JP6713846B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6713846B2
JP6713846B2 JP2016116978A JP2016116978A JP6713846B2 JP 6713846 B2 JP6713846 B2 JP 6713846B2 JP 2016116978 A JP2016116978 A JP 2016116978A JP 2016116978 A JP2016116978 A JP 2016116978A JP 6713846 B2 JP6713846 B2 JP 6713846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving member
guide groove
lamp
horizontal
horizontal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016116978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017221114A (ja
Inventor
典明 平山
典明 平山
孝一 石高
孝一 石高
秀雄 手島
秀雄 手島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko KK
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2016116978A priority Critical patent/JP6713846B2/ja
Publication of JP2017221114A publication Critical patent/JP2017221114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6713846B2 publication Critical patent/JP6713846B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

この発明は、たとえばLED灯具を光源として使用し、かつ植物工場、野菜工場、育苗装置などで用いられる植物栽培装置に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1の上下、左右を上下、左右といい、図2の左側を前、これと反対側を後というものとする。
LED照明装置を用いた植物栽培装置として、本出願人は、先に、植物が植えられた栽培槽を載せる載置部を有する栽培ラックと、載置部の上方に配置された照明装置とを備えており、栽培ラックが、複数の縦材および横材を組み合わせることにより形成され、支持部が、左右方向に間隔をおいて配置されかつ前後方向に延びる左右1対の受け部材を備え、照明装置が、互いに固定された4つのアルミニウム押出形材製枠部材からなる額縁状の枠と、枠に着脱自在に取り付けられた複数のLED灯具とよりなり、照明装置の枠の左右両枠部材が支持部の受け部材に受けられている植物栽培装置を提案した(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1記載の植物栽培装置においては、照明装置が、4つのアルミニウム押出形材製枠部材を固定して組み立てられた枠を備えているので、部品点数が多くなるとともに組立工数が多くなって、コストが高くなる。
また、4つの枠部材を固定して枠を組み立てる際には比較的広い作業スペースが必要となるので、一般的には、植物工場とは別個の製造現場において4つの枠部材を固定して枠を組み立てた後に、植物栽培装置が設置される植物工場などに輸送されるようになっているが、枠は大型であるとともに重量も大きくなっているので、輸送作業が困難であるとともに、比較的大きな輸送スペースが必要になる。したがって、多くの枠を一度に輸送できなくなるともに、比較的大きな梱包資材が必要となって輸送コストが高くなるという問題がある。
さらに、照明装置を栽培ラックに取り付ける際、および栽培ラックから取り外す際には、重量の大きい枠を取り扱う必要があるので、これらの作業が困難になる。しかも、照明装置を栽培ラックに取り付ける際、および栽培ラックから取り外す際には、大型の枠を取り扱う必要があるので、栽培ラックの前側および/または後側に比較的広い作業スペースを設けなくてはならず、植物工場などに、植物の栽培とは無関係な比較的大きなスペースが必要になる。
特開2015−6162号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、部品点数および組立工数を低減するとともに、小型軽量化を図った照明装置を備えた植物栽培装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)植物が植えられた栽培槽を載せる載置部を有する栽培ラックと、載置部の上方に配置された照明装置とを備えており、栽培ラックが、複数の縦材および横材を組み合わせることにより形成され、照明装置が、載置部の上方において栽培ラックに設けられた支持部により支持されている植物栽培装置であって、
支持部が、左右方向に間隔をおいて配置されかつ前後方向に延びる左右1対の受け部材を備え、照明装置が、左右方向に間隔をおいて配置されかつ支持部の左右の受け部材に受けられる左右一対の灯具保持部材と、長手方向を左右方向に向けた状態で互いに対をなす2つの灯具保持部材間に配置され、かつ左右両端部が左右両灯具保持部材に着脱自在に取り付けられた灯具とを備え、
受け部材および当該受け部材に受けられる灯具保持部材のうち少なくともいずれか一方に同他方側に開口したガイド溝が形成され、受け部材および当該受け部材に受けられる灯具保持部材のうちいずれか他方にガイド溝内に長手方向に移動自在に入れられた被ガイド部が設けられており、ガイド溝のいずれか一方の側壁および被ガイド部に、互いに係合して被ガイド部のガイド溝からの抜けを防止する抜け防止部が設けられている植物栽培装置。
2)1対の受け部材からなる支持部および当該支持部により支持されている照明装置において、受け部材が、栽培ラックへの固定部と、照明装置の左右方向中央部側に突出した第1水平部とを有し、受け部材に受けられた灯具保持部材が、受け部材の第1水平部よりも照明装置の左右方向中央部側に位置し、かつ灯具の端部が取り付けられる灯具取付部と、灯具取付部から受け部材の固定部側に突出し、かつ突出端部側の一部が受け部材の第1水平部上に載置される第2水平部とを有し、第1水平部および第2水平部のうちいずれか一方の水平部の突出端部側の一部に被ガイド部が設けられ、ガイド溝が、上下方向に間隔をおいて配置された第1側壁および第2側壁を有し、ガイド溝の第1側壁が、受け部材および灯具保持部材のうちの被ガイド部が設けられていない側に、被ガイド部と上下方向に間隔をおくように設けられ、ガイド溝の第2側壁が、受け部材および灯具保持部材のうちの被ガイド部が設けられていない側の水平部の一部に設けられ、ガイド溝の第1側壁および被ガイド部に、互いに係合して被ガイド部のガイド溝からの抜けを防止する抜け防止部が設けられている上記1)記載の植物栽培装置。
3)ガイド溝の第2側壁が、第1水平部および第2水平部のうちいずれか一方における突出端部とは反対側の一部からなる上記2)記載の植物栽培装置。
4)ガイド溝の第1側壁が、受け部材の固定部における第1水平部よりも上方の部分に、照明装置の左右方向中央部側に突出するように設けられ、同じく第2側壁が、受け部材の第1水平部における固定部寄りの部分に設けられ、被ガイド部が、灯具保持部材の第2水平部における受け部材の固定部側の一部に設けられている上記2)または3)記載の植物栽培装置。
5)ガイド溝の第1側壁が、灯具保持部材の第2水平部における受け部材の第1水平部の先端よりも灯具取付部側に設けられた下方突出壁に、受け部材の固定部側に突出するように設けられ、被ガイド部が、受け部材の第1水平部における灯具保持部材の灯具取付部側の一部に設けられている上記2)または3)記載の植物栽培装置。
6)栽培ラックの1つの支持部に、複数の照明装置が前後方向に並んだ状態で配置されている上記1)〜5)のうちのいずれかに記載の植物栽培装置。
7)受け部材の第1水平部と、灯具保持部材の第2水平部とが、長手方向の適当位置において固定具により着脱自在に固定されている上記1)〜6)のうちのいずれかに記載の植物栽培装置。
上記1)〜7)の植物栽培装置によれば、支持部に支持される照明装置が、左右方向に間隔をおいて配置されかつ支持部の左右の受け部材に受けられる左右一対の灯具保持部材と、長手方向を左右方向に向けた状態で互いに対をなす2つの灯具保持部材間に配置され、かつ左右両端部が左右両灯具保持部材に着脱自在に取り付けられた灯具とを備えているので、4つの枠部材からなる枠を備えた特許文献1記載の植物栽培装置の照明装置に比較して、部品点数および組立工数が少なくなって、コストが安くなるとともに小型軽量化を図ることができる。
また、製造現場から植物工場などに輸送する際には、照明装置は、灯具を取り付ける前の状態の灯具保持部材および灯具を輸送することが可能になり、灯具保持部材は特許文献1記載の植物栽培装置の照明装置の枠に比較して小型軽量であるから、輸送作業が容易になるとともに、輸送スペースも比較的小さくすることができる。したがって、多くの灯具保持部材を一度に輸送できるともに、梱包資材も小さくなり、輸送コストが安くなる。
また、照明装置を栽培ラックに取り付ける際には、軽量な灯具保持部材のみを支持部の受け部材に受けさせた後に灯具を灯具保持部材に取り付ければよく、これとは逆に、照明装置を栽培ラックから取り外す際には、灯具を灯具保持部材から取り外した後に軽量な灯具取付部材を受け部材から取り外せばよいので、これらの作業が容易になる。しかも、左右両灯具保持部材の長さを受け部材の長さよりも短くしておき、支持部を構成する1対の受け部材にそれぞれ複数の灯具保持部材を前後方向に並んで配置することによって、照明装置を栽培ラックに取り付ける際、および栽培ラックから取り外す際には、栽培ラックの前側および/または後側に比較的広い作業スペースを設ける必要はなく、植物工場における植物の栽培に寄与するスペースを大きくすることが可能になる。
さらに、上記1)〜7)の植物栽培装置によれば、受け部材および当該受け部材に受けられる灯具保持部材のうち少なくともいずれか一方に同他方側に開口したガイド溝が形成され、受け部材および当該受け部材に受けられる灯具保持部材のうちいずれか他方にガイド溝内に長手方向に移動自在に入れられた被ガイド部が設けられており、ガイド溝のいずれか一方の側壁および被ガイド部に、互いに係合して被ガイド部のガイド溝からの抜けを防止する抜け防止部が設けられているので、照明装置を栽培ラックに取り付ける際、および栽培ラックから取り外す際に、灯具取付部材だけが受け部材に受けられている場合であっても、灯具保持部材の受け部材からの脱落を防止することができる。
上記2)〜5)の植物栽培装置によれば、比較的簡単な構成で、ガイド溝および被ガイド部を設けることができる。
上記6)の植物栽培装置によれば、1つの支持部に支持される照明装置の左右両灯具取付部材の長さが受け部材の長さよりも短くなるので、照明装置を栽培ラックに取り付ける際、および栽培ラックから取り外す際には、栽培ラックの前側および/または後側に比較的広い作業スペースを設ける必要はなく、植物工場における植物の栽培に寄与するスペースを大きくすることが可能になる。
上記7)の植物栽培装置によれば、照明装置を支持部に強固に支持させることができ、しかも照明装置を比較的簡単に支持部から取り外すことができる。
この発明の植物栽培装置の実施形態の全体構成を示す正面図である。 図1の植物栽培装置の全体構成を示す右側面図である。 一部を省略した図1のA−A線拡大断面図である。 図3のB−B線拡大断面図である。 図4の要部拡大図である。 図4のC−C線断面図である。 図1の植物栽培装置に用いられる照明装置の変形例を示す図3相当の図である。 図1の植物栽培装置に用いられる受け部材の変形例を示す図4相当の図である。 この発明の植物栽培装置の他の実施形態を示す図4相当の図である。 図9の要部拡大図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
全図面を通じて同一物および同一部分には同一符号を付す。
図1および図2はこの発明の植物栽培装置の実施形態の全体構成を示し、図3〜図6はその要部の構成を示す。
以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
図1および図2において、植物栽培装置(1)は、栽培槽(3)を載せる複数の載置部(4)が上下方向に間隔をおいて設けられた栽培ラック(2)と、たとえば直管型のLED灯具などの光源を有し、かつ載置部(4)の上方に間隔をおいて配置された照明装置(5)とを備えている。この実施形態においては、栽培ラック(2)の前面が、作業者が向き合う作業面となっている。
栽培ラック(2)は、前後方向に間隔をおいて配置されたアルミニウム押出形材製の2つの垂直状支柱(7)(縦材)からなる支柱組(6)を、左右方向に間隔をおいて少なくとも2組、ここでは2組備えている。各支柱(7)の下端は、栽培ラック(2)が設置される床面に固定されている。また、左右方向に隣り合う支柱組(6)の前後の支柱(7)どうしの間に、それぞれ長手方向を左右方向に向けた複数のアルミニウム押出形材製第1横桟(8)(横材)が上下方向に間隔をおいて配置されるとともにその左右両端部が支柱(7)に固定されている。また、各支柱組(6)の前後両支柱(7)間における第1横桟(8)と同一高さ位置に、長手方向を前後方向に向けた複数のアルミニウム押出形材製第2横桟(9)(横材)が配置されるとともにその前後両端部が支柱(7)に固定されている。上下方向に隣接する前後の第1横桟(8)の左右方向中央部間に、垂直状のアルミニウム押出形材製補強部材(11)(縦材)が配置されており、上下両端部が第1横桟(8)に固定されている。また、補強部材(11)の真下の位置において、栽培ラック(2)における下端の第1横桟(8)の左右方向中央部に、当該第1横桟(8)と床面との間に突っ張る垂直状のアルミニウム押出形材製固定つか(12)(縦材)が下方突出状に固定されている。
栽培ラック(2)の載置部(4)は、上端の第1および第2横桟(8)(9)を除いた第1および第2横桟(8)(9)を利用して、左右方向に隣り合う支柱組(6)どうしの間に設けられている。
栽培槽(3)は、平面から見て左右方向に長い方形状でかつ上方に開口しており、栽培ラック(2)の各載置部(4)に1つずつ載せられ、水分や栄養分を含む水耕栽培用養液を貯留するようになっている。栽培槽(3)は、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂を用いて成形されている。栽培槽(3)の上端開口は、植物を栽培する栽培床(図示略)によって塞がれている。また、図示は省略したが、植物栽培装置(1)は、養液タンク、養液供給管および養液タンク内の養液を養液供給管を通して栽培槽(3)に供給するポンプを有する養液供給装置を備えている。
照明装置(5)は、左右両支柱組(6)の支柱(7)と補強部材(11)との間において、載置部(4)の上方に配置されており、左右両支柱組(6)の支柱(7)と補強部材(11)の間において栽培ラック(2)に設けられた支持部(13)により支持されている。
図3に示すように、支持部(13)は、左右方向に間隔をおいて配置されかつ前後方向に延びる左右1対のアルミニウム押出形材製受け部材(14)からなる。一方の受け部材(14)は、長手方向を前後方向に向けた状態で左右両支柱組(6)の前後の支柱(7)における補強部材(11)側を向いた面に固定され、他方の受け部材(14)は、長手方向を前後方向に向けた状態で補強部材(11)の左右両側面に固定されている。
図4〜図6に示すように、右側の支柱(7)に固定された受け部材(14)は、栽培ラック(2)の支柱(7)に固定される垂直板状の固定部(15)と、固定部(15)の上端よりも若干下方の高さ位置に一体に設けられ、かつ補強部材(11)側(照明装置(5)の左右方向中央部側)に突出した板状の第1水平部(16)とを備えている。受け部材(14)には、上下方向に間隔をおいて配置された第1側壁(18)および第2側壁(19)を有し、かつ補強部材(11)側に開口したガイド溝(17)が形成されている。第1側壁(18)は、固定部(15)の上端に一体に設けられて補強部材(11)側に突出している。第2側壁(19)は、第1水平部(16)における固定部(15)寄りの一部でかつ第1側壁(18)と対向する部分に設けられている。第1側壁(18)の先端に、抜け防止部(21)が下方突出状に一体に設けられている。
なお、図示は省略したが、補強部材(11)の右側面に固定された受け部材(14)は、右側の支柱組(6)の支柱(7)に固定された受け部材(14)とは左右逆向きであり、固定部(15)が補強部材(11)の右側面に固定されている。補強部材(11)の左側面に固定された受け部材(14)は、左側の支柱組(6)の支柱(7)に固定された受け部材(14)とは左右逆向き、すなわち右側の支柱組(6)の支柱(7)に固定された受け部材(14)と同一形状であり、固定部(15)が補強部材(11)の左側面に固定されている。
照明装置(5)は、左右方向に間隔をおいて配置され、かつ支持部(13)の左右の受け部材(14)に受けられる左右一対のアルミニウム押出形材製灯具保持部材(22)と、長手方向を左右方向に向けた状態で互いに対をなす2つの灯具保持部材(22)間に配置され、かつ左右両端部が左右両灯具保持部材(22)に着脱自在に取り付けられた直管型のLED灯具(23)とを備えている。
灯具保持部材(22)は、受け部材(14)の第1水平部(16)よりも照明装置(5)の左右方向中央部側に位置しかつLED灯具(23)の端部が取り付けられる水平板状の灯具取付部(24)と、灯具取付部(24)から受け部材(14)の固定部(15)側に突出しかつ突出端部側(右端部側)の一部が受け部材(14)の第1水平部(16)上に載置される板状の第2水平部(25)とを備えており、第2水平部(25)における受け部材(14)の固定部(15)側の一部に、ガイド溝(17)内に前後方向に移動自在に入れられる被ガイド部(26)が設けられている。ガイド溝(17)の第1側壁(18)は、被ガイド部(26)の上方に間隔をおいて位置している。
灯具保持部材(22)の灯具取付部(24)の下面に、LED灯具(23)の端部を着脱自在に保持するホルダ(27)が取り付けられている。第2水平部(25)は灯具取付部(24)よりも若干上方の高さ位置にあり、第2水平部(25)における受け部材(14)の固定部(15)側の一部に被ガイド部(26)が設けられている。第2水平部(25)の肉厚は、受け部材(14)の第1水平部(16)上面と抜け防止部(21)の下端との間隔よりも小さくなっており、受け部材(14)のガイド溝(17)の第1側壁(18)は、被ガイド部(26)の上方に間隔をおいて設けられていることになる。灯具保持部材(22)の被ガイド部(26)における受け部材(14)の固定部(15)側の端部に、受け部材(14)の抜け防止部(21)と係合することにより被ガイド部(26)のガイド溝(17)からの抜けを防止する抜け防止部(28)が、上方突出状に一体に設けられている。
受け部材(14)の第1水平部(16)と、灯具保持部材(22)の第2水平部(25)とは、ガイド溝(17)の外側の前後方向の適当な位置において、固定具(29)により着脱自在に固定されている。詳細な図示は省略したが、固定具(29)は、両水平部(16)(25)に形成された貫通穴に通される合成樹脂製グロメット(29a)と、上側からグロメット(29a)に移動自在に挿入された軸部を有する合成樹脂製プランジャ(29b)とからなり、プランジャ(29b)の押し引きによって、グロメット(29)の一部が弾性変形し、かつ径方向外側に広がって前記貫通穴の周囲の部分に係合して両水平部(16)(25)を固定する固定位置と、前記両貫通穴を通過しうる解除位置との間で切り替わるようになっている。
上述した植物栽培装置(1)において、支持部(13)が設けられた栽培ラック(2)への照明装置(5)の取付は次のようにして行われる。
照明装置(5)は、灯具保持部材(22)とLED灯具(23)とが別々に梱包されて植物工場に輸送される。まず、灯具保持部材(22)の被ガイド部(26)が、前端開口を通して受け部材(14)のガイド溝(17)内に挿入され、第2水平部(25)の一部が受け部材(14)の第1水平部(16)に載せられる。このとき、灯具保持部材(22)の灯具取付部(24)側が下方に傾くとともに(図4鎖線参照)、灯具保持部材(22)が受け部材(14)から離れるように斜め下方に若干移動するが、抜け防止部(21)(28)が係合するので、被ガイド部(26)のガイド溝(17)内からの脱落が防止される。その後、LED灯具(23)の両端部が、ホルダ(27)に取り付けられる。こうして、照明装置(5)が栽培ラック(2)に設置される。
また、照明装置(5)の栽培ラック(2)からの取り外しは上記と逆の手順で行われる。照明装置(5)を栽培ラック(2)から取り外す際や、LED灯具(23)を交換する際に、LED灯具(23)をホルダ(27)から取り外すと、灯具保持部材(22)の灯具取付部(24)側が下方に傾くとともに、灯具保持部材(22)が受け部材(14)から離れるように斜め下方に若干移動するが、抜け防止部(21)(28)が係合するので、被ガイド部(26)のガイド溝(17)内からの脱落が防止される。
図7は、図1の植物栽培装置に用いられる照明装置の変形例を示す。
図7に示す照明装置(30)は、1つの支持部(13)に前後方向に並んで複数、ここでは2つ支持されるようになっている。この照明装置(30)は、灯具保持部材(22)の長さが、図1〜図6に示す植物栽培装置(1)の照明装置(5)の灯具保持部材(22)の長さよりも短く、LED灯具(23)の数も少なくなっている。その他の構成は、照明装置(5)と同様である。図7に示す照明装置(30)を用いる場合、照明装置(30)を栽培ラック(2)に取り付ける際、および栽培ラック(2)から取り外す際には、栽培ラックの前側に比較的広い作業スペースを設ける必要はなく、植物工場における植物の栽培に寄与するスペースを大きくすることが可能になる。
図8は、図1の植物栽培装置に用いられる受け部材の変形例を示す
図8に示す受け部材(31)の場合、固定部(15)の下端に一体に設けられ、かつ照明装置(5)の左右方向中央部側に突出した板状の第1水平部(16)を備えている。受け部材(31)のガイド溝(17)の第1側壁(18)は、固定部(15)の下端よりも若干上方の高さ位置に一体に設けられて照明装置(5)の左右方向中央部側に突出している。第2側壁(19)は、第1水平部(16)における固定部(15)寄りの一部でかつ第1側壁(18)と対向する部分に設けられている。
図9および図10は、この発明の植物栽培装置の他の実施形態を示す
図9および図10において、支柱(7)に固定された受け部材(40)は、栽培ラック(2)の支柱(7)に固定される垂直板状の固定部(15)と、固定部(15)の上端に一体に設けられ、かつ照明装置(5)の左右方向中央部側に突出した板状の第1水平部(41)とを備えている。
照明装置(5)の灯具保持部材(42)は、受け部材(40)の第1水平部(41)よりも照明装置(5)の左右方向中央部側に位置しかつLED灯具(23)の端部が取り付けられる水平板状の灯具取付部(24)と、灯具取付部(24)から受け部材(40)の固定部(15)側に突出しかつ突出端部側(右端部側)の一部が受け部材(40)の第1水平部(41)上に載置される板状の第2水平部(43)とを備えている。灯具保持部材(42)には、上下方向に間隔をおいて配置された第1側壁(45)および第2側壁(46)を有し、かつ受け部材(40)の固定部(15)側に開口したガイド溝(44)が形成されている。第1側壁(45)は、灯具保持部材(42)の第2水平部(43)における受け部材(40)の第1水平部(41)の先端よりも灯具取付部(24)側に設けられた下方突出壁(47)に、受け部材(40)の固定部(15)側に突出するように設けられている。第2側壁(46)は、第2水平部(43)における第1側壁(45)と対向する部分に設けられている。第1側壁(45)の先端に、抜け防止部(48)が上方突出状に一体に設けられている。
ガイド溝(44)内に入れられる被ガイド部(49)は、受け部材(40)の第1水平部(41)における灯具保持部材(42)の灯具取付部(24)側の一部に設けられている。被ガイド部(49)の先端に抜け防止部(50)が下方突出状に一体に設けられている。ガイド溝(44)の第1側壁(45)は、被ガイド部(49)の下方に間隔をおいて位置している。
第1水平部(41)の肉厚は、灯具保持部材(42)の第2水平部(43)下面と抜け防止部(48)の上端との間隔よりも小さくなっており、灯具保持部材(42)のガイド溝(44)の第1側壁(45)は、被ガイド部(49)の下方に間隔をおいて設けられていることになる。被ガイド部(49)における灯具保持部材(42)の灯具取付部(24)側の端部に、灯具保持部材(42)の抜け防止部(48)と係合することにより被ガイド部(49)のガイド溝(44)からの抜けを防止する抜け防止部(50)が、下方突出状に一体に設けられている。
上記実施形態においては、植物栽培装置は、植物の水耕栽培に適用されているが、植物の土耕栽培に適用されることもある。この場合、各載置部(4)上に、土が入れられた栽培槽が載せられる。
この発明による植物栽培装置は、照明装置(5)を人工光源とする植物工場、野菜工場、育苗装置などにおいて好適に用いられる。
(1):植物栽培装置
(2):栽培ラック
(3):栽培槽
(4):載置部
(5)(30):照明装置
(7):支柱(縦材)
(8)(9):横桟(横材)
(11):補強部材(縦材)
(12):固定つか(縦材)
(13):支持部
(14)(31)(40):受け部材
(15):固定部
(16)(41):第1水平部
(17)(44):ガイド溝
(18)(45):第1側壁
(19)(46):第2側壁
(21)(28)(48)(50):抜け防止部
(22)(42):灯具保持部材
(23):LED灯具
(24):灯具取付部
(25)(43):第2水平部
(26)(49):被ガイド部
(29):固定具

Claims (6)

  1. 植物が植えられた栽培槽を載せる載置部を有する栽培ラックと、載置部の上方に配置された照明装置とを備えており、栽培ラックが、複数の縦材および横材を組み合わせることにより形成され、照明装置が、載置部の上方において栽培ラックに設けられた支持部により支持されている植物栽培装置であって、
    支持部が、左右方向に間隔をおいて配置されかつ前後方向に延びる左右1対の受け部材を備え、
    照明装置が、左右方向に間隔をおいて配置されかつ支持部の左右の受け部材に受けられる左右一対の灯具保持部材と、長手方向を左右方向に向けた状態で互いに対をなす2つの灯具保持部材間に配置され、かつ左右両端部が左右両灯具保持部材に着脱自在に取り付けられた灯具とを備え、
    受け部材および当該受け部材に受けられる灯具保持部材のうち少なくともいずれか一方に他方側に開口したガイド溝が形成され、
    受け部材および当該受け部材に受けられる灯具保持部材のうちいずれか他方にガイド溝内に長手方向に移動自在に入れられた被ガイド部が設けられており、
    ガイド溝のいずれか一方の側壁および被ガイド部に、互いに係合して被ガイド部のガイド溝からの抜けを防止する抜け防止部が設けられ
    1対の受け部材からなる支持部および当該支持部により支持されている照明装置において、
    受け部材が、栽培ラックへの固定部と、照明装置の左右方向中央部側に突出した第1水平部とを有し、
    受け部材に受けられた灯具保持部材が、受け部材の第1水平部よりも照明装置の左右方向中央部側に位置し、かつ灯具の端部が取り付けられる灯具取付部と、灯具取付部から受け部材の固定部側に突出し、かつ突出端部側の一部が受け部材の第1水平部上に載置される第2水平部とを有し、
    第1水平部および第2水平部のうちいずれか一方の水平部の突出端部側の一部に被ガイド部が設けられ、
    ガイド溝が、上下方向に間隔をおいて配置された第1側壁および第2側壁を有し、
    ガイド溝の第1側壁が、受け部材および灯具保持部材のうちの被ガイド部が設けられていない側に、被ガイド部と上下方向に間隔をおくように設けられ、
    ガイド溝の第2側壁が、受け部材および灯具保持部材のうちの被ガイド部が設けられていない側の水平部の一部に設けられ、
    ガイド溝の第1側壁および被ガイド部に、互いに係合して被ガイド部のガイド溝からの抜けを防止する抜け防止部が設けられている植物栽培装置。
  2. ガイド溝の第2側壁が、第1水平部および第2水平部のうちいずれか一方における突出端部側とは左右方向における反対側の一部からなる請求項1記載の植物栽培装置。
  3. ガイド溝の第1側壁が、受け部材の固定部における第1水平部よりも上方の部分に、照明装置の左右方向中央部側に突出するように設けられ、
    ガイド溝の第2側壁が、受け部材の第1水平部における固定部寄りの部分に設けられ、
    被ガイド部が、灯具保持部材の第2水平部における受け部材の固定部側の一部に設けられている請求項1または2記載の植物栽培装置。
  4. ガイド溝の第1側壁が、灯具保持部材の第2水平部における受け部材の第1水平部の先端よりも灯具取付部側に設けられた下方突出壁に、受け部材の固定部側に突出するように設けられ、
    被ガイド部が、受け部材の第1水平部における灯具保持部材の灯具取付部側の一部に設けられている請求項1または2記載の植物栽培装置。
  5. 栽培ラックの1つの支持部に、複数の照明装置が前後方向に並んだ状態で配置されている請求項1〜4のうちのいずれかに記載の植物栽培装置。
  6. 受け部材の第1水平部と、灯具保持部材の第2水平部とが、長手方向の適当位置において固定具により着脱自在に固定されている請求項1〜5のうちのいずれかに記載の植物栽培装置。
JP2016116978A 2016-06-13 2016-06-13 植物栽培装置 Active JP6713846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116978A JP6713846B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 植物栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116978A JP6713846B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 植物栽培装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017221114A JP2017221114A (ja) 2017-12-21
JP6713846B2 true JP6713846B2 (ja) 2020-06-24

Family

ID=60685781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016116978A Active JP6713846B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 植物栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6713846B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017221114A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5818544B2 (ja) 植物栽培装置
JP6704782B2 (ja) 植物栽培用照明装置およびこれを用いた植物栽培装置
JP6535855B2 (ja) 植物栽培装置
JP2015073511A (ja) 植物栽培装置
JP6713846B2 (ja) 植物栽培装置
JP5838031B2 (ja) 植物栽培装置及び植物栽培方法
JP2015035974A (ja) 多段式植物栽培設備
JP4949351B2 (ja) 茸類栽培用棚
JP6588252B2 (ja) 植物栽培装置
JP6454535B2 (ja) 植物栽培装置
JP2013066455A (ja) 植物栽培装置
JP2015119660A (ja) 植物栽培装置
JP5823328B2 (ja) 水耕栽培装置
JP6454594B2 (ja) 植物栽培装置
JP6546423B2 (ja) 植物栽培装置
JP6230357B2 (ja) 植物栽培装置
JP2015006162A (ja) 植物栽培装置
JP6762192B2 (ja) 植物栽培装置
JP2016086785A (ja) 植物栽培装置用パネル保持具
JP2010088337A (ja) 網又はシートの定着装置及びこれを利用した植物育成用ハウス
JP2011101599A (ja) 植物栽培用ラック
KR102347110B1 (ko) 수직면 고정형 화분받침대
JP2013059291A (ja) 照明付き栽培システム
JP6404786B2 (ja) 植栽棚
JP2012139206A (ja) 植物栽培システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170912

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6713846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation due to abandonment
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350