力端子と反転出力端子は、それぞれスイッチS14p、S14mを介して短絡されている。このため、リセット期間におけるオペアンプ34の反転入力端子の電荷Qrpは、このときの反転入力端子の電圧がVcomであるとすると、下記(8)式により表される。また、非反転入力端子の電荷Qrmは、このときの非反転入力端子の電圧がVcomであるとすると、下記(9)式により表される。
Qrp=(CE+ΔC/2)(Vsm−Vcom) …(8)
Qrm=(CE−ΔC/2)(Vsm−Vcom) …(9)
図10(b)は、C/V変換動作の変換期間における巡回型A/D変換器31の構成のうち、C/V変換動作に関わる構成のみを概略的に示している。図10(b)および図9に示すように、変換期間中、センサエレメント1の端子FEには電圧Vspが印加されている。また、オペアンプ34の反転入力端子と非反転出力端子との間、非反転入力端子と反転出力端子との間には、それぞれコンデンサCGp、CGmが接続されている。このため、変換期間におけるオペアンプ34の反転入力端子の電荷Qcpは、このときの反転入力端子の電圧がVxであり、非反転出力端子の電圧がVopであるとすると、下記(10)式により表される。また、非反転入力端子の電荷Qcmは、このときの非反転入力端子の電圧がVxであり、反転出力端子の電圧がVomであるとすると、下記(11)式により表される。
Qcp=(CE+ΔC/2)(Vsp−Vx)+CGp(Vop−Vx) …(10)
Qcm=(CE−ΔC/2)(Vsp−Vx)+CGm(Vom−Vx) …(11)
上記各期間における電荷QrpとQcp、電荷QrmとQcmは、電荷保存則により、下記(12)、(13)式のようにそれぞれ等しくなる。
Qrp=Qcp …(12)
Qrm=Qcm …(13)
上記(8)〜(13)式により、C/V変換後の出力電圧VopとVomとの差、すなわちオペアンプ34の差動出力は、下記(14)式により表される。ただし、コンデンサCGpの静電容量CGpと、コンデンサCGmの静電容量CGmとは、互いに等しい値CGであるとする。
Vop−Vom=−(ΔC/(CE+CG))(Vsp−Vsm) …(14)
すなわち、C/V変換後のオペアンプ34の差動出力(Vop−Vom)は、コンデンサCE1、CE2の静電容量の変化ΔCを-(1/(CE+CG))(Vsp−Vsm)というゲインで増幅したものに相当する。
このように、巡回型A/D変換器31は、容量式加速度センサのセンサエレメント1からの信号電荷Sinが入力される場合、シングル構成の巡回型A/D変換器2と同様の動作を行う。また、出力信号として電圧を出力する形式の各種センサからの信号電圧Vinが入力される場合も、巡回型A/D変換器2と同様の動作を行う。従って、本実施形態の巡回型A/D変換器31によれば、第1の実施形態と同様の作用および効果を得られ、さらに、信号電荷SinpとSinmとの差、あるいは信号電圧VinpとVinmとの差電圧をA/D変換するので、外部からのコモンモードノイズを有効に除去することができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態について図11および図12を参照しながら説明する。
図11および図12は、それぞれ第1の実施形態における図1および図3相当図であり、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。図12に示す巡回型A/D変換器41は、図1に示した巡回型A/D変換器2に対し、コンデンサCGおよびスイッチS2、S3が省かれている点と、マルチプライングD/A変換器6に代えてマルチプライングD/A変換器42を備えている点とが異なる。マルチプライングD/A変換器42(残余電圧生成回路に相当)は、図1に示したマルチプライングD/A変換器6に対し、スイッチS15、S16が省かれている点が異なる。スイッチS15の削除に伴い、コンデンサCFの一方の端子をオペアンプ9の反転入力端子に接続している。
図12は、巡回型A/D変換器41の動作タイミングを示している。この図12に示すように、巡回型A/D変換器41は、第1の実施形態の巡回型A/D変換器2と同様に、A/D変換を実行するために本来備えている切替回路5、マルチプライングD/A変換器42などを用いて信号電荷SinをC/V変換した上で増幅し、その後、A/D変換回路7も用いてA/D変換を実行する。第1の実施形態の巡回型A/D変換器2では、C/V変換動作時にはコンデンサCGを積分コンデンサとして用いていた。これに対し、本実施形態の巡回型A/D変換器41では、C/V変換動作時にもコンデンサCFを積分コンデンサとして用いる。すなわち、本実施形態において、コンデンサCFは、第1および第2の積分コンデンサに相当する。
本実施形態の構成によっても、入力信号として信号電荷Sinが与えられる場合、増幅動作およびA/D変換動作に先立って、A/D変換を実行するために本来備えている切替回路5、マルチプライングD/A変換器42などを用いて信号電荷SinをC/V変換するので、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。また、1つのコンデンサCFを第1および第2の積分コンデンサとして用いることにより、コンデンサCGおよびスイッチS2、S3、S15、S16を省略することができる。従って、本実施形態の構成によれば、第1の実施形態の構成に比べて、回路構成を縮小できICのチップサイズをさらに低減できる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
上述した各実施形態では、変換電圧をマルチプライングD/A変換器6、33に2回通過(1回巡回)させることにより増幅したが、1回通過させた後にA/D変換を実行させてもよいし、3回以上通過(2回以上巡回)させた後にA/D変換を実行させてもよい。この通過回数(巡回数)を適宜設定することにより、A/D変換器にプログラマブルな可変ゲイン増幅器としての機能を持たせることができる。
増幅動作中、マルチプライングD/A変換器6、33に被増幅信号を通過させるごとに増幅率を変更してもよい。この場合、変換電圧の増幅動作における増幅率とその後のA/D変換動作における増幅率とをそれぞれ独立して設定する。増幅動作における増幅率は1倍以下であってもよい。
例えば第1の実施形態において、増幅動作時にコンデンサCF、CS10、CS11に電荷設定をしたが、コンデンサCFとコンデンサCS10、CS11のうちの少なくとも1つに電荷設定する構成としてもよい。また、増幅動作の電荷再分配時にスイッチS10、S11の少なくとも1つをVrefm側ではなく切替回路5側に切り替えてもよい。このようにすれば多種類の増幅率を実現できる。
コンデンサCFの静電容量を変更可能に構成し、増幅動作におけるコンデンサCFの静電容量と、その後のA/D変換動作におけるコンデンサCFの静電容量とをそれぞれ独立して設定してもよい。
各実施形態において、増幅動作時にオフセット電圧を与える構成としてもよい。すなわち、変換電圧または増幅電圧をマルチプライングD/A変換器6、33に通過させるごとに、本発明でいうアナログ電圧の規定値を異なる値に設定してもよい。例えば、第1の実施形態では、増幅動作時の電荷再分配に際しスイッチS10、S11の少なくともいずれか1つをVrefp側に切り替えればよい。
増幅動作を行うか否かを変更可能にするとともに、増幅動作を行う場合の巡回数を変更可能とし、C/V変換動作時および増幅動作時にもA/D変換回路7、32にA/D変換を実行させ、その変換結果に基づいて変換電圧または増幅電圧がA/D変換に適したダイナミックレンジにまで増幅されたか否かを判断して巡回動作を停止するように構成してもよい。この場合、制御回路8、35は、巡回数(マルチプライングD/A変換器6、33への通過回数)と各回の増幅率とを記憶し、得られたA/D変換値に対する補正処理を行えばよい。
図面中、2、31、41は巡回型A/D変換器、5、5p、5mは切替回路(入力回路)、6、33、42はマルチプライングD/A変換器(残余電圧生成回路)、7、32はA/D変換回路、8、35は制御回路、9、34はオペアンプ(演算増幅器)、10、10p、10mはコンデンサアレイ回路、11、11p、11mはコモンライン、CG、CGp、CGmはコンデンサ(第1の積分コンデンサ)、CFはコンデンサ(第1および第2の積分コンデンサ)、CFp、CFmはコンデンサ(第2の積分コンデンサ)、CS10、CS11、CS10p、CS11p、CS10m、CS11mはアレイコンデンサ、S1、S1p、S1mはスイッチ(入力切替回路)、S12、S12p、S12mはスイッチ(スイッチ回路)を示す。

Claims (5)

  1. A/D変換回路と、
    このA/D変換回路の入力電圧と所定のアナログ電圧との差電圧を増幅した残余電圧を生成するものであって、アレイコンデンサ、演算増幅器および積分コンデンサを備える残余電圧生成回路と、
    前記残余電圧生成回路から出力される電圧を前記A/D変換回路および前記残余電圧生成回路に入力する入力回路と、
    外部信号電荷を前記残余電圧生成回路の前記演算増幅器の入力端子に入力するか否かを切り替える入力切替回路と、
    前記外部信号電荷を前記入力切替回路を介して前記残余電圧生成回路に入力し、その残余電圧生成回路から前記外部信号電荷に応じた電圧を出力させる電圧変換動作を実行し、その後、前記残余電圧生成回路におけるアナログ電圧を前記A/D変換回路から出力されるデジタル変換値のD/A変換値とした上で、前記外部信号電荷の変換電圧を前記入力回路、前記A/D変換回路および前記残余電圧生成回路通して巡回させることによりA/D変換するA/D変換動作を実行する制御回路とを備えていることを特徴とするA/D変換器。
  2. 前記残余電圧生成回路は、
    1または複数のアレイコンデンサを備え、当該各アレイコンデンサの一端が共通側電極としてコモンラインに接続され、他端が非共通側電極として複数の基準電圧線に接続されるコンデンサアレイ回路と、
    前記コモンラインの電圧を入力とする演算増幅器と、
    前記コモンラインから前記演算増幅器に至る信号経路に介在するスイッチ回路と、
    前記演算増幅器の入出力端子間に接続可能な第1および第2の積分コンデンサとを備えて構成され、
    前記制御回路は、
    前記第1の積分コンデンサを初期化し、続いて前記第1の積分コンデンサを前記演算増幅器の入出力端子間に接続するとともに前記スイッチ回路を開いた状態で前記演算増幅器の入力端子に向けて前記外部信号電荷を入力することで当該外部信号電荷に応じた電荷を前記第1の積分コンデンサに設定して前記演算増幅器から前記第1の積分コンデンサの端子電圧に応じた変換電圧を出力する電圧変換動作を実行し、その後、前記入力回路を介して前記第2の積分コンデンサと前記アレイコンデンサとの中から選択したコンデンサに対し前記変換電圧に応じた電荷を設定するとともに残るコンデンサを初期化し、続いて前記第2の積分コンデンサを前記演算増幅器の入出力端子間に接続するとともに前記スイッチ回路を閉じた状態で前記A/D変換回路の変換結果に応じて前記各アレイコンデンサの非共通側電極をそれぞれ前記複数の基準電圧線の何れかに接続することにより前記アレイコンデンサと前記第2の積分コンデンサとの間で電荷再分配を行い、その後必要回数だけ前記演算増幅器から出力される残余電圧に応じた前記電荷設定と初期化それに続く前記電荷再分配を行うことにより前記変換電圧をA/D変換するA/D変換動作を実行することを特徴とする請求項1記載のA/D変換器。
  3. 前記制御回路は、
    前記電圧変換動作を実行した後、前記入力回路を介して前記第2の積分コンデンサと前記アレイコンデンサとの中から選択したコンデンサに対し前記変換電圧に応じた電荷を設定するとともに残るコンデンサを初期化し、続いて前記第2の積分コンデンサを前記演算増幅器の入出力端子間に接続するとともに前記スイッチ回路を閉じた状態で前記アレイコンデンサの非共通側電極をそれぞれ前記複数の基準電圧線の所定の何れかに接続することにより前記アレイコンデンサと前記第2の積分コンデンサとの間で電荷再分配を行い、その後必要に応じて前記演算増幅器から出力される電圧に応じた前記電荷設定と初期化それに続く前記電荷再分配を行うことにより前記変換電圧を増幅する増幅動作を実行し、その後、前記入力回路を介して前記第2の積分コンデンサと前記アレイコンデンサとの中から選択したコンデンサに対し前記増幅した電圧に応じた電荷を設定するとともに残るコンデンサを初期化し、続いて前記第2の積分コンデンサを前記演算増幅器の入出力端子間に接続するとともに前記スイッチ回路を閉じた状態で前記A/D変換回路の変換結果に応じて前記各アレイコンデンサの非共通側電極をそれぞれ前記複数の基準電圧線の何れかに接続することにより前記アレイコンデンサと前記積分コンデンサとの間で電荷再分配を行い、その後必要回数だけ前記演算増幅器から出力される残余電圧に応じた前記電荷設定と初期化それに続く前記電荷再分配を行うことにより前記増幅した電圧をA/D変換するA/D変換動作を実行することを特徴とする請求項2記載のA/D変換器。
  4. 前記第1の積分コンデンサおよび前記第2の積分コンデンサは、1つのコンデンサであることを特徴とする請求項2または3記載のA/D変換器。
  5. 前記A/D変換回路、前記残余電圧生成回路、前記入力回路および前記入力切替回路は、それぞれ差動動作可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のA/D変換回路。
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