JP5994162B1 - 多段式植物栽培棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てや撤去・移設が容易且つ安価であると共に、作業員の作業が容易且つ安全な多段式植物栽培棚を提供する。【解決手段】接地面から垂直方向に延びる支柱111を配置すると共に、隣接する支柱111間に、水平方向に延びる複数本の梁部材112を架設することで、骨組構造110を組み立てる。これらの梁部材112は、各梁部材112に設けたクサビ部材112bを支柱111のクサビ受け部材111cに係合させることで、その支柱111に係止される。更に、梁部材112に跨がって複数のデッキ121を架設し、それらデッキ121上に栽培槽122を設置する。栽培槽122の周囲には、所定段の栽培槽122毎に、作業通路部131や槽間通路部132が設けられる。各段の作業通路部131の間には、それぞれ階段部140が設けられる。【選択図】図1

Description

この発明は、青果物等の植物を屋内で栽培するための多段式植物栽培棚に関する。
近年、屋内で大規模に野菜等を栽培する施設が増加している。このような施設は、一般に、植物工場と称されている。植物工場には、天候や害虫の影響を減らして、安定して植物を栽培できるという長所がある。
また、このような植物工場を建造する際に、倉庫や、一般製造業者の工場(例えば半導体工場)等として使用されていた施設を利用する例が、知られている。倉庫等の施設を利用することにより、植物工場の建設コストを低減できるからである。
ここで、植物工場では、限られた床面積で、その収穫高を可能な限り増やすために、多段式の栽培棚を使用することがある。このような多段式の植物栽培棚としては、例えば下記特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1では、複数の支柱や梁部材を用いて、ラック形式の植物栽培棚を構築している。また、植物栽培棚の、作業員の手が届かないような高段部分に栽培容器を搬入出するために、昇降リフトが設置されている。
特開2014−132847号公報
従来の多段式植物栽培棚では、例えば鉄鋼製の支柱と梁部材とを、ボルト或いは溶接等で固定していた。
しかしながら、植物栽培棚の寸法が非常に大きいために支柱や梁部材の本数が非常に多い場合には、全ての梁部材をボルト・溶接で支柱に固定する作業は、その作業負担が大きく、植物工場の建設費用を増大させる要因になる。
また、老朽化等の理由で植物工場を閉鎖する場合等、植物栽培棚の解体や移設が必要になったときにも、支柱に棒部材がボルト・溶接等で固定されていると、その解体・移設費用が高額になる。特に、倉庫等として使用されていた古い施設に植物工場を建造する場合(上述)、比較的短期に植物工場を閉鎖等する可能性が有るため、植物栽培棚の解体・移設費用の増大は、非常に大きな経営負担となる。
加えて、特許文献1の植物栽培棚では、大規模な昇降リフトを床面に設置しており、この点も、植物工場の建設費用や撤去・移設費用を増大させる要因となっている。
更には、特許文献1の植物栽培棚では、高段部分の栽培容器を作業員が直接観察したいような場合には、高所作業車等が必要となる。このため、植物工場の運用費用を増大させるだけでなく、その観察作業等の作業負担が大きくなると共に、作業員が危険であるという欠点があった。
この発明の課題は、建設や撤去・移設が容易且つ安価であると共に、作業員の作業が容易且つ安全な多段式植物栽培棚を提供することにある。
かかる課題を解決するために、請求項1の発明は、複数段の栽培フロアを略垂直方向に配列する多段式植物栽培棚であって、略垂直方向に延びる複数本の支柱を配置すると共に、隣接する該支柱間に、略水平方向に延びる梁部材を複数本ずつ架設した、骨組構造を有し、それぞれの前記梁部材は、該梁部材に設けたクサビ部材を前記支柱に設けたクサビ受け部材に係合させることで、該支柱に係止されそれぞれの前記栽培フロアには、隣接する前記梁部材間に複数の栽培槽支持部材を架設することにより、植物栽培槽を載置するための栽培槽設置部が、1個又は複数個ずつ設けられ、且つ、所定段の前記栽培フロア毎に、前記栽培槽設置部に隣接する領域の、複数の前記梁部材に跨がって、作業員が上に乗って作業するための通路部が設けられ、これにより、前記骨組構造の前記支柱が構成する外枠部よりも内側に、全ての前記栽培槽設置部及び全ての前記通路部が一体に形成された、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記通路部は、前記梁部材に架設された足場支持部材と、該足場支持部材上に設置された踏み板部材とを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、異なる段の前記作業通路部間を移動するための階段部を更に備え、前記骨組構造を用いて、全ての前記栽培槽設置部、全ての前記通路部及び全ての前記階段部が一体に形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、支柱と梁部材とを用いた骨組構造を用いて多段式植物栽培棚を構成すると共に、梁部材を支柱に架設する際に梁部材のクサビ部材を支柱のクサビ受け部材に係合させる構造としたので、多段式植物栽培棚の組立や解体が非常に容易且つ安価である。
加えて、請求項1の発明によれば、所定段の栽培フロア毎に作業通路部を設けたので、この植物栽培棚の高段部分であっても、昇降リフトを用いずに、作業員が栽培状態を直接確認することや、栽培容器を搬入出することが可能になる。
請求項2の発明によれば、通路部を、梁部材に架設した足場支持部材と、その足場支持部材上に設置した踏み板部材とを用いて構成したので、作業通路部の構築や解体が容易である。
請求項3の発明によれば、異なる段の作業通路部の間に階段部を設けたので、下段の作業通路部から上段の作業通路部へ作業員が容易に移動できる。
実施の形態1に係る多段式植物栽培棚の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る多段式植物栽培棚の構成を概略的に示す平面図である。 実施の形態1に係る多段式植物栽培棚の構成を概略的に示す正面図である。 実施の形態1に係る多段式植物栽培棚の構成を概略的に示す側面図である。 (a)、(b)は、実施の形態1に係る支柱の構成を概略的に示す斜視図、(c)は、実施の形態1に係る梁部材の構成を概略的に示す正面図である。 実施の形態1に係る栽培槽の構成を概略的に示す斜視図である。 (a)〜(c)共に、実施の形態1に係る作業通路部の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る多段式植物栽培棚の、槽間通路部の構成を概略的に示す斜視図である。
[発明の実施の形態1]
以下、この発明の実施の形態1について、この発明を水耕栽培用の多段式植物栽培棚に使用する場合を例に採り、図1〜図8を用いて説明する。
図1〜図4に示したように、この実施の形態1の多段式植物栽培棚100は、骨組構造110と、栽培フロア120と、通路部130と、階段部140とを備えている。
骨組構造110は、複数の支柱111と、複数の梁部材112と、複数の筋交い部材113とを用いて構築される。
支柱111は、それぞれ、設置面の縦横方向に並べられて、固定される。それぞれの支柱111は、管状の本体部111aを備えている。本体部111aとしては、例えば炭素鋼鋼管を使用できる。
この本体部111aの下端部付近には平板状のジャッキベース111bが設けられている。ジャッキベース111bは、本体部111aを略鉛直状態に維持するための補助部材である。
また、これらの支柱111の本体部111aには、それぞれ、所定間隔で、複数のクサビ受け部材111cが、例えば溶接等によって固定されている。図5(a)、(b)に、クサビ受け部材111cの構造例を示す。図5(a)は、このクサビ受け部材111cをポケット型に形成した例であり、また、図5(b)は、フランジ型に形成した例である。図5(a)、(b)に示したように、支柱111の本体部111aには例えば4個のクサビ受け部材111cが設けられ、これらのクサビ受け部材111cにはそれぞれクサビ挿通孔111dが設けられている。後述するように、これらのクサビ挿通孔111dの一部又は全部に、梁部材112に設けたクサビ部材112b(図5(c)参照)を差し込んでハンマーで打ち込むこと等により、そのクサビ受け部材111cとクサビ部材112bとが係合される。なお、クサビ受け部材111cとしては、図5(a)、(b)に示した構造以外のものを使用してもよい。
梁部材112は、それぞれ、隣接する支柱111間に、高さ方向に、所定間隔で並べて配置されて、固定される。この梁部材112としても、例えば炭素鋼鋼管を使用できる。図5(c)に示したように、梁部材112は、本体部112aと、その本体部112aの両端に設けられたクサビ部材112bとを備えている。そして、これらクサビ部材112bを、対応する支柱111のクサビ受け部材111cに上側から挿入して係合させることで、この梁部材112を支柱111間に支持・固定させることができる。なお、クサビ部材112bとしては、図5(c)に示した構造以外のものを使用してもよい。
筋交い部材113は、支柱111及び梁部材112からなる構造物の変形を防止するための補強に使用される。この筋交い部材113としても、例えば炭素鋼鋼管を使用できる。図1に示したように、これらの筋交い部材113は、斜め方向に配置され、クランプ等の固定具113aで、支柱111及び梁部材112に固定される。
骨組構造110の支柱111、梁部材112及び筋交い部材113としては、建設現場等で足場の組み立てに使用しているものを、そのまま使用することが可能である。
この骨組構造110には、複数の栽培フロア120が設けられる。そして、各栽培フロア120には、1個又は複数個ずつの栽培槽設置部が設けられる。この実施の形態1は、7段の栽培フロア120を設けると共に、各栽培フロア120に2個ずつの栽培槽設置部120を設けた例である(図3、図4等参照)。
それぞれの栽培槽設置部120aは、「栽培槽支持部材」としての複数のデッキ121を備えている。この栽培槽設置部120aには、1個の栽培槽122が設置され、更に、この栽培槽122には複数の水耕ベッド123が配置される(図1、図6参照)。図1において、最上段の栽培フロア120の左側に設けた栽培槽設置部120aは、栽培槽122及び水耕ベッド123が配置されていない状態であり、他の栽培槽設置部120aは、デッキ121上に栽培槽122及び水耕ベッド123が配置された状態である。
デッキ121は、栽培槽設置部120aの両側の梁部材112間に、所定間隔で複数本並べて、架設される。すなわち、各デッキ121は、同一水平面上の梁部材112間に、架設される。各デッキ121は、デッキ本体121aと、このデッキ本体121aの両端に設けられたフック部材121bと、デッキ本体121aの両端部内側寄りに設けられたアングル121cとを備えている。更に、両端の配置されたデッキ121は、端部押え板121dを備えている。フック部材121bは、対応する梁部材112aに嵌合される。アングル121cは、栽培槽122の短手方向のずれを防止するためのストッパである。また、端部押え板121dは、栽培槽122の長手方向のずれを防止するためのストッパである。
栽培槽122は、水耕栽培液を貯留するための水槽であり、例えば樹脂等で形成される。上述のように、この栽培槽122は、複数のデッキ121上に載置されて、各デッキ121のアングル121c及び端部押え板121dによって位置ずれを防止される。なお、栽培槽122の下面に、その下の段の栽培槽122で栽培する植物のためのLED照明等を設置しても良い。
水耕ベッド123は、水耕栽培される植物の苗を保持するための培地であり、例えば発泡スチロール等を使用できる。この実施の形態1では、複数の水耕ベッド123を、栽培槽122の長手方向に並べて使用することとした。これらの水耕ベッド123は、この栽培槽122に貯留された水耕栽培液に浮かべて使用される。
栽培槽設置部120aの回りには、所定段の栽培フロア120毎に、通路部130が設けられている。この実施の形態1では、4段目及び7段目の栽培槽設置部120aに隣接して、通路部130が設けられている(図3、図4参照)。この通路部130は、作業通路部131と槽間通路部132とを含む(図1、図2等参照)。
作業通路部131は、栽培槽122への水耕ベッド123のセットや、その栽培槽122での植物生育状態の観察、その水耕ベッド123の搬出(栽培植物の収穫)等の作業を行う際に、作業員が上に乗って使用する。
この作業通路部131は、「踏み板部材」としてのグレーチング部材131aと、取付プレート131bと、足場支持部材131cとを備えている(図7参照)。
グレーチング部材131aは、多数のスリット孔或いは格子孔等を備える鋼製床材である。図7(a)に示したように、この実施の形態1のグレーチング部材131aは、天板部701を有し、その天板部701から下方に一対の側板部702が延設され、更に、それらの側板部702から内側に幅狭の底板部703が延設された形状を備えている。そして、天板部701には、多数のスリット孔701aが配列形成されると共に、それらスリット孔の両側に所定間隔でナット穴701bが形成されている。グレーチング部材131aのスリット孔や格子孔の寸法や間隔は、垂直方向の気流に対する十分な通気性が得られるように決定することが望ましい。
このグレーチング部材131aは、図7(b)に示したような、取付プレート131b上に設置・固定される。この取付プレート131bは、プレート本体704を備えている。そして、このプレート本体704には、その長手方向に沿って、所定間隔で、U字ボルト705が取り付けられている。これらU字ボルト705の両端は、プレート本体704に設けられたボルト穴(図示せず)に挿通され、ナット706を用いて保持される。
足場支持部材131cは、作業通路部131が設けられる部分の、隣接する梁部材112間に架設される(図1〜図4には示さず)。
図7(c)に、作業通路部131の固定構造を示す。
作業通路部131を組み立てる際には、まず、足場支持部材131cの上側に、取付プレート131bのプレート本体704を配置し、そのプレート本体704とU字ボルト705とで足場支持部材131cを挟み込んだ状態で、ナット706を用いてU字ボルトを固定する。これにより、足場支持部材131c上にプレート本体704を、締め付け固定できる。
更に、この取付プレート131bの上側に、グレーチング部材131aを配置する。そして、その取付プレート131bの、プレート本体704の両側部下面に、それぞれフック部材708の鉤状下端部を当接すると共に、それらのフック部材708の上端部をナット穴701bに挿通し、その状態で、これらフック部材708の上端部を、ナット709を用いて、グレーチング部材131aの天板部701に固定する。このとき、取付プレート131bのプレート本体704には、上側から、グレーチング部材131aの底板部703が当接している(図7(a)参照)。従って、フック部材708が、取付プレート131bを上方へ押圧した状態で固定されると、グレーチング部材131aの底板部703がその取付プレート131bを下方へ押圧することになり、これによって、グレーチング部材131aを取付プレート131bに強固に固定できる。
なお、十分な強度と、垂直方向の気流に対する十分な通気性とがあれば、他の構造の作業通路部131を採用してもよい。
一方、通路部130の槽間通路部132は、隣接する栽培槽設置部120aの間に設けられており、その栽培槽122での植物生育状態の観察を行う際等に、作業員が上に乗って使用する。
この槽間通路部132には、図8に示したような、「踏み板部材」としてのメッシュ踏み板132aが設置されている。このメッシュ踏み板132aは、枠材801の内側に、長手方向及び短手方向に沿って補強材802を設け、その補強材802上に金属メッシュ材803を設けることで構成されている。また、枠材801の両側短辺部には、例えば2個ずつのフック部材804が設けられている。そして、これらのフック部材804によって、このメッシュ踏み板132aが、足場支持部材132bに架設される。
ここで、足場支持部材132bは、槽間通路部132が設けられる部分の、隣接する梁部材112間に架設される(図1〜図4には示さず)。
なお、十分な強度と、垂直方向の気流に対する十分な通気性とがあるものであれば、他の構造の槽間通路部132を採用してもよい。
この実施の形態1では、通路部130を、グレーチング部材131aや金属メッシュ材803を用いて構成したので、垂直方向の気流に対して十分な通気性が得られ、従って、格段の栽培槽122間の温度、湿度を均一にすることが容易になる。
異なる段の作業通路部131間には、階段部140が設けられている。この階段部140としては、建設現場等で足場の組み立てに使用しているものを、そのまま使用することが可能である。
図1〜図8には示さなかったが、作業通路部131に隣接して、格段の作業通路部131間で、栽培槽122や収穫物(図示せず)の上げ下ろしを行うためのエレベータ機構を設けてもよい。
また、作業員の安全性を向上させるために、作業通路部131に手摺り等を設けてもよい。
このような構成の多段式植物栽培棚100では、下から1段目〜3段目の栽培槽フロア120についての作業や観察等を行う場合、作業員は、多段式植物栽培棚100の接地面に直接立って、その作業等を行えば良い。また、下から4段目〜6段目の栽培フロア120についての作業や観察等を行う場合、作業員は、階段部140を利用して、1段目の通路部130まで上がって、その作業等を行えば良い。更には、最上段の栽培フロア120についての作業や観察等を行う場合、作業員は、階段部140を利用して、2段目(最上段)の通路部130まで上がって、その作業等を行えば良い。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、梁部材112を支柱111に架設する際に、この梁部材112のクサビ部材112bを支柱111のクサビ受け部材111cに係合させることとしたので、多段式植物栽培棚100の組み立て作業や解体・移設作業が非常に容易である。また、これら支柱111及び梁部材112としては、建設現場等で足場の組み立てに使用しているものを、そのまま使用できるので、非常に安価に入手できる。
加えて、この実施の形態1によれば、所定段の栽培フロア120毎の栽培槽設置部120aに隣接して、作業通路部131や槽間通路部132を設けたので、この多段式植物栽培棚100の高段部分にある栽培槽122について、高所作業車等を用いずに、作業員が栽培状態を直接確認することや、収穫作業等を行うことが可能になる。従って、この実施の形態1によれば、観察や収穫等の作業が容易且つ安価であると共に、作業員の安全を確保できる。
更に、この実施の形態1によれば、異なる段の作業通路部131間に階段部140を設けたので、下段の作業通路部131から上段の作業通路部131へ作業員が容易に移動できる。
100 多段式植物栽培棚
110 骨組構造
111 支柱
111a 本体部
111b ジャッキベース
111c クサビ受け部材
111d クサビ挿通孔
112 梁部材
112a 本体部
112b クサビ部材
113 筋交い部材
113a 固定具
120 栽培フロア
120a 栽培槽設置部
121 デッキ
121a デッキ本体
121b フック部材
121c アングル
121d 端部押え板
122 栽培槽
123 水耕ベッド
130 通路部
131 作業通路部
131a グレーチング部材
131b 取付プレート
131c,132b 足場支持部材
132 槽間通路部
132a メッシュ踏み板
140 階段部
701 天板部
701a スリット孔
701b ナット穴
702 側板部
703 底板部
704 プレート本体
705 U字ボルト
706,709 ナット
708 フック部材
801 枠材
802 補強材
803 金属メッシュ材

Claims (3)

  1. 複数段の栽培フロアを略垂直方向に配列する多段式植物栽培棚であって、
    略垂直方向に延びる複数本の支柱を配置すると共に、隣接する該支柱間に、略水平方向に延びる梁部材を複数本ずつ架設した、骨組構造を有し、
    それぞれの前記梁部材は、該梁部材に設けたクサビ部材を前記支柱に設けたクサビ受け部材に係合させることで、該支柱に係止され
    それぞれの前記栽培フロアには、隣接する前記梁部材間に複数の栽培槽支持部材を架設することにより、植物栽培槽を載置するための栽培槽設置部が、1個又は複数個ずつ設けられ、且つ、
    所定段の前記栽培フロア毎に、前記栽培槽設置部に隣接する領域の、複数の前記梁部材に跨がって、作業員が上に乗って作業するための通路部が設けられ、
    これにより、前記骨組構造の前記支柱が構成する外枠部よりも内側に、全ての前記栽培槽設置部及び全ての前記通路部が一体に形成された、
    ことを特徴とする多段式植物栽培棚。
  2. 前記通路部は、前記梁部材に架設された足場支持部材と、該足場支持部材上に設置された踏み板部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載の多段式植物栽培棚。
  3. 異なる段の前記作業通路部間を移動するための階段部を更に備え、
    前記骨組構造を用いて、全ての前記栽培槽設置部、全ての前記通路部及び全ての前記階段部が一体に形成された、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の多段式植物栽培棚。
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