JP5962636B2 - 電圧検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池を構成する電池セルの両端電圧を個別に検出する電圧検出装置に関する。
バイブリッド車や電気自動車、ノートPC等の機器には、複数の二次電池(電池セル)を直列に接続して構成される組電池が搭載されている。このような組電池では、各電池セルの容量計算や保護管理のため、各電池セルの電圧を個別に検出する必要がある。
これを実現する装置として、例えば、A/D変換器と、電池セルのいずれか一つを選択し、その選択した電池セルの両端電圧を、A/D変換器の入力電圧範囲内の値にシフトさせるレベルシフト回路とで構成されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−145180号公報
ところで、レベルシフト回路は、演算増幅器およびコンデンサを利用した積分回路を中心に構成されている。一方、A/D変換器は様々なタイプのものが存在するが、特に、小型化が期待できるものとして、巡回型のA/D変換器がある。この巡回型A/D変換器は、変換対象の電圧を、ビット数の少ないA/D変換器でA/D変換し、そのA/D変換結果から生成されるアナログ電圧を変換対象電圧から引いて増幅した残余電圧を生成し、その残余電圧をA/D変換器でA/D変換する手順を繰り返し実行する。その、残余電圧を生成する回路は演算増幅器およびコンデンサを利用した積分回路を中心に構成されている。
このように、どちらの回路にも回路面積が大きく消費電力も大きい演算増幅器が含まれているため、装置全体の回路面積および消費電力を増大させてしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、電圧検出装置の回路面積および消費電力を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明の電圧検出装置は、演算増幅器と、第1部分回路と、A/D変換回路と、第2部分回路と、切替回路と、制御回路と、を備える。
第1部分回路は、組電池を形成する直列接続された複数の電池セルのうちいずれか一つを選択し、選択した電池セルの両端電圧を表す電圧を抽出して保持するレベルシフト回路を、演算増幅器と共に構成する。A/D変換回路は、入力された変換対象電圧をデジタル値に変換する。第2部分回路は、変換対象電圧とA/D変換回路での変換結果に応じたアナログ電圧との差電圧を増幅した残余電圧を生成し、この残余電圧を変換対象電圧としてA/D変換回路に供給する残余電圧生成回路を、演算増幅器と共に構成する。切替回路は、演算増幅器を、レベルシフト回路あるいは残余電圧生成回路のうちいずれか一方として動作させ、レベルシフト回路として動作させた時に、レベルシフト回路が保持した電圧が変換対象電圧としてA/D変換回路および残余電圧生成回路に供給されるように第1部分回路および第2部分回路の接続状態を切り替える。制御回路は、切替回路の設定と、第1部分回路および第2部分回路の動作とを制御することで、演算器増幅器をレベルシフト回路として動作させるレベルシフトモードで動作させた後、残余電圧生成回路として動作させるA/D変換モードで動作させる。そして、A/D変換モードでは、レベルシフト回路から供給される変換対象電圧を、A/D変換回路および残余電圧生成回路を通して巡回させることで巡回型A/D変換器としての動作を実行する。
このような構成によれば、レベルシフト回路と残余電圧生成回路とが、一つの演算増幅器を共用するため、装置全体の回路面積および消費電力を抑制することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、本発明は、前述した電圧検出装置の他、当該電圧検出装置を構成要素とするシステムなど、種々の形態で実現することができる。
第1実施形態の電圧検出装置の全体構成図である。 電圧検出装置の動作を表すタイミング図である。 レベルシフトモードのリセット期間での接続状態を表す説明図である。 レベルシフトモードの保持期間での接続状態を表す説明図である。 A/D変換モードのサンプリング期間での接続状態を表す説明図である。 A/D変換モードのMD/A変換期間での接続状態を表す説明図である。 第2実施形態の電圧検出装置の全体構成図である。 電圧検出装置の動作を表すタイミング図である。 第3実施形態の電圧検出装置における第2部分回路の構成図である。 電圧検出装置の動作を表すタイミング図である。 電圧検出装置の変形例を表す全体構成図である。
以下に本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
<全体構成>
本実施形態の電圧検出装置1は、車載バッテリ等として使用される組電池に適用され、組電池を構成する各電池セルの両端電圧を個別に検出し、A/D変換した結果を出力するものである。
電圧検出装置1は、図1に示すように、演算増幅器2と、第1部分回路3と、第2部分回路4と、入力切替回路5と、A/D変換回路6と、制御回路7と、を備える。
組電池BTは、二次電池(例えばリチウムイオン電池)からなる電池セルB1〜B4を直列接続することで構成されている。ここではセル数が4個である場合について説明するが、セル数は2以上であればよい。以下では、各電池セルBi(i=1〜4)の正極側の電圧をV、負極側の電圧をVi−1で表すものとする。
電圧検出装置1は、各電池セルB1〜B4の両極の電圧V0〜V4を、端子T0〜T4を介して取り込む。つまり、端子T0には電池セルB1の負極側の電圧V0が印加され、端子T(j=1,2,3)には、電池セルBの正極側であり且つ電池セルBj+1の負極側の電圧Vjが印加され、端子T4には電池セルV4の正極側の電圧V4が印加されている。
<第1部分回路>
第1部分回路3は、非反転入力端子にグランドラインに接続された演算増幅器2と共にレベルシフト回路を構成する。レベルシフト回路は、電池セルB1〜B4のいずれか一つを選択し、その選択した電池セルBiの両端電圧(=V−Vi−1)に相当する電圧を、A/D変換回路6の入力電圧範囲に適合させた値にレベルシフトして出力するものである。
第1部分回路3は、コンデンサC1,C2、スイッチSW0〜SW5を備える。
コンデンサC1,C2は直列接続され、コンデンサC2側の端部が、演算増幅器2の出力端子に接続されている。また、コンデンサC2は、演算増幅器2の出力端子と反転入力端子との間に介在するように配置されている。つまり、コンデンサC1,C2の共通接続端が演算増幅器2の反転入力端子に接続されている。
スイッチSW0〜SW4は、それぞれの一端が共通に接続され、その共通接続端が、直列接続されたコンデンサC1,C2のコンデンサC1側端に接続されている。また、スイッチSW0〜SW4の共通接続端とは反対の個別端は、それぞれ端子T0〜T4に接続されている。スイッチSW5は、コンデンサC2と並列に接続されている。
<入力切替回路>
入力切替回路5は、演算増幅器2の出力電圧Vopまたは外部入力端子T5に印加される外部入力電圧Vinのいずれかを選択し、変換対象電圧Vslとして第2部分回路4およびA/D変換回路6に供給する。
<A/D変換回路>
A/D変換回路6は、予め設定された上位基準電圧Vrefpおよび下位基準電圧Vrefmの差電圧(Vrefp−Vrefm)を分圧することで生成される二つの閾値電圧Vth1,Vth2(<Vth1)を用いて、変換対象電圧Vslを、3値を表す2ビットのデジタル変換値XDに変換して出力する、いわゆる1.5ビットA/D変換器からなる。具体的には、Vsl<Vth1であれば0(=00)、Vth1≦Vsl<Vth2であれば1(=01)、Vsl≧Vth2であれば2(=10)を出力する。このようなA/D変換回路6は、例えば、基準電圧Vrefp,Vrefmから閾値電圧Vth1,Vth2を生成する分圧抵抗、変換対象電圧Vslと閾値電圧Vth1,Vth2とを比較するコンパレータ、コンパレータの出力をラッチするラッチ回路、ラッチ回路の出力をデジタル変換値XDに変換するエンコーダ等を用いて構成される周知のものである。
<第2部分回路>
第2部分回路4は、演算増幅器2と共に、残余電圧生成回路を構成するものであり、コンデンサアレイ回路を構成するコンデンサCS10,CS11、コンデンサCF、スイッチS10〜S17を備える。
なお、残余電圧生成回路は、変換対象電圧Vslから、その変換対象電圧VslのA/D変換結果であるデジタル変換値XDに相当するアナログ電圧を減じ、更にその差電圧を増幅した残余電圧を生成するものである。なお、生成された残余電圧は、次ステップの処理での変換対象電圧Vslとなって、A/D変換回路6および第2部分回路4(即ち、残余電圧生成回路自身)に供給される。また、残余電圧生成回路は、A/D変換回路6、制御回路7と共に巡回型A/D変換器を構成する。
スイッチS10,S11は、それぞれ、閾値電圧Vrefp,Vrefmまたは変換対象電圧Vslのうちのいずれかを選択して、コンデンサCS10,CS11に供給する。以下では、スイッチS10,S11において、変換対象電圧Vslを選択する設定をサンプリング設定、閾値電圧Vrefp,Vrefmのいずれかを選択する設定をMD/A変換設定と呼ぶものとする。
コンデンサCS10,CS11は、互いに等しい静電容量CSを有する。コンデンサCS10,CS11の各一端は、共通に接続され、スイッチS12を介して演算増幅器2の反転入力端子に接続されていると共に、スイッチS13を介してグランドラインに接続されている。コンデンサCS10の他端には、スイッチS10によって選択された電圧が印加され、コンデンサCS11の他端には、スイッチS11によって選択された電圧が印加される。
コンデンサCFは、コンデンサCS10,CS11の2倍の静電容量CF(=2×CS)を有する。コンデンサCFの一端には、変換対象電圧Vslが印加されるように接続されている。コンデンサCFの他端は、スイッチS15を介して演算増幅器2の反転入力端子に接続されていると共に、スイッチS16を介してグランドラインに接続されている。
スイッチS14は、演算増幅器2の反転入力端子と出力の間に介在し、また、スイッチS17は、演算増幅器2の反転入力端子とコンデンサC1,C2の共通接続端との間に介在するように配置されている。
そして、演算増幅器2は、スイッチS12,S14,S15がオフ、スイッチS17がオンに設定された状態で、レベルシフト回路として動作し、スイッチS15がオン、スイッチS16,S17がオフに設定された状態で、残余電圧生成回路として動作する。以下では、演算増幅器2がレベルシフト回路として動作する動作モードをレベルシフトモード、残余電圧生成回路、ひいては巡回型A/D変換器として動作する動作モードをA/D変換モードという。
<制御回路>
制御回路7は、スイッチSW0〜SW5,S10〜S17の設定を切り替える制御信号(図示せず)を生成し、所定の手順に従って、電圧検出装置1の動作モードを、レベルシフトモードまたはA/D変換モードのいずれかに切り替えると共に、A/D変換モードでの動作時に、A/D変換回路6から順次出力される複数のデジタル変換値XDに従って、最終的なA/D変換データDoを生成する処理を実行する。
<動作>
次に、制御回路7が実行する処理の内容、および電圧検出装置1全体の動作について説明する。
制御回路7は、バッテリBTを構成する各電池セルB1〜B4の電圧を検出する場合、入力切替回路5を、演算増幅器2の出力側に設定する。この状態で、レベルシフトモードで処理とA/D変換モードでの処理を交互に実行する。但し、両動作モードでの処理を1回ずつ実行する1サイクルの処理を終了する毎に、レベルシフトモードでは、電圧の検出対象となる電池セルを順次切り替える。また、A/D変換モードでは、レベルシフトモードでの処理の結果である、演算増幅器2の出力電圧Vop(即ち、コンデンサC2の保持電圧)が、巡回型A/D変換器の入力となる。
一方、外部入力端子T5から入力される外部電圧Vinを検出する場合、入力切替回路5を外部入力端子T5側に設定し、A/D変換モードだけを実行する。但し、入力切替回路5は、残余電圧生成回路によって外部電圧Vinが保持されると、演算増幅器2の出力側に切り替わる。
(A)レベルシフトモード
図2に示すように、レベルシフトモードは、リセット/サンプリング期間とホールド期間とで構成される。制御回路7は、レベルシフトモードの全期間に渡って、第2部分回路4を構成するスイッチS10〜S17のうち、スイッチS10,S11をサンプリング設定とし、スイッチS12,S15をオフ、スイッチS13,S16,S17をオンに設定する。この状態で、スイッチS14および第1部分回路3を構成するスイッチSW0〜SW5の設定を、リセット/サンプリング期間とホールド期間とで適宜切り替えることによって、選択した一つの電池セルBiの両端電圧を表す電圧を、コンデンサC2に保持し、演算増幅器2の出力電圧Vopとして出力する。
このうち、リセット/サンプリング期間では、制御回路7は、第1部分回路3を構成するスイッチSW0〜SW5のうち、計測対象とする電池セルBi(図ではB4)の正極側に接続されたスイッチSWi(図ではSW4)およびスイッチSW5をオン、その他(図では、SW0〜SW3)をオフに設定する。また、第2部分回路4を構成するスイッチS14をオンに設定する。このときの接続状態を図3に示す。なお、図3では動作に関係する部分を実線、動作とは関係のない部分を点線で示す。以下、図4〜図6も同様である。
つまり、リセット/サンプリング期間では、コンデンサC1の一端にはスイッチSW4を介して電池セルB4の正極側の電圧V4が印加され、コンデンサC1の他端は、スイッチS17を介して演算増幅器2の反転入力端子の電圧、即ち、イマジナリショートにより反転入力端子に印加されているグランド電圧が印加される。これにより、コンデンサC1には電荷Qc1(=C1×V4の)が蓄積される。また、コンデンサC2,CS10,CS11,CFは、いずれもその両端にグランド電圧が印加されることにより、電荷がリセット(ここではゼロクリア)される。
図2に戻り、ホールド期間では、制御回路7は、計測対象とする電池セルBiの正極側に接続されたスイッチSWi(図ではSW4)をオフ、負極側に接続されたスイッチSWi−1(図ではSW3)をオンに切り替えると共に、スイッチSW5およびスイッチS14をオフに切り替える。このときの接続状態を図4に示す。
つまり、ホールド期間ではコンデンサC1の一端にはスイッチSW3を介して電池セルB4の負極側の電圧V3が印加されることにより、コンデンサC1,C2の間で電荷が再分配される。具体的には、コンデンサC1の電荷Qc1はQc1=C1×V3に変化するため、コンデンサC1の電荷Qc1の変化量ΔQc1(=C1×(V4−V3))と同量の電荷がコンデンサC2に蓄積される。その結果、コンデンサC2の電圧、即ち、演算増幅器2の出力電圧Vopは(1)式で表される。但し、容量C1,C2は既知の定数であるため、計測対象とする電池V4の両端電圧を、C1/C2倍に増幅したものがレベルシフト回路の出力電圧Vopとなる。
Vop=ΔQc1/C2=(V4−V3)×C1/C2 (1)
また、この出力電圧Vopは、入力切替回路5およびスイッチS10,S11を介してコンデンサCS10,CS11,CFに印加される。各コンデンサCS10,CS11,CFの他端はスイッチS13,S16を介してグランド電圧が印加されているため、コンデンサCS10,CS11,CFには、レベルシフト回路の出力電圧Vop、即ち、計測対象の電池セルB4の両端電圧(V4−V3)に応じた電荷が設定されることになる。具体的には、コンデンサCS10,CS11に蓄積される電荷Qcs10,Qcs11は(2)式で表され、コンデンサCFに蓄積される電荷Qcfは(3)式で表される。
Qcs10=Qcs11=Cs×Vop (2)
Qcf=Cf×Vop=2Cs×Vop (3)
(B)A/D変換モード
図2に戻り、A/D変換モードは、サンプリング期間とMD/A期間とで構成され、両者が交互に繰り返される。制御回路7は、A/D変換モードの全期間に渡って、第2部分回路4を構成するスイッチS10〜S17のうち、スイッチS14,S16,S17をオフ、スイッチS15をオンに設定し、第1部分回路3を構成するスイッチSW0〜SW5のうち、スイッチSW5をオンに設定する。この状態で、スイッチS10,S11,S12,S13の設定を適宜切り替えることによって、コンデンサCFに設定された電圧、即ち、演算増幅器2の出力電圧VopのA/D変換を実行する。なお、A/D変換モードでのスイッチSW0〜SW4の設定は任意であるが、ここではレベルシフトモードでの設定のまま保持するものとする。従って、レベルシフトモードからA/D変換モードへの切り替わり時には、スイッチSW5、スイッチS15,S16,S17の設定が切り替わることになる。
サンプリング期間では、制御回路7は、スイッチS10,S11をサンプリング設定とし、スイッチS12をオフ、スイッチS13をオンに設定する。このときの接続状態を図5に示す。
つまり、サンプリング期間では、スイッチS17によって第1部分回路3が演算増幅器2から切り離された状態となる。また、コンデンサCFが演算増幅器2の反転入力端子と出力端子との間に介在した状態となるため、コンデンサCFの両端電圧が演算増幅器2の出力電圧Vopとなり、この出力電圧Vopによって、コンデンサCS10,CS11にはコンデンサCFと同じ電圧が設定される。但し、シフトモードからA/D変換モードに切り替わった直後は、コンデンサCFおよびコンデンサCS10,CS11には同じ電圧が設定されているため、特に変化することはない。また、A/D変換回路6は、演算増幅器2の出力Vopである変換対象電圧Vslからデジタル変換値XDを生成して制御回路7に出力する。
MD/A期間では、制御回路7は、スイッチS12をオン、スイッチS13をオフに設定すると共に、スイッチS10,S11を直前のサンプリング期間で得られたデジタル変換値XDに応じて基準電圧Vrefm,Vrefpのいずれかに設定する。このときの接続状態を図6に示す。
つまり、MD/A期間では、演算増幅器2を中心とした積分回路が構成され、コンデンサCS10,CS11,CFの電荷が再分配される。具体的には、サンプリング期間にコンデンサCS10,CS11,CFに設定された電圧をVhold、デジタル変換値XDに従ってスイッチS10,S11が選択した電圧をVref1,Vref2とすると(4)式が成立し、この式を、Cf=2×Csであることを考慮して整理すると(5)式が得られる。
(2Cs+Cf)×Vhold=Cs×(Vref1+Vref2)+Cf×Vop (4)
Vop=2(Vhold−(Vref1+Vref2)/2) (5)
但し、Vref1,Vref2は、XD=0の場合はいずれもVrefmに設定され、XD=1の場合は一方がVrefm,他方がVrefpに設定され、XD=2の場合はいずれもVrefpに設定される。
この電荷再分配により、コンデンサCFが保持する電圧(以下「残余電圧」という)、ひいては演算増幅器2の出力電圧Vopは、ホールド電圧Vholdから、デジタル変換値XDに応じたD/A変換電圧を減じた電圧を2倍した大きさとなることがわかる。このようにMD/A期間では、D/A変換する動作と、D/A変換結果を2倍に増幅(Multiplying)する動作を同時に実現する。
続くサンプリング期間では、MD/A期間でコンデンサCFに保持された残余電圧(=Vop)が、コンデンサCS10,CS11に設定されると共に、この残余電圧に応じたデジタル変換値XDがA/D変換回路6から出力される。
以下、同様の動作を繰り返する。なお、最終的なA/D変換データDoの生成に必要なデジタル変換値XDの数をN(図2ではN=10)個とすると、上述したサンプリング期間,MD/A期間の動作を1サイクルとしてN−1サイクルを繰り返すと、N−1個の変換データが得られると共に、コンデンサCFには、残余電圧が設定された状態となる。この残余電圧をサンプリング期間に移行することなく、そのままA/D変換回路6によってA/D変換することによってK個目の変換データXDが得られる。
制御回路7は、取得したK個のデジタル変換値XD(1)〜XD(N)を、1ビットずつ重ねながら順次加算することによって、最終的にNビットのA/D変換データを算出して出力する。
以下、測定対象とする電池Viを順次切り替えて、上述したレベルシフトモードの動作とA/D変換モードの動作を繰り返す。
<効果>
以上説明したように、電圧検出装置1は、スイッチの設定状態を適宜切り替えることにより、演算増幅器2を、レベルシフト回路として動作させた後、残余電圧生成回路(ひいては巡回型A/D変換器)として動作させる。
このように、電圧検出装置1では、レベルシフト回路と巡回型A/D変換器とが一つの演算増幅器2を共用するように構成されており、しかも、その共用を、既存のレベルシフト回路および巡回型A/D変換器と比較して、スイッチS15,S16,S17を追加するだけで実現している。従って、電圧検出装置1によれば、装置全体の回路面積および消費電力を抑制することができる。
また、電圧検出装置1は、入力切替回路5を切り替えることによって、レベルシフト回路によって取得される電池セルBiの両端電圧に限らず、外部入力端子T5から入力された外部電圧Vinを変換対象電圧VslとしてA/D変換することができるため、広い用途に用いることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。但し、第1実施形態と共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
<構成>
電圧検出装置10は、図7に示すように、演算増幅器20と、第1部分回路30と、第2部分回路40と、入力切替回路50と、A/D変換回路60と、制御回路70と、を備える。なお、演算増幅器20は、通常の出力端子(以下「非反転出力端子」という)に加え、反転出力端子を備えた差動出力型の演算増幅器を用いている。
<第1部分回路>
第1部分回路30は、演算増幅器20と共にレベルシフト回路を構成するものであり、サンプリング部31、シフト部32,33を備える。
サンプリング部31は、一対のコンデンサC1a,C1b(いずれも静電容量C1)、スイッチSWiL,SWiH(i=1〜4)、スイッチSW6を備える。
コンデンサC1a,C1bは、一端がスイッチSW6を介して互いに接続され、コンデンサC1aの他端はそれぞれシフト部32、コンデンサC1bの他端はシフト部33に接続されている。スイッチSWiHは、いずれも一端がコンデンサC1aに接続され、他端が電池セルBiの正極側の端子Tに接続されている。スイッチSWiLは、いずれも一端がコンデンサC1bに接続され他端が電池セルBiの負極側の端子Ti−1に接続されている。
シフト部32は、コンデンサC2a(静電容量C2)、スイッチSW7a,SW8aを備える。コンデンサC2aは、一端がコンデンサC1aに接続され、他端がスイッチSW7aを介して演算増幅器20の非反転出力端子に接続されている。コンデンサC2aのスイッチSW7a側端は、スイッチSW8aを介して基準電圧VAを印加できるように構成されている。
シフト部33は、コンデンサC2b(静電容量C2)、スイッチSW7b,SW8bを備える。コンデンサC2bは、一端がコンデンサC1bに接続され、他端がスイッチSW7bを介して演算増幅器20の反転出力端子に接続されている。コンデンサC2bのスイッチSW7b側端は、スイッチSW8bを介して基準電圧VBを印加できるように構成されている。
なお、シフト部32,33は、電源電圧とグランド電圧との中間レベルをコモン電圧にして、演算増幅器20のゲインや帯域や帯域等の特性が劣化しない範囲で演算増幅器20の出力をスイングさせるためのものである。このシフト部32,33の動作や、基準電圧VA,VBの設定方法については、例えば、特許第5152310号公報等に開示された公知のものであるため、ここでは説明を省略する。
<第2部分回路>
第2部分回路40は、演算増幅器20の反転入力端子と非反転出力端子の組合せと、非反転入力端子と反転出力端子の組合せのそれぞれについて、第1実施形態で説明した第2部分回路4と同様の回路が設けられている。なお、第2部分回路4の構成要素のうち、前者の組合せに対応するものの符号にはa、後者の組合せに対応するものの符号にはbを付加して、両者を区別するものとする。また、スイッチS17aの第1部分回路30側端は、コンデンサC1a,C2aの共通接続端に、スイッチS17bの第1部分回路30側端は、コンデンサC1b,C2bの共通接続端に接続されている。
<入力切替回路,A/D変換回路,制御回路>
入力切替回路50は、演算増幅器20の二つの出力に対応した二つのスイッチ50a,50bからなり、一対の外部入力端子T5a,T5bに印加される差動電圧(VipーVim)と、演算増幅器20が出力する差動電圧(Vop−Vom)のいずれか一方を選択するように構成されている。
更に、A/D変換回路60は、入力切替回路50を介して供給される差動電圧(Vsp−Vsm)をA/D変換するように構成されている。
制御回路70は、第1部分回路30および第2部分回路40を構成する各スイッチの設定を切り替える制御信号(図示せず)を生成し、所定の手順に従って、電圧検出装置10の動作モードを、レベルシフトモードまたはA/D変換モードのいずれかに切り替えると共に、A/D変換モードでの動作時に、A/D変換回路60から順次出力される複数のデジタル変換値XDに従って、最終的なA/D変換データDoを生成する処理を実行する。
<動作>
次に、制御回路70が実行する処理の内容、および電圧検出装置10全体の動作について説明する。但し、電圧検出装置10では、レベルシフトモードでの動作が電圧検出装置1とは異なるだけであり、A/D変換モードでの動作は、同様の回路が二重に存在するだけで全く同様であるため、以下ではレベルシフトモードについてのみ説明する。
なお、スイッチSWiHとスイッチSWiLは同じタイミング動作し、また、スイッチSjaとスイッチSjbも同じタイミングで動作するため、以下では簡単のために、単にSWi,Sjで表記するものとする。
図8に示すように、レベルシフトモードは、リセット/サンプリング期間とホールド期間とで構成される。制御回路70は、第2部分回路40を構成するスイッチS10〜S17の設定は、第1実施形態の場合と同様であり、第1部分回路30を構成するスイッチSW1〜SW4,SW6〜SW8の設定を適宜切り替えることによって、選択した電池セルBiの両端電圧を表す差動電圧を、コンデンサC2a,C2bに保持し、演算増幅器20の出力電圧として出力する。
サンプリング期間では、制御回路70は、第1部分回路30を構成するスイッチSW1〜SW4のうち、計測対象とする電池セルBi(図ではB4)に対応するスイッチSWiをオン、その他をオフに設定する。また、スイッチSW6,SW7はオフ、スイッチSW8はオンに設定する。
つまり、サンプリング期間では、演算増幅器20の反転入力端子に接続されたコンデンサC1a,C1b,C2a,C2bの各一端は、演算増幅器20のイマジナリショートにより同一電圧に保持される。コンデンサC1aの他端には電池セルBiの正極側の電圧V、コンデンサC1bの他端には電池セルBiの負極側の電圧Vi−1、コンデンサC2aの他端には基準電圧VA、コンデンサC2bの他端には基準電圧VBが印加される。これにより、各コンデンサC1a,C1b,C2a,C2bには、印加電圧に応じた電荷がそれぞれ蓄積される。
次に、レベルシフト期間では、制御回路70は、スイッチSW6,SW7をオン、スイッチSW1〜SW4,SW8をオフに設定する。
これにより、コンデンサC1a,C2aの間、およびコンデンサC1b,C2bの間のそれぞれで電荷再分配が実行される。その結果、演算増幅器20の差動出力Vop−Vomは(6)式で表されるものとなる。
Vop−Vom=C1/C2(V−Vi−1)+(VA−VB) (6)
以下、A/D変換モードでの動作は、第1実施形態の場合と全く同様である。
<効果>
以上説明したように、電圧検出装置10は、第1実施形態の電圧検出装置1と同様の効果が得られるだけでなく、オフセットを持つレベルシフト回路や外部入力端子T5a,T5bから供給される差動電圧信号(Vip−Vim)を、入力ダイナミックレンジを適切に維持しながらA/D変換することができる。また、回路構成が対称となっているため、コモンモードノイズや、各スイッチ回路の切り替え時に発生するフィードスルーノイズなどによる誤差を相殺することができ、より高い変換精度を得ることができる。
更に、電圧検出装置10では、計測対象となる電池セルBiの両端の電圧を同じタイミングでサンプリングするため、個々の電池セルの電圧検出精度をより向上させることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態とは、第1部分回路30のサンプリング部31aの構成が異なるだけであるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
<サンプリング部>
サンプリング部31aは、図9に示すように、各端子T,Ti−1間、即ち、電池セルBi毎に、同一の構成を有する個別回路Piを備えている。また、個別回路Piは、一対のコンデンサC1i,C1iと、一対のスイッチSWiA,SWiAと、スイッチSWiBと、一対のスイッチSWiC,SWiC、一対のスイッチSWiD,SWiDと、を備えている。コンデンサC1i,C1iの一端には、端子T,Ti−1との間にスイッチSWiA,SWiAが設けられ、そのコンデンサC1i,C1iの一端同士の間にスイッチSWiBが設けられている。コンデンサC1i,C1iの他端には、スイッチSWiC,SWiCが設けられていると共に、基準電圧Vref との間にスイッチSWiD,SWiDが設けられている。但し、端子T側に位置するコンデンサC1iは、スイッチSWiDを介してシフト部32に接続され、端子Ti−1側に位置するコンデンサC1iは、スイッチSWiDを介してシフト部33に接続されている。
<動作>
このように構成されたサンプリング部31aを備えた電圧検出装置の動作は、第2実施形態の場合と比較して、レベルシフトモードでの動作が異なる。
図10に示すように、レベルシフトモードは、サンプリング期間,リセット期間,ホールド期間で構成される。
サンプリング期間では、制御回路70は、全ての個別回路Piについて、スイッチSWiA,SWiDをオン、スイッチSWiB,SWiCをオフに設定する。このとき、シフト部32,33を構成するスイッチSW7,SW8は、いずれもオフに設定する。
これにより、コンデンサC1i,C1iの一端には電圧V,Vi−1が印加され、他端には、基準電圧Vref が印加されることにより、これらの印加電圧に応じた電荷が蓄積される。つまり、全ての電池セルB1〜B4の両端の電圧が同時にサンプリングされる。
続く、リセット期間、ホールド期間におけるシフト部32,33の動作は、第2実施形態におけるサンプリング/リセット期間、ホールド期間での動作と同様であるため、サンプリング部31aの動作についてのみ説明する。
即ち、リセット期間では、制御回路70は、全ての個別回路Piについて、スイッチSWiAをオフに設定する。これにより、コンデンサC1iは電池セルBiから切り離されるため、このタイミングでの電池セルBiの状態がコンデンサC1i,C1iに保持されることになる。なお、このとき、第2実施形態で説明したように、シフト部32,33や第2部分回路40の状態がリセットされる。
ホールド期間では、制御回路70は、選択した一つの個別回路Piについて、スイッチSWiAをオフ、スイッチSWiB,SWiCをオンに設定する。この動作によって、演算増幅器20からは、第2実施形態におけるレベルシフト回路の出力と同様の出力が得られる。
続く、A/D変換モードでは、ホールド期間で選択された一つの個別回路PiについてスイッチSWiCをオフに設定する。
A/D変換モードを実行した後、再びレベルシフトモードを実行する時には、サンプリング期間の処理を省略し、リセット期間およびホールド期間の処理を実行する。但し、ホールド期間では、先のサンプリング期間時にサンプリングが実行されたが、未だホールド処理の対象となっていないものの中から一つの個別回路Piを選択する。全ての個別回路について処理が終了すると、次回のレベルシフトモードでは、再びサンプリング期間の動作を実行する。
なお、図10中、スイッチSWiA,SWiB,SWiCについて、電池セルB3を選択するレベルシフトモードの期間に示した破線は、スイッチSW3A,SW3B,SW3Cの動作に対応する。
<効果>
本実施形態では、第2実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、一つの電池セルBiだけでなく、全ての電池セルB1〜B4の両端の電圧を、同じタイミングでサンプリングすることができるため、個々の電池セルBiの電圧検出精度だけでなく、組電池BT全体としての電圧検出精度を向上させることができ、その電圧の検出結果から、組電池BTの特性を精度よく求めることができる。
なお、本実施形態では、サンプリング期間において、全ての個別回路P1〜P4を動作させているが、測定する必要のある1ないし複数の電池セルBiに対応した個別回路Piだけを動作させるようにしてもよい。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態では、レベルシフト回路で使用するコンデンサC2と、残余電圧生成回路で使用するコンデンサCFを個別に設けたが、これを演算増幅器2と同様に、両回路で共用するように構成してもよい。具体的には、第1実施形態を元にして考えた場合、図11に示す電圧検出回路1aのように、第1部分回路3aは、第1部分回路3からコンデンサC2およびスイッチSW5を省略した構成とし、制御回路7は、コンデンサCF、スイッチS14が、コンデンサC2,スイッチSW5の代わりとして動作するように各スイッチを制御すればよい。この場合、部品点数の削減により回路構成を更に縮小することができる。
(2)上記実施形態では、A/D変換回路6,60として、いわゆる1.5ビットA/D変換器を使用しているが、複数ビットのA/D変換器を使用してもよい。この場合、デジタル変換値XDのビット数に応じて、コンデンサアレイ回路を構成するコンデンサの数やそのコンデンサに変換対象電圧Vslまたはデジタル変換値XDに相当するアナログ電圧を供給するスイッチを適宜変更すればよい。
(3)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1,1a,10…電圧検出装置 2,20…演算増幅器 3,3a,30…第1部分回路 4,40…第2部分回路 5,50…入力切替回路 6,60…A/D変換回路 7,70…制御回路 31,31a…サンプリング部 32,33…シフト部

Claims (7)

  1. 演算増幅器(2,20)と、
    組電池を形成する直列接続された複数の電池セルのうちいずれか一つを選択し、選択した電池セルの両端電圧を表す電圧を抽出して保持するレベルシフト回路を、前記演算増幅器と共に構成する第1部分回路(3,30)と、
    入力された変換対象電圧をデジタル値に変換するA/D変換回路(6,60)と、
    前記変換対象電圧と前記A/D変換回路での変換結果に応じたアナログ電圧との差電圧を増幅した残余電圧を生成し、該残余電圧を前記変換対象電圧として前記A/D変換回路に供給する残余電圧生成回路を、前記演算増幅器と共に構成する第2部分回路(4,40)と、
    前記演算増幅器を、前記レベルシフト回路あるいは前記残余電圧生成回路のうちいずれか一方として動作させ、前記レベルシフト回路として動作させた時に、該レベルシフト回路が保持した電圧が前記変換対象電圧として前記A/D変換回路および前記残余電圧生成回路に供給されるように前記第1部分回路および前記第2部分回路の接続状態を切り替える切替回路(S15〜S17)と、
    前記切替回路の設定と、前記第1部分回路および前記第2部分回路の動作とを制御することで、前記演算増幅器をレベルシフト回路として動作させるレベルシフトモードで動作させた後、前記残余電圧生成回路として動作させるA/D変換モードで動作させ、該A/D変換モードでは、前記レベルシフト回路から供給される前記変換対象電圧を、前記A/D変換回路および前記残余電圧生成回路を通して巡回させることで巡回型A/D変換器としての動作を実行する制御回路(7,70)と、
    を備え
    前記第1部分回路は、前記演算増幅器の入出力端子間に介在し、抽出した電圧を保持する保持コンデンサ(C2)を備え、
    前記第2部分回路は、前記演算増幅器の入出力端子間に介在する積分コンデンサ(CF)を備え、
    前記切替回路は、
    前記演算増幅器の入力端子と前記保持コンデンサとの間に介在する第1切替スイッチ(S17)と、
    前記演算増幅器の入力端子と前記積分コンデンサとの間に介在し、前記積分コンデンサの一端を、前記演算増幅器の入力端子または予め設定された基準電圧を供給する基準線のいずれかに接続する第2切替スイッチ(S15,S16)と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記演算増幅器をレベルシフト回路として動作させる時には、前記第1切替スイッチをオン、前記第2切替スイッチを前記基準線側に設定し、前記残余電圧生成回路として動作
    させる時には、前記第1切替スイッチをオフ、前記第2切替スイッチを前記演算増幅器の入力端子側に設定することを特徴とする電圧検出装置。
  2. 記第2部分回路は、
    一端が共通に接続された1または複数のコンデンサ(CS10,CS11)からなるコンデンサアレイ回路と
    記演算増幅器の入出力端子間に介在し前記積分コンデンサの電荷をリセットする第1制御スイッチ(S14)と、
    前記コンデンサアレイ回路を構成する各コンデンサの共通接続端と前記演算増幅器の入力端子との間に介在し、前記共通接続端を、前記演算増幅器の入力端子または前記基準線のいずれかに接続する第2制御スイッチ(S12,S13)と、
    前記コンデンサアレイ回路を構成する各コンデンサの前記共通接続端とは反対側の個別端に、前記演算増幅器の出力電圧または前記A/D変換回路の変換結果に応じたアナログ電圧を印加する第3制御スイッチ(S10,S11)と、
    更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。
  3. 演算増幅器(2,20)と、
    組電池を形成する直列接続された複数の電池セルのうちいずれか一つを選択し、選択した電池セルの両端電圧を表す電圧を抽出して保持するレベルシフト回路を、前記演算増幅器と共に構成する第1部分回路(3a,30)と、
    入力された変換対象電圧をデジタル値に変換するA/D変換回路(6,60)と、
    前記変換対象電圧と前記A/D変換回路での変換結果に応じたアナログ電圧との差電圧を増幅した残余電圧を生成し、該残余電圧を前記変換対象電圧として前記A/D変換回路に供給する残余電圧生成回路を、前記演算増幅器と共に構成する第2部分回路(4)と、
    前記演算増幅器を、前記レベルシフト回路あるいは前記残余電圧生成回路のうちいずれか一方として動作させ、前記レベルシフト回路として動作させた時に、該レベルシフト回路が保持した電圧が前記変換対象電圧として前記A/D変換回路および前記残余電圧生成回路に供給されるように前記第1部分回路および前記第2部分回路の接続状態を切り替える切替回路(S15〜S17)と、
    前記切替回路の設定と、前記第1部分回路および前記第2部分回路の動作とを制御することで、前記演算増幅器をレベルシフト回路として動作させるレベルシフトモードで動作させた後、前記残余電圧生成回路として動作させるA/D変換モードで動作させ、該A/D変換モードでは、前記レベルシフト回路から供給される前記変換対象電圧を、前記A/D変換回路および前記残余電圧生成回路を通して巡回させることで巡回型A/D変換器としての動作を実行する制御回路(7)と、
    を備え、
    前記第2部分回路は、
    一端が共通に接続された1または複数のコンデンサ(CS10,CS11)からなるコンデンサアレイ回路と、
    前記演算増幅器の入出力端子間に介在する積分コンデンサ(CF)と、
    前記演算増幅器の入出力端子間に介在し前記積分コンデンサの電荷をリセットする第1 制御スイッチ(S14)と、
    前記コンデンサアレイ回路を構成する各コンデンサの共通接続端と前記演算増幅器の入力端子との間に介在し、前記共通接続端を、前記演算増幅器の入力端子または予め設定された基準電圧を供給する基準線のいずれかに接続する第2制御スイッチ(S12,S13)と、
    前記コンデンサアレイ回路を構成する各コンデンサの前記共通接続端とは反対側の個別端に、前記演算増幅器の出力電圧または前記A/D変換回路の変換結果に応じたアナログ電圧を印加する第3制御スイッチ(S10,S11)と、
    を備え、
    前記レベルシフト回路は、抽出した電圧を保持する保持コンデンサとして前記積分コンデンサを使用し、
    前記切替回路は、
    前記演算増幅器の入力端子と前記保持コンデンサとの間に介在する第1切替スイッチ(S17)を備えることを特徴とする電圧検出装置。
  4. 前記演算増幅器(20)は、反転出力端子と非反転出力端子とを有し、
    前記レベルシフト回路は、選択された前記電池セルの両端電圧を、両者の差電圧によって表す一対の電圧を生成保持し、
    前記第1部分回路(30)および前記切替回路は、前記演算増幅器の反転入力端子および非反転出力端子に接続され、前記レベルシフト回路が保持する一対の電圧のうち一方を第1変換対象電圧として動作する部位と、前記演算増幅器の非反転入力端子および反転出力端子に接続され、前記一対の電圧のうち他方を第2変換対象電圧として動作する部位とを備え、
    前記A/D変換回路(60)は、前記第1変換対象電圧と第2変換対象電圧の差電圧をA/D変換することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電圧検出装置。
  5. 前記第1部分回路は、計測対象となる電池セルの両端の電圧を同じタイミングで保持することを特徴とする請求項4に記載の電圧検出装置。
  6. 前記第1部分回路は、全ての電池セルについて、該電池セルの両端の電圧を同じタイミングで保持し、計測対象となる電池セルの両端の電圧を順次選択して出力することを特徴とする請求項4に記載の電圧検出装置。
  7. 前記第1部分回路は、前記電池セル毎に、同一の構成を有する個別回路を備え、
    前記個別回路(P1〜P4)は、
    一対のコンデンサ(C11〜C14)と、
    当該個別回路に対応付けられた前記電池セルの両端に接続された各端子と前記一対のコンデンサの各一端との間にそれぞれ設けられた一対の第1スイッチ(SW1A〜SW4A)と、
    前記一対のコンデンサにおける前記第1スイッチとの各接続端の間に設けられた第2スイッチ(SW1B〜SW4B)と、
    前記演算増幅器の非反転入力端子および反転出力端子と前記一対のコンデンサにおける前記第1スイッチとの接続端とは反対側の各他端との間にそれぞれ設けられた一対の第3スイッチ(SW1C〜SW4C)と、
    前記一対のコンデンサにおける前記第3スイッチとの各接続端と予め設定された基準電圧が付与された電圧線との間にそれぞれ設けられた一対の第4スイッチ(SW1D〜SW4D)と、
    を備え、全ての前記個別回路について、前記第1スイッチと前記第4スイッチをオンに設定することで前記一対のコンデンサに各電池セル電圧に対応する電荷を充電し、前記第1スイッチをオフに設定することで電荷を前記一対のコンデンサに保持した後、計測対象となる電池セルを順次選択し、選択された電池セルに対応づけられた前記個別回路について、前記第2スイッチと前記第3スイッチを閉じることにより、各電池セルの電圧を出力することを特徴とする請求項6に記載の電圧検出装置。
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