JP6661443B2 - 植物栽培機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば植物工場の栽培室内で植物を栽培するのに用いられる植物栽培機に関し、この発明は特に、多種類の栽培品目の植物を水耕栽培するのに適した植物栽培機に関する。
従来、その種の植物栽培機は、複数の栽培ベッドが上下多段に設けられるとともに、各段の栽培ベッドの上方に栽培ベッドで栽培される植物に向けて光を照射するための照明装置が配置されたものである。各段の栽培ベッドは段毎の支持台上に水平に支持されている。各段の支持台として、複数本の支柱間に水平状態で支持される周囲枠と、周囲枠の対向する部位間に栽培ベッドの底面を支持することが可能な間隔で設けられる複数の中間枠とで構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記栽培ベッドが鉄板などの金属製である場合、栽培ベッドの重量がかさみ、栽培ベッドを各段の支持台に対して積み卸しするのに多大の労力を要する。また、栽培ベッドの重量に見合った支持台を設計する必要があり、設計者の負担は大きなものとなる。栽培ベッドを軽量化するために、栽培ベッドを発泡プラスチックを用いて製作することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。この発泡樹脂製の栽培ベッドは、底部や側部が複数の分割部材を接合することにより形成されている。
特開2012−16334 WO2013/128593
しかし、発泡樹脂製の栽培ベッドは、養液の重量に耐え、かつ全体の形態を保つために、分割部材の突き合わせ部分を接着剤により強固に接合したり、突き合わせ部分を補強したりする必要がある。また、栽培品目によって栽培の最適条件が異なると、栽培ベッドを個々の栽培条件に応じた形態のものに交換する必要があり、多種類の栽培品目に対応させることには限界がある。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、栽培ベッドを発泡樹脂製とし、栽培ベッドを構成する底板、側板、端板を接着剤を用いずに当接させるだけで、養液の重量に耐え、かつ全体の形態を保つことができ、また、栽培条件が異なる多種類の栽培品目にも対応させることができる植物栽培機を提供することを目的とする。
この発明による植物栽培機は、栽培ベッドと、前記栽培ベッドを下方より支持する支持台と、前記栽培ベッドを周囲から支える支え具と、前記栽培ベッドの上面に栽培ベッドの内面に沿うように被せられる樹脂シートとを備えてなるものである。前記栽培ベッドは、発泡樹脂からなり、長方形状をなす底板と、底板の長辺側と当接する一対の側板と、底板の短辺側と当接する一対の端板とを有している。前記支持台は、複数本の支柱間に支持される周囲枠と、前記周囲枠に前記栽培ベッドの底面を支持することが可能な間隔で設けられる複数の中間枠とを有している。前記支え具は、前記栽培ベッドの各側板の外面に当接して栽培ベッドを外側より支える複数個の第1の支え部材と、栽培ベッドの各端板の外面に当接して栽培ベッドを外側より支える第2の支え部材とを含み、第1、第2の各支え部材が前記支持台の周囲枠に取り付けられている。
この発明の植物栽培機によると、栽培ベッドを構成する底板の長辺側が側板に、底板の短辺側が端板に、それぞれ当接した状態で、複数個の第1の支え部材を側板の外面に当接させて栽培ベッドを外側より支えるとともに、第2の各支え部材を端板の外面に当接させて栽培ベッドを外側より支えるので、側板および端板に養液の重量が作用しても、その荷重に耐えることができ、また、側板および端板が変形したり解体されたりするのが防止され、栽培ベッドの形態が保たれる。
さらに、底板、側板、端板は互いに当接させるだけであり、接着剤により接合されていないから、第1,第2の各支え部材による支えを解除することで栽培ベッドを容易に解体でき、また、第1、第2の各支え部材により栽培ベッドを外側より支えることで栽培ベッドを容易に組み立てることができる。したがって、栽培品目によって栽培の最適条件が異なっても、個々の栽培条件に応じた形状に栽培ベッドを作り替えることが可能である。
好ましい一実施形態の前記栽培ベッドは、一方の端板に切欠部が設けられており、前記端板の外側には前記切欠部より溢れ出た水耕栽培用の養液が流入する樋が配置されている。この実施態様によれば、栽培品目の栽培条件に応じて切欠きの形状が異なる端板を選択して栽培ベッドを作り替える。
この発明の好ましい実施態様においては、前記栽培ベッドの底板および側板は、それぞれ複数の発泡樹脂板を端面同士を突き合わせて連ねられたものである。この実施形態によれば、栽培品目の栽培条件などに応じた大きさや形状に栽培ベッドを作り替えることができる。
上記した構成において、前記支持台の中間枠は栽培ベッドの重量などに応じて間隔の設定がなされるが、好ましい実施形態においては、20cm〜150cmの間隔で設けられ、より好ましくは25〜50cmの間隔で設けられる。さらに、中間枠全体の前記栽培ベッドの底面と接する面積は前記栽培ベッドの底面の面積の3%以上、30%以下に設定され、より好ましくは10%以上、25%以下に設定される。
また、前記支え具の第1の支え部材は、栽培ベッドの大きさ、重量などに応じて間隔の設定がなされるが、好ましい実施形態においては、15cm〜90cmの間隔で設けられ、より好ましくは20〜60cmの間隔で設けられる。さらに、第1の支え部材全体の前記栽培ベッドの側面と接する面積は前記栽培ベッドの側面の面積の3%以上、30%以下に設定され、より好ましくは5%以上、25%以下に設定される。
好ましい一実施形態の前記支柱には、第1の支え部材を兼ねる枠材が取り付けられている。この実施形態によれば、支柱の位置において、前記枠材により栽培ベッドに掛かる養液の重量が支えられる。
この発明による植物栽培機は、前記栽培ベッドが1段のものであってもよく、また、上下多段のものであってもよい。栽培ベッドが多段構成の植物栽培機では、各段の栽培ベッドより回収された養液を貯留する循環用貯留槽が任意の段に設けられるが、最下部に設けるのがポンプ設置の数を低減する観点から好ましい。循環用貯留槽は発泡樹脂製で、端面同士を突き合わせて連ねられたものであり、栽培ベッドと同様に前記支え具と周囲枠および中間枠で形態を保つことができる。
この発明によれば、栽培ベッドは発泡樹脂からなるので、植物栽培機の全体が軽量化される。また、栽培ベッドを構成する底板、側板、端板を互いに当接させ、その当接状態を支え具および中間枠により支持するので、養液の重量が支えられ、全体の形態が安定して保持されるとともに植物栽培機の全体が軽量化される。さらに、栽培ベッドの組み立てや解体が可能かつ容易であるから、栽培品目によって栽培条件が異なっても、個々の栽培条件に応じた形状に栽培ベッドを作り替えることが可能となる。
この発明の一実施例である植物栽培機の全体構成を示す一部を省略した正面図である。 栽培ベッドを上方から見た図である。 栽培ベッドを側板の側から見た図である。 栽培ベッドの一方の端板の側から見た図である。 底板と側板との当接状態を拡大して示す断面図である。 底板と端板との当接状態を拡大して示す断面図である。 栽培ベッドの上面に樹脂シートが被せられた状態を示す説明図である。 支え具の第1の支え部材を示す斜視図である。 多段構成の植物栽培機の一例を示す説明図である。
図1は、この発明の一実施例である植物栽培機の概略構成を示している。なお、以下の説明では、図1および図2において、矢印xで示す方向を長さ方向或いは左右といい、yで示す方向を幅方向或いは前後といい、zで示す方向を高さ方向或いは上下という。
図示例の植物栽培機は、植物を養液に浸して水耕栽培するための栽培ベッド1と、栽培ベッド1を下方よりほぼ水平な状態で支持する支持台2とを備えている。支持台2および栽培ベッド1は上下多段に設けられており、各段において長さ方向の全長に及んでいる。各段の栽培ベッド1の上方には支持台2と平行に複数の昇降可能な可動台3が長さ方向に沿って並設されている。
各段の支持台2は、図2に示すように、平面形状が帯状をなす矩形状であり、複数本(この実施例では合計14本)の支柱4によって囲まれる空間内に位置している。各支持台2は、長さ方向に隣り合う支柱4,4間のそれぞれに水平状態で支持される側枠21と、左右両端位置の前後(幅方向)に対向する支柱4,4間に水平状態で支持される端枠22と、前後の側枠21,21間に栽培ベッド1の底面を支持することが可能な間隔で並列に設けられる複数の中間枠23とを有している。長さ方向に連なる側枠21と左右両端の端枠22とで一周する周囲枠20が構成される。側枠21、端枠22、および中間枠23には、長さ方向に対して直交する方向の断面形状がコ字形(一方が開放された矩形状)をなすアルミ合金または鋼材が用いられているが、断面形状、材質は限定されるものではない。
各段の支持台2の中間枠23は、20cm〜150cmの間隔、例えば、30cm〜33cmの間隔で互いに並列に設けられ、さらに、中間枠23全体の栽培ベッド1の底面と接する面積は栽培ベッド1の底面の面積の3%以上、30%以下の値、例えば16.9%に設定されている。なお、中間枠23の配列間隔は等間隔であってもよく、等間隔でなくてもよい。
各支柱4は角パイプ状であり、直立状態となるように、長さ方向に隣り合う支柱4,4間は最上端および最下端が上枠41および下枠42によりそれぞれ連結されている。また、前後に対向する支柱4,4間は一定高さ毎に中枠43により連結されている。
可動台3は、各段毎に複数台が並設されており、平面形状が長方形状であり、それぞれが隣り合う4本の支柱4,4間に位置している。各支柱4には可動台3を複数の高さ位置に段階的に位置決めするための支持板(図示せず)が設けられている。各段の各可動台3には、栽培ベッド1に植設された植物に向けて光を照射するための照明装置31が配設されている。この実施例の照明装置31は、光が栽培ベッド1の上面の全体に照射されるように、複数の長尺状の光源32が等間隔に取り付けられたものであるが、照明装置31はこれに限定されるものではない。
栽培ベッド1は、発泡樹脂により形成されており、帯状に長い矩形状の底板10と、底板10の長辺に沿う前後一対の側板11a,11bと、底板10の短辺に沿う左右一対の端板12c,12dとからなる。
底板10は、複数枚(この実施例では12枚)の矩形状の発泡樹脂板13を端面同士を突き合わせて一列に連ねることにより形成されている。各発泡樹脂板13は少なくとも長さ中央部分と両端部分とが中間枠23により支持されている。
各側板11a,11bは、図3に示されるように、複数枚(この実施例では12枚)の長方形状の発泡樹脂板14を端面同士を突き合わせて連ねることにより形成されている。なお、図示例の底板10および側板11a,11bは、全長が1200〜1300cmであり、底板10の幅は120cm、側板11a,11bの高さは9cmである。また、底板10および側板11a,11bを構成する発泡樹脂板13,14として、発泡率が30倍、厚みが20mmのビーズ法発泡スチロールを用いているが、これに限られるものではない。
左右の各端板12c,12dは、図4に示されるように、底板10および側板11a,11bと同素材よりなる1枚の発泡樹脂板15により構成されている。図4に示される一方の端板12cは、上端部が所定の深さだけ切り欠かれた切欠部16を備えている。この切欠部16からは栽培ベッド1内の養液が溢れ出るようになっており、端板12cの外側には溢れ出た養液が流入する樋5が配置されている。各段の樋5は、図1に示されるように、上下方向に延びる竪樋50に連通し、竪樋50の下端は最下部に設けられた養液循環用の貯留槽51と連通している。
貯留槽51は、各栽培ベッド1から樋5および竪樋50を介して回収された養液を溜めるもので、貯留槽51において養分が添加された養液が図示しないポンプで吸い上げられ、配管を通じて各段の栽培ベッド1へ樋5と反対側の端部より供給される。貯留槽51は発泡樹脂製であり、発泡率が40倍、厚みが30mmのビーズ法発泡スチロールよりなる発泡樹脂板を用いて形成されている。
前後の各側板11a,11bは、図5に示されるように、下端部の内面に底板10の長辺側の端面101が当接している。また、左右の各端板12c,12dは、図6に示されるように、下端部の内面に底板10の短辺側の端面102が当接するとともに、図1に示されるように、両側部の内面に前後の各側板11a,11bの端面が当接している。底板10と各側板11a,11bとの当接状態、底板10と各端板12c、12dとの当接状態、および各端板12c,12dと各側板11a,11bとの当接状態は支え具6によって保持され、これにより栽培ベッド1が周囲から支えられて形態が保たれる。
栽培ベッド1の上面には、図7に示すように、栽培ベッド1および樋5の内面に沿うようにして樹脂シート9が一連に被せられている。樹脂シート9は栽培ベッド1の上面の全体を覆っており、栽培ベッド1の内部の樹脂シート9上に養液だまり90が形成されて養液が満たされる。この養液は、窒素、燐酸、カリウムなど、植物の生育に不可欠な養分を含むもので、前記貯留槽51より各段の栽培ベッド1へ送られる。栽培ベッド1の内面が樹脂シート9に覆われ、栽培ベッド1に養液が直接接触しないので、汚れが付着し易い発泡樹脂板13,14,15が養液との接触によって汚染されるのが防止される。また、樹脂シート9の養液だまり90から養液をポンプで抜き取り、樹脂シート9を新たなものと交換するだけで、栽培ベッド1を清掃することが可能である。また、端板12c、12dを外したり壊したりすることで樹脂シート9の養液だまり90から養液を抜き取り、樹脂シート9を新たなものと交換することもできる。
支え具6は、支持台2の周囲枠20に取り付けられるもので、前後の各側枠21にそれぞれ複数個づつ取り付けられる第1の支え部材7と、左右の各端枠22にそれぞれ1個づつ取り付けられる第2の支え部材8とを含んでいる。
第1の支え部材7は、図5に示すように、栽培ベッド1の側板11a,11bの外面に面接触の状態で当接し、それにより栽培ベッド1を外側より支える。この実施例の第1の支え部材7は、図8に示すように、長方形状の鉄板を2箇所で反対方向へそれぞれ90度折り曲げることにより形成されている。第1の支え部材7の一端部は、側板11a,11bの外面に当接される当接部71を構成し、他端部は側枠21に面接触した状態で固定される固定部73を構成する。固定部73にはボルト75を通すボルト孔74が設けられている。当接部71と固定部73との中間部分は当接部71に掛かる荷重を支える支持部72として機能する。
固定部73および支持部72を側枠21の直交する外面および上面に当接させた状態でボルト75により第1の支え部材7を側枠21に固定する。これにより支持部72は側枠21の内側へわずかに突出し、起立する当接部71が栽培ベッド1の側板11a,11bの外面に面接触した状態で当接する。側板11a,11bとの当接位置は、高さ中央部から下部にかけての領域であり、これにより側板11a,11bの内面が底板10の端面101に密接する。
第1の支え部材7は、15cm〜90cmの間隔、例えば等間隔で配置する場合は30cm〜31cmの間隔で設けられ、第1の支え部材7の栽培ベッド1の前後の各側板11a,11bと接する面積が栽培ベッド1の側面の面積の3%以上、30%以下(例えば11%)に設定されている。また、望ましくは、側板11a,11bを構成する発泡樹脂板14の1枚につき少なくとも3個の第1の支え部材7を長さ中央部とその両側位置とに当接させる。なお、第1の支え部材7の設置間隔は、必ずしも等間隔である必要はなく、図2に示す例のように、異なる間隔であってもよい。また、養液の液面を栽培ベッド1の底面から50mmの高さに設定した場合、底面からの高さが70mmの側板11a,11bおよび底面からの高さが30mmの第1の支え部材7を用いることができる。
また、この実施例の支柱4には、各栽培ベッド1の高さ位置に、第1の支え部材7の機能を兼ねる枠材44が取り付けられている(図3および図4参照)。この枠材44は鉄板を断面形状がコ字状(一方が開放された矩形状)に屈曲して形成されており、両端の対向部分441,441の先端部が内方へ突出し、栽培ベッド1の側板11a,11bの外面に当接する。
第2の支え部材8は、図4および図6に示すように、栽培ベッド1の端板12c,12dの外面に当接し、それにより栽培ベッド1を外側より支える。この実施例の第2の支え部材8は、長方形状の鉄板を矩形状に切り欠くことにより形成されている。第2の支え部材8の水平部分は、端板12c、12dの外面に当接される当接部81を、垂直部分は端枠22に固定されるとともに当接部81に掛かる荷重を支える支持固定部82を、それぞれ構成する。支持固定部82にはボルト84を通す複数個のボルト孔83が設けられている。なお、第2の支え部材8は必ずしも上記の形状に限定されるものではない。
支持固定部82を端枠22の外面に当接させた状態でボルト84により第2の支え部材8を端枠22に固定する。これにより当接部81が栽培ベッド1の端板12c,12dの外面に当接する。端板12c,12dとの当接位置は、高さ中央部の領域であり、これにより端板12c,12dの内面が底板10の端面102および両側板11a,11bの端面に面接触して密接する。
第2の支え部材8は、栽培ベッド1の端板12c,12dと接する面積が栽培ベッド1の端面の面積の3%以上、40%以下、例えば30%に設定されている。なお、第2の支え部材8は、この実施例のように、必ずしも1個の部材をもって構成する必要がなく、複数個の部材をもって構成してもよく、その場合は、栽培ベッド1の大きさ、重量などに応じて間隔の設定がなされる。好ましい実施形態においては、15〜90cmの間隔に設定されるが、より好ましくは20〜60cmの間隔に設定される。さらに、第2の支え部材8の全体の前記栽培ベッド1の端面と接する面積は、前記栽培ベッド1の端面の面積の3%以上、30%以下、より好ましくは5%以上、25%以下に設定される。
図示していないが、前記した貯留槽51についても、例えば上記した第1の支え部材7と同様の構成の支え部材により側面から支えるとともに、貯留槽51の端面側は横手方向に長い第2の支え部材を端面の上部位置に当接させて支持するようにしているが、これに限定されるものではない。
上記した構成の植物栽培機によると、栽培ベッド1を構成する底板10の長辺側の端面101が前後の各側板11a,11bに、また、底板10の短辺側の端面102と各側板11a,11bの端面が左右の各端板12c,12dに、それぞれ当接した状態で、複数個の第1の支え部材7を側板11a,11bの外面に当接させて栽培ベッド1を外側より支えるとともに、第2の各支え部材8を端板12c,12dの外面に当接させて栽培ベッド1を外側より支えるので、側板11a,11bおよび端板12c,12dに養液の重量が作用しても、その荷重に耐えることができる。また、側板11a,11bおよび端板12c、12dが変形したり解体されたりするのが防止され、栽培ベッド1の形態が保たれる。
また、底板10、各側板11a,11b、各端板12c,12dは互いに当接させるだけであり、接着剤により接合されていないから、第1,第2の各支え部材7,8による支えを解除することで栽培ベッド1を容易に解体できる。また、第1、第2の各支え部材7,8により栽培ベッド1を外側より支えることで栽培ベッド1を容易に組み立てることができる。したがって、栽培品目によって栽培の最適条件が異なっても、個々の栽培条件に応じた形状に栽培ベッド1を作り替えることが可能である。
なお、この発明の植物栽培機は、例えば図9に示すように、支柱の高さを高くして、支持台2(栽培ベッド1)の段数をさらに多数段に構成して高層化することもできる。この場合、高層化に対応するために、途中の段位置に作業員の通路R1,R2を形成するのが望ましい。
1 栽培ベッド
2 支持台
4 支柱
5 樋
6 支え具
7 第1の支え部材
8 第2の支え部材
9 樹脂シート
10 底板
11a,11b 側板
12c,12d 端板
16 切欠部
20 周囲枠
23 中間枠

Claims (8)

  1. 栽培ベッドと、前記栽培ベッドを下方より支持する支持台と、前記栽培ベッドを周囲から支える支え具と、前記栽培ベッドの上面に栽培ベッドの内面に沿うように被せられる樹脂シートとを備え、前記栽培ベッドは、発泡樹脂からなり、長方形状をなす底板と、底板の長辺側と当接する一対の側板と、底板の短辺側と当接する一対の端板とを有し、前記支持台は、複数本の支柱間に支持される周囲枠と、前記周囲枠に前記栽培ベッドの底面を支持することが可能な間隔で設けられる複数の中間枠とを有しており、前記支え具は、前記栽培ベッドの各側板の外面に当接して栽培ベッドを外側より支える複数個の第1の支え部材と、栽培ベッドの各端板の外面に当接して栽培ベッドを外側より支える第2の支え部材とを含み、第1、第2の各支え部材が前記支持台の周囲枠に取り付けられている植物栽培機。
  2. 前記栽培ベッドは、一方の端板に切欠部が設けられており、前記端板の外側には前記切欠部より溢れ出た水耕栽培用の養液が流入する樋が配置されている請求項1に記載の植物栽培機。
  3. 前記栽培ベッドの底板および側板は、それぞれ複数の発泡樹脂板を端面同士を突き合わせて連ねられたものである請求項1に記載の植物栽培機。
  4. 前記支持台の中間枠は、20cm〜150cmの間隔で設けられ、中間枠の前記栽培ベッドの底面と接する面積は前記栽培ベッドの底面の面積の3%以上、30%以下に設定される請求項1に記載の植物栽培機。
  5. 前記支え具の第1の支え部材は、15cm〜90cmの間隔で設けられ、第1の支え部材の前記栽培ベッドの側面と接する面積は前記栽培ベッドの側面の面積の3%以上、30%以下に設定される請求項1に記載の植物栽培機。
  6. 前記支柱には、第1の支え部材を兼ねる枠材が取り付けられている請求項1に記載の植物栽培機。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の植物栽培機であって、前記栽培ベッドが上下多段に設けられる植物栽培機。
  8. 請求項7に記載の植物栽培機であって、最下部に各段の栽培ベッドより回収された養液を貯留する循環用貯留槽が設けられている植物栽培機。
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