JP2003169257A - 固体撮像素子及びこれを備えた撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子及びこれを備えた撮像装置

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JP2003169257A
JP2003169257A JP2001369406A JP2001369406A JP2003169257A JP 2003169257 A JP2003169257 A JP 2003169257A JP 2001369406 A JP2001369406 A JP 2001369406A JP 2001369406 A JP2001369406 A JP 2001369406A JP 2003169257 A JP2003169257 A JP 2003169257A
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capacitor
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Kenichi Kakumoto
兼一 角本
Masayuki Kusuda
将之 楠田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、固体撮像素子からの出力信号を直接
ゲイン調整することで、階調性を損なうことのない信号
を生成することができる撮像装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】スイッチS1をONにして映像信号をキャ
パシタC1に保持した後、スイッチS2をONにしてノ
イズ信号をキャパシタC2に保持する。そして、バッフ
ァ10内のスイッチS4をONしてキャパシタC1の映
像信号を出力する。その後、一旦、スイッチS4をOF
Fした後、スイッチS3をONにして映像信号とノイズ
信号の混合信号を生成し、再度、スイッチS4をONに
して混合信号を出力する。このとき、キャパシタC1,
C2の容量を可変とすることで、差動増幅器で映像信号
から混合信号を差し引いた出力のゲインを調整すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光量に応じた
電気信号を発生するとともにマトリクス状に配された画
素を複数備えた固体撮像素子及びこれを備えた撮像装置
に関する。又、本発明は、各画素から出力される信号の
ゲイン調整を行う撮像装置に関するものであり、特に、
各画素からの出力信号のダイナミックレンジを調整する
ためにゲイン調整を行う撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入射される光を光電変換して、その入射
光量に応じた電気信号を出力する固体撮像素子を備えた
撮像装置には、固体撮像素子から出力される電気信号の
ゲイン調整を行うオートゲインコントロール機能が設け
られる場合がある。このような電気信号のゲイン調整を
行う撮像装置では、固体撮像素子から出力される電気信
号をA/D変換し、変換して得られたデジタル信号に対
してゲイン調整が行われる。
【0003】即ち、A/D変換して得られたデジタル信
号より被写体の輝度を測定し、A/D変換後のデジタル
信号のゲイン調整が行われる。被写体の輝度が低い場合
は、デジタル信号のゲインを高くし、被写体に輝度が高
い部分と低い部分が存在する場合は、デジタル信号のゲ
インを低くする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにA/D変換後のデジタル信号に対してゲイン調整を
行ったとき、デジタル信号が離散的な信号であるため
に、その階調性が損なわれて、再生された画像が粗雑な
画像となる恐れがある。この問題点は、広いダイナミッ
クレンジを有する、入射光量の対数値に比例した信号を
出力する対数変換型の固体撮像素子において、より顕著
である。
【0005】このような問題を鑑みて、本発明は、固体
撮像素子から出力されるべき信号そのものを直接ゲイン
調整することで、階調性を損なうことのない信号を生成
することができる撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の固体撮像素子は、入射光量に応じ
た電気信号を発生するとともにマトリクス状に配された
画素を複数備えた固体撮像素子において、前記画素が出
力する映像信号を保持する第1キャパシタ回路と、前記
画素が出力するノイズ信号を保持する第2キャパシタ回
路と、を有するとともに、前記第1キャパシタ回路に保
持した前記映像信号のみの出力と、前記第1キャパシタ
回路に保持した前記映像信号と前記第2キャパシタ回路
に保持した前記ノイズ信号とを混合した混合信号の出力
とを選択可能な信号保持回路と、を有し、前記第1及び
第2キャパシタ回路のうち、少なくとも一方を容量可変
としたことを特徴とする。
【0007】このような固体撮像素子において、前記信
号保持回路が、前記画素の映像信号及びノイズ信号が導
出される出力信号線に一端が接続されるとともに前記第
1キャパシタ回路の一端に他端が接続された第1スイッ
チと、出力信号線に一端が接続されるとともに前記第2
キャパシタ回路の一端に他端が接続された第2スイッチ
と、前記第1スイッチと前記第1キャパシタ回路との接
続ノードと前記第2スイッチと前記第2キャパシタ回路
との接続ノードとの間に接続された第3スイッチと、前
記第1スイッチと前記第3スイッチとの接続ノードに一
端が接続された第4スイッチとを備えるものとしても構
わない。
【0008】このとき、前記信号保持回路は、前記画素
より映像信号が出力される際、前記第1スイッチがON
とされて前記第1キャパシタ回路に映像信号が保持さ
れ、前記画素よりノイズ信号が出力される際、前記第2
スイッチがONとされて前記第2キャパシタ回路にノイ
ズ信号が保持され、前記第3スイッチがOFFとされる
とともに前記第4スイッチがONとされることで前記第
1キャパシタ回路に保持された映像信号が出力され、前
記第3及び第4スイッチがONとされることで前記第1
及び第2キャパシタ回路のそれぞれに保持された映像信
号とノイズ信号による前記混合信号が生成されて出力さ
れる。
【0009】又、請求項2に記載する固体撮像素子は、
請求項1に記載の固体撮像素子において、前記容量可変
のキャパシタ回路が複数のキャパシタで構成され、該複
数のキャパシタを選択することによって、前記キャパシ
タ回路の容量を変更することを特徴とする。
【0010】このような固体撮像素子において、請求項
3に記載するように、前記容量可変のキャパシタ回路
を、キャパシタとスイッチとが直列に接続された複数の
回路が並列に接続された回路としても構わないし、請求
項4に記載するように、前記容量可変のキャパシタ回路
を、一端に直流電圧が印加されるとともに並列に接続さ
れた複数のキャパシタと、並列に接続された該複数のキ
ャパシタの他端の間を電気的に接離する複数のスイッチ
と、で構成するようにしても構わない。
【0011】又、上述のような各固体撮像素子におい
て、前記画素が、入射光量に応じた電気信号を発生する
とともに、該電気信号を入射光量に対して対数的に変化
する信号に変換するようにしても構わないし、又は、該
電気信号を入射光量に対して線形的に変化する信号に変
換するようにしても構わない。
【0012】請求項5に記載する撮像装置は、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の固体撮像素子と、該固体
撮像素子から出力される映像信号から混合信号を減算す
る差動増幅器と、該差動増幅器の出力をデジタル信号に
変換するA/D変換器と、被写体の輝度情報を検出する
とともに、前記固体撮像素子に備えられた信号保持回路
内の容量値を該輝度情報に基づいて変化させる検知器
と、を有することを特徴とする。
【0013】このような撮像装置において、第1キャパ
シタの容量を可変にした場合、検知器で輝度範囲が狭い
と検知されたとき、第1キャパシタの容量を低くして、
差動増幅回路から出力される映像信号の信号レベルが高
くなるようにする。逆に、第2キャパシタの容量を可変
にした場合、検知器で輝度範囲が狭いと検知されたと
き、第2キャパシタの容量を高くして、差動増幅回路か
ら出力される映像信号の信号レベルが高くなるようにす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】<撮像装置の構成>本発明の撮像
装置の構成について、図1を参照して説明する。尚、図
1は、本発明の撮像装置の内部構成を示すブロック図
で、以下に示す各実施形態において、共通の構成とな
る。
【0015】図1に示す撮像装置は、複数の画素G11〜
Gmnがマトリクス状に配された固体撮像素子1と、固体
撮像素子1から出力される映像信号及び映像信号とノイ
ズ信号とを混合した信号(以下、「混合信号」とする。
詳細は後述する。)をサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路2と、サンプルホールド回路2でサンプルホ
ールドされた映像信号及び混合信号のそれぞれが与えら
れて映像信号から混合信号を減算する差動増幅器3と、
差動増幅器3の出力を増幅するオペアンプ4と、オペア
ンプ4で増幅された雑音成分除去後の映像信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器5と、A/D変換器5か
らのデジタル信号に基づいて被写体の輝度範囲を算定す
る演算器6とを備える。
【0016】この撮像装置において、固体撮像素子1
は、各列の画素G11〜G1n,G21〜G2n,…,Gm1〜G
mnより出力される映像信号及びノイズ信号が与えられる
出力信号線7−1,7−2,…,7−mと、出力信号線
7−1〜7−mを通して与えられる映像信号及びノイズ
信号をサンプルホールドするとともに、映像信号とノイ
ズ信号とを混合した信号を生成可能なサンプルホールド
回路SH1〜SHmを、各列毎に備える。そして、演算
器6は、A/D変換器5から出力される複数のデジタル
信号より被写体の輝度範囲を測定すると、その輝度範囲
に応じてサンプルホールド回路SH1〜SHmを制御す
ることにより、サンプルホールド回路SH1〜SHmか
らの出力をゲイン調整する。
【0017】尚、2種類のサンプルホールド回路を区別
するため、以下の説明においては、固体撮像素子1側に
位置するものを混合信号生成用の「上流用サンプルホー
ルド回路」とし、差動増幅器3側に位置するものを画素
の感度バラツキを補正するための「下流用サンプルホー
ルド回路」とする。
【0018】又、下流側サンプルホールド回路2は、固
体撮像素子1からの出力が一端に与えられるスイッチS
a,Sbと、スイッチSa,Sbそれぞれの他端に一端
が接続されたキャパシタCa,Cbとによって構成さ
れ、キャパシタCa,Cbのそれぞれの他端には直流電
圧VSSが印加される。又、スイッチSaとキャパシタC
aの接続ノードが差動増幅器3の非反転入力端子に接続
されるとともに、スイッチSbとキャパシタCbの接続
ノードが差動増幅器3の反転入力端子に接続される。
【0019】このような構成の撮像装置において、ま
ず、固体撮像素子1内の画素G11〜Gm1より映像信号
が、上流側サンプルホールド回路SH1〜SHmに与え
られてサンプルホールドされる。次に、固体撮像素子1
内の画素G11〜Gm1よりノイズ信号が、上流側サンプル
ホールド回路SH1〜SHmに与えられてサンプルホー
ルドされる。そして、下流側サンプルホールド回路2の
スイッチSaがONとなり、上流側サンプルホールド回
路SH1から画素G11の映像信号が下流側サンプルホー
ルド回路2に与えられて、キャパシタCaにサンプルホ
ールドされる。次に、下流側サンプルホールド回路2の
スイッチSbがONとなり、上流側サンプルホールド回
路SH1から画素G11の混合信号が下流側サンプルホー
ルド回路2に与えられて、キャパシタCbにサンプルホ
ールドされる。
【0020】この下流側サンプルホールド回路2にサン
プルホールドされた画素G11の映像信号及び混合信号が
それぞれ、差動増幅器3の非反転入力端子及び反転入力
端子に与えられ、映像信号から混合信号が減算される。
この差動増幅器3の出力がオペアンプ4で増幅されてA
/D変換器5に送出され、ノイズ成分が除去された画素
G11の映像信号がデジタル信号に変換される。
【0021】このようにして、画素G11の映像信号とな
るデジタル信号が出力されると、同様に、上流側サンプ
ルホールド回路SH2から、画素G21の映像信号と、画
素G21の混合信号とが、下流側サンプルホールド回路2
でサンプルホールドされた後、差動増幅器3で減算され
る。そして、この差動増幅器3の出力がオペアンプ4で
増幅された後、A/D変換器5に与えられて、ノイズ成
分が除去された画素G21の映像信号がデジタル信号とし
て出力される。
【0022】同様に、上流側サンプルホールド回路SH
3〜SHm及び下流側サンプルホールド回路2が動作す
ることによって、A/D変換器5より、ノイズ成分が除
去された画素G31〜Gm1の映像信号がデジタル信号とし
て順に出力される。画素Gm1の映像信号がデジタル信号
として出力されると、固体撮像素子1内の画素G12〜G
m2から出力される映像信号及びノイズ信号が順に、上流
側サンプルホールド回路SH1〜SHmにサンプルホー
ルドされる。そして、上流側サンプルホールド回路SH
1〜SHm及び下流側サンプルホールド回路2が同様に
動作することによって、A/D変換器5より、ノイズ成
分が除去された画素G12〜Gm2の映像信号がデジタル信
号として順に出力される。
【0023】その後、同様にして、G13〜Gm3、G14〜
Gm4、…、G1n〜Gmnの順に、各行毎にm個の画素の映
像信号及びノイズ信号が上流側サンプルホールド回路S
H1〜SHmがサンプルホールドされた後、各行の画素
毎にノイズ成分が除去された映像信号がデジタル信号と
してA/D変換器5より出力される。よって、ノイズ成
分が除去された画素G13〜Gmnの映像信号が順に、A/
D変換器5よりデジタル信号として出力される。
【0024】このようにして動作しているとき、演算器
6は、例えば、複数フィールド毎に一度、A/D変換器
5から出力される複数フィールド分の映像信号を用い
て、被写体の輝度範囲を算定し、上流側サンプルホール
ド回路SH1〜SHmの制御を行う。このとき、演算器
6では、A/D変換器5から出力される最小値と最大値
とが計測され、それにより被写体の輝度範囲を決定す
る。尚、この演算器6において、複数フィールド分の映
像信号によって算定するものでなくても良く、複数画素
分の映像信号によって算定するものとしても構わない。
【0025】<上流側サンプルホールド回路の基本概念
>上述の撮像装置における固体撮像素子に設けられた上
流側サンプルホールド回路の基本概念について、図面を
参照して説明する。図2は、上流側サンプルホールド回
路の基本構成を示すブロック回路図である。
【0026】図2に示す上流側サンプルホールド回路S
H(図1のSH1〜SHmに相当する)は、出力信号線
7(図1の7−1〜7−mに相当する)に一端が接続す
るスイッチS1,S2と、スイッチS1の他端に一端が
接続されるとともに他端に直流電圧VSSが印加されたキ
ャパシタC1と、スイッチS2の他端に一端が接続され
るとともに他端に直流電圧VSSが印加されたキャパシタ
C2と、キャパシタC1とスイッチS1との接続ノード
とキャパシタC2とスイッチS2との接続ノードとの間
に接続されたスイッチS3と、キャパシタC1とスイッ
チS3との接続ノードとに入力側が接続されたバッファ
10とを有する。尚、バッファ10内には、不図示であ
るが、スイッチS4が設けられている。
【0027】この上流側サンプルホールド回路SHの動
作について、以下に説明する。まず、上流側サンプルホ
ールド回路SHの備えられた列に配された画素から映像
信号が出力されるとき、スイッチS1がONとされる。
このとき、スイッチS2〜S4はOFFとされる。よっ
て、映像信号となる電圧信号がキャパシタC1にサンプ
ルホールドされる。その後、画素からノイズ信号が出力
されると、スイッチS1がOFFとされるとともにスイ
ッチS2がONとされる。よって、ノイズ信号となる電
圧信号がキャパシタC2にサンプルホールドされる。
【0028】このようにして、映像信号及びノイズ信号
がそれぞれ、キャパシタC1,C2にサンプルホールド
されると、スイッチS2がOFFとされるとともにバッ
ファ10内のスイッチS4がONとされる。このとき、
下流側サンプルホールド回路2のスイッチSaをONす
ることによって、キャパシタC1にサンプルホールドさ
れた映像信号が、バッファ10を介して出力され、下流
側サンプルホールド回路2のキャパシタCaにサンプル
ホールドされる。
【0029】このようにして、下流側サンプルホールド
回路2に映像信号が与えられると、一旦、バッファ10
内のスイッチS4をOFFした後、スイッチS3をON
にする。このとき、キャパシタC1,C2が並列に接続
された状態となる。今、スイッチS3がOFFの状態に
おいて、キャパシタC1によって電圧V1となる映像信
号がサンプルホールドされているとともにキャパシタC
2によって電圧V2となるノイズ信号がサンプルホール
ドされているものとする。
【0030】よって、スイッチS3をONにすることで
キャパシタC1,C2が並列接続されるので、バッファ
10の入力側に与えられる電圧が(Cx×V1+Cy×
V2)/(Cx+Cy)となる。(尚、Cx,Cyは、
キャパシタC1,C2の容量である)このとき、バッフ
ァ10内のスイッチS4がONとされるとともに下流側
サンプルホールド回路2内のスイッチSbがONとされ
ると、この(Cx×V1+Cy×V2)/(Cx+C
y)となる混合信号が、バッファ10を介して出力さ
れ、下流側サンプルホールド回路2のキャパシタCbに
サンプルホールドされる。
【0031】このように、映像信号が下流側サンプルホ
ールド回路2にサンプルホールドされた後、混合信号が
下流側サンプルホールド回路2にサンプルホールドされ
る。よって、差動増幅器3では、非反転入力端子に与え
られる映像信号の電圧値がV1、反転入力端子に与えら
れる混合信号の電圧値が(Cx×V1+Cy×V2)/
(Cx+Cy)である。よって、差動増幅器3の出力
が、Cy×(V1−V2)/(Cx+Cy)となる。こ
のようにして、差動増幅器3によって、ノイズ成分が除
去された映像信号が得られる。
【0032】このノイズ成分が除去された映像信号がオ
ペアンプ4に与えられて増幅される。今、オペアンプ4
でA倍に増幅されるものとすると、オペアンプ4より、
A×Cy×(V1−V2)/(Cx+Cy)の映像信号
がA/D変換器5に与えられ、デジタル信号に変換され
て出力される。尚、固体撮像素子1内の各画素及びバッ
ファ10はそれぞれ、出力側がソースフォロアの増幅回
路を形成するため、キャパシタC1,C2,Ca,Cb
はそれぞれ、スイッチS1,S2,Sa,SbがONと
なったとき、与えられた信号の電圧値がサンプルホール
ドされる。
【0033】以下に、図1のような構成の撮像装置の実
施形態について、説明する。尚、図1の構成について
は、以下の各実施形態においては共通であるため、主に
異なる部分となる上流側サンプルホールド回路周辺につ
いて説明する。
【0034】<第1の実施形態>本発明の第1の実施形
態について、図面を参照して説明する。図3は、図1の
撮像装置に設けられた固体撮像素子内の1つの画素を示
す回路図である。又、図4は、固体撮像素子内の各列に
設けられた上流側サンプルホールド回路の構成を示すブ
ロック回路図である。尚、図4に示す上流側サンプルホ
ールド回路において、図2に示す上流側サンプルホール
ド回路と同一の構成部分については、同一の符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0035】1.画素の構成 図3に示す画素は、カソードに直流電圧VPDが印加され
たフォトダイオードPDのアノードにMOSトランジス
タT1のドレインが接続されるとともに、MOSトラン
ジスタT1のソースにMOSトランジスタT2のゲート
及びドレインとMOSトランジスタT3のゲートが接続
される。そして、このMOSトランジスタT3のソース
にMOSトランジスタT4のドレインが接続され、更
に、MOSトランジスタT4のソースに、ゲートに直流
電圧VDが印加されるとともにソースに直流電圧VSSが
印加されたMOSトランジスタT5のドレインが接続さ
れる。尚、MOSトランジスタT1〜T5は、そのバッ
クゲートが接地されたNチャネルのMOSトランジスタ
である。
【0036】そして、MOSトランジスタT4のソース
とMOSトランジスタT5のドレインとの接続ノードに
は出力信号線7(図1の7−1〜7−mに相当する)が
接続される。又、MOSトランジスタT2のソースに信
号φVPSが入力され、MOSトランジスタT3のドレイ
ンに直流電圧VPDが印加される。更に、MOSトランジ
スタT1のゲートに信号φSが入力されるとともに、M
OSトランジスタT4のゲートに信号φVが入力され
る。
【0037】このように画素が構成されるとき、MOS
トランジスタT5が定電流源又は抵抗として動作する。
即ち、MOSトランジスタT3,T5の回路構成は上段
のMOSトランジスタT3のゲートに信号が入力される
とともに、下段のMOSトランジスタT5のゲートには
直流電圧VDが常時印加されるため、MOSトランジス
タT3,T5によって、ソースフォロワ型の増幅回路が
構成される。このように構成することにより信号のゲイ
ンを大きく出力することができる。
【0038】このような構成の画素による撮像動作及び
感度バラツキ検出動作について、以下に説明する。尚、
信号φVPSは2値の電圧信号で、MOSトランジスタT
2をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧を
ハイレベルとし、この電圧よりも低くMOSトランジス
タT2にハイレベルの信号φVPSを与えた時よりも大き
い電流が流れうるようにする電圧をローレベルとする。
【0039】(1)撮像動作(映像信号出力時) まず、図3のような画素が撮像を行うときの動作を説明
する。尚、信号φSは撮像動作の間、常にハイレベルで
あり、MOSトランジスタT1がONの状態である。そ
して、MOSトランジスタT2がサブスレッショルド領
域で動作するように、MOSトランジスタT2のソース
に与える信号φVPSをハイレベルとする。このとき、フ
ォトダイオードPDに光が入射されると、光電流が発生
し、MOSトランジスタのサブスレッショルド特性によ
り、MOSトランジスタT2,T3のゲートに光電流を
対数変換した値の電圧が発生する。
【0040】そして、MOSトランジスタT4にパルス
信号φVを与えることによって、MOSトランジスタT
3は、そのゲート電圧に応じてソース電流が、MOSト
ランジスタT4,T5を流れる。このとき、MOSトラ
ンジスタT3がMOSトランジスタT5を定電流源とす
るソースフォロワ型のMOSトランジスタとして動作す
るため、出力信号線7には映像信号が電圧信号として現
れる。その後、信号φVをローレベルにしてMOSトラ
ンジスタT4をOFFにする。このように、出力信号線
7に出力される映像信号は、MOSトランジスタT3の
ゲート電圧に比例した値となるため、フォトダイオード
PDへの入射光量に対して対数的に変化する信号に変換
された信号となる。
【0041】(2)感度バラツキ検出動作(ノイズ信号
出力時) 次に、画素の感度バラツキを検出するときの動作につい
て、図5のタイミングチャートを参照して説明する。ま
ず、パルス信号φVが与えられて映像信号が出力された
後、信号φSをローレベルにしてMOSトランジスタT
1をOFFにして、リセット動作が始まる。このとき、
MOSトランジスタT2のソース側より負の電荷が流れ
込み、MOSトランジスタT2のゲート及びドレイン、
そしてMOSトランジスタT3のゲートに蓄積された正
の電荷が再結合され、ある程度まで、MOSトランジス
タT2のゲート及びドレインのポテンシャルが下がる。
【0042】しかし、MOSトランジスタT2のゲート
及びドレインのポテンシャルがある値まで下がると、そ
のリセット速度が遅くなる。特に、明るい被写体が急に
暗くなった場合にこの傾向が顕著となる。よって、次
に、MOSトランジスタT2のソースに与える信号φV
PSをローレベルにする。このように、MOSトランジス
タT2のソース電圧を低くすることで、MOSトランジ
スタT2のソース側から流入する負の電荷の量が増加
し、MOSトランジスタT2のゲート及びドレイン、そ
してMOSトランジスタT3のゲートに蓄積された正の
電荷が速やかに再結合される。
【0043】よって、MOSトランジスタT2のゲート
及びドレインのポテンシャルが、更に低くなる。そし
て、MOSトランジスタT2のソースに与える信号φV
PSをハイレベルにすることによって、MOSトランジス
タT2のポテンシャル状態を基の状態に戻す。このよう
に、MOSトランジスタT2のポテンシャルの状態を基
の状態にリセットした後、パルス信号φVをMOSトラ
ンジスタT4のゲートに与えてMOSトランジスタT2
をONにすることによって、MOSトランジスタT2,
T3の特性のバラツキに起因する各画素の感度のバラツ
キを表すソース電流がMOSトランジスタT3〜T5を
流れる。
【0044】このとき、MOSトランジスタT3が、定
電流源として動作するMOSトランジスタT5とともに
ソースフォロワ型のMOSトランジスタとして動作する
ため、出力信号線7にはノイズ信号が電圧信号として現
れる。その後、信号φVをローレベルにしてMOSトラ
ンジスタT4をOFFにした後、信号φSをハイレベル
にしてMOSトランジスタT1を導通させて撮像動作が
行える状態にする。
【0045】2.上流側サンプルホールド回路の構成 図4に示す上流側サンプルホールド回路SHa(図1の
SH1〜SHmに相当する)は、スイッチS1〜S3
と、キャパシタC1と、スイッチS4を備えたバッファ
10と、スイッチS2,S3の接続ノードから順に直列
に接続されたスイッチS5−1〜S5−(k−1)と、
スイッチS5−1〜S5−(k−1)それぞれのノード
に一端が接続されたキャパシタC2−1〜C2−kとを
有する。キャパシタC2−1〜C2−kの他端には直流
電圧VSSが印加される。
【0046】このような上流側サンプルホールド回路S
Haにおいては、スイッチS5−1〜S5−(k−1)
が、演算器6によってON/OFF制御されることによ
って、図2のキャパシタC2に相当する容量Cyが変化
する。尚、スイッチS5−i(1≦i≦k−1)がON
とされるとき、スイッチS5−1〜S5−(i−1)も
ONとされる。よって、スイッチS5−iがONとされ
るとき、キャパシタC2−1〜C2−iによる並列回路
がスイッチS2の他端に接続されることになる。このと
き、キャパシタC2−1〜C2−kそれぞれの容量をC
y1〜Cykとすると、Cy=Cy1+Cy2+…+Cyi
となる。
【0047】よって、演算器6によりスイッチS5−1
〜S5−(k−1)がON/OFF制御されることで、
スイッチS2に接続されるキャパシタの合成容量Cy
が、Cy1、Cy1+Cy2、Cy1+Cy2+Cy3、…、
Cy1+Cy2+…+Cykのいずれかとなる。このと
き、演算器6で輝度範囲が狭いと算定されたとき、合成
容量Cyの値を高くすることによって上述のCy/(C
x+Cy)を高くし、差動増幅回路3から出力される映
像信号の信号レベルが高くなるようにする。
【0048】逆に、演算器6で輝度範囲が広いと算定さ
れたとき、合成容量Cyの値を低くすることによって上
述のCy/(Cx+Cy)を低くし、差動増幅回路3か
ら出力される映像信号の信号レベルが低くなるようにす
る。A/D変換器5がxビットのデジタル信号で出力さ
れるものとした場合、例えば、演算器6で計測されたデ
ジタル信号の最小値及び最大値がそれぞれ0、2x−1
となるとき、輝度範囲が広いものと判断する。
【0049】よって、本実施形態においては、信号φV
が与えられて映像信号が出力信号線7に出力される際、
スイッチS1がONとされる。そして、スイッチS1が
OFFとされた後、上述のリセット動作が行われ、再
び、信号φVが与えられてノイズ信号が出力信号線7に
出力される。このとき、同時にスイッチS2がONとさ
れる。このように、上流側サンプルホールド回路SHa
に対して、映像信号とノイズ信号とのサンプルホールド
が行われる際、スイッチS5−1〜S5−(k−1)の
内、演算器6によってONするように設定されたスイッ
チがONとされる。
【0050】その後、スイッチS2がOFFとされ、バ
ッファ10内のスイッチS4がONとされることで映像
信号が下流側サンプルホールド回路2に与えられて、サ
ンプルホールドされる。そして、一旦、スイッチS4を
OFFとするとともにスイッチS3をONとすることに
よって混合信号を生成した後、再び、スイッチS4とす
ることで混合信号が下流側サンプルホールド回路2に与
えられて、サンプルホールドされる。下流側サンプルホ
ールド回路2以降の動作については、上述の基本概念で
説明した動作と同一であるので、その説明については省
略する。
【0051】尚、スイッチS5−1〜S5−(k−1)
は、演算器6がyフィールド毎に被写体の輝度範囲を測
定しているとき、yフィールド分の映像信号が出力され
る間は、同一のスイッチがONとされる。そして、yフ
ィールド分の映像信号の出力後、演算器6より制御信号
が与えられ、新たに、スイッチS5−1〜S5−(k−
1)のON/OFF制御が成される。こうして、所定の
タイミングで段階的なゲイン調整が実現される。
【0052】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して説明する。図6は、図1の
撮像装置に設けられた固体撮像素子内の各列に設けられ
た上流側サンプルホールド回路の構成を示すブロック回
路図である。本実施形態の撮像装置に備えられた画素
は、第1の実施形態の画素と同一の図3ような構成とす
る。又、図6に示す上流側サンプルホールド回路におい
て、図4に示す上流側サンプルホールド回路と同一の構
成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
【0053】図6に示す上流側サンプルホールド回路S
Hb(図1のSH1〜SHmに相当する)は、スイッチ
S1〜S3と、キャパシタC1と、スイッチS4を備え
たバッファ10と、スイッチS2,S3の接続ノードに
一端が接続されたスイッチS6−1〜S6−kと、スイ
ッチS6−1〜S6−kそれぞれの他端に一端が接続さ
れたキャパシタC2−1〜C2−kとを有する。
【0054】このような上流側サンプルホールド回路S
Hbは、スイッチS6−1〜S6−kが、演算器6によ
ってON/OFF制御されることによって、図2のキャ
パシタC2に相当する容量Cyが変化する。このとき、
スイッチS6−iとキャパシタC2−iが直列に接続さ
れた回路がスイッチS2の一端に並列的に接続された構
成となるため、第1の実施形態と異なり、スイッチS6
−1〜S6−kについて複数選択する際においても、い
ずれのスイッチを選択しても構わない。
【0055】よって、例えば、k=12として、スイッ
チS6−1〜S6−12とキャパシタC2−1〜C2−
12が設けられるとき、図7のように、キャパシタC2
−1,C2−2,C2−3,…,C2−12の容量を1
fF、2fF、4fF、…、2048fFとすると、ス
イッチS6−1〜S6−12の選択によって、合成容量
Cyを1〜4095fFのいずれかの値とすることがで
きる。
【0056】即ち、C2−iの容量を2i-1とすること
で、スイッチS6−1〜S6−kの選択によって、合成
容量Cyが1〜2k−1fFのいずれかの値とすること
ができる。このように、第1の実施形態と異なり、スイ
ッチS6−iを選択したとき、必ず、スイッチS6−1
〜S6−(i−1)を選択する必要がなく、任意のスイ
ッチをスイッチS6−1〜S6−kから選択することが
できる。
【0057】このとき、第1の実施形態と同様、演算器
6で輝度範囲が狭いと算定されたとき、合成容量Cyの
値を高くすることによって上述のCy/(Cx+Cy)
を高くし、差動増幅回路3から出力される映像信号の信
号レベルが高くなるようにする。又、演算器6で輝度範
囲が広いと算定されたとき、合成容量Cyの値を低くす
ることによって上述のCy/(Cx+Cy)を低くし、
差動増幅回路3から出力される映像信号の信号レベルが
低くなるようにする。
【0058】尚、このとき、容量Cxを1000fFと
したとき、差動増幅器3の出力ゲインとなるCy/(C
x+Cy)と容量Cyとの関係は、図8のようになる。
即ち、容量Cxを1000fFとし、容量Cyが1〜4
095fFで変化させるとき、差動増幅器3の出力ゲイ
ンを約0.8までの値で調整することが可能である。
【0059】このように、上流側サンプルホールド回路
SHbが構成されるとき、固体撮像素子1に設けられた
各画素の動作、上流側サンプルホールド回路SHb内の
スイッチS1〜S4のON/OFF切換動作、下流側サ
ンプルホールド回路2内のスイッチSa,Sbの切換動
作は、それぞれ、第1の実施形態のときと同一となる。
又、演算器6によるスイッチS6−1〜S6−kの制御
動作についても、第1の実施形態におけるスイッチS5
−1〜S5−(k−1)と同様になる。更に、差動増幅
器3以降の動作についても、第1の実施形態と同様、上
述の基本概念で説明した動作と同一となる。以上より、
本実施形態における撮像装置の動作については、省略す
る。
【0060】尚、第1及び第2の実施形態において、図
2におけるキャパシタC2の部分を、図4又は図6のよ
うに構成することで、その容量Cyを可変としたが、図
2におけるキャパシタC1の部分を、図4又は図6に示
したスイッチS5−1〜S5−(k−1)又はスイッチ
S6−1〜S6−kとキャパシタC2−1〜C2−kと
によって構成される回路と同じ構成の回路を構成するこ
とで、その容量Cxを可変とするようにしても構わな
い。
【0061】このように、容量Cxを可変にしたとき、
演算器6で輝度範囲が狭いと算定されたとき、容量Cx
の値を低くすることによって上述のCy/(Cx+C
y)を高くし、差動増幅回路3から出力される映像信号
の信号レベルが高くなるようにする。又、演算器6で輝
度範囲が広いと算定されたとき、容量Cxの値を高くす
ることによって上述のCy/(Cx+Cy)を低くし、
差動増幅回路3から出力される映像信号の信号レベルが
低くなるようにする。
【0062】又、図2におけるキャパシタC1,C2の
部分をともに、図4又は図6に示したスイッチS5−1
〜S5−(k−1)又はスイッチS6−1〜S6−kと
キャパシタC2−1〜C2−kによって構成される回路
と同じ構成の回路を構成することで、その容量Cx,C
y両方を可変とするようにしても構わない。
【0063】又、第1及び第2の実施形態では、固体撮
像素子1に設ける画素を図3に示す構成の画素とした
が、このような構成の画素に限るものでなく、例えば、
図9に示すように、入射光量に対して線形的に変化する
信号に変換する構成の画素としても構わない。図9に示
す画素は、MOSトランジスタT3〜T5と、アノード
に直流電圧VPSが印加されるとともにMOSトランジス
タT3のゲートにカソードが接続されたフォトダイオー
ドPDと、フォトダイオードPDのカソードにソースが
接続されたリセット用のMOSトランジスタT6によっ
て構成される。
【0064】又、この図3又は図9のような構成の画素
以外に、例えば、MOSトランジスタT3のソースに積
分回路や増幅回路を設けたような構成の画素としても構
わない。このように他の構成の画素としても構わない
が、リセット時の信号をノイズ信号として読み出すこと
が可能な画素である必要がある。又、各画素に設けられ
た定電流源又は抵抗として動作するMOSトランジスタ
T5については、各列毎に設けられるものとしても構わ
ない。
【0065】
【発明の効果】本発明によると、信号保持回路内に備え
られた信号保持をするためのキャパシタの容量を可変と
するので、固体撮像素子から出力されるべき信号のレベ
ルを調整して、ゲイン調整を行うことができる。よっ
て、従来のように、A/D変換後にゲイン調整を行わず
に、アナログ信号の状態でゲイン調整が行われるため、
A/D変換後のデジタル信号の階調は、設定した増幅率
に左右されることなく、良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の内部構成を示すブロック
図。
【図2】上流側サンプルホールド回路の基本構成を示す
ブロック回路図。
【図3】図1の固体撮像素子内に設けられた画素構成の
一例を示す回路図。
【図4】第1の実施形態の撮像装置における固体撮像素
子に設けられた上流側サンプルホールド回路の内部構成
を示すブロック回路図。
【図5】図3の画素に与える信号の状態を表すタイミン
グチャート。
【図6】第2の実施形態の撮像装置における固体撮像素
子に設けられた上流側サンプルホールド回路の内部構成
を示すブロック回路図。
【図7】図6の上流側サンプルホールド回路に設けられ
たキャパシタの容量を表す図。
【図8】差動増幅器の出力ゲインと容量との関係を示す
グラフ。
【図9】図1の固体撮像素子内に設けられた画素構成の
別の例を示す回路図。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 下流側サンプルホールド回路 3 差動増幅器 4 オペアンプ 5 A/D変換器 6 演算器
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA14 CA02 DD09 DD10 DD12 FA06 5B047 BB04 BC01 CA04 CB04 CB22 DA10 5C021 PA03 PA17 PA64 PA85 PA96 XA03 5C024 CX06 CX43 GY01 GY31 HX13 HX29 HX35 HX50 5C051 AA01 BA02 DA06 DB01 DB08 DB14 DB16 DC03 DE02 DE13 DE15 DE17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光量に応じた電気信号を発生すると
    ともにマトリクス状に配された画素を複数備えた固体撮
    像素子において、 前記画素が出力する映像信号を保持する第1キャパシタ
    回路と、前記画素が出力するノイズ信号を保持する第2
    キャパシタ回路と、を有するとともに、前記第1キャパ
    シタ回路に保持した前記映像信号のみの出力と、前記第
    1キャパシタ回路に保持した前記映像信号と前記第2キ
    ャパシタ回路に保持した前記ノイズ信号とを混合した混
    合信号の出力とを選択可能な信号保持回路と、を有し、 前記第1及び第2キャパシタ回路のうち、少なくとも一
    方を容量可変としたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記容量可変のキャパシタ回路が複数の
    キャパシタで構成され、該複数のキャパシタを選択する
    ことによって、前記キャパシタ回路の容量を変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記容量可変のキャパシタ回路が、キャ
    パシタとスイッチとが直列に接続された複数の回路が並
    列に接続された回路であることを特徴とする請求項2に
    記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記容量可変のキャパシタ回路が、一端
    に直流電圧が印加されるとともに並列に接続された複数
    のキャパシタと、並列に接続された該複数のキャパシタ
    の他端の間を電気的に接離する複数のスイッチと、で構
    成されることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素
    子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    固体撮像素子と、 該固体撮像素子から出力される映像信号から混合信号を
    減算する差動増幅器と、 該差動増幅器の出力をデジタル信号に変換するA/D変
    換器と、 被写体の輝度情報を検出するとともに、前記固体撮像素
    子に備えられた信号保持回路内の容量値を該輝度情報に
    基づいて変化させる検知器と、 を有することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005117420A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 固体撮像装置
US11528438B2 (en) 2021-02-04 2022-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device

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