JP2015035974A - 多段式植物栽培設備 - Google Patents

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正裕 北島
康裕 松村
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康裕 松村
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Abstract

【課題】一段当たりの高さが低い多段式植物栽培設備を提供する。
【解決手段】多段式植物栽培設備100は、複数の段を備える多段式植物栽培設備であって、複数の段に対応して設けられる複数対の梁3と、各対の梁3の間に架設され、各々が収容空間4aを有する複数の桟4と、複数の段に対応して設けられ、各々が対応する段の桟4上に設置される複数の栽培ベッド5と、複数の桟4に対応して設けられ、各々が対応する桟4の収容空間4aに収容され、栽培ベッド5内の植物に光を照射する複数の照明装置7とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、多段式植物栽培設備に関し、より詳しくは、複数の段を有する多段式植物栽培設備に関する。
従来、複数の段を有する多段式植物栽培設備の構成が知られている。多段式植物栽培設備によれば、段数を多くすることによって、設置面積あたりの収穫量を増やすことができる。
特開2013−500042号公報(特許文献1)には、外部環境と遮断される栽培室に設けられ、養液が循環移動するベッドと、上記ベッドを支持するための棚式フロアが複層備えられる複数の棚式構造物と、各フロアの上部空間に設けられる照明器具とを含む植物工場システムが開示されている。
特開2006−262750号公報(特許文献2)には、温度、湿度および炭酸ガス濃度を所定値に調整する空調手段を有する植物栽培用室内において、室内の広さに合わせて縦横に配列した多数の支柱の左右両側にそれぞれ多段に設けた複数の栽培棚と、縦列方向に位置した各支柱の間を仕切板で仕切って形成したチャンバーと、前記栽培棚にそれぞれ格納され、上面が開口して内部に培養液を供給する貯留槽を有した栽培ベッドと、前記栽培ベッドの上面に移動可能に被せて、植物の根が下方に突出した各植物を支持する複数の孔を有し、且つ、両端に切欠部を有した生育パネルと、前記栽培ベッドの下面に設けて各植物に人工光を照射して光合成をさせる照明灯と、各栽培ベッドの貯留槽に所定濃度の培養液をそれぞれ供給する送液手段とを備えてなることを特徴とする立体水耕栽培装置が開示されている。
特開2003−333929号公報(特許文献3)には、上下方向に複数の棚を有し、各棚に置いた植物苗に潅水や光照射等を行いながら前記植物苗を育成および貯蔵する植物育成貯蔵用装置において、前記棚の前記植物苗を照射する光照射用照明装置の照射開口が側方を向いていることを特徴とする植物育成貯蔵用装置が開示されている。
特開2013−500042号公報 特開2006−262750号公報 特開2003−333929号公報
しかしながら、多段式植物栽培設備の段数を多くすれば、設備の高さが高くなる。設備の高さが高くなると、これを収容するために、より大きな建物が必要になり、設備費用が増加する。また、法令等によって、一定以上の高さの建物の建築が制限されている場合がある。したがって、多段式植物栽培設備の一段当たりの高さは、低い方が好ましい。
本発明の目的は、一段当たりの高さが低い多段式植物栽培設備を提供することである。
本発明の一実施形態による多段式植物栽培設備は、複数の段を有する多段式植物栽培設備であって、複数の段に対応して設けられる複数対の梁と、各対の梁の間に架設され、各々が収容空間を有する複数の桟と、複数の段に対応して設けられ、各々が対応する段の桟上に設置される複数の栽培ベッドと、複数の桟に対応して設けられ、各々が対応する桟の収容空間に収容され、栽培ベッド内の植物に光を照射する複数の照明装置とを備える。
好ましくは、桟は、略C字状の横断面を有し、その底面に長手方向に延びる開口を有し、照明装置は開口から露出する。
上記の構成によれば、各段に対応して設けられた複数対の梁の間に桟が架設され、その上に栽培ベッドが設置される。桟は、各々が収容空間を有しており、照明装置は桟の収容空間に収容される。すなわち、上記の構成によれば、照明装置は、栽培ベッドを支持する桟の内部に収容される。そのため、照明装置の高さ分のスペースを省略し、多段式植物栽培設備の一段当たりの高さを低くすることができる。
本発明によれば、一段当たりの高さが低い多段式植物栽培設備を提供できる。
本発明の第1の実施形態による多段式植物栽培設備の概略構成を示す斜視図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態による多段式植物栽培設備の構成から、梁、桟、およびLEDモジュールの一部を抜き出して示す分解斜視図である。 LEDモジュールを底面側から見た平面図である。 図3のV−V線に沿った断面図であって、固定用治具のフック部が桟のフック部に嵌合した状態を示す図である。 比較例による多段式植物栽培設備の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による多段式植物栽培設備の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による多段式植物栽培設備の構成から、桟のまわりの構成を抜き出して示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態による多段式植物栽培設備の構成から、梁、桟、およびLEDモジュールの一部を抜き出して示す分解斜視図である。 LEDモジュールを桟に収納した状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態による多段式植物栽培設備の構成から、梁、桟、およびLEDモジュールの一部を抜き出して示す分解斜視図である。 LEDモジュールを桟に収納した状態を示す断面図である。
[実施の形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による多段式植物栽培設備100の概略構成を示す斜視図である。多段式植物栽培設備100は、植物Vを栽培するための設備であって、複数の支柱2と、複数の梁3と、複数の桟4と、複数の栽培ベッド5とを備えている。
支柱2の各々は、鉛直方向に延びるように形成されている。多段式植物栽培設備100は、少なくとも4本以上の支柱2を備えていることが好ましい。
梁3は、多段式植物栽培設備100の各段に一対ずつ配置されている。梁3の各々は、支柱2に支持され、長手方向が概略水平になるように配置されている。各段において、一対の梁3は、互いに概略平行に所定の距離を隔てて配置されている。
桟4は、多段式植物栽培設備100の各段において、一対の梁3の間に架設されている。各段において、桟4は、互いに概略平行に、所定の間隔で架設されている。
栽培ベッド5は、多段式植物栽培設備100の各段に少なくとも1つ設置されている。栽培ベッド5の各々は、対応する段の桟4の上に設置されている。
図1に示す例では、支柱2、梁3、および桟4は、互いに垂直に配置されている。しかし、支柱2、梁3、および桟4は、互いに垂直でなくても良い。また、支柱2は、鉛直方向から傾いていても良い。
以下では、図1において、梁3と平行な方向をx方向、支柱2と平行な方向をy方向、桟4と平行な方向をz方向と呼ぶ。
図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図(xy断面図)である。図2に示すように、桟4の各々は、略C字状の断面形状を有しており、これによって内部に収容空間4aが形成されている。収容空間4aの各々には、照明装置であるLEDモジュール7が収容されている。LEDモジュール7は、植物Vに光を照射する。桟4およびLEDモジュール7の詳しい構成については後述する。
図2では、全ての桟4にLEDモジュール7が収容されている。しかし、LEDモジュール7は、各段において、間欠的に設けられていても良い。例えば、LEDモジュール7は、各段において、2つの桟4に対し1つの割合で設けられていても良い。
引き続き図2を参照して、栽培ベッド5の構成の一例を説明する。栽培ベッド5は、上部が開口した箱型の形状であり、内部に養液51、フロート板52、培地53、および植物Vを収容している。フロート板52には、複数の開口が所定の間隔で形成されている。この開口の各々には培地53が挿入されており、培地53によって植物Vが支持されている。培地53は、保水性の高い素材によって形成されていることが好ましく、例えばウレタン培地、またはロックウール培地等を用いることができる。
栽培ベッド5は、例えば樹脂の成形品である。栽培ベッド5の素材は、好ましくは発泡樹脂である。栽培ベッド5の素材を発泡樹脂とすることによって、栽培ベッド5をより軽量にできる。また、栽培ベッド5の熱伝導率がより低くなることによって、栽培ベッド5に結露が発生するのを防止できる。
栽培ベッド5の底面は、光の反射率が高いことが好ましい。照明装置の光が栽培ベッド5の底面によって拡散反射され、光の利用効率を高めることができるからである。栽培ベッド5の底面の反射率は、好ましくは60%以上である。栽培ベッド5の底面の反射率は、より好ましくは70%以上であり、さらに好ましくは80%以上である。
栽培ベッド5の底面の反射率を高める方法としては、例えば、栽培ベッド5を白色の素材によって形成するのが最も簡便で好適である。ただし、栽培ベッド5の底面を塗装したり、栽培ベッド5の底面に反射率の高い素材で形成されたシートを貼り付けたりするのでも良い。
フロート板52の上面も、光の反射率が高いことが好ましい。栽培ベッドの場合と同様に、照明装置の光を拡散反射して光の利用率を高めることができるからである。
なお、多段式植物栽培設備100の最上部の桟4の上には、栽培ベッド5に代えて、反射シート10を設置しても良い。底面の反射率が高い栽培ベッド5の場合と同様に、反射シート10によって照明装置からの光が拡散反射され、光の利用効率が高まる。反射シート10としては、例えば白色の樹脂のシートを用いることができる。
次に、図3を参照して、桟4の詳しい構成を説明する。図3は、多段式植物栽培設備100の構成から、梁3、桟4、およびLEDモジュール7の一部を抜き出して示す分解斜視図である。
桟4は、略C字状の横断面を有し、底面に長手方向に延びる開口を有している。より具体的には、桟4は、xz面に概略平行な平面部41と、平面部41のx方向両側の端辺に連続し、yz面に概略平行な一対の側面部42とを含んでいる。平面部41と、一対の側面部42とによって囲まれた部分が、収容空間4aを形成している。
なお、本実施形態による桟4は、側面部42の各々の端辺に連続し、収容空間4aと反対方向に延びた一対の鍔部44をさらに含んでいる。
桟4は、例えば金属の板を曲げ加工して製造することができる。桟4は、樹脂の成形品であっても良い。
桟4の側面部42のz方向の端部には、フック部45が形成されている。図3に示すように、フック部45を、梁3に形成された開口3aに嵌合させることによって、梁3と桟4とが結合される。
収容空間4aには、LEDモジュール7が収容される。収容空間4aは、LEDモジュール7を隙間なく収容できることが好ましい。すなわち、収容空間4aの断面形状は、LEDモジュール7の断面形状と概略相似形状であって、LEDモジュール7の断面よりも所定の公差だけ大きい形状であることが好ましい。ただし、LEDモジュール7の底面は、桟4の底面よりも下側に突出していても良い。
図4は、LEDモジュール7を底面側(y方向マイナス側)から見た平面図である。LEDモジュール7は、複数のLED71を備えている。複数のLED71は、LEDモジュール7の底面のx方向中央部に、z方向に沿って直線状に配置されている。LEDモジュール7は、異なる波長の光を放つ2種類以上のLEDを含んでいても良い。
LEDモジュール7は、LED71が桟4の開口から露出するように配置される。すなわち、LEDモジュール7は、LED71が配置された面が、桟4の平面部41と反対側(y方向マイナス側)になるように配置される。これによって、LEDモジュール7から、栽培ベッド5内の植物Vに、光が照射される。
次に、図3および図5を参照して、LEDモジュール7を桟4に取り付けるための構成の一例を説明する。図3に示すように、LEDモジュール7には、固定用治具8が取り付けられている。固定用治具8は、LEDモジュール7の断面形状と概略相似形状の開口を有する環状の部品であって、例えばネジ等によってLEDモジュール7に固定されている。
固定用治具8の一つの面には、フック部81が形成されている。桟4には、固定用治具8のフック81が嵌合するフック部46が形成されている。
図5は、図3のV−V線に沿った断面図(yz断面図)であって、固定用治具8のフック部81が桟4のフック部46に嵌合した状態を示す図である。図3および図5に示すように、固定用治具8のフック部81はxz面に概略平行で、z方向の一方の端辺において固定用治具8の本体部分に連結している。一方、桟4のフック部46は、xz平面に概略平行で、x方向の両方の端辺において桟4の平面部41に連結している。固定用治具8のフック部81を、桟4のフック部46と平面部41との間に挿入することによって、固定用治具8が桟4に取り付けられる。これによって、LEDモジュール7が桟4に取り付けられる。
この構成によれば、桟4を梁3から取り外すことなく、LEDモジュール7を桟4に取り付け、または桟4から取り外すことができる。また、LEDモジュール7の桟4への取り付け、または桟4からの取り外しをワンタッチで行うことができる。
[多段式植物栽培設備100の効果]
次に、本実施形態による多段式植物栽培設備100の効果を説明する。図6は、本実施形態による多段式植物栽培設備100の効果を説明するための、仮想的な比較例による多段式植物栽培設備900の概略構成を示す断面図である。
多段式植物栽培設備900は、多段式植物栽培設備100の桟4に代えて、桟91を備えている。桟91は、桟4と同様に、栽培ベッド5を支持している。一方、多段式植物栽培設備900では、照明装置(LEDモジュール7)は、桟4から鎖92によって吊るされたパネル93に取り付けられている。多段式植物栽培設備900は、鎖92の長さを変えることによって、植物VとLEDモジュール7との距離を調整できるように構成されている。
図2と図6とを比較して、本実施形態による多段式植物栽培設備100によれば、多段式植物栽培設備900よりも、一段当たりの高さHを低く(小さく)することができる。より具体的には、鎖92の長さ、パネル93の厚さ、およびLEDモジュール7の高さの分だけ、一段当たりの高さHを低くすることができる。なお、多段式植物栽培設備900において鎖の長さを0とした場合であっても、パネル93の厚さ、およびLEDモジュール7の高さの分だけ、一段当たりの高さHを低くすることができる。
このように、本実施形態による多段式植物栽培設備100の構成によれば、照明装置と植物との距離を従来通りに保ちつつ、設備の厚みのみを薄くして、一段当たりの高さを低くすることができる。そのため、所定体積の空間内において、照明装置と植物との距離を従来通りに保ちつつ、より段数を増やすことができ、これによってより多くの植物を栽培することができる。
また、本実施形態によれば、桟4の横断面を略C字型にしたことによって、桟4の機械的強度を保ちつつ内部に収容空間4aを形成することができる。
また、栽培ベッド5の底面の反射率を高くすることで、光の利用効率を高めることができる。この構成によって、最上段以外には別途反射シートを設ける必要がない。反射シートを省くことによって、栽培室内に循環させる気流の流れが良くなる。このことも、一段当たりの高さを低くできる要因となる。
また、本実施形態によれば、上述のように、LEDモジュール7の取り付けまたは取り外しをワンタッチで行うことができる。
[第1の実施形態の変形例]
図7は、本発明の第1の実施形態の変形例による多段式植物栽培設備101の概略構成を示す断面図である。多段式植物栽培設備101は、多段式植物栽培設備100の構成に加えて、反射シート12をさらに備えている。
反射シート12は、多段式植物栽培設備101の各段において、x方向において互いに隣接する桟4の鍔部44同士の間に取り付けられている。反射シート12は、LEDモジュール7からの光を拡散反射して、光の利用効率を高める。反射シート12は、例えば白色の樹脂のシートである。反射シート12をより具体的に例示すれば、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリエチレンテレフタレート等のシートである。
図8を参照して、反射シート12を桟4に取り付けるための構成の一例を説明する。図8は、多段式植物栽培設備101の構成から、桟4のまわりの構成を抜き出して示す分解斜視図である。図8に示すように、本変形例では、桟4の鍔部44の所定の箇所に貫通口44aが形成されている。反射シート12にも同様に、貫通口12aが形成されている。貫通口44aと貫通口12aとを重ね合わせ、図示しないリベットを打ち込むことによって、桟4と反射シート12とを固定することができる。
多段式栽培設備101は、押さえ板13をさらに備えていても良い。押さえ板13に剛性を持たせることで、反射シート12を薄くした場合でも、反射シート12のばたつきを抑えることができる。押さえ板13は、図8に示すように、反射シート12の端辺付近にだけ配置されていても良い。押さえ板13を備える場合、押さえ板13に形成された貫通口13aと、貫通口44aおよび貫通口12aとを重ね合わせ、図示しないリベットを打ち込む。これによって、桟4、反射シート12、および押さえ板13を固定することができる。
本変形例によれば、反射シート12によって、LEDモジュール7からの光の利用効率を高めることができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態による多段式植物栽培設備は、多段式植物栽培設備100と比較して、桟の構造が異なっている。図9は、本発明の第2の実施形態による多段式植物栽培設備200の構成から、梁3、桟4A、およびLEDモジュール7の一部を抜き出して示す分解斜視図である。多段式植物栽培設備200は、多段式植物栽培設備100の桟4に代えて、桟4Aを備えている。桟4と桟4Aとは、LEDモジュール7を取り付けるための構成が異なっている。
多段式植物栽培設備200は、固定用治具8(図3)に代えて、固定用治具14を備えている。固定用治具14は、図9に示すように、LEDモジュール7の外形の一部に沿うように折り曲げられたワイヤー状の部品である。また、桟4Aには、桟4のフック部46(図3)に代えて、側面部42aに形成された貫通口42aを含んでいる。
図10は、LEDモジュール7を桟4Aに収納した状態を示す断面図(xy断面図)である。図10に示すように、多段式植物栽培設備200では、固定用治具14の両端が桟4Aの貫通口42aに挿入され、桟4Aと固定用治具14との間にLEDモジュール7が挿入される。これによって、LEDモジュール7は、桟4Aから固定用治具14を介して支持される。
本実施形態によっても、桟4Aを梁3から取り外すことなく、LEDモジュール7を桟4Aに取り付け、または桟4Aから取り外すことができる。
さらに本実施形態によれば、固定用治具14の長さを変えることによって、LEDモジュール7の高さ方向の位置(y方向の位置)を変えることができる。これによって、LEDモジュール7と植物Vとの間の距離を調整することができる。
なお、第1の実施形態の変形例による多段式植物栽培設備101と同様に、多段式植物栽培設備200も、反射シート12をさらに備えていても良い。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態による多段式植物栽培設備は、多段式植物栽培設備100と比較して、桟の構造が異なっている。図11は、本発明の第3の実施形態による多段式植物栽培設備300の構成から、梁3、桟4B、およびLEDモジュール7の一部を抜き出して示す分解斜視図である。多段式植物栽培設備300は、多段式植物栽培設備100の桟4に代えて、桟4Bを備えている。桟4と桟4Bとは、LEDモジュール7を取り付けるための構成が異なっている。
桟4Bは、桟4と同様に、略C字状の横断面を有し、底面に長手方向に延びる開口を有している。より具体的には、桟4Bは、xz面に概略平行な平面部41と、平面部41のx方向両側の端辺に連続し、yz面に概略平行な一対の側面部42とを含んでいる。
梁4Bは、梁4の鍔部44(図3)に代えて、側面部42の各々の端辺に連続し、収容空間4a側に延びた一対の底面部47を含んでいる。一対の底面部47の端辺は、LEDモジュール7からの光を遮らないように、互いに所定の距離だけ離間している。
梁4Bも梁4と同様に、例えば金属の板を曲げ加工して製造することができる。桟4Bは、樹脂の成形品であっても良い。
図12は、LEDモジュール7を桟4Bに収納した状態を示す断面図(xy断面図)である。図12に示すように、LEDモジュール7は底面部47に下方から支持されている。
本実施形態によっても、LEDモジュール7を桟4Bに取り付けることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、複数の段を有する多段式植物栽培設備として産業上の利用が可能である。
100,101,200,300,900 多段式植物栽培設備
2 支柱
3 梁
4,4A,4B,91 桟
4a 収容空間
5 栽培ベッド
7 LEDモジュール
V 植物

Claims (2)

  1. 複数の段を有する多段式植物栽培設備であって、
    前記複数の段に対応して設けられる複数対の梁と、
    前記各対の梁の間に架設され、各々が収容空間を有する複数の桟と、
    前記複数の段に対応して設けられ、各々が対応する段の桟上に設置される複数の栽培ベッドと、
    前記複数の桟に対応して設けられ、各々が対応する桟の収容空間に収容され、前記栽培ベッド内の植物に光を照射する複数の照明装置と、
    を備える多段式植物栽培設備。
  2. 請求項1に記載の多段式植物栽培設備であって、
    前記桟は、略C字状の横断面を有し、その底面に長手方向に延びる開口を有し、
    前記照明装置は前記開口部から露出する、多段式植物栽培設備。
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