JP2010099008A - 茸類栽培用棚 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】茸類栽培用棚(A)は、棚部(4)が多段に設けられている組立式であって、各棚部(4)は、棚棒(40)を所要間隔で水平方向へ並設して形成されており、棚棒(40)は角棒で形成されており、長さ方向両端部がその取付部の断面形状と部分的に同じ形状の保持部(17,17a,22,22a,32,32a)に差し入れて軸周方向に回らないように保持されており、栽培床容器を載置する対となった棚棒(40)は、各棚棒(40)の上部にある載置面(401)が互いに他方の棚棒(40)側へ向けて所要角度で下り傾斜するように保持されている。
【選択図】図1
Description
すなわち、前記のように棚棒を取り付けると、棚棒をフレームに固定している螺子やボルトが緩みやすく、緩むと棚棒が軸周方向に回転するので、複数の棚棒に跨るように載置されている栽培床容器が安定しにくい。このため、栽培床容器がずれて傾いたり、下に落ちてしまうことがあった。
本発明の目的は、栽培用棚において棚を形成している各棚棒が軸周方向に回転しないようにして、複数の棚棒に跨るように載置されている栽培床容器を安定させるようにし、栽培床容器がずれて傾いたり、下に落ちてしまうことを防止できる茸類栽培用棚を提供することである。
本発明は、
フレームに棚部が多段に設けられている組立式の茸類栽培用棚であって、
各棚部は、複数の棚棒を所要間隔で水平方向へ並設して形成されており、
各棚棒は、外形の断面が少なくとも取付部において多角形状であり、
各棚棒は、フレームに設けられ、棚棒の取付部の断面形状と同じ形状または部分的に同じ形状で棚棒を軸周方向に回らないように保持する保持部で保持されている、
茸類栽培用棚である。
棚棒は角棒または角管で形成されており、長さ方向においては水平に、かつ軸周方向に設けられている複数の面が軸周方向において何れも傾斜するように保持されている、
前記茸類栽培用棚である。
栽培床容器を載置する対となった棚棒を有しており、各棚棒の上部にある載置面は互いに他方の棚棒側へ向けて所要角度で下り傾斜するように保持されている、
前記茸類栽培用棚である。
本発明に係る茸類栽培用棚の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
また、例えば栽培用棚(A)を移動させるときに他の栽培用棚や壁等に接触したりして衝撃が加わった場合でも、棚棒(40)が容易に脱落することがなく、安全性を高めることができる。
(a)本発明は、棚部を構成している棚棒が外形の断面が少なくとも取付部において多角形状であり、長さ方向両端部がフレームに設けられ取付部の断面形状と同じ形状または部分的に同じ形状の保持部で保持されることにより、軸周方向に回らないようになっているので、従来の螺子止めされた棚棒と相違して、例えば継続して長く使用することによって取付部が緩んで棚棒が軸周方向へ回転するようなことがなく、載置されている栽培床容器が棚棒上でずれて傾いたり、あるいは棚棒から落下することを防止できる。
図1は本発明に係る茸類栽培用棚の一実施形態を示す斜視図、
図2は図1に示す茸類栽培用棚の分解斜視説明図、
図3は棚棒の取付構造を示す側面から見た断面説明図、
図4は棚棒の取付構造を示す正面から見た断面説明図である。
なお、図4では説明の便宜上、棚取付フレーム材と棚棒のみを表している。
四箇所に設けられている保持部17、17a、17、17aは、両側のそれぞれ二箇所の保持部17、17aが一対となる。保持部17、17aは、形状自体は同じであるが、口縁部を形成する辺の傾斜が互いに線対称となっている。
このように各棚棒40と棚取付フレーム材11、11a及びフレーム材10、10aは一体化されて底部フレーム1が形成されている。
なお、側部フレーム2、2aの構造については、一方の側部フレーム2のみを説明し、他方の側部フレーム2aの説明は省略する。側部フレーム2、2aの各部の符号については、図面において同等箇所に同じ符号を付与している。
各棚取付フレーム材21は、前記棚取付フレーム材11、11aと同じ構造であり、保持部17、17aと同じ形状の保持部22、22aが設けられている。なお、保持部22、22aの構造の細部については説明を省略する。
また、支柱フレーム材20、20aの上端部には、後述する天部フレーム3を取り付けるための取付板24が設けられている。各取付板24には通孔25(ボルト止め用の孔)が形成されている。
また、この保持を行うにあたっては、まず支柱フレーム材20、20aを各取付具12に甘く嵌めて上部側を拡げた状態にし、下段側から順に各棚棒40を各棚取付フレーム材21の保持部22、22aに差し入れながら、徐々に上部側の間隔を狭めていき、上段まで棚棒40を差し入れるようにして行われる。
図5は茸類栽培用棚の使用状態を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図1ないし図5を参照して本実施の形態に係る茸類栽培用棚の作用を説明する。
また、例えば茸類栽培用棚Aを移動させるときに他の栽培用棚や壁等に接触したりして衝撃が加わった場合でも、棚棒40が容易に脱落することがなく、安全性を高めることができる。
図6に示したものは、前記実施形態と同じように棚取付フレーム材21aに棚棒40が保持されており、対となった二本の棚棒40の中間に、載置面402が水平な棚棒40aが軸周方向へ回転しないようにして保持されている。
これによれば、栽培床容器5の両側を各棚棒40で支えるだけでなく、中間部を棚棒40aで支えることができるので、比較的重量のある大きな栽培床容器であっても、棚棒40間から抜け落ちることがなく確実に保持することができる。
これによれば、保持部22bの辺の数が前記保持部17、22、32等と比べて少ない分、容易に加工することができ、製造コストも安価にできる。
1 底部フレーム
10、10a フレーム材
11、11a 棚取付フレーム材
111 内板
112 外板
113 止め部
12 取付具
13 ベース板
14 キャスター
15 通孔
17、17a 保持部
171、172、173 辺
2、2a 側部フレーム
20、20a 支柱フレーム材
21 棚取付フレーム材
22、22a 保持部
221、222、223 辺
224 止め部
23 通孔
24 取付板
25 通孔
3 天部フレーム
31、31a 棚取付フレーム材
32、32a 保持部
4 棚部
40 棚棒
401 載置面
5 栽培床容器
21a、21b、21c 棚取付フレーム材
22b 保持部
22c 保持部
40a 棚棒
40b 棚棒
40c 棚棒
402 載置面
Claims (3)
- フレーム(1,2,2a,3)に棚部(4)が多段に設けられている組立式の茸類栽培用棚であって、
各棚部(4)は、複数の棚棒(40)を所要間隔で水平方向へ並設して形成されており、
各棚棒(40)は、外形の断面が少なくとも取付部において多角形状であり、
各棚棒(40)は、フレーム(1,2,2a,3)に設けられ、棚棒(40)の取付部の断面形状と同じ形状または部分的に同じ形状で棚棒(40)を軸周方向に回らないように保持する保持部(17,17a,22,22a,32,32a)で保持されている、
茸類栽培用棚。 - 棚棒(40)は角棒または角管で形成されており、長さ方向においては水平に、かつ軸周方向に設けられている複数の面が軸周方向において何れも傾斜するように保持されている、
請求項1記載の茸類栽培用棚。 - 栽培床容器を載置する対となった棚棒(40)を有しており、各棚棒(40)の上部にある載置面(401)は互いに他方の棚棒(40)側へ向けて所要角度で下り傾斜するように保持されている、
請求項1記載の茸類栽培用棚。
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