JP6295667B2 - A/d変換器、撮像素子、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

A/d変換器、撮像素子、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、A/D変換器、撮像素子、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
リニアセンサとして使われているデバイスとして、CCD(Charge Coupled Device)が知られている。CCDから出力されたアナログ信号は、後段IC内のA/D変換器によってデジタル信号に変換されるが、アナログ信号のレベルをA/D変換器の入力範囲に合わせるために、任意にゲインを制御できるPGA(プログラマブルゲインアンプ)が用いられている。
一方、近年はCCDに代わるイメージセンサとして、CMOSイメージセンサが多用されてきている。CMOSイメージセンサは、一般的なCMOS型集積回路と同様の製造プロセスを用いることが可能であり、また単一電源での駆動が可能である。さらに、CMOSプロセスを用いたアナログ回路や論理回路を同一チップ内に混在させることができるため、周辺ICの数を減らすことができるといった大きなメリットを持ち合わせている。また、CMOSイメージセンサは、低消費電力化及び小型化が可能なことから、画素毎、又は複数画素毎にPGAやA/D変換器(ADC)を備えることも可能となっている。とくに近年では、様々なA/D変換が提案されている中で、1つのコンパレータ(1ビットA/D変換器)にアナログ信号を指定したビット数分巡回させてデジタル信号を出力する回路規模を抑えた巡回型A/D変換器が公知となっている。
また、特許文献1には、画素アレイと、画素の列ごとに配置されたカラムADCと、変換結果を外部等へ出力するときに画素アレイの列方向の選択処理を行なう出力回路と、画素アレイの行方向の選択処理を行なう行選択回路とを備え、カラムADCがPGAと縦列接続された巡回型ADCとを含む固体撮像装置が開示されている。
しかしながら、従来のCMOSリニアセンサでは、PGAやADCをカラム単位で設けようとすると、回路規模(チップサイズ)が増大してしまうという問題があった。さらに、PGAでは容量比によって増幅率を決めており、必要なゲイン範囲に応じて容量の規模が決まるため、ゲイン範囲が広いとその分PGA1個当たりに接続される容量やスイッチが増加する。また、各カラムのPGAが同様に構成されるため、PGA回路の仕様次第では回路規模が増大しやすくなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回路規模の増大を抑えつつ、アナログ入力信号を増幅させてA/D変換を行うことを可能にするA/D変換器、撮像素子、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入力された処理対象電圧が参照電圧よりも高いか否かを判定し、判定結果をデジタル値で出力する判定部と、前記判定部に入力された処理対象電圧が前記参照電圧よりも高いと前記判定部が判定した場合には、入力された処理対象電圧から前記参照電圧を差し引いた差引電圧を出力し、前記判定部に入力された処理対象電圧が前記参照電圧以下であると前記判定部が判定した場合には、入力された処理対象電圧を出力する演算部と、前記演算部が出力した処理対象電圧又は前記差引電圧を増幅させ、増幅信号として出力する増幅部と、前記判定部及び前記演算部に対し、アナログ入力信号又は前記増幅信号のいずれを処理対象電圧として入力するかを切替える第1切替部と、前記判定部に対し、前記アナログ入力信号及び前記増幅信号のいずれか、又は前記参照電圧よりも低い電圧のいずれを処理対象電圧として入力するかを切替える第2切替部と、前記判定部が出力したデジタル値を上位ビットから結合させることにより、前記アナログ入力信号に対応するデジタル信号を出力する結合部と、前記増幅部の増幅率を切替える第3切替部と、前記アナログ入力信号を巡回させて予め定められた増幅率で前記増幅部が増幅させるまでの期間の一巡当たりの増幅率と、前記判定部に入力される処理対象電圧が前記参照電圧よりも低い電圧から前記増幅信号に切替わるように前記第2切替部が切替えた後の一巡当たりの増幅率とが異なるように、前記第1切替部、前記第2切替部及び前記第3切替部を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、所定の周期内に複数の異なるアナログ入力信号のそれぞれに対応する複数のデジタル信号を前記結合部が出力する場合、前記複数の異なるアナログ入力信号のそれぞれに対して予め定められた増幅率が異なっていても、前記複数の異なるアナログ入力信号を巡回させる回数がそれぞれ同じになるように前記第1切替部及び前記第2切替部それぞれの切替えを制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、回路規模の増大を抑えつつ、アナログ入力信号を増幅させてA/D変換を行うことを可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、画像形成装置などに実装された撮像素子と周辺の構成を示す構成図である。 図2は、A/D変換器の構成を示す構成図である。 図3は、撮像素子のカラムにおける動作を示すフローチャートである。 図4は、撮像素子のカラムにおける動作を示すタイミングチャートである。 図5は、画像形成装置などに実装された実施形態にかかる撮像素子及びその周辺の構成を示す構成図である。 図6は、A/D変換器の構成を示す構成図である。 図7は、撮像素子のカラムにおける動作を示すフローチャートである。 図8は、撮像素子のカラムにおける動作を示すタイミングチャートである。 図9は、色毎に異なる増幅率が設定された場合の撮像素子の動作を示すタイミングチャートである。 図10は、制御部が行う制御を示すタイミングチャートである。 図11は、色毎に異なる増幅率が設定された場合の撮像素子の動作を示すタイミングチャートである。 図12は、A/D変換器の第1変形例の構成を示す構成図である。 図13は、可変増幅部の構成例を示す構成図である。 図14は、A/D変換器の第2変形例の構成を示す構成図である。 図15は、A/D変換器を備えた撮像素子のカラムにおける動作例を示すタイミングチャートである。 図16は、撮像素子の他の動作例を示すタイミングチャートである。 図17は、画像読取装置を備えた画像形成装置の概要を示す図である。
まず、本発明がなされるに至った背景について説明する。図1は、例えば画像読取装置又は画像形成装置などに実装された撮像素子10及びその周辺の構成を示す構成図である。撮像素子10は、デジタル出力型のCMOSカラーリニアイメージセンサであり、CPU11の制御に応じて動作する。
図1に示すように、撮像素子10は、例えば光電変換部12、信号処理部14及び制御部16を有する。光電変換部12は、R,G,Bの色毎にそれぞれ一方向に配列されたN個(1〜n)の受光素子(フォトダイオード)120、122、124を有する。また、撮像素子10は、R,G,Bの3つの受光素子120、122、124が1つのカラムに含まれ、カラム毎に光電変換した信号を出力するように構成されている。
信号処理部14は、N個のPGA(Programmable Gain Amplifier)140、及びN個のA/D変換器(ADC)20を有し、光電変換部12がカラム毎に出力するアナログ信号を増幅し、デジタル信号に変換して出力する。
光電変換部12は、画素信号をリセットすることによってある電位にプリチャージされた信号(以下、黒レベルと称す)と、各受光素子120,122,124における光電変換によって得られた電荷に応じた信号(以下、信号レベルと称す)との2種類のアナログ信号を出力する。
画素信号(信号レベル、黒レベル)の取り出しには、相関二重サンプリング(Correlate Double Sampling)動作が行なわれるのが一般的である。各画素信号は、各A/D変換器20によってデジタル信号に変換される。ただし、同じような強さの光が撮像素子10に照射された場合には、各画素から得られる画素信号の差が小さくなるため、撮像される画像が階調のない画像となってしまう。これを解消するために、A/D変換器20の前段にPGA140が設けられている。
図2は、A/D変換器20(n番目)の構成を示す構成図である。図2に示すように、A/D変換器20は、判定部200、演算部202、増幅部204、第1切替部206及びbit結合部(結合部)208を有する巡回型のA/D変換器(巡回型ADC)である。
判定部200は、例えば1bitADC(1bitA/D変換器)であり、比較器(コンパレータ)などによって構成される。判定部200は、入力された処理対象電圧(ADCin)が参照電圧(Vref)よりも高いか否かを判定し、判定結果をデジタル値(0,1)で演算部202及びbit結合部208に対して出力する。
演算部202は、1bitDAC(1bitD/A変換器)210及び減算器212を有する。1bitDAC210は、判定部200から入力されるデジタル値(ADCout)をD/A変換し、変換したアナログ信号(Vdac:Vref又は0V)を演算部202に対して出力する。減算器212は、入力された処理対象電圧(Vin)からアナログ信号(Vdac)を差し引き、差し引いた結果(差引電圧)を増幅部204に対して出力する。
つまり、演算部202は、判定部200に入力された処理対象電圧(ADCin)が参照電圧(Vref)よりも高いと判定部200が判定した場合には、入力された処理対象電圧(Vin)から参照電圧(Vdac=Vref)を差し引いた差引電圧を出力し、判定部200に入力された処理対象電圧(ADCin)が参照電圧(Vref)以下であると判定部200が判定した場合には、入力された処理対象電圧(Vin)を出力する。
増幅部204は、増幅率が2倍に設定されたアンプであり、減算器212が出力した処理対象電圧(Vin)又は差引電圧(Vin−Vref)を2倍に増幅させ、増幅した信号を増幅信号(Vfb)として第1切替部206へ出力する。増幅部204は、例えば内部に図示しない2つの容量C0,C1を有し、その容量比によって減算器212からのアナログ入力信号(Vin−Vdac)を増幅する。
第1切替部206は、例えば制御信号SWfbに応じて動作するアナログスイッチであり、判定部200及び演算部202に対し、アナログ入力信号(Ain)又は増幅信号(Vfb)のいずれを処理対象電圧として入力するかを切替える。
bit結合部208は、判定部200が出力したデジタル値をビット選択信号BITSELのアサート時に上位ビットから予め定められたビット数結合させることにより、アナログ入力信号(Ain)に対応するデジタル信号(Dout)を出力する。
A/D変換器20は、制御部16(図1)が出力するクロック(CLK)に基づいて動作し、1画素信号の処理開始時に制御部16が出力するRSTに応じて初期化を行う。
次に、撮像素子10の動作について説明する。図3は、撮像素子10のn番目のカラムにおける動作例を示すフローチャートである。図4は、撮像素子10のn番目のカラムにおける動作例を示すタイミングチャートである。
図3に示すように、まず、撮像素子10は、n番目のカラムの受光素子120,122,124のいずれかが出力し、PGA140が増幅させたアナログ入力信号Ain(n)を、A/D変換器20に入力する(S301)。撮像素子10は、ADCinを1bitDAC210に入力し、Vinを減算器212に入力する(S302)。
判定部200は、入力されるADCinを参照電圧Vrefと比較し、ADCinが参照電圧Vrefよりも高い場合(S303:Yes)にはS304の処理に進み、ADCinが参照電圧Vref以下の場合(S303:No)にはS305の処理に進む。
A/D変換器20は、S304の処理において、判定部200からデジタル値(ADCout)として1を出力し、bit結合部208及び1bitDAC210にADCout=1を入力する。
また、A/D変換器20は、S305の処理において、判定部200からデジタル値(ADCout)として0を出力し、bit結合部208及び1bitDAC210にADCout=0を入力する。
1bitDAC210は、S306の処理において、アナログ信号Vdac=Vrefを出力し、減算器212に対して入力する。
1bitDAC210は、S307の処理において、アナログ信号Vdac=0を出力し、減算器212に対して入力する。
減算器212は、アナログ信号Vinからアナログ信号Vdacを差し引く(除去する)演算を行い、Vin−Vdacを出力し、増幅部204に対して入力する(S308)。一方、bit結合部208は、複数のbitを結合(bit結合処理)する(S309)。また、bit結合部208は、予め定められた数の全てのbitで処理が完了したか否かを判定する(S310)。bit結合部208は、全てのbitで処理が完了したと判定した場合(S310:Yes)にはS313の処理に進み、全てのbitでは処理が完了していないと判定した場合(S310:No)にはS311の処理に進む。つまり、bit結合部208は、予め定められたbit数のデジタル信号Doutを出力可能になるまで(BITSELがアサート期間)、上位ビットから下位ビットまでの各ADCoutを受入れる。
増幅部204は、減算器212から受入れた差引電圧(Vin−Vdac)を2倍に増幅させ、増幅信号(Vfb=2×(Vin−Vdac))を第1切替部206に対して出力する(S311)。
第1切替部206は、制御信号SWfb(=1)によって切替えられ、増幅信号Vfbを入力Vinにフィードバックさせる(S312)。
bit結合部208は、予め定められたbit数のデジタル信号Doutを出力可能になると(BITSELのアサート期間が経過すると)、デジタル信号Doutを出力する(S313)。例えば、A/D変換器20は、図4に示すように、AD1〜8のAD変換期間のアナログ入力信号Ainに対応するデジタル信号Dout(n)=11000110(b)=198(d)を出力する。
上述したように、撮像素子10は、R,G,Bの3つの受光素子120,122,124を含むカラム毎にPGA140及びA/D変換器20が設けられている。撮像素子10は、画像読取装置に実装された場合には、受光後に主走査方向の1ラインを読取る期間中に各PGA140及びA/D変換器20が同時に動作する。また、撮像素子10は、カラム毎にPGA140及びA/D変換器20が設けられているので、主走査方向の1ラインの読取期間中にRed→Green→Blueの各画素信号に対して順次に連続して処理を行う。
(実施形態)
次に、実施形態にかかる撮像素子10aについて説明する。図5は、例えば画像読取装置又は画像形成装置などに実装された実施形態にかかる撮像素子10a及びその周辺の構成を示す構成図である。撮像素子10aは、デジタル出力型のCMOSカラーリニアイメージセンサであり、CPU11の制御に応じて動作する。以下、図1,2に示した構成部分と実質的に同じものには、同一の符号が付してある。
図5に示すように、撮像素子10aは、例えば光電変換部12、信号処理部14a及び制御部16を有する。CPU11は、撮像素子10a内に集積されてもよく、制御部16と一体に構成されてもよい。また、撮像素子10aは、R,G,Bの3つの受光素子120、122、124が1つのカラムに含まれ、カラム毎に光電変換した信号を出力するように構成されている。信号処理部14aは、N個のA/D変換器(ADC)20aを有し、光電変換部12がカラム毎に出力するアナログ信号を増幅し、デジタル信号に変換して出力する。つまり、信号処理部14aには、PGA140(図1)が設けられていない。
図6は、A/D変換器20a(n番目)の構成を示す構成図である。図6に示すように、A/D変換器20aは、判定部200、演算部202、増幅部204、第1切替部206、bit結合部(結合部)208及び第2切替部214を有する巡回型のA/D変換器(巡回型ADC)である。
第2切替部214は、例えば制御信号SWadに応じて動作するアナログスイッチであり、判定部200に対し、アナログ入力信号(Ain)及び増幅信号(Vfb)のいずれか、又は参照電圧(Vref)よりも低い固定電圧(Vf:フィードバック電圧)のいずれを処理対象電圧として入力するかを切替える。なお、A/D変換器20aは、増幅部204が出力したVfbを保持するサンプル・ホールド回路、及びVinを保持するサンプル・ホールド回路などが設けられてもよい。
次に、撮像素子10aの動作について説明する。図7は、撮像素子10aのn番目のカラムにおける動作例を示すフローチャートである。図8は、撮像素子10aのn番目のカラムにおける動作例を示すタイミングチャートである。なお、図7に示したS701〜S709の処理に続いて行われる各処理は、図3に示したS302〜S313の処理と同じである。
図7に示すように、まず、撮像素子10aは、n番目のカラムの受光素子120,122,124のいずれかが出力したアナログ入力信号Ain(n)をA/D変換器20aに入力する(S701)。ここで、制御部16が出力する制御信号SWfbは、0にされる。
また、撮像素子10aは、制御部16が出力する制御信号SWad(=0)に応じて、第2切替部214が切替えを行う。ここで、第2切替部214は、固定電圧(Vf)側に接続され、判定部200に入力される処理対象電圧(ADCin)が参照電圧(Vref)よりも低い固定電圧(Vf)となるように切替えを行う(S702)。固定電圧(Vf)が参照電圧(Vref)よりも電位が低いために、判定部200は、ADCout=0を出力し、1bitDAC210に対して入力する(S703)。
よって、1bitDAC210は、アナログ信号Vdac=0を出力し、減算器212に対して入力する(S704)。このとき、BITSELはネゲートされており、bit結合部208がディセーブルになっているために、bit結合部208に対する入力(0)は無視される(bit結合動作を行わない)。
減算器212は、Vin−Vdacを算出するが、Vdacが0であるため、結果的に減算を行なわずにVinを出力し、増幅部204に対して入力する(S705)。撮像素子10aは、アナログ入力信号(Ain)が予め定められた増幅率で増幅されるまで、Ainを例えば予め定められた回数巡回させる。つまり、制御部16が、Ainを予め定められた回数巡回させたか否か(ゲイン処理が完了したか否か)を判定する(S706)。制御部16は、ゲイン処理が完了していないと判定した場合(S706:No)にはS707の処理に進み、ゲイン処理が完了したと判定した場合(S706:Yes)にはS709の処理に進む。
増幅部204は、減算器212から入力されたVinを2倍の増幅率で増幅させる。つまり、増幅部204は、Vfb=2×(Vin−0)を第1切替部206に対して出力する(S707)。第1切替部206は、増幅部204が出力したVfbを減算器212に対するVinとするようにフィードバックさせる(S708)。ここで、再び増幅部204に増幅されたアナログ入力信号Vinが入力されると、さらに2倍に増幅され、最終的に2のべき乗のゲインがかけられる。
上述したようにゲイン処理が完了すると、制御部16は、制御信号SWadを1にすることにより、ADCinがVfからVinに切替わるように第2切替部214に切り替えさせる(S709)。ここで、撮像素子10aは、BITSELをアサートにし、図3に示した処理と同様の処理を行い、増幅したアナログ入力信号Vinに対して上位bit側からA/D変換を行う(図8:AD1〜8)。
図8に示した例では、Ain(n)として、図4に示したAinの1/8の入力を撮像素子10aに対して行っている。図8に示したように、撮像素子10aは、増幅期間としてG1〜3のサイクルでAinを巡回させて8倍の増幅を行っているため、最終的に図4に示したデジタル出力と同じDout(n)=11000110(b)=198(d)を出力する。
同様に、撮像素子10aは、次の画素(R→G→Bの順)にも同様の処理を行う。R,G,Bの画素それぞれに対する増幅率(ゲイン)が異なる場合、図8に示した増幅サイクルG*(例えば*=1〜3)が異なる。図8に示した例では、Redの次の画素(Green)についてはG1の1サイクルのみを使って2倍の増幅を行っている。よって、増幅期間のサイクル数Cを用いて増幅率を示すと、2C倍となる。
このように、撮像素子10aは、A/D変換前に増幅部204を用いてアナログ入力信号Ainを増幅させるので、前段にPGAが用いられることなくAinを増幅させてA/D変換を行うことができ、回路規模の増大を抑えることができる。
次に、画像読取装置において、撮像素子10aが主走査方向の1ラインを読取る期間内にR,G,Bの各画素の読取りを行う場合の動作について説明する。図9は、色毎に異なる増幅率(ゲイン)が設定された場合の撮像素子10aの動作を示すタイミングチャートである。図9(a),(b)では、それぞれ色毎に増幅率の設定が異なっている。撮像素子10aは、主走査方向の1ラインを読取る期間(LSYNC:ライン同期信号)中に、R→G→Bの順で画素毎に信号を増幅してA/D変換を行う。
図8に示した例では、RのAin(n)は8倍、GのAin(n)は2倍の増幅率で増幅され、増幅期間がそれぞれG1〜3(3サイクル)、G1(1サイクル)となっている。従って、1画素の処理に必要な増幅期間とA/D変換期間が増幅率の設定に応じて画素毎に異なることとなる。つまり、主走査方向の1ラインを読取る期間内にR,G,Bそれぞれのデジタル信号を出力するタイミングが、各色チャンネル毎の増幅率の設定によって異なってしまう。
例えば、図9に示した電源電圧+Vddのように、主走査方向の1ラインを読取る期間(LSYNC:ライン同期信号)中の電源変動やノイズが発生していた場合、1ライン中のA/D変換タイミングが色毎に異なっていると、そのときの電源レベルやノイズレベルに応じて画像レベルに対する影響が色毎に異なる。従って、結果的にゲインの設定値に応じて画像レベルがリニアに変化せず、ノイズや電源変動への耐性が弱くなってしまうことがある。なお、図9においては、電源電圧の変動による影響を説明するために、1ラインの読取開始から終了まで線形に電源電圧が落ちていくランプ状の電源電圧の変動が例として用いられている。
例えば、図9(a),(b)に示すように、色毎に異なるゲインが設定されている場合、A/D変換のタイミング(A/D変換に要する期間)が各色毎に異なり、電源電圧+Vddの変動による影響が色毎に変わってしまう。
図10は、電源電圧+Vddの変動による影響が色毎に異なってしまうことを防止するために撮像素子10aの制御部16が行う制御を示すタイミングチャートである。図10に示した例と、図8に示した例とでは、GのAin(n)に対して同じ増幅率が設定されている。しかし、増幅率が同じであっても、増幅のためにAinを巡回させるサイクル数は、図8に示した例では1サイクルであり、図10に示した例では4サイクルとなっている。
撮像素子10aは、色毎それぞれの増幅率にかかわらず、増幅のためにAinを巡回させるサイクル数が最大となる色のサイクル数に各色のサイクル数を合わせる。図10に示した例では、4サイクル=16倍である。ここで、A/D変換器20aは、その色の画素の信号に対する増幅に必要なサイクル数(図10のGでは1サイクル)以外のサイクルでは増幅を行わない。具体的には、図10に示した例では、1画素期間(Green)の先頭でのSWfbのネゲート期間(撮像素子10aの入力側に接続)を3サイクル分(G1〜3)に長くしている。
よって、フィードバック電圧VfbがVinに反映されず、Vinは入力されたGのAin(n)を保持している状態となる。図10に示した例では、GのAin(n)は、増幅率が2倍に設定されているため、G1〜G3サイクルまでは増幅されない。制御部16がG4サイクルにおいてSWfbをアサート(フィードバック側に接続)することにより、GのAin(n)は、増幅が開始され、G4のサイクルで2倍となる。
このように、色毎に設定された増幅率に合わせて、制御部16がSWfbの立ち上がりのタイミングを制御することにより、同じサイクル数でも増幅率を異ならせることが可能となる。つまり、撮像素子10aは、色毎に設定された増幅率にかかわらず、常に1ライン中の同じタイミングでA/D変換をR,G,Bそれぞれに対して実行することができる。よって、1ライン期間に電源変動があった場合でも、各色のチャンネル毎に設定された増幅率が異なることが、読取画像の品質に影響することを抑制することができる。
図11は、制御部16がAinの増幅期間のサイクル数を調整して、色毎に異なる増幅率が設定された場合の撮像素子10aの動作を示すタイミングチャートである。図11(a),(b)に示された各色に対する増幅率は、図9(a),(b)に示された各色に対する増幅率と同じにされている。図11に示された例では、色毎に異なる増幅率が設定されても、1ライン期間における色毎のA/D変換のタイミングが同じタイミングとなっている。
次に、A/D変換器20aの第1変形例(A/D変換器20b)について説明する。図12は、A/D変換器20aの第1変形例(A/D変換器20b:n番目)の構成を示す構成図である。図12に示すように、A/D変換器20bは、判定部200、演算部202、可変増幅部204a、第1切替部206、bit結合部208及び第2切替部214を有する巡回型のA/D変換器(巡回型ADC)である。
図13は、可変増幅部204aの構成例を示す構成図である。可変増幅部204aは、増幅部215及び利得切替部216を有する。利得切替部216は、容量C0,C1,C2及び切替スイッチ218を有し、例えば第3切替部を構成する。切替スイッチ218は、C2(≠0)の接続を制御信号SWadに応じてオンオフするように切替える。
上述したように、増幅部204は、例えば内部に図示しない2つの容量C0,C1を有し、その容量比によって減算器212からのアナログ入力信号(Vin−Vdac)を増幅する。よって、増幅部204は、内部の容量比(C0/C1)が2となっている。
一方、可変増幅部204aは、切替スイッチ218がオンになると、容量C2が接続され、増幅率が変化する。可変増幅部204aは、増幅部204に容量C2と切替スイッチ218とを加えることによって構成可能である。容量C2及び切替スイッチ218は、外部のPGA(例えばPGA140:図1)に比べると、回路規模が極めて小さい。
図6に示したA/D変換器20aは、Ainを増幅させる動作(増幅期間)と、AinをA/D変換する動作(AD変換期間)とを、制御部16から入力される制御信号SWadに応じて切替えている。図12に示したA/D変換器20bは、制御部16から入力される制御信号SWadに応じて切替スイッチ218(図13)も切替える。A/D変換器20bは、切替スイッチ218がオンになると、C1とC2が並列になるため、容量比(増幅率)がC0/(C1+C2)となり、増幅率が2倍以外の値となる。
よって、A/D変換器20bは、Ainの増幅期間における増幅部215の増幅率が2倍未満にされると、2のべき乗よりも細かい増加ステップで増幅率を上げていくことが可能となる。例えば、C0=2、C1=1、C2=0.5であった場合、AD変換期間(切替スイッチ218:オフ)には2倍となる増幅率が、Ainの増幅期間(切替スイッチ218:オン)には2/1.5=1.33倍となる。つまり、A/D変換器20bは、1.33のべき乗で増幅率の変更が可能となる。
次に、A/D変換器20aの第2変形例(A/D変換器20c)について説明する。図14は、A/D変換器20aの第2変形例(A/D変換器20c:n番目)の構成を示す構成図である。図15は、A/D変換器20cを備えた撮像素子10aのn番目のカラムにおける動作例を示すタイミングチャートである。
図14に示すように、A/D変換器20cは、判定部200、演算部202、可変増幅部204a、第1切替部206、bit結合部208、第2切替部214及び速度切替部220を有する巡回型のA/D変換器(巡回型ADC)である。速度切替部220は、例えば制御部16などから入力される異なる2つの周波数のクロックを切替えて、A/D変換器20cを構成する各部にクロックをそれぞれ供給する第4切替部となっている。なお、速度切替部220は、異なる2つの周波数のクロックを入力される場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、速度切替部220は、PLLや分周回路などとトランジスタなどによって構成され、外部からの制御に応じてA/D変換器20c内で使用するクロックを切替えるように動作する切替回路であってもよい。即ち、速度切替部220は、ある1つのクロックと、当該速度切替部220が逓倍又は分周したクロックとを、外部からの制御に応じて切替えてもよい。
A/D変換器20cは、制御部16から新たにクロック入力として、増幅動作用クロックCLKgainと、A/D変換動作用クロックCLKadcとを受入れ、速度切替部220によって動作に使用するCLKを選択する。クロックの周波数は、CLKgain>CLKadcの関係がある。
Ainの増幅期間をAD変換期間の前に加えると、その分1画素期間(増幅期間+AD変換期間)が長くなる。しかし、撮像素子10aは、増幅期間では単純に可変増幅部204aの出力を入力側(第1切替部206)へフィードバックさせるだけであるため、A/D変換1bit当たりにかかる時間よりも短い時間で増幅動作をさせても問題ない。
よって、A/D変換器20cは、増幅期間には速度切替部220によりCLKgainを選択し、動作時のCLKの周波数を高める。逆に、A/D変換器20cは、AD変換期間には速度切替部220によりCLKadcに切り替えて、増幅部204と同じ速度でAD変換を行っていく。なお、速度切替部220は、制御信号SWadに応じてCLKの周波数を切替える。
なお、A/D変換器20cは、速度切替部220によらずにクロックの周波数を変更するように構成されてもよい。例えば、A/D変換器20cは、制御部16などにPLLが設けられて、異なる2つのクロックが切替えられてもよい。また、A/D変換器20cは、速度切替部220が設けられることなく、外部で周波数が異なる2つのクロックが切替えられても動作するように構成されてもよい。
また、図15に示した例では、CLKgainがCLKadcの2倍の周波数とされているが、A/D変換器20cは、可変増幅部204aなどの入出力遅延や配線遅延を考慮して、クロックの周波数が設定されてもよい。
次に、撮像素子10aの他の動作例について説明する。図16は、撮像素子10aの他の動作例を示すタイミングチャートである。なお、図16に示した動作は、図1に示した撮像素子10と同じ構成であっても可能である。
図16に示すように、撮像素子10aは、まず、アナログ入力信号Ainを増幅させることなく、アナログ入力信号AinのA/D変換を開始する。ここで、A/D変換器20cが8bit出力のA/D変換器である場合に、A/D変換器20cは、8bit目までの出力を終えても、A/D変換を続ける(図16ではG1〜4の+4bit)。
よって、bit結合部208に入力される値は、図16では110001101101の12bitとなる。この12bitの数値は、上位8bitを選択すれば、上述の例のように11000110=198(d)が得られ、8bitのA/D変換と同じ結果となる。また、下位1bitを足して選択された場合は、110001101=397(d)となり、約2倍の出力となる。同様にさらに1bit追加していくと、1100011011=795(d)(4倍)、11000110110=1590(d)(8倍)、110001101101=3181(d)(16倍)と、2のべき乗で増幅した状態と等価となる。
つまり、設定する増幅率に応じてBITSELのネゲートタイミングを1サイクル単位で変化させるように制御部16が制御を行うと、増幅期間にアナログ入力信号Ainを増幅させることなく、増幅動作に相当する動作が可能となる。
なお、BITSELのネゲートタイミングを上位bit側に持っていけば、増幅率を1/2,1/4,1/8・・・とする減衰動作も可能となる。また、図16に示した動作では、画素信号の大きさによらず、結果的に増幅期間とAD変換期間に要する時間が一定になるため、R,G,Bのチャンネル間で増幅期間とAD変換期間が異なることもなく、1ラインの読取期間における電源変動の影響も低減される。
次に、実施形態にかかる撮像素子10aを有する画像読取装置を備えた画像形成装置について説明する。図17は、例えば撮像素子10aを有する画像読取装置60を備えた画像形成装置50の概要を示す図である。画像形成装置50は、画像読取装置60と画像形成部70とを有する例えば複写機やMFP(Multifunction Peripheral)などである。
画像読取装置60は、例えば撮像素子10a、LEDドライバ(LED_DRV)600及びLED602を有する。LEDドライバ600は、制御部16が出力するライン同期信号などに同期して、LED602を駆動する。LED602は、原稿に対して光を照射する。撮像素子10aは、ライン同期信号などに同期して、原稿からの反射光を受光して図示しない複数の受光素子が電荷を発生させて蓄積を開始する。そして、撮像素子10aは、AD変換等を行った後に、パラレルシリアル変換回路などを介して画像データを画像形成部70に対して出力する。
画像形成部70は、処理部80とプリンタエンジン82とを有し、処理部80とプリンタエンジン82とがインターフェイス(I/F)84を介して接続されている。
処理部80は、LVDS800、画像処理部802及びCPU11を有する。CPU11は、撮像素子10aなどの画像形成装置50を構成する各部を制御する。また、CPU11(又は制御部16)は、各受光素子が受光量に応じて電荷を発生させることを略同時に開始するよう制御する。
撮像素子10aは、LVDS800に対して例えば画像読取装置60が読取った画像の画像データ、ライン同期信号及び伝送クロックなどを出力する。LVDS800は、受入れた画像データ、ライン同期信号及び伝送クロックなどをパラレル10ビットデータに変換する。画像処理部802は、変換された10ビットデータを用いて画像処理を行い、画像データなどをプリンタエンジン82に対して出力する。プリンタエンジン82は、受入れた画像データを用いて印刷を行う。
画像形成装置50は、撮像素子10aを有する画像読取装置60を備えているので、撮像素子10aの回路規模が抑えられるために画像読取装置60の厚さを薄くすることができるため、コストダウン、小型化が可能となる。また、画像形成装置50が小型化され、用紙の出力部が画像読取装置60の直下に配置される場合等には、出力された用紙の取出しの容易性や、視認性が向上する。
10、10a 撮像素子
11 CPU
12 光電変換部
14、14a 信号処理部
16 制御部
20、20a、20b、20c A/D変換器
50 画像形成装置
60 画像読取装置
70 画像形成部
120、122、124 受光素子
140 PGA
200 判定部
202 演算部
204 増幅部
204a 可変増幅部
206 第1切替部
208 bit結合部
210 1bitDAC
212 減算器
214 第2切替部
215 増幅部
216 利得切替部
218 切替スイッチ
220 速度切替部
特開2012−114641号公報

Claims (8)

  1. 入力された処理対象電圧が参照電圧よりも高いか否かを判定し、判定結果をデジタル値で出力する判定部と、
    前記判定部に入力された処理対象電圧が前記参照電圧よりも高いと前記判定部が判定した場合には、入力された処理対象電圧から前記参照電圧を差し引いた差引電圧を出力し、前記判定部に入力された処理対象電圧が前記参照電圧以下であると前記判定部が判定した場合には、入力された処理対象電圧を出力する演算部と、
    前記演算部が出力した処理対象電圧又は前記差引電圧を増幅させ、増幅信号として出力する増幅部と、
    前記判定部及び前記演算部に対し、アナログ入力信号又は前記増幅信号のいずれを処理対象電圧として入力するかを切替える第1切替部と、
    前記判定部に対し、前記アナログ入力信号及び前記増幅信号のいずれか、又は前記参照電圧よりも低い電圧のいずれを処理対象電圧として入力するかを切替える第2切替部と、
    前記判定部が出力したデジタル値を上位ビットから結合させることにより、前記アナログ入力信号に対応するデジタル信号を出力する結合部と
    前記増幅部の増幅率を切替える第3切替部と、
    前記アナログ入力信号を巡回させて予め定められた増幅率で前記増幅部が増幅させるまでの期間の一巡当たりの増幅率と、前記判定部に入力される処理対象電圧が前記参照電圧よりも低い電圧から前記増幅信号に切替わるように前記第2切替部が切替えた後の一巡当たりの増幅率とが異なるように、前記第1切替部、前記第2切替部及び前記第3切替部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    所定の周期内に複数の異なるアナログ入力信号のそれぞれに対応する複数のデジタル信号を前記結合部が出力する場合、前記複数の異なるアナログ入力信号のそれぞれに対して予め定められた増幅率が異なっていても、前記複数の異なるアナログ入力信号を巡回させる回数がそれぞれ同じになるように前記第1切替部及び前記第2切替部それぞれの切替えを制御する、
    ことを特徴とするA/D変換器。
  2. 少なくとも前記演算部の動作速度を切替える第4切替部をさらに有すること
    を特徴とする請求項に記載のA/D変換器。
  3. 少なくとも前記第1切替部、前記第2切替部、前記結合部及び前記演算部をそれぞれクロックに基づいて動作させ、前記アナログ入力信号を巡回させて予め定められた増幅率で前記増幅部が増幅させるまでの期間のクロックの周波数が、前記判定部に入力される処理対象電圧が前記参照電圧よりも低い電圧から前記増幅信号に切替わるように前記第2切替部が切替えた後のクロックの周波数よりも高くなるよう制御する制御部をさらに有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のA/D変換器。
  4. 前記制御部は、
    前記アナログ入力信号を巡回させて予め定められた増幅率で前記増幅部が増幅させるように前記第1切替部の切替えを制御し、前記アナログ入力信号が予め定められた増幅率で増幅された後に、前記判定部に入力される処理対象電圧が前記参照電圧よりも低い電圧から前記増幅信号に切替わるように前記第2切替部の切替えを制御すること
    を特徴とする請求項に記載のA/D変換器。
  5. 前記制御部は、
    前記結合部が出力するデジタル信号の上位側又は下位側をさらに選択して出力するよう制御すること
    を特徴とする請求項に記載のA/D変換器。
  6. 受光量に応じて画素毎に電荷を発生させる受光素子と、
    前記受光素子が発生させた電荷量に対応する電圧を前記アナログ入力信号とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のA/D変換器と
    を有することを特徴とする撮像素子。
  7. 請求項6に記載の撮像素子を有すること
    を特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読取った画像データに基づく画像を形成する画像形成部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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