JPH0865580A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0865580A
JPH0865580A JP6195266A JP19526694A JPH0865580A JP H0865580 A JPH0865580 A JP H0865580A JP 6195266 A JP6195266 A JP 6195266A JP 19526694 A JP19526694 A JP 19526694A JP H0865580 A JPH0865580 A JP H0865580A
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JP
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signal
circuit
output
noise
digital
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JP6195266A
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Teruo Hieda
輝夫 稗田
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Canon Inc
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/616Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise involving a correlated sampling function, e.g. correlated double sampling [CDS] or triple sampling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズの影響を低減することのできる撮像装
置を得る。 【構成】 撮像光学系1を通じて被写体像がCCD2で
撮像されCCD出力はIC化されたディジタル化回路3
におけるサンプルアンドホールド回路、可変ゲインアン
プ及びADコンバータにより順次処理されてディジタル
信号となる。このディジタル信号は上記ICとは別のI
C上のディジタル処理回路4に加えられて所定形式のデ
ィジタルビデオ信号に変換される。 【効果】 ディジタル化回路の処理が後段のディジタル
処理回路で発生するノイズの影響を受けることなく行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号処理を行
う撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子であるCCDを用いた撮像
装置は、半導体技術の進歩により、小型、軽量化や高性
能化が進んでいる。特に、近年では、ディジタル技術の
進歩により、撮像装置の内部の信号処理の大部分をディ
ジタル信号処理で行い、ディジタルIC化している装置
が多く提案されている。
【0003】これらは、撮像素子であるCCDの出力信
号を、まず、サンプルアンドホールドを用いて信号成分
を取り出し、可変ゲインアンプによりゲインを変えた
後、ADコンバータによりディジタル信号に変換し、こ
のディジタル信号を前述したディジタルICに入力して
ディジタル信号処理を行い、その後、処理された信号を
DA変換して、VTRやテレビモニタなどに出力した
り、あるいはDA変換せずにディジタルビデオ信号とし
て外部機器に出力するように構成されている。
【0004】これら従来例の構成においては、CCD出
力信号は微弱でかつ高速なため、サンプルアンドホール
ド回路は、SNが良くかつ周波数特性の良いバイポーラ
プロセスのICを用いて構成している。また、可変ゲイ
ンアンプは、周波数特性が良く、低域ノイズが少なくか
つ製造上のばらつきの少ないバイポーラプロセスのIC
を用いて構成している。またADコンバータは、消費電
力の削減のためにCMOSアナログプロセスのICを用
いて構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらの撮像装置においては、CCD出力の微小信号に
対してディジタル処理回路から発生するノイズが影響
し、S/Nの劣化が生じてしまうことがあった。この場
合、低周波数のノイズで有れば2重相関サンプリングに
よりこれを除くことができるが、ノイズを取り除く能力
を上げようとすると、高速の動作が必要になり、さらに
消費電力が増加し、また、精度が必要になる。このた
め、製造上の特性ばらつきが問題になり、歩留まりが低
下したり、あるいは調整回路を必要とする等の問題があ
った。
【0006】また、アナログ信号を処理するサンプルア
ンドホールド回路や可変ゲインアンプの間の接続部分な
どにおいても、ディジタル処理回路からのノイズの影響
を受けやすい。さらに、撮像装置全体として、アナログ
処理回路やディジタル処理回路を全て小型の装置の内部
に配置する際に、相互の影響を除くために電磁シールド
が必要であったり、あるいは、これらのノイズの影響を
受けないようにするために必要な大きさまで小さくでき
ず、またS/N比が劣化する等の問題があった。
【0007】特に、アナログ信号をサンプルアンドホー
ルド回路から可変ゲインアンプ、可変ゲインアンプから
ADコンバータへ信号を受け渡す際に、各回路の能動素
子から発生する温度変動や低域ノイズ、外来ノイズ、電
源ノイズ等により徐々にS/N比が劣化してしまう。こ
れを防止するため、個々の回路の特性を非常に高くしな
ければならず、このため回路構成が複雑となり、また消
費電流が多くなる。また、温度による電圧ドリフトに対
する補償回路を付加したり、調整回路を追加したりしな
ければならない。さらに装置の外部からのノイズが、ア
ナログ信号に影響することを防ぐため、装置全体を電磁
シールドすると、装置が大きく重くなってしまう等の問
題もあった。
【0008】また、サンプルアンドホールド回路や可変
ゲインアンプでは、ICに必要とされる精度が高いた
め、バイポーラプロセスを用いなければならず、このた
めICの消費電力が大きくなり、また集積度が低くなっ
てしまう。また、ADコンバータはCMOSアナログプ
ロセスのために、サンプルアンドホールド回路、可変ゲ
インアンプ、ADコンバータ等の全てを1つのIC上に
形成することができない等の問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、所定の画素数を有し被写体の光学像を電気的な信号
に変換して出力する撮像素子と、上記撮像素子の出力信
号をサンプルアンドホールド、ゲイン可変、AD変換を
順次行ってディジタル信号に変換するディジタル化回路
と、上記ディジタル化回路から得られる上記ディジタル
信号を信号処理して所定の形式のディジタルビデオ信号
に変換するディジタル信号処理回路とを備え、上記ディ
ジタル化回路とディジタル信号処理回路とをそれぞれ単
一の半導体集積回路で構成したものである。
【0010】請求項2の発明においては、上記ディジタ
ル化回路における上記サンプルアンドホールド出力と上
記ゲイン可変との間、又は上記ゲイン可変出力と上記A
D変換との間の信号が、上記撮像素子の1画素分の信号
についてノイズ部分と信号部分とで構成されているもの
である。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、撮像素子出力の微小
な信号に対してディジタル化回路により、ディジタル処
理回路とは別のIC上で処理を行うため、ディジタル処
理回路から発生されるノイズが撮像素子の出力信号に与
える影響を最小限に留めることができる。また、アナロ
グ信号はディジタル化回路のICの内部で全て処理され
るため、ノイズの影響を少なくすることができる。
【0012】また、請求項2の発明によれば、サンプル
アンドホールドから可変ゲインアンプ、可変ゲインアン
プからADコンバータへの信号の受け渡しの際に、各画
素毎にノイズ部分と信号部分とが伝達され、後段におい
て、実質的に信号部分からノイズ部分が減算されるた
め、温度変動や外来、電源ノイズ、能動素子の発生する
低域ノイズなどの影響を受けない。
【0013】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例による撮
像装置のブロック図である。図1において、1は撮像レ
ンズ、絞りを含む撮像光学系、2はカラー撮像素子であ
るCCD、3はCCD出力信号を入力してサンプルアン
ドホールド回路、ゲイン可変アンプ、ADコンバータ等
によりディジタル信号に変換するディジタル化回路であ
って、これらの回路が単一のIC上に形成されている。
4はディジタルCCD出力信号を色分離、ガンマ補正、
輪郭強調等の信号処理をしてディジタルビデオ信号を形
成すると共に、絞り制御信号SIを形成するディジタル
処理回路であって、これもまた別の単一のIC上に形成
されている。5はディジタルビデオ信号を不図示のVT
Rやテレビモニタなどの外部機器に出力する出力端子で
ある。
【0014】次に動作について説明する。不図示の被写
体像は撮像光学系1を通って光量を制御されるととも
に、CCD2の光電変換面に結像され光電変換される。
CCD2は順次読み出されてCCD出力信号SCCDが
得られる。この信号SCCDはディジタル化回路3に入
力される。ディジタル化回路3では入力された信号CC
Dをまずサンプルアンドホールドして、その出力をゲイ
ン可変アンプにより所定利得で増幅した後、ADコンバ
ータで変換してディジタルCCD信号SDCCDを形成
し出力する。
【0015】ディジタル処理回路4では、そのSDCC
D信号を入力して、色分離、ガンマ補正、輪郭強調等の
処理を行い、ディジタルビデオ信号SDVを形成して出
力端子5より上述の外部機器に入力する。また、ディジ
タル処理回路4は、入力信号SDCCDに応じた絞り制
御信号SIを形成して撮像光学系1の絞りを制御し、C
CD2の入射光量が適正になるように制御する。
【0016】ディジタル処理回路4は全てディジタル処
理のため、例えばCMOSロジックプロセスの単一の集
積回路として構成されている。また、ディジタル化回路
3も例えばCMOSアナログディジタルプロセスや、ま
たはBi−CMOSアナログディジタルプロセスの単一
の集積回路として構成されている。
【0017】図2は本発明の第1の実施例におけるディ
ジタル化回路3の構成例である。図2において、10、
11はサンプルアンドホールド回路12はスイッチ回
路、13は信号をクランプしてから増幅するクランプ型
アンプ、14はADコンバータ、15は基準電圧源であ
る。
【0018】次に動作について説明する。CCD出力信
号SCCDは2つのサンプルアンドホールド回路10及
び11に入力される。サンプルアンドホールド回路10
では、不図示の同期パルス発生回路によりCCD2を駆
動するパルスや信号処理を動作させる同期パルスと同期
して発生された、CCD2の出力のうち図3について後
述するノイズ部分に対応するパルスPNによりノイズ部
分を抽出した信号SNが形成される。また、サンプルア
ンドホールド回路11では、同様に同期パルス発生回路
により発生された、CCD2の出力のうち、後述する信
号部分に対応するパルスPSにより、信号部分を抽出し
た信号SSが形成される。これらの信号SN,SSはそ
れぞれスイッチ回路12に入力される。スイッチ回路1
2では上記同期パルス発生回路により発生された後述す
る切換パルスPSWにより入力される信号SN,SSの
うち1つが選択されて信号SNSとして出力され、クラ
ンプ型アンプ13に入力される。
【0019】クランプ型アンプ13では、上記同期パル
ス発生回路により発生されたクランプパルスPCLに応
じて入力信号SNSを基準電圧源15の基準電圧VRと
してクランプし、不図示のゲイン設定スイッチ又は不図
示のカメラ制御回路から発生されたゲイン設定信号DG
に応じたゲインで増幅して信号SCAとして出力する。
この信号SCAは、ADコンバータ14によりディジタ
ル信号処理に必要な分解能、例えば、10BITを有す
るディジタル信号SADに変換される。
【0020】図3は図2のディジタル化回路3の動作説
明図である。同図(1)は、CCD2の出力信号SCC
Dの波形を示している。ここで、VRはCCD2の出力
部分のリセット電圧であり、VFAは同じくCCD2の
出力部分のフローティング電圧の平均値を示す。CCD
2では、1画素分の信号を出力する際に、上記同期パル
ス発生回路からのパルスに応じてaのリセット状態、b
のフローティング状態、cの信号出力状態の3つの状態
を有する。尚CCD出力信号SCCDは負極性のため図
の下に行くほどレベルが高い信号である。
【0021】(2)は、サンプルアンドホールド回路1
0に加えられるノイズ部分に対応するパルスPNを示
し、上述のフローティング状態bに対応するタイミング
を有する。このパルスPNによりサンプルアンドホール
ド回路10は信号SCCD中のcのノイズ部分を取り出
す動作を行う。
【0022】(3)は、サンプルアンドホールド回路1
1に加えられる信号部分に対応するパルスPSを示し、
上述の信号出力状態cに対応するタイミングを有する。
このパルスPSにより、サンプルアンドホールド回路1
1は信号SCCD中のcの信号部分を取り出す動作を行
う。
【0023】(4)は、サンプルアンドホールド回路1
0の出力信号SNを示す。この信号SNはサンプルアン
ドホールド回路10の内部で正極性に反転されているた
め、図の上に行くほどレベルが高くなる。また、図示さ
れるように、信号SCCDのうちPNに対応するノイズ
部分のレベルが出力されている。(5)は、サンプルア
ンドホールド回路11の出力信号SSを示す。この信号
SSも信号SNと同様にサンプルアンドホールド回路1
1の内部で正極性に反転されている。図示されるよう
に、信号SCCDのうちPSに対応する信号部分のレベ
ルが出力されている。
【0024】(6)は、スイッチ回路12の切換パルス
PSWを示す。図中、dの部分ではSNが、eの部分で
はSSが選択される。(7)は、スイッチ回路12の出
力SNSである。PSWのdに対応する部分fにはSN
が、eに対応する部分gにはSSが出力される。
【0025】(8)は、クランプ型アンプ13に加えら
れるクランプパルスPCLである。SNSのfの部分つ
まりSNに対応する部分にパルスが発生している。クラ
ンプ型アンプ13では前述のようにこの部分を基準電圧
VRになるようにクランプした後増幅する。(9)は、
クランプ型アンプ13の出力のSCAである。ここにお
いてもノイズ部分と信号部分とが各画素毎に交互に出力
されている。
【0026】このように、図2の構成により、サンプル
アンドホールド回路10,11からクランプ型アンプ1
3,クランプ型アンプ13からADコンバータ14への
信号の受け渡しの際に、各画素毎にノイズ部分と信号部
分とが伝達されるため、温度変動や外来、電源ノイズ、
能動素子の発生する低減ノイズなどの影響を受けない。
従って、個々の回路の特性として、温度による電圧ドリ
フトや、電源電圧変動の抑圧比、低減ノイズ電圧等の項
目について、通常必要とされる値より大幅に大きな値で
あっても、回路全体としては十分な特性を得ることがで
きる。
【0027】このため、各回路に補正回路等の必要が無
くなり、また、余分に電流を流して特性を向上させる必
要も無いため、無調整化、コスト低減、低消費電力化、
小面積化がはかれる。さらに、小型化した際に、周辺回
路からの影響を受けにくいため、電磁シールドなどを必
要としない。特に、能動素子としてMOSトランジスタ
を用いることにより、大幅な低消費電力化と大規模集積
化とが可能になり、装置の小型化、低消費電力化が可能
になる。
【0028】図4はサンプルアンドホールド回路10,
11の構成例を示す。図4において20,28はバッフ
ァアンプ、21,23,25,29,31,33はスイ
ッチ回路、22,30はパルスディレイ、24,26,
32,34はコンデンサ、27,35は反転アンプであ
る。22〜27によりサンプルアンドホールド回路10
を構成し、28〜35によりサンプルアンドホールド回
路11を構成している。
【0029】次に動作について説明する。CCD2の出
力信号SCCDは、まずバッファアンプ20で増幅され
た後、スイッチ回路21に入る。スイッチ回路21は図
3のパルスPNが加えられているため、SCCDのフロ
ーティング状態のノイズ成分の時にオンされ、スイッチ
回路23、コンデンサ24に接続される。この時、スイ
ッチ回路23に加えられるパルスPN2は、PNをパル
スディレイ22で遅延させたものであるが、まだこのパ
ルスPN2が来ないため、スイッチ回路23はオフであ
る。従って、スイッチ回路21の出力はコンデンサ24
に充電される。コンデンサ24の反対側の電極は反転ア
ンプ27、コンデンサ26及びスイッチ回路25に接続
されている。スイッチ回路25はスイッチ回路23と同
様にパルスPN2により動作するため、この時はオフで
ある。
【0030】さらに反転アンプ27の入力インピーダン
スが十分低ければ、コンデンサ24からの電荷の流れは
全てコンデンサ26に流れ込み、その結果信号SNはコ
ンデンサ26に流れ込んだ電荷量分電圧が変化する。コ
ンデンサ24の容量をC1、コンデンサ26の容量をC
2、反転アンプ27のゲインを−A倍、スイッチ回路2
1の出力電圧をV1、SNの電圧をV2とすると、この
アンプの利得G1は
【0031】 G1=V2/V1=−C1/(C2+(C1+C2)/A) ………(1) で表される。この時Aが十分に大きければ G1=−C1/C2 ………(2) と、2つのコンデンサ24,26の比率で表すことがで
きる。
【0032】上記動作の後、パルスディレイ22により
決まる一定時間経過すると、今度はスイッチ回路21が
オフし、スイッチ回路23及び25がオンする。する
と、スイッチ回路23によりコンデンサ24が、スイッ
チ回路25によりコンデンサ26がそれぞれ放電されて
電荷量が0になる。この時の出力電圧は反転アンプ27
の特性で定まる所定値である。このようにして形成され
た信号SNは前述のようにスイッチ回路12の一つの入
力に加えられる。
【0033】28〜35により構成されるサンプルアン
ドホールド回路11の動作も上記と同様に行われるが、
その際の動作パルスはPSであり、CCD2の出力SC
CDの信号部分を取り出す所のみが異なっている。この
ようにして、形成された出力SSは、前述のようにスイ
ッチ回路12の他方の入力に加えられ、PSWによって
切り換えられSNSとして、クランプ型アンプ13に加
えられる。
【0034】図5は図4の動作説明図である。同図
(1)は、図3の(1)と同じCCD2の出力信号SC
CDである。(2)は、図3の(2)と同じノイズに対
応するパルスPNである。(3)は、パルスディレィ2
2によって遅延されたパルスPN2であり、図示のよう
に時間t1分遅延されている。
【0035】(4)は、サンプルアンドホールド10の
出力SNである。このSNのうち、hで示される部分
は、PN2によって、スイッチ回路23及び25がオン
した際に、反転アンプ27の特性により決まる所定電圧
V3を出力している。また、iで示される部分はPNに
よってスイッチ回路21がオンされて発生したノイズ出
力電圧VNである。(5)は、図3の(3)と同じ信号
に対応するパルスPSである。(6)は、パルスディレ
イ30によって遅延されたパルスPS2であり、図示の
ように時間t2分遅延されている。
【0036】(7)は、サンプルアンドホールド回路1
1の出力SSである。このSSのうちjで示される部分
は、PS2によって、スイッチ回路31及び33がオン
した際に、反転アンプ35の特性により決まる所定電圧
V4を出力している。また、kで示される部分は、PS
によってスイッチ回路29がオンされて発生した信号出
力電圧VSである。(8)は、図3の(6)と同じ、ス
イッチ回路12の切り換えパルスPSWである。0レベ
ルの部分はSNのi部分に、1レベルの部分はSSのk
部分に対応している。(9)は、図3の(7)と同じス
イッチ回路12の出力電圧SNSである。
【0037】なお、図4において、PN2、PS2はパ
ルスディレイ22,30を用いずに、同期パルス発生回
路で、PN,PSと共に発生しても良い。あるいはPN
2,PS2を同期パルス発生回路で発生し、PS,PN
をそれらからパルスディレイを用いて発生しても良い。
図4の構成では、要素部品として、スイッチ回路、コン
デンサ、バッファアンプ、反転アンプ、パルスディレイ
が用いられているが、これらの要素部品はMOSトラン
ジスタを用いると大変容易に実現することができる。従
って、図4の構成をMOSトランジスタで構成すると、
MOSトランジスタの特性である低消費電力、高集積度
という特徴を十分に生かし、装置の小型化低消費電力化
が可能になる。
【0038】また、図4の構成では、ノイズ部分のサン
プルアンドホールド回路と信号部分のサンプルアンドホ
ールド回路とが全く対照的に構成されており、さらに出
力においてこれを切り換え、同時に次段に渡す構成のた
め、実質的に信号からノイズが減算されてS/Nが向上
する。またさらに、サンプルアンドホールド回路の利得
はコンデンサの比率で定まるため、IC化した際に、各
回路の定数が、絶対精度と比較して相対精度が非常に高
いという特性とよくマッチしている。また、コンデンサ
の容量比はほぼ機械寸法で定まるため、抵抗比を用いた
場合と比較してもさらに精度の高い回路を実現すること
ができる。さらに、反転アンプの利得の、回路全体に与
える影響は非常に少なく、これもIC化する際に、アン
プの利得がパラつきやすい欠点を補うことができる。
【0039】図6は、クランプ型アンプ13の構成例を
示す。図6において、40、42、44、46、48、
52、53、54、59、60、62、65はスイッチ
回路、41、43、45、47、49、55、56、6
1、63はコンデンサ、50、57、64は反転アン
プ、51はパルス発生回路である。
【0040】次に動作について説明する。スイッチ回路
12の出力からの信号SNSは、まずスイッチ回路4
0、42、44、46及びコンデンサ41、43、4
5、47からなる回路に入力される。これらのスイッチ
回路の制御端子は、前述のように不図示のゲイン設定ス
イッチ又は不図示のカメラ制御回路から発生されたゲイ
ン設定信号DGが加えられている。このDGに応じてこ
れらのスイッチ回路のうち設定されたものがオンされ、
そこに接続されているコンデンサにSNSが加えられ
る。これにより、等価的にコンデンサの容量を可変する
ことになる。コンデンサ41、43、45、47の他方
の端子は共通に、スイッチ回路48、コンデンサ49及
び反転アンプ50の入力端子に接続されている。スイッ
チ回路48の制御端子はクランプパルスPCLが加えら
れている。
【0041】入力信号がノイズ部分の時、クランプパル
スによりスイッチ回路48がオンして、コンデンサ49
の電荷が0になり、同時に反転アンプ50の出力は、基
準電圧VRになる。その後、スイッチ回路48がオフ
し、さらに後にSNSの信号部分が入力されると、コン
デンサ41、43、45、47のうち対応するスイッチ
回路がオンしているものが充電されて、その電荷と同量
の電荷がコンデンサ49に流れ込み、反転アンプ50の
出力からはノイズ部分と信号部分との差分の電圧が得ら
れる。
【0042】この時、コンデンサ49に流れ込む電荷量
はコンデンサ41、43、45、47のうちDGによっ
て設定されたコンデンサの容量の総和に比例する。従っ
て、例えば、コンデンサ41、43、45、47の容量
比を1:2:4:8として、DGのLSBをコンデンサ
41に、MSBをコンデンサ47になるように順次接続
すれば、DGに設定された2進数に比例したゲインの増
幅が行える。
【0043】反転アンプ50の出力は2つに分かれ、ス
イッチ回路52、53、54、コンデンサ55、56、
反転アンプ57、パルス発生回路51より成る第1のア
ンプと、スイッチ回路59、60、62、コンデンサ6
1、63、反転アンプ64、パルス発生回路58よりな
る第2のアンプに接続されている。
【0044】第1のアンプでは、図4のサンプルアンド
ホールド回路10と同様の動作をする。この時、パルス
発生回路51ではクランプパルスPCLを入力して、反
転アンプ50の出力信号SCのうちノイズ部分に対応す
るパルスを発生する。従って、コンデンサ55の容量を
C3、コンデンサ56の容量をC4とすると、反転アン
プ57の出力にはSCノイズ部分をゲインG2=C3/
C4倍増幅した信号SN2が得られる。
【0045】同様に第2のアンプでは、パルス発生回路
58ではクランプパルスPCLを入力して、反転アンプ
50の出力信号SCのうち信号部分に対応するパルスを
発生する。従って、コンデンサ61、63の各容量をC
5、C6とすると、反転アンプ64の出力にはSCの信
号部分をゲインG3=C5/C6倍増幅した信号SS2
が得られる。また、セレクタ65ではパルス発生回路5
8の発生する切り換えパルスPSW2に応じてSN2と
SS2と切り換えSCAを出力する。
【0046】図7は図6のクランプ型アンプ13の動作
説明図である。図7において、(1)は入力信号SNS
であり、前述のようにノイズ部分fと信号部分gとを持
つ。(2)は、クランプパルスPCLであり、SNSの
ノイズ部分に対応するタイミングで1になる。(3)
は、反転アンプ50の出力信号SCであり、PCによっ
てスイッチ回路48がオンした部分は基準電圧VRにな
っている。また、信号部分は前述のようにDGによって
設定されたゲイン倍されている。
【0047】(4)(5)は、パルス発生回路51から
発生されたPN3、PN4である。PN3によってスイ
ッチ回路52がオンされて、入力信号が増幅され出力さ
れた後、PN4によって、スイッチ回路53、54がオ
ンされて、コンデンサ55、56の電荷が0になり、出
力信号SN2がVRになる。(6)は、上述のようにし
て増幅されたノイズ信号SN2である。
【0048】(7)(8)は、パルス発生回路58から
発生されたPS3,PS4である。PS3によってスイ
ッチ回路59がオンされて、入力信号が増幅され出力さ
れた後、PS4によってスイッチ回路60,61がオン
されて、コンデンサ61、63の電荷が0になり、出力
信号SS2がVRになる。(9)は、上述のようにして
増幅された信号SS2である。(10)は、バルス発生
回路58から発生されるスイッチ65の切り換えパルス
PSW2である。0の部分がSN2に、また1の部分が
SS2に対応している。(11)は、スイッチ回路65
の出力信号SCAである。SCAもノイズ部分p信号部
分qとから構成されている。また、入力信号SNSに対
しDGにより設定されたゲイン倍増幅されている。
【0049】図6の例においては、回路ゲインを4つの
スイッチ回路と4つのコンデンサで可変しているが、こ
れは必要に応じて増減可能である。例えば256ステッ
プに切り換える必要が有れば、8個のスイッチ回路と8
個のコンデンサとで構成できる。また、PN3,PN
4,PS3,PS4,PSW2のパルスはパルス発生回
路を用いずに、前述の同期パルス発生回路から直接発生
しても良い。
【0050】図6の構成では、図4と同様に要素部品と
して、スイッチ回路、コンデンサ、バッファアンプ、反
転アンプ、パルス発生回路が用いられているが、これら
の要素部品はMOSトランジスタを用いると大変容易に
実現することができる。従って、図6の構成をMOSト
ランジスタで構成すると、MOSトランジスタの特性で
ある低消費電力、高集積度という特徴を十分に生かし、
装置の小型、低消費電力化が可能になる。また。図6の
構成では、ノイズ部分のアンプと信号部分のアンプが全
く対照的に構成されており、さらに出力においてこれを
切り換え、同時に次段に渡す構成のため、実質的に信号
からノイズが減算されてS/Nが向上する。
【0051】またさらに、アンプの利得はコンデンサの
比率で定まるため、IC化した際に、各回路の定数が絶
対精度と比較して相対精度が非常に高いという特性とよ
くマッチしており、また、コンデンサの容量比はほぼ機
械寸法で定まるため、抵抗比を用いた場合と比較しても
さらに精度の高い回路を実現することができる。さら
に、反転アンプの利得の回路全体による影響は非常に少
なく、これもIC化する際にアンプの利得がバラつきや
すい欠点を補うことができる。
【0052】また、可変ゲインアンプの利得の設定が直
接ディジタル信号で行えるため、大量生産時の個々のば
らつきや温度変動などが非常に少なく、また、マイクロ
コンピュータなどのディジタル回路で直接制御可能なた
め利得調整用のDAコンバータを必要としない。
【0053】図8はADコンバータ14の構成例であ
る。70〜74は抵抗、75〜78はコンデンサ、79
〜82はスイッチ回路、83〜86はコンパレータ、8
7、88は基準電圧、89はエンコーダ、90はD型フ
リップフロップである。なお、図8においては説明の簡
略化のため一部のみを示しているが、実際の回路では、
nビットのディジタル出力を得るために2のn乗個の抵
抗と、2のn乗−1個のコンデンサ、コンパレータ、ス
イッチ回路が必要である。
【0054】入力信号SCAはコンデンサ75〜78に
加えられる。コンデンサ75〜78の他方の電極には、
スイッチ回路79〜82とコンパレータ83〜86の一
方の入力端子とが接続されている。コンパレータ83〜
86の他方の入力端子は抵抗70〜74により構成され
る分圧器の各タップに接続されている。この分圧器の上
端の抵抗70の他方の端子には基準電圧87のVtが、
また、この分圧器の下端の抵抗74の他方の端子には基
準電圧88のVbが接続されている。スイッチ回路79
〜82の他方の端子は、この基準電圧Vbに接続されい
る。さらに、スイッチ回路79〜82の制御端子にはP
ad1パルスが加えられている。このPad1は入力信
号SCAのノイズ部分に対応する部分に対応するパルス
である。
【0055】コンパレータ83〜86の出力はエンコー
ダ89に入力される。エンコーダ89では入力データを
下位側から比べて、1から0に変化する部分に対応する
2進数を出力する。エンコーダ89の出力はD型フリッ
プフロップ90のD端子に接続されている。D型フリッ
プフロップ90のクロック端子にはPad2パルスが加
えられている。このPad2の立ち上がり時のデータを
D型フリップフロップ90はSad2として出力する。
【0056】動作としては、まずスイッチ回路81がオ
フの時に入力信号SCAのノイズ部分が入力される。そ
の後スイッチ回路がPad1によりオンした時、SCA
のノイズ部分の電圧をVscanとすると、コンデンサ
75〜78には Vscan−Vb という電圧が充電
される。次にスイッチ回路が再度オフし、SCAの信号
部分が入力されるとコンパレータのコンデンサ側の入力
端子の電圧は、SCAの信号部分の電圧をVscasと
すると Vscas−Vscan+Vbになる。
【0057】一方、コンパレータの他方の入力端子の電
圧は、そのコンパレータが下からm番目とすると Vb+m*Va 但し、Va=(Vt−Vb)/2n 従ってコンパレータの2つの入力電圧の差
【0058】 (Vscas−Vscan+Vb)−(Vb+m*Va) =(Vscas−Vscan)−m*Va ………(3) の符号によって各コンパレータの出力が決まる。この式
(3)に表されているように、コンパレータの出力は、
SCAの信号レベルとノイズとの差と基準電圧のみによ
って出力が決まるため、温度によるDCドリフトや低周
波ノイズ、電源電圧変動などの影響を受けない。また、
入力信号SCAのノイズ部分と信号部分に共通に含まれ
るノイズもキャンセルされるため、SN比の改善が可能
である。エンコーダ89はこれらのコンパレータの出力
を受けて、前述のように1から0に切り換わる所に対応
する2進コードを出力する。
【0059】図9は図8のADコンパレータ14の動作
説明図である。図9において、(1)は入力信号SCA
である。図7の(11)に示されるようにノイズ部分p
と信号部分qとにより構成されている。(2)は、Pa
d1を示す。SCAのノイズ部分に対応するタイミング
でパルスが発生する。(3)は、各コンパレータの入力
信号である。Pad1によりSCAのpの部分がVbの
電圧になっている。(4)は、あるコンパレータの出力
信号である。このコンパレータの(3)の入力の他方の
入力には(3)中Vxで示されている電圧が加わってい
る。従って、(3)の信号の電圧がVxを越えた場合、
(4)の信号が1になっている。
【0060】(5)は、エンコーダ89の出力である。
入力信号Scaに対応したディジタル信号が得られてい
る。(6)は、Pad2を示す。(5)の信号のうち、
SCAの信号部分に対応するディジタル信号を取り出す
タイミングのパルスである。(7)は、D型フリップフ
ロップ90の出力Sadである。(5)のうち信号部分
に対応するディジタル信号のみが取り出されている。
【0061】図8の構成では、フラッシュ型のADコン
バータを構成したが、ハーフフラッシュと呼ばれる構成
も可能である。例えば8ビットの出力を得るために、4
ビットのフラッシュ型のADコンバータ2個と4ビット
のDAコンバータと、信号遅延回路及び減算回路とを用
いればハーフフラッシュ型のADコンバータを構成でき
ることはよく知られている。この際にも、上述の2つの
ADコンバータを図8の構成にすることが可能である。
【0062】図8の構成では、図4と同様に要素部品と
して、スイッチ回路、コンデンサ、コンパレータ等が用
いられているが、これらの要素部品はMOSトランジス
タを用いると大変容易に実現することができる。従っ
て、図8の構成をMOSトランジスタで構成すると、M
OSトランジスタの特性である低消費電力、高集積度と
いう特徴を十分に生かし、装置の小型、低消費電力化が
可能になる。
【0063】また、図6の構成では、ノイズ部分のアン
プと信号部分のアンプが全く対照的に構成されており、
さらに出力においてこれを切り換え、同時に次段に渡す
構成のため、実質的に信号からノイズが減算されて、S
/Nが向上する。またさらに、アンプの利得はコンデン
サの比率で定まるため、IC化した際に各回路の定数が
絶対精度と比較して相対精度が非常に高いという特性と
よくマッチしており、また、コンデンサの容量比は、ほ
ぼ機械寸法で定まるため、抵抗比を用いた場合と比較し
てもさらに精度の高い回路を実現することができる。さ
らに、反転アンプき利得の回路全体に与える影響は非常
に少なく、これもIC化する際にアンプの利得がバラつ
きやすい欠点を補うことができる。
【0064】また、可変ゲインアンプの利得の設定が直
接ディジタル信号で行えるため、大量生産時の個々のば
らつきや温度変動などが非常に少なく、また、マイクロ
コンピュータなどのディジタル回路で直接制御可能なた
め利得調整用のDAコンバータを必要としない。
【0065】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、撮像素子の出力信号に対してディジタル処理回路と
は別のIC上のディジタル化回路で処理を行うように構
成したことによりディジタル処理回路から発生するノイ
ズが撮像素子の出力信号に与える影響を最少限に留める
ことができる。また、アナログ信号はディジタル化回路
のICの内部で全て処理されるためにノイズの影響を少
なくすることができる。
【0066】従って、装置全体として従来と同一の配置
にしても、これらのノイズの影響を受けないためS/N
比の良い装置を実現できる。さらに、装置全体を小型化
した際に隣接する部品からのノイズの影響を除くための
電磁シールドを必要とせず、あるいは必要な大きさまで
小さくできないことが生じたりすることが無い。また、
装置を構成する部品数が非常に少なくなるため、装置を
小型化、低消費電力化することができる、等の効果があ
る。
【0067】また、請求項2の発明によれば、ディジタ
ル化回路におけるサンプルアンドホールドからゲイン可
変、ゲイン可変からAD変換への信号の受け渡しの際
に、撮像素子の各画素毎にノイズ部分と信号部分とが伝
達されるように構成したので、後段において、実質的に
信号部分からノイズ部分が減算されるため、温度変動や
外来、電源ノイズ、能動素子の発生する低域ノイズなど
の影響を受けない。
【0068】従って、個々の回路の特性として、温度に
よる電圧ドリフトや電源電圧変動の抑圧比、低域ノイズ
電圧等の項目について、通常必要とされる値より大幅に
大きな値であっても、回路全体としては十分な特性を得
ることができ、このため、各回路に補正回路等の必要が
無くなり、また、余分に電流を流して特性を向上させる
必要も無いため、無調整化、コスト低減、低消費電力
化、小面積化がはかれる。
【0069】さらに、小型化した際に、周辺回路からの
影響を受けにくいため、電磁シールドなどを必要としな
い。特に、能動素子としてMOSトランジスタを用いる
ことにより、大幅な低消費電力化と大規模集積化が可能
になり、装置の小型化、低消費電力化が可能になる。ま
た、ディジタル化回路を単一のICとして製造する際
に、チップ面積を小さくできるため、製造歩溜まりが向
上し、また、チップ内の回路の特性ばらつきが押さえら
れるため精度が向上する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のディジタル化回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2のディジタル化回路の動作説明のためのタ
イミングチャートである。
【図4】図2のディジタル化回路におけるサンプルアン
ドホールド回路の構成例を示す構成図である。
【図5】図4の動作説明のためのタイミングチャートで
ある。
【図6】図2のディジタル化回路におけるクランプ型ア
ンプの構成例を示す構成図である。
【図7】図6のクランプ型アンプ動作説明のためのタイ
ミングチャートである。
【図8】図2のディジタル化回路におけるADコンバー
タの構成例を示す構成図である。
【図9】図8のADコンバータの動作説明のためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
2 撮像素子 3 ディジタル化回路 4 ディジタル処理回路 10,11 サンプルアンドホールド回路 13 クランプ型アンプ 14 ADコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画素数を有し被写体の光学像を電
    気的な信号に変換して出力する撮像素子と、 上記撮像素子の出力信号をサンプルアンドホールド、ゲ
    イン可変、AD変換を順次に行ってディジタル信号に変
    換するディジタル化回路と、 上記ディジタル化回路から得られる上記ディジタル信号
    を信号処理して所定の形式のディジタルビデオ信号に変
    換するディジタル処理回路とを備え、 上記ディジタル化回路とディジタル処理回路とがそれぞ
    れ単一の半導体集積回路で構成されていることを特徴と
    する撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記ディジタル化回路における上記サン
    プルアンドホールド出力と上記ゲイン可変との間、又は
    上記ゲイン可変出力と上記AD変換との間の信号が、上
    記撮像素子の1画素分の信号についてノイズ部分と信号
    部分とで構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の撮像装置。
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