JP5016736B1 - 仮設足場用継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2楔部材の楔挿入孔への上方からの挿入作業を、支柱側への方向である前後方向に位置決めされている第1楔部材及び仮設足場用部材に対して行うことができるようになる仮設足場用継手を提供すること。
【解決手段】支柱2に設けられた楔受け部材4の楔挿入孔6に、仮設足場用部材に設けられた第1楔部材11と第2楔部材12が上方から挿入されることで、第1楔部材11における支柱2側の前側端部14が支柱2に圧接するとともに、第2楔部材12における支柱2側とは反対側の後側端部が楔挿入孔6の内面に圧接し、第2楔部材12における支柱2側の前側端部が第1楔部材11に圧接して仮設足場用部材が支柱2に連結される仮設足場用継手であり、第1楔部材11が楔挿入孔6に挿入されたときに、第1楔部材11の前側端部14が支柱2に当接するとともに、第1楔部材11の後側端部20が楔挿入孔6の内面に当接する。
【選択図】図10

Description

本発明は、仮設足場を構築するための支柱に仮設足場用部材を連結するための仮設足場用継手に係り、例えば、建築作業現場や土木作業現場、解体作業現場等の各種作業で構築される仮設足場の支柱と、手摺り部材や持ち送り枠等の各種の仮設足場用部材とを連結するために利用できるものである。
建築作業現場等の作業現場では仮設足場が構築され、この仮設足場は、立設された支柱に手摺り部材や持ち送り枠等の仮設足場用部材を連結することにより構築され、支柱と仮設足場用部材は、仮設足場用継手により連結される。
下記の特許文献1に示されている仮設足場用継手は、支柱に設けられ、この支柱側の端部がこの支柱まで達している楔挿入孔が上下方向に形成されている楔受け部材と、仮設足場用部材に固定され、支柱側への方向である前後方向の幅寸法が下向きに小さくなっている部分を備えた第1楔部材と、仮設足場用部材に第1楔部材に対し上下方向に移動可能に配置され、前後方向の幅寸法が下向きに小さくなっている部分を備えた第2楔部材とを有するものとなっており、第1楔部材と第2楔部材が楔受け部材の楔挿入孔に上方から挿入されることにより、第1楔部材における支柱側の前側端部がこの支柱に圧接するとともに、第2楔部材における支柱側とは反対側の後側端部が楔挿入孔の内面に圧接し、第2楔部材における支柱側の前側端部が第1楔部材に圧接して仮設足場用部材が支柱に連結されるようになっている。
特表2000−503358号
上記特許文献1の仮設足場用継手では、第1楔部材の幅寸法は、楔挿入孔の寸法と比べてそれ程大きくなく、第1楔部材が楔挿入孔に上方から挿入されたときに、第1楔部材における支柱側の前側端部をこの支柱に当接させると、第1楔部材における支柱側とは反対側の後側端部は楔挿入孔の内面に当接せず、また、第1楔部材の後側端部を楔挿入孔の内面に当接させると、第1楔部材の前側端部はこの支柱に当接しない。このため、第2楔部材を楔挿入孔に上方から挿入して仮設足場用部材を支柱に連結するまでは、第1楔部材及び仮設足場用部材が、支柱側への方向である前後方向に位置決めされていないことになる。このため、第2楔部材の楔挿入孔への上方からの挿入作業を、前後方向に移動可能となっている第1楔部材及び仮設足場用部材に対して行わなければならない。
本発明の目的は、第2楔部材の楔挿入孔への上方からの挿入作業を、支柱側への方向である前後方向に位置決めされている第1楔部材及び仮設足場用部材に対して行うことができるようになる仮設足場用継手を提供するところにある。
本発明に係る仮設足場用継手は、仮設足場を構築するために立設される支柱に仮設足場用部材を連結するための仮設足場用継手であって、前記支柱に設けられ、この支柱側の端部がこの支柱まで達している楔挿入孔が上下方向に形成されている楔受け部材と、前記仮設足場用部材に固定され、前記支柱側への方向である前後方向の幅寸法が下向きに小さくなっている部分を備えた第1楔部材と、前記仮設足場用部材に前記第1楔部材に対し上下方向に移動可能に配置され、前記前後方向の幅寸法が下向きに小さくなっている部分を備えた第2楔部材とを有し、前記第1楔部材と前記第2楔部材が前記楔受け部材の前記楔挿入孔に上方から挿入されることにより、前記第1楔部材における前記支柱側の前側端部がこの支柱に圧接するとともに、前記第2楔部材における前記支柱側とは反対側の後側端部が前記楔挿入孔の内面に圧接し、前記第2楔部材における前記支柱側の前側端部が前記第1楔部材に圧接して前記仮設足場用部材が前記支柱に連結される仮設足場用継手において、前記第1楔部材が前記楔挿入孔に挿入されたときに、前記第1楔部材の前記前側端部が前記支柱に当接するとともに、前記第1楔部材における前記支柱側とは反対側の後側端部が前記楔挿入孔の内面に当接することを特徴とするものである。
本発明に係る仮設足場用継手では、第1楔部材が楔挿入孔に挿入されたときに、第1楔部材の前側端部が支柱に当接するとともに、この前側端部とは反対側となっている第1楔部材の後側端部が楔挿入孔の内面に当接するため、これらの当接により、第1楔部材を楔挿入孔に挿入したときに、第1楔部材及び仮設足場用部材を、支柱側への方向である前後方向に位置決めできることになり、このため、第2楔部材の楔挿入孔への上方からの挿入作業を、前後方向に不動となっている第1楔部材及び仮設足場用部材に対して行うことができ、これにより、第2楔部材を楔挿入孔に上方から挿入して打ち込む作業を容易に行えるようになる。
本発明において、第1楔部材が楔挿入孔に挿入されたときに、楔挿入孔の内面に当接する第1楔部材の後側端部の個数は、1個でもよく、あるいは、第1楔部材の厚さ方向に離れている2個でもよい。
後者によると、楔挿入孔の内面に当接する第1楔部材の後側端部の個数は、第1楔部材の厚さ方向に離れている2個であるため、第1楔部材を楔挿入孔に挿入したときに、一層確実に第1楔部材及び仮設足場用を前後方向に位置決めできることになる。
また、このように楔挿入孔の内面に当接する第1楔部材の後側端部の個数を2個とするためには、これらの2個の箇所を、例えば、第1楔部材における支柱側とは反対側の後面と、この後面と角度をなす第1楔部材の厚さ方向の両方の面とが交差する2個の角部としてもよい。
これによると、第1楔部材が楔挿入孔に挿入されたときに、支柱に対し第1楔部材及び仮設足場用部材を、第1楔部材の厚さ方向にも位置決めできることになり、第1楔部材及び仮設足場用材は第1楔部材の厚さ方向にも不動となるため、第2楔部材を楔挿入孔に上方から挿入して打ち込む作業を一層容易に行えるようになる。
そして、前記2個の箇所を、上述のように、第1楔部材における支柱側とは反対側の後面と、この後面と角度をなす第1楔部材の厚さ方向の両方の面とが交差する2個の角部とすることは、楔挿入孔のうち、例えば、支柱側とは反対側の部分を形成している部分を、支柱側とは反対側へ湾曲突出している湾曲突出部とすることにより、実現することができる。
なお、上記2個の角部のそれぞれは、面取りされている角部でもよく、面取りされていない角部でもよい。
また、上述のように第1楔部材が楔挿入孔に挿入されたときに、楔挿入孔の内面に当接する第1楔部材の後側端部の個数を2個とする場合には、これらの2個の箇所を、第1楔部材における支柱側とは反対側の2個の後面としてもよい。
これによると、楔挿入孔の内面に当接する第1楔部材の後側端部は、2個の後面となるため、第1楔部材と楔挿入孔の内面との当接を面接触として行わせることができ、このため、第1楔部材及び仮設足場用部材を前後方向に位置決めすることを一層確実に達成できる。
そして、上記2個の箇所を、上述のように、第1楔部材における支柱側とは反対側の2個の後面とすることは、これらの後面が当接する楔挿入孔の内面を、楔挿入孔のうち、例えば、前記後面と平行になっていて、支柱側とは反対側を形成している部分の内面とすることにより、実現できる。
また、本発明において、第1楔部材に、第2楔部材が上下方向に挿入可能となった挿入溝を形成し、この挿入溝に上方から挿入されて前記後側端部が楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材が、前記前側端部の上下2箇所で第1楔部材に圧接するようにし、これらの上下2箇所のうち、上側の箇所を、楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の後側端部の箇所よりも上側とするとともに、下側の箇所を、楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の後側端部の箇所よりも下側としてもよい。
これによると、第2楔部材の後側端部の箇所が楔挿入孔の内面に圧接することによる反作用により、第2楔部材の前側端部が第1楔部材に圧接する際に、第1楔部材に圧接する第2楔部材の前側端部の箇所は、楔挿入孔の内面に圧接する第2楔部材の後側端部の箇所から上下に離れている上下2箇所となるため、これらの上下2箇所において、第2楔部材の前側端部を第1楔部材に安定させて圧接させることを実現できることになり、これにより、仮設足場用部材を一層確実に支柱に連結できる。
さらに、本発明において、支柱に圧接する第1楔部材の前記前側端部を上下2箇所とし、これらの上下2箇所のうち、上側の箇所を、楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の後側端部の箇所よりも上側とするとともに、下側の箇所を、楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の後側端部の箇所よりも下側としてもよい。
これによると、第2楔部材の後側端部が楔挿入孔の内面に圧接して、第2楔部材の前側端部が第1楔部材に圧接した際に、支柱に圧接する第1楔部材の前側端部は、楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の後側端部の箇所から上下に離れている上下2箇所となるため、これらの上下2箇所において、第1楔部材の前側端部を支柱に安定させて圧接させることができ、このため、支柱に仮設足場用部材をさらに一層確実に連結できることになる。
また、本発明において、第1楔部材に、第2楔部材が上下方向に挿入可能となった挿入溝を形成するとともに、この挿入溝を、第1楔部材の厚さ寸法と対応する幅寸法となっている第1溝部と、この第1溝部よりも幅寸法が大きい第2溝部とを有する段付き状の溝とし、第2楔部材の下部に、この第2楔部材の厚さ方向に突出し、かつこの突出長さが第2溝部の内部を上下に移動可能の長さとなっている突出部を設け、第1楔部材の上部に、この突出部が当接することにより第2楔部材が第1楔部材の上部から脱落することを防止するための第1脱落防止部を設けるとともに、前記第2楔部材の上部に、第1楔部材の上面に当接することにより第2楔部材が第1楔部材の下部から脱落することを防止するための第2脱落防止部を設けてもよい。
これによると、第1楔部材の上部からの第2楔部材の脱落は第1脱落防止部により防止され、第1楔部材の下部からの第2楔部材の脱落は第2脱落防止部により防止されるため、例えば、仮設足場の構築現場への仮設足場用部材の搬入時等において、第2楔部材は、仮設足場用部材に固定されている第1楔部材に対して分離不能となり、このため、第2楔部材についての管理、取り扱い等を容易化することできる。
以上の本発明において、本発明に係る仮設足場用継手で支柱に連結される仮設足場用部材は、任意の用途の部材でよく、この仮設足場用部材は、例えば、間隔をあけて立設された支柱同士の間に架け渡される手摺り部材やはり枠でもよく、あるいは、支柱に取り付けられる張出ブラケットや持ち送り枠、補助ステップ等でもよい。
また、支柱に設けられ、楔挿入孔が上下方向に形成されている楔受け部材は、水平の板材によるフランジ状のものでもよく、あるいは、上下寸法を有し、内部に楔挿入孔が上下に貫通形成されているポケット状のものでもよい。
さらに、本発明に係る仮設足場用継手は、任意な作業に用いられる仮設足場に適用でき、この仮設足場は、例えば、建築作業現場で構築されるものでもよく、土木作業現場で構築されるものでもよく、解体作業現場で構築されるものでもよい。
本発明によると、第2楔部材の楔挿入孔への上方からの挿入作業を、支柱側への方向である前後方向に位置決めされている第1楔部材及び仮設足場用部材に対して行うことができるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る仮設足場用継手が採用された仮設足場を示す正面図である。 図2は、本実施形態の仮設足場用継手を示す斜視図である。 図3は、支柱に設けられた楔受け部材を示す平面図である。 図4は、図1のS4−S4線断面図であって、図2の仮設足場用継手を示す平面図である。 図5は、図2の仮設足場用継手を示す正面図である。 図6は、図5の仮設足場用継手の正断面図である。 図7は、図5のS7−S7線断面図である。 図8は、第1楔部材を楔受け部材の楔挿入孔に挿入した後であって、第2楔部材の挿入前を示す仮設足場用継手の正面図である。 図9は、図8の仮設足場用継手の正断面図である。 図10は、図9のS10−S10線断面図である。 図11は、別実施形態を示す図10と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係る仮設足場用継手Aが適用されている仮設足場1が示されている。この仮設足場1は、間隔をあけて立設された複数本の支柱2と、互いに隣接する2本の支柱2同士の間に架け渡された手摺り部材10と含んで構築されており、それぞれの支柱2の下端には、これらの支柱2の高さを調整可能とするジャッキベース部材3が配置されている。そして、それぞれの手摺り部材10が、端部が支柱2に連結される本実施形態の仮設足場用部材となっている。
手摺り部材10の両端部は、本実施形態に係る仮設足場用継手Aにより支柱2に連結され、この仮設足場用継手Aは、支柱2に溶接で固定された楔受け部材4と、手摺り部材10の端部に溶接で固定された第1楔部材11と、手摺り部材10の端部において、第1楔部材11に対し上下方向に移動可能に配置された第2楔部材12とを含んで構成されている。なお、支柱2側への方向が、第1及び第2楔部材11,12についての前後方向であり、この前後方向と直交する水平方向は、第1及び第2楔部材11,12についての厚さ方向である。
図2は、仮設足場用継手Aの斜視図を示しており、この図2に示されているように、本実施形態における楔受け部材4は、厚板を支柱2に水平に固定したものとなっているため、この楔受け部材4はフランジ状のものとなっている。
図3には、このフランジ状の楔受け部材4の平面図が示されている。楔受け部材4には、支柱2を挿入するための中心孔5と、この中心孔5の周囲に90度の角度間隔で4個形成された楔挿入孔6と、これらの楔挿入孔6の間に、例えば、ブレース部材の端部を連結可能とするために形成された孔7とが設けられ、それぞれの楔挿入孔6は、支柱2側に設けられている幅狭の第1孔部6Aと、この第1孔部6Aと接続されて支柱2側とは反対側に設けられている幅広の第2孔部6Bとからなる段付き状となっている。なお、第1及び第2孔部6A,6Bの幅方向は、支柱2の長さ方向である上下方向と直角をなす水平方向であって、第1及び第2楔部材11,12についての上述の厚さ方向でもある。
第1孔部6Aの支柱2側の部分は、支柱2が挿入されている中心孔5と接続されており、このため、楔挿入孔6のうち、支柱2側の部分は、この支柱2の外周面が露出する部分となっており、また、第2孔部6Bの支柱2側とは反対側の部分は、支柱2側とは反対側へ湾曲突出した形状となっている。このため、楔挿入孔6のうち、支柱2側とは反対側の部分は、支柱2側とは反対側へ湾曲突出した湾曲突出部6Cとなっている。
図1のS4−S4線断面図である図4には、仮設足場用継手Aの平面図が示され、図5には、この継手Aの正面図が示されている。そして、図6には、継手Aの正断面図が示されている。この図6に示されてように、楔受け部材4に上下に貫通して形成されている楔挿入孔6には、手摺り部材10の端部に固定されている第1楔部材11が上方から挿入可能となっている。図9のS10−S10線断面図である図10には、第1楔部材11の平断面図が示されており、この図10に示されているように、第1楔部材11は、支柱2側に設けられ、第1楔部材11の厚さ方向の寸法が小さくなっている前部11Aと、この前部11Aと接続されて支柱2側とは反対側に設けられ、第1楔部材11の厚さ方向の寸法が大きくなっている後部11Bとからなる段付き状となっている。第1楔部材11が楔挿入孔6に上方から挿入されるときには、前部11Aが第1孔部6Aに挿入され、後部11Bが第2孔部6Bに挿入される。
なお、前部11A及び第1孔部6Aを支柱2側へ先細りとなったテーパー形状とし、これにより、第1楔部材11を板金の折り曲げ加工等で容易に製造できるようにしてもよい。
また、図10に示されているように、第1楔部材11の内部には、第2楔部材12が上下方向に挿入可能となっている挿入溝13が上下に貫通して形成されており、この挿入溝13は、支柱2側に設けられ、第2楔部材12の厚さ方向にもなっている第1楔部材11の厚さ方向の幅寸法が小さくなっている第1溝部13Aと、この第1溝部13Aと接続されて支柱2側とは反対側に設けられ、第1楔部材11の厚さ方向の幅寸法が大きくなっている第2溝部13Bとからなる段付き状となっている。そして、第2楔部材12の厚さ寸法は、図10から分かるように、第1溝部13Aの幅寸法と対応する寸法になっているため、この第1溝部13Aに第2楔部材12を挿入することができ、このような第2楔部材12の厚さ寸法は、図2や図5で示されている手摺り部材10の長手方向に、すなわち、支柱2側への方向である前後方向に連続している。
また、図10に示されているように、挿入溝13における支柱2側の端部は、閉塞された端部となっており、挿入溝13における支柱2側とは反対側の端部は、開放された端部となっているが、手摺り部材10の端部が固定されている第1楔部材11の高さ部分では、挿入溝13における支柱2側とは反対側の端部は、この手摺り部材10によって閉塞されている。
上述のように挿入溝13における支柱2側の端部は閉塞された端部となっているため、図6及び図9に示されているように、第1楔部材11における支柱2側の前側端部14は、この第1楔部材11の上下の全長に渡って閉塞された端部となっており、このように上下方向の長さを有している前側端部14の途中には、支柱2側とは反対側へ窪んだ凹部14Aが設けられている。このため、この凹部14Aの上下には、支柱2側へ突出している2個の凸部14B,14Cが設けられている。そして、第1楔部材11の下側の略半分となっている凸部14Bと14Cの間から第1楔部材11の下端までの部分は、支柱2側への方向である前後方向の幅寸法が下向きに次第に小さくなっている第1楔部材11の楔状部11Cとなっている。また、挿入溝13の内部には、この楔状部11Cの範囲内において、第1楔部材11の前側端部14から支柱2側とは反対側へ隆起している隆起部15が設けられている。
図6に示されているように、第2楔部材12における支柱2側の前側端部16は、この第2楔部材12の上端の少し下側から第2楔部材12の下端まで、支柱2側へ少し湾曲突出している湾曲突出部となって形成されており、これにより、この湾曲突出部が形成されている第2楔部材12の大部分は、支柱2側への方向である前後方向の寸法が下向きに次第に小さくなっている第2楔部材12の楔状部12Aとなっている。
図7は、図5のS7−S7線断面図である。この図7に示されているとおり、第2楔部材12の下部には、この第2楔部材12の厚さ方向に突出する長さを有している突出部17が設けられ、この突出部17は、第2楔部材12の下部に形成した孔に打ち込み固定されたピンによって形成されている。突出部17の第2楔部材12からの全体突出長さは、言い換えると、突出部17の全体の長さは、第1楔部材11に形成されている挿入溝13のうち、第2溝部13Bの幅寸法よりも小さいため、第2楔部材12を挿入溝13の第1溝部13Aに沿って上下に移動させるときに、突出部17は第2溝部13Bの内部を上下に移動可能となっている。
また、図7に示されているように、第1楔部材11の厚さ方向の両方の上端には、挿入溝13の内側へ屈曲した一対の屈曲部11Dが形成されており、また、第1楔部材11の厚さ方向の両方の上部には、これらの屈曲部11Dの下側において、挿入溝13の内側へ突出している一対の突部18が形成されている。これらの突部18は、例えば、第1楔部材11の厚さ方向の両側の面を内側へ押し出し加工することにより形成される。一対の屈曲部11D同士の間の間隔及び一対の突部18同士の間の間隔は、第2楔部材12の厚さ寸法よりも少し大きいため、これらの屈曲部11D同士の間及び一対の突部18同士の間を第2楔部材12を上下に挿通させることができる。そして、図8及び図9に示されているように、第2楔部材12が第1楔部材11の上部に達しているときには、第2楔部材12を手摺り部材10側へ倒すことにより、この第2楔部材12を手摺り部材10の上に載せることができるとともに、第2楔部材12が斜め上側へ第1楔部材11から離れる方向に移動しようとしたときには、第2楔部材12の突出部17が第1楔部材11の屈曲部11Dと突部18とに当接することにより、第2楔部材12が第1楔部材11の上部から脱落することが防止される。
このため、第1楔部材11の屈曲部11Dと突部18は、第2楔部材12の突出部17との協働により、第2楔部材12が第1楔部材11の上部から脱落することを防止するための図7の第1脱落防止部31を構成するものとなっている。
また、図7に示されているように、第2楔部材12の上端には、この第2楔部材12の厚さ方向に拡張している拡張部19が形成されている。このため、第1楔部材11を支柱2に設けられている楔受け部材4の楔挿入孔6に図5及び図6のように挿入する前において、第2楔部材12が第1楔部材11の挿入溝13の第1溝部13Aに上方から挿入されても、拡張部19が第1楔部材11の上面を形成している一対の屈曲部11Dに当接することにより、第2楔部材12が第1楔部材11の下部から脱出することが防止される。
このため、拡張部19は、第2楔部材12の上部に設けられていて、第1楔部材11の上面に当接することにより第2楔部材12が第1楔部材11の下部から脱落することを防止するための図7の第2脱落防止部32を構成するものとなっている。
このように本実施形態に係る仮設足場用継手Aは、第2楔部材12が第1楔部材11の上部から脱出することを防止するための第1脱落防止部31と、第2楔部材12が第1楔部材11の下部から脱出することを防止するための第2脱落防止部32とを備えたものとなっているため、手摺り部材10を図1で示した仮設足場1を構築する作業現場まで、あるいは、仮設足場1が解体された作業現場から他の作業現場まで持ち運んだり搬送したりする際に、手摺り部材10の端部に固定された第1楔部材11に対して第2楔部材12を分離不能とすることができ、このため、第2楔部材12についての管理、取り扱い等を容易に行うことができる。
次に、図1で示されている仮設足場1を構築するために、本実施形態に係る仮設足場用継手Aにより支柱2と手摺り部材10の端部とを連結する作業について説明する。
この作業の開始時には、第2楔部材12は、図8及び図9に示されているように、横倒し状態とされて手摺り部材10の上に載せられており、この状態において、第1楔部材11は、支柱2に設けられている楔受け部材4の楔挿入孔6に上方から挿入される。この挿入後の状態が図8及び図9に示されており、第1楔部材11が楔挿入孔6に上方から挿入されると、図10に示されているように、第1楔部材11における支柱2側の前側端部14が、図9で示した前述の上下2個の凸部14B,14Cにおいて、支柱2の外周面に当接するとともに、図10に示されているように、第1楔部材11における支柱2側とは反対側の後側端部20が楔挿入孔6の内面に当接する。
すなわち、本実施形態では、第1楔部材11に設けられている図6の楔状部11Cについての前後方向の幅寸法は、第1楔部材11の前側端部14の凸部14B,14Cが支柱2の外周面に当接したときに、第1楔部材11の後側端部20が楔挿入孔6の内面に当接するという寸法に設定されている。
そして、本実施形態では、楔挿入孔6のうち、支柱2側とは反対側の部分は、図10で示されているように、支柱2側とは反対側へ湾曲突出した湾曲突出部6Cとなっているため、楔挿入孔6の内面に当接する第1楔部材11の後側端部20の箇所は、この図10に示されているように、第1楔部材11における支柱2側とは反対側の2個の後面21と、これらの後面21と角度をなす第1楔部材11の厚さ方向の両方の面22,23とが交差する2個の角部24,25となる。
このため、楔挿入孔6に挿入された第1楔部材11は、支柱2側への方向である前後方向に位置決めされるとともに、この前後方向と直交する水平方向である第1楔部材11の厚さ方向にも位置決めされることになり、第1楔部材11及び手摺り部材10は、前後方向と第1楔部材11の厚さ方向との両方について、不動となる。
なお、上記2個の角部24,25は、予め面取り加工された箇所となっていてもよく、面取り加工されていない箇所となっていてもよい。
この後に、第1楔部材11を、この第1楔部材11の上面をハンマー等の工具で打圧して下方へ打ち込む作業を行うことにより、第1楔部材11の前側端部14の凸部14B,14Cは支柱2の外周面に圧接するとともに、第1楔部材11の2個の角部24,25は、楔挿入孔6の湾曲突出部6Cの内面に圧接する。
次いで、手摺り部材10に上に横倒し状態とさせていた第2楔部材12を起立させ、この第2楔部材12を第1楔部材11に形成されている挿入溝13の第1溝部13Aに挿入する。この挿入作業を行うと、第1楔部材11は楔挿入孔6に挿入されているため、第2楔部材12もこの楔挿入孔6に挿入されることになり、この後に、第2楔部材12を、この第2楔部材12の頭部に設けられている拡張部19をハンマー等の工具で打圧して下方へ打ち込む作業を行う。この打ち込み作業後の状態が図5及び図6で示されており、第2楔部材12をハンマー等の工具で下方へ打ち込むと、図6に示されているように、第2楔部材12における支柱2側とは反対側の後側端部26のうちの箇所26Aが楔挿入孔6の内面に圧接するとともに、第2楔部材12の前記楔状部12Aにおける前側端部16は、第1楔部材11の挿入溝13の第1溝部13Aにおける上端部27と、前述の隆起部15とに圧接し、さらに、第1楔部材11は、この第1楔部材11の前側端部14の上下2箇所に設けられている前述の凸部14B,14Cにおいて、支柱2の外周面に一層強く圧接される。
以上により、手摺り部材10の端部は、支柱2に、この支柱2に設けられた楔受け部材4と、手摺り部材10の端部に設けられた第1及び第2楔部材11,12とを構成要素とする仮設足場用継手Aにより、連結されたことになる。
以上説明した本実施形態によると、第1楔部材11が楔受け部材4の楔挿入孔6に挿入されたときに、第1楔部材11の前側端部14が支柱2に当接するとともに、第1楔部材11の後側端部20が楔挿入孔6の内面に当接するため、第1楔部材11及び手摺り部材10が、支柱2側への方向である前後方向に位置決めされてこの前後方向に不動となるため、この後に行う第1楔部材11の挿入溝13の第1溝部13Aへの第2楔部材12の上方からの挿入作業と、第2楔部材12の下方への打ち込み作業とを、容易に行えることになる。
また、本実施形態において、第1楔部材11の後側端部20が楔挿入孔6の内面に当接する箇所は、図10で説明したように、第1楔部材11の2個の後面21と、これらの後面21と角度をなす第1楔部材11の厚さ方向の両方の面22,23とが交差する2個の角部24,25であり、これらの角部24,25は、第1楔部材11の厚さ方向に離れている2個の箇所となっているため、第1楔部材11を楔挿入孔6に挿入することにより、第1楔部材11及び手摺り部材10を、第1楔部材11の厚さ方向にも位置決めしてこの厚さ方向にも不動とすることができ、このため、第2楔部材12を第1楔部材11の挿入溝13の第1溝部13Aへ上方から挿入する作業と、第2楔部材12の下方への打ち込み作業とを、一層容易に行える。
また、第2楔部材12の打ち込み作業により、第2楔部材12の後側端部26の箇所26Aが楔挿入孔6の内面に圧接したときに、第2楔部材12の楔状部12Aにおける前側端部16が第1楔部材11に圧接する箇所は、図6で示されているように、第1楔部材11の挿入溝13の第1溝部13Aにおける上端部27に対応する箇所と、隆起部15に対応する箇所との上下2箇所である。そして、上端部27に対応する箇所は、楔挿入孔6の内面に圧接した第2楔部材12の後側端部26の箇所26Aよりも上側であり、隆起部15に対応する箇所は、この箇所26Aよりも下側であるため、第2楔部材12の後側端部26の箇所26Aが楔挿入孔6の内面に圧接することによる反作用により、第2楔部材12の前側端部16を安定させて第1楔部材11に圧接させることができる。
すなわち、上述の上下2箇所のうち、一方の箇所の高さ位置が、楔挿入孔6の内面に圧接した第2楔部材12の後側端部26の箇所26Aと同じ又は略同じ高さ位置となっている場合には、この箇所26Aが楔挿入孔6の内面に圧接することによる反作用により、上述の上下2箇所のうち、一方の箇所が他方の箇所よりも大きな圧接力によって第1楔部材11に圧接してしまって、他方の箇所が第1楔部材11に小さな圧接力で圧接したり、圧接しなかったりし、これによると、第2楔部材12の前側端部16を第1楔部材11に安定させた状態で圧接させることは困難となるが、本実施形態によるとこのような問題を解決できる。
さらに、本実施形態では、第2楔部材12の打ち込み作業を行ったときに支柱2に圧接する第1楔部材11の前側端部14の箇所は、凸部14B,14Cでの上下2箇所であり、これらの上下2箇所のうち、上側の凸部14Bの箇所は、楔挿入孔6の内面に圧接した第2楔部材12の後側端部26の箇所26Aよりも上側であり、下側の凸部14Cの箇所は、この箇所26Aよりも下側であるため、この箇所26Aが楔挿入孔6の内面に圧接して、第2楔部材12の前側端部16の上下2箇所が第1楔部材11に圧接した際に、第1楔部材11の前側端部14は、上述の第2楔部材12の前側端部16の上下2箇所での圧接と同様に、上下2個の凸部14B,14Cにおいて、支柱2に安定して圧接することになり、これにより、支柱2に手摺り部材10を一層確実に連結できることになる。
また、本実施形態によると、第2楔部材12の下端に、何らかの理由によって下側から上側への外力が作用しても、前述のようにこの第2楔部材12の前側端部16は、第1楔部材11の挿入溝13の第1溝部13Aにおける上端部27と、隆起部15との上下2箇所において、第1楔部材11に圧接していて、第2楔部材12の後側端部26は、前記箇所26Aにおいて、楔挿入孔6の内面に圧接しており、第2楔部材12の前述の楔状部12Aは、前側端部16が支柱2側へ湾曲突出している湾曲突出部となっており、この楔状部12Aの前後方向の幅寸法は、この湾曲突出部と対応して変化する寸法となっているため、下側から真っ直ぐ上側へ作用する外力については、第2楔部材12が第1楔部材11及び楔挿入孔6に対して上方へ抜け移動することはなく、これにより、支柱2に手摺り部材10の端部を、楔受け部材4、第1及び第2楔部材11,12で構成される仮設足場用継手Aにより、一層確実に連結することができる。
図11は、別実施形態を示している。この図11の実施形態では、楔挿入孔6の内面に当接する第1楔部材11の後側端部20を、第1楔部材11における支柱2側とは反対側の2個の後面21としている。そして、これらの後面21と、楔受け部材4の楔挿入孔6の内面とを面接触させるために、この楔挿入孔6のうち、支柱2側とは反対側の部分に、後面21と平行になっている2個の直線部6Dを設け、これらの直線部6Dの内面に後面21を面接触させている。
この実施形態によると、第1楔部材11の後側端部20は、楔挿入孔6の内面と面接触するため、第1楔部材11及び手摺り部材10を、支柱側への方向である前後方向に一層確実に位置決めしてこの前後方向に不動とすることができる。
本発明は、建築作業現場や土木作業現場、解体作業現場等の各種作業で構築される仮設足場の支柱と、手摺り部材や持ち送り枠等の各種の仮設足場用部材とを連結するために利用することができる。
1 仮設足場
2 支柱
4 楔受け部材
6 楔挿入孔
6C 湾曲突出部
6D 第1楔部材の後面と平行になっている楔挿入孔の部分
10 仮設足場用部材である手摺り部材
11 第1楔部材
12 第2楔部材
13 挿入溝
13A 第1溝部
13B 第2溝部
14 第1楔部材の前側端部
16 第2楔部材の前側端部
17 突出部
20 第1楔部材の後側端部
21 第1楔部材の後面
22,23 第1楔部材の厚さ方向の両方の面
24,25 角部
26 第2楔部材の後側端部
26A 挿入溝に圧接する第2楔部材の後側端部の箇所
31 第1脱落防止部
32 第2脱落防止部
A 仮設足場用継手

Claims (9)

  1. 仮設足場を構築するために立設される支柱に仮設足場用部材を連結するための仮設足場用継手であって、
    前記支柱に設けられ、この支柱側の端部がこの支柱まで達している楔挿入孔が上下方向に形成されている楔受け部材と、前記仮設足場用部材に固定され、前記支柱側への方向である前後方向の幅寸法が下向きに小さくなっている部分を備えた第1楔部材と、前記仮設足場用部材に前記第1楔部材に対し上下方向に移動可能に配置され、前記前後方向の幅寸法が下向きに小さくなっている部分を備えた第2楔部材とを有し、前記第1楔部材と前記第2楔部材が前記楔受け部材の前記楔挿入孔に上方から挿入されることにより、前記第1楔部材における前記支柱側の前側端部がこの支柱に圧接するとともに、前記第2楔部材における前記支柱側とは反対側の後側端部が前記楔挿入孔の内面に圧接し、前記第2楔部材における前記支柱側の前側端部が前記第1楔部材に圧接して前記仮設足場用部材が前記支柱に連結される仮設足場用継手において、
    前記第1楔部材が前記楔挿入孔に挿入されたときに、前記第1楔部材の前記前側端部が前記支柱に当接するとともに、前記第1楔部材における前記支柱側とは反対側の後側端部が前記楔挿入孔の内面に当接することを特徴とする仮設足場用継手。
  2. 請求項1に記載の仮設足場用継手において、前記第1楔部材が前記楔挿入孔に挿入されたときに、前記楔挿入孔の内面に当接する前記第1楔部材の前記後側端部の個数は、前記第1楔部材の厚さ方向に離れている2個となっていることを特徴とする仮設足場用継手。
  3. 請求項2に記載の仮設足場用継手において、前記2個の箇所は、前記第1楔部材における前記支柱側とは反対側の後面と、この後面と角度をなす前記第1楔部材の厚さ方向の両方の面とが交差する2個の角部であることを特徴とする仮設足場用継手。
  4. 請求項3に記載の仮設足場用継手において、前記2個の角部が当接する前記楔挿入孔の内面は、前記楔挿入孔のうち、前記支柱側とは反対側の部分を形成している部分であって、前記支柱側とは反対側へ湾曲突出している湾曲突出部の内面であることを特徴とする仮設足場用継手。
  5. 請求項2に記載の仮設足場用継手において、前記2個の箇所は、前記第1楔部材における前記支柱側とは反対側の2個の後面であることを特徴とする仮設足場用継手。
  6. 請求項5に記載の仮設足場用継手において、前記後面が当接する前記楔挿入孔の内面は、前記楔挿入孔のうち、前記後面と平行になっていて、前記支柱側とは反対側を形成している部分の内面であることを特徴とする仮設足場用継手。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の仮設足場用継手において、前記第1楔部材には、前記第2楔部材が上下方向に挿入可能となった挿入溝が形成されており、この挿入溝に上方から挿入されて前記後側端部が前記楔挿入孔の内面に圧接した前記第2楔部材は、前記前側端部の上下2箇所で前記第1楔部材に圧接し、これらの上下2箇所のうち、上側の箇所は、前記楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の前記後側端部の箇所よりも上側であり、下側の箇所は、前記楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の前記後側端部の前記箇所よりも下側であることを特徴とする仮設足場用継手。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の仮設足場用継手において、前記支柱に圧接する前記第1楔部材の前記前側端部は、上下2箇所あり、これらの上下2箇所のうち、上側の箇所は、前記楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の前記後側端部の箇所よりも上側であり、下側の箇所は、前記楔挿入孔の内面に圧接した第2楔部材の前記後側端部の前記箇所よりも下側であることを特徴とする仮設足場用継手。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の仮設足場用継手において、前記第1楔部材には、前記第2楔部材が上下方向に挿入可能となった挿入溝が形成されているとともに、この挿入溝は、前記第1楔部材の厚さ寸法と対応する幅寸法となっている第1溝部と、この第1溝部よりも幅寸法が大きい第2溝部とを有する段付き状の溝となっており、前記第2楔部材の下部には、この第2楔部材の厚さ方向に突出し、かつこの突出長さが前記第2溝部の内部を上下に移動可能の長さとなっている突出部が設けられているとともに、前記第1楔部材の上部には、前記突出部が当接することにより前記第2楔部材が前記第1楔部材の上部から脱落することを防止するための第1脱落防止部が設けられ、前記第2楔部材の上部には、前記第1楔部材の上面に当接することにより前記第2楔部材が前記第1楔部材の下部から脱落することを防止するための第2脱落防止部が設けられていることを特徴とする仮設足場用継手。
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